JP2000161057A - エンジンの導風構造 - Google Patents

エンジンの導風構造

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JP2000161057A
JP2000161057A JP10349343A JP34934398A JP2000161057A JP 2000161057 A JP2000161057 A JP 2000161057A JP 10349343 A JP10349343 A JP 10349343A JP 34934398 A JP34934398 A JP 34934398A JP 2000161057 A JP2000161057 A JP 2000161057A
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JP
Japan
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cylinder
wall
engine
cooling
cooling fan
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JP10349343A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Sawada
俊治 沢田
Hiroshi Kato
博 加藤
Takeshi Watanabe
武志 渡辺
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Komatsu Zenoah Co
Original Assignee
Komatsu Zenoah Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却ファンからの冷却風をシリンダの外壁ま
たは点火装置に効率良く流れるようにしたエンジンの導
風構造にする。 【解決手段】 シリンダを冷却するエンジンの導風構造
において、エンジンの出力軸4に連結した冷却ファン6
と、冷却ファン6からの冷却風をシリンダ2の外壁に沿
って流れるようにシリンダ2の外壁の近傍に配設した導
風板8とを備えた構成としたものである。また、シリン
ダ2の外壁の近傍に配設し、かつ、冷却ファン6からの
冷却風をシリンダ2の外壁に沿って流れるように導風用
のガイド部7aを形成した点火装置7を備えた構成とし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却ファンから送
られる冷却風をシリンダの外壁に沿って効率良く流れる
ようにしたエンジンの導風構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンの導風構造について、実
開平4−82316号公報に開示されている技術を図9
により説明する。エンジン41のシリンダ42の頂部に
点火プラグ50が装着されている。この点火プラグ50
は、高圧配線51を介して点火コイル47a等からなる
点火装置47に接続している。エンジン41の出力軸4
4には、フライホイール45及びファン46を連結して
いる。エンジン41は、ファン46を覆うようにしてフ
ァンケース48が装着されている。点火コイル47aと
ファンケース48とを樹脂で一体成形し、ファン46に
より発生した冷却風で点火コイル47aを冷却するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す実開平4−82316号公報に記載されている技術
によれば、点火コイル47a等の点火装置47が、ファ
ン46により発生した冷却風の流れる通路上にあるた
め、冷却風の流れを邪魔して冷却風の流れが分散する。
即ち、点火コイル47aを冷却することを目的としてお
り、シリンダ42外壁には、冷却風の流れる風量が少な
くなりシリンダ42の冷却が不十分となる。
【0004】本発明は、上記の問題点に着目し、冷却フ
ァンからの冷却風を分散させないようにして、冷却風を
シリンダの外壁または点火装置に効率良く流れるように
したエンジンの導風構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記の目
的を達成するために、本発明に係るエンジンの導風構造
の第1発明は、シリンダを冷却するエンジンの導風構造
において、エンジンの出力軸4に連結した冷却ファン6
と、冷却ファン6からの冷却風をシリンダ2の外壁に沿
って流れるようにシリンダ2の外壁の近傍に配設した導
風板8と、を備えた構成としたものである。上記構成に
よれば、図1及び図3に示すように、冷却ファン6から
の矢印aに示す冷却風は、シリンダ2の外壁の近傍に配
設した導風板8に沿ってシリンダ2の外壁を効率良く冷
却することができる。したがって、冷却ファン6からの
矢印aに示す冷却風が分散しないで、一方向に流れる冷
却風通路11が確保されるので、この冷却風により効率
良くシリンダ2を冷却することができる。
【0006】第2発明は、シリンダを冷却するエンジン
