JP4202586B2 - 船外機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンカバーで覆われるエンジンに付設する交流発電機の冷却性能の改善を図った船外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
船外機は、クランクシャフトを概ね縦置きとしたエンジン及びこれに付帯するエンジン補機類等をエンジンカバーで覆い、エンジンカバーが船外機の外観を構成している。
ところで、エンジンには交流発電機(ACG:以下発電機と記す)が配設され、発電機はクランクシャフトでベルト・プーリ機構等より駆動されている。発電機は熱源の一つであり、該発電機による発熱が原因の一つとなって船外機のエンジンカバー内(エンジンルーム内)の雰囲気温度が上昇し、これにより吸気温度が高くなったりしてエンジン性能の低下等を招来する虞があり、従って、発電機の冷却が好ましい。
【0003】
従来、船外機として特開平6−33790号公報が開示されている。
この公報で開示される技術では、船外機は発電機を備えるが、発電機はベルトカバーで覆われてエンジンカバー内に配設されており、ベルトカバーで発電機の上面は覆われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来技術は、発電機はカバーで覆われてエンジンカバー内に配設されているだけなので冷却することが難しく、発電機の発熱はエンジンカバー内に放散され、エンジンカバー内(エンジンルーム内)の雰囲気温度を高める虞がある。
又カバーで覆われ、冷却されていない発電機がインレットマニホールド、スロットルに接続するサージタンクに近接して配置されており、吸気温度が高くなる虞がある。
特に従来技術では、発電機の上方が全面的にベルトカバーの上面で覆われているので、エンジンの運転停止時に駆動されていた発電機の熱は、ベルトカバーの上面で外部への放出が阻害され、外に放出させることが難し。
従って、エンジン停止後においても、エンジンルーム内の雰囲気温度上昇の原因ともなり、又エンジンルーム内の温度を下げることを阻害する要因ともなる。
【0005】
本発明は、以上の課題を解決すべくなされたもので、発電機の発電時における冷却を図るとともに、発電機の運転の停止時におけるベルトカバーによる発電機の残留熱のベルトカバー内にこもるのを防止し、運転停止時において迅速に発電機の熱を放出、拡散し、発電機、周囲環境の冷却を図ることができるようにした船外機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、概ね縦置きのクランクシャフトを有するエンジンと、該エンジンを収容するエンジンルームの少なくとも一部を画成するエンジンカバーと、前記クランクシャフトによりベルト駆動される交流発電機とを備える船外機であって、前記交流発電機のプーリの上方に相当する部分に開口を有するベルトカバーを配設し、前記エンジンカバーは、エンジンの上方を覆う上面部を有し、該エンジンカバーの上面部の前記ベルトカバーの開口の上方位置には開口を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項1では、発電機のプーリの上方を覆うベルトカバーの上面に開口を設け、エンジン、発電機等を覆い、ベルトカバーを覆うエンジンカバーの該開口の上方に外気出口用(入口用)の開口を設けたので、エンジン運転中、従って発電機駆動中においては、冷却風はベルトカバーの開口、これの上方に配設したエンジンカバーの開口を通して外気に対し充分通過することができ、又発電機真上のベルトカバーの開口の真上にエンジンカバーの開口があるので、発電機の運転停止時における熱気は、ベルトカバーの開口、この上のエンジンカバーの開口から速やかに外部に排出され、発電機の周囲の熱気を効率的に排出することができる。
【0008】
請求項2は、概ね縦置きのクランクシャフトを有するエンジンと、エンジンを収容するエンジンルームの少なくとも一部を画成するエンジンカバーと、クランクシャフトによりベルト駆動される交流発電機とを備える船外機であって、交流発電機のプーリの上方に相当する部分に開口を有するベルトカバーを配設し、エンジンカバーは、エンジンの上方を覆う上面部を有し、エンジンカバーの上面部のベルトカバーの開口の上方位置には開口を設け、エンジンカバーの開口には、開口設置基準面からの立上がり部を有するダクト部と、ダクト部の上方を覆う開口カバーを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2では、発電機のベルトカバーの開口部の上方に設けたエンジンカバーの開口には、開口の基準面よりも立上がったダクト部を有するので、外気を開口から導入する際、水の侵入をダクトの立上がりで形成される堤片で防止することができる。
