JPH1089404A - 動吸振装置および動吸振工法 - Google Patents
動吸振装置および動吸振工法Info
- Publication number
- JPH1089404A JPH1089404A JP24472096A JP24472096A JPH1089404A JP H1089404 A JPH1089404 A JP H1089404A JP 24472096 A JP24472096 A JP 24472096A JP 24472096 A JP24472096 A JP 24472096A JP H1089404 A JPH1089404 A JP H1089404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dynamic vibration
- vibration absorber
- weight member
- building
- beams
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 梁や根太に簡単に取り付けられて動吸振作用
を生じる動吸振装置およびこの動吸振装置を使用した動
吸振工法を提供する。 【解決手段】 動吸振装置2は弾性部材10,12が重
量部材8を支える構成となっているため、弾性部材1
0,12のバネ定数と重量部材8の質量とから決定され
る共振周波数を有している。したがって、この動吸振装
置2の取付部4,6を建築物、特に木造建築物の2本の
梁あるいは根太24にそれぞれネジで固定し、梁あるい
は根太24間に掛け渡すように取り付けると、床等の衝
撃が動吸振装置2に共振することにより動的に吸振し
て、衝撃を直ちに減少させることができるとともに、他
の部分への伝達も減少させることができる。特に、床衝
撃音の内でも重量床衝撃音の軽減に有効である。
を生じる動吸振装置およびこの動吸振装置を使用した動
吸振工法を提供する。 【解決手段】 動吸振装置2は弾性部材10,12が重
量部材8を支える構成となっているため、弾性部材1
0,12のバネ定数と重量部材8の質量とから決定され
る共振周波数を有している。したがって、この動吸振装
置2の取付部4,6を建築物、特に木造建築物の2本の
梁あるいは根太24にそれぞれネジで固定し、梁あるい
は根太24間に掛け渡すように取り付けると、床等の衝
撃が動吸振装置2に共振することにより動的に吸振し
て、衝撃を直ちに減少させることができるとともに、他
の部分への伝達も減少させることができる。特に、床衝
撃音の内でも重量床衝撃音の軽減に有効である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の振動を動的
に吸収する動吸振装置およびこの動吸振装置を使用した
動吸振工法に関する。
に吸収する動吸振装置およびこの動吸振装置を使用した
動吸振工法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物、特に木造の建築物においては、
床や天井の衝撃が上下階間あるいは隣接する部屋に音や
振動として伝達され易いことから、このような衝撃を防
止することが望まれていた。
床や天井の衝撃が上下階間あるいは隣接する部屋に音や
振動として伝達され易いことから、このような衝撃を防
止することが望まれていた。
【0003】このような衝撃を吸収する装置として、図
7に示すごとく、梁100の下面に張り出し部102を
形成して、この張り出し部102の上面に取り付けた弾
性部材104を介して、梁100と梁100との間に板
状の重量部材106を配置した構成が提案されている。
7に示すごとく、梁100の下面に張り出し部102を
形成して、この張り出し部102の上面に取り付けた弾
性部材104を介して、梁100と梁100との間に板
状の重量部材106を配置した構成が提案されている。
【0004】床108からの衝撃は重量部材106が共
振することにより動的に吸収され(いわゆる動吸振作
用)、床108の振動が低減され、衝撃の伝達も低減す
る。
振することにより動的に吸収され(いわゆる動吸振作
用)、床108の振動が低減され、衝撃の伝達も低減す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建築物の梁1
00を図7のような張り出し部102が設けられた構成
にし、しかも規定の幅に調整した重量部材106を、そ
の間に挿入する作業は極めて手間のかかるものであり、
人手を要して非常なコストアップとなるものであった。
00を図7のような張り出し部102が設けられた構成
にし、しかも規定の幅に調整した重量部材106を、そ
の間に挿入する作業は極めて手間のかかるものであり、
