JPH0141862Y2 - - Google Patents

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JPH0141862Y2
JPH0141862Y2 JP11425883U JP11425883U JPH0141862Y2 JP H0141862 Y2 JPH0141862 Y2 JP H0141862Y2 JP 11425883 U JP11425883 U JP 11425883U JP 11425883 U JP11425883 U JP 11425883U JP H0141862 Y2 JPH0141862 Y2 JP H0141862Y2
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JP
Japan
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cylinder cover
cylinder
cooling fan
cooling air
fins
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JP11425883U
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は冷却フアンからの冷却風をシリンダの
外周面に沿つて案内せしめるようにした内燃機関
のシリンダカバーの取付構造に関するものであ
る。
(従来技術) 従来のこの種の内燃機関のシリンダカバー取付
構造としては、例えば第1図に示すようにシリン
ダカバー45をシリンダ42の側壁にボルト5
0,50で直付けするようにしたもの(実開昭55
−97124号公報)が公知である。
しかしながら、この従来の内燃機関のシリンダ
カバー取付構造はシリンダカバー45をボルト5
0,50でシリンダ42の側壁に直付けするよう
にしているため、シリンダ42の振動がシリンダ
カバー45に直接伝わり、その結果シリンダカバ
ー45の振動音が大きくなるという問題がある。
又、第2図に示す如く、シリンダカバー15の
両端部15a,15bをそれぞれゴム製のグロメ
ツト30を介してボルト31でシリンダ主体2の
側壁3に弾性支持するようにした内燃機館のシリ
ンダカバー取付構造も見受けられるが、このシリ
ンダカバー取付構造では、シリンダカバー15の
両端部15a,15bをそれぞれグロメツト3
0,30……を介して弾性支持するようにしてい
るため、シリンダカバー15の冷却風入口側の一
端15aとシリンダ主体2の側壁3との間に隙間
Sが生じてシール性が悪くなつてシリンダの冷却
効果が悪化するとともに、多数のグロメツト3
0,30……をボルト31,31……で取付けな
ければならないため、エンジンの組立コストが増
加するという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き従来の内燃機関のシリン
ダカバー取付構造の問題点に鑑みてなされたもの
であつて、シリンダカバーの振動音を緩和するこ
とができ、さらにエンジンの組立コストの低廉化
を図り得るようにした内燃機関のシリンダカバー
取付構造を提供することを目的とするものであ
る。
(考案の構成) 本考案は、機関本体の側方に突出する出力軸の
一端側に冷却フアンを取付ける一方、前記機関本
体のシリンダ本体の周囲に多数のフインを突設す
るとともに、前記シリンダ本体の上記冷却フアン
寄りの外側位置に上記各フインを介して側壁を該
シリンダ本体と離間状態で一体的に設け、さらに
前記各フインの上記側壁よりも反冷却フアン側の
外周部をシリンダカバーで覆い、前記冷却フアン
からの冷却風を前記側壁及びシリンダカバーによ
つて前記シリンダ本体の外周面に沿つて案内せし
める如くした内燃機関において、前記側壁の反冷
却フアン側の端部と上記各フインとの連続部に、
前記シリンダカバーの一端を嵌挿するための嵌挿
穴部を冷却風下流側に向けて開口形成し該嵌挿穴
部内に前記シリンダカバーの冷却風入口側の一端
を略断面U字状の弾性板部材で抱持した状態で嵌
挿する一方、前記シリンダカバーの他端を弾性材
料からなるグロメツトを介してネジ部材で支持し
たことを特徴とするものである。
(実施例) 第3図には、本考案の第1実施例に係る空冷式
内燃機関Zが示されている。
同図中において符号1は機関本体、2はシリン
ダ主体、3はシリンダ主体2から冷却フアン7側
へ向けてのびる側壁、6は機関本体1の側方に突
出する出力軸、7は出力軸6の一端側に配設され
た冷却フアン、8はフアンケースをそれぞれ示し
ている。
シリンダ本体2は、その外周面に多数のフイン
12,12……を一体的に突設している。このフ
イン12,12……の外側には部分的にシリンダ
カバー15によつて被覆されており、該シリンダ
カバー15とシリンダ主体2との間には冷却風W
を流通させるための冷却風通路16が形成されて
いる。
シリンダ本体2は、第3図及び第4図に示すよ
うに、冷却風通路入口16a側に位置する側壁3
の端部3aと各フイン12,12……との連続部
に、該各フイン12,12……の先端の一部を切
欠いて冷却風下流側に向つて開口する略縦長矩形
穴状の嵌挿穴部20を形成している。そして、こ
の嵌挿穴部20には、後述するようにシリンダカ
バー15(後に説明する)の一端15aが嵌挿固
定される。
また、シリンダ本体2の冷却風通路出口16b
側部位には、後述する如くシリンダカバー15の
他端15bを固定するための取付部21,21…
…が一体的に穴設されている。
シリンダカバー15は、薄鋼板等で円弧状に形
成されており、その冷却風通路出口16b側の一
端15bにはグロメツト30を挿入するための穴
17が形成されている。シリンダカバー15はフ
イン12,12……を覆うようにしてシリンダ主
体2に取付けられるが、その取付方法は次の通り
である。即ち、該シリンダカバー15はその一端
15aをゴム製の断面U字状の弾性板部材25で
抱持し、そして該弾性板部材25をシリンダ主体
2の嵌挿穴部20内に嵌挿して挟持する一方、そ
