JP2000274241A - 内燃機関の補機取付け構造 - Google Patents

内燃機関の補機取付け構造

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JP2000274241A
JP2000274241A JP11080292A JP8029299A JP2000274241A JP 2000274241 A JP2000274241 A JP 2000274241A JP 11080292 A JP11080292 A JP 11080292A JP 8029299 A JP8029299 A JP 8029299A JP 2000274241 A JP2000274241 A JP 2000274241A
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combustion engine
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内燃機関の補機であるウォータポンプとオイ
ルポンプとが同軸に取り付けられてなる内燃機関の補機
取付け構造において、取付け構造の小型化と堅牢化、組
付性の向上、内燃機関の小型化等を図る。 【解決手段】 ウォータポンプ11のアウタ部材28とオイ
ルポンプ30のロータとを連結する回転軸28b が、単一部
品からなり、クランクケース(パワーユニットケース5
のクランクケース相当部分)の一方の側壁を貫通する部
分において軸受けされて支持されて、クランクシャフト
7により動力伝達部材(歯車12、28a )を介して駆動さ
れ、動力伝達部材は、両ポンプ11、30の軸方向に見て、
アウタ部材28の長さ範囲内に位置するようにして配置さ
れている。ウォータポンプ11のアウタ部材28は、インナ
部材31を収容して支持するカバー部材10によって、軸方
向に位置決めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、内燃機関の補
機取付け構造に関し、特に内燃機関の補機であるウォー
タポンプとオイルポンプとが同軸的に一体に取り付けら
れてなる内燃機関の補機取付け構造に関する。
【0002】
【従来技術、発明が解決しようとする課題】従来、内燃
機関の補機であるウォータポンプとオイルポンプとが同
軸的に一体に取り付けられてなる内燃機関の補機取付け
構造は、実公平1−28262号公報に記載されている
ように、駆動部材が補機よりも補機の軸方向外方に位置
するようにして配置されているので、補機取付け構造が
幅広化して、内燃機関の小型化の障害となっていた。
【0003】また、前記従来の内燃機関の補機取付け構
造は、ウォータポンプとオイルポンプとを同軸的に連結
する連結軸が、2つの軸部分に分割され、これら2つの
軸部分が、すり割タイプのジョイントにより連結されて
連動するようにされていたので、がたつきやがたつきに
起因する騒音が発生し、また、組付性にも解決すべき課
題が残されていた。
【0004】本願の発明は、従来の内燃機関の補機取付
け構造が有する前記のような問題点を解決して、補機取
付け構造の小型化、堅牢化と組付性の向上、内燃機関の
小型化等を可能にする内燃機関の補機取付け構造を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決した内燃機関の補機取付け
構造に係り、その請求項1に記載された発明は、一端に
マグネット式ウォータポンプが、他端にオイルポンプ
が、クランクシャフトと平行かつ同軸的にそれぞれ取り
付けられてなる内燃機関の補機取付け構造において、前
記マグネット式ウォータポンプのアウタ部材と前記オイ
ルポンプのロータとを連結する回転軸が、単一部品から
なり、クランクケースの一方の側壁を貫通する部分にお
いて軸受けされて支持されて、前記クランクシャフトに
より動力伝達部材を介して駆動され、前記動力伝達部材
は、前記両ポンプの軸方向に見て、前記アウタ部材の長
さ範囲内に位置するようにして配置されたことを特徴と
する内燃機関の補機取付け構造である。
【0006】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、一端にマグネット式ウォータポ
ンプが、他端にオイルポンプが、クランクシャフトと平
行かつ同軸的にそれぞれ取り付けられてなる内燃機関の
補機取付け構造において、マグネット式ウォータポンプ
のアウタ部材とオイルポンプのロータとを連結する回転
軸が、単一部品からなり、クランクシャフトにより動力
伝達部材を介して駆動され、該動力伝達部材は、両ポン
プの軸方向に見て、アウタ部材の長さ範囲内に位置する
ようにして配置される。
【0007】この結果、動力伝達部材は、両ポンプの軸
方向に見て、両ポンプの外方にはみ出して位置するよう
なことがなくなるので、内燃機関の補機であるマグネッ
ト式ウォータポンプとオイルポンプとの取付け構造(補
機取付け構造)を幅狭化することができて、内燃機関の
