JP2001341534A - 自動車の冷却装置 - Google Patents
自動車の冷却装置Info
- Publication number
- JP2001341534A JP2001341534A JP2000165613A JP2000165613A JP2001341534A JP 2001341534 A JP2001341534 A JP 2001341534A JP 2000165613 A JP2000165613 A JP 2000165613A JP 2000165613 A JP2000165613 A JP 2000165613A JP 2001341534 A JP2001341534 A JP 2001341534A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- cooling device
- automobile
- cooling
- bumper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラジエータの大型化を招かずに冷却効率を高
めることのできる自動車の冷却装置を提供する。 【解決手段】 自動車の冷却装置を、冷却空気の取入口
(3)が開口したフロントバンパ(1)と、フロントバ
ルクヘッド(5)に支持されて空気取入口に対向配置さ
れたラジエータ(6)と、ラジエータの通風面の周囲を
囲む導風板(7)とを有するものとする。これにより、
走行風を無駄なくラジエータに導くことができるので、
ラジエータの冷却効率を向上し得る。
めることのできる自動車の冷却装置を提供する。 【解決手段】 自動車の冷却装置を、冷却空気の取入口
(3)が開口したフロントバンパ(1)と、フロントバ
ルクヘッド(5)に支持されて空気取入口に対向配置さ
れたラジエータ(6)と、ラジエータの通風面の周囲を
囲む導風板(7)とを有するものとする。これにより、
走行風を無駄なくラジエータに導くことができるので、
ラジエータの冷却効率を向上し得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の冷却装置
に関し、特にラジエータの冷却効率を向上し得る冷却装
置に関するものである。
に関し、特にラジエータの冷却効率を向上し得る冷却装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジエータは、一般にフロントバルクヘ
ッドに支持された状態で、バンパに設けられた空気取入
口の背面に対向配置されているが、空気は抵抗の少ない
方へ流れようとするので、走行中にラジエータの正面に
当たる空気の一部は、バンパとラジエータの周囲との間
の隙間から抜け出してしまう。これはラジエータの冷却
効率低下の要因となり得る。
ッドに支持された状態で、バンパに設けられた空気取入
口の背面に対向配置されているが、空気は抵抗の少ない
方へ流れようとするので、走行中にラジエータの正面に
当たる空気の一部は、バンパとラジエータの周囲との間
の隙間から抜け出してしまう。これはラジエータの冷却
効率低下の要因となり得る。
【0003】他方、省燃費を推進するために空力性能の
より一層の向上が望まれており、そのためにエンジンフ
ードの前下がり傾斜が強められる傾向にある。その結
果、車体前端部に位置する空気取入口の車体上下方向寸
法が狭められることとなっている。これによっても、ラ
ジエータへの冷却風量が不足しがちとなることに拍車が
かけられている。
より一層の向上が望まれており、そのためにエンジンフ
ードの前下がり傾斜が強められる傾向にある。その結
果、車体前端部に位置する空気取入口の車体上下方向寸
法が狭められることとなっている。これによっても、ラ
ジエータへの冷却風量が不足しがちとなることに拍車が
かけられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き不都合が生
じないようにするには、ラジエータへの冷却風が逃げる
ことや空気取入口の面積を大きくとれないことを考慮に
入れてラジエータの冷却容量を定めれば良いが、そのよ
うにすると、ラジエータの大型化が避けられず、軽量化
が阻害されることに繋がる。
じないようにするには、ラジエータへの冷却風が逃げる
ことや空気取入口の面積を大きくとれないことを考慮に
入れてラジエータの冷却容量を定めれば良いが、そのよ
うにすると、ラジエータの大型化が避けられず、軽量化
が阻害されることに繋がる。
【0005】本発明は、このような不都合に対処するべ
く案出されたものであり、その主な目的は、ラジエータ
の大型化を招かずに冷却効率を高めることのできる自動
車の冷却装置を提供することにある。
く案出されたものであり、その主な目的は、ラジエータ
の大型化を招かずに冷却効率を高めることのできる自動
車の冷却装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明においては、冷却空気の取入口(3)
が開口したフロントバンパ(1)と、フロントバルクヘ
ッド(5)に支持されて空気取入口に対向配置されたラ
ジエータ(6)と、ラジエータの通風面の周囲を囲む導
風板(7)とを有することを特徴とする自動車の冷却装
置を提供することとした。特に前記導風板は、バンパと
の隙間を塞ぐようにフロントバルクヘッドに一体的に設
けられるものとしたり、フロントバルクヘッドとの隙間
を塞ぐようにバンパに一体的に設けられるものとしたり
