JP2548855Y2 - リヤエンジンバスのエンジン冷却装置 - Google Patents

リヤエンジンバスのエンジン冷却装置

Info

Publication number
JP2548855Y2
JP2548855Y2 JP1992051166U JP5116692U JP2548855Y2 JP 2548855 Y2 JP2548855 Y2 JP 2548855Y2 JP 1992051166 U JP1992051166 U JP 1992051166U JP 5116692 U JP5116692 U JP 5116692U JP 2548855 Y2 JP2548855 Y2 JP 2548855Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
exhaust gas
radiator
cooling
bus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992051166U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0612150U (ja
Inventor
洋一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP1992051166U priority Critical patent/JP2548855Y2/ja
Publication of JPH0612150U publication Critical patent/JPH0612150U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2548855Y2 publication Critical patent/JP2548855Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リヤエンジンバスのエ
ンジン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リヤエンジンバスなどの車両に配置され
る空冷式エンジン冷却装置のラジエータ用冷却空気取入
口には、例えば、実公昭62−45053号に開示され
ているように、泥水等の異物の侵入するための工夫が設
けられている。しかしながら、冷却空気取入口は泥水等
の固形物の侵入から保護されるだけでは十分ではなく、
ラジエータによる冷却効率を考えた場合に、エンジンや
排気ガスマフラーなどにより暖められた空気の侵入も防
止する必要がある。
【0003】例えば、実開昭56−131223号に示
されているように、排気管内は熱風が流通するため、排
気管からは熱が周囲に伝導されるので、周囲を流れる空
気も加熱される。特に、リヤエンジンバスのラジエータ
冷却空気取入口は車両レイアウトの関係から、エンジン
ルームの側方のボディ外板に位置しているため、排気ガ
スマフラーに暖められた熱風が空気取入口から吸気され
易い。
【0004】この点について、図8及び図9を参照しな
がら説明する。図中、1はエンジン本体、2はエンジン
の側方に配置されたラジエータ、3はエンジンルームの
床板、4は排気ガス管、5は排気ガスマフラー、6はク
ランクプーリ、7は冷却空気取入口である。冷却空気取
入口7から給気された冷却空気は、ラジエータ2を通過
し、エンジンルーム内に吹き出されて、エンジン本体1
を冷却した後に、エンジンルーム床面3の隙間及び床面
前端から排出される。
【0005】従来の車両レイアウトでは、ラジエータ2
の下方に排気ガスマフラー5が位置しているために、エ
ンジンを冷却した結果熱を持った排出風が、排気ガスマ
フラー5の周囲を流れることにより、さらに熱を帯び、
車両の後方に流れ、この熱風が、図8及び図9において
矢印で示すように、冷却空気取入口7から再び給気され
るために、冷却装置の冷却性能を悪化させていた。また
実開昭56−3022号公報には排気管の周囲にダクト
を設け、このダクトを介してエンジンルーム内の熱風を
吸い出す技術が開示されている。しかしながら、かかる
公知技術ではレイアウト上ラジエータ用冷却空気取入口
が排気管の反対側に設けられているので、排気ガスが循
環することはない。したがって排気ガスは単に後方に排
出するだけでよい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、冷却空気取入口と排気マフラとが同じ側にある車
両において、エンジンルームからの熱を帯びた冷却排出
風が冷却空気取入口から給気されないような簡便な構造
の改良されたリヤエンジンバスのエンジン冷却装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、車両の
後方のエンジンルームに設置されたエンジン本体の側方
にエンジン冷却用ラジエータが配置され、前記ラジエー
タが載置されたエンジンルームの床板の下方を横切るよ
うに排気ガス管及びその排気管の周囲を囲む排気ガスマ
フラーが配設され、前記車両の側方外板にラジエータ用
冷却空気取入口が設けられたリヤエンジンバスのエンジ
ン冷却装置において、前記ラジエータが載置されたエン
ジンルームの床板の下方において前記排気ガス管及び排
気ガスマフラーの外周に沿って少なくとも前記空気取入
口の全長にわたりガイド板を設け、前記ガイド板はその