小型化が可能になる。
【0008】また、回転軸は単一部品からなるので、マ
グネット式ウォータポンプのアウタ部材、オイルポンプ
のロータおよび回転軸からなる組立体が堅牢化され、が
たつきやがたつきに起因する騒音が発生することがな
く、また、その組立体の組付性も向上する。
【0009】また、請求項2記載のように請求項1記載
の発明を構成することにより、クランクケースは、クラ
ンクウエイトの両側方に、前記クランクウエイトを越え
て延在する側壁を有し、前記クランクウエイトの一側方
に、前記クランクウエイトを越えて延在する一方の側壁
は、前記回転軸が貫通する一方の側壁とされ、前記クラ
ンクウエイトの他側方に、前記クランクウエイトを越え
て延在する他方の側壁には、前記オイルポンプが取り付
けられ、前記回転軸が、前記一方の側壁を貫通して前記
他方の側壁に向けて前記クランクケース内に挿入され
て、前記マグネット式ウォータポンプおよび前記オイル
ポンプがそれぞれ組み付けられるようにされる。
【0010】この結果、両方の側壁間の比較的長いスパ
ンを利用して、マグネット式ウォータポンプのアウタ部
材を回転軸により安定に支持することができる。また、
マグネット式ウォータポンプおよびオイルポンプの組付
け性が向上する。
【0011】加えて、オイルポンプはクランクケース内
に収容されることになるので、内燃機関のさらなる小型
化が可能になるとともに、スペースを節減することがで
き、他の機器のレイアウトの自由度が向上する。
【0012】さらに、請求項3記載のように請求項1ま
たは請求項2記載の発明を構成することにより、マグネ
ット式ウォータポンプのアウタ部材は、マグネット式ウ
ォータポンプのインナ部材を収容して支持するカバー部
材によって軸方向に位置決めされる。
【0013】この結果、カバー部材を、マグネット式ウ
ォータポンプのインナ部材の取付け部品およびマグネッ
ト式ウォータポンプのアウタ部材の位置決め部品として
2用に供することができ、部品点数が削減されるととも
に、マグネット式ウォータポンプおよびオイルポンプの
組付け性がさらに向上する。
【0014】また、その請求項4に記載された発明は、
一端にウォータポンプが、他端にオイルポンプが、クラ
ンクシャフトと平行かつ同軸的にそれぞれ取り付けられ
てなる内燃機関の補機取付け構造において、前記ウォー
タポンプのロータと前記オイルポンプのロータとを連結
する回転軸が、単一部品からなり、パワーユニットケー
スの一方の側壁を貫通する部分および他の補機の取付け
壁もしくはカバーを貫通する部分においてそれぞれ軸受
けされて支持されて、前記クランクシャフトにより動力
伝達部材を介して駆動され、前記動力伝達部材は、前記
両ポンプの軸方向に見て、前記両ポンプの間に位置する
ようにして配置されたことを特徴とする内燃機関の補機
取付け構造である。
【0015】請求項4に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、一端にウォータポンプが、他端
にオイルポンプが、クランクシャフトと平行かつ同軸的
にそれぞれ取り付けられてなる内燃機関の補機取付け構
造において、ウォータポンプのロータとオイルポンプの
ロータとを連結する回転軸が、単一部品からなり、クラ
ンクシャフトにより動力伝達部材を介して駆動され、該
動力伝達部材は、両ポンプの軸方向に見て、両ポンプの
間に位置するようにして配置される。
【0016】この結果、動力伝達部材は、両ポンプの軸
方向に見て、両ポンプの外方にはみ出して位置するよう
なことがなくなるので、内燃機関の補機であるウォータ
ポンプとオイルポンプとの取付け構造(補機取付け構
造)を幅狭化することができて、内燃機関の小型化が可
能になる。
【0017】また、回転軸は単一部品からなるので、ウ
ォータポンプのロータ、オイルポンプのロータおよび回
転軸からなる組立体が堅牢化され、がたつきやがたつき
に起因する騒音が発生することがなく、また、その組立
体の組付性も向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図3に図示され
る本願の請求項1ないし請求項3に記載された発明の一
実施形態(実施形態1)について説明する。図1は、本
実施形態1における補機取付け構造が適用された内燃機
関を含むパワーユニットの内燃機関を中心とする部分の
右側面図、図2は、図1のII−II線矢視縦断面図、
図3は、図2の要部拡大図、図4は、図1のIV−IV
線矢視断面図である。但し、図1において、シリンダブ
ロックは、断面で示されている。
【0019】図1および図2において、本実施形態1に
おける冷却装置が適用された内燃機関1を含むパワーユ
ニット0は、頭上カム(OHC)式の内燃機関1と、詳
細には図示されない動力伝達装置2とが一体化されてな
り、スクータ型自動2輪車に搭載されている。
【0020】内燃機関1のシリンダヘッド3とシリンダ
ブロック4とは、図示されないボルトでもって相互に一
