JP2001241208A - 建築物用制振装置 - Google Patents

建築物用制振装置

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JP2001241208A
JP2001241208A JP2000055110A JP2000055110A JP2001241208A JP 2001241208 A JP2001241208 A JP 2001241208A JP 2000055110 A JP2000055110 A JP 2000055110A JP 2000055110 A JP2000055110 A JP 2000055110A JP 2001241208 A JP2001241208 A JP 2001241208A
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Yukinori Matsuura
幸紀 松浦
Mitsuhiko Osada
光彦 長田
Takahito Matsumoto
貴仁 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸建て住宅の梁や屋根等に設置される建築物
用制振装置において、部品点数を減らして装置の低コス
ト化を達成する。 【解決手段】 建築物の設置面20に固定された固定部
材10の取付部21とウエイト部材12の取付部22と
の間に、ウエイト部材12に復元力及び減衰力を付与す
る高減衰積層ゴム11を、ウエイト部材12と建築物と
の固有振動数がX方向及びY方向の各成分においてそれ
ぞれ一致するように、設置面20に対し傾斜した状態に
取り付ける。ウエイト部材12の一部を着脱自在な複数
の調整用ウエイト18で構成し、その搭載個数を調整す
ることにより、ウエイト部材12の固有振動数を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物用制振装置
に係り、特に、住宅等の小規模建築物に対し好適な制振
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平8−128228号公
報や特開平8−128229号公報に開示されているよ
うに、戸建て住宅等で生じる強風や交通振動に起因する
不快な揺れ(微少振動)を減少させることを目的に、小
規模建築物に対し好適な制振装置が提案されている。
【0003】上記特開平8−128229号公報に開示
された装置では、板状のウエイトを4個の積層ゴムを介
してフレーム上に支持し、この積層ゴムの復元力でウエ
イトを微少振動させるように構成されている。また、ウ
エイトの振動を減衰させるために、ウエイトとフレーム
との間に減衰材を設けている。更に、ウエイトの固有振
動数を微調整可能なように、ウエイトとフレームとを水
平方向に結ぶ補助ばねを設けている。補助ばねは、直交
する2方向に各々4本づつ設けられている。これによ
り、直交する各々の補助ばねのばね定数を調整すること
により、ウエイトの固有振動数の各方向成分のバランス
を調整することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置で
は、直交する2方向のそれぞれに補助ばねを設ける必要
があったため、部品点数が多く、コスト低減及び組立工
数の低減が難しかった。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、制振装置の部品点数
を減らし、装置全体のコスト低減や組立工数の低減を図
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ウエイト部材に復元力を与える積層ゴム
を、設置面から傾いた状態に設置することとした。
【0007】具体的には、本発明に係る建築物用制振装
置は、建築物に設置され、該建築物の水平方向の振動を
低減する建築物用制振装置であって、所定の固定面に固
定された積層ゴムと、所定の取付部に固定された減衰部
材と、上記積層ゴムの復元力を受けて水平方向に振動自
在なように該積層ゴム上に固定されると共に、上記減衰
部材によって振動が減衰されるように該減衰部材に固定
されたウエイト部材とを備え、上記積層ゴムは、上記ウ
エイト部材の振動特性が所定の方向性を有するように、
上記固定面から傾斜して設置されていることとしたもの
である。
【0008】上記事項により、建築物が加振されると、
ウエイト部材が積層ゴムの復元力を受けつつ水平方向に
振動し、この振動が減衰部材によって減衰されて建築物
の振動が抑制される。ここで、積層ゴムは、その内部ゴ
ムの積層方向が固定面から傾斜するように設置されてい
るので、ウエイト部材の固有振動数の直交2方向の成分
は、その傾斜角度によって定まることになる。そこで、
固有振動数の各成分が所望の値になるように上記傾斜角
度を設定することにより、補助ばねを2方向に設ける必
要がなくなる。その結果、部品点数の低減、コスト低減
及び組立工数の低減が図られる。
【0009】また、所定の設置面に固定されて該設置面
と平行な固定面を形成する固定部材を更に備え、該固定
