JP2515043Y2 - エンジンの給油ポンプ部保護構造 - Google Patents

エンジンの給油ポンプ部保護構造

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JP2515043Y2
JP2515043Y2 JP1990046996U JP4699690U JP2515043Y2 JP 2515043 Y2 JP2515043 Y2 JP 2515043Y2 JP 1990046996 U JP1990046996 U JP 1990046996U JP 4699690 U JP4699690 U JP 4699690U JP 2515043 Y2 JP2515043 Y2 JP 2515043Y2
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JP
Japan
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flywheel
output shaft
oil supply
engine
pump section
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JP1990046996U
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JPH046727U (ja
Inventor
弘 広岡
健治 高井
Original Assignee
富士ロビン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エンジンケーシングに設けた給油ポンプ部
を保護できるようにしたエンジンの給油ポンプ部保護構
造に関する。
[従来の技術] 従来は、実開昭60-92736号公報に見られるように、エ
ンジンケーシングより延出したクランクシャフトの先端
部にフライホイールを架着するとともに、その先端部側
より補機を駆動する構造のものは知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、そのような構造であると、補機駆動装
置には、保護のためカバーを被着せねばならず、また、
別に設ける補機も他の部材で保護しなければならなくな
って、複雑な構造になるとともにエンジン部が大形化し
てしまい、しかも、コストアップになる、といった不具
合を呈していた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合を解決し、コンパクト構
造にして好適に実施できるようにしたものであり、その
ため、出力軸の延出側となるエンジンケーシングの端部
には前記出力軸により駆動する給油ポンプ部を突設し、
前記出力軸の先端部に嵌合固定した動力取出しプーリの
内側部にはフライホイールを固設するとともに、該フラ
イホイールには前記給油ポンプ部を内方に収容できる大
きさの凹部を形成し、該凹部の開放側端部となるその外
周部には前記給油ポンプ部の外周に対し放射方向に延長
する複数のフアンを形成して構成したものである。
[作用] したがって、フライホイールが給油ポンプ部の外周を
被覆できることになって給油ポンプ部を保護できること
になり、しかも、その部分は大形化しないようコンパク
ト構造にすることができることになり、また、フライホ
イールの外周部にフアンを取り付けると、フライホイー
ルの回転により給油ポンプ部の外周に通気させることが
できることになって、給油ポンプ部が過熱しないように
保護できることになる。
[実施例] 次に、図面に示す実施例について説明する。
(E)はエンジン全体を示し、上方に点火プラグ(2
3)を有するシリンダ(17)の上方にはエンジンカバー
(24)を被着する。このエンジンカバー(24)内に設け
たエンジンケーシング(13)の側部には空冷フアン部
(13b)およびリコイルスタータ部(13c)を連設し、エ
ンジンケーシング(13)の横側方に突出したガバナ軸
(15)をベルクランク形操作レバー(14)の中心部に嵌
合固定し、操作レバー(14)の一端側をダイヤフラム式
気化器(18)に設けたスロットルバルブ(図示せず)に
連結杆(20)を介して連動連繋するとともに、操作レバ
ー(14)の他端側をスロットルレバー(22)に引張りば
ね(21)を介して連動連繋し、前記操作レバー(14)の
中心部にはエンジンケーシング(13)側のストッパー
(13a)に衝合できるアジャストボルト(16)を挿着し
て従来形構造同様に構成する。
また、出力軸(1)の延出側となるエンジンケーシン
グ(13)の端部にはケース蓋(12)を設け、このケース
蓋(12)の外側には前記出力軸(1)により駆動する従
来形同様のポンプ(図示省略)を内装した給油ポンプ部
(2)を突設し、該給油ポンプ部(2)の外周部からは
吐出パイプ(2a)および吸入パイプ(2b)を延設し、給
油ポンプ部(2)の外周上に突設したポンプ流量調整用
のカム軸(8)からは流量調整レバー(7)を延設する
とともに、該レバー(7)の先端部に嵌合した支持軸
(10)には、前記操作レバー(14)の他端側に連繋した
連結杆(19)の他端側を摺動自在に嵌挿し、セットボル
