JP3452796B2 - スラント型内燃機関における排気マニホールドのカバー装置 - Google Patents

スラント型内燃機関における排気マニホールドのカバー装置

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JP3452796B2
JP3452796B2 JP13967598A JP13967598A JP3452796B2 JP 3452796 B2 JP3452796 B2 JP 3452796B2 JP 13967598 A JP13967598 A JP 13967598A JP 13967598 A JP13967598 A JP 13967598A JP 3452796 B2 JP3452796 B2 JP 3452796B2
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俊彦 松下
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバー型
の車両に搭載する内燃機関のように、シリンダブロック
におけるシリンダボアの軸線をクランク軸の方向から見
て水平面に対して傾斜して成るいわゆるスラント型の内
燃機関において、そのシリンダヘッドにおける長手側面
に取付けられる排気マニホールドを覆うためのカバー装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、前記したスラント型内燃機関に
おいては、そのシリンダヘッドにおける両長手側面のう
ちシリンダボアの軸線に対して上向きになる上向き長手
側面に、吸気マニホールド、各気筒に対する燃料噴射弁
及び燃料噴射弁に対する燃料供給管を、シリンダボアの
軸線に対して下向きになる下向き長手側面に、排気マニ
ホールドを取付けると言う構成にしている。 【0003】そして、従来、このスラント型内燃機関に
おける排気マニホールドに対するカバー装置は、例え
ば、実開平2−4925号公報等に記載されているよう
に、シリンダヘッドにおける下向き長手側面に取付けた
排気マニホールドに、前記下向きに長手側面に向かって
開口する断面コ字状に折り曲げた金属板製のカバー体を
被嵌すると言う構成している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、スラント型内
燃機関において、そのシリンダヘッドにおける下向き長
手側面に取付けられる排気マニホールドは、その一端部
を、内燃機関における長手方向の一端面から外側に突出
したのち、この一端部に対して排気ガスを排気ガス浄化
装置又は大気に導くための排気管を接続するように構成
されるものであるから、この排気マニホールドに対する
金属板製のカバー体が、前記した従来のように、シリン
ダヘッドにおける下向き長手側面に向かって開口する断
面コ字状に折り曲げた形態であると、当該カバー体の排
気マニホールドに対する被嵌・取付けは容易である反
面、このカバー体内において高い温度に温められ空気
が、当該カバー体におけるシリンダヘッドにおける下向
き長手側面に向かう開口部のうち内燃機関の長手方向の
一端面から外側に突出する部分より漏れて、内燃機関の
長手方向の一端面に沿って上方に向かって流れ登り、シ
リンダヘッドにおける上向き長手側面に対して取付けら
れている吸気マニホールド、燃料噴射弁及び燃料供給管
等の吸気系部品に至ることにより、吸気系部品に対して
多大の熱害を及ぼすと言う問題があった。 【0005】この対策として、従来は、排気マニホール
ドが内燃機関の長手方向の一端面から外側に突出する部
分する部分に別のカバー体を設けるようにしているか
ら、部品点数及び組立手数の増大と言う問題があった。
本発明は、これらの問題を解消したカバー装置を提供す
ることを技術的課題とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「シリンダブロックにおけるシリンダ
ボアの軸線をクランク軸の方向から見て水平面に対して
傾斜する一方、シリンダヘッドにおける両長手側面のう
ち上向き長手側面に、吸気マニホールド、燃料噴射弁及
び燃料供給管等の吸気系部品を、下向き長手側面に、
ランク軸の方向に内燃機関における長手方向の一端面か