体に結合されている。また、図2に図示されるように、
内燃機関1のクランクケースと動力伝達装置2のミッシ
ョンケースとを車両前後方向に一体化したパワーユニッ
トケース5は、車幅方向にわたって左パワーユニットケ
ース部5a と右パワーユニットケース部5b とに2分割
され、これらも、図示されないボルトでもって一体に結
合され、シリンダブロック4とパワーユニットケース5
も、図示されないボルトでもって一体に結合されてい
る。
【0021】シリンダブロック4のシリンダ孔4a に摺
動自在に嵌装されているピストン6は、パワーユニット
ケース5に回転自在に枢支されているクランクシャフト
7にコネクティングロッド8を介して連結されており、
ピストン6の往復動によって、クランクシャフト7は回
転駆動される。
【0022】パワーユニットケース5のクランクケース
相当部分(以下、パワーユニットケース5のこの部分を
特にクランクケースという場合がある。)は、クランク
シャフト7の回転運動の不釣り合いを解消するために設
けられるクランクウエイトの両側方に、該クランクウエ
イトを越えて延在する左右側壁をそれぞれ有している。
クランクウエイトは、左右一対の釣合い錘7a 、7a か
らなっている。
【0023】これらの左右側壁のうちの右パワーユニッ
トケース部5b に属する一方の側壁には、後述するマグ
ネット式ウオータポンプ11のアウタ部材28とオイルポン
プ30との共通回転軸をなす回転軸28b が貫通して支持さ
れており、これらの左右側壁のうちの左パワーユニット
ケース部5a に属する他方の側壁には、オイルポンプ30
が取り付けられて固定されている。
【0024】回転軸28b は、前記した一方の側壁から他
方の側壁に向けてクランクケース(パワーユニットケー
ス5)内に挿入されて、マグネット式ウォータポンプ11
およびオイルポンプ30がそれぞれ組み付けられる。
【0025】内燃機関1の図2において右方の一側に
は、シリンダヘッド3とシリンダブロック4を上下に貫
通し、シリンダ孔4a に隣接して、タイミングチェーン
室9が形成されている。このタイミングチェーン室9
は、右パワーユニットケース部5b の側面に沿って下方
に伸び、その右方の開口部52をカバー10により覆われ
て、下方部分が閉塞されている。カバー10は、右パワー
ユニットケース部5b に図示されないボルトにより締着
されている。
【0026】クランクシャフト7がタイミングチェーン
室9に臨む部分には、内燃機関の補機であるウオータポ
ンプ11駆動用の歯車12とドライブスプロケット15とが嵌
着されている。ドライブスプロケット15は、タイミング
チェーン14およびドリブンスプロケット20を介してカム
軸13および水平対抗ピストン型圧縮ポンプ(過給器)21
の駆動軸22を駆動する。
【0027】クランクシャフト7がカバー10を貫通して
図2において右方にさらに突出する部分には、オルタネ
ータ16のロータ16a および該ロータ16a に隣接して冷却
用ファン17が一体に取り付けられている。
【0028】カム軸13は、シリンダヘッド3の軸受部に
ボール軸受18により軸受けされて支持されており、その
カム部は、図示されない吸気弁用および排気弁用のロッ
カーアームを揺動させて、図示されない吸気弁および排
気弁を所定のタイミングに従って開閉動させる。
【0029】カム軸13のタイミングチェーン室9側の端
部には、サブカム19とドリブンスプロケット20とが、水
平対抗ピストン型圧縮ポンプ21の駆動軸22の左方ねじ部
により貫通されて締着されている。
【0030】サブカム19は、過給弁23の頂部のリフタ24
を押圧して、過給弁23を所定のタイミングに従って開閉
動させる。圧縮ポンプ21は、そのボディケーシングがタ
イミングチェーン室9のシリンダヘッド3側部分の開口
部を覆うカバー25にボルト連結されて取り付けられてい
て、空気もしくは混合気を圧縮して、過給気通路26に送
り出す。
【0031】クランクシャフト7が左パワーユニットケ
ース部5a を貫通した左端部には、Vベルト無段変速器
27が取り付けられている。このVベルト無段変速器27
は、図示されないクラッチ等を介して後車軸に連動連結
されている。
【0032】ウオータポンプ11駆動用の歯車(動力伝達
部材)12には、マグネット式ウオータポンプ11のアウタ
部材28と一体の歯車28a が噛み合っている。歯車12は、
マグネット式ウオータポンプ11の軸方向に見て、その位
置がアウタ部材28のアウタヨーク28c 部と重なるように
して配置されており、その位置は、少なくともアウタ部
材28の図2において右方外方に外れることはない。
【0033】アウタ部材28の回転軸28b は、そのアウタ
ヨーク28c 側端部がボール軸受29を介して右パワーユニ
ットケース部5b の軸受部(前記したクランクケースの
一方の側壁に形成される軸受部)に支持され、また、そ
の他端部側が内燃機関の補機であるオイルポンプ30のケ
ーシング30a の回転軸受部に支持されている。オイルポ
