JP2001132453A - ラジエータ用ファンシュラウド - Google Patents
ラジエータ用ファンシュラウドInfo
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Abstract
しくは低速走行時におけるラジエータの放熱効率の確
保、並びに高速走行時におけるラジエータの通過空気量
の確保を併せ図ることのできるラジエータ用ファンシュ
ラウドを提供する。 【解決手段】 ファンシュラウド14は、冷却ファン1
6の周囲を囲むように設けられ、ラジエータ13の背面
に置かれる。こうしたファンシュラウド14の前記冷却
ファン16の側方に通気孔(ラム孔)17を設け、この
通気孔17の縁部には冷却ファン16により励起される
風の流動方向に突出固定される隔壁17aを設ける。
Description
にあって冷却ファンの周囲を囲むように設けられるラジ
エータ用ファンシュラウドに関するものである。
搭載されるラジエータの背面には冷却ファンが配置さ
れ、この冷却ファンによって、車両停止時(アイドリン
グ時)や低速走行時といった走行風の少ない若しくは無
い状態でのラジエータを通過する空気の流量が確保され
ている。
冷却ファンに導くために上記ファンシュラウドを設け
て、同冷却ファンによる冷却効率を向上させるととも
に、エンジンルーム内の熱気がラジエータに至らないよ
うにしたものもよく知られている。
あっては通常、上記のように走行風の少ない状態では冷
却ファンによる冷却効率が向上されるものの、車両が高
速で走行するなどして、ラム圧によりラジエータに大量
の空気が導入されるような場合には、同ファンシュラウ
ドや冷却ファンが流路抵抗となってラジエータの放熱効
率を低下させてしまう。
18号公報に見られるように、ラム圧の大きさによって
開閉するダンパが設けられた通気孔を備えることによっ
て、高速走行時における空気の流路を確保するようにし
たファンシュラウド等も提案されている。このファンシ
ュラウドでは、通常、上記ダンパは閉じられており、車
両速度の上昇によってラム圧が増大したときに、この増
大したラム圧の大きさに応じて上記ダンパが開かれる構
造となっている。すなわち、ラム圧の大きさに応じて空
気の流量が確保されるようになっている。
気の流量を確保するように構成されているファンシュラ
ウドとしては他に、実開昭57−158928号公報に
記載のものも知られている。このファンシュラウドは左
右に分割できる構造とされ、この左右の分割体がラム圧
の大きさに応じていわゆる観音開き状態に開かれる構造
となっている。こうした構造のファンシュラウドによっ
ても、ラム圧に応じた空気の流量は確保される。
を有するファンシュラウドによれば、アイドリング時若
しくは低速走行時におけるラジエータの放熱効率を確保
しつつ、高速走行時には、上記ダンパあるいは上記分割
構造を通じてラジエータを通過する空気の流量を確保す
ることができるようになる。
あってはいずれも、その構成要素として可動部の配設が
必須となっているため、構成が複雑であるとともに、同
可動部の劣化も避けきれないものとなっている。特に、
同可動部が劣化して例えば前記通気孔を塞ぐことができ
なくなったときには、アイドリング時若しくは低速走行
時、冷却ファンによる冷却効率が低下するだけでなく、
エンジンルーム内の熱気がこの通気孔を介してラジエー
タに導かれるようになり、ラジエータの冷却効率が低下
してしまうこととなる。
たものであって、その目的は、可動部を設けることな
く、アイドリング時若しくは低速走行時におけるラジエ
ータの放熱効率の確保、並びに高速走行時におけるラジ
エータの通過空気量の確保を併せ図ることのできるラジ
エータ用ファンシュラウドを提供することにある。
るための手段およびその作用効果について記載する。ま
ず、請求項1記載の発明では、ラジエータ背面に置かれ
る冷却ファンの周囲を囲むように設けられるラジエータ
用ファンシュラウドにおいて、前記冷却ファンの側方に
設けられた通気孔と、前記通気孔の少なくとも前記冷却
