JPH11132282A - 防振構造 - Google Patents
防振構造Info
- Publication number
- JPH11132282A JPH11132282A JP31112097A JP31112097A JPH11132282A JP H11132282 A JPH11132282 A JP H11132282A JP 31112097 A JP31112097 A JP 31112097A JP 31112097 A JP31112097 A JP 31112097A JP H11132282 A JPH11132282 A JP H11132282A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- bracket
- bolt
- pair
- rubbers
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は車両毎の振動特性のバラツキに合わせ
て防振構造を簡単にチューニングすることを課題とす
る。 【解決手段】振動系１Ａ，１Ｂから差出したブラケット
１２に孔部１２Ａを設け、該ブラケット１２の両側にボ
ルト孔１８，１９を設けたゴム１３Ａ，１３Ｂの一対を
当接し、該一対のゴム１３Ａ，１３Ｂのボルト孔１８，
１９と該ブラケット１２の孔部１２Ａに頭部１４Ａを質
量体としたボルト１４を貫通せしめ、該ボルト１４のね
じ部１４Ｃに二重ナット１５Ａ，１５Ｂを螺着して該ボ
ルト頭部１４Ａと該二重ナット１５Ａ，１５Ｂとの間に
ブラケット１２を介して該一対のゴム１３Ａ，１３Ｂを
締付け、該一対のゴム１３Ａ，１３Ｂの厚みを調整する
ことによって、車両毎の振動特性のバラツキに合わせて
該ゴム１３Ａ，１３Ｂの硬度を調節する。
て防振構造を簡単にチューニングすることを課題とす
る。 【解決手段】振動系１Ａ，１Ｂから差出したブラケット
１２に孔部１２Ａを設け、該ブラケット１２の両側にボ
ルト孔１８，１９を設けたゴム１３Ａ，１３Ｂの一対を
当接し、該一対のゴム１３Ａ，１３Ｂのボルト孔１８，
１９と該ブラケット１２の孔部１２Ａに頭部１４Ａを質
量体としたボルト１４を貫通せしめ、該ボルト１４のね
じ部１４Ｃに二重ナット１５Ａ，１５Ｂを螺着して該ボ
ルト頭部１４Ａと該二重ナット１５Ａ，１５Ｂとの間に
ブラケット１２を介して該一対のゴム１３Ａ，１３Ｂを
締付け、該一対のゴム１３Ａ，１３Ｂの厚みを調整する
ことによって、車両毎の振動特性のバラツキに合わせて
該ゴム１３Ａ，１３Ｂの硬度を調節する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は排気系やエンジンマ
ウントメンバー等の振動系の振動を低減するために用い
られる防振構造に関するものである。
ウントメンバー等の振動系の振動を低減するために用い
られる防振構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、図４に示すように排気系マフラー
やエンジンマウントメンバー等の振動系(1) からブラケ
ット(2) を差出し、該ブラケット(2) にゴム(3) を接着
し、該ゴム(3) の先端に質量体(4) を接着し、該ブラケ
ット(2) から差出した脱落防止ピン(5) の先端部を該質
量体(4) に溶接した防振構造が提供されている。
やエンジンマウントメンバー等の振動系(1) からブラケ
ット(2) を差出し、該ブラケット(2) にゴム(3) を接着
し、該ゴム(3) の先端に質量体(4) を接着し、該ブラケ
ット(2) から差出した脱落防止ピン(5) の先端部を該質
量体(4) に溶接した防振構造が提供されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記防振構造にあって
は振動系(1) に振動が発生すると該振動に合わせてチュ
ーニングした質量体(4) がゴム(3) を介して振動する。
該質量体(4) の振動は該振動系(1) の振動とは逆位相に
なるので、該振動系(1) の振動と該質量体(4) の振動と
は打消し合って全体の振動が低減される。しかし該防振
構造は該振動系(1) の特定の振動に合わせてチューニン
グされているため、該特定の振動に対してのみ有効であ
り、車両毎の振動特性のバラツキには対応することが出
来ない。またゴム(3) はブラケット(2) に接着されてい
るため、熱によって接着が劣化しゴム(3) がブラケット
(2) から脱落するおそれがあるので脱落防止ピンが必要
である。
は振動系(1) に振動が発生すると該振動に合わせてチュ
ーニングした質量体(4) がゴム(3) を介して振動する。
該質量体(4) の振動は該振動系(1) の振動とは逆位相に
なるので、該振動系(1) の振動と該質量体(4) の振動と
は打消し合って全体の振動が低減される。しかし該防振
構造は該振動系(1) の特定の振動に合わせてチューニン
グされているため、該特定の振動に対してのみ有効であ
り、車両毎の振動特性のバラツキには対応することが出
来ない。またゴム(3) はブラケット(2) に接着されてい
るため、熱によって接着が劣化しゴム(3) がブラケット
(2) から脱落するおそれがあるので脱落防止ピンが必要
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、振動系(1A,1B) から差出
したブラケット(12)に孔部(12A) を設け、該ブラケット
(12)の両側にボルト孔(18,19) を設けたゴム(13A,13B)
の一対を当接し、該一対のゴム(13A,13B) のボルト孔(1
8,19) と該ブラケット(12)の孔部(12A) に頭部(14A) を
質量体としたボルト(14)を貫通せしめ、該ボルトねじ部
(14C) に二重ナット(15A,15B) を螺着して該ボルト頭部
(14A) と該二重ナット(15A,15B) との間にブラケット(1