下端に前記冷却空気取入口と反対の方向で折り曲げられ
た部分を有している。
【0008】
【作用】本考案によれば、エンジンルームの床板から排
気される熱を持った排気風は、ラジエータが載置された
エンジンルームの床板の下方において排気ガス管及び排
気ガスマフラーの外周に沿って少なくとも空気取入口の
全長にわたり設けられたガイド板により、車両の後方に
案内され排気されるので、冷却空気取入口から吸気され
ることがなく、冷却空気取入口からは常に新鮮な冷却空
気が吸気されるため、冷却装置の冷却効率を改善するこ
とができる。特に本考案ではガイド板の下端に冷却空気
取入口と反対方向を向いている折り曲げられた部分があ
るので、排気は冷却空気取入口の反対側に流れ、冷却空
気取入口に流入することがない。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、この考案の
実施例について説明する。
【0010】図1乃至図4は、本考案に基づくリヤエン
ジンバスのエンジン冷却装置を示しており、それぞれ、
図1は本願に基づくリヤエンジンバスのエンジン冷却装
置を側面からみた説明図、図2は図1に示すリヤエンジ
ンバスのエンジン冷却装置を背面からみた説明図、図3
は本願に基づくリヤエンジンバスのエンジン冷却装置の
拡大正面図、図4は図3に示すリヤエンジンバスのエン
ジン冷却装置の拡大平面図である。
【0011】図に示すように、リヤエンジンバスにおい
ては、一般的に、車両の後方に位置するエンジンルーム
の床板3上にエンジン本体1が配置され、さらにエンジ
ン本体1の側方にエンジン冷却用のラジエータ2が配置
される。ラジエータの冷却空気取入口7は、車両の側方
の外板9に設けられている。さらに、ラジエータ2が載
置されたエンジンルームの床板3の下方には、排気ガス
管4及びその排気ガス管4の周囲を囲む排気ガスマフラ
ー5が取り付けられている。
【0012】さらに、本考案によれば、ラジエータ2が
載置されたエンジンルームの床板3の下方に、排気ガス
マフラー5に沿って、少なくとも冷却空気取入口7の全
長にわたり、ガイド板8が設けられている。そして図3
から明らかなようにこのガイド板8の下端には折り曲げ
られた部分8aが設けられ、この折り曲げられた部分8
aは冷却空気取入口7を設けた外板9の反対側を向いて
いる。
【0013】冷却空気取入口7から吸気されたエンジン
冷却空気は、ラジエータ2を通って、エンジンルーム内
に送られて、エンジン本体1を冷却する。その結果、冷
却空気はエンジンの熱により加熱されて、エンジンルー
ムの床面の隙間などから外部に排出される。排気された
空気は、さらに排気ガスマフラー5により暖められる
が、本考案によれば、ガイド板8が排気ガスマフラー5
の外周に設けられているので、図1及び図2に矢印で示
すように、排気風は車両後方に案内されて、従来の冷却
装置のように、車両前方に回り込み、冷却空気取入口7
から吸気されることはない。
【0014】さらに、排気された熱風のエンジンルーム
前方からの回り込みを防止するために、図1に示すよう
な別の床板を設けることが好ましく、かかる構成によ
り、エンジン及び排気ガスマフラーにより加熱された熱
風の冷却空気取入口7への回り込みをより完全に防止す
ることができる。
【0015】図5乃至図7は、本考案に基づくリヤエン
ジンバスのエンジン冷却装置のさらに別の実施例を示し
おり、それぞれ、図5はエンジン冷却装置の平面図、図
6は同様のエンジン冷却装置の左側面図、及び図7は同
様のエンジン冷却装置の背面図である。
【0016】この実施例の基本的構造は、図1乃至図4
に示す装置と同様であり、その詳細は説明しない。しか
し、この実施例においては、先の実施例と同様に、排気
ガスマフラー5に沿ってガイド板8が設けられていると
同時に、熱風の回り込みをより効果的に防止するために
アンダーカバー10が設けられている。
【0017】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、ラジエ
ータが載置されたエンジンルームの床板の下方におい
て、排気ガスマフラーに沿って、少なくともラジエータ
用冷却空気取入口の全長にわたり、冷却空気取入口と反
対方向に曲げられた折り曲げられた部分を下端に有する
ガイド板が取り付けられているので、エンジンルームの
床板から排気されたエンジン及び排気ガスマフラーによ
り加熱された熱風が、車両の後方に案内され、冷却空気
取入口に回り込むことが防止され、その結果、冷却装置
の冷却効率を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に基づくリヤエンジンバスのエンジン冷却
装置を側面からみた説明図である。
【図2】図1に示すリヤエンジンバスのエンジン冷却装
置を背面からみた説明図である。
【図3】本願に基づくリヤエンジンバスのエンジン冷却
装置の拡大正面図である。
【図4】図3に示すリヤエンジンバスのエンジン冷却装
置の拡大平面図である。
【図5】本願に基づくリヤエンジンバスのエンジン冷却
装置の別の実施例の平面図である。
【図6】図5に示すリヤエンジンバスのエンジン冷却装
置の左側面図である。
【図7】図5及び図6に示すリヤエンジンバスのエンジ
ン冷却装置の背面図である。
【図8】従来のリヤエンジンバスのエンジン冷却装置を
側面からみた説明図である。
【図9】図8に示すリヤエンジンバスのエンジン冷却装
