JP2921221B2 - 船外機の電装部品冷却構造 - Google Patents
船外機の電装部品冷却構造Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P3/00—Liquid cooling
- F01P3/20—Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine
- F01P3/202—Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine for outboard marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整流器,レギュレータ
等の発熱性の電装部品を冷却する船外機の電装部品冷却
構造に関する。
等の発熱性の電装部品を冷却する船外機の電装部品冷却
構造に関する。
【0002】
【背景技術】船外機では、図7に示すように、整流器,
レギュレータ等の発熱性の電装部品31は、エンジンブ
ロック32の側面部に直接またはブラケットを介して取
り付けられており、同図に矢印で示すように、エンジン
カバー40後部の空気取り入れ口41からキャブレタ3
3入口に設けられたサイレンサーケース34の空気取り
入れ口に向かって流れる空気によってこの電装部品31
を冷却することが、一般的になされていた。この他、一
部大型機種にあっては、エンジン冷却水の循環行程中に
これらの発熱性電装部品を配置して冷却を行なう、いわ
ゆる水冷式のものも見受けられる。
レギュレータ等の発熱性の電装部品31は、エンジンブ
ロック32の側面部に直接またはブラケットを介して取
り付けられており、同図に矢印で示すように、エンジン
カバー40後部の空気取り入れ口41からキャブレタ3
3入口に設けられたサイレンサーケース34の空気取り
入れ口に向かって流れる空気によってこの電装部品31
を冷却することが、一般的になされていた。この他、一
部大型機種にあっては、エンジン冷却水の循環行程中に
これらの発熱性電装部品を配置して冷却を行なう、いわ
ゆる水冷式のものも見受けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、中・小型ボート
においても、魚群探知器,各種通信機器,各種モニター
機器,各種メーター機器,ポンプ類,ライト類,音響機
器,冷蔵庫,エアコン,ワイパー,電動小型船外機等の
電装品の数が増加し、必要電力の増加に伴い整流器,レ
ギュレータ等も大型化し、上述した従来の冷却方法で
は、整流器,レギュレータ等の冷却が十分でなくなり、
これらの本来の性能,耐久性を維持できないという不都
合が生じるおそれがあった。また、整流器,レギュレー
タ等の大型化にもかかわらず、エンジン自体は小型化の
要求が強く、このため、整流器,レギュレータ等を冷却
し易い位置に取り付けることが困難となり、レイアウト
の面でも自由度が殆どなくなるという不都合があり、更
には、整流器,レギュレータ等は発熱性の電装部品であ
ることから、ユーザーがこれに直接手を触れるのを避け
るため、触りにくい位置に配置したり、保護カバーを設
けたりするが、かかる場合に配置あるいは構造上冷却風
が届きにくくなるという不都合があった。
においても、魚群探知器,各種通信機器,各種モニター
機器,各種メーター機器,ポンプ類,ライト類,音響機
器,冷蔵庫,エアコン,ワイパー,電動小型船外機等の
電装品の数が増加し、必要電力の増加に伴い整流器,レ
ギュレータ等も大型化し、上述した従来の冷却方法で
は、整流器,レギュレータ等の冷却が十分でなくなり、
これらの本来の性能,耐久性を維持できないという不都
合が生じるおそれがあった。また、整流器,レギュレー
タ等の大型化にもかかわらず、エンジン自体は小型化の
要求が強く、このため、整流器,レギュレータ等を冷却
し易い位置に取り付けることが困難となり、レイアウト
の面でも自由度が殆どなくなるという不都合があり、更
には、整流器,レギュレータ等は発熱性の電装部品であ
ることから、ユーザーがこれに直接手を触れるのを避け
るため、触りにくい位置に配置したり、保護カバーを設
けたりするが、かかる場合に配置あるいは構造上冷却風
が届きにくくなるという不都合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来技術の有す
る不都合を改善し、とくに、整流器,レギュレータ等の
発熱性の電装部品を十分に冷却し得るとともに、これら
の部品にユーザーの手が直接触れるのを防止することが
可能な船外機の電装部品冷却構造を提供することにあ
る。
る不都合を改善し、とくに、整流器,レギュレータ等の
発熱性の電装部品を十分に冷却し得るとともに、これら
の部品にユーザーの手が直接触れるのを防止することが