部材又はウエイト部材は、上記積層ゴムを該積層ゴムの
上記固定面からの傾斜角度を調節自在に取り付ける取付
部を備えていることが好ましい。
【0010】上記事項により、固定部材又はウエイト部
材の取付部によって積層ゴムの傾斜角度が容易に調整さ
れ、固有振動数の成分バランスが装置の設置環境に応じ
て機動的且つ容易に調整されることになる。
【0011】上記ウエイト部材は、該ウエイト部材の全
体の重量を変化させることによって該ウエイト部材の固
有振動数を変化させるように、着脱自在な固有振動数調
整用ウエイトを備えていることが好ましい。
【0012】上記事項により、固有振動数調整用ウエイ
トの着脱によりウエイト部材全体の重量が自由に変更さ
れ、その固有振動数が容易に調整されることになる。そ
のため、固有振動数を調整するための補助ばねが不要と
なり、部品点数が低減する。
【0013】上記積層ゴム及び減衰部材に代えて、固定
面とウエイト部材との間に高減衰積層ゴムが設けられて
いてもよい。
【0014】上記事項により、ウエイト部材は高減衰積
層ゴムから復元力だけでなく減衰力をも受けるので、ウ
エイト部材を減衰させるために減衰部材を別個に設ける
必要がなくなる。従って、部品点数が低減する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】本実施形態に係る制振装置1は、住宅の天
井の梁や屋上に設置可能な装置であり、小規模建築物の
制振に対し特に好適なものである。図1〜3に示すよう
に、本制振装置1は、一対の固定部材10,10と、こ
の固定部材10,10上に固定された4つの高減衰積層
ゴム11と、これら高減衰積層ゴム11の復元力及び減
衰力を受けて減衰振動するように、高減衰積層ゴム11
上に設置されたウエイト部材12とを備えている。
【0017】略長方形の平板状の固定部材10,10
は、天井の梁の上面や屋上面等の所定の設置面20に固
定され、その上面は高減衰積層ゴム11の固定面を形成
している。なお。固定部材10の上面は設置面20と平
行である。これら両固定部材10,10は、所定間隔を
存して互いに平行に配置されている。両固定部材10,
10の上面には、高減衰積層ゴム11を取り付ける取付
部21が設けられている。この取付部21は、高減衰積
層ゴム11を固定部材10に対し傾斜した状態(図4参
照)に取り付けるものであり、その傾斜角度を自由に調
整できるように構成されている。
【0018】そして、これら取付部21,21には高減
衰積層ゴム11,11が固定されている。高減衰積層ゴ
ム11は、ウエイト部材12に対し水平方向の復元力を
与える弾性部材として機能すると共に、ウエイト部材1
2の水平方向の振動を減衰させる減衰部材としても機能
する。高減衰積層ゴム11は、薄いゴムと鉄板とを交互
に重ね合わせた状態で加硫接着して成り、内部ゴムが鉛
直方向に積層された円柱状に形成されている。詳しく
は、高減衰積層ゴム11のゴムは、損失係数が0.05
〜0.15の範囲内にあるゴムで構成されており、ゴム
種としては、天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレン
ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ブタジエ
ンゴム等を用いることができる。なお、高減衰積層ゴム
11のゴム層は、ウエイト部材12に復元力と減衰力と
を付与するものであればよいが、損失係数は0.07〜
0.13であることが更に好ましく、0.08〜0.1
2がより一層好ましく、0.9〜0.11が特に好まし
い。
【0019】各固定部材10には、ウエイト部材12の
過大な変位及び脱落を防止するためのストッパー13が
固定されている。これらストッパー13は、両高減衰積
層ゴム11,11の間に配置され、固定部材10から上
方に延びる棒状部材で形成されている。各ストッパー1
3は、ストッパー13の外径よりも大きな内径を有する
ウエイト部材の貫通孔14を貫通している。ストッパー
13の上部には、ウエイト部材12の抜けを防止するた
めに、貫通孔14の内径よりも大きな外径を有する円板
状の抜き止め部15が取り付けられている。
【0020】ウエイト部材12は、主ウエイト16、付
加ウエイト17及び調整用ウエイト18がボルト19で
互いに固定されて成り、その全体が細長い積層プレート
状に形成されている。主ウエイト16は、長手方向長さ
(図示Y方向)が1.8〜2.0m程度の平板で形成さ
れ、付加ウエイト17は幅方向長さ(図示X方向)が主
ウエイト16と等しく、且つ長手方向長さが0.6〜
0.8m程度の平板で形成されている。調整用ウエイト
18も平板で形成され、図示のY方向の長さは0.05
〜0.2m程度であり、X方向長さは主ウエイト16と
等しい。なお、本実施形態では、主ウエイト16、各付
加ウエイト17、各調整用ウエイト18の重量は、それ
ぞれ100kg、40kg、5kgである。
【0021】主ウエイト16は、両側の上面が両付加ウ
エイト17の下面に対向するようにして付加ウエイト1
7に固定されている。そして、両付加ウエイト17は互
いに離隔して配置され、それら付加ウエイト17,17
