JP3416008B2 - 水冷式縦形エンジン - Google Patents

水冷式縦形エンジン

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JP3416008B2 JP33343596A JP33343596A JP3416008B2 JP 3416008 B2 JP3416008 B2 JP 3416008B2 JP 33343596 A JP33343596 A JP 33343596A JP 33343596 A JP33343596 A JP 33343596A JP 3416008 B2 JP3416008 B2 JP 3416008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷式縦形エンジ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】水冷式縦形エンジンの従来技術として図
5に示すものがある。これは、本発明と同様、シリンダ
ブロック101にシリンダジャケット102を内設し、
クランク軸103の軸長方向を前後方向と見て、シリン
ダブロック101の前側に調時伝動ケース104と冷却
水のポンプケース105を設け、このポンプケース10
5の軸受ボス106にポンプ軸107を前後方向に向け
て挿通し、ポンプ軸107の後端部にロータ108を固
定し、このロータ108をポンプケース105内のロー
タ室109に収容し、ポンプ軸107の前端に冷却ファ
ン110を固定し、この冷却ファン110でシリンダブ
ロック101側に送風を行うようにしてある。図5
(A)は冷却ファン110を高い位置に配置したもの、
図5(B)は冷却ファン110を低い位置に配置したも
のを示す。
【0003】この従来技術では、調時伝動ケース104
内でシリンダブロック101の前壁114に直接にポン
プケース105を固定し、ポンプケース105の軸受ボ
ス106を調時伝動ケース104のボス挿通孔121に
貫通させてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれば
次の問題がある(図5参照)。シリンダブロック10
1の前壁114にポンプケース105が直接に固定され
ているため、冷却ファン110がシリンダブロック10
1やシリンダヘッド122に接近しており、背圧のため
に冷却ファン110の送風効率が低い。このため、冷却
性能が低く、冷却ファン110やラジエータ(図外)を
大形にしておく必要があり、エンジンが大形化する。
【0005】各種機械の搭載スペースに適合させるた
めに、シリンダブロック101からの冷却ファン110
の突出寸法を異にした複数種のエンジンを作り分けるこ
とある。この場合、異なる長さの複数種のポンプ軸10
7を用意し、これらを使い分けようとすると、これらに
適合する寸法の軸受ボス106を備えた複数種のポンプ
ケース105を別に用意する必要があり、ポンプ軸10
7とポンプケース105のいずれをも複数種ずつ作り分
けておく必要がある。このため、部品の種類が多くな
り、部品管理が繁雑になる。また、共通化できないポン
プ軸107とポンプケース105の両方共、量産による
十分な低コスト化を図り難いので、部品コストが高くな
り、エンジンのコストが高くなる。一方、エンジンの作
り分けに当たり、ロータ室109の周壁の前後幅を変化
させることもできるが、その周壁の周長は比較的長いた
め、前後幅を変化させると、重量変化が大きくなり過
ぎ、重心のずれによって、エンジンのバランスがとりに
くくなる。ロータ室109の後側に蓋を設けて、その肉
厚を変化させる場合も、蓋の面積が比較的大きいため、
肉厚を変化させると、重量変化が大きくなり過ぎ、重心
のずれによって、エンジンのバランスがとりにくくな
る。
【0006】ポンプケース105が調時伝動ケース1
04内にあるため、ポンプケース105の配置が異なる
複数種のエンジンを作り分ける場合には、ボス挿通孔1
21の配置が異なる複数種の調時伝動ケース104を用
意する必要がある。このため、部品の種類が多くなり過
ぎ、部品管理が繁雑になる。また、共通化できない調時
伝動ケース104の量産による十分な低コスト化を図り
難いので、部品コストが高くなり、エンジンのコストが
高くなる。
【0007】第1発明の課題は次の点にある。冷却性
