JPH0521626Y2 - - Google Patents

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JPH0521626Y2
JPH0521626Y2 JP1986187412U JP18741286U JPH0521626Y2 JP H0521626 Y2 JPH0521626 Y2 JP H0521626Y2 JP 1986187412 U JP1986187412 U JP 1986187412U JP 18741286 U JP18741286 U JP 18741286U JP H0521626 Y2 JPH0521626 Y2 JP H0521626Y2
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radiator
crankshaft
engine body
shaft
water pump
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、発電機やコンプレツサその他各種回
転機器の動力源として用いられるコンパクトない
わゆる汎用型のエンジン、特に、水冷式のエンジ
ンに関するものである。
〔従来の技術〕
エンジン本体に対しラジエータをクランク軸に
直角の面方向に向けて近接配置した一体形の水冷
エンジンが知られている(例えば実公昭60−
39452号公報)。
上記エンジン本体とラジエータ一体型水冷エン
ジンは、比較的コンパクトであるため汎用エンジ
ンとして他の機器に組付けるのに適するが、水冷
エンジンとして不可欠な水ポンプおよびラジエー
タフアンの駆動機構としてのプーリやベルトを、
クランク軸とカム軸との駆動系と別に設けてい
る。
従つて上記の二つの駆動系のためにエンジン本
体とラジエータが離れ、水ポンプの取付位置が制
約を受け、水ポンプが側方に出つ張ることもあ
り、また駆動系の組立性・メンテナンス性で不便
がある。
水冷エンジンにおける上記ラジエータフアンお
よび水ポンプの駆動機構の問題点を解決するた
め、クランク軸とオーバヘツドカム軸の間で、両
軸を連動するタイミングベルトの内側に水ポンプ
軸を配置して、該軸をタイミングベルトで回転さ
せる、すなわちクランク軸・カム軸・水ポンプ軸
を共通1本のベルトで連動させることにより駆動
系を簡素化して水冷エンジン全体のコンパクト
化・組立性・メンテナンス性の向上を図つたもの
が知られている(実開昭57−148026号公報参照)。
上記のように、クランク軸・オーバヘツドカム
軸および水ポンプ軸を共通1本のベルトで連動さ
せる場合、ベルトの掛かりを良好にするために
は、水ポンプ軸をクランク軸とオーバヘツドカム
軸とを結ぶ線より外側に偏位させた位置に配置す
る必要がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ラジエータ一体型の水冷エンジンを汎用エンジ
ンとしてコンパクト化する場合、エンジン本体と
ラジエータの正面投影面をなるべく一致させ、ま
た被動機器との接続の汎用性を持たせるために、
クランク軸の動力取出端部を、ラジエータと反対
側の面の略中央に位置させるのが望ましい。
しかし前記のように、水ポンプ軸の位置が駆動
ベルトとの関係で中央から脇に偏位させると、そ
の水ポンプ軸をラジエータフアン軸に兼用した場
合、ラジエータフアンがラジエータの中心から外
れた位置に面するので、ラジエータのフアンから
外れた部分に冷却風が作用しなくなり、フアンの
外気吸込によるラジエータ冷却効率が下がつてし
まう。
そこでラジエータの中心がラジエータフアンに
合致する位置にラジエータを設置すると、ラジエ
ータとエンジン本体の正面投影面が食違つてコン
パクト化を阻害する。
本考案は上記汎用に供する水冷エンジンにおけ
るラジエータとその冷却フアンとの位置に関する
問題点を解決して、ラジエータフアンによるラジ
エータ冷却効率を向上させることを目的とする。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は上記の目的を達成するために、エンジ
ン本体に対しラジエータをクランク軸に直角の面
方向に向けて近接配置し、そのエンジン本体とラ
ジエータの間に、クランク軸とオーバヘツドカム
軸とラジエータフアン軸兼用水ポンプ軸を共通1
本のベルト等で回転させる連動機構を設け、ラジ
エータ側と反対側にクランク軸を突出させて動力
取出部とした水冷エンジンにおいて、これを汎用
型とするために、ラジエータフアンの後方でクラ
ンク軸の連動機構側端部にフライホイールを取付
けるとともに、そのフライホイールに、ラジエー
タフアンによつてエンジン本体側に流れる風を連
動機構に向かわせるフアンを備え、ラジエータフ
アン軸兼用水ポンプ軸がクランク軸の上方でその
クランク軸と交わるラジエータの縦中止線上に略
位置するように、エンジン本体をオーバヘツドカ
ム軸側に低く傾斜させ、エンジン本体およびラジ
エータの底部外周を囲みラジエータ側と反対側が
