JPH0710036Y2 - 空冷エンジンのフアンハウジング固定機構 - Google Patents

空冷エンジンのフアンハウジング固定機構

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JPH0710036Y2
JPH0710036Y2 JP1986113773U JP11377386U JPH0710036Y2 JP H0710036 Y2 JPH0710036 Y2 JP H0710036Y2 JP 1986113773 U JP1986113773 U JP 1986113773U JP 11377386 U JP11377386 U JP 11377386U JP H0710036 Y2 JPH0710036 Y2 JP H0710036Y2
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JP
Japan
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fan housing
fan
crankcase
cylinder cover
ignition coil
Prior art date
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JP1986113773U
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English (en)
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JPS6319025U (ja
Inventor
勝 山本
忠雄 八代醍
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は携帯用刈払機等に採用される空冷エンジンのフ
ァンハウジング固定機構に関する。
(従来技術) 従来は例えば第3図〜第5図のように、ファン1を有す
るローター2側のクランクケース3にファンハウジング
4をその左右の上下4箇所においてボルト5、5、6、
6で取付ける際、クランクケース3側の取付ねじボス5
a、5a、6a、6a及びファンハウジング4側の取付ねじボ
ス5b、5b、6b、6bが冷却風通路7の外側の位置を占める
ように設けられている。従って第3図、第4図から明ら
かなように、ファンハウジング4の取付用ボルト5、6
の位置が、下側2個のボルト6、6間の下ピッチP1に比
べて上側2個のボルト5、5間の上ピッチP2が大きくな
っている。このようにハウジング取付ピッチP1、P2が上
下でアンバランスになっているため、ピッチが長い上側
部分では上ピッチP2が広すぎることに起因して上ピッチ
P2間でファンハウジング4の周縁部がべこつき、即ち上
ピッチP2間には取付用ボルトがないためにファンハウジ
ング4の取付け支持が不充分となり、ファンハウジング
4が破損する場合があった。この不都合を除くためには
ファンハウジング4に対する補強が大幅となり、重量ア
ップ、コストアップの要因となる。又ファンハウジング
4の取付ボス5a、5b、6a、6bが外側に張出すためデザイ
ン上不利となるばかりでなく、キャブレタ8、マフラカ
バー10等の部品においても取付ボス5aとの干渉を避ける
ため取付が外側へ位置する様になり、全体をコンパクト
化する際の支障となりやすい不都合があった。なお第3
図中の11はスロットルケーブル、12はエアークリーナ、
13はタンクキャップ、14は遠心クラッチ、15はシリンダ
カバー、16はシリンダカバー内に隠されているイグニシ
ョンコイル、17、17はイグニションコイル固定用ボルト
である。又第4図中の18は高圧コード、19は一次線、第
5図中の20はクランクケース3に設けたコイル取付ボ
ス、21はシリンダ、22はシリンダカバー取付ボルト、23
はタンク取付用ブラケットである。
(考案の目的) 本考案はファンハウジングの固定用ボルトの位置をバラ
ンスよく配置してファンハウジングに対する大幅な補強
とそれによる重量アップ、コストアップを避け、ファン
ハウジングの左右外方への張出し量を増加させることな
く冷却風通路の横断面積を確保し、且つエンジンデザイ
ンの向上を図り、イグニションコイルの放熱効果を高め
ることを目的としている。
(考案の構成) 本考案はクランク軸の一端部にファンを有するローター
を固定し、ファンで加圧された冷却風をシリンダカバー
内へ導くファンハウジングの左右の上下4箇所をクラン
クケースにボルトで固定し、ファンの上部外周に面した
イグニションコイルの左右2箇所をクランクケースにボ
ルトで固定し、ファンハウジング内とシリンダカバー内
の冷却風通路を接続した空冷エンジンにおいて、ファン
ハウジング24の下部のクランク軸方向正面から見てやや