ら外向きに突出するように延びる主排気管と、この主排
気管より前記下向き長手側面に向かって真っ直ぐ延びる
枝排気管とから成る排気マニホールドを取付け、更に、
この排気マニホールドをその主排気管の全長にわたって
覆う金属板製のカバー体を備えて成るスラント型内燃機
関において、前記カバー体の断面を、当該カバー体のう
ち内燃機関における長手方向の一端面から内側の部分に
おいて前記シリンダヘッドにおける下向き長手側面に向
かって開口するコ字状に、当該カバー体のうち内燃機関
における長手方向の一端面から外側に突出する部分にお
いて下方に向かって開口するコ字状に形成する。」と言
う構成にした。 【0007】 【発明の作用・効果】このように構成することにより、
前記排気マニホールドのうち内燃機関における長手方向
の一端面から内側の部分を、カバー体のうち断面をシリ
ンダヘッドにおける下向き長手側面に向かって開口する
コ字状に形成した部分で覆うことができる一方、前記排
気マニホールドのうち内燃機関における長手方向の一端
面から外側に突出する部分を、カバー体のうち断面を下
方に向かって開口するコ字状に形成した部分で覆うこと
ができるから、前記カバー体内で高い温度に温められた
空気が、排気マニホールドのうち内燃機関における長手
方向の一端面から外側に突出する部分から内燃機関の一
端面に沿って上方に流れ登ることを、前記カバー体のう
ち断面を下方に向かって開口するコ字状に形成した部分
にて確実に低減できるのである。 【0008】また、前記カバー体は、先づ、当該カバー
体のうち断面を下方に向かって開口するコ字状に形成し
た部分を排気マニホールドのうち内燃機関における長手
方向の一端面から外側に突出する部分に対して被嵌し、
次いで、当該カバー体のうち断面をシリンダヘッドにお
ける下向き長手側面に向かって開口するコ字状に形成し
た部分を排気マニホールドのうち内燃機関における長手
方向の一端面から内側の部分に対して被嵌することによ
り、容易に取付けできるのである。 【0009】従って、本発明によると、一つのカバー体
によって排気マニホールドの全体を覆うことができるも
のでありながら、排気マニホールドに対するカバー体の
取付けが簡単にでき、しかも、前記カバー体内で高い温
度に温められた空気による吸気系部品の熱害を、部品点
数及び組立手数の増大を招来することなく、大幅に低減
できる効果を有する。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図6の図面について説明する。この図において、符
号1は、シリンダブロック2におけるシリンダボアの軸
線3を、クランク軸(図示せず)の方向から見て(図
1)水平面4に対して適宜角度θだけ傾斜したスラント
型の内燃機関を示し、そのシリンダブロック2の上面に
は、シリンダヘッド5が締結されている。 【0011】前記シリンダヘッド5における両長手側面
5a,5bのうちシリンダボアの軸線3に対して上向き
になる上向き長手側面5aには、吸気マニホールド6、
各気筒に対する燃料噴射弁7及びこの燃料噴射弁7に対
する燃料供給管8が取付けられ、また、前記シリンダヘ
ッド5における両長手側面5a,5bのうちシリンダボ
アの軸線3に対して下向きになる下向き長手側面5bに
は、排気マニホールド9が、これと一体的に固着したフ
ランジ10を複数本のボルト11にて締結することによ
り取付けられている。 【0012】また、前記排気マニホールド9は、クラン
ク軸の方向に内燃機関における長手方向の一端面から外
向きに突出するように延びる主排気管9aと、この主排
気管9aより前記下向き長手側面に向かって真っ直ぐ延
びる枝排気管9bとから成り、前記主排気管9aの先端
に、排気ガスを排気ガス浄化装置又は大気に導くための
排気管14が接続されている。符号12は、前記排気マ
ニホールド9の略全体を覆う金属板製のカバー体を示
し、このカバー体12のうち内燃機関1における長手方
向の一端面1aから内側の部分12aにおける断面形状
を、前記シリンダヘッド5における下向き長手側面5b
に向かって開口するコ字状に形成する一方、前記カバー
体12のうち内燃機関1における長手方向の一端面1a
から外側の突出する部分12bにおける断面形状を、下