【0010】
請求項3は、請求項2において、ダクト部の基準面よりも低い位置に外気取入れ部を有することを特徴とする。
請求項3では、ダクト部の基準面よりも低い位置に外気取入れ部を設けたので、発電機の運転時の冷却風の導入にあたり、十分な容量の外気取入部分を設けることができ、しかもダクト部の立上がりにより水の分離を行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、本発明に係る船外機の上部の全体を示す縦断側面図である。
図1に従って、船外機1の上部の構成を説明する。図1において、Frで示した右側は前方で、Rrで示した左側は後方である。
【0012】
図において、2はエンジンで、エンジン2は燃焼室3c…(…は複数を表す。以下同じ)を備え、ピストン3b…を嵌装した水平で、縦並びに3個のシリンダ3a…を配設したシリンダブロック3、図においてシリンダブロック3の前端(図1では左側)のシリンダヘッド4、これの前端(図1では左側)のシリンダヘッドカバー5、シリンダブロック3の右側のスカート部6を備え、クランクシャフト6aは概ね縦置きで、シリンダブロック3、スカート部6の下面にはオイルパン7が設けられている。
実施例では、エンジン2は3気筒のシリンダブロックを平面視でV型に配置したV型6気筒エンジンを示す。
【0013】
オイルパン7を含んでエンジン2は、その下端部をアンダーカバー8内に配設したマウントケース9に支持され、シリンダヘッド4の外側方に設けた排気マニホールドから下方に延出された排気管4aは、マウントケース9の下方に延出され、下方に延出したエクステンションケースの下方から排気は排出される。
【0014】
前記したクランクシャフト6aの下端部は縦設された駆動軸軸10に連結し、駆動軸10は図示しないエクステンションケース内を通って下方に延出され、図示しないギヤボックスを介して図示しない推進器(スクリュー)に連結され、推進器を駆動して推進力を得る。
又マウントケース9の前部にはスターンブラケット11を設け、該スターンブラケット11で船尾に船外機1を取り付ける。
【0015】
シリンダヘッドカバー5の左側にはインテークマニホールド12を配設し、エンジンの各気筒に燃料を分配、供給し、インテークマニホールド12は、図ではシリンダヘッド4の上方に配置したスロットル13に接続する。
インテークマニホールド12の後方(図の左側)には吸気用の外気取入れダクト14を配設し、該ダクト14はエンジンカバーとは独立して別体で形成した。エンジン2のシリンダブロック3、クランクケース6の上面にかけて吸気消音器15を配設する。
【0016】
エンジン2の上面には、クランクシャフト6aで駆動される駆動プーリ16を設け、一方、シリンダヘッド4の上面にはカムシャフトプーリ17を設け、各プーリ16,17を中間プーリ18を介してタイミングベルト19で巻回、連結する。
クランクシャフト6aで駆動される駆動プーリ16の軸16aには、同軸に発電機駆動プーリ20を設け、これを後述する発電機の被動プーリとベルトで巻回、連結する。
【0017】
前記したエンジン2のクランクケース6の右側(前方)には、底部ブロック21を設ける。該底部ブロック21の上部には、後方に突出するように発電機22を取付、支持する。発電機23の駆動用のプーリである被動プーリ23をベルト24を介して前記した発電機駆動プーリ20と巻回、連結する。
以上のエンジン2の周りをエンジンカバー30で覆い、エンジンカバー内にエンジンルームERを形成する。
エンジンカバー30は後面30a、図示しない両側面、上面30b、前面30dを備え、下端部が開放され、アンダーカバー8の上端部に接合されている。
【0018】
エンジンカバー30の後部上面には吸気用の外気取入れ用開口部31を設け、該開口部31は外気取入れガイド14の上端開口部14aに接続し、ガイド14の下端開口部14bは下方に開口し、開口部31を含む上面30bの後部は一段低い凹段部30dとし、この上をトップカバー32で覆う。
トップカバー32と凹段部30dとの間には隙間が形成されており、トップカバー32の後端部32aと後面30aの上部との間には外気取入れスリット33が、又トップカバー32の上面には外気取入れスリット34が形成されている。