開いた平面視コ字形部分と、その平面視コ字形部
分のラジエータ側に一体に設けたラジエータの外
周を囲む門形部分とから成るフレームに、クラン
ク軸およびラジエータフアン軸兼用水ポンプ軸が
上記フレームの左右平行2辺の略中央に位置する
ように、上記傾斜したエンジン本体およびラジエ
ータを搭載固着し、上記フレームの平面視コ字形
部分の開放端をクランク軸の動力取出側端部付近
に位置させるとともに、フレームの平面視コ字形
部分の下に台脚を一体に備えたことを特徴とす
る。
〔作用〕
エンジン本体およびラジエータがフレームを介
してコンパクトに一体的に結合されると同時に、
そのフレームの一部によつてラジエータが保護さ
れる。
上記ラジエータの中央にラジエータフアンが面
するので、ラジエータの全面に冷却風が導かれ
る。
ラジエータフアンによつて後方すなわちエンジ
ン本体の側に流れる風が、フライホイール上のフ
アンによつて連動機構の方に向かい、その連動機
構を冷却する。
エンジンの傾斜配置によつてオーバヘツドカム
軸の位置が下がるため、カムプーリとラジエータ
フアンとフライホイールが可及的小範囲に収ま
り、ラジエータフアン軸がラジエータの中央に、
またフレームの門形部分の中央に位置することと
相まつて、フレームを含むエンジン全体がコンパ
クトにまとまる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面に従つて説明する。
エンジン本体1と、そのエンジン本体1に対し
クランク軸2に直角の面方向に向けて近接配置し
たラジエータ3を共通のフレーム4に搭載固着し
ている。
エンジン本体1とラジエータ3の間に、クラン
ク軸2とオーバヘツドカム軸5とラジエータフア
ン軸兼用水ポンプ軸6を共通1本のタイミングベ
ルト7またはチエーンで回転させる連動機構8が
ある。その連動機構8はカバー9で覆われてい
る。2A,5A,6Aは各軸2,5,6上に一体
に設けた上記ベルト7が掛かるプーリである。
ラジエータフアン軸兼用水ポンプ軸6の一端
は、エンジン本体1に設けた水ポンプ10に結合
され、他端はカバー9を貫いてラジエータフアン
カバー11内まで延び、ラジエータフアン12が
取付けられている。
上記クランク軸2の連動機構8側端部にフライ
ホイール13およびシロツコフアンを可とする空
気吸込フアン14が取付けられていて、連動機構
カバー9の上記空気吸込フアン14の前方に当る
部分に空気取入口15が開いている。
上記空気取入口15の上半部は、ラジエータフ
アンカバー11の排風口16に対面し、ラジエー
タフアン12による冷却風の一部を連動機構カバ
ー9の中に受入れるように構成されている。排風
口16には金網17が張つてある。
連動機構カバー9の上部のエンジン本体側の面
に金網18を張つた排風口19(第5図示)が開
いている。その排風口19はエンジン本体1の排
気マニホールド20の基部に臨んでいる。
エンジン本体1およびラジエータ3を搭載固着
しているフレーム4は、ラジエータ3と反対側が
開いた平面視コ字形の部分4Aと、その平面視コ
字形部分4Aのラジエータ側でラジエータ3並び
にフアンカバー11を囲むようにコ字形部分4A
と一体に設けた門形部分4Bとから成り、上記両
部分4A′,4Bは連動機構カバー9の両側方を
横切る斜めステー4Cによつて互いに結合補強さ
れている。
ラジエータ3は、上記フレーム4の門形部分4
Bと、その下方の平面視コ字形部分4Aの端部と
に、ブラケツト21,22を介して取付けられて
いる。ラジエータ3の正面には防護用の金網23
を設けている。
エンジン本体1は、上記フレーム4の平面視コ
字形部分4Aおよび、そのコ字形部分4Aの2辺
間に設けた台脚4Dに取付けられ、ラジエータ3
およびエンジン本体1は、フレーム4の幅内に納
まつている。
そしてクランク軸2のラジエータ3と反対側の
端部2B(第1図示)を突出させて他機器に対す
る動力取出部としている。クランク軸2は、他機
器との接続に汎用性を持たせるために、可及的に
中央部、すなわちフレーム4の平面視コ字形部分
4Aの平行2辺間において、その中央を通る上記
2辺と平行の立面内に位置している。上記フレー
ム4の平面視コ字形部分4Aの開放端はクランク
軸2の動力取出側端部付近まで延びている。
クランク軸2からオーバヘツドカム軸5および
ラジエータフアン軸兼用水ポンプ軸6をベルト伝
動する連動機構8は、第5図のように水ポンプ軸
6の位置がクランク軸2とカム軸5を結ぶエンジ
ン本体1の縦中心線X−Xから脇に外れているの
で、その水ポンプ軸6すなわちラジエータフアン
軸が略ラジエータ3の縦中心線Y−Y上に位置す
るように、エンジン本体1は傾斜してフレーム4
に取付けられている。
そしてそのエンジン本体1の傾斜している側の
面に、オイルフイルタ24・点火プラグ(不図
示)・エンジンスイツチボツクス26およびエア
クリーナ27が設置されている。
エアクリーナ27は上蓋27A付で、その上面
に蝶ナツト27Bを備えており、上記エンジン本
体1の傾斜取付けにより、その上蓋27Aが若干