能を高めること。各種エンジンを作り分ける場合に、
ポンプ軸とポンプケースを共通化でき、調時伝動ケー
スを共通化でき、冷却ファンの配置を上下左右に大き
く偏らせることができるようにすること。クランク軸
に邪魔されることなく、冷却ファンを十分に低くできる
ようにすること。調時伝動ケースに邪魔されることな
く、冷却ファンを十分 に低くできるようにすること。
2発明の課題は、第1発明の課題に加え、次の点にあ
る。 ポンプケースの軸受ボスのシール部に異物が噛み
込みにくくすること。 ポンプベースの後側のデッドス
ペースを有効利用すること。
【0008】
【課題を解決するための手段】(第1発明) 第1発明は、図2(A)に示すように、シリンダブロッ
ク1にシリンダジャケット2を内設し、クランク軸3の
軸長方向を前後方向と見て、シリンダブロック1の前側
に調時伝動ケース4と冷却水のポンプケース5を設け、
このポンプケース5の軸受ボス6にポンプ軸7を前後方
向に向けて挿通し、ポンプ軸7の後端部にロータ8を固
定し、このロータ8をポンプケース5内のロータ室9に
収容し、ポンプ軸7の前端に冷却ファン10を固定し、
この冷却ファン10でシリンダブロック1側に送風を行
うようにした、水冷式縦形エンジンにおいて、次のよう
にしたことを特徴とする。
【0009】すなわち、図2(B)に示すように、ポン
プ軸7と平行な向きに見て、ロータ8の回転軌跡の外周
よりも外側にロータ室出口11を設け、図2(A)に示
すように、ポンプケース5の後側をポンプベース12で
覆い、このポンプベース12にロータ室出口11から後
方に延びる吐出管13を設け、シリンダブロック1の前
壁14にシリンダジャケット2のジャケット入口15を
あけ、ポンプケース5とポンプベース12と吐出管13
とジャケット入口15とをいずれも調時伝動ケース4外
に設け、吐出管13をジャケット入口15に連通させ、
図2(A)に示すように、シリンダブロック1の前壁に
ベース取付座30を装着し、このベース取付座30に冷
却水通路35を内設し、ベース取付座30の前端にポン
プベース12を取り付け、ベース取付座30の冷却水通
路35を介してポンプベース12の吐出管13をシリン
ダジャケット2のジャケット入口15に連通させ、ベー
ス取付座30を調時伝動ケース4の上壁19に沿わせ、
ロータ室9をロータ室出口11の下側で、調時伝動ケー
ス4の前方に位置させ、冷却ファン10がクランク軸3
の前方を通過するようにしたことを特徴とする。
【0010】(第2発明) 第2発明は、図2(C)〜(E)に示すように、第1発
明において、ロータ8の後方で、ポンプベース12の後
壁16にロータ室入口17をあけ、このロータ室入口1
7から導出した吸込管18を、ポンプベース12の後壁
16に沿わせたことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の作用及び効果】(第1発明) 第1発明は次の作用効果を奏する(図2(A)参照)。
吐出管13を設けたポンプベース12により、冷却フ
ァン10がシリンダブロック1から遠ざけられ、背圧の
低下によって冷却ファン10の送風効率が高くなる。こ
のため、冷却性能が高く、冷却ファン10やラジエータ
(図外)が小型で済み、エンジンをコンパクト化でき
る。
【0014】各種機械の搭載スペースに適合させるた
めに、シリンダブロック1からの冷却ファン10の突出
寸法を異にした複数種のエンジンを作り分けることがあ
る。この場合、吐出管13の管長が異なる複数種のポン
プベース12さえ用意しておけば、ポンプ軸7とポンプ
ケース5とは同じものを共通に用いることができる。こ
のため、部品の種類の増加を最小限に抑えることがで
き、部品管理も簡素なまま維持できる。また、共通部品
となるポンプ軸7とポンプケース5のいずれをも、量産
によって十分に低コスト化できるため、エンジンのコス
トを低廉のまま維持できる。また、吐出管13の周長は
短いため、管長を伸縮しても、重量変化を最小限に抑え
ることができ、エンジンのバランスをとりやすい。
【0015】ポンプケース5や吐出管13が調時伝動
ケース4外にあるため、ポンプケース5の配置が異なる
複数種のエンジンを作り分ける場合でも、調時伝動ケー
ス4が邪魔にならず、同じ調時伝動ケース4を共通に使
用できる。このため、部品の種類が増加せず、部品管理