エンジンカバー30の前面には、発電機冷却用の外気取入れ用開口及び通路を設ける。
これを図2で詳細に説明する。
【0019】
図2は、図1の船外機の前部の拡大縦断側面図である。
発電機22は、底部ブロック21の上部の前方(図の右側)に突設した二股状の支持ボス部21a,21a間にスティ22aを固着した。
発電機22のボディ22bには、上のプーリ23に近い上部周に冷却風吸入用の上部スリット22c…を備え、中間部周に冷却風排出用中間部スリット22d…を備え、下部周に冷却風吸入用の下部スリット22e…を備える。
【0020】
発電機22の上にはベルトカバー25を配設し、ベルトカバー25は前部25aが平面視半円状で、上方に開口部26を備え、開口部26は発電機22のプーリ23の概ね外周範囲内の上方に設けられる。該開口部26周は、立上がった環状堤片26aで囲まれている。
発電機22は、エンジンカバー30内において、その前面30cの上部に近接する位置に配設されている。
エンジンカバー30の前面30cには、内側(船外機の後方Rr)に窪んだ凹部35を設ける。
【0021】
凹部35は、エンジンカバー30の上面30bの後部において一段低い凹段部35aを備え、凹段部35aは、その後部から前方、且つ下方に弯曲する弯曲部35bに連なり、弯曲部35bから下方に垂下する上部縦壁35cを備え、上部縦壁35cの下部である前面30cの高さ方向中間部に前方に一段突出した下部縦壁35dを備え、下部縦壁35dの下端部35eはL字形に前方に屈曲され、アンダーカバー8の上縁段部8aに上から嵌合して接合されている。
凹部35の上部である凹段部35aの後端部には、斜め後上方に傾斜して立上る取付壁35fを設け、又下部縦壁35dのL字形の下端部35eのL字形部には、斜め後上方に傾斜して立上がる取付壁35gを設ける。
【0022】
凹部35の上面30bの後部に設けた凹段部35aには、ダクト状の開口部36、即ち環状の堤片36aを有する開口部36を設ける。
ダクト部を構成する開口部36は、基準面である凹段部35aよりも上方に立上がるように設けられる。
上記開口部36は、直下のベルトカバー25の前部に設けた前記開口部26の上方に設けられ、開口部26を形成する環状堤片26aよりも大径であり、開口部36と開口部26とは上下に接近して配置されている。
【0023】
エンジンカバー30の前面30cに設けた凹部35の上部縦壁35cは、該縦壁35cを構成する上部縦壁部分37が、発電機22の前方に隙間をもって対向するように配置され、下半部37aは発電機22の下方にまで垂下、延出されている。
一方、前面30cの下部縦壁35dを構成する下部縦壁部分38は、上部縦壁部分37の前方に隙間Wをもって配置され、下部縦壁部分38は、その上部が上部縦壁部分37の下半部37aの前方に隙間Wをもって向い合うように配設される。
【0024】
前方に配置された下部縦壁部分38の上部で、上部縦壁部分37の下半部37aと対向する部分には、前後方向に貫通した連通口39を設け、連通口39の上端部で天井部分には、上部縦壁部分37の高さ方向中間部から前方に突設した逆L字形の樋状部40を設ける。
以上のエンジンカバー30の前面30cに設けた凹部35を前面カバー41で覆う。
【0025】
前面カバー41は、縦断側面が弯曲した逆L字形をなし、上部の前方に向かって延出する前上部41aの端縁には、斜め後下方に傾斜して取付ボス部41bを設け、これをビス42で前記した上部取付壁35fに止着する。前面カバー41の弯曲部41cから下方に垂下される前面壁41dの下端部には、内側(後方)且つ下方に傾斜した取付ボス部41eを設け、これをビス42で下部取付壁35gに止着する。
以上で前面カバー41を凹部35を覆うようにエンジンカバー30の前面30cに取り付ける。前面カバー41を固定するネジ止め分部は、前面カバーの上端縁と下端縁とを結ぶ平面に対して交わり、概ね直交する。
【0026】
以上の前面カバー41の前面壁41dの下部41gには、内外に貫通する開口43を設け、実施例では、上下に複数のガラリ状のスリットで開口43…を構成した。
以上の前面カバー41の前上部41aで、開口部36の上方部分を含む凹段部35a上方を塞ぎ、前上部41aと開口部36及びこの周辺部との間に隙間(空間)S1を形成する。
前面カバー41の弯曲部41cの内面とエンジンカバー30の弯曲部35bとの間には、幅狭の隙間を形成して最上部通路S2とし、前壁部41dの上半部41fと上部縦壁35c(上部縦壁部分37)との間には上部に順次幅狭となる中間通路S3を形成する。