側方を向いている。
エンジン本体1の上記と反対側の面には、操作
やメンテナンスの必要性が少ないキヤブレータ2
8やリザーブタンク29・ラジエータキヤツプ3
0を配置している。
図中31は冷却水循環パイプ、32は吸気マニ
ホールド、33は遮熱板である。
なお排気マニホールド20は適宜排気管を継足
してマフラーに接続される。
ハ 考案の効果 本考案水冷エンジンは上記の構成であるから、
フレームおよび台脚を介してコンパクトに一体化
されたエンジン本体とラジエータのラジエータと
反対側の面の中央に動力取出部が位置し、被動機
器との接続の汎用性が高い。
そしてラジエータ側の面でラジエータフアン軸
兼用水ポンプ軸も中央に位置しているので、ラジ
エータフアンとラジエータの中心が合致してラジ
エータ全面に冷却風が作用し、冷却効率を向上さ
せる効果がある。
また、ラジエータフアンによつて後方に流れる
風が、更にフライホイール上のフアンによつてオ
ーバヘツドカム軸・ラジエータフアン軸兼用水ポ
ンプ軸およびクランク軸の連動機構の方に流れ、
連動機構並びにその近傍の他の機器も効率よく冷
却される。
ラジエータフアン軸兼用水ポンプ軸をラジエー
タの中心に合致させることによつて、エンジンが
オーバヘツドカム軸側に傾いてオーバヘツドカム
軸の位置が下がるため、カムプーリとラジエータ
フアンとフライホイールが可及的小範囲に収ま
り、前記ラジエータフアン軸がラジエータの中央
に、またフレームの門形部分の中央に位置するこ
とと相まつて、フレームを含むエンジン全体がコ
ンパクトにまとまり、汎用性に優れた水冷エンジ
ンが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案水冷エンジンの左側面図、第2
図は右側面図、第3図はラジエータおよびラジエ
ータフアン連動機構部分の拡大縦断側面図、第4
図は第3図−線に沿う縦断正面図、第5図は
第3図−線に沿う縦断正面図。 1はエンジン本体、2はクランク軸、3はラジ
エータ、4はフレーム、5はオーバヘツドカム
軸、6はラジエータフアン軸兼用水ポンプ軸、7
はベルト、8は連動機構、9はカバー、10は水
ポンプ、11はラジエータフアンカバー、12は
ラジエータフアン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体に対しラジエータをクランク軸に
    直角の面方向に向けて近接配置し、そのエンジン
    本体とラジエータの間に、クランク軸とオーバヘ
    ツドカム軸とラジエータフアン軸兼用水ポンプ軸
    を共通1本の巻掛け伝動手段で回転させる連動機
    構を設け、ラジエータ側と反対側にクランク軸を
    突出させて動力取出部とした水冷エンジンにおい
    て、ラジエータフアンの後方でクランク軸の連動
    機構側端部にフライホイールが付いているととも
    に、そのフライホイールに、ラジエータフアンに
    よつてエンジン本体側に流れる風を連動機構に向
    かわせるフアンを備え、ラジエータフアン軸兼用
    水ポンプ軸がクランク軸の上方でそのクランク軸
    と交わるラジエータの縦中心線上に略位置するよ
    うに、エンジン本体がオーバヘツドカム軸側に低
    く傾斜し、エンジン本体およびラジエータの底部
    外周を囲みラジエータ側と反対側が開いた平面視
    コ字形部分と、その平面視コ字形部分のラジエー
    タ側に一体に設けたラジエータの外周を囲む門形
    部分とから成るフレームに、クランク軸およびラ
    ジエータフアン軸兼用水ポンプ軸が上記フレーム
    の左右平行2辺の略中央に位置するように、上記
    傾斜したエンジン本体およびラジエータが搭載固
    着され、上記フレームの平面視コ字形部分の開放
    端はクランク軸の動力取出側端部付近に位置する
    と共に、フレームの平面視コ字形部分の下に台脚
    を一体に備えていることを特徴とする水冷エンジ
    ン。
JP1986187412U 1986-12-05 1986-12-05 Expired - Lifetime JPH0521626Y2 (ja)

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JPS6392026U JPS6392026U (ja) 1988-06-14
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57148026U (ja) * 1981-03-11 1982-09-17
JPS61165825U (ja) * 1985-04-03 1986-10-15

Also Published As

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JPS6392026U (ja) 1988-06-14

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