を簡素なまま維持できる。また、共通部品となる調時伝
動ケース4を量産によって十分に低コスト化できるた
め、エンジンのコストを低廉のまま維持できる。
【0016】吐出管13からのポンプ軸7の偏心距離
を大きくとれるので、冷却ファン10の上下位置または
左右位置を異にした複数種のエンジンを作り分ける場
合、冷却ファン10を十分に高く配置して、シリンダヘ
ッド22の冷却性能を高めたり、冷却ファン10を十分
に低く配置して、ボンネット(図外)内での収納を容易
にしたり、冷却ファン10を大きく左右に偏らせて、エ
ンジン横側の排気マフラ(図外)等の冷却を強化するこ
と等を簡単に行うことができる。冷却ファン10がク
ランク軸3の前方を通過するので、クランク軸3に邪魔
されることなく、冷却ファン10を十分に低くして、ボ
ンネット内にエンジンを容易に収容できる。 ベース取
付座30が調時伝動ケース4の上壁19に沿い、ロータ
室8が調時伝動ケース4の前方に位置するので、調時伝
動ケース4に邪魔されることなく、冷却ファン10を十
分に低くできる。
【0017】(第2発明) 第2発明は、第1発明の作用効果に加え、次の作用効果
を奏する(図2(A)参照)。 ポンプケース5の軸受
ボス6とロータ室入口17の間にロータ8が位置するの
で、ロータ室入口17から冷却水とともにロータ室9に
鋳砂等の異物が導入されても、これらの多くは、ロータ
8で跳ね返され、軸受ボス6のシール部23に噛み込み
にくい。このため、軸受ボス6のシール部23の寿命を
延命できる。
【0018】 ポンプベース12の後壁16に吸込管1
8を沿わせるので、吐出管13によって形成されたポン
プベース12の後側のデッドスペースを有効利用するこ
とができる。このため、エンジンのコンパクト化を図る
ことができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の参考例】 本発明の参考例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の参考例に係る水冷式縦形エンジン
を説明する図である。このエンジンの構成は次の通りで
ある。図3(A)に示すように、シリンダブロック1の
上側にシリンダヘッド22を組み付け、シリンダヘッド
22の上側にヘッドカバー28を組み付けている。シリ
ンダブロック1の下側にはオイルパン29を組み付けて
いる。
【0023】図1(A)に示すように、シリンダブロッ
ク1にシリンダジャケット2を内設し、クランク軸3の
軸長方向を前後方向と見て、シリンダブロック1の前側
に調時伝動ケース4と冷却水のポンプケース5を設け、
このポンプケース5の軸受ボス6にポンプ軸7を前後方
向に向けて挿通し、ポンプ軸7の後端部にロータ8を固
定し、このロータ8をポンプケース5内のロータ室9に
収容し、ポンプ軸7の前端に冷却ファン10を固定し、
この冷却ファン10でシリンダブロック1側に送風を行
うようにしてある。
【0024】この参考例では、各種エンジンを作り分け
る場合に、ポンプ軸7とポンプケース5を共通化できる
ようにするため、図1(B)に示すように、ポンプ軸7
と平行な向きに見て、ロータ8の回転軌跡の外周よりも
外側にロータ室出口11を設け、図1(A)に示すよう
に、ポンプケース5の後側をポンプベース12で覆い、
このポンプベース12にロータ室出口11から後方に延
びる吐出管13を設け、シリンダブロック1の前壁14
にシリンダジャケット2のジャケット入口15をあけ、
ポンプケース5とポンプベース12と吐出管13とジャ
ケット入口15とをいずれも調時伝動ケース4外に設
け、吐出管13をジャケット入口15に連通させてあ
る。
【0025】図3(A)に示すように、ポンプベース1
2の吐出管13とポンプケース5のロータ室出口11の
周囲部分とは3本の2連共締めボルト31でシリンダブ
ロック1の前壁14(図1(A)参照)に共締めで締結
し、ポンプベース12をシリンダブロック1の前壁14
に取り付け、ポンプケース5をポンベース12に取り付
けている。ポンプベース12の吐出管13以外の部分3
2とポンプケース5のロータ室9の周囲部分とはボルト
ナット(図外)で締結してある。
【0026】この参考例では、ポンプケース5の軸受ボ
ス6のシール部23に異物が噛み込みにくくするため、
図1(C)〜(E)に示すように、ロータ8の後方で、