ンプ30は、左パワーユニットケース部5a の所定個所
(前記したクランクケースの他方の側壁の所定個所)に
固定されている。
【0034】回転軸28b の他端部には、詳細には図示さ
れていないが、トロコイド型オイルポンプ30のインナ
(ロータ)が固着されている。したがって、回転軸28b
は、マグネット式ウオータポンプ11のアウタ部材28の回
転軸とオイルポンプ30の回転軸とを兼ねた共通回転軸を
なしており、クランクシャフト7と平行に配設されてい
る。
【0035】また、アウタ部材28は、その歯車28a の図
2において右側面がカバー10のウオータポンプ収容凹部
10a を画成する円形の囲壁10b の端面に当接することに
より、軸方向に位置決めされている。
【0036】アウタヨーク28c は、アウタ部材28の有底
円筒状の外殻体の内周に周方向にN、S極を交互にして
固定された複数個の永久磁石により構成されている。
【0037】アウタ部材28は、その回転軸28b が右パワ
ーユニットケース部5b に属する一方の側壁から左パワ
ーユニットケース部5a に属する他方の側壁に向けてク
ランクケース内に挿入されて、マグネット式ウォータポ
ンプ11およびオイルポンプ30がそれぞれ組み付けられる
に際しては、その回転軸28b 、歯車28a およびアウタヨ
ーク28c を備えた有底円筒状の外殻体が一体に組み付け
られて、1つの組立体をなしている。
【0038】この場合、回転軸28b と有底円筒状の外殻
体とは、圧入により堅固に結合されるが、この圧入に代
えて、溶接によるようにしてもよい。また、歯車28a と
有底円筒状の外殻体も、圧入により堅固に結合される
が、この圧入に代えて、溶接にようにしてもよい。
【0039】ウオータポンプ収容凹部10a には、マグネ
ット式ウオータポンプ11のインナ部材31が収容されて固
定されている。
【0040】インナ部材31は、図3および図4により良
く図示されているように、隔壁31aと、蓋板31b と、こ
れらの隔壁31a と蓋板31b とにより形成される空間内に
回転自在に支持されて収容されたインペラ31d と、該イ
ンペラ31d の筒軸部の外周に一体に取り付けられたイン
ナヨーク31e とからなっている。31c は、インペラ31d
の回転軸である。
【0041】インナヨーク31e は、インペラ31d の軸部
の外周に周方向にN、S極を交互にして固定された複数
個の永久磁石により構成されている。
【0042】蓋板31b には、その中央部に冷却水吸入孔
32が複数個形成され、また、その外周側に冷却水吐出孔
33が1個形成されている。
【0043】マグネット式ウオータポンプ11は、次のよ
うにして回転駆動される。マグネット式ウオータポンプ
11のインナ部材31の隔壁31a は、アウタ部材28に一体に
取り付けられたアウタヨーク28c と、インナ部材31内の
インペラ31d に一体に取り付けられたインナヨーク31e
とを対向させて隔離する。
【0044】アウタヨーク28c とインナヨーク31e との
前記のような配置により、アウタ部材28が歯車12と歯車
28a との噛合を介してクランクシャフト7により回転さ
せられたときには、アウタヨーク28c を構成する永久磁
石とインナヨーク31e を構成する永久磁石との間に働く
磁力により、インナヨーク31e を構成する永久磁石が回
転され、インペラ31d はアウタ部材28に随伴して回転し
て、マグネット式ウオータポンプ11が回転駆動されるよ
うになっている。
【0045】カバー10がマグネット式ウオータポンプ11
のインナ部材31を覆う部分には、図4に図示されるよう
に、マグネット式ウオータポンプ11の冷却水入口用開口
10cと冷却水出口用開口10d とがそれぞれ形成されてい
る。これらの開口10c 、10dは、クランクシャフト7の
軸方向に沿った車体幅方向外方を指向して開口形成され
ている(図1参照)。
【0046】冷却水入口用開口10c には、ラジエータ40
の冷却水出口40a の接続口金41がホースを介さないで直
接嵌着されて取り付けられている。ラジエータ40の冷却
水出口40a は、ラジエータ40の図1において左斜め下角
の下方への膨出部(冷却水出口側ヘッダ部40d の下部)
に形成されている。
【0047】また、冷却水出口用開口10d には、マグネ
ット式ウオータポンプ11から吐出された冷却水をシリン
ダブロック4とシリンダヘッド3とにまたがって形成さ
れたウォータジャケット43に導くホース44の一方端が嵌
着されて取り付けられている。
【0048】ホース44の一方端は、その軸方向に押し潰
されて拡径した部分が冷却水出口用開口10d の大径部に
嵌着され、上方より押え板45により押さえられ、該押え
板45がボルト46によりカバー10に固く締着されることに
より、冷却水出口用開口10dに液密に堅固に取り付けら
れている。
【0049】ホース44の他方端は、シリンダブロック4
の側壁にクランクシャフト7の軸方向と直交する車両後