の間に調整用ウエイト18が設けられている。つまり、
調整用ウエイト18は、主ウエイト16の中央部の上面
に固定されている。
【0022】調整用ウエイト18は、主ウエイト16に
対し着脱自在に構成され、その着脱によってウエイト部
材12の全体の重量が変化するようになっている。そし
て、この重量変化により、ウエイト部材12の固有振動
数が調整される。
【0023】付加ウエイト17の一方の側の下面には、
高減衰積層ゴム11を取り付ける取付部22が設けられ
ている。この取付部22は、固定部材10に設けられた
取付部21と同様、高減衰積層ゴム11をその傾斜角度
を調節自在なように取り付けるものである。つまり、高
減衰積層ゴム11は、両取付部21,22によってその
両端が固定支持され、設置面20に対する傾斜角度(内
部ゴムの積層方向と設置面20とがなす角の角度)を自
由に調整できるように構成されている。
【0024】また、付加ウエイト17には、前述したス
トッパー13を貫通させる貫通孔14が形成されてい
る。貫通孔14は、ウエイト部材12の振動を所定の最
大変位以下の範囲内では規制しないように、その内径が
ストッパー13の外径よりも大きく形成されている。本
実施形態では、ウエイト部材12の振幅は1〜2mm程
度を想定しており、ストッパー13の外径及び貫通孔1
4の内径は、ウエイト部材12の最大許容変位が5mm
になるように設定されている。
【0025】このように、ウエイト部材12は主ウエイ
ト16,付加ウエイト17及び調整用ウエイト18が組
み合わされて一体として構成され、全体的には、4つの
角部が高減衰積層ゴム11によって支持されている。
【0026】そして、両固定部材10,10には、ウエ
イト部材12の振動を妨害しないようにウエイト部材1
2よりも一回り大きく形成されたケーシング25が、ウ
エイト部材12及び高減衰積層ゴム11を覆うように取
り付けられている。
【0027】この制振装置1の設置に際しては、予め建
築物の固有振動数を計算しておき、ウエイト部材12の
固有振動数が当該建築物の固有振動数と等しくなるよう
に、調整用ウエイト18の着脱を行う。この際、建築物
の固有振動数の直交2方向成分、例えば図示のX方向成
分とY方向成分とを算出しておき、ウエイト部材12の
固有振動数と建築物の固有振動数とが、各成分において
それぞれ等しくなるように、高減衰積層ゴム11の傾斜
角度を調整する。
【0028】強風や交通振動等により建築物が加振され
た際には、ウエイト部材12が高減衰積層ゴム11の復
元力を受けながら水平方向に振動し、同時に、このウエ
イト部材12の振動は、高減衰積層ゴム11の減衰作用
によって減衰される。つまり、ウエイト部材12は、高
減衰積層ゴム11のみによって復元力と減衰力とを受
け、減衰振動を行う。これにより、建築物の振動が緩和
され、制振効果が得られる。
【0029】このように、本制振装置によれば、高減衰
積層ゴム11の傾斜角度を調整することにより、ウエイ
ト部材12の固有振動数の直交2方向成分のバランスを
容易に調整することができる。従って、補助ばねを2方
向に設ける必要がなくなり、部品点数の低減及び組立コ
ストの低減を図ることができ、ひいてはコスト低減を達
成することができる。また、ウエイト部材12の固有振
動数と建築物の固有振動数とを、各成分においてそれぞ
れ等しくすることが容易になることから、建築物の振動
を効果的に抑制することができる。
【0030】更に、本制振装置1では、ウエイト部材1
2の固有振動数を調整用ウエイト18の搭載個数の調整
によって調整することとしているので、固有振動数を調
整するための補助ばねを削減することが可能となった。
【0031】また、本制振装置1は、ウエイト部材12
に復元力を与える弾性部材として、減衰機能を有する高
減衰積層ゴム11を用いることとしたので、ウエイト部
材12に減衰力を付与するための減衰材を別個に設ける
必要がない。従って、部品点数の低減を更に進めること
ができ、組立工数の低減及び装置の低コスト化を一層促
進することができる。
【0032】なお、上記実施形態は、高減衰積層ゴム1
1を4つ備えた装置であったが、高減衰積層ゴム11の
個数は4つに限定されるものではない。
【0033】また、上記実施形態は、設置面20上に固
定部材10,10を設け、高減衰積層ゴム11をこれら
固定部材10,10上に固定した形態であった。つま
り、高減衰積層ゴム11を、設置面20に対し間接的に
固定した形態であった。しかし、高減衰積層ゴム11の
固定方法は上記形態の方法に限定されず、例えば、高減
衰積層ゴム11を梁や屋上面等の設置面に直接固定する
ことも可能である。なお、この場合、設置面自体が高減
衰積層ゴム11を固定する固定面となる。
【0034】また、上記実施形態では、高減衰積層ゴム
11の使用によって減衰材を不要とする形態を説明した
が、通常の積層ゴムと減衰材とを別個に設ける構成であ
っても、補助ばねを用いることなく固有振動数の調整が
可能となる上記効果が得られることは勿論である。つま
り、高減衰積層ゴム11を通常の減衰機能を有しない積
層ゴムに置き換え、固定部材10とウエイト部材12と