【0027】
前面カバー41の下部41gと、これの後方に離間して配設された下部縦壁35d(下部縦壁部分38)との間には前後方向に離間した隙間が形成され、下部通路S4を形成し、下部通路S4の上方には、連通口39により連通路S5が形成される。
連通路S5の奥に配設される上部縦壁部分37の下半部37aは連通口39と離間して向い合って連通路S5の奥壁となり、下半部37aが水分離壁を構成し、これにより下半部37aの前方には、上面を樋状部40で塞いだ水分離室S6を形成する。
発電機22の前方と上部縦壁部分37とで、この間に内側通路S7を形成する。
【0028】
図3は、発電機の冷却の作用説明図である。
図3は図2のものを説明図として用いており、作用説明に必要な符号のみを付した。
エンジン2の運転中、従って発電機22の運転中は、全面カバー41の下部に設けたスリット43(開口)から外気はエンジンカバー内に導入される。
外気(冷却風)は、通路S4、通路S3、狭い通路S2を通って頂部の開口36に至り、直下の開口26から発電機22の上方に導入され、発電機22の上部スリット22c…から発電機22内に導入されて冷却し、中間部のスリット22d…から排出される。
【0029】
一方、通路S4から上昇した外気は、連通路S5から水分離室S6を経由して発電機22の下方に導入され、発電機22の下部スリット22e…から内部に導入されて冷却し、中間部のスリット22d…から排出される。
船外機は海上等の環境下で用いられるので、波浪や水の飛抹が外気取入れの際に侵入してくる虞がある。
この場合、上部縦壁部分37の下半部37aの連通口39下方への垂下部分で形成される水分離室S6で、上方への流入は防止され、下方に排出される。
【0030】
次に発電機22の運転を停止した状態を説明する。
発電機22は、運転の停止で、運転時の熱が周囲に放出される。放出された発電機の熱気は、発電機22のプーリ23上方を覆うベルトカバー25が、発電機22上方に位置する部分に開口部26を有するので、熱い熱気は矢印丸数字1のように上昇し、上部のエンジンカバー30の開口36から上方に排出される。
従って、従来のように発電機の上方がカバーで全面的に覆われることがないので、ベルトカバー25内に発電機22の熱気はこもらない。
【0031】
矢印丸数字1のように開口部26,36から上方に排出された熱気は、空間S1から通路S2の上端部の細い連通路S8を通って通路S2に流れ、通路S3から通路S4に流れたり、連通路S5を通って丸数字3のようにエンジンカバー30の一般部分に流出し、運転停止後の発電機22を速やかに冷却することができる。
開口部36は立上がったダクト部であり、基準面35aよりも高い位置に開口部36が設けられているので、水の開口部36内への侵入は防止され、従って、ベルトカバー25の開口部26からの内部への水の侵入は防止される。
【0032】
尚、外気導入口31から実質的なエンジンルーム導入口に相当する外気取入れガイド14の上端開口部14aの間の通路断面積は、エンジンカバー30の前面のスリット43の通路断面積よりも大きく、燃焼用の吸気吸入量の方が多く燃焼室に供給され、吸気温度を下げることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、エンジンで駆動される発電機を備える船外機であって、発電機のプーリの上方に相当する部分に開口を有するベルトカバーを配設し、エンジンカバーは、エンジンの上方を覆う上面部を有し、エンジンカバーの上面部のベルトカバーの開口の上方位置には開口を設けた。
【0034】
請求項1では、発電機のプーリの上方の覆うベルトカバーの上面に開口を設け、エンジン、発電機等を覆い、ベルトカバーを覆うエンジンカバーの該開口の上方に外気出口用(入口用)の開口を設けたので、エンジン運転中、従って発電機駆動中においては、冷却風はベルトカバーの開口、これの上方に配設したエンジンカバーの開口を通して外気に対し充分通過することができる。
特に発電機真上のベルトカバーの開口の真上にエンジンカバーの開口があるので、発電機の運転停止時における残留した熱気は、ベルトカバーの開口、この上のエンジンカバーの開口から速やかに外部に排出され、発電機の周囲の熱気を効率的に排出することができる。
従って、発電機の周りに運転停止後において、熱気がこもることがなく、発電機や周辺機器類を熱から保護することができる。