ポンプベース12の後壁16にロータ室入口17をあ
け、このロータ室入口17から導出した吸込管18を、
ポンプベース12の後壁16に沿わせてある。
【0027】この参考例では、冷却ファン10に邪魔さ
れることなく、出力用接続部20に動力伝達機構(図
外)等を接続できるようにするため、図1(A)に示す
ように、吐出管13を調時伝動ケース4の上壁19に沿
わせ、ロータ室9をロータ室出口11の上側に位置させ
ることにより、クランク軸3先端側に設けた出力用接続
部20よりも高い位置を冷却ファン10が通過するよう
にしてある。図3(A)に示すように、出力用接続部2
0はクランクプーリ24の前面に設けている。そして、
クランクプーリ24とファンプーリ25とテンションプ
ーリ26にファンベルト27を巻掛けている。テンショ
ンプーリ26はシリンダヘッド22の横に配置してい
る。
【0028】
【発明の実施の形態】 図2に示す実施形態のエンジン
は、クランク軸3に邪魔されることなく、冷却ファン1
0を十分に低くできるようにするため、図2(A)に示
すように、シリンダブロック1の前壁にベース取付座3
0を装着し、このベース取付座30に冷却水通路35を
内設し、ベース取付座30の前端にポンプベース12を
取り付け、ベース取付座30の冷却水通路35を介して
ポンプベース12の吐出管13をシリンダジャケット2
のジャケット入口15に連通させ、ベース取付座30を
調時伝動ケース4の上壁19に沿わせ、ロータ室9をロ
ータ室出口11の下側で、調時伝動ケース4の前方に位
置させ、冷却ファン10がクランク軸3の前方を通過す
るようにしてある。
【0029】図3(B)に示すように、ベース取付座3
0の後端にはフランジ部36を設け、このフランジ部3
6を3本の取付ボルト33でシリンダブロック1の前壁
14(図1(B)参照)に締結して、ベース取付座30
をシリンダブロック1の前壁14に装着してある。ポン
プベース12の吐出管13とポンプケース5のロータ室
出口11の周囲部分とは2本の2連共締めボルト31で
ベース取付座30に共締めで締結するとともに、1本の
3連共締めボルト34でベース取付座30と共にシリン
ダブロック1の前壁14(図1(B)参照)に共締めで
締結してある。ポンプベース12の吐出管15以外の部
分32とポンプケース5のロータ室9の周囲部分とはボ
ルトナット(図外)で締結してある。
【0030】ベース取付座30とポンプベース12とポ
ンプケース5の組み付けに当たっては、ポンプベース1
2やポンプケース5が取り付けられていないベース取付
座30を3本の取付ボルト33a・33b・33cでシ
リンダブロック1の前壁14に取り付けた後、このベー
ス取付座30にポンプケース12とポンプケース5とを
取り付ける必要がある。予めポンプケース12やポンプ
ケース5を取り付けたベース取付座30をシリンダブロ
ック1の前壁14に取り付けることはできない。ベース
取付座30の右下に配置される取付ボルト33cの上下
に吐出管13と調時伝動ケース4が位置するうえ、この
取付ボルト33cの前にポンプベース12とポンプケー
ス5が位置するため、これらが邪魔になってこの取付ボ
ルト33cに工具が届かないからである。
【0031】ポンプベース12は参考例のものとは構造
の異なるものを用いている。図4(B)に示すように、
クランクプーリ24には出力用接続部を備えていないも
のを用いている。テンションプーリ26はシリンダブロ
ック1の横側に配置してある。他の構造は参考例と同一
であり、図2(A)、図3(B)または図4(B)中、
参考例と同一の要素には同一の符号を付しておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例に係る水冷縦形エンジンを説明
する図で、図1(A)はエンジンの要部縦断側面図、図
1(B)はポンプケースの背面図、図1(C)はポンプ
ベースの正面図、図3(D)はポンプベースの背面図、
図1(E)はポンプベースの平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る水冷縦形エンジンを説
明する図で、図2(A)はエンジンの要部縦断側面図、
図2(B)はポンプケースの背面図、図2(C)はポン
プベースの正面図、図2(D)はポンプベースの背面
図、図2(E)はポンプベースの底面図、図2(F)は