の間に減衰材を設けるようにしてもよい。
【0035】上記制振装置は、小型且つ軽量に形成され
ているので天井裏の梁や屋根に簡易に設置することがで
き、また、微少振動に対しても良好な制振効果を発揮す
るため、戸建て住宅等の小規模建築物に対して特に顕著
な効果を発揮する。しかし、本発明に係る制振装置は、
例えば複数個設置されることにより、小規模建築物だけ
でなく、ビルディング等の大規模建築物に対しても効果
を発揮するものである。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ウエイ
ト部材の固有振動数の直交2方向成分のバランス調整
を、積層ゴムの傾斜角度を調整することによって行うこ
とができるので、補助ばねを2方向に設ける必要がな
い。従って、補助ばねの個数を低減することが可能とな
り、部品点数の低減及び組立工数の低減、更には装置の
低コスト化を達成することが可能となる。
【0037】また、固定部材又はウエイト部材に、積層
ゴムを固定面からの傾斜角度を調節自在に取り付ける取
付部を設けることにより、積層ゴムの傾斜角度を調整す
ることが容易になり、ウエイト部材の固有振動数の成分
バランスの調整が容易になる。
【0038】また、着脱自在な固有振動数調整用ウエイ
トを備えることにより、固有振動数を調整するための補
助ばねが不要になり、部品点数を更に低減することが可
能となる。
【0039】積層ゴム及び減衰部材に代えて、固定部材
とウエイト部材との間に高減衰積層ゴムを設けることに
より、部品点数の低減をより一層促進することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】制振装置の内部構造を示す正面図である。
【図2】制振装置の内部構成を示す上面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】高減衰積層ゴムの斜視図である。
【符号の説明】
10 固定部材 11 高減衰積層ゴム 12 ウエイト部材 13 ストッパー 14 貫通孔 15 抜き止め部 16 主ウエイト 17 付加ウエイト 18 調整用ウエイト(固有振動数調整用ウエイト) 19 ボルト 20 設置面 21 取付部 22 取付部 25 ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 貴仁 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DG01 DG02 DH31 FA01 FA14 FA18 GA01 GA12 GA42 GA62 HB01 HE01 3J048 AA02 AC01 BA08 BF01 CB18 CB22 DA01 EA38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物に設置され、該建築物の水平方向
    の振動を低減する建築物用制振装置であって、 所定の固定面に固定された積層ゴムと、 所定の取付部に固定された減衰部材と、 上記積層ゴムの復元力を受けて水平方向に振動自在なよ
    うに該積層ゴム上に固定されると共に、上記減衰部材に
    よって振動が減衰されるように該減衰部材に固定された
    ウエイト部材とを備え、 上記積層ゴムは、上記ウエイト部材の振動特性が所定の
    方向性を有するように、上記固定面から傾斜して設置さ
    れていることを特徴とする建築物用制振装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建築物用制振装置にお
    いて、 所定の設置面に固定されて該設置面と平行な固定面を形
    成する固定部材を備え、 該固定部材又はウエイト部材は、上記積層ゴムを該積層
    ゴムの上記固定面からの傾斜角度を調節自在に取り付け
    る取付部を備えていることを特徴とする建築物用制振装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の建築物用制振
    装置において、 ウエイト部材は、該ウエイト部材の全体の重量を変化さ
    せることによって該ウエイト部材の固有振動数を変化さ
    せるように、着脱自在な固有振動数調整用ウエイトを備
    えていることを特徴とする建築物用制振装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の建
    築物用制振装置において、 積層ゴム及び減衰部材に代えて、固定面とウエイト部材
    との間に高減衰積層ゴムが設けられていることを特徴と
    する建築物用制振装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103850358A (zh) * 2014-02-21 2014-06-11 上海大学 一种三维隔震装置
WO2019024552A1 (zh) * 2017-08-04 2019-02-07 东南大学 一种自复位摩擦摆三维减隔震支座

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