方向を指向して形成された冷却水入口用開口4b に嵌着
されて、そこに液密に取り付けられている(図1参
照)。その取付け態様は、冷却水出口用開口10d へのホ
ース44の一方端の取付け態様と同様である。
【0050】マグネット式ウオータポンプ11の冷却水出
口用開口10d と、内燃機関1への冷却水入口用開口であ
るシリンダブロック4の冷却水入口用開口4b とは、図
1に図示されているように、クランクシャフト7の軸心
を通るシリンダ(シリンダブロック4のうち、シリンダ
孔4a を囲む円筒状部分)の中心面に対して同じ側に配
置されているので、ホース44の長さは、最短にされてい
る。
【0051】ラジエータ40は、図1および図2に図示さ
れるように、内燃機関1の近傍に配置されており、その
コア部40b は、シリンダブロック4の車幅方向右方の側
部に沿って該側部と平行に設けられ、その高さは、シリ
ンダブロック4の高さと略同じ高さになるようにされて
いる。
【0052】また、ラジエータ40のコア部40b の幅は、
冷却用ファン17からラジエータ40に直接導かれる冷却風
をより良く受けることができるように、コア部40b の両
側の冷却水入口側ヘッダ部40c および冷却水出口側ヘッ
ダ部40d よりも車幅方向外方(図2において右方)に張
り出すようにして形成されている。
【0053】ラジエータ40の図1において右斜め上角部
(冷却水入口側ヘッダ部40c の上部)に形成された冷却
水入口の接続口金(図示されず)は、内燃機関1の冷却
水出口をなすシリンダヘッド3の冷却水出口用開口3c
にホースを介さないで直接嵌着されて取り付けられてい
る。その取付け態様は、ラジエータ40の冷却水出口40a
の接続口金41がマグネット式ウオータポンプ11の冷却水
入口用開口10c に取り付けられるのと略同様である。な
お、ラジエータ40の冷却水入口側ヘッダ部40c の上部に
は、冷却水補給口部57が設けられている。
【0054】したがって、内燃機関1を冷却して温度の
上昇した冷却水は、冷却水出口用開口3c からラジエー
タ40の冷却水入口、冷却水入口側ヘッダ部40c を経てコ
ア部40b に入り、そこに多数配設された伝熱管(図示さ
れず)内を流れて、冷却用ファン17により圧送されてき
た冷却風と熱交換をして冷却されて、ラジエータ40の冷
却水出口側ヘッダ部40d 、その下部の冷却水出口40a を
経てラジエータ40を出る。
【0055】次いで、冷却水は、カバー10のウオータポ
ンプ収容凹部10a 内の流路(図示されず)、マグネット
式ウオータポンプ11のインナ部材31の蓋板31b に形成さ
れた冷却水吸入孔32を経て、マグネット式ウオータポン
プ11内に吸入される。
【0056】マグネット式ウオータポンプ11内に吸入さ
れて加圧された冷却水は、次いで、マグネット式ウオー
タポンプ11のインナ部材31の蓋板31b に形成された冷却
水吐出孔33、ホース44、シリンダブロック4の側壁に形
成された冷却水入口用開口4b を経て、シリンダブロッ
ク4とシリンダヘッド3とにまたがって形成されたウォ
ータジャケット43に導入されて、内燃機関1の燃焼室回
りを冷却し、シリンダヘッド3の冷却水出口用開口3c
に至る。
【0057】シリンダヘッド3の冷却水出口用開口3c
は、詳細には図示されていないが、シリンダヘッド3の
胴体部3a から一体に延出された導管部の端部に形成さ
れている。この導管部は、その端部に至るまでの間が押
し潰されて、断面半円状の通路とされている(図1の冷
却水出口用開口3c の中央部に描かれた実線参照)。
【0058】この冷却水出口用開口3c は、マグネット
式ウオータポンプ11の冷却水入口用開口10c 、冷却水出
口用開口10d の開口方向と同じく、クランクシャフト7
の軸方向に沿った車体幅方向外方を指向して開口形成さ
れており、したがって、これらの開口3c 、10c 、10d
は、同じ方向に面して配置されている。しかも、これら
の開口3c 、10c 、10d は、全て同一の面上に開口して
いる。
【0059】ラジエータ40は、そのケーシング(側板)
の図1において左下方部、右上方部、左上方部、右下方
部の4個所(D1 〜D4 )が、右パワーユニットケース
部5b に固着されたカバー10のボス部51、シリンダヘッ
ド3の胴体部3a から一体に延出された腕部3d の端
部、同腕部3e の端部および右パワーユニットケース部
5b のボス部50にそれぞれボルトにより固く締着される
ことにより、内燃機関1に堅固に取り付けられている。
【0060】そして、これらの個所D1 〜D4 における
取付け面は、全て同一面上にある。しかも、この同一面
は、内燃機関1の冷却水出口用開口3c 、マグネット式
ウオータポンプ11の冷却水入口用開口10c および同冷却
水出口用開口10d が同一面上に開口する、その同一面と
も重なっている。
【0061】冷却用ファン17のファンカバー53は、ラジ
エータ40を覆い、さらに、シリンダヘッド3の頂部から
パワーユニットケース5のうちのクランクケース相当部