又ベルトカバーの発電機プーリの上方に開口を設け、船外機の外形を構成するエンジンカバーの対応する部分に開口を設けるだけなので、構造が簡素に、特別なダクト部品等を必要とすることなく運転時、運転停止時における発電機の冷却を図ることができる。
【0035】
請求項2は、エンジンで駆動される発電機を備える船外機であって、発電機のプーリの上方に相当する部分に開口を有するベルトカバーを配設し、エンジンカバーは、エンジンの上方を覆う上面部を有し、エンジンカバーの上面部のベルトカバーの開口の上方位置には開口を設け、エンジンカバーの開口には、開口設置基準面からの立上がり部を有するダクト部と、ダクト部の上方を覆う開口カバーを備える。
【0036】
請求項2では、発電機のベルトカバーの開口部の上方に設けたエンジンカバーの開口には、開口の基準面よりも立上がったダクト部を有するので、外気を開口から導入する際、水の侵入をダクトの立上がりで形成される堤片で防止することができる。
又発電機のプーリの上方を覆うベルトカバーの上面に開口を設け、エンジン、発電機等を覆い、ベルトカバーを覆うエンジンカバーの該開口の上方に外気出口用(入口用)の開口を設けたので、エンジン運転中、従って発電機駆動中においては、冷却風はベルトカバーの開口、これの上方に配設したエンジンカバーの開口を通して外気に対し充分通過することができる。
又発電機真上のベルトカバーの開口の真上にエンジンカバーの開口があるので、発電機の運転停止時における残留した熱気は、ベルトカバーの開口、この上のエンジンカバーの開口から速やかに外部に排出され、発電機の周囲の熱気を効率的に排出することができる。
従って、発電機の周りに運転停止後において、熱気がこもることがなく、発電機や周辺機器類を熱から保護することができる。
又ベルトカバーの発電機プーリの上方に開口を設け、船外機の外形を構成するエンジンカバーの対応する部分に開口を設けるだけなので、構造が簡素に、特別なダクト部品等を必要とすることなく運転時、運転停止時における発電機の冷却を図ることができる。
【0037】
請求項3は、請求項2において、ダクト部の基準面よりも低い位置に外気取入れ部を設けた。
【0038】
請求項3では、ダクト部の基準面よりも低い位置に外気取入れ部を設けたので、発電機の運転時の冷却風の導入にあたり、十分な容量の外気取入部分を設けることができる。従って、冷却性能が一層向上する。
しかもダクト部の基準面からの立上がりにより、水の分離を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る船外機の上部の全体を示す縦断側面図
【図2】 図1の船外機の前部の拡大縦断側面図
【図3】 発電機の冷却の作用説明図
【符号の説明】
1…船外機、 22…交流発電機、 23…プーリ、 25…ベルトカバー、 26…ベルトカバーの開口、 30…エンジンカバー、 35a…基準面、 36…エンジンカバーの開口。
Claims (3)
- 概ね縦置きのクランクシャフトを有するエンジンと、該エンジンを収容するエンジンルームの少なくとも一部を画成するエンジンカバーと、前記クランクシャフトによりベルト駆動される交流発電機とを備える船外機であって、
前記交流発電機のプーリの上方に相当する部分に開口を有するベルトカバーを配設し、
前記エンジンカバーは、エンジンの上方を覆う上面部を有し、該エンジンカバーの上面部の前記ベルトカバーの開口の上方位置には開口を設けた、
ことを特徴とする船外機。 - 概ね縦置きのクランクシャフトを有するエンジンと、該エンジンを収容するエンジンルームの少なくとも一部を画成するエンジンカバーと、前記クランクシャフトによりベルト駆動される交流発電機とを備える船外機であって、
前記交流発電機のプーリの上方に相当する部分に開口を有するベルトカバーを配設し、
前記エンジンカバーは、エンジンの上方を覆う上面部を有し、該エンジンカバーの上面部の前記ベルトカバーの開口の上方位置には開口を設け、
前記エンジンカバーの開口には、該開口設置基準面からの立上がり部を有するダクト部と、該ダクト部の上方を覆う開口カバーを備える、
ことを特徴とする船外機。 - 前記ダクト部の基準面よりも低い位置に外気取入れ部を有することを特徴とする請求項2に記載の船外機。
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JP2002070575A (ja) | 2002-03-08 |
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