方に向かって下向きコ字状に形成する。 【0013】なお、前記カバー体12は、これに一体的
に設けた複数個の耳片12cを、前記排気マニホールド
9におけるフランジ10に対してボルト13にて締結す
ることにより取付けられている。前記排気マニホールド
9を覆う金属板製のカバー体12を、前記のように構成
したことにより、前記排気マニホールド9のうち内燃機
関1における長手方向の一端面1aから内側の部分を、
カバー体12のうち断面をシリンダヘッド5における下
向き長手側面5bに向かって開口するコ字状に形成した
部分12aで覆うことができる一方、前記排気マニホー
ルド9のうち内燃機関1における長手方向の一端面1a
から外側に突出する部分を、カバー体12のうち断面を
下方に向かって開口するコ字状に形成した部分12bで
覆うことができるから、前記カバー体12内で高い温度
に温められた空気が、排気マニホールド9のうち内燃機
関1における長手方向の一端面1aから外側に突出する
部分から内燃機関1の一端面1aに沿って上方に流れ登
ることを、前記カバー体12のうち断面を下方に向かっ
て開口するコ字状に形成した部分12bにて確実に低減
できる。 【0014】また、前記カバー体12の取付けに際して
は、先づ、このカバー体12のうち断面を下方に向かっ
て開口するコ字状に形成した部分12bを、図2に二点
鎖線で示すように、排気マニホールド9のうち内燃機関
1における長手方向の一端面1aから外側に突出する部
分に対して被嵌し、次いで、カバー体12を矢印A方向
に回動して、当該カバー体12のうち断面をシリンダヘ
ッド5における下向き長手側面5aに向かって開口する
コ字状に形成した部分12aを排気マニホールド9のう
ち内燃機関1における長手方向の一端面1aから内側の
部分に対して被嵌したのち、各耳片12cをボルト13
にて締結することにより容易に取付けできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態を示すスラント型内燃機関
の正面図である。 【図2】図1のII−II視平面図である。 【図3】図1のIII −III 視側面図である。 【図4】図2のIV−IV視拡大断面図である。 【図5】図2のV−V視拡大断面図である。 【図6】本発明の実施の形態おけるカバー体を示す斜視
図である。 【符号の説明】 1 内燃機関 2 シリンダブロック 3 シリンダボアの軸線 4 水平面 5 シリンダヘッド 5a シリンダヘッドの上向き長手
側面 5b シリンダヘッドの下向き長手
側面 6 吸気マニホールド 9 排気マニホールド 10 フランジ 12 カバー体

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】シリンダブロックにおけるシリンダボアの
    軸線をクランク軸の方向から見て水平面に対して傾斜す
    る一方、シリンダヘッドにおける両長手側面のうち上向
    き長手側面に、吸気マニホールド、燃料噴射弁及び燃料
    供給管等の吸気系部品を、下向き長手側面に、クランク
    軸の方向に内燃機関における長手方向の一端面から外向
    きに突出するように延びる主排気管と、この主排気管よ
    り前記下向き長手側面に向かって真っ直ぐ延びる枝排気
    管とから成る排気マニホールドを取付け、更に、この排
    気マニホールドをその主排気管の全長にわたって覆う
    属板製のカバー体を備えて成るスラント型内燃機関にお
    いて、 前記カバー体の断面を、当該カバー体のうち内燃機関に
    おける長手方向の一端面から内側の部分において前記シ
    リンダヘッドにおける下向き長手側面に向かって開口す
    るコ字状に、当該カバー体のうち内燃機関における長手
    方向の一端面から外側に突出する部分において下方に向
    かって開口するコ字状に形成したことを特徴とするスラ
    ント型内燃機関における排気マニホールドのカバー装
    置。
JP13967598A 1998-05-21 1998-05-21 スラント型内燃機関における排気マニホールドのカバー装置 Expired - Lifetime JP3452796B2 (ja)

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