可能な船外機の電装部品冷却構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の船外機の電装部品冷却構造では、エンジ
ンのクランク軸に従動するカムシャフトタイミングプー
リと、このカムシャフトタイミングプーリに巻回された
タイミングベルト及びエンジンに装備されたマグネトを
保護するタイミングベルト・アンド・マグネトカバーと
を備えた船外機において、カムシャフトタイミングプー
リをファン状に形成し、発熱性の電装部品をその放熱フ
ィンをエンジンブロック側に向けて保持部材を介してエ
ンジンブロックに取り付け、タイミングベルト・アンド
・マグネトカバーに吸気口を形成するとともに、タイミ
ングベルト・アンド・マグネトカバーとエンジンブロッ
クとの間に吸気口を介して流入した空気を放熱フィン側
に導く冷却風通路を形成し、保持部材の一部に電装部品
冷却後の空気の排出口を形成する、という構成を採って
いる。
ため、本発明の船外機の電装部品冷却構造では、エンジ
ンのクランク軸に従動するカムシャフトタイミングプー
リと、このカムシャフトタイミングプーリに巻回された
タイミングベルト及びエンジンに装備されたマグネトを
保護するタイミングベルト・アンド・マグネトカバーと
を備えた船外機において、カムシャフトタイミングプー
リをファン状に形成し、発熱性の電装部品をその放熱フ
ィンをエンジンブロック側に向けて保持部材を介してエ
ンジンブロックに取り付け、タイミングベルト・アンド
・マグネトカバーに吸気口を形成するとともに、タイミ
ングベルト・アンド・マグネトカバーとエンジンブロッ
クとの間に吸気口を介して流入した空気を放熱フィン側
に導く冷却風通路を形成し、保持部材の一部に電装部品
冷却後の空気の排出口を形成する、という構成を採って
いる。
【0006】
【作用】エンジン作動中、クランクシャフトの回転に従
動してカムシャフトタイミングプーリが回転する。する
と、当該カムシャフトタイミングプーリが一種のファン
として機能して吸気口を介して空気がエンジンブロック
側に流入し、この空気が冷却風通路を介して電装部品の
放熱フィン側へ導かれ、該空気により電装部品の放熱フ
ィンが冷却され、このフィンを冷却することにより暖ま
った空気が保持部材に形成された排出口を介して排出さ
れる。
動してカムシャフトタイミングプーリが回転する。する
と、当該カムシャフトタイミングプーリが一種のファン
として機能して吸気口を介して空気がエンジンブロック
側に流入し、この空気が冷却風通路を介して電装部品の
放熱フィン側へ導かれ、該空気により電装部品の放熱フ
ィンが冷却され、このフィンを冷却することにより暖ま
った空気が保持部材に形成された排出口を介して排出さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図1ないし図
5に基づいて説明する。
5に基づいて説明する。
【0008】図1には、本発明の電装部品の冷却構造が
採用された船外機のエンジンカバー30内に格納された
エンジン近傍部分の一例が示されている。この図におい
て、エンジン1の側面には、点火時期,燃料の噴射量等
を制御するエンジン制御ユニット(ECU)2及び整流
器(レクティファイア)とレギュレータが一つの基板上
に実装されて成る電装部品3が装備されている。また、
エンジン1の上部には、後述するタイミングベルト・ア
ンド・マグネトカバー4が設けられている。この図1に
おいて、符号5は、エンジンブロック(シリンダブロッ
ク)を示し、符号6は、シリンダヘッドカバーを示し、
符号7、は点火コイルを示す。
採用された船外機のエンジンカバー30内に格納された
エンジン近傍部分の一例が示されている。この図におい
て、エンジン1の側面には、点火時期,燃料の噴射量等
を制御するエンジン制御ユニット(ECU)2及び整流
器(レクティファイア)とレギュレータが一つの基板上
に実装されて成る電装部品3が装備されている。また、
エンジン1の上部には、後述するタイミングベルト・ア
ンド・マグネトカバー4が設けられている。この図1に
おいて、符号5は、エンジンブロック(シリンダブロッ
ク)を示し、符号6は、シリンダヘッドカバーを示し、
符号7、は点火コイルを示す。
【0009】図2ないし図4には、本実施例の主要部が
示されている。この内、図2は、図1の円A内を拡大し
て示す図であり、図3は、図2のB−B線に沿って一部
を破断した概略断面図であり、図4は、図3におけるタ
イミングベルト・アンド・マグネトカバー4部分を取り
除いた概略平面図である。
示されている。この内、図2は、図1の円A内を拡大し
て示す図であり、図3は、図2のB−B線に沿って一部
を破断した概略断面図であり、図4は、図3におけるタ
イミングベルト・アンド・マグネトカバー4部分を取り