すると良い。
るために、本発明においては、冷却空気の取入口(3)
が開口したフロントバンパ(1)と、フロントバルクヘ
ッド(5)に支持されて空気取入口に対向配置されたラ
ジエータ(6)と、ラジエータの通風面の周囲を囲む導
風板(7)とを有することを特徴とする自動車の冷却装
置を提供することとした。特に前記導風板は、バンパと
の隙間を塞ぐようにフロントバルクヘッドに一体的に設
けられるものとしたり、フロントバルクヘッドとの隙間
を塞ぐようにバンパに一体的に設けられるものとしたり
すると良い。
【0007】このようにすれば、走行風を無駄なくラジ
エータに導くことができるので、ラジエータの冷却効率
を向上し得る。
エータに導くことができるので、ラジエータの冷却効率
を向上し得る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明について詳細に説明する。
明について詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明が適用された自動車のフロ
ントバンパ1及びエンジンフード2を含む車体前部の斜
視図である。図1に示すように、フロントバンパ1の前
方への突出部には、車体幅方向に細長く広げられた空気
取入口3が開設されている。この空気取入口3の上段左
側には、ナンバープレート取付部4が設けられている。
ントバンパ1及びエンジンフード2を含む車体前部の斜
視図である。図1に示すように、フロントバンパ1の前
方への突出部には、車体幅方向に細長く広げられた空気
取入口3が開設されている。この空気取入口3の上段左
側には、ナンバープレート取付部4が設けられている。
【0010】図2および図3に併せて示すように、フロ
ントバンパ1の背面には、フロントバルクヘッド5が対
向配置されている。このフロントバルクヘッド5には、
空気取入口3におけるナンバープレート取付部4を避け
た位置に対向するように、エンジンの冷却水を環流させ
るラジエータ6が取り付けられている。なお、フロント
バルクヘッド5には、空調機のコンデンサなども取り付
けられるが、これらは本発明の本質とは無関係なので省
略する。
ントバンパ1の背面には、フロントバルクヘッド5が対
向配置されている。このフロントバルクヘッド5には、
空気取入口3におけるナンバープレート取付部4を避け
た位置に対向するように、エンジンの冷却水を環流させ
るラジエータ6が取り付けられている。なお、フロント
バルクヘッド5には、空調機のコンデンサなども取り付
けられるが、これらは本発明の本質とは無関係なので省
略する。
【0011】フロントバルクヘッド5は、金属板をプレ
ス成形した複数の部材を互いに溶接結合してなり、その
前面には、ラジエータ6の通風面の周囲を囲み、かつラ
ジエータ6の前面とバンパ1の背面との間に生じた上下
左右の隙間の大部分を塞ぐための導風板7が一体的に結
合されている。
ス成形した複数の部材を互いに溶接結合してなり、その
前面には、ラジエータ6の通風面の周囲を囲み、かつラ
ジエータ6の前面とバンパ1の背面との間に生じた上下
左右の隙間の大部分を塞ぐための導風板7が一体的に結
合されている。
【0012】この導風板7により、バンパ1に形成され
た空気取入口3から走行中に流入した外気がラジエータ
6の前面とバンパ1の背面との間の隙間から抜け出すこ
とが阻止され、ラジエータ6の前面に当たる走行風の殆
ど全てがラジエータ6を通過することとなる。これによ
り、ラジエータ6の冷却効率が向上するので、冷却水量
の低減、つまりラジエータ全体の小型・軽量化を企図す
ることができる。
た空気取入口3から走行中に流入した外気がラジエータ
6の前面とバンパ1の背面との間の隙間から抜け出すこ
とが阻止され、ラジエータ6の前面に当たる走行風の殆
ど全てがラジエータ6を通過することとなる。これによ
り、ラジエータ6の冷却効率が向上するので、冷却水量
の低減、つまりラジエータ全体の小型・軽量化を企図す
ることができる。
【0013】この導風板7は、上記の走行風の導入作用
に加えて、エンジンルームR内の雰囲気を遮断する作用
がある。そのため、エンジンEの特に排気マニホールド
Mからの輻射熱が停車中にラジエータ6の前方へ放散さ
れることを遮り、これによってもラジエータ6の過熱を
防止している。
に加えて、エンジンルームR内の雰囲気を遮断する作用
がある。そのため、エンジンEの特に排気マニホールド
Mからの輻射熱が停車中にラジエータ6の前方へ放散さ
れることを遮り、これによってもラジエータ6の過熱を
防止している。
【0014】なお、空気取入口3には、フロントバンパ
1の製造時に複数の縦ルーバ8が一体成型されており、
これによって横桟9同士間を連結してフロントバンパ1
の剛性を確保すると共に、ラジエータ6へ向かう走行風
を整流している。
1の製造時に複数の縦ルーバ8が一体成型されており、
これによって横桟9同士間を連結してフロントバンパ1
の剛性を確保すると共に、ラジエータ6へ向かう走行風
を整流している。
【0015】図4および図5は、本発明の第2の実施形
態を示している。これは導風板71をフロントバンパ1
に一体成型したものであり、その作用は上記と同様であ
る。これの場合、フロントバンパ1を合成樹脂材で一体
成型するものとすれば、製造工数を格別増やさずに済む
ので、導風板71を設けたことによる製造コストの増大
を抑えることができる。
態を示している。これは導風板71をフロントバンパ1
