JPH0429104Y2 - - Google Patents

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JPH0429104Y2
JPH0429104Y2 JP1982128411U JP12841182U JPH0429104Y2 JP H0429104 Y2 JPH0429104 Y2 JP H0429104Y2 JP 1982128411 U JP1982128411 U JP 1982128411U JP 12841182 U JP12841182 U JP 12841182U JP H0429104 Y2 JPH0429104 Y2 JP H0429104Y2
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JP
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compressor
bolt
silencer
locking portion
locking
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JP1982128411U
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JPS5932186U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本案は冷蔵庫やシヨーケース等に使用される冷
媒圧縮機の消音装置の改良に係り、特に合成樹脂
製の分離型吸込消音器の取付に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に冷媒圧縮機に内蔵される分離型吸込消音
器は、該消音器内に流入する冷媒ガスの加熱を防
止して密度の濃いガスをシリンダ内へ吸入させる
ために、断熱性があり軽量な合成樹脂製のものが
好適であることは既に知られているが、この合成
樹脂製の分離型吸込消音器を圧縮要素のシリンダ
ブロツクやモーターケース等にボルトで固定する
場合、前記消音器の係止部が合成樹脂で形成され
ているため、ボルトの締付応力や圧縮機の運転時
の熱によりクリープが起こり前記係止部の締付部
分が収縮変形してボルト締付不良や締付トルクダ
ウンを生じ、分離型マフラがガタついて異常音を
発生するという問題があつた。
そこで、従来は特願昭56−130986号明細書(特
公昭60−55718号)に記載した如く、係止部に金
属ワツシヤを埋設し、この金属ワツシヤをボルト
で締付固定することにより対処していた。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかしながら上記の構成によると、消音器を製
作する場合に係止部に金属ワツシヤを埋設すると
いう工程が増え、作業工数が増加すると共に部品
点数も増えるのでコスト高になるという問題があ
つた。
本案は斯る点に鑑みなされたもので、作業工数
や部品点数を増加することなく、ボルトの締付時
や圧縮機の発熱時に係止部でクリープが起こつて
も、ボルト締付不良や締付トルクダウンを生ずる
ことなく消音器を強固に固定でき、簡単な構成に
よつて消音器のガタつきや異常音の発生を防止す
ることを目的とする。
(ニ) 課題を解決するための手段 本案は、密閉ケース内に収納される圧縮機本体
と、ボルト孔を有する係止部が一体に形成されて
前記圧縮機本体に取付けられる合成樹脂製の消音
器とを備えた圧縮機の消音装置において、前記消
音器を係止部の肉厚の寸法より稍短かい軸部と、
この軸部の径と略同じ径のねじ部と、前記係止部
のボルト孔より大径のワツシヤ部とを一体に有し
たボルトで、前記圧縮機本体に取付けたものであ
る。
(ホ) 作用 本案は上記のように構成したことにより、ボル
トの軸部でこのボルトのねじ部のねじ込み量を規
制し、かつ、ワツシヤ部で前記係止部を弾性限界
内の圧縮した状態に締付固定しておくことがで
き、別個の金属ワツシヤを係止部に埋設したりす
ることなく簡単な構成により、上記圧縮の反ぱつ
力によつて係止部におけるボルトの締付トルクを
確保できると共にワツシヤ部の食い込み部分で係
止部の水平方向の変位を規制することができる。
これにより、ボルト締付時に係止部で多少のクリ
ープが生じても圧縮機の輸送時や運転時の振動で
ボルトが弛んだりするのを低減できる。
また、圧縮機の運転時等の熱で圧縮機本体や消
音器が高温になつても、係止部の締付部分は圧縮
された状態にあるため、該締付部分での熱収縮を
僅かに押えることができ、熱収縮による締付トル
クの低下も抑制できるものである。
(ヘ) 実施例 以下、本案を図に示す実施例に基づいて説明す
る。
1は枠体2の上部に圧縮要素3を下部に電動要
素4を装着して構成する電動圧縮機本体5を密閉
ケース6内に図示しない弾性手段で支持収納した
冷媒用の密閉型圧縮機である。前記圧縮要素3は
シリンダブロツク7と、このシリンダブロツク7
の開口を閉塞し、且つ、吐出消音器8を一体形成
してなるシリンダヘツド9と、該シリンダヘツド
9のヘツドプレート10の孔に連結されるU字状
の連通管11を耐熱性、耐冷媒性、耐油性を有す
るポリブチレンテレフタレート等の硬質合成樹脂
で一体形成してなる分離型吸込消音器12とから
構成される。前記分離型吸込消音器12は図示し
ない外部冷媒回路に接続されて密閉ケース6内に
開口する吸込管13と近接する開口部14と、シ
リンダブロツク7にボルト15で固定する係止部
16とを形成してなる。
而して、ボルト15は、合成樹脂製の分離型吸
込消音器12の係止部16の肉厚より稍短かい軸
部15aと、この軸部の径と略同じ径のねじ部1
5cと、係止部16のボルト孔16aより大径の
ワツシヤ部15bを一体に有する構成としてい
る。そして、このボルト15は係止部16のボル
ト孔16aに軸部15aを挿入させると共に、ワ
ツシヤ部15bで係止部16の上面を弾性限界内
で押圧するように締付け、ワツシヤ部15bが係
止部16に食い込むように分離型吸込消音器12
をシリンダブロツク7に螺合締結するものであ
る。
このように構成された圧縮機の消音装置に於い