除いた概略平面図である。
【0010】図2において、タイミングベルト・アンド
・マグネトカバー4の内部には、図示しない吸気弁,排
気弁の開閉タイミングを制御するカムシャフトタイミン
グプーリ8が収納されており、このカムシャフトタイミ
ングプーリ8には、図4に示すように、タイミングベル
ト9が巻回され、このタイミングベルトの他端側は図示
しないエンジンクランク軸に設けられたプーリに巻回さ
れている。このため、クランク軸の回転がタイミングベ
ルト9を介してカムシャフトタイミングプーリ8に伝達
され、これによりクランク軸にカムシャフトタイミング
プーリ8及び該カムシャフトタイミングプーリ8が設け
られたカムシャフト8Aが従動して図4の矢印D方向に
回転するようになっている。本実施例では、カムシャフ
トタイミングプーリ8は、図2ないし図4に示すよう
に、ファン形状に形成されている。
・マグネトカバー4の内部には、図示しない吸気弁,排
気弁の開閉タイミングを制御するカムシャフトタイミン
グプーリ8が収納されており、このカムシャフトタイミ
ングプーリ8には、図4に示すように、タイミングベル
ト9が巻回され、このタイミングベルトの他端側は図示
しないエンジンクランク軸に設けられたプーリに巻回さ
れている。このため、クランク軸の回転がタイミングベ
ルト9を介してカムシャフトタイミングプーリ8に伝達
され、これによりクランク軸にカムシャフトタイミング
プーリ8及び該カムシャフトタイミングプーリ8が設け
られたカムシャフト8Aが従動して図4の矢印D方向に
回転するようになっている。本実施例では、カムシャフ
トタイミングプーリ8は、図2ないし図4に示すよう
に、ファン形状に形成されている。
【0011】前記タイミングベルト・アンド・マグネト
カバー4は、タイミングベルトと、エンジンに装備され
た図示しないマグネトとを保護するカバーで、本実施例
では、このタイミングベルト・アンド・マグネトカバー
4には、図2ないし図3に示すように、カムシャフトタ
イミングプーリ8部分には、該カムシャフトタイミング
プーリ8より幾分小径の円形の開口部4Aが設けられて
おり、この開口部4Aにより吸気口が形成されている。
また、この開口部4Aの開口端部は、タイミングプーリ
8の周縁部を上方から被冠するように下方に向けて曲折
されている。このため、本実施例では、タイミングベル
ト9に水滴がかからないようになっており、該タイミン
グベルト9の劣化を抑制して耐久性の向上が図られてい
る。また、このタイミングベルト・アンド・マグネトカ
バー4のカムシャフトタイミングプーリ8部分の図2に
おける紙面手前側部分は、図3に示すようにタイミング
ベルトを包み込むように下方に向けて曲折されて後、図
2の紙面手前側に延設されている。そして、この延設部
4B(図3参照)の下方に、電装部品3が収納されるよ
うになっている。
カバー4は、タイミングベルトと、エンジンに装備され
た図示しないマグネトとを保護するカバーで、本実施例
では、このタイミングベルト・アンド・マグネトカバー
4には、図2ないし図3に示すように、カムシャフトタ
イミングプーリ8部分には、該カムシャフトタイミング
プーリ8より幾分小径の円形の開口部4Aが設けられて
おり、この開口部4Aにより吸気口が形成されている。
また、この開口部4Aの開口端部は、タイミングプーリ
8の周縁部を上方から被冠するように下方に向けて曲折
されている。このため、本実施例では、タイミングベル
ト9に水滴がかからないようになっており、該タイミン
グベルト9の劣化を抑制して耐久性の向上が図られてい
る。また、このタイミングベルト・アンド・マグネトカ
バー4のカムシャフトタイミングプーリ8部分の図2に
おける紙面手前側部分は、図3に示すようにタイミング
ベルトを包み込むように下方に向けて曲折されて後、図
2の紙面手前側に延設されている。そして、この延設部
4B(図3参照)の下方に、電装部品3が収納されるよ
うになっている。
【0012】前記電装部品3は、図3ないし図4に示す
ようにその放熱フィン3Aをエンジンブロック5側に向
けて、保持部材としての電装部品実装用パーツホルダ
(以下、「パーツホルダ」という。)10を介してエン
ジンブロック5に取り付けられている。即ち、このパー
ツホルダ10は、図3に示すようにクッションゴム11
を介して取付ボルト12によりエンジンブロック5に設
けられたボス部5Aに取り付けられている。このため、
マウントが容易で防振性をも考慮したものとなってい
る。ここで、取付ボルト12は、図2に示すように2箇
所設けられている。また、パーツホルダ10には、図2
ないし図3に示すように、電装部品冷却後の空気を外部
に排出するための排出口10Aが形成されている。図3
ないし図4において、符号13,14は、開口部4Aか
ら導入された空気を効率よく電装部品3の放熱フィン3