ト(9)により連結杆(19)を支持軸(10)に対して調
節自在に固定できるように装設して構成する。
前記給油ポンプ部(2)より突出する出力軸(1)の
先端部には、伝動ベルト(6)を掛装する動力取出しプ
ーリ(3)を嵌合して固定ボルト(5)により固定し、
前記動力取出しプーリ(3)の内端面中央部には、前記
給油ポンプ部(2)との間をシールすることができる円
筒形シール(11)の端部を固設し、また、前記給油ポン
プ部(2)より大径となるフライホイール(4)には、
給油ポンプ部(2)を内方に収容できる大きさの凹部
(4a)を形成するとともに、該凹部(4a)の開放側端部
となるその外周部には前記給油ポンプ部(2)の外周に
対し放射方向に延長する複数のフアン(4c)を形成し、
前記凹部(4a)の底面となるホイールの端面には複数の
通気口(4b)を形成し、その端面を前記動力取出しプー
リ(3)の内端面に接合してねじ(27)により固定し、
外側面に多数の通気口(25a)を有して前記動力取出し
プーリ(3)やフライホイール(4)に被覆したベルト
カバー(25)をエンジンカバー(24)側にボルト(26)
により固設して構成する。
したがって、フライホイール(4)が給油ポンプ部
(2)の外周を被覆できることになって給油ポンプ部
(2)を保護できることになり、また、フライホイール
(4)の回転により、通気口(4b)を通してフアン(4
c)により通気させながら給油ポンプ部(2)の外周に
通気させることができることになって、給油ポンプ部
(2)が過熱しないように保護できることになる。
運転時には、スロットルレバー(22)を図中右方向に
操作すると、操作レバー(14)が反時計方向に回転しな
がら、流量調整レバー(7)を回転させるとともに気化
器(18)に設けたスロットルバルブ(図示せず)を作動
させることができることになって、気化器(18)へのオ
イル供給量を増大させながら気化器(18)のスロットル
バルブの開度を上げてエンジンの回転を高めることがで
きることになり、また、伝動ベルト(6)側に過大の負
荷がかかると、出力軸(1)の回転が下がるが、ガバナ
軸(15)が反時計方向に回転して、スロットルレバー
(22)とは無関係に気化器(18)へのオイル供給量を増
大させるとともに気化器(18)のスロットルバルブの開
度を大きくて、エンジンの回転を高めることができるこ
とになる。
[考案の効果] このように本考案は、給油ポンプ部(2)が凹部(4
a)内に収容される状態となってフライホイール(4)
により給油ポンプ部(2)を被覆して保護できることに
なり、しかも、別にカバー部材などを要することなくコ
ンパクト構造にすることができることになり、また、フ
ライホイールの外周部に複数のフアン(4c)を設けたの
で、フライホイール(4)の回転により給油ポンプ部
(2)の外周に通気させながら、給油ポンプ部(2)が
過熱しないように良好に保護できることになり、大形化
しないよう簡単な構造にして好適に実施できる特長を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である一部を断面にした要部の
側面図、第2図は第1図のII-II線における断面図を示
す。 (1)……出力軸 (13)……エンジンケーシング (2)……給油ポンプ部 (3)……動力取出しプーリ (4)……フライホイル (4a)……凹部 (4c)……フアン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸(1)の延出側となるエンジンケー
    シング(13)の端部には前記出力軸(1)により駆動す
    る給油ポンプ部(2)を突設し、前記出力軸(1)の先
    端部に嵌合固定した動力取出しプーリ(3)の内側部に
    はフライホイール(4)を固設するとともに、該フライ
    ホイール(4)には前記給油ポンプ部(2)を内方に収
    容できる大きさの凹部(4a)を形成し、該凹部(4a)の
    開放側端部となるその外周部には前記給油ポンプ部
    (2)の外周に対し放射方向に延長する複数のフアン
    (4c)を形成して構成したことを特徴とするエンジンの
    給油ポンプ部保護構造。
JP1990046996U 1990-05-02 1990-05-02 エンジンの給油ポンプ部保護構造 Expired - Lifetime JP2515043Y2 (ja)

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JPH046727U JPH046727U (ja) 1992-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS566020A (en) * 1979-06-25 1981-01-22 Toyota Motor Corp Power transmitting mechanism
JPS59115429A (ja) * 1982-12-23 1984-07-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd エンジン

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