の導風構造において、エンジンの出力軸4に連結した冷
却ファン6と、シリンダ2の外壁の近傍に配設し、か
つ、冷却ファン6からの冷却風をシリンダ2の外壁に沿
って流れるように導風用のガイド部7aを形成した点火
装置7と、を備えた構成としたものである。上記構成に
よれば、図4及び図7に示すように、冷却ファン6から
の矢印aに示す冷却風は、点火装置7に一体的に形成さ
れるガイド部7aに沿ってシリンダ2の外壁を流れるの
で、シリンダ2及び点火装置7を効率良く冷却すること
ができる。これにより、冷却ファン6からの矢印aに示
す冷却風が分散しないで、一方向に流れる通路11が確
保されるので、この冷却風により効率良くシリンダ2を
冷却することができる。したがって、本発明のエンジン
の導風構造によれば、点火装置7の配設位置の改良及び
点火装置に導風用のガイド部7aを形成して改良したこ
とにより、冷却ファン6からの冷却風が分散して、シリ
ンダ2の冷却が不十分となる従来の欠点を解消すること
ができるとともに、点火装置7も冷却することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るエンジンの
導風構造の第1実施形態について、図1乃至図3により
説明する。先ず、図1,図2に示すエンジン1のシリン
ダ2には、ピストン3を上下に摺動自在に配設してい
る。シリンダ2の頂部には点火プラグ10を取着してい
る。エンジンの出力軸4は、フライホイール5及び冷却
ファン6を連結している。フライホイール5及び冷却フ
ァン6の上方に配置する導風板8は、シリンダ2の外壁
にスクリュー8a等の締着手段により締めつけている。
シリンダ2の外壁と、このシリンダ2の外壁に対向する
導風板8の内側面との間には、冷却ファン6からの冷却
風が矢印aに示すように流れるように冷却風通路11を
形成している。また、シリンダ2の頂部には風止板9を
取着している。この風止板9は、冷却ファン6からの冷
却風がシリンダ2の上方に分散して逃げないように作用
して、シリンダ2を効率良く冷却するとともに、シリン
ダ2の熱が放熱し易い金属材料からなっている。図2に
示すエンジン1の左側にはマフラ15を配設している。
なお、図1,図2に示す点火コイル等をモジュール化し
た点火装置7は、エンジン1のカバー1aに取付けられ
た例を示しているが、これ以外に導風板8と点火装置7
とをシリンダ2に共締めするようにしても良い。また、
点火装置7の配設位置は、エンジン1のカバー1a内の
スペースの空いた所であれば良いので、特に特定するも
のではない。図2に示すシリンダ2と、マフラ15との
間には、排気ガスケット15aを挟着するとともに、排
気ガスケット15aは、導風板8の先端部に接近して配
設されてシリンダ2の外壁の周りを覆うようにしてある
ので、冷却ファン6からの冷却風をシリンダ2の外壁に
流れ易く作用する。上記の構成により、図3に示すよう
に、導風板8は、冷却ファン6からの矢印aに示す冷却
風を分散させないで、一方向に流れる冷却風通路11が
確保されるので、この冷却風により効率良くシリンダ2
を冷却することができる。
【0008】次に、本発明に係るエンジンの導風構造の
第2実施形態について、図4乃至図9により説明する。
尚、図1乃至図3の第1実施形態と同一符号を付したも
のは同一部品であり、関連する部品以外の説明は省略す
る。先ず、図4,図5に示すエンジンの出力軸4には、
フライホイール5及び冷却ファン6が連結している。フ
ライホイール5及び冷却ファン6の上方に配置する点火
装置7は、シリンダ2の外壁にボルト7G等の締着手段
により締めつけられてている。また、シリンダ2の外壁
と、このシリンダ2の外壁に対向する点火装置7の内側
面との間には、冷却ファン6からの冷却風が矢印aに示
すように流れるように冷却風通路11を形成している。
さらに、図5に示すエンジン1の左側にはマフラ15が
配設され、右側には空気清浄器20が配設されている。
【0009】図5のZ視の図6及び図7に示す点火装置
7には、導風用のガイド部7aが一体的に形成されてい
るが、シリンダ2の外壁に対向する点火装置7の内側面
に沿って配設する別体の導風用のガイド部でも同様の効
果を奏することができる。シリンダ2と、マフラ15と
の間には、排気ガスケット15aが挟着されている。こ
の導風用のガイド部7aと、同ガイド部7aの先端部の
近傍に配設される排気ガスケット15aとは、シリンダ
2の外壁の周りを囲むようにして、図4に示す冷却風通
路11を形成しているので、この冷却風通路11を流れ
る図7に示す冷却ファン6からの矢印aに示す冷却風は
分散しないで、シリンダ2の外壁及び点火装置7に沿っ
て一方向に冷却風が流れて効率良くシリンダ2及び点火
装置7を冷却することができる。
【0010】図8(a)及び図8(b)により点火装置
7を説明する。点火装置7は、パルサコイル7A,エキ
サイタコイル7C,鉄芯7B,7D,回路基板7F及び
高圧配線7Eをモジュール化して形成されている。この
点火装置7は、図1(又は図4)に示すフライホイール
5に装着される図示しないマグネットの磁界により起電
するエキサイタコイル7Cの一次回路の誘起電圧を回路