A側に誘導するためエンジンブロック5に形成されたガ
イド壁を示す。本実施例では、これらのガイド壁13,
14とエンジンブロック5及びタイミングベルト・アン
ド・マグネトカバー4の延設部4Bとの間に形成される
空間により開口部4Aを介して流入した空気を放熱フィ
ン3A側に導く冷却風通路20が形成されている。な
お、エンジンカバー30には、図示していないが、当該
エンジンカバー30内へ、外気を取り入れるための空気
取り入れ口が開口部4Aの近傍に形成されているものと
する。
ようにその放熱フィン3Aをエンジンブロック5側に向
けて、保持部材としての電装部品実装用パーツホルダ
(以下、「パーツホルダ」という。)10を介してエン
ジンブロック5に取り付けられている。即ち、このパー
ツホルダ10は、図3に示すようにクッションゴム11
を介して取付ボルト12によりエンジンブロック5に設
けられたボス部5Aに取り付けられている。このため、
マウントが容易で防振性をも考慮したものとなってい
る。ここで、取付ボルト12は、図2に示すように2箇
所設けられている。また、パーツホルダ10には、図2
ないし図3に示すように、電装部品冷却後の空気を外部
に排出するための排出口10Aが形成されている。図3
ないし図4において、符号13,14は、開口部4Aか
ら導入された空気を効率よく電装部品3の放熱フィン3
A側に誘導するためエンジンブロック5に形成されたガ
イド壁を示す。本実施例では、これらのガイド壁13,
14とエンジンブロック5及びタイミングベルト・アン
ド・マグネトカバー4の延設部4Bとの間に形成される
空間により開口部4Aを介して流入した空気を放熱フィ
ン3A側に導く冷却風通路20が形成されている。な
お、エンジンカバー30には、図示していないが、当該
エンジンカバー30内へ、外気を取り入れるための空気
取り入れ口が開口部4Aの近傍に形成されているものと
する。
【0013】上述のように構成された本実施例では、エ
ンジン作動中、図示しないクランクシャフトの回転に従
動してカムシャフトタイミングプーリ8が回転する。す
ると、当該カムシャフトタイミングプーリ8が一種のフ
ァンとして機能してエンジンカバー30内の空気が開口
部4Aを介して図3の太い矢印で示すようにエンジンブ
ロック5側に取り込まれ、この空気が冷却風通路20を
介して電装部品3の放熱フィン3A側へ導かれ、該空気
により該放熱フィン3Aが冷却され、この電装部品3を
冷却することにより暖まった空気がパーツホルダ10に
形成された排出口10Aからエンジンカバー30内へ排
出される。この時の空気の流れが、図5に立体的に示さ
れている。なお、この図5では、図面の錯綜を避けるた
め、パーツホルダー10及びタイミングベルト・アンド
・マグネトカバー4は省略されている。
ンジン作動中、図示しないクランクシャフトの回転に従
動してカムシャフトタイミングプーリ8が回転する。す
ると、当該カムシャフトタイミングプーリ8が一種のフ
ァンとして機能してエンジンカバー30内の空気が開口
部4Aを介して図3の太い矢印で示すようにエンジンブ
ロック5側に取り込まれ、この空気が冷却風通路20を
介して電装部品3の放熱フィン3A側へ導かれ、該空気
により該放熱フィン3Aが冷却され、この電装部品3を
冷却することにより暖まった空気がパーツホルダ10に
形成された排出口10Aからエンジンカバー30内へ排
出される。この時の空気の流れが、図5に立体的に示さ
れている。なお、この図5では、図面の錯綜を避けるた
め、パーツホルダー10及びタイミングベルト・アンド
・マグネトカバー4は省略されている。
【0014】そして、エンジンカバー30内へ排出され
た空気は、前述した従来例と同様に図示しないサイレン
サーケースの空気取り入れ口に向かって流れる。また、
エンジンカバー30内へは、図示しない空気取り入れ口
から外気が連続的に取り入れられている。
た空気は、前述した従来例と同様に図示しないサイレン
サーケースの空気取り入れ口に向かって流れる。また、
エンジンカバー30内へは、図示しない空気取り入れ口
から外気が連続的に取り入れられている。
【0015】以上説明した本実施例によると、高熱を発
する発熱性の電装部品30がパーツホルダ10で覆われ
ているため、ユーザーが直接これに手を触れることがな
いようになっているとともに、ファン機能を備えたカム
シャフトタイミングプーリ8による強制空冷方式が採用
されているので、防水,防振対策が必要で冷却風が回り
にくくなりがちな電装品を、効率よく冷却することがで
き、カムシャフトタイミングプーリ8を利用してこれに
ファン機能を付与しているため、例えば、電動冷却ファ
ンを別に設ける場合に比較して、コスト、レイアウト、
エネルギーの面で利点が大きい。更には、本実施例は、
4サイクル船外機に標準的に装備されるタイミングベル