ベース取付座の正面図、図2(G)はベース取付座の背
面図である。
【図3】本発明の参考例と実施形態に係る水冷縦形エン
ジンのポンプ取付状態を説明する斜視図で、図3(A)
参考例、図3(B)は実施形態を示す。
【図4】本発明の参考例と実施形態に係る水冷縦形エン
ジンの正面図であり、図4(A)は参考例、図4(B)
実施形態を示す。
【図5】従来技術に係る水冷縦形エンジンの一部切欠側
面図であり、図5(A)は冷却ファンを高くした図、図
5(B)は冷却ファンを低くした図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック、2…シリンダジャケット、3…
クランク軸、4…調時伝動ケース、5…ポンプケース、
6…軸受ボス、7…ポンプ軸、8…ロータ、9…ロータ
室、10…冷却ファン、11…ロータ室出口、12…ポ
ンプベース、13…吐出管、14…前壁、15…ジャケ
ット入口、16…後壁、17…ロータ室入口、18…吸
込管、19…上壁、30…ベース取付座、35…冷却水
通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−284122(JP,A) 実開 昭61−80316(JP,U) 実開 昭63−191235(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 5/10 F01P 3/02 F01P 5/04 F01P 5/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック(1)にシリンダジャケ
    ット(2)を内設し、クランク軸(3)の軸長方向を前後方
    向と見て、シリンダブロック(1)の前側に調時伝動ケー
    ス(4)と冷却水のポンプケース(5)を設け、このポンプ
    ケース(5)の軸受ボス(6)にポンプ軸(7)を前後方向に
    向けて挿通し、ポンプ軸(7)の後端部にロータ(8)を固
    定し、このロータ(8)をポンプケース(5)内のロータ室
    (9)に収容し、ポンプ軸(7)の前端に冷却ファン(10)
    を固定し、この冷却ファン(10)でシリンダブロック
    (1)側に送風を行うようにした、水冷式縦形エンジンに
    おいて、 ポンプ軸(7)と平行な向きに見て、ロータ(8)の回転軌
    跡の外周よりも外側にロータ室出口(11)を設け、ポン
    プケース(5)の後側をポンプベース(12)で覆い、この
    ポンプベース(12)にロータ室出口(11)から後方に延
    びる吐出管(13)を設け、シリンダブロック(1)の前壁
    (14)にシリンダジャケット(2)のジャケット入口(1
    5)をあけ、ポンプケース(5)とポンプベース(12)と
    吐出管(13)とジャケット入口(15)とをいずれも調時
    伝動ケース(4)外に設け、吐出管(13)をジャケット入
    口(15)に連通させ、 シリンダブロック(1)の前壁にベース取付座(30)を装
    着し、このベース取付座(30)に冷却水通路(35)を内
    設し、ベース取付座(30)の前端にポンプベース(12)
    を取り付け、ベース取付座(30)の冷却水通路(35)を
    介してポンプベース(12)の吐出管(13)をシリンダジ
    ャケット(2)のジャケット入口(15)に連通させ、ベー
    ス取付座(30)を調時伝動ケース(4)の上壁(19)に沿
    わせ、ロータ室(9)をロータ室出口(11)の下側で、調
    時伝動ケース(4)の前方に位置させ、冷却ファン(10)
    がクランク軸(3)の前方を通過するようにした、ことを
    特徴とする水冷式縦形エンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した水冷式縦形エンジン
    において、ロータ(8)の後方で、ポンプベース(12)の
    後壁(16)にロータ室入口(17)をあけ、このロータ室
    入口(17)から導出した吸込管(18)を、ポンプベース
    (12)の後壁(16)に沿わせた、ことを特徴とする水冷
    式縦形エンジン。
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