JP4236145B2 - 船外機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンカバーで覆われるエンジンルーム内を熱源側と吸気側とに区分けするようにした船外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの高出力化のための大排気量化と外形寸法の小型化の両立のため、V型エンジンを搭載した船外機が、本出願人による特開平5−306633号により提案されている。
一般に、エンジン船外機は、防水カバーで画成されたエンジンルーム内で吸気を行なっている。従って、エンジンルーム内の雰囲気温度が吸気温度に影響し、出力低下や、或いは再始動の困難をもたらす。
そこで、仕切板を用いて吸気を熱源から分離する構造が特開平6−16187号公報として開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
開示された特開平6−16187号公報の技術は、エンジンカバー23(公報中の符号を用いる)とクランクケース31との間に亘って設けられた仕切板51によって区画されたサブ空間53に燃焼用エア取入れ口55が連通している。
従って、吸気系がクランクケース手前に配置された構成を前提に考えられており、冒頭のV型エンジンにおいては適用できなかった。
【0004】
本発明は、以上の課題を解決すべくなされたもので、その目的とする処は、クランクケースと吸気取入れ口が離れているエンジン、或いはV型エンジン船外機において、効果的なエンジンルーム構成を有する船外機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、燃焼室の一部を形成するシリンダを有するシリンダブロックと、シリンダヘッド、シリンダヘッドカバー及びクランクケースを有するクランクシャフト縦置きのエンジンと、該エンジンの周りを覆うように設けられ、エンジンを収容するエンジンルームを形成するエンジンカバーとを備える船外機であって、エンジンルーム内に連通する吸気通路を備え、且つ燃焼室に連通し、エンジンルーム外に連通する排気通路と、シリンダヘッドカバーの外側部に配置され、エンジンルーム内を少なくとも2つに区分する壁手段と、壁手段により画成されるエンジンルーム内の一方の室に配置された吸気通路のエンジンルーム内連通部と、壁手段により画成されるエンジンルーム内の他方に室に配置された排気通路のエンジンルーム内露出部とからなることを特徴とする。
【0006】
請求項1では、エンジンルーム内を区分する隔壁を構成する壁手段は、シリンダヘッドカバーの外壁の平坦部を利用することができるので、壁手段(隔壁)の設置が容易である。
壁手段による区分が確実に行えて効果的に吸気温度の低減を図ることができる。
特に、クランクケースと吸気取入れ口が離れているエンジンにおいても壁手段による区分が確実に行なえ、特にV型エンジンでは、吸気装置をVバンク内に配置して、壁手段によるエンジンルーム内の前後の区分を確実に行なえる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、船外機の上部の縦断側面図である。図において右側が前方Frであり、左側が後方Rrである。
船外機1は上部にエンジン2を備え、エンジン2はピストン3b・・・(・・・は複数を表す。以下同じ)を各嵌装したシリンダ3a・・・、ピストン3b・・・の上に燃焼室を形成し、水平なシリンダ3a・・・を縦並びとした1つの列を配置したシリンダブロック3、シリンダブロック3の後端(図1では左側)に配置されたシリンダヘッド4、シリンダヘッド4の後端(図1では左側)に配置されたシリンダヘッドカバー5、クランクケース7等からなる。
【0008】
クランクケース7は、実施の形態ではクランクシャフト縦置きのバーチカルエンジンなので、以下のように構成されている。
シリンダブロック3の右側に配置され、シリンダブロック3の船外機前方に位置し、クランク室の半体を形成するスカート部6、スカート部6内に設けられ、縦向きに配置されたクランクシャフト6a、スカート部6の前端(図1の右側)に配置され、クランク室の残りの半体を形成するクランクケース7からなる。シリンダブロック3、スカート部6及びクランクケース7の各下方には、オイルパン8が配置され、これ等からエンジンは構成される。
【0009】
エンジン2は、後述する図2、図4で示すようにシリンダブロック3が平面視V字型に配置されたV型エンジンとし、実施例では図1に示すように上下に横向きに3個のシリンダが配置された片側3気筒V型の6気筒エンジンを示している。
エンジン2は、エンジン2の下部の周りを囲むアンダーカバー9内に横断するように設けたマウントケース10に支持されている。