人手を要して非常なコストアップとなるものであった。
【0006】本発明は、梁や根太に簡単に取り付けられ
て動吸振作用を生じる動吸振装置およびこの動吸振装置
を使用した動吸振工法を提供することを目的とするもの
である。
て動吸振作用を生じる動吸振装置およびこの動吸振装置
を使用した動吸振工法を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
動吸振装置は、両端に設けられ、振動吸収対象の物体に
取り付けられる2つの取付部と、この両取付部間に配置
される重量部材と、この重量部材と前記取付部とを接続
し、前記重量部材を振動可能に支持する弾性部材とを備
え、前記両取付部が取り付けられた物体の振動を、前記
弾性部材が共振することにより吸収することを特徴とす
る。
動吸振装置は、両端に設けられ、振動吸収対象の物体に
取り付けられる2つの取付部と、この両取付部間に配置
される重量部材と、この重量部材と前記取付部とを接続
し、前記重量部材を振動可能に支持する弾性部材とを備
え、前記両取付部が取り付けられた物体の振動を、前記
弾性部材が共振することにより吸収することを特徴とす
る。
【0008】このように、本発明の動吸振装置は、両端
に取付部を有して、弾性部材と重量部材とが一体に構成
されている。したがって、2つの取付部をそれぞれ梁や
根太に取り付けて、動吸振装置を梁または根太間に掛け
渡すことで、簡単に建築物等の物体に取り付けることが
でき、その物体の振動を、動吸振装置自身が共振するこ
とにより動的に吸収することができる。
に取付部を有して、弾性部材と重量部材とが一体に構成
されている。したがって、2つの取付部をそれぞれ梁や
根太に取り付けて、動吸振装置を梁または根太間に掛け
渡すことで、簡単に建築物等の物体に取り付けることが
でき、その物体の振動を、動吸振装置自身が共振するこ
とにより動的に吸収することができる。
【0009】前記重量部材は、付加重量部材を着脱可能
である構成にされていると、衝撃を吸収するのに好適な
共振周波数に容易に調整することができるので、動吸振
作用を一層効果的に生じさせることができる。また、取
付部が、弾性部材と揺動可能に接続している構成であれ
ば、取付部が取り付けられる物体と弾性部材との角度が
変更できるので、取り付け幅等の取り付け箇所の状況に
適合させることができ、取り付け作業を一層容易なもの
とする。
である構成にされていると、衝撃を吸収するのに好適な
共振周波数に容易に調整することができるので、動吸振
作用を一層効果的に生じさせることができる。また、取
付部が、弾性部材と揺動可能に接続している構成であれ
ば、取付部が取り付けられる物体と弾性部材との角度が
変更できるので、取り付け幅等の取り付け箇所の状況に
適合させることができ、取り付け作業を一層容易なもの
とする。
【0010】なお、弾性部材としては、例えばがコイル
バネを挙げることができる。この他、弾性部材としては
板バネでもよいし、ゴムのような弾性体でも良い。ま
た、取付部は、振動が吸収される物体に接触する面にク
ッション部材が設けられていると、十分に物体に密着し
て振動を受けることができるので、動吸振作用も高くな
るとともに、取付部と物体との接触部に、がたが生じて
も、そのがたによる振動音の発生を防止することができ
る。
バネを挙げることができる。この他、弾性部材としては
板バネでもよいし、ゴムのような弾性体でも良い。ま
た、取付部は、振動が吸収される物体に接触する面にク
ッション部材が設けられていると、十分に物体に密着し
て振動を受けることができるので、動吸振作用も高くな
るとともに、取付部と物体との接触部に、がたが生じて
も、そのがたによる振動音の発生を防止することができ
る。
【0011】なお、取付部の物体への取り付け方法とし
ては、釘やネジにより取り付けたりあるいはボルトによ
り取り付けたりする通常の取り付け方法にて取り付ける
ことができる。この他、接着剤にて取り付けても良い。
本発明の動吸振工法は、前述した動吸振装置を、この動
吸振装置の取付部にて建築物に取り付けて該建築物の振
動を低減することにより行われる。
ては、釘やネジにより取り付けたりあるいはボルトによ
り取り付けたりする通常の取り付け方法にて取り付ける
ことができる。この他、接着剤にて取り付けても良い。
本発明の動吸振工法は、前述した動吸振装置を、この動
吸振装置の取付部にて建築物に取り付けて該建築物の振
動を低減することにより行われる。
【0012】この場合、建築物としては例えば木造住宅
等が挙げられる。建築物に取り付けるには、例えば、動
吸振装置の取付部を2つの梁あるいは根太に取り付ける
ことにより、動吸振装置を梁あるいは根太間に掛け渡し