縦長な矩形の下辺の長さに相当する下ピッチP1を隔てた
左右2箇所をクランクケース3にボルト6で固定すると
共に、上記下ピッチP1よりやや短くかつ上記矩形の上辺
の両端から互いに僅かに接近した上ピッチP3を隔ててフ
ァンハウジング24の上部の左右2箇所をイグニションコ
イル固定用ボルト17によりイグニションコイル16と共に
クランクケース3に固定し、イグニションコイル固定用
ボルト17をシリンダカバー15で覆いかつイグニションコ
イル固定用ボルト17の左右外側のファンハウジング24、
シリンダカバー15内に上記イグニションコイル固定用ボ
ルト17で固定されるクランクケース3のコイル取付ボス
20とファンハウジング24のボス5bに邪魔されない横断面
積の大きい冷却風通路7をファンハウジング左右側壁24
aやシリンダカバー15の左右側壁を左右外方へ張出すこ
となく形成したことを特徴とする空冷エンジンのファン
ハウジング固定機構である。
即ちファンハウジング24の取付けを下側は従来のままと
し、上ピッチP2(第4図)が広くなっていた上側の取付
方法を変えて、クランクケース3から出ているコイル取
付用ボス20にイグニションコイル16と共にファンハウジ
ング24の上部の左右2箇所のボス(第1図の下ピッチP1
より短い上ピッチP3の両端部)をイグニションコイル固
定用ボルト17で共締めする構造としている。即ち上側2
本のボルト17がイグニションコイル16とファンハウジン
グ24の上部の固定に兼用される。
(実施例) 実施例を示す第1図、第2図において第3図〜第5図中
の符号と同一符号は対応部分である。第1図のシリンダ
カバー15は説明の便宜上前壁部分が切欠かれていて、内
部のイグニションコイル16及びその取付ボルト17が見え
ている。このボルト17によりイグニションコイル16と共
締め可能となるように、ファンハウジング24の上部の左
右2箇所にはボス5b、5bが一体に設けてあり、両ボス5
b、5b(両ボルト17、17)間の上ピッチP3は従来の上ピ
ッチP2より大幅に減少し、下側のボス6b、6b(ボルト
6、6)間の下ピッチP1よりやや短くしている。ボス5
b、5bの左右外側にはファンハウジング24内の冷却風通
路7を隔てて左右側壁24aがあり、この側壁24aはファン
ハウジング24をクランクケース3にボルトで締着した時
にクランクケース3の対応する側壁に突当状に接続す
る。又冷却風通路7はシリンダカバー15内の冷却風通路
25に連通している。従ってファンハウジング24の左右側
壁24aには左右外方へ突出した取付ボス(従来のボス5a
に相当する部分)が全く存在しなくなり、下ピッチP1を
下辺とするやや縦長な矩形の上辺の両端から互いに僅か
に接近した下ピッチP1よりやや短い上ピッチP3を有する
四角形の4角の点に相当する位置のボルト17、17、6、
6によりクランクケース3に固定される。
エンジンの運転中にファン1で加圧された冷却風はクラ
ンクケース3とファンハウジング24の間の冷却風通路7
を上昇し、シリンダカバー15内の冷却風通路25に入り、
イグニションコイル16、シリンダ21等を冷却した後、シ
リンダカバー15の後端開口26から外部へ流出する。
(考案の効果) (1)ファンハウジング24の取付用ボルト17、6のピッ
チ(下ピッチP1と上ピッチP3)がバランスされるため、
ファンハウジング24を薄肉化してもその取付状態が安定
する。これによりファンハウジング24の破損の心配がな
くなり、大幅な補強の必要がない。又、軽量化が可能と
なりコストダウンも期待できる。
(2)ファンハウジング取付ボルト17がシリンダカバー
15で覆われるため、外部(第1図に示す前面)より見え
なくなり、デザインがよくなる。
(3)ファンハウジング取付ボルト17及びその取付ボス
5bやコイル取付ボス20が冷却風通路7よりも内側となる
ためファンハウジング側壁24aから左右外方へ張出すボ
スがなくなり、キャブレタ8、マフラカバー10等の取付
スペースが広くな、これらを無理なくエンジンに装着し
て全体をコンパクトにまとめることが容易になる。
(4)本考案によると、比較的に取付ピッチの小さいイ
グニションコイル16の左右の取付ボルト17を流用したの
で、部品点数が低減し、更には前述のように取付ボルト
17をシリンダカバー15にてカバーしているので、デザイ
ンが向上する。又ファンハウジング24の左右側壁24aや
シリンダカバー15の左右側壁を左右外方へ張り出すこと
なく冷却風通路7の横断面積を充分に確保し、エンジン
冷却性を向上させることも、取付ボルト17、17の上ピッ
チP3を下側のボルト6、6の下ピッチP1より僅かに小さ
くしたことにより容易に可能となる。イグニションコイ
ル16がボルト17とボス5bを介して表面積が大きくかつ内
面がファン1で加圧された冷却風により常時冷却される