分の下端にまで及ぶ内燃機関1の一側を覆うように、シ
リンダ(シリンダ孔4a )の軸線に沿って縦方向に拡張
されていて、図1の上方左右2個所E1 、E2 部におい
て、図示されないボルトによりシリンダヘッド3にそれ
ぞれ取り付けられ、また、図1の下方左右2個所E3
4 部において、図示されないボルトにより右パワーユ
ニットケース部5b のボス部54、55にそれぞれ取り付け
られて固定されている。58は冷却風吸込み口であり、車
幅方向右方に向けて開口されている。
【0062】ファンカバー53は、オルタネータ16の外周
に通路56を作り、オルタネータ16がラジエータ40に面す
る側を開放するようにして、オルタネータ16を覆ってい
るので、冷却用ファン17から吐出された冷却風の一部
は、ラジエータ40に直接導かれる(矢印F参照)が、過
半の部分は、オルタネータ16の外周を巡って後、シリン
ダ(シリンダ孔4a )の略軸方向に流れて、ラジエータ
40に導かれる(矢印G参照)。
【0063】ラジエータ40は、そのコア部40b の幅が、
前記のとおり、コア部40b の両側の冷却水出入口側ヘッ
ダ部40d 、40c よりも車幅方向外方(図2において右
方)に張り出すようにして形成されているので、ラジエ
ータ40に直接導かれる冷却風の一部をより良く捕捉する
ことができる。
【0064】本実施形態1は、前記のように構成されて
いるので、さらに、次のような効果を奏することができ
る。一端にマグネット式ウォータポンプ11が、他端にオ
イルポンプ30が、クランクシャフト7と平行かつ同軸的
にそれぞれ取り付けられてなる内燃機関1の補機取付け
構造において、マグネット式ウォータポンプ11のアウタ
部材28とオイルポンプ30のインナ(ロータ)とを連結す
る回転軸28b が、単一部品からなり、クランクシャフト
7により歯車12(動力伝達部材)を介して駆動され、該
歯車12は、両ポンプ11、30の軸方向に見て、アウタ部材
28の長さ範囲内に位置するようにして配置されている。
【0065】この結果、歯車12は、両ポンプ11、30の軸
方向に見て、両ポンプ11、30の外方にはみ出して位置す
るようなことがなくなるので、内燃機関1の補機である
マグネット式ウォータポンプ11とオイルポンプ30との取
付け構造(補機取付け構造)を幅狭化することができ
て、内燃機関1の小型化が可能になる。
【0066】また、回転軸28b は、両ポンプ11、30の共
通回転軸をなし、単一部品からなるので、マグネット式
ウォータポンプ11のアウタ部材28、オイルポンプ30のロ
ータおよび回転軸28b からなる組立体が堅牢化され、が
たつきやがたつきに起因する騒音が発生することがな
く、また、その組立体の組付性も向上する。
【0067】また、クランクケース(パワーユニットケ
ース5のクランクケース相当部分)は、左右一対の釣合
い錘7a 、7a からなるクランクウエイトの両側方に、
該クランクウエイトを越えて延在する左右側壁を有して
おり、これら左右側壁のうちの右パワーユニットケース
部5b に属する一方の側壁には、マグネット式ウオータ
ポンプ11のアウタ部材28およびオイルポンプ30の共通回
転軸をなす回転軸28bが貫通して支持されており、これ
ら左右側壁のうちの左パワーユニットケース部5a に属
する他方の側壁には、オイルポンプ30が取り付けられて
固定されている。そして、回転軸28b が、一方の側壁を
貫通して他方の側壁に向けてクランクケース内に挿入さ
れて、マグネット式ウォータポンプ11およびオイルポン
プ30がそれぞれ組み付けられるようになっている。
【0068】この結果、両方の側壁間の比較的長いスパ
ンを利用して、マグネット式ウォータポンプ11のアウタ
部材28を回転軸28b により安定に支持することができ
る。また、マグネット式ウォータポンプ11およびオイル
ポンプ30の組付け性が向上する。
【0069】加えて、オイルポンプ30はクランクケース
内に収容されることになるので、内燃機関1のさらなる
小型化が可能になるとともに、スペースを節減すること
ができ、他の機器のレイアウトの自由度が向上する。
【0070】さらに、マグネット式ウォータポンプ11の
アウタ部材28は、マグネット式ウォータポンプ11のイン
ナ部材31を収容して支持するカバー部材10によって軸方
向に位置決めされている。
【0071】この結果、カバー部材10を、マグネット式
ウォータポンプ11のインナ部材31の取付け部品として、
また、マグネット式ウォータポンプ11のアウタ部材28の
位置決め部品として、2つの用途に共用することがで
き、部品点数を削減することができる。また、これによ
り、マグネット式ウォータポンプ11およびオイルポンプ
30の組付け性がさらに向上する。
【0072】次に、図5に図示される本願の請求項4に
記載された発明の一実施形態(実施形態2)について説
明する。図5は、本実施形態2における補機取付け構造
が適用された頭上カム(OHC)式内燃機関の部分縦断