シリンダヘッド4の下部には、下方に排気管11が垂下、延設され、排気管11の下部11aは、マウントケース10の横断隔壁10aを通ってアンダーカバー9の下方に開口している。
【0010】
アンダーカバー9の下方には図示しないエクステンションケースが連設され、この下に図示しないギヤボックスを配設し、これに後方に向いた推進器(スクリュー)を設け、縦向きのクランクシャフト6a下端部を推進軸12に連結し、推進軸はエクステンションケース内を縦通し、ギヤボックス内のギヤ伝動機構に連結され、推進器を駆動する。
【0011】
エンジン2の上面には、ベルト・プーリ機構によるカムシャフト及び発電機を駆動する電動機構を設ける。
図2は、図1の2−2線断面図でベルト・プーリ機構を中心として示した図で、理解の便宜上後述する吸気消音器21、インテークマニホールド24、吸気用ガイド30を除去して示した説明的な図面である。
【0012】
エンジン2のシリンダブロック3の上面には、クランクシャフト6aで駆動されるプーリ13を設ける。プーリ13はシリンダブロック3の上面に突出したクランクシャフト6aの下位の部分に固定されており、後述するようにクランクシャフト6aの上端部には同軸に上位の大径のプーリ17が固定されている。
左右のシリンダヘッド4,4上に配置したカムシャフト14a,14aを駆動するプーリ14,14と該プーリ13とを、ガイドプーリ及びテンションプーリ等の中間プーリ15・・・を介して図2で明示したようにタイミングベルト16で連結する。
【0013】
又前記プーリ13には、前述のように、その上方に同軸に上位の大径のプーリ17を設ける。これを前記クランクケース7の上部の前方部(図2では右外側部)に配置したACG(AC発電機)18の被動プーリ19と大径のプーリ17とを、図2に明示したようにベルト20で連結する。
これ等のベルト・プーリ機構13〜17,19,20によってカムシャフト14a,14a及び発電機18を駆動する。
【0014】
エンジン2のシリンダブロック3の上面には、図1及び図4に示すように、吸気消音器21を配置する。図4は、図1の船外機上部の前部の要部を拡大して示した説明的側面図である図3の4−4線断面図である。吸気消音器21の平面形状が理解しやすいので、この図を用いて吸気消音器21を説明する。
吸気消音器21は、連通口21aをゴムチューブ等のコンチューブ22を介してシリンダヘッド4及びシリンダヘッドカバー5の上方で、左右のシリンダヘッド4,4及び左右のシリンダヘッドカバー5,5間の平面視Vバンク(平面視V型の空間)51内に配置したスロットル弁装置23に連結する。
【0015】
スロットル弁装置23の下流部は、図1及び図4で明示したように、左右のシリンダヘッドカバー5,5の後方で、前記Vバンク51の後方に配設され、図1で明示されているように上下方向に延設されたインテークマニホールド24と接続し、各シリンダ3a・・・に燃料を分配、供給する。
前記したアンダーカバー9を含むマウントケース10はスイベルケース50に連結し、スイベルケース50を介して船尾に船外機1を取り付ける。
【0016】
吸気消音器21は、図4及び後述する図5(図5は、図3の矢視5方向の図である)に示すように左右に後方を向いた吸入口21b,21bを備える。吸入口21b,21bの間に、前記したスロットル弁装置23との連通口21aを備える。
【0017】
以上のエンジン2及びこれに付帯させた上記機器類の周囲を全面的に囲んで覆うエンジンカバー25を設け、エンジンカバー25の下端部は、図1に明示されているように、前記したアンダーカバー9の上端部に接合する。
これによりエンジンを含む周辺機器類はカバー25で覆われ、カバー25で船外機の外殻を構成し、外観を構成する。
エンジンカバー25の上面25bの後部には、外気を取り入れる開口26を設ける。開口26の上をトップカバー27で覆う。
トップカバー27とエンジンカバー25の後面25a上部との間に外気取入れ用のスリット28を設け、又トップカバー27の上面には、外気取入れ用の開口やスリット29・・・を設ける。
【0018】
エンジンカバー25の上面25bの後部に設けた外気取入れ用開口26は、側面視略逆L字形の吸気用ガイド30の上端開口部30aに接続する。吸気用ガイド30は、インテークマニホールド24の後面とエンジンカバー25の後面25aの内側の前向きの面との間に配置されている。
吸気用ガイド30は、吸気通路を構成するガイド部30bがエンジンカバー25の後面25aの内面に沿って下方に延設され、下端開口部30cは下方に開放している。
【0019】
