JPH0644291Y2 - 自動車用発電機の冷却装置 - Google Patents

自動車用発電機の冷却装置

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JPH0644291Y2
JPH0644291Y2 JP956887U JP956887U JPH0644291Y2 JP H0644291 Y2 JPH0644291 Y2 JP H0644291Y2 JP 956887 U JP956887 U JP 956887U JP 956887 U JP956887 U JP 956887U JP H0644291 Y2 JPH0644291 Y2 JP H0644291Y2
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generator
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cooling
cooling air
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JP956887U
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徹 唐木
建一郎 石橋
豊明 冨田
源二郎 浜川
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用発電機の冷却装置に関する。
〔従来の技術〕 自動車において、エンジンルーム側面に配置された電子
機器に対しラジエータファンの冷却風をダクトを介して
導風するようにしたことが特開昭57-119125号公報にて
開示され、またラジエータ後面に設けられた電動ファン
の冷却風が当るようその後方に発電機(オルタネータ)
を配設したことが実開昭60-60318号公報にて開示されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、ラジエータ後面にファンシュラウドで覆われ
た電動ファンを設け、その後方に横置きに搭載されたエ
ンジン前面にエキゾーストマニホルドを設け、その側方
に発電機を配設するようにした場合、発電機にはファン
による冷却風が当り難く、しかも発電機はその側方のエ
キゾーストマニホルドからの熱の影響を受け易い構造と
なる。このため、特に発電機がオルタネータであると、
エキゾーストマニホルド側方に臨む端部内に収容されて
いるリヤベアリング、レクチファイア、レギュレータが
熱の影響を受けることになり、これを避けるべく冷却対
策が必要となる。
さらに、エンジン前面にエキゾーストマニホルドが設け
られている場合、電動ファン後方に発電機を配設するこ
とができず、またファンから単にダクトを介して発電機
端部に導風するだけでは、エキゾーストマニホルドから
の遮熱効果に乏しいものとなってしまう。
そこで本考案の目的は、ラジエータ後面の電動ファンを
ファンシュラウドで覆い、エンジン前面に発電機を配設
しても、ファンによる冷却風の一部を増速して発電機端
部の冷却風導風孔に積極的に導風することができ、冷却
性能に優れ、しかも市販車にも容易に適用できるように
した自動車用発電機の冷却装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
以上の問題を解決して目的を達成すべく本考案に係る自
動車用発電機の冷却装置は、エンジン(3)のクランク
シャフトから伝達機構を介して駆動される発電機(11)
と、この発電機(11)を構成するリヤケース(13)と、
このリヤケース(13)の端面に形成した冷却風導入孔
(14)と、この冷却風導入孔(14)を覆い、車両進行方
向に開口する導風口(36)を形成したリヤカバー(31)
と、このリヤカバー(31)の導風口(36)に指向配置さ
れた空気吹出口とラジエータ(1)に設けられたシュラ
ウド(22)で覆われた電動ファン(21)の回転軌跡の後
方投影面積内に配置された空気取入口とを備えた先細り
形状のノズル管(25)からなることを特徴とする。
〔作用〕
ファン(21)による冷却風の一部はノズル管(25)の空
気取入口から徐々に細くなる先細り形状の管内を通って
空気吹出口より吹出され、その吹出された冷却風はその
管内の絞り効果によって増速され、その増速された冷却
風はその空気吹出口に対し対面配置されたリヤカバー
(31)前端内側の導風口(36)を介してリヤカバー(3
1)内側、さらに発電機(11)を収納しているリヤケー
ス(13)に形成された冷却風導入孔である冷却孔(14)
からリヤケース(13)内へ導かれる。
そして発電機(11)端部にリヤカバー(31)を、またフ
ァンシュラウド(22)後面内方にノズル管(25)をそれ
ぞれ取付けるだけなので、市販車に対しても簡単に本冷
却装置を適用することができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本実施例を説明する。
第1図及び第2図は自動車の車体前部のエンジンルーム
内の要部を示す概略平面図と同側面図で、エンジンルー
ム前部にはラジエータ(1)が設置され、その下部後方
にはフロントビーム(2)が位置し、さらにその後方に
は横置きエンジン(3)が搭載される。エンジン(3)
前面にはエキゾーストマニホルド(4)が設けられ、そ
の側方には発電機であるオルタネータ(11)が近接して
配設され、更にその下方でフロントビーム(2)の後上
方にはカークーラ用コンプレッサ(6)が配設される。
エンジン(3)、オルタネータ(11)及びコンプレッサ
(6)の側面にそれぞれ備えたプーリ(5),(12),
(7)にはベルト(8)が掛装され、またエキゾースト
マニホルド(4)前方のラジエータ後面にはファンシュ
ラウド(22)で覆われた電動ファン(21)が設けられて
いる。
そしてオルタネータ(11)のプーリ(12)と反対側でエ
キゾーストマニホールド(4)側方に臨むリヤケース
(13)端部内には既知の如くリヤベアリング、レクチフ
ァイア、レギュレータが収納され、リヤケース(13)の
端面及び周囲には第3図の如く多数の冷却孔(14)…,
(15)…が穿設されており、このリヤケース(13)端部
にリヤカバー(31)を取付ける。リヤカバー(31)はエ
キゾーストマニホルド(4)からの遮熱と前方からの導
風を兼ねるもので、第4図及び第5図にも示す如く側壁
(32)と上壁(33)及び下壁(34)と後壁(35)とを備
える。リヤケース(13)の端面に起設された複数のネジ