ト・アンド・マグネトカバー,カムシャフトタイミング
プーリ,パーツホルダ等の形状を一部変更することによ
り実現できるので、コストの上昇を殆ど招かないものと
なっている。
する発熱性の電装部品30がパーツホルダ10で覆われ
ているため、ユーザーが直接これに手を触れることがな
いようになっているとともに、ファン機能を備えたカム
シャフトタイミングプーリ8による強制空冷方式が採用
されているので、防水,防振対策が必要で冷却風が回り
にくくなりがちな電装品を、効率よく冷却することがで
き、カムシャフトタイミングプーリ8を利用してこれに
ファン機能を付与しているため、例えば、電動冷却ファ
ンを別に設ける場合に比較して、コスト、レイアウト、
エネルギーの面で利点が大きい。更には、本実施例は、
4サイクル船外機に標準的に装備されるタイミングベル
ト・アンド・マグネトカバー,カムシャフトタイミング
プーリ,パーツホルダ等の形状を一部変更することによ
り実現できるので、コストの上昇を殆ど招かないものと
なっている。
【0016】なお、タイミングベルト・アンド・マグネ
トカバー4の開口部4Aの上部に図6に示すようなカバ
ー4Cを設けて、タイミングベルト・アンド・マグネト
カバー4の下方から吸気するようにすると、タイミング
ベルト9のみでなくカムシャフトタイミングプーリ8に
も水滴がかからないような構造になる。
トカバー4の開口部4Aの上部に図6に示すようなカバ
ー4Cを設けて、タイミングベルト・アンド・マグネト
カバー4の下方から吸気するようにすると、タイミング
ベルト9のみでなくカムシャフトタイミングプーリ8に
も水滴がかからないような構造になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カムシャフトタイミングプーリと冷却風通路の作用によ
り、発熱性電装部品の放熱フィンが強制的に冷却される
ので、整流器,レギュレータ等の発熱性の電装部品を十
分に冷却することができ、発熱性電装部品がその放熱フ
ィンをエンジンブロック側に向けて保持部材を介してエ
ンジンブロックに取り付けられているので、これらの部
品にユーザーが直接手を触れるのを防止することがで
き、4サイクル船外機の必要な部品であるカムシャフト
タイミングプーリの形状を変形してファン機能を付与し
ているため、例えば、電動冷却ファンを別に設ける場合
に比較して、特にコスト面、レイアウトの自由度の面で
優れた効果を得ることができる。
カムシャフトタイミングプーリと冷却風通路の作用によ
り、発熱性電装部品の放熱フィンが強制的に冷却される
ので、整流器,レギュレータ等の発熱性の電装部品を十
分に冷却することができ、発熱性電装部品がその放熱フ
ィンをエンジンブロック側に向けて保持部材を介してエ
ンジンブロックに取り付けられているので、これらの部
品にユーザーが直接手を触れるのを防止することがで
き、4サイクル船外機の必要な部品であるカムシャフト
タイミングプーリの形状を変形してファン機能を付与し
ているため、例えば、電動冷却ファンを別に設ける場合
に比較して、特にコスト面、レイアウトの自由度の面で
優れた効果を得ることができる。
【図1】本発明の電装部品の冷却構造が採用された船外
機のエンジンカバー内に格納されたエンジン近傍部分の
一例を示す一部破断した説明図である。
機のエンジンカバー内に格納されたエンジン近傍部分の
一例を示す一部破断した説明図である。
【図2】図2は、図1の円A内を拡大して示す図であ
る。
る。
【図3】図2のB−B線に沿って一部を破断した概略断
面図である。
面図である。
【図4】図3におけるタイミングベルト・アンド・マグ
ネトカバー部分を取り除いた概略平面図である。
ネトカバー部分を取り除いた概略平面図である。
【図5】カムシャフトタイミングプーリの回転により冷
却風通路に取り込まれる空気の流れを立体的に示す図で
ある。
却風通路に取り込まれる空気の流れを立体的に示す図で
ある。
【図6】図1ないし図5に示す実施例におけるタイミン
グベルト・アンド・マグネトカバー部分を改良した変形
例を示す図である。
グベルト・アンド・マグネトカバー部分を改良した変形
例を示す図である。
【図7】従来例を説明する図である。
【符号の説明】 3 電装部品 3A 放熱フィン 4 タイミングベルト・アンド・マグネトカバー 4A 吸気口を形成する開口部 5 エンジンブロック 8 カムシャフトタイミングプーリ 9 タイミングベルト 10 保持部材としてのパーツホルダ 10A 排出口 20 冷却風通路
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−95293(JP,U) 実開 昭62−93116(JP,U) 実開 昭63−156415(JP,U) 実開 昭58−144020(JP,U) 実開 昭55−97124(JP,U) 実開 昭62−110524(JP,U) 実開 昭59−14919(JP,U) 実開 昭52−129839(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01P 1/06,5/02,5/06