の他端15bをゴム製のグロメツト30,30…
…を介してボルト31,31……でシリンダ主体
2の取付部21に固着している。尚、弾性板部材
25は、第4図に示す如く、その大きさをシリン
ダ主体2の嵌挿穴部20と同じ大きさとされてお
り、その嵌挿穴部20内に嵌挿したときにシリン
ダ主体側壁3とフイン12,12……とで挟着さ
れてシリンダカバー15の一端15aとシリンダ
主体側壁3の間を気密状態に閉塞する作用があ
る。又、シリンダカバー15の冷却風通路出口1
6b側の一端15bは数個のグロメツト30,3
0……を介して弾性支持されて冷却風Wの出口と
なるように開放されている。
このようにすると、シリンダカバー15はその
一端15aをシリンダ主体2に簡易に且つ気密状
態に取付けることができ、さらに弾性板部材25
及びグロメツト30,30……によつてシリンダ
主体2からシリンダカバー15に伝達される振動
を緩和せしめることができる。
第5図は、本考案の第2実施例に係る内燃機関
のシリンダカバー取付構造が示されているが、該
シリンダカバー取付構造では、シリンダカバー1
5用の嵌挿穴部20を前記シリンダ主体2の側壁
3とフイン12,12……の間で一体形成してい
る。
(考案の効果) 本考案の内燃機関のシリンダカバー取付構造
は、シリンダカバーを略断面U字状の弾性板部材
と弾性グロメツトを介して弾性支持しているの
で、第1図に示すようなシリンダカバーをボルト
で直付けしているシリンダカバー取付構造(実開
昭55−97124号公報)に比してエンジン騒音の低
減化を図り得る効果がある。
又、本考案のシリンダカバー取付構造は、シリ
ンダカバーの冷却風通路入口側の一端を略断面U
字状の弾性板部材で抱持してシリンダ主体の側壁
とフインとの間に形成した嵌挿穴部内に嵌挿して
固定するようにしているので、第2図に示すよう
な従来のシリンダカバー取付構造に比して、シリ
ンダカバーの冷却風通路入口側の一端を簡易に且
つ気密状態にして取付けることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、従来の内燃機関における
シリンダカバーの取付状態図、第3図は本考案第
1実施例の内燃機関におけるシリンダカバー取付
部の構造図、第4図は第3図の−断面図、第
5図は本考案の第2実施例におけるシリンダカバ
ー取付部の要部縦断面図である。 1……機関本体、2……シリンダ主体、3……
シリンダ主体の側壁、6……出力軸、7……冷却
フアン、12……フイン、15……シリンダカバ
ー、15a,15b……シリンダカバーの端部、
16……冷却風通路、20……嵌挿穴部、25…
…弾性板部材、30……グロメツト、31……ボ
ルト、W……冷却風、Z……内燃機関。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関本体1の側方に突出する出力軸6の一端側
    に冷却フアン7を取付ける一方、前記機関本体1
    のシリンダ本体2の周囲に多数のフイン12,1
    2……を突設するとともに、前記シリンダ本体2
    の上記冷却フアン7寄りの外側位置に上記各フイ
    ン12,12……を介して側壁3を該シリンダ本
    体2と離間状態で一体的に設け、さらに前記各フ
    イン12,12……の上記側壁3よりも反冷却フ
    アン7側の外周部をシリンダカバー15で覆い、
    前記冷却フアン7からの冷却風Wを前記側壁3及
    びシリンダカバー15によつて前記シリンダ本体
    2の外周面に沿つて案内せしめる如くした内燃機
    関であつて、前記側壁3の反冷却フアン7側の端
    部と上記各フイン12,12……との連続部に、
    前記シリンダカバー15の一端15aを嵌挿する
    ための嵌挿穴部20を冷却風下流側に向けて開口
    形成し該嵌挿穴部20内に前記シリンダカバー1
    5の冷却風入口側の一端15aを略断面U字状の
    弾性板部材25で抱持した状態で嵌挿する一方、
    前記シリンダカバー15の他端15bを弾性材料
    からなるグロメツト30を介してネジ部材31で
    支持したことを特徴とする内燃機関のシリンダカ
    バー取付構造。
JP11425883U 1983-07-21 1983-07-21 内燃機関のシリンダカバ−取付構造 Granted JPS6021524U (ja)

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JP11425883U JPS6021524U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 内燃機関のシリンダカバ−取付構造

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JP11425883U JPS6021524U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 内燃機関のシリンダカバ−取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS6021524U JPS6021524U (ja) 1985-02-14
JPH0141862Y2 true JPH0141862Y2 (ja) 1989-12-08

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JP11425883U Granted JPS6021524U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 内燃機関のシリンダカバ−取付構造

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JPS6021524U (ja) 1985-02-14

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