ファンハウジング24に接続されることになり、イグニシ
ョンコイル16からの放熱量が増すと共に、ボルト17で締
着されるクランクケース3のコイル取付ボス20やファン
ハウジング24のボス5bに邪魔されることなく、しかも前
述のようにファンハウジング24の左右側壁24aやシリン
ダカバー15の左右側壁を左右へ張り出すことなく、ボル
ト17で締着されるクランクケース3のコイル取付ボス20
やファンハウジング24のボス5bの横に横断面積の大きい
冷却風通路7を形成することができ、シリンダ21へ充分
な量の冷却風を供給してエンジン性能を向上させること
ができる。しかもファンハウジング24の左右側壁24aの
左右外面には取付ねじボスがなくなり、この面からも外
観が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を破断して示す正面図、第2図は第1図の
II−II断面図、第3図は従来エンジンの正面図、第4図
はコイル取付部付近の正面部分図、第5図は第3図のV
−V断面図である。1…ファン、3…クランクケース、
7…冷却風通路、16…イグニションコイル、17…ボル
ト、24…ファンハウジング、27…クランク軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸の一端部にファンを有するロー
    ターを固定し、ファンで加圧された冷却風をシリンダカ
    バー内へ導くファンハウジングの左右の上下4箇所をク
    ランクケースにボルトで固定し、ファンの上部外周に面
    したイグニションコイルの左右2箇所をクランクケース
    にボルトで固定し、ファンハウジング内とシリンダカバ
    ー内の冷却風通路を接続した空冷エンジンにおいて、フ
    ァンハウジング24の下部のクランク軸方向正面から見て
    やや縦長な矩形の下辺の長さに相当する下ピッチP1を隔
    てた左右2箇所をクランクケース3にボルト6で固定す
    ると共に、上記下ピッチP1よりやや短くかつ上記矩形の
    上辺の両端から互いに僅かに接近した上ピッチP3を隔て
    てファンハウジング24の上部の左右2箇所をイグニショ
    ンコイル固定用ボルト17によりイグニションコイル16と
    共にクランクケース3に固定し、イグニションコイル固
    定用ボルト17をシリンダカバー15で覆いかつイグニショ
    ンコイル固定用ボルト17の左右外側のファンハウジング
    24、シリンダカバー15内に上記イグニションコイル固定
    用ボルト17で固定されるクランクケース3のコイル取付
    ボス20とファンハウジング24のボス5bに邪魔されない横
    断面積の大きい冷却風通路7をファンハウジング左右側
    壁24aやシリンダカバー15の左右側壁を左右外方へ張出
    すことなく形成したことを特徴とする空冷エンジンのフ
    ァンハウジング固定機構。
JP1986113773U 1986-07-24 1986-07-24 空冷エンジンのフアンハウジング固定機構 Expired - Lifetime JPH0710036Y2 (ja)

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JP1986113773U JPH0710036Y2 (ja) 1986-07-24 1986-07-24 空冷エンジンのフアンハウジング固定機構

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JPS6319025U JPS6319025U (ja) 1988-02-08
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JP1986113773U Expired - Lifetime JPH0710036Y2 (ja) 1986-07-24 1986-07-24 空冷エンジンのフアンハウジング固定機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57112034U (ja) * 1980-12-29 1982-07-10
JPS5962225U (ja) * 1982-10-19 1984-04-24 本田技研工業株式会社 内燃機関の冷却フアン取付装置
JPS5991430U (ja) * 1983-09-05 1984-06-21 小松ゼノア株式会社 刈払機のエンジン

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JPS6319025U (ja) 1988-02-08

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