置を背面からみた説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 ラジエータ 3 床板 4 排気ガス管 5 排気ガスマフラー 7 冷却空気取入口 8 ガイド板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後方のエンジンルームに設置され
    たエンジン本体の側方にエンジン冷却用ラジエータが配
    置され、前記ラジエータが載置されたエンジンルームの
    床板の下方を横切るように排気ガス管及びその排気管の
    周囲を囲む排気ガスマフラーが配設され、前記車両の側
    方外板にラジエータ用冷却空気取入口が設けられたリヤ
    エンジンバスのエンジン冷却装置において、前記ラジエ
    ータが載置されたエンジンルームの床板の下方において
    前記排気ガス管及び排気ガスマフラーの外周に沿って少
    なくとも前記空気取入口の全長にわたりガイド板を設
    け、前記ガイド板はその下端に前記冷却空気取入口と反
    対の方向で折り曲げられた部分を有していることを特徴
    とするリヤエンジンバスのエンジン冷却装置。
JP1992051166U 1992-07-21 1992-07-21 リヤエンジンバスのエンジン冷却装置 Expired - Lifetime JP2548855Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992051166U JP2548855Y2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 リヤエンジンバスのエンジン冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992051166U JP2548855Y2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 リヤエンジンバスのエンジン冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0612150U JPH0612150U (ja) 1994-02-15
JP2548855Y2 true JP2548855Y2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=12879243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992051166U Expired - Lifetime JP2548855Y2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 リヤエンジンバスのエンジン冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2548855Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS563022U (ja) * 1979-06-20 1981-01-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0612150U (ja) 1994-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH055217Y2 (ja)
JPS63131822A (ja) 水冷エンジンの冷却装置
JPH05301528A (ja) 自動車エンジンルームの換気装置
JPH05169986A (ja) エンジンルーム構造
JPH0377371B2 (ja)
JP5202140B2 (ja) 排気系の遮熱冷却装置
JPH11301514A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2548855Y2 (ja) リヤエンジンバスのエンジン冷却装置
JPH11148431A (ja) 吸気絞り弁の氷結防止構造
JP4958075B2 (ja) ターボ過給機付きエンジン
JPS6211752Y2 (ja)
JP3321760B2 (ja) 車両におけるエンジン関連の放熱装置
JPH0835457A (ja) 自動車エンジンの燃焼空気吸込み装置
JP2571965Y2 (ja) コンバインの原動部構造
JP2843127B2 (ja) 自動車のエンジン冷却装置
JPH09280043A (ja) 冷却機構付きエキゾーストマニホルド
JPH051634A (ja) エンジン吸気系の吸気温低減構造
JP2505038Y2 (ja) ヒ―トプロテクタ―
JP2518435Y2 (ja) エンジンの吸気装置
KR100423290B1 (ko) 자동차의 냉각계 배치구조
JPH0644291Y2 (ja) 自動車用発電機の冷却装置
JPH0716027Y2 (ja) ファンシュラウド
JPH0512150Y2 (ja)
JP4314563B2 (ja) エンジンの吸気構造
CA1100409A (en) Exhaust cooling systems for recreational vehicles

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term