JPH063151Y2 - エンジン作業機組立体 - Google Patents

エンジン作業機組立体

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JPH063151Y2
JPH063151Y2 JP2158888U JP2158888U JPH063151Y2 JP H063151 Y2 JPH063151 Y2 JP H063151Y2 JP 2158888 U JP2158888 U JP 2158888U JP 2158888 U JP2158888 U JP 2158888U JP H063151 Y2 JPH063151 Y2 JP H063151Y2
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JP
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engine
generator
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oil pan
working machine
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JP2158888U
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進 西
真二 日比
二三男 北川
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ヤンマーディーゼル株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、クランク軸が縦方向になる姿勢で配置したエ
ンジンと例えば発電機等の作業機を組合せたエンジン作
業機組立体に関するものである。
(従来技術及びその問題点) この種のクランク軸が縦方向姿勢の所謂バーチカルエン
ジンを有するエンジン発電機では、オイルパンをエンジ
ンと発電機の間に配置しなければならず、エンジン発電
機全体が大型化してしまう。
また、オイルパンの冷却が不十分になり易く好ましくな
い。
(考案の目的) 本考案は、クランク軸が縦方向姿勢のエンジンを有する
場合でも、オイルパンをコンパクトに設け得ると共に、
オイルパンの冷却性を向上できるエンジン作業機組立体
を提供することを目的としている。
(考案の構成) (1)技術的手段 本考案は、箱形のパッケージ内にクランク軸が縦方向に
なる姿勢で配置されたエンジンと、エンジンの下方に配
置された作業機とを略筒状のハウジングで連結したエン
ジン作業機組立体において、前記ハウジングの内方外周
部にエンジンの潤滑油を貯留するオイルパンを形成し、
エンジンのクランク軸と同心に冷却ファンを設け、前記
ハウジングの上部にオイルパン冷却用の冷却風を導入す
る開口部を形成したことを特徴とするエンジン作業機組
立体である。
(2)作用 オイルパンをハウジングに内蔵してあるのでコンパクト
になり、冷却風がハウジングの開口から導入され、冷却
性がよい。
(実施例) (実施例) 本考案を採用したパッケージ型のエンジン発電機を示す
第1図で、10は略箱形のパッケージである。パッケー
ジ10はフレーム11の外面を外板12で覆い、内部に
制御盤13、エンジン14、発電機15(作業機)、ラ
ジエータ16等を収容してある。第1図のII矢視図であ
る第2図に示すように、エンジン14と発電機15は詳
しくは後述するように一体化され、フレーム11に連続
する架台17に支持してある。第2図中で、符号20は
燃料タンク、21はバッテリー、22は消音器、23は
排気管である。なお、発電機15以外の作業機としては
コンプレッサーやポンプ等がある。
エンジン14はクランク軸24が略垂直になるような姿
勢で配置された所謂バーチカルエンジン(縦型)であ
る。エンジン14は3気筒のディーゼルエンジンであ
る。パッケージ10の内部の冷却は冷却風入口25(第
2図)から中心線26上に設けられたファンで外部の冷
却風を取入れ、上部の冷却風出口27(第1図)から冷
却後の冷却風を排出している。エンジン14への吸気は
冷却風入口25から流入する冷却風の一部を吸気として
吸入するようになっている。
エンジン14の排気マニホールド(図示せず)は下方へ
向かって排気ガスを流す形状になっており、エンジン1
4の排気管接続部30はエンジン14の下方に繋がるハ
ウジング31に設けられている。ハウジング31はエン
ジン14と発電機15を連結するように略円筒状をな
し、ハウジング31の下面には発電機15のケーシング
32が連結している。
発電機15は第3図に示すように、エンジン14のクラ
ンク軸に連結する発電機軸33に固着したロータ34と
ケーシング32に固着したステータ35とを有し、ロー
タ34、ステータ35の上方には発電機軸33で駆動さ
れる冷却ファン36が設けられている。前記ケーシング
32は上部カバー37、本体38、下部カバー39等か
らなり、略円筒状をなす本体38はいんろう部40、4
1で上部カバー37、下部カバー39に嵌合し、上下の
ボルト42で固定してある。上部カバー37の上面には
全周にわたって連続した環状の通気口43が開口し、上
部カバー37の側面には円周方向の4箇所に開口した冷
却風出口44が形成してある。
上部カバー37の下部には半径方向外方へ張り出したブ
ラケット45が形成してあり、ブラケット45と前記架
台17(第1図)との間に防振ゴム46を介してボルト
47(中心線だけで図示)でケーシング32と架台17
を固定してある。ブラケット45は上部カバー37の円
周方向4箇所に等間隔を隔てて形成してある。更に、上
部カバー37の上面のいんろう部48には前記ハウジン
グ31(第1図)が嵌合し、ボルト49で固定してあ
る。したがって、ハウジング31で一体に連結されたエ
ンジン14と発電機15の連結体はケーシング32の上
部カバー37に形成されたブラケット45でフレーム1
1の架台17に固定してある。
前記ハウジング31の縦断面図である第4図で、外壁5
0の嵌合面51にはエンジン14のシリンダブロック5
2(第1図)下面が密着してエンジン14とハウジング
31が固定してある。前述したようにハウジング31の
下面には発電機15のケーシング32が固定してあるの
で、エンジン14と発電機15はハウジング31で一体
に連結され、エンジン作業機連結体を構成している。
ハウジング31の内方ではエンジン14のクランク軸5
5と発電機15の発電機軸33がラバーカップリング5
6で着脱自在に連結してある。このラバーカップリング
56は実公昭56-3542号で従来から周知である。略円筒
状のラバーカップリング56の内周面にはフランジ57
が図中左端部の6角穴付ボルト58、ピン59で固定さ
れ、図中右端部のピン60が嵌合するピン孔61を形成
してある。フランジ57とクランク軸55はキー64で
連結してある。ピン60は前記発電機軸33の上端部に
嵌合する連結フランジ62のねじ孔63に螺合して上方
に伸びている。ピン孔61はピン60にしっくりと嵌合
し、ラバーカップリング56はクランク軸55の捩り振
動を緩衝する機能を備えている。ピン60及び6角穴付
ボルト58はそれぞれ円周方向の3箇所に等間隔を隔て
て設けられている。
したがって、エンジン14と発電機15の連結を解除す
る場合には、エンジン14を上方へ高さHだけ持上げて
ピン60をピン孔61から抜き取ることによって容易に
エンジン14と発電機15を分解し得る。
前記ハウジング31の外壁50と内壁70との間にはエ
ンジン14の潤滑油を貯留するオイルパン71が形成さ
れており、オイルパン71は第5図のようにハウジング
31の外周部に略扇状をなしている。オイルパン71に
は油量を測定するレベルゲージ72が前記嵌合面51を
避けて2箇所に設けてある。ハウジング31のオイルパ
ン71が形成されていない部分には開口部73が開口し
ている。この開口部73は、第4図に示すように冷却フ
ァン36の上部ファン74で吸込む矢印A方向の冷却風
でオイルパン71の内壁70を冷却するようになってい
る。更に、前記ラバーカップリング56を回して6角穴
付ボルト58を開口部73の直下に位置決めすれば、開
口部73から6角レンチ等を通して6角穴付ボルト58
を増締めし得る。
なお、冷却ファン36の下部ファン76で矢印B方向へ
発電機15の冷却風を流すようになっている。
ハウジング31の第4図中の左端部には排気通路75が
開口しており、排気通路75にエンジン14の前記排気
マニホールドが連通し、排気通路75の端部が前記排気
管接続部30(第2図)になっている。この排気管接続
部30はエンジン14と発電機15の連結体の重心に設
定されており、排気管接続部30から排気管23(第2
図)に伝わる振動を低減する機能を備えている。排気管
23はフレキシブル管23aを介して上部のステー23
bで固定してある。
以上の構成では、エンジン14と発電機15を分解する
場合に、エンジン14を第4図の高さHだけ持上げて、
ピン60をピン孔61から抜き取り、エンジン14のク
ランク軸55と発電機15の発電機軸33を分解する。
従来では、クランク軸55と発電機軸33が分解できな
いので、ロータ34を発電機軸33に固着したままで、
エンジン14を大きく上方へ持上げて発電機軸33を発
電機15から抜き取る必要があったが、第4図の場合で
は高さHだけでよい。したがって、天井高さに制限のあ
る屋内にエンジン発電機を設置する場合等にエンジン1
4と発電機15の分解作業が容易になる。
第2図に示すように、排気管23の下端部が連結する排
気管接続部30はエンジン14と発電機15の連結体の
重心近傍に設定してあるので、排気管接続部30から排
気管23に伝わる振動が少く、排気管23のフレキシブ
ル管23a等が損傷し難い。ハウジング31のオイルパ
ン71は開口部73から矢印A(第4図)方向に流れる
冷却風で冷却され、エンジン14の潤滑油が過熱しな
い。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によるエンジン作業機組立体
では、ハウジング31の内方外周部にエンジン14の潤
滑油を貯留するオイルパン71を形成し、エンジン14
のクランク軸55と同心に冷却ファン36を設け、前記
ハウジング31の上部にオイルパン冷却用の冷却風を導
入する開口部73を形成したので、オイルパン71を開
口部73から矢印A方向に流れる冷却風で冷却でき、オ
イルパン71内を潤滑油が過熱することを防止できる。
オイルパン71はハウジング31に内蔵されているの
で、エンジン14と発電機15をハウジング31で連結
した場合でも、エンジン14と発電機15の連結体をコ
ンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用したエンジン発電機の正面図、第
2図は第1図のII矢視図、第3図は発電機の縦断面部分
図、第4図はハウジングの縦断面図、第5図は第4図の
V矢視図である。10…パッケージ、14…エンジン、
15…発電機、17…架台、23…排気管、30…排気
管接続部、31…ハウジング、56…ラバーカップリン
グ、60…ピン、71…オイルパン、73…開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱形のパッケージ内にクランク軸が縦方向
    になる姿勢で配置されたエンジンと、エンジンの下方に
    配置された作業機とを略筒状のハウジングで連結したエ
    ンジン作業機組立体において、前記ハウジングの内方外
    周部にエンジンの潤滑油を貯留するオイルパンを形成
    し、エンジンのクランク軸と同心に冷却ファンを設け、
    前記ハウジングの上部にオイルパン冷却用の冷却風を導
    入する開口部を形成したことを特徴とするエンジン作業
    機組立体。
JP2158888U 1988-02-19 1988-02-19 エンジン作業機組立体 Expired - Lifetime JPH063151Y2 (ja)

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JP2158888U JPH063151Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 エンジン作業機組立体

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JP2158888U JPH063151Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 エンジン作業機組立体

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Publication Number Publication Date
JPH01125826U JPH01125826U (ja) 1989-08-28
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JP2739186B2 (ja) * 1990-06-22 1998-04-08 ヤンマーディーゼル株式会社 バーチカル型作業装置

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JPH01125826U (ja) 1989-08-28

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