又図1に示すように、エンジンカバー25の前面25cの下部には、外気取入れ用のラビリンススリット31・・・を設け、この部分の前面をフロントカバー32で覆い、フロントカバー32の下部にはスリット33・・・を設ける。
以上のエンジンカバー25でエンジン等を覆い、周囲と画成されたエンジンルーム52を形成する。
【0020】
エンジンルーム52内への外気の取入れ、吸入を説明すると、エンジンカバー25の後部の外気取入れ用のスリット28、開口やスリット29・・・を介して外気はエンジンカバー25内に吸入され、開口26を介して吸気用ガイド30によりエンジンルーム25内に吸入される。
吸気用ガイド30は上下を向き、長尺なので、外気とともに吸入された海水等の水は、下端開口部30cから下方に落下して排出され、一方、空気は上方に配置した吸気消音器21内に吸入され、燃料系に供給される。
一方、エンジンカバー25の前面25c側では、フロントカバー32のスリット33・・・からラビリンス31を介してエンジンカバー25の後部内に空気は取入れられ、上方に配置されたACG18を冷却する。
【0021】
以上において、エンジン側とエンジンカバー25との間に壁手段40を介設し、エンジンルーム52内を2つに区分する。
図2は、図1の2−2線断面図、図3は、図1の船外機上部の前部の要部を拡大して示した説明的側面図、図4は、図3の4−4線断面図、図5は、図3の矢視5方向の図、図6は、図5要部の拡大図である。
これ等の図面を用いて、壁手段40によるエンジンカバー25内のエンジンルーム52内の区分を説明する。
【0022】
壁手段40は、図5に示すように平面視が略逆凹型で、エンジンカバー25の前後方向から見た断面に沿うように頂杆部41、左右の側杆部42,42を備え、頂杆部41と側杆部42,42との間は、実施例では対称的に斜めに傾斜して側部上杆部43,43を形成し、断面が円形等の太紐状であり、各部一体に形成され、例えば、ウレタンゴムやスポンジ等の弾性があり、シール性を有するゴムや樹脂材で形成する。
【0023】
壁手段40は、図4の平面視で示したように、吸気消音器21の上面に頂杆部41が配置されており、図3及び図4に示すように、エンジンカバー25の上面25bの低い内頂部25d(具体的は、内頂部に設けた突起25e)と吸気消音器21の上面との間で挟持されている。壁手段40は、この間(カバー25の内頂部25dと吸気消音器21の上面21c)に挟み込むことで、Oリングのようにシール材を兼ねる。
壁手段40の頂杆部41は、図4のように中央部41aが、前方にエンジンルーム52内の横幅方向を横断するように位置する。これの両側の部分41b,41bが前方に「ハ」の字状に対称的に後方に傾斜し、傾斜した側部上杆部43,43に繋がる。
【0024】
図2〜図4に示したように、側部上杆部43,43の下半部〜側杆部42,42は、頂杆部41よりも後方に位置し、側杆部42,42はエンジン2の左右のシリンダヘッドカバー5,5の外側面に沿って、これの外側面に沿うように配設されている。
左右のシリンダヘッドカバー5,5の各外側面と、エンジンカバー25の両側面24f,25f内面に形成した凹状リブ25g,25g内に、壁手段40の側杆部42,42の外側部を係合する。
以上のように、壁手段40は、エンジン2の吸気消音器21の上面21c、シリンダヘッドカバー5,5の外側面とエンジンカバー25の内面との間に、この間をそれ自身でシールするように介装される。
【0025】
上記した壁手段40は、側杆部42,42の下端部が図3、図5で明示したように、シリンダヘッドカバー5,5の中間下部まで配設され、図1における排気管11は、壁手段40の側杆部42,42の下端部の下方に延出される。
排気管11は、シリンダヘッドカバー5,5の前方に配置されているシリンダヘッド4,4の各外側方に延出され、シリンダヘッド4,4の各排気通路4a・・・と接続するエキゾーストマニホールド4b,4bの下方に垂下した各排気通路4cは、この下流端部を、アンダーカバー9を横断するように配置されているマウントケース10を通って、アンダーカバー9下半部の内部空間で形成される排気膨張室53内に垂下した排気管11の上流端部に連通接続する。
【0026】
従って、マウントケース10はエンジンルーム52内と排気膨張室53とを上下に区画する。
ところで、壁手段40との当接、シール性等を考慮して、シリンダヘッドカバー5,5を合成樹脂で形成した。
尚、シリンダヘッドカバー5,5は、実施の形態のような合成樹脂に代え、金属で形成しても良い。
前述した図4、図5で説明したように、吸気消音器21は、左右に後方を向いた吸入口21b,21bを備え、この間にスロットル弁装置との連通口21aを備える。
【0027】