2)を介して該一対のゴム(13A,13B) を締付け、該一対の
ゴム(13A,13B) の厚みを調整可能とした防振構造(16)を
提供するものである。
を解決するための手段として、振動系(1A,1B) から差出
したブラケット(12)に孔部(12A) を設け、該ブラケット
(12)の両側にボルト孔(18,19) を設けたゴム(13A,13B)
の一対を当接し、該一対のゴム(13A,13B) のボルト孔(1
8,19) と該ブラケット(12)の孔部(12A) に頭部(14A) を
質量体としたボルト(14)を貫通せしめ、該ボルトねじ部
(14C) に二重ナット(15A,15B) を螺着して該ボルト頭部
(14A) と該二重ナット(15A,15B) との間にブラケット(1
2)を介して該一対のゴム(13A,13B) を締付け、該一対の
ゴム(13A,13B) の厚みを調整可能とした防振構造(16)を
提供するものである。
【０００５】
〔第１具体例〕本発明を図１〜図３に示す一具体例によ
って説明すれば、エンジンＥのマウントメンバー(1A)や
マフラーＭ近傍の排気系(1B)等の振動系には防振構造(1
6)が取付けられている。該防振構造(16)は振動系(1A,1
B) から差出されているブラケット(12)と、該ブラケッ
ト(12)の両側に当接されている一対のゴム(13A,13B)
と、該一対のゴム(13A,13B) および該ブラケット(12)を
貫通するボルト(14)と、該ボルト(14)に螺着されている
二重ナット(15A,15B) とからなる。
って説明すれば、エンジンＥのマウントメンバー(1A)や
マフラーＭ近傍の排気系(1B)等の振動系には防振構造(1
6)が取付けられている。該防振構造(16)は振動系(1A,1
B) から差出されているブラケット(12)と、該ブラケッ
ト(12)の両側に当接されている一対のゴム(13A,13B)
と、該一対のゴム(13A,13B) および該ブラケット(12)を
貫通するボルト(14)と、該ボルト(14)に螺着されている
二重ナット(15A,15B) とからなる。
【０００６】該ブラケット(12)はボルト(17)によって該
振動系(1A,1B) に止着され、該ブラケット(12)には孔部
(12A) が設けられている。そして該一対のゴム(13A,13
B) にはボルト孔(18,19) が設けられており、一方のゴ
ム(13A) には凸部(13C) が設けられ、他方のゴム(13B)
には凹部(13D) が設けられ、該ブラケット(12)の孔部(1
2A) を介して一方のゴム(13A) の凸部(13C) を他方のゴ
ム(13B) の凹部(13D) に嵌着する。
振動系(1A,1B) に止着され、該ブラケット(12)には孔部
(12A) が設けられている。そして該一対のゴム(13A,13
B) にはボルト孔(18,19) が設けられており、一方のゴ
ム(13A) には凸部(13C) が設けられ、他方のゴム(13B)
には凹部(13D) が設けられ、該ブラケット(12)の孔部(1
2A) を介して一方のゴム(13A) の凸部(13C) を他方のゴ
ム(13B) の凹部(13D) に嵌着する。
【０００７】該ボルト(14)は頭部(14A) とねじ部(14C)
を形成したボルト杆部(14B) とからなり、該頭部(14A)
が質量体として作用し、該ボルト杆部(14B) をブラケッ
ト(12)の孔部(12A) を介して該一対のゴム(13A,13B) の
ボルト孔(18,19) に貫通させ、該ボルト杆部(14B) には
更に平ワッシャ(20)が嵌着され、そして該ボルト杆部(1
4B) のねじ部(14C) には二重ナット(15A,15B) が螺着さ
れる。
を形成したボルト杆部(14B) とからなり、該頭部(14A)
が質量体として作用し、該ボルト杆部(14B) をブラケッ
ト(12)の孔部(12A) を介して該一対のゴム(13A,13B) の
ボルト孔(18,19) に貫通させ、該ボルト杆部(14B) には
更に平ワッシャ(20)が嵌着され、そして該ボルト杆部(1
4B) のねじ部(14C) には二重ナット(15A,15B) が螺着さ
れる。
【０００８】上記構成では車両毎の振動特性に合わせて
該ボルト(14)に二重ナット(15A,15B) のうちの内側のナ
ット(15B) を締付け、該ボルト(14)の頭部(14A) と該ナ
ット(15B) との間に該一対のゴム(13A,13B) を挾圧しそ
の厚みを調整し、該一対のゴム(13A,13B) の硬度を調節
する。
該ボルト(14)に二重ナット(15A,15B) のうちの内側のナ
ット(15B) を締付け、該ボルト(14)の頭部(14A) と該ナ
ット(15B) との間に該一対のゴム(13A,13B) を挾圧しそ
の厚みを調整し、該一対のゴム(13A,13B) の硬度を調節
する。
【０００９】このようにして車両毎の振動特性に合わせ
て防振構造をチューニングしたら外側のナット(15A) を
該内側のナット(15B) に締付けてその位置を固定する。
て防振構造をチューニングしたら外側のナット(15A) を
該内側のナット(15B) に締付けてその位置を固定する。
【００１０】
【発明の効果】したがって本発明の防振構造では、ナッ
トの締付度を調節することによって車両毎の振動特性の
バラツキに合わせて簡単にチューニングすることが出
来、またゴムはボルトとナットによってブラケットに固
定されているから、接着劣化によるゴムの脱落もない。
トの締付度を調節することによって車両毎の振動特性の
バラツキに合わせて簡単にチューニングすることが出
来、またゴムはボルトとナットによってブラケットに固
定されているから、接着劣化によるゴムの脱落もない。
図１〜図３は本発明の一具体例を示すものである。
【図１】振動系の説明図
【図２】防振構造の分解斜視図
【図３】防振構造の側断面図
【図４】従来の防振構造の説明図
1A マウントメンバー（振動系） 1B マフラー（振動系） 12 ブラケット 12A 孔部 13A,13B ゴム 14 ボルト 14A 頭部（質量体） 14B ボルト杆部 14C ねじ部 15A,15B ナット 18,19 ボルト孔
