JPH068268Y2 - 強制空冷内燃機関 - Google Patents
強制空冷内燃機関Info
- Publication number
- JPH068268Y2 JPH068268Y2 JP1985178649U JP17864985U JPH068268Y2 JP H068268 Y2 JPH068268 Y2 JP H068268Y2 JP 1985178649 U JP1985178649 U JP 1985178649U JP 17864985 U JP17864985 U JP 17864985U JP H068268 Y2 JPH068268 Y2 JP H068268Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flywheel
- ignition device
- internal combustion
- combustion engine
- forced air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はチェーンソー等の作業機械の動力源として用い
られる強制空冷内燃機関の構造に関する。
られる強制空冷内燃機関の構造に関する。
従来の技術 チェーンソー等の作業機械は通常動力源として二サイク
ル強制空冷内燃機関を設けており、そのはずみ車は通常
のはずみ車の作用をはたすほかにはずみ車の一側面に複
数の羽根を一体に形成し、これをうず巻室内に配置して
機関冷却用ファンとして利用し、更にははずみ車に磁石
を取付けかつはずみ車の外周縁に近接して発電コイルを
有する点火装置を配置してピストンの運動と同期して点
火装置を作動させるようになっている。
ル強制空冷内燃機関を設けており、そのはずみ車は通常
のはずみ車の作用をはたすほかにはずみ車の一側面に複
数の羽根を一体に形成し、これをうず巻室内に配置して
機関冷却用ファンとして利用し、更にははずみ車に磁石
を取付けかつはずみ車の外周縁に近接して発電コイルを
有する点火装置を配置してピストンの運動と同期して点
火装置を作動させるようになっている。
この、点火装置のケーシングは通常単に点火装置の点火
コイルや電子部品の周りを覆ってそれを保護するように
だけ構成されているので空気抵抗が大きく、点火装置を
冷却ファンによる送風をさまたげない位置に点火装置を
配置しなければならず、このため点火装置の配置場所が
限定されて、内燃機関を一体的に組み込む作業機械の設
計に不便をきたし、また点火装置を効果的に冷却できな
い等の問題があった。
コイルや電子部品の周りを覆ってそれを保護するように
だけ構成されているので空気抵抗が大きく、点火装置を
冷却ファンによる送風をさまたげない位置に点火装置を
配置しなければならず、このため点火装置の配置場所が
限定されて、内燃機関を一体的に組み込む作業機械の設
計に不便をきたし、また点火装置を効果的に冷却できな
い等の問題があった。
この対策として、実開昭５８−９６００９号公報にある
如く点火装置本体の外面を導風壁の一部として利用する
ことも提案されているが、内装部品との関連で外面形状
を自由に変更できない場合が多く、送風性能を悪化させ
ることもある。
如く点火装置本体の外面を導風壁の一部として利用する
ことも提案されているが、内装部品との関連で外面形状
を自由に変更できない場合が多く、送風性能を悪化させ
ることもある。
考案が解決すべき問題点 そこで、本考案は前記問題点を解決するために、点火装
置の配置場所を比較的自由に選ぶことができると共にそ
の冷却を効率よく行なうことができ、かつ作業機械の小
型軽量化を実現し得る強制空冷内燃機関を提供すること
を目的とする。
置の配置場所を比較的自由に選ぶことができると共にそ
の冷却を効率よく行なうことができ、かつ作業機械の小
型軽量化を実現し得る強制空冷内燃機関を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、出力軸に取付けられたはずみ車と、このはず
み車に設けられた冷却ファンとしての複数の羽根と、は
ずみ車を取囲むうず巻室と、はずみ車の外周縁に近接し
て配置された点火装置とを有する強制空冷内燃機関にお
いて、点火装置自体のケーシングの一側外表面からうず
巻室の外周壁部分と連続して配置されて導風壁の一部を
構成する薄板状の障壁部分を立設すると共に、ケーシン
グの一側外表面をうず巻室内に露出せしめて導風壁の一
部として配置したことを特徴とする。
み車に設けられた冷却ファンとしての複数の羽根と、は
ずみ車を取囲むうず巻室と、はずみ車の外周縁に近接し
て配置された点火装置とを有する強制空冷内燃機関にお
いて、点火装置自体のケーシングの一側外表面からうず
巻室の外周壁部分と連続して配置されて導風壁の一部を
構成する薄板状の障壁部分を立設すると共に、ケーシン
グの一側外表面をうず巻室内に露出せしめて導風壁の一
部として配置したことを特徴とする。
作用 従って、本考案の上記構成により、点火装置の障壁部分
の形状及び配置を適宜に設計して点火装置の取付位置を
かなり自由選定することができ、かつうず巻室内を流れ
る空気で点火装置を直接に冷却することができる。
の形状及び配置を適宜に設計して点火装置の取付位置を
かなり自由選定することができ、かつうず巻室内を流れ
る空気で点火装置を直接に冷却することができる。
実施例 以下に本考案を図面の実施例に基づいて説明する。
本実施例は、チェーンソー等の本体に搭載された強制空
冷二サイクル内燃機関であって、その出力軸（図示せ
ず）に固定された円板状のはずみ車１を有しており、は
ずみ車１の一側表面に冷却ファンとして複数の羽根２を
一体に形成している。はずみ車１は、例えばチェーンソ
ー本体内に一体的に形成されたうず巻室３内に配置さ
れ、かつ使用中に矢印Ａの方向へ回転されて羽根２によ
りうず巻室３内に空気流を発生させ、この空気流を内燃
機関のシリンダの周囲へ送風して図示しないシリンダや
マフラー等を強制冷却する。
冷二サイクル内燃機関であって、その出力軸（図示せ
ず）に固定された円板状のはずみ車１を有しており、は
ずみ車１の一側表面に冷却ファンとして複数の羽根２を
一体に形成している。はずみ車１は、例えばチェーンソ
ー本体内に一体的に形成されたうず巻室３内に配置さ
れ、かつ使用中に矢印Ａの方向へ回転されて羽根２によ
りうず巻室３内に空気流を発生させ、この空気流を内燃
機関のシリンダの周囲へ送風して図示しないシリンダや
マフラー等を強制冷却する。