以上において、壁手段40によって、エンジンカバー25で形成されるエンジンルーム52内は52a,52bと前後2つに区分される。
吸気作用を行う吸気消音器21の吸気口21b,21bが壁手段40で区画された後方の室52bに開口し(図4参照)、又吸気消音器21はカバー25内に最上部に配置されており、壁手段40で熱源である排気管11(排気管は下方に向き、しかもエンジンルーム外方に露出するように設けられている)からも遠ざけられている。
【0028】
従って、排気管11の熱影響を受けることが少なく、吸入空気の温度上昇を抑制し、又発熱源の一つであるACG18からも吸気消音器21の吸気口21b,21bは壁手段40で区分され、これの熱影響から保護される。
尚、壁手段40は太紐状であって、それ自身Oリングのようなシール機能を備えるが、エンジンカバーを合成樹脂とし、吸気消音器21、シリンダヘッドカバー5を合成樹脂とすることで、エンジン振動等に欣する振動によるシール部の摩耗を軽減することができ、又熱の伝搬も少なくてすむ。
【0029】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、燃焼室の一部を形成するシリンダを有するシリンダブロックと、シリンダヘッド、シリンダヘッドカバー及びクランクケースを有するクランクシャフト縦置きのエンジンと、該エンジンの周りを覆うように設けられ、エンジンを収容するエンジンルームを形成するエンジンカバーとを備える船外機であって、エンジンルーム内に連通する吸気通路を備え、且つ燃焼室に連通し、エンジンルーム外に連通する排気通路と、シリンダヘッドカバーの外側部に配置され、エンジンルーム内を少なくとも2つに区分する壁手段と、壁手段により画成されるエンジンルーム内の一方の室に配置された吸気通路のエンジンルーム内連通部と、壁手段により画成されるエンジンルーム内の他方の室に配置された排気通路のエンジンルーム内露出部とで構成した。
【0030】
請求項1では、エンジンルーム内を区分する隔壁を構成する壁手段は、シリンダヘッドカバーの外壁の平坦部を利用することができるので、壁手段(隔壁)の設置が容易である。
壁手段による区分が確実に行えて効果的に吸気温度の低減を図ることができる。
【0031】
又壁手段をシリンダヘッドカバーの外壁とエンジンカバー内面との間に配置するだけなので、部品点数が最少となり、壁手段はシリンダヘッドカバー外側とエンジンカバー内面との間に沿わせるので、ウレタンゴムやスポンジ等の断面が円形等の太紐状のものが採用でき、壁手段自身でシール性をもたせることができ、仕切り板のようにシール材を別途必要とせず、この点においても部品点数の削減、設置の容易化を図ることも可能である。
特に、クランクケースと吸気取入れ口が離れているエンジンにおいても壁手段による区分が確実に行なえ、特にV型エンジンでは、吸気装置をVバンク内に配置して、壁手段によるエンジンルーム内の前後の区分を確実に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 船外機の上部の縦断側面図
【図2】 図1の2−2線断面図
【図3】 図1の船外機上部の前部の要部を拡大して示した説明的側面図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 図3の矢視5方向の図
【図6】 図5要部の拡大図
【符号の説明】
1…船外機、 2…エンジン、 3…シリンダブロック、 3c…燃焼室、 4…シリンダヘッド、 5…シリンダヘッドカバー、 6…スカート部、 6a…クランクシャフト、 7…クランクケース、 11…排気通路である排気管、 25…エンジンカバー、 30…吸気通路、 40…壁手段、 52…エンジンルーム。
Claims (1)
- 燃焼室の一部を形成するシリンダを有するシリンダブロック、シリンダヘッド、シリンダヘッドカバー及びクランクケースを有するクランクシャフト縦置きのエンジンと、該エンジンの周りを覆うように設けられ、エンジンを収容するエンジンルームを形成するエンジンカバーとを備える船外機であって、
前記エンジンルーム内に連通する吸気通路を備え、且つ前記燃焼室に連通し、前記エンジンルーム外に連通する排気通路と、
前記シリンダヘッドカバーの外側部に配置され、エンジンルーム内を少なくとも2つに区分する壁手段と、
前記壁手段により画成されるエンジンルーム内の一方の室に配置された前記吸気通路のエンジンルーム内連通部と、
前記壁手段により画成されるエンジンルーム内の他方に室に配置された排気通路のエンジンルーム内露出部と、
からなることを特徴とする船外機。
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