て、合成樹脂製の分離型吸込消音器12をボルト
15でシリンダブロツク7に締結固定する際に、
ボルト15は係止部16の肉厚より稍短かい軸部
15aと、この軸部の径と略同じ径のねじ部15
cと、係止部16のボルト孔16aより大径のワ
ツシヤ部15bとを一体に有すると共に、ワツシ
ヤ部15bの一部が係止部16に食い込むように
締付けたので、前記軸部15aでボルト15のね
じ込み量を規制してねじ部15cの締め過ぎによ
る係止部16の割れを防ぎ、かつ、ワツシヤ部1
5bで前記係止部16を弾性限界内の圧縮した状
態に締付固定しておくことができ、別個の金属ワ
ツシヤを係止部16に埋設したりすることなく単
一のボルト15の締付という簡単な構成により、
上記圧縮の反ぱつ力によつて係止部16における
ボルト15の締付トルクを確保できると共にワツ
シヤ部15bの食い込み部分で係止部16の水平
方向の変位を規制することができる。これによ
り、ボルト締付時に係止部16に多少のクリープ
が生じても圧縮機の輸送時や運転時の振動でボル
トが弛んだりするのを低減できる。
また、圧縮機の運転時等の熱で圧縮機本体5や
消音器12が高温になつても、係止部16の締付
部分は圧縮された状態にあるため、該締付部分で
の熱収縮を僅かに押えることができ、熱収縮によ
る締付トルクの低下も抑制できる。
以上の結果、消音器12がガタついたり消音器
12とヘツドプレート10との連通管11の接続
部におけるシール性が低下するのを防いで、合成
樹脂製消音器の断熱作用による冷凍能力の向上効
果を充分発揮しつつ、消音器のビビリ音やシール
性低下による成績係数の悪化を防止できる。
(ト) 考案の効果 以上のように本案によれば、消音器の取付部で
ある係止部が合成樹脂製のものであつても、ボル
トの締付時や圧縮機の発熱時のクリープの影響を
受けてボルト締付不良や締付トルクダウンを生ず
ることがなく、しかも、作業工数や部品点数を増
加することなく、簡単な構成によつて合成樹脂製
の消音器を圧縮機本体に強固に固定できる。これ
により、消音器のガタつきや連通管接続部のシー
ル性の低下を防ぎ、安価で性能の良い圧縮機の消
音装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す密閉型圧縮機の
横断面図、第2図は第1図におけるA−A′セク
シヨンでの断面図である。 3……圧縮要素、5……圧縮機本体、7……シ
リンダブロツク、11……連通管、12……分離
型吸込消音器、15……ボルト、15a……軸
部、15b……ワツシヤ部、16……係止部、1
6a……ボルト孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉ケース内に収納される圧縮機本体と、ボル
    ト孔を有する係止部が一体に形成されて前記圧縮
    機本体に取付けられる合成樹脂製の消音器とを備
    えた圧縮機の消音装置において、前記消音器は、
    係止部の肉厚の寸法より稍短かい軸部と、この軸
    部の径と略同じ径のねじ部と、前記係止部のボル
    ト孔より大径のワツシヤ部とを一体に有したボル
    トで、前記圧縮機本体に取付けられていることを
    特徴とする圧縮機の消音装置。
JP12841182U 1982-08-24 1982-08-24 圧縮機の消音装置 Granted JPS5932186U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12841182U JPS5932186U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 圧縮機の消音装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12841182U JPS5932186U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 圧縮機の消音装置

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Publication Number Publication Date
JPS5932186U JPS5932186U (ja) 1984-02-28
JPH0429104Y2 true JPH0429104Y2 (ja) 1992-07-15

Family

ID=30291316

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JP12841182U Granted JPS5932186U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 圧縮機の消音装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2505086Y2 (ja) * 1985-04-10 1996-07-24 三菱電機株式会社 自動車用交流発電機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027603U (ja) * 1973-07-03 1975-03-31
JPS526972B2 (ja) * 1971-10-26 1977-02-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS526972U (ja) * 1975-06-30 1977-01-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS526972B2 (ja) * 1971-10-26 1977-02-26
JPS5027603U (ja) * 1973-07-03 1975-03-31

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JPS5932186U (ja) 1984-02-28

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