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンのクランク軸に従動するカムシ
ャフトタイミングプーリと、このカムシャフトタイミン
グプーリに巻回されたタイミングベルト及び前記エンジ
ンに装備されたマグネトとを保護するタイミングベルト
・アンド・マグネトカバーとを備えた船外機において、
前記カムシャフトタイミングプーリをファン状に形成
し、整流器等の発熱性の電装部品をその放熱フィンをエ
ンジンブロック側に向けて保持部材を介してエンジンブ
ロックに取り付け、前記タイミングベルト・アンド・マ
グネトカバーに吸気口を形成するとともに、前記タイミ
ングベルト・アンド・マグネトカバーとエンジンブロッ
クとの間に前記吸気口を介して流入した空気を前記放熱
フィン側に導く冷却風通路を形成し、前記保持部材の一
部に電装部品冷却後の空気の排出口を形成したことを特
徴とする船外機の電装部品冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3298085A JP2921221B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 船外機の電装部品冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3298085A JP2921221B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 船外機の電装部品冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05106433A JPH05106433A (ja) | 1993-04-27 |
JP2921221B2 true JP2921221B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=17854965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3298085A Expired - Lifetime JP2921221B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 船外機の電装部品冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2921221B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007038989A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Yamaha Marine Co Ltd | 船外機 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3879955B2 (ja) * | 1998-04-06 | 2007-02-14 | ヤマハマリン株式会社 | 筒内燃料噴射式エンジン |
JP4845041B2 (ja) * | 2007-03-23 | 2011-12-28 | Udトラックス株式会社 | 排気浄化装置 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP3298085A patent/JP2921221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007038989A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Yamaha Marine Co Ltd | 船外機 |
JP4646067B2 (ja) * | 2005-08-05 | 2011-03-09 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機 |
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Publication number | Publication date |
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JPH05106433A (ja) | 1993-04-27 |
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