面図である。なお、実施形態1と対応する部分には、同
じ符号を付している。
【0073】請求項4に記載された発明は、ウォータポ
ンプがマグネット式ウォータポンプとされておらず、通
常型式のウォータポンプとされている点で、請求項1な
いし請求項3に記載された発明と異なっている。また、
これに起因して、その補機取付け構造の実施の形態が、
以下に述べるように異なっている。
【0074】本実施形態2においては、図5に図示され
るように、通常型式のウォータポンプ60とオイルポンプ
30とをクランクシャフト7と平行かつ同軸的に取り付け
て、クランクシャフト7により動力伝達部材を介して駆
動するために、ウォータポンプ60をクランクケース側に
取付け固定する一方、オイルポンプ30をクランクケース
より外方に配置している。
【0075】そして、ウォータポンプ60のロータとオイ
ルポンプ30のロータとを連結する共通の回転軸61のウォ
ータポンプ60側は、クランクケース相当部分を越えて下
方に延設されたパワーユニットケース5の一方の側壁
(右パワーユニットケース部5b )を貫通する部分にお
いて、ボール軸受65により軸受けされて支持され、ま
た、そのオイルポンプ30側は、内燃機関1の補機をなす
オルタネータ16を覆うカバー67を貫通する部分におい
て、ボール軸受66により軸受けされて支持されている。
回転軸61は、単一部品から構成されている。
【0076】ここで、パワーユニットケース5の一方の
側壁(右パワーユニットケース部5b )は、ウォータポ
ンプ60のケーシングを兼ねている。また、オルタネータ
16は、クランクシャフト7の図5において右方の一方端
部に連結されており、オイルポンプ30は、カバー67に取
り付けられて固定されている。
【0077】ウォータポンプ60とオイルポンプ30とは、
それらの共通の回転軸61がプーリ62、ベルト64、プーリ
63を介してクランクシャフト7により回転駆動されるこ
とにより、同時に駆動される。
【0078】ここで、プーリ62は、クランクシャフト7
がクランクケース(パワーユニットケース5のクランク
ケース相当部分)を貫通した部分に嵌着されている。ま
た、プーリ63は、回転軸61上のウォータポンプ60とオイ
ルポンプ30とに挟まれた部分に嵌着されている。ベルト
64は、これら両プーリ62、63間に架渡されている。
【0079】これらの動力伝達部材(プーリ62、ベルト
64、プーリ63)は、ウォータポンプ60およびオイルポン
プ30の軸方向に見て、これら両ポンプ60、30の間に配置
され、ウォータポンプ60より図4において左方およびオ
イルポンプ30の図4において右方のいずれにもはみ出し
て配置されることはない。
【0080】本実施形態2は、前記のように構成されて
いるので、次のような効果を奏することができる。動力
伝達部材(プーリ62、ベルト64、プーリ63)は、両ポン
プ60、30の軸方向に見て、両ポンプ60、30の外方にはみ
出して位置するようなことがないので、内燃機関1の補
機であるウォータポンプ60とオイルポンプ30との取付け
構造(補機取付け構造)を幅狭化することができて、内
燃機関1の小型化が可能になる。
【0081】また、回転軸61は単一部品からなるので、
ウォータポンプ60のロータ、オイルポンプ30のロータお
よび回転軸61からなる組立体が堅牢化され、がたつきや
がたつきに起因する騒音が発生することがなく、また、
その組立体の組付性も向上する。
【0082】本実施形態2において、回転軸61のオイル
ポンプ30側は、内燃機関1の補機をなすオルタネータ16
を覆うカバー67を貫通する部分においてボール軸受66に
より軸受けされて支持されたが、これに限定されず、内
燃機関1の他の補機をなす部品の取付け壁もしくはカバ
ーを貫通する部分において軸受けされて支持されるよう
にしても、勿論よい。
【0083】本実施形態1および2において、内燃機関
1は、頭上カム(OHC)式内燃機関とされたが、これ
に限定されず、頭上弁(OHV)式内燃機関とされても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1ないし請求項3に記載された発
明の一実施形態(実施形態1)における補機取付け構造
が適用された内燃機関を含むパワーユニットの内燃機関
を中心とする部分の右側面図である。但し、シリンダブ
ロックは、断面で示されている。
【図2】図1のII−II線矢視縦断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】本願の請求項4に記載された発明の一実施形態
(実施形態2)における補機取付け構造が適用された内
燃機関の部分縦断面図である。
【符号の説明】
0…パワーユニット、1…内燃機関、2…動力伝達装
置、3…シリンダヘッド、3a …胴体部、3c …冷却水
出口用開口、3d …腕部、3e …腕部、4…シリンダブ
ロック、4a …シリンダ孔、4b …冷却水入口用開口、
5…パワーユニットケース、5a …左パワーユニットケ