基板7Fに入力し、その誘起電圧が所定の大きさに達し
たとき、一次回路を短絡して、この短絡電流により点火
時期、制御用のパルサコイル7Aの二次回路に昇圧され
た高電圧を発生させ高圧配線7Eを介して図1(又は図
4)に示す点火プラグ10に放電、着火させるものであ
る。
【0011】以上の説明の通り、本発明のエンジンの導
風構造の第1実施形態によれば、図1及び図3に示すよ
うに、冷却ファン6からの矢印aに示す冷却風は、シリ
ンダ2の外壁の近傍に配設した導風板8に沿ってシリン
ダ2の外壁を効率良く冷却することができる。これによ
り、冷却ファン6からの矢印aに示す冷却風がシリンダ
2の外壁に沿って一方向に流れる冷却風通路11が確保
されるので、この冷却風により効率良くシリンダ2を冷
却することができる。 また、本発明のエンジンの導風
構造の第2実施形態によれば、図4及び図7に示すよう
に、冷却ファン6からの矢印aに示す冷却風は、点火装
置7に一体的に形成されるガイド部7aに沿ってシリン
ダ2の外壁を流れるので、シリンダ2及び点火装置7を
効率良く冷却することができる。また、点火装置7は、
冷却ファン6の上方で、図4に示す左側に配置してボル
ト7G等の締着手段によりシリンダ2の外壁に取付けて
いる。これにより、冷却ファン6からの矢印aに示す冷
却風がシリンダ2及び点火装置7以外に分散しないで、
シリンダ2の外壁及び点火装置7に沿って一方向に流れ
る冷却風通路11が確保されるので、この冷却風により
効率良くシリンダ2及び点火装置7を冷却することがで
きる。これにより、点火装置7の配設位置の改良及び点
火装置7に導風用のガイド部7aを形成して改良したこ
とにより、冷却ファン6からの冷却風が分散しないで、
シリンダ2の外壁及び点火装置7に沿って一方向に冷却
風が流れて効率良くシリンダ2及び点火装置7を冷却す
ることができるので、前述の如くシリンダの冷却が不十
分となる従来の欠点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンの導風構造の第1実施形
態を説明する図である。
【図2】同、図1のY視図である。
【図3】同、第1実施形態の冷却ファンからの冷却風の
流れを説明する図である。
【図4】本発明に係るエンジンの導風構造の第2実施形
態を説明する図である。
【図5】同、図4のA−A断面図である。
【図6】同、図5のZ視図である。
【図7】同、第2実施形態の冷却ファンからの冷却風の
流れを説明する図である。
【図8】同、(a)モジュール化した点火装置を示し、
(b)は点火装置の詳細を示す図である。
【図9】従来のエンジンの点火装置を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…エンジン、2…シリンダ、3…ピストン、4…出力
軸、5…フライホイール、6…冷却ファン、7…点火装
置、7a…ガイド部、7A…パルサコイル、7B,7D
…鉄芯、7C…エキサイタコイル、7E…高圧配線、7
F…回路基板、8…導風板、9…風止板、10…点火プ
ラグ、11…冷却風通路、15…マフラ 15a…排気ガスケット、a…冷却風の流れ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダを冷却するエンジンの導風構造
    において、 エンジンの出力軸(4) に連結した冷却ファン(6) と、 冷却ファン(6) からの冷却風をシリンダ(2) の外壁に沿
    って流れるようにシリンダ(2) の外壁の近傍に配設した
    導風板(8) とを備えたことを特徴とするエンジンの導風
    構造。
  2. 【請求項2】 シリンダを冷却するエンジンの導風構造
    において、 エンジンの出力軸(4) に連結した冷却ファン(6) と、 シリンダ(2) の外壁の近傍に配設し、かつ、冷却ファン
    (6) からの冷却風をシリンダ(2) の外壁に沿って流れる
    ように導風用のガイド部(7a)を形成した点火装置(7) と
    を備えたことを特徴とするエンジンの導風構造。
JP10349343A 1998-11-24 1998-11-24 エンジンの導風構造 Pending JP2000161057A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015086719A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社マキタ エンジン装置および携帯作業機
CN107143409A (zh) * 2017-07-03 2017-09-08 重庆隆鑫发动机有限公司 聚风板及其安装构造

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JP2015086719A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社マキタ エンジン装置および携帯作業機
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