一方、はずみ車１の外周縁に近接して発電コイル組立体
を含む点火装置５が配置されている。更にはずみ車１の
外周縁に沿って永久磁石４が固定されている。点火装置
５は電子点火回路を有しており、前記はずみ車１の回転
中に前記永久磁石２が点火装置５のポール６及び７の間
を通過する時に発電コイルに高電圧が発生し、それによ
り機関の点火栓に火花を発生させてシリンダ内の燃料混
合気に点火するようになっている。
を含む点火装置５が配置されている。更にはずみ車１の
外周縁に沿って永久磁石４が固定されている。点火装置
５は電子点火回路を有しており、前記はずみ車１の回転
中に前記永久磁石２が点火装置５のポール６及び７の間
を通過する時に発電コイルに高電圧が発生し、それによ
り機関の点火栓に火花を発生させてシリンダ内の燃料混
合気に点火するようになっている。
点火装置５は合成樹脂材料で形成されたケーシング８を
有し、ケーシング８の一側外表面９は冷却ファンのうず
巻室３内に露出してその一部を構成している。更に、前
記ケーシング８の一側外表面９にはそれから直立した障
壁部分１０を一体に形成しており、該障壁部分１０は一
側外表面９の外側縁に沿って延在しかつ障壁部分１０の
風上部分１１は一側外表面９の内側縁の方へすなわちは
ずみ車１の外周縁の方へなめらかに湾曲して形成されて
いる。障壁部分１０は機体に形成されたうず巻室３の外
周壁部分１２及び１３と連続して配置されてそれらと共
にうず巻室３の連続した外周壁を形成する。
有し、ケーシング８の一側外表面９は冷却ファンのうず
巻室３内に露出してその一部を構成している。更に、前
記ケーシング８の一側外表面９にはそれから直立した障
壁部分１０を一体に形成しており、該障壁部分１０は一
側外表面９の外側縁に沿って延在しかつ障壁部分１０の
風上部分１１は一側外表面９の内側縁の方へすなわちは
ずみ車１の外周縁の方へなめらかに湾曲して形成されて
いる。障壁部分１０は機体に形成されたうず巻室３の外
周壁部分１２及び１３と連続して配置されてそれらと共
にうず巻室３の連続した外周壁を形成する。
考案の構成 以上説明した本考案の構成により、内燃機関の冷却性能
を損うことなく、点火装置をかなり広い範囲で取付配置
可能であるので、作業機械の設計もかなり自由に行なう
ことができ、このため機械の小型軽量化をはたすことが
でき、更に点火装置自体の冷却をも効率的に行なうこと
ができる等の効果を奏する。
を損うことなく、点火装置をかなり広い範囲で取付配置
可能であるので、作業機械の設計もかなり自由に行なう
ことができ、このため機械の小型軽量化をはたすことが
でき、更に点火装置自体の冷却をも効率的に行なうこと
ができる等の効果を奏する。
第１図は本考案による一実施例の要部破断説明図であ
り、第２図は第１図のII-II矢視の断面図である。 １……はずみ車、２……羽根、３……うず巻室、５……
点火装置、１０……障壁部分。
り、第２図は第１図のII-II矢視の断面図である。 １……はずみ車、２……羽根、３……うず巻室、５……
点火装置、１０……障壁部分。
Claims (1)
- 【請求項１】出力軸に取付けられたはずみ車と、該はず
み車に設けられた冷却ファンとしての複数の羽根と、前
記はずみ車を取囲むうず巻室と、前記はずみ車の外周縁
に近接して配置された点火装置とを有する強制空冷内燃
機関において、前記点火装置自体のケーシングの一側外
表面から前記うず巻室の外周壁部分と連続して配置され
て導風壁の一部を構成する薄板状の障壁部分を立設する
と共に、前記ケーシングの一側外表面を前記うず巻室内
に露出せしめて導風壁の一部として配置したことを特徴
とする強制空冷内燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985178649U JPH068268Y2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 強制空冷内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985178649U JPH068268Y2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 強制空冷内燃機関 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6287126U JPS6287126U (ja) | 1987-06-03 |
| JPH068268Y2 true JPH068268Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=31120979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985178649U Expired - Lifetime JPH068268Y2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 強制空冷内燃機関 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068268Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0526319Y2 (ja) * | 1988-05-26 | 1993-07-02 | ||
| JP5412096B2 (ja) | 2008-12-03 | 2014-02-12 | 株式会社やまびこ | 携帯式チェンソーの動力ユニット構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52128847U (ja) * | 1976-03-27 | 1977-09-30 | ||
| JPS5928624U (ja) * | 1982-08-14 | 1984-02-22 | 三菱重工業株式会社 | ２サイクルエンジン |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP1985178649U patent/JPH068268Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6287126U (ja) | 1987-06-03 |
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