ース部、5b …右パワーユニットケース部、6…ピスト
ン、7…クランクシャフト、7a …釣合い錘、8…コネ
クティングロッド、9…タイミングチェーン室、10…カ
バー、10a …ウオータポンプ収容凹部、10b …囲壁、10
c …冷却水入口用開口、10d …冷却水出口用開口、11…
マグネット式ウオータポンプ、12…歯車、13…カム軸、
14…タイミングチェーン、15…ドライブスプロケット、
16…オルタネータ、16a …ロータ、17…冷却用ファン、
18…ボール軸受、19…サブカム、20…ドリブンスプロケ
ット、21…水平対抗ピストン型圧縮ポンプ(過給器)、
22…駆動軸、23…過給弁、24…リフタ、25…カバー、26
…過給気通路、27…Vベルト無段変速器、28…アウタ部
材、28a …歯車、28b …回転軸、28c …アウタヨーク、
29…ボール軸受、30…トロコイド型オイルポンプ、30a
…ケーシング、31…インナ部材、31a …隔壁、31b …蓋
板、31c…回転軸、31d …インペラ、31e …インナヨー
ク、32…冷却水吸入孔、33…冷却水吐出孔、40…ラジエ
ータ、40a …冷却水出口、40b …コア部、40c …冷却水
入口側ヘッダ部、40d …冷却水出口側ヘッダ部、41…接
続口金、42…ボルト、43…ウォータジャケット、44…ホ
ース、45…押え板、46…ボルト、49〜51…ボス部、52…
開口部、53…ファンカバー、54、55…ボス部、56…通
路、57…冷却水補給口部、58…冷却風吸込み口、60…ウ
ォータポンプ、61…回転軸、62、63…プーリ、64…ベル
ト、65、66…ボール軸受、67…カバー。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 67/04 F02B 67/04 G C E F04D 5/00 F04D 5/00 L 13/02 13/02 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にマグネット式ウォータポンプが、
    他端にオイルポンプが、クランクシャフトと平行かつ同
    軸的にそれぞれ取り付けられてなる内燃機関の補機取付
    け構造において、 前記マグネット式ウォータポンプのアウタ部材と前記オ
    イルポンプのロータとを連結する回転軸が、単一部品か
    らなり、クランクケースの一方の側壁を貫通する部分に
    おいて軸受けされて支持されて、前記クランクシャフト
    により動力伝達部材を介して駆動され、 前記動力伝達部材は、前記両ポンプの軸方向に見て、前
    記アウタ部材の長さ範囲内に位置するようにして配置さ
    れたことを特徴とする内燃機関の補機取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記クランクケースは、クランクウエイ
    トの両側方に、前記クランクウエイトを越えて延在する
    側壁を有し、 前記クランクウエイトの一側方に、前記クランクウエイ
    トを越えて延在する一方の側壁は、前記回転軸が貫通す
    る一方の側壁とされ、 前記クランクウエイトの他側方に、前記クランクウエイ
    トを越えて延在する他方の側壁には、前記オイルポンプ
    が取り付けられ、 前記回転軸が、前記一方の側壁を貫通して前記他方の側
    壁に向けて前記クランクケース内に挿入されて、前記マ
    グネット式ウォータポンプおよび前記オイルポンプがそ
    れぞれ組み付けられるようにされたことを特徴とする請
    求項1記載の内燃機関の補機取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記マグネット式ウォータポンプのアウ
    タ部材は、前記マグネット式ウォータポンプのインナ部
    材を収容して支持するカバー部材によって軸方向に位置
    決めされたことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の
    補機取付け構造。
  4. 【請求項4】 一端にウォータポンプが、他端にオイル
    ポンプが、クランクシャフトと平行かつ同軸的にそれぞ
    れ取り付けられてなる内燃機関の補機取付け構造におい
    て、 前記ウォータポンプのロータと前記オイルポンプのロー
    タとを連結する回転軸が、単一部品からなり、パワーユ
    ニットケースの一方の側壁を貫通する部分および他の補
    機の取付け壁もしくはカバーを貫通する部分においてそ
    れぞれ軸受けされて支持されて、前記クランクシャフト
    により動力伝達部材を介して駆動され、 前記動力伝達部材は、前記両ポンプの軸方向に見て、前
    記両ポンプの間に位置するようにして配置されたことを
    特徴とする内燃機関の補機取付け構造。
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