て取り付ける。
等が挙げられる。建築物に取り付けるには、例えば、動
吸振装置の取付部を2つの梁あるいは根太に取り付ける
ことにより、動吸振装置を梁あるいは根太間に掛け渡し
て取り付ける。
【0013】特に木造建築物に用いるに当たっては、共
振周波数が、50〜300Hzであることが、動吸振作
用を発揮する上で好ましい。
振周波数が、50〜300Hzであることが、動吸振作
用を発揮する上で好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態とし
ての動吸振装置2の構成を示す斜視図である。動吸振装
置2は、両端に設けた2つの取付部4,6と、両取付部
4,6間に配置される重量部材8と、重量部材8と取付
部4,6とを接続し、重量部材8を振動可能に支持する
弾性部材10,12とから構成されている。
ての動吸振装置2の構成を示す斜視図である。動吸振装
置2は、両端に設けた2つの取付部4,6と、両取付部
4,6間に配置される重量部材8と、重量部材8と取付
部4,6とを接続し、重量部材8を振動可能に支持する
弾性部材10,12とから構成されている。
【0015】取付部4,6は、長方形板状をなし、図2
の部分正面図、図3の左側面図に示すごとく、表面4
a,6aには軸支部14,16が突出して設けられ、弾
性部材10,12の基端部に存在する軸受部10a,1
2aが軸14a,16aに貫通されて揺動可能に取り付
けられている。取付部4,6の裏面4b,6bにはゴム
やスポンジ等のクッション材18,20が貼り付けられ
ている。また、取付部4,6は表面4a,6aから裏面
4b,6bにかけてネジ止のための貫通孔4c,6cが
それぞれ四隅に設けられている。
の部分正面図、図3の左側面図に示すごとく、表面4
a,6aには軸支部14,16が突出して設けられ、弾
性部材10,12の基端部に存在する軸受部10a,1
2aが軸14a,16aに貫通されて揺動可能に取り付
けられている。取付部4,6の裏面4b,6bにはゴム
やスポンジ等のクッション材18,20が貼り付けられ
ている。また、取付部4,6は表面4a,6aから裏面
4b,6bにかけてネジ止のための貫通孔4c,6cが
それぞれ四隅に設けられている。
【0016】弾性部材10,12は、コイルバネからな
り、その先端部は重量部材8に接続されている。重量部
材8は、例えば鋼鉄製の中実な棒材から構成されてい
る。このように動吸振装置2は弾性部材10,12が重
量部材8を支える構成となっているため、弾性部材1
0,12のバネ定数と重量部材8の質量とから決定され
る共振周波数を有している。したがって、この動吸振装
置2の取付部4,6を建築物、特に木造建築物の2本の
梁あるいは根太にそれぞれネジで固定し、梁あるいは根
太間に掛け渡すように取り付けると、床等の衝撃が動吸
振装置2に共振することにより動的に吸振して、衝撃を
直ちに減少させることができるとともに、他の部分への
伝達も減少させることができる。特に、床衝撃音の内で
も重量床衝撃音の軽減に有効である。
り、その先端部は重量部材8に接続されている。重量部
材8は、例えば鋼鉄製の中実な棒材から構成されてい
る。このように動吸振装置2は弾性部材10,12が重
量部材8を支える構成となっているため、弾性部材1
0,12のバネ定数と重量部材8の質量とから決定され
る共振周波数を有している。したがって、この動吸振装
置2の取付部4,6を建築物、特に木造建築物の2本の
梁あるいは根太にそれぞれネジで固定し、梁あるいは根
太間に掛け渡すように取り付けると、床等の衝撃が動吸
振装置2に共振することにより動的に吸振して、衝撃を
直ちに減少させることができるとともに、他の部分への
伝達も減少させることができる。特に、床衝撃音の内で
も重量床衝撃音の軽減に有効である。
【0017】勿論、共振させるためには、動吸振装置2
の共振周波数を調整しなくてはならないが、床等の建築
物の振動は建物の種類によりおおよそ判ることから、そ
の建築物の床衝撃音の共振周波数となるように重量部材
8の質量や弾性部材10,12のバネ定数を調整した動
吸振装置2を用いれば良い。勿論、予め建築物の床衝撃
音の振動数を測定した結果から、動吸振装置2の吸振周
波数を決定しても良い。
の共振周波数を調整しなくてはならないが、床等の建築
物の振動は建物の種類によりおおよそ判ることから、そ
の建築物の床衝撃音の共振周波数となるように重量部材
8の質量や弾性部材10,12のバネ定数を調整した動
吸振装置2を用いれば良い。勿論、予め建築物の床衝撃
音の振動数を測定した結果から、動吸振装置2の吸振周
波数を決定しても良い。
【0018】なお、重量部材8は、動吸振装置2にては
棒材として構成されているので、取り付け現場にて、図
5に示すごとく、付加重量部材22、例えば鋼鉄板や鉛
板を必要量、重量部材8に巻き付けたり、あるいは既に
重量部材8に巻き付けてある鋼鉄板や鉛板を必要量除去
したりして質量を調整することができるので、動吸振装
置2の適用が容易である。このように付加重量部材22
を重量部材8に巻き付けて取り付ける以外に、重量部材
8にネジ孔あるいはボルトを形成しておき、そのネジ孔
やボルトにねじ込んで付加重量部材22を取り付けても
良い。あるいは接着剤により付加重量部材22を重量部
材8に取り付けても良い。
棒材として構成されているので、取り付け現場にて、図
5に示すごとく、付加重量部材22、例えば鋼鉄板や鉛
板を必要量、重量部材8に巻き付けたり、あるいは既に
重量部材8に巻き付けてある鋼鉄板や鉛板を必要量除去
したりして質量を調整することができるので、動吸振装
置2の適用が容易である。このように付加重量部材22
を重量部材8に巻き付けて取り付ける以外に、重量部材
8にネジ孔あるいはボルトを形成しておき、そのネジ孔
やボルトにねじ込んで付加重量部材22を取り付けても
良い。あるいは接着剤により付加重量部材22を重量部
材8に取り付けても良い。
【0019】また、弾性部材10,12の軸受部10
a,12aは、軸支部14,16に対して揺動可能に支
持されているので、図4に示すごとく、梁(または根
太)24に対して、重量部材8および弾性部材10,1
2の軸方向を斜めにして取り付けることが可能である。
このため、図6に示すごとく、動吸振装置2全体を斜め
に掛け渡して取り付けることができる。したがって、梁
(または根太)24の間隔が各種存在しても、動吸振装
置2を図6に示すごとく、斜めに取り付けることによ
り、対応することができる。また、梁(または根太)2
4の間隔が、動吸振装置2の長さよりも大きい場合に
は、弾性部材10,12を引っ張って伸ばした状態で掛
け渡しても良い。
a,12aは、軸支部14,16に対して揺動可能に支
持されているので、図4に示すごとく、梁(または根
太)24に対して、重量部材8および弾性部材10,1
2の軸方向を斜めにして取り付けることが可能である。
このため、図6に示すごとく、動吸振装置2全体を斜め
に掛け渡して取り付けることができる。したがって、梁
(または根太)24の間隔が各種存在しても、動吸振装
置2を図6に示すごとく、斜めに取り付けることによ
り、対応することができる。また、梁(または根太)2
4の間隔が、動吸振装置2の長さよりも大きい場合に
は、弾性部材10,12を引っ張って伸ばした状態で掛
け渡しても良い。
【0020】また、動吸振装置2の取付部4,6を梁
(または根太)24に取り付けるに際しては、梁(また
は根太)24にクッション材18,20にて固定される
ので、十分に密着した状態で梁(または根太)24から
振動を受けることができ、動吸振作用も高くなるととも
に、取付部4,6と梁(または根太)24との接触部に
がたが生じても、そのがたによる振動音の発生を防止す
ることができる。
(または根太)24に取り付けるに際しては、梁(また
は根太)24にクッション材18,20にて固定される
ので、十分に密着した状態で梁(または根太)24から
振動を受けることができ、動吸振作用も高くなるととも
に、取付部4,6と梁(または根太)24との接触部に
がたが生じても、そのがたによる振動音の発生を防止す
ることができる。
【0021】なお、上述した動吸振工法は、木造住宅に
おける二階あるいは三階の床組みに使用して、床衝撃
音、特に重量床衝撃音の対策に有効である。特に、共振
周波数を50〜300Hzに設定した動吸振装置2を用
いたところ効果的であった。 [その他]前述した重量部材8は、鋼鉄製の中実な棒材
から構成されていたが、この他に、アルミニウム、鋳鉄
等の金属や樹脂等を用いても良い。また中実でなく中空
でも良い。
おける二階あるいは三階の床組みに使用して、床衝撃
音、特に重量床衝撃音の対策に有効である。特に、共振
周波数を50〜300Hzに設定した動吸振装置2を用
いたところ効果的であった。 [その他]前述した重量部材8は、鋼鉄製の中実な棒材
から構成されていたが、この他に、アルミニウム、鋳鉄
等の金属や樹脂等を用いても良い。また中実でなく中空
でも良い。
【0022】前述した実施の形態では、付加重量部材2
2の着脱により動吸振装置2の共振周波数を調整してい
たが、弾性部材10,12の取替等により、バネ定数を
変更することにより共振周波数を調整しても良い。ま
た、重量部材8を取り替えるようにしても良い。
2の着脱により動吸振装置2の共振周波数を調整してい
たが、弾性部材10,12の取替等により、バネ定数を
変更することにより共振周波数を調整しても良い。ま
た、重量部材8を取り替えるようにしても良い。
【図1】 本発明の一実施の形態としての動吸振装置の
構成を表す斜視図である。
構成を表す斜視図である。
【図2】 前記動吸振装置の部分正面図である。
【図3】 前記動吸振装置の左側面図である。
【図4】 前記動吸振装置の他の取り付け状態を示す説
明図である。
明図である。
【図5】 前記動吸振装置に重量部材を取り付けた状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】 前記動吸振装置の梁または根太への取り付け
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図7】 従来の動吸振装置の構成を示す説明図であ
る。
る。
2…動吸振装置 4,6…取付部 4a,6a
…表面 4b,6b…裏面 4c,6c…貫通孔 8…
重量部材 10,12…弾性部材 10a,12a…軸受部 14,16…軸支部 14a,16a…軸 18,20…クッション材 22…付加重量部材 24…梁(または根太)
…表面 4b,6b…裏面 4c,6c…貫通孔 8…
重量部材 10,12…弾性部材 10a,12a…軸受部 14,16…軸支部 14a,16a…軸 18,20…クッション材 22…付加重量部材 24…梁(または根太)
Claims (10)
- 【請求項1】両端に設けられ、振動吸収対象の物体に取
り付けられる2つの取付部と、 前記両取付部間に配置される重量部材と、 前記重量部材と前記取付部とを接続し、前記重量部材を
振動可能に支持する弾性部材と、 を備え、 前記両取付部が取り付けられた物体の振動を、前記弾性
部材が共振することにより吸収することを特徴とする動
吸振装置。 - 【請求項2】前記重量部材が、付加重量部材を着脱可能
であることを特徴とする請求項1記載の動吸振装置。 - 【請求項3】前記取付部が、前記弾性部材と揺動可能に
接続していることを特徴とする請求項1また2記載の動
吸振装置。 - 【請求項4】前記弾性部材がコイルバネであることを特
徴とする請求項1〜3のいずれか記載の動吸振装置。 - 【請求項5】前記取付部は、前記物体に接触する面にク
ッション部材が設けられていることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか記載の動吸振装置。 - 【請求項6】共振周波数が、50〜300Hzであるこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の動吸振装
置。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか記載の動吸振装置
を、該動吸振装置の取付部にて建築物に取り付けて該建
築物の振動を低減することを特徴とする動吸振工法。 - 【請求項8】前記建築物が木造住宅であることを特徴と
する請求項7記載の動吸振工法。 - 【請求項9】前記動吸振装置の取付部を2つの根太に取
り付けることにより、前記動吸振装置を前記根太間に掛
け渡して取り付けることを特徴とする請求項7または8
記載の動吸振工法。 - 【請求項10】前記動吸振装置の取付部を2つの梁に取
り付けることにより、前記動吸振装置を前記梁間に掛け
渡して取り付けることを特徴とする請求項7または8記
載の動吸振工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24472096A JPH1089404A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 動吸振装置および動吸振工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24472096A JPH1089404A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 動吸振装置および動吸振工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089404A true JPH1089404A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17122908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24472096A Pending JPH1089404A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 動吸振装置および動吸振工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1089404A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108974247A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-12-11 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种船用洗涤塔拉撑固定装置及固定方法 |