Claims (1)
- 【請求項１】振動系から差出したブラケットに孔部を設
け、該ブラケットの両側にボルト孔を設けたゴムの一対
を当接し、該一対のゴムのボルト孔と該ブラケットの孔
部に頭部を質量体としたボルトを貫通せしめ、該ボルト
ねじ部に二重ナットを螺着して該ボルト頭部と該二重ナ
ットとの間にブラケットを介して該一対のゴム締付け、
該一対のゴムの厚みを調整可能とした防振構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31112097A JPH11132282A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 防振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31112097A JPH11132282A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 防振構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11132282A true JPH11132282A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18013388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31112097A Withdrawn JPH11132282A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 防振構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11132282A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007040385A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | ブレードホース接続用エレクトロヒュージョン継手 |
| KR100832361B1 (ko) | 2006-11-22 | 2008-05-26 | (주)디티알 | 이중 절연 유체봉입식 엔진 마운트 |
| KR100993716B1 (ko) | 2008-07-22 | 2010-11-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 머플러 댐퍼 취부 구조 |
| JP2016075528A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 株式会社明電舎 | 振動減衰装置 |
| ES2578807A1 (es) * | 2015-01-28 | 2016-08-01 | Universidad De La Laguna | Dispositivo de aislamiento de vibraciones semiactivo |
| JP2018189232A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | ヴィンタートゥール ガス アンド ディーゼル リミテッド | 調整可能なマスダンパーおよび搭載部品 |
| US10648890B2 (en) | 2013-12-11 | 2020-05-12 | Meidensha Corporation | Vehicle restraining device |
-
1997
- 1997-10-27 JP JP31112097A patent/JPH11132282A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007040385A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp | ブレードホース接続用エレクトロヒュージョン継手 |
| KR100832361B1 (ko) | 2006-11-22 | 2008-05-26 | (주)디티알 | 이중 절연 유체봉입식 엔진 마운트 |
| KR100993716B1 (ko) | 2008-07-22 | 2010-11-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 머플러 댐퍼 취부 구조 |
| US10648890B2 (en) | 2013-12-11 | 2020-05-12 | Meidensha Corporation | Vehicle restraining device |
| US10928278B2 (en) | 2013-12-11 | 2021-02-23 | Meidensha Corporation | Vehicle restraining device |
| JP2016075528A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 株式会社明電舎 | 振動減衰装置 |
| ES2578807A1 (es) * | 2015-01-28 | 2016-08-01 | Universidad De La Laguna | Dispositivo de aislamiento de vibraciones semiactivo |
| JP2018189232A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | ヴィンタートゥール ガス アンド ディーゼル リミテッド | 調整可能なマスダンパーおよび搭載部品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |