JP3233530B2 - 内燃機関の冷却機構 - Google Patents

内燃機関の冷却機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば4サイクルエ
ンジンなどの内燃機関を冷却するための冷却機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯発電機に搭載された4サイク
ルエンジン等の内燃機関(以下、「エンジン」と称す
る)は、エンジンのシリンダブロックやマフラーなどを
冷却するための冷却機構を備えている。従来、このよう
な冷却機構は、エンジンの外部にファンカバーが設けら
れ、このファンカバー内にエンジンのクランクシャフト
と一体に回転するファンが設けられて構成されている。
そして、エンジンの運転時にはクランクシャフトの回転
にともなってファンが一体的に回転し、これによってフ
ァンカバーなどに形成された導風孔から外気を導入し、
冷却風をシリンダブロックに供給するようになってい
る。
【0003】図12は上記のような冷却機構を備えたエ
ンジンの一例を示す図である。図12に示すように、エ
ンジン1の外部には、シリンダブロック2とクランクケ
ース3の側面を覆うようにファンカバー4が取り付けら
れている。また、このエンジン1のクランクシャフト5
は、その一端部5aがクランクケース3からファンカバ
ー4内に突出させられ、その一端部5aには、点火タイ
ミング検出用のロータ6とファン7がクランクシャフト
5と一体的に回転するよう取り付けられている。
【0004】ファン7は、クランクケース3側に位置し
てロータ6に当接する円盤状の基部7aと、ファンカバ
ー4側に位置する環状の連結部7bと、複数の羽根8が
基部7aと連結部7bとの間に円周方向に連設された羽
根部7cが一体に形成されて構成されている。一方、フ
ァンカバー4には、導風孔(図示略)が形成されてい
る。
【0005】このような構成からなるエンジン1の冷却
機構では、エンジン1を運転させるとクランクシャフト
5が回転し、これにともなってファン7が回転する。そ
して、ファン7の回転によりファンカバー4の導風孔か
ら内部に外気が導入され、これが羽根部7cの内周側か
ら外周側に送り出されてシリンダブロック2を冷却す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の内燃機関の冷却機構は、以下に示すような欠点を有
していた。すなわち、ファン7は、一般に、射出成形に
より形成される樹脂製であり、成形時に脱型するために
基部7aの外径寸法よりも連結部7bの内径寸法を大き
くする必要がある。このため、連結部7bで各羽根8の
連結部7b側の端縁部8a全体を覆うことができず、連
結部7bの内周側に各羽根8の端縁部8aが露出してい
る。このため、ファン7の回転時に露出した端縁部8a
から冷却風が外周側へ流れ、その外周側の部分で渦が発
生して風の冷却風の流れが乱される。この結果、ファン
7による冷却効率が低下するばかりか、騒音の発生の原
因にもなるという問題があった。
【0007】この発明は、上記欠点を解消するためにな
されたもので、冷却効率を高めるとともに、騒音の発生
を防ぐことのできる内燃機関の冷却機構を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の内燃機
構の冷却機構は、クランクケースから突出させられたク
ランクシャフトに設けられたファンと、クランクケース
とシリンダブロックとを覆って上記ファンを内部に収容
するファンカバーとを備え、上記ファンは、略円盤状の
基部と、この基部に対して上記ファンカバー側へ所定寸
法離間するとともに上記基部の外径よりも大きな内径を
有する環状の連結部と、上記基部と上記連結部との間で
周方向へ向けて増設されるとともに、内径が上記連結部
の内径よりも小さい複数の羽根を有する羽根部とを具備
した内燃機関の冷却機構において、上記ファンカバー
は、外気を導入する導風孔が形成され、上記導風孔が形
成された部分と上記ファンとの間には、上記ファンカバ
ーの内周全周にわたって上記クランクシャフトに向かう
方向にガイド部が突設され、上記ガイド部は、上記羽根
のうち上記連結部よりも内周側の部分に近接して配置さ
れることを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の内燃機構の冷却機構は、
上記ファンカバーは、上記クランクケースと上記シリン
ダブロックの側部に取り付けられ、側部に開口部が形成
されている一方のファンカバーと、上記一方のファンカ
バーの開口部を覆う他方のファンカバーとを有し、上記
他方のファンカバーに上記導風孔が形成され、上記一方
のファンカバーと上記他方のファンカバーとの間に他の
導風孔が形成され、上記ガイド部は、上記一方のファン
カバーの開口部の縁部を構成する部材が内周側へ延長さ
せられて形成されるとともに上記他の導風孔の一側面を
形成していることを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の内燃機構の冷却機構は、
上記ガイド部は、側面視したときに上記連結部の内周方
向への延長線の近傍に配置されるとともに上記羽根のう
ち上記連結部よりも内周側の部分と略相似形に形成され
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の内燃機関の冷却機構にあって
は、ファンカバーに、羽根のうち連結部よりも内周側に
近接したガイド部を設けているから、冷却風の外周側へ
の流出が抑制され、渦の発生が防止される。
【0012】請求項2に記載の内燃機関の冷却機構にあ
っては、ガイド部は、一方のファンカバーの開口部の縁
部を構成する部材が内周側へ延長させられて形成される
とともに導風孔の一側面を形成する。
【0013】請求項3に記載の内燃機関の冷却機構にあ
っては、ガイド部を連結部の内周方向への延長戦の近傍
に配置しているから、冷却風がガイド部に沿って流れて
連結部の内側へスムーズに流入する。
【0014】
【実施例】
(1)構成 以下、この発明の一実施例を図1ないし図11を参照し
ながら説明する。以下に説明する実施例は、本発明の内
燃機関の冷却機構を、例えば携帯発電機に適用したもの
である。そこで、まず、携帯発電機の概略構成について
図1ないし図8を参照しながら説明する。
【0015】A.携帯発電機の構成 図1において符号20はフレームである。フレーム20
は、コ字状をなす上部パイプ21と下部パイプ22とを
外観略矩形状に組み合わせて構成されている。下部パイ
プ22,22の下側部どうしには棒状のサポート23が
架設され、サポート23にはゴムマウント24を介して
4サイクルエンジン(内燃機関、以下、「エンジン」と
略称する)25が取り付けられている。なお、図中符号
26はエアクリーナ、27は燃料タンク、28はマフラ
ーカバー、29はマフラーである。また、図1において
符号30は、リコイルスタータのハンドルであり、この
ハンドル30を引き出すことによりクランクシャフトが
回転してエンジン25が始動するようになっている。
【0016】また、フレーム20のサポート23には、
エンジン25のクランクシャフトと同軸に連結された回
転子(それぞれ図示略)を有する発電機31がゴムマウ
ント24を介して取り付けられている。なお、図4にお
いて符号32は、ソケット33およびスイッチ34,3
5が配置されたスイッチパネル、59a,59bは冷却
用ファンのカバーである。
【0017】次に、上部パイプ21には、燃料タンク2
7を保護するためのプロテクトフレーム40が着脱自在
に取り付けられている。プロテクトフレーム40はパイ
プ状をなし、図6ないし8に示すように、その両端部で
一対のサドル41,42により上部パイプ21に取り付
けられている。各サドル41,42は、直交して配置さ
れたプロテクトフレーム40および上部パイプ21の外
周面に密着する内周面を有している。また、一方のサド
ル41の先端部には横長の孔41aが形成され、孔41
aには、他方のサドル42の先端部に形成された鉤部4
2aが係合されている。また、各サドル41,42の両
側部はボルト43およびナット44で締め付けられてお
り、これにより、プロテクトフレーム40と上部パイプ
21とが互いに固定されている。
【0018】B.エンジンの構成 次に、実施例の冷却機構が備えられているエンジン25
について図9を参照しながら説明する。この図は、シリ
ンダ中心線を含む断面図である。図において符号50は
クランクケース、51はクランクケース50に一体成形
されたシリンダブロックである。クランクケース50に
はクランクシャフト52が回転自在に支持されている。
クランクシャフト52の偏心軸52aにはコネクティン
グロッド53の下端部が回転自在に支持されている。こ
のコネクティングロッド53の上端部には、シリンダブ
ロック51のシリンダ51a内に収容されてその軸線方
向に摺動自在なピストン54が回転自在に連結されてい
る。
【0019】また、クランクシャフト52は、その両端
部がクランクケース50の外方に突出しており、その一
端部52bには点火タイミング用のロータ55、ファン
56、リコイルスタータ57の回転子57aがナット5
8で取り付けられ、他端部52cには発電機31の回転
軸(図示略)が接続されている。そして、クランクケー
ス50とシリンダブロック51の側方には、例えば樹脂
製のファンカバー59が取り付けられており、その内部
に上記ロータ55、ファン56、リコイルスタータ57
が収納されている。
【0020】ロータ55は、例えば鋳鉄製で、基部55
aと、この基部55aからクランクケース50に向けて
所定寸法延出する円筒状の外周部55bとが一体に形成
されて構成されている。また、基部55aの中心部には
取付穴60が形成されており、この取付穴60にクラン
クシャフト52が嵌合されている。この取付穴60とク
ランクシャフト52の間には、キー材61が介装されて
おり、このキー材61によってロータ55とクランクシ
ャフト52との回転方向の位置決めがなされている。な
お、クランクシャフト52と取付穴60はテーパ一状に
形成され、ナット58で締め付けられることにより両者
は固定され、一体的に回転するようになっている。ま
た、ロータ55の基部55aには、ファン56の回り止
め用の孔62と、リコイルスタータ57の回転子57a
の回り止め用の凸部63とが形成されている。さらに、
ロータ55の外周部55bには、点火タイミング検出用
の永久磁石64が取り付けられている。この永久磁石6
4は、点火のための電圧を発生する発電機の一部を構成
している。また、ファン56の基部56aの裏面側に
は、複数の突起65が形成されており、この突起65が
ロータ55の孔62に嵌合させられている。
【0021】上記リコイルスタータ57の回転子57a
の底部には、孔66が形成され、この穴66に、ロータ
55の凸部63が嵌合させられている。これによって、
ロータ55,ファン56,リコイルスタータ57の回転
子57aがクランクシャフト52と一体に回転するよう
になっている。一方、リコイルスタータ57の本体部5
7bは、ファンカバー59aの内面に固定されている。
そして、本体部57bに設けられたラチェット部57c
が回転子57aの内面と一方の回転方向にのみ係合する
ことにより、エンジン25の始動時には、回転子57a
は本体部57bに押されて回転するが、始動後には本体
部57bとは無関係に回転するようになっている。
【0022】C.冷却機構の構成 次に、上記のような構成のエンジン25の冷却機構につ
いて図9ないし図11を参照して説明する。これらの図
に示すように、エンジン25のクランクケース50とシ
リンダブロック51の側部には、ファンカバー59aが
取り付けられ、ファンカバー59aの側部には開口部7
5が形成されている。この開口部75は、ファンカバー
59aに取り付けたファンカバー59bにより覆われて
いる。なお、図10において符号Aはファンカバー59
bをファンカバー59aに取り付けているボルト、Bは
ファンカバー59aをクランクケース50等に取り付け
ているボルトである。ファンカバー59aとファンカバ
ー59bとの間には導風孔67が形成され、ファンカバ
ー59bの側部にも導風孔68が形成されている。
【0023】図9および図11に示すように、このファ
ンカバー59a内に収納されたファン56は、例えば樹
脂により構成され、クランクシャフト52の軸線と直交
する面内に位置する円盤状の基部56aと、この基部5
6aからファンカバー59a側に所定寸法離間して同心
状に位置する環状の連結部56bと、これら基部56a
と連結部56bとの間に架設された羽根部56cとが、
射出成形等によって一体成形されて構成されている。上
記連結部56bの内径寸法は、成形工程を簡略化するた
めに、基部56aの外径寸法よりも大きく設定されてい
る。
【0024】図10および図11に示すように、羽根部
56cは、長さの異なる二種類の羽根69a,69b
が、周方向に交互に一定間隔で配置されて構成されてい
る。これら羽根69a,69bは、ファン56の外周か
ら内周部へ向けて一方向に湾曲形成されており、クラン
クシャフト52の回転にともなってファン56が回転し
たときに、ファン56の内周側から外周側に向けて風を
送り出すようになっている。
【0025】図9に示すように、羽根69aを側面方向
から見ると、連結部56bの外周縁部から内周縁部に至
るまで軸方向の寸法(幅)が漸次増加している。そし
て、連結部56bの内周縁部からさらに内周側へ至る所
定範囲の部分では、羽根69aの端縁部70は側面視に
おいて基部56a側へ凹んだ形状とされ、その凹んだ形
状の部分から内周側へ向かうに従って幅が減少して基部
56aに連なっている。また、羽根69bの側面視形状
も羽根69bとほぼ同等とされているが、全長が羽根6
9aよりも短く設定されている。そして、これら羽根6
9a,69bを連結する連結部56bは、外周側から内
周側へ向かうに従って基部56aから漸次遠ざかる略テ
ーパ状に形成されている。より正確には、連結部56b
は、側方から見たときに緩やかな凹曲線を描く凹曲面と
されている。
【0026】一方、ファンカバー59aには、その開口
部75の全周にわたって延在するガイド部71が形成さ
れている。ガイド部71は、開口部75の演舞を構成す
る素材が内周側へ向けて延長させられ、かつ、その延長
部分がファンカバー59b側へ湾曲させられて構成され
ている。これにより、ガイド部71の形状は、羽根69
a,69bの端縁部70の凹んだ形状と略相似形となっ
ている。また、ガイド部71の縁部71aは、他の部分
と逆方向へ湾曲させられることにより、導風孔67で構
成される冷却風の流路と平行とされている。ガイド部7
1は、その湾曲した部分がファン56の連結部56bを
側面視で延長したライン、すなわち、緩い凹曲線に接す
るように配置されている。
【0027】また、ロータ55の外径は、羽根部56c
の基部56a側の外径dとほぼ同一とされている。これ
により、羽根部56cで発生される冷却風がロータ55
側へ流れないようになっている。
【0028】(2)実施例の動作 次に、実施例の冷却機構の動作について説明する。ま
ず、エンジン25を始動させるには、リコイルスタータ
のハンドル30(図1参照)を手で持って勢い良く引っ
張る。これによりクランクシャフト52が回転し、ピス
トン54が上下方向へスライドしてエンジン25が始動
する。
【0029】エンジン25が始動すると、クランクシャ
フト52の回転にともなって、ロータ55、ファン5
6、リコイルスタータ57の回転子57aが一方向に回
転する。そして、このファン56の回転によって、ファ
ンカバー59およびスタータカバー59aの導風孔6
7,68からファン56の内周側に外気が導入され、こ
れが羽根部56cを通って外周側に送り出される。そし
て、送り出された冷却風はシリンダブロック51等を冷
却する。
【0030】ここで、導風孔67,68から内部に導入
された外気は、ファン56の中央部へ集められ、羽根部
56cにより半径方向外方へ向けて送り出される。こう
して発生させられた冷却風は、ガイド部71に沿って外
周側へ進み、ファン56の連結部56bの内側へスムー
ズに流れ込む。すなわち、冷却風は層流となって外周側
へ送られる。
【0031】このように、上記構成の内燃機関の冷却機
構においては、羽根69a,69bの端縁部70に近接
してガイド部71を配置しているから、従来のように、
ファン56とファンカバー59aおよびファンカバー5
9bとの間で渦が発生するようなことがなく、よって、
冷却効率を高めることができるとともに、騒音や振動の
発生を防止することができる。
【0032】特に、上記実施例では、ガイド部71をそ
の一部がファン56の連結部56bの延長線上に配置し
ているので、ガイド部71で案内された冷却風がそのま
ま連結部56bの内側へ導かれる。よって、連結部56
bの外側へ流出する冷却風の量をより少なくすることが
でき、理想的な冷却風の層流を造ることができる。ま
た、上記実施例では、ロータ55の外径を羽根部56c
の外径dと略同一としているので、発生した冷却風がロ
ータ55側へ流出し難くなる。したがって、冷却効率が
さらに向上される。
【0033】(4)変形例 なお、上記実施例ではガイド部71を連結部56bの延
長線上に配置しているが、本発明はそのような構成に限
定されるものではなく、羽根69a,69bの凹部70
に近接して配置されることにより冷却風の流出を防止で
きるのであれば、ガイド部71の位置はその範囲で変更
可能である。したがって、ガイド部71を上記延長線の
近傍に配置することは勿論のこと、延長線から離間して
内側へ配置したり、さらには延長線から離間して外側に
配置することも可能である。また上記実施例では、ファ
ンカバー59aにガイド部71を形成しているが、ファ
ンカバー59bに形成してもよい。さらに、上記実施例
は本発明を携帯発電機のエンジンに適用したものである
が、その他オートバイ用などあらゆる用途のエンジンに
適用可能であることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の内燃機関
の冷却機構においては、ファンから流出する冷却風によ
る渦の発生を防止することができるので、冷却効率を向
上させることができるとともに、騒音の発生を防止する
ことができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の冷却機構を適用した携帯発
電機を示す正面図である。
【図2】図1のII方向矢視であって、前記発電機の左側
面図である。
【図3】図2のIII方向矢視であって、前記発電機の背
面図である。
【図4】図1のIV方向矢視であって、前記発電機の右側
面図である。
【図5】図1のV方向矢視であって、前記発電機の平面
図である。
【図6】図1のVI方向矢視である。
【図7】図6のVII-VII線断面図である。
【図8】図7のVIII-VIII線断面図である。
【図9】前記発電機に備えたエンジンの内部構造を示す
シリンダ中心を含む断面図である。
【図10】図9のVI方向矢視を示すエンジンの側面図で
あって、ファンカバー59bの一部を破砕した状態を示
すものである。
【図11】図10のファンカバーを取り外した状態のエ
ンジンを示す側面図であり、ロータ55の一部を破砕し
た状態を示すものである。
【図12】従来の内燃機関の冷却機構を適用したエンジ
ンの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
25…エンジン(内燃機関)、50…クランクケース、
52…クランクシャフト、55…ロータ、55a…基部
(接触面)56…ファン、56a…基部、56b…連結
部、56c…羽根部、59a…ファンカバー、69a,
69b…羽根、71…ガイド部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−18616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 5/06 502 B62J 39/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースから突出させられたク
    ランクシャフトに設けられたファンと、クランクケース
    とシリンダブロックとを覆って上記ファンを内部に収容
    するファンカバーとを備え、上記ファンは、略円盤状の
    基部と、この基部に対して上記ファンカバー側へ所定寸
    法離間するとともに上記基部の外径よりも大きな内径を
    有する環状の連結部と、上記基部と上記連結部との間で
    周方向へ向けて増設されるとともに、内径が上記連結部
    の内径よりも小さい複数の羽根を有する羽根部とを具備
    した内燃機関の冷却機構において、 上記ファンカバーには、 外気を導入する導風孔が形成され、 上記導風孔が形成された部分と上記ファンとの間には、
    上記ファンカバーの内周全周にわたって上記クランクシ
    ャフトに向かう方向にガイド部が突設され、 上記ガイド部は、上記羽根のうち上記連結部よりも内周
    側の部分に近接して配置される ことを特徴とする内燃機
    関の冷却機構。
  2. 【請求項2】 上記ファンカバーは、 上記クランクケースと上記シリンダブロックの側部に取
    り付けられ、側部に開口部が形成されている一方のファ
    ンカバーと、 上記一方のファンカバーの開口部を覆う他方のファンカ
    バーとを有し、 上記他方のファンカバーに上記導風孔が形成され、上記一方のファンカバーと上記他方のファンカバーとの
    間に他の導風孔が形成され、 上記ガイド部は、上記一方のファンカバーの開口部の縁
    部を構成する部材が内周側へ延長させられて形成される
    とともに上記他の導風孔の一側面を形成している ことを
    特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却機構。
  3. 【請求項3】 上記ガイド部は、側面視したときに上記
    連結部の内周方向への延長線の近傍に配置されるととも
    に上記羽根のうち上記連結部よりも内周側の部分と略相
    似形に形成される ことを特徴とする請求項1または2に
    記載の内燃機関の冷却機構。
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