CN109572927A (zh) * | 2018-04-04 | 2019-04-05 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种船用洗涤塔拉撑固定装置及固定方法 |
CN110847362A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-02-28 | 中冶京诚工程技术有限公司 | 具有减震作用的钢结构加劲装置 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24472096A patent/JPH1089404A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108974247A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-12-11 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种船用洗涤塔拉撑固定装置及固定方法 |
CN109572927A (zh) * | 2018-04-04 | 2019-04-05 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种船用洗涤塔拉撑固定装置及固定方法 |
CN109572927B (zh) * | 2018-04-04 | 2020-08-07 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种船用洗涤塔拉撑固定装置及固定方法 |
CN108974247B (zh) * | 2018-04-04 | 2021-05-04 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种船用洗涤塔拉撑固定装置及固定方法 |
CN110847362A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-02-28 | 中冶京诚工程技术有限公司 | 具有减震作用的钢结构加劲装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7254981B2 (ja) | 制振装置 | |
JP2009222094A (ja) | ダイナミックダンパ | |
JPH1089404A (ja) | 動吸振装置および動吸振工法 | |
JP2009035864A (ja) | 建物構造物の制振装置 | |
JP2000314441A (ja) | 同調質量型動吸収器 | |
JP3898528B2 (ja) | 遮音床構造 | |
JP2006070494A (ja) | 床構造 | |
JP4806247B2 (ja) | 建物用制振構造 | |
JP5337379B2 (ja) | 建物用制振構造 | |
JP2008286262A (ja) | 制振床構造 | |
JPH0734592A (ja) | 天井制振構造 | |
JP2002030828A (ja) | ブレースダンパー | |
JP4255198B2 (ja) | 防振装置 | |
JPH0813765A (ja) | ユニット型防振装置及びそれを用いた浮床構造 | |
JP2004003280A (ja) | 住宅用制振装置を含む建物用制振装置 | |
JP4273037B2 (ja) | Pc橋におけるpc外ケーブルの制振装置 | |
JP2002021293A (ja) | 内装用板材の取付構造 | |
JPH10183849A (ja) | 防音天井構造 | |
JPH07189202A (ja) | レールの制振装置及び制振方法 | |
JP2001241208A (ja) | 建築物用制振装置 | |
JPH068564B2 (ja) | 防音床 | |
JPH09317145A (ja) | 床の防音構造 | |
JPH0464385B2 (ja) | ||
JPH0342168Y2 (ja) | ||
JP2001099483A (ja) | 器具取付部材及び器具取付部材を備えた器具 |