に一体成型したものであり、その作用は上記と同様であ
る。これの場合、フロントバンパ1を合成樹脂材で一体
成型するものとすれば、製造工数を格別増やさずに済む
ので、導風板71を設けたことによる製造コストの増大
を抑えることができる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、走行風を無
駄なくラジエータに導くことができるので、ラジエータ
の冷却効率を向上し得ることから、冷却水量の低減、つ
まりラジエータ全体の小型・軽量化を実現する上に多大
な効果を奏することができる。
駄なくラジエータに導くことができるので、ラジエータ
の冷却効率を向上し得ることから、冷却水量の低減、つ
まりラジエータ全体の小型・軽量化を実現する上に多大
な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動車の要部斜視図
【図2】ラジエータの取付部の水平断面図
【図3】ラジエータの取付部の垂直断面図
【図4】別の実施形態を示すラジエータの取付部の水平
断面図
断面図
【図5】別の実施形態を示すラジエータの取付部の垂直
断面図
断面図
1 フロントバンパ 2 エンジンフード 3 空気取り入れ口 4 ナンバープレート取り付け部 5 フロントバルクヘッド 6 ラジエータ 7・71 導風板固定部 8 縦桟 9 横桟
Claims (3)
- 【請求項1】 冷却空気の取入口が開口したフロントバ
ンパと、 フロントバルクヘッドに支持されて前記取入口に対向配
置されたラジエータと、 前記ラジエータの通風面の周囲を囲む導風板とを有する
ことを特徴とする自動車の冷却装置。 - 【請求項2】 前記導風板が、前記フロントバンパとの
隙間を塞ぐように前記フロントバルクヘッドに一体的に
設けられることを特徴とする請求項1に記載の自動車の
冷却装置。 - 【請求項3】 前記導風板が、前記フロントバルクヘッ
ドとの隙間を塞ぐように前記フロントバンパに一体的に
設けられることを特徴とする請求項1に記載の自動車の
冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000165613A JP2001341534A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 自動車の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000165613A JP2001341534A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 自動車の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001341534A true JP2001341534A (ja) | 2001-12-11 |
Family
ID=18669062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000165613A Pending JP2001341534A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 自動車の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001341534A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011143867A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Kanto Auto Works Ltd | 車体前部のグリル |
JP2019093880A (ja) * | 2017-11-22 | 2019-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 導風構造 |
JP2020040562A (ja) * | 2018-09-12 | 2020-03-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
-
2000
- 2000-06-02 JP JP2000165613A patent/JP2001341534A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011143867A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Kanto Auto Works Ltd | 車体前部のグリル |
JP2019093880A (ja) * | 2017-11-22 | 2019-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 導風構造 |
JP7067905B2 (ja) | 2017-11-22 | 2022-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | 導風構造 |
JP2020040562A (ja) * | 2018-09-12 | 2020-03-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
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