(16)…にカラー(17)…を螺着し、カラー(17)…の
頭部に起設されたネジ(18)…を側壁(32)から貫通し
てナット(19)を螺着し、これによりリヤケース(13)
端面周壁に上壁(33)、下壁(34)及び後壁(35)を当
接させてリヤカバー(31)を取付ける。
斯かるリヤカバー(31)の側壁(32)前端を第1図及び
第2図のようにノズル管(25)の直後に配設し、側壁
(32)前端をリヤケース(13)端面に対して外側に若干
湾曲させて形成し、このリヤカバー(31)前端内側は導
風口(36)となっている。
一方、リヤカバー(31)の前方に離間して配設されるノ
ズル管(25)は第5図乃至第7図にも示す如く後方へ先
細り形状に形成された短いもので、その前部には左右の
取付片(26),(26)が形成され、取付片(26),(2
6)の下面にはナット(27),(27)が溶着して備えら
れる。このノズル管(25)の空気取入口を電動ファン
(21)の回転軌跡の後方投影面積内に臨ませて配設する
とともに、空気吹出口をリヤカバー(31)前端内側の導
風口(36)前方に対面位置させ、取付片(26),(26)
をファンシュラウド(22)の後面内周に突設された取付
片(23),(23)にボルト(24),(24)にて止着し、
これによりノズル管(25)をファンシュラウド(22)の
後面内方に取付ける。
斯かるノズル管(25)を第8図の如くその空気吹出口に
対し対面配置されたリヤカバー(31)前端内側の導風口
(36)に導風できるように設定する。
このような冷却装置としたため、電動ファン(21)によ
る冷却風の一部はノズル管(25)の絞り効果により増速
されてリヤカバー(31)前端内側の導風口(36)内に流
れ込む。リヤカバー(31)はその上壁(33)、下壁(3
4)および後壁(35)を閉じているので、リヤカバー(3
1)の側壁(32)の内側へ流れ込んだ冷却風はオルタネ
ータ(11)のリヤケース(13)端面の冷却孔(14)…か
らリヤケース(13)内へ流入し、その内部に収納されて
いるリヤベアリング、レクチファイア、レギュレータを
冷却しながら周囲の冷却孔(15)…から排風される。ま
たリヤカバー(31)前端内側の導風口(36)内に流れ込
む冷却風の一部をリヤカバー(31)の側壁(32)外側に
も導風できるよう設定し、例えば、ノズル管(25)の後
端内径(a)が40mmの場合にはリヤカバー(31)前端内
側の導風口(36)の巾(b)を14mmとしてこの導風口
(36)をノズル管(25)の後方に臨ませ、冷却風でエキ
ゾーストマニホルド(4)からの熱の遮断層を形成する
こともできる。従ってリヤカバー(31)による遮熱に加
えてその外側の空気流による遮熱を行なうことができ、
しかもその空気流及びリヤカバー(31)内に流入する冷
却風もノズル管(25)によって増速されているため、オ
ルタネータ(11)に対する遮熱効果と冷却効果は一段と
高いものとなる。
そしてオルタネータ(11)のリヤケース(13)端部にリ
ヤカバー(31)を取付け、ファンシュラウド(22)の後
面内方にノズル管(25)を取付けるだけで足りるので、
市販車にも適用することが容易である。特にノズル管
(25)を簡単に着脱できる後付け方式としたので、エン
ジンルーム内に密集して配設される各種機器の搭載やメ
ンテナンスに際して障害物となることがなく、またリヤ
カバー(31)及びノズル管(25)はともに小型のもので
足りるため、省スペース化に寄与する。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、ファンによる冷却風の一
部はノズル管を通って増速され、リヤカバーの導風口を
介してリヤカバー内側、さらに冷却孔からリヤケース内
へ導かれる。よって、発電機端部を積極的に冷却するこ
とができる。
また、そのリヤカバーの内側を流れる冷却風はノズル管
による絞り効果により増速されている。よって、優れた
冷却効果によって発電機に対する冷却性能を一段と高め
ることができる。
さらに、リヤカバーおよびノズル管を取付けるだけで冷
却装置を構成できる。よって、市販車にも容易に適用で
き、省スペース化にも寄与する等の諸特徴を発揮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はエンジンルーム内の概略平面図と同
側面図、第3図は発電機とリヤカバーの分解斜視図、第
4図は取付状態の部分断面図、第5図は発電機及びリヤ
カバーとノズル管の斜視図、第6図はラジエータ及びフ
ァンシュラウドとノズル管の分解斜視図、第7図はノズ
ル管の背面図、第8図はリヤカバーとノズル管の位置関
係を示す概略平面図である。 尚、図面中、(1)はラジエータ、(3)はエンジン、
(4)はエキゾーストマニホルド、(8)はベルト、
(11)は発電機、(13)はリヤケース、(14),(15)
は冷却孔、(21)は電動ファン、(22)はファンシュラ
ウド、(22)はノズル管、(31)はリヤカバーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランクシャフトから伝達機構
    を介して駆動される発電機と、この発電機を構成するリ
    ヤケースと、このリヤケースの端面に形成した冷却風導
    入孔と、この冷却風導入孔を覆い、車両進行方向に開口
    する導風口を形成したリヤカバーと、このリヤカバーの
    導風口に指向配置された空気吹出口とラジエータに設け
    られたシュラウドで覆われた電動ファンの回転軌跡の後
    方投影面積内に配置された空気取入口とを備えた先細り
    形状のノズル管からなることを特徴とする自動車用発電
    機の冷却装置。
JP956887U 1987-01-26 1987-01-26 自動車用発電機の冷却装置 Expired - Lifetime JPH0644291Y2 (ja)

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JP956887U JPH0644291Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26 自動車用発電機の冷却装置

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JPS63117270U JPS63117270U (ja) 1988-07-28
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