ファン側の縁部にあって同冷却ファンにより励起される
風の流動方向に突出固定された隔壁とを備えることとす
る。
孔付近の圧力が冷却ファンにより励起される風によって
低下(負圧化)するようになる。このため、アイドリン
グ時若しくは低速走行時には、同通気孔を通じてラジエ
ータ側へ流入する空気の流入量を低減することができる
ようになる。一方、通気孔の隔壁側が負圧化されたとし
ても、高速走行時には、同通気孔を通じて空気の流路が
確保されるようになる。従って、可動部を設けることな
く、アイドリング時若しくは低速走行時におけるラジエ
ータの放熱効率の確保、並びに高速走行時におけるラジ
エータの通過空気量の確保を併せ図ることができるよう
になる。
記載のラジエータ用ファンシュラウドにおいて、前記隔
壁は前記通気孔の縁部全周に筒状に形成されてなること
とする。
周に筒状に形成されているため、同通気孔付近の負圧化
が更に促進されて、上記アイドリング時若しくは低速走
行時におけるラジエータ側への空気の流入量を更に低減
することができるようになる。また、通気孔の縁部全周
に筒状に隔壁を設けるようにしたことで、同隔壁並びに
ファンシュラウド自体が補強されることともなる。
記載のラジエータ用ファンシュラウドにおいて、前記筒
状の隔壁は、前記通気孔の縁部側よりもその先端側にお
いて開口面積が小となるように形成されてなることとす
る。
積が大きいほど同通気孔に空気が流入し易い。そして上
記構成によれば、通気孔の縁部側、すなわちラジエータ
側においてその開口面積が大きく、また隔壁の先端側、
すなわちエンジン側において同通気孔の開口面積が小さ
くなるように形成される。このため、上述したアイドリ
ング時若しくは低速走行時におけるラジエータ側への空
気流入の低減、並びに高速走行時におけるラジエータ通
過空気量の確保も容易となる。
記載のラジエータ用ファンシュラウドにおいて、前記通
気孔は前記ラジエータ背面に対して差交する面に設けら
れ、前記隔壁は前記ラジエータ背面と平行する面を有し
てなることとする。
対して差交する面に設けられた通気孔を通じて、高速走
行時における通過空気量についてはこれを確保した上
で、上述したアイドリング時若しくは低速走行時におけ
るラジエータ側への空気の流入をより効率的に阻止でき
るようになる。
記載のラジエータ用ファンシュラウドにおいて、前記ラ
ジエータ背面と平行する面を有する隔壁は、その先端面
が同ラジエータ背面から離間する方向に屈曲した形状を
有してなることとする。
れる風は、上記隔壁のラジエータ背面と平行する面、並
びに同ラジエータ背面から離間する方向に屈曲した形状
を通じて上記通気孔から離間する方向に流れるようにな
る。従ってこの場合も、通気孔付近では上述した負圧化
が促進され、アイドリング時若しくは低速走行時におけ
るラジエータ側への空気の流入を更に効率的に阻止でき
るようになる。
の発明にかかるラジエータ用ファンシュラウドの第1の
実施の形態について説明する。
る同ラジエータ用ファンシュラウドの配設態様につい
て、図1を参照して説明する。エンジンルーム11の略
中央には、エンジン12が搭載され、同エンジン12の
車両前側にはラジエータ13が配置されている。このラ
ジエータ13は、その内部をエンジン冷却水が通過する
構造となっており、この冷却水は同ラジエータ13内を
通過する際に、ラジエータ13に当る空気の流れ(風)
により、熱を奪われて冷却される。
うようにファンシュラウド14が取付けられており、同
ファンシュラウド14の一部位には、同ファンシュラウ
ド14を貫通して車両後側に円筒状に突出するファン開
口部15が形成されている。また、同ファン開口部15
には、例えば前記エンジン12の出力軸であるクランク
シャフトに駆動連結された冷却ファン16が配置されて
いる。このファン16により、強制的にラジエータ13
を通過する空気の流れが作られ、車両が停止しているな
どして、ラジエータ13にかかるラム圧が無い若しくは
小さいときにも、ラジエータ13の冷却効率が確保され
るようにしている。
ラジエータ13を通過した後の空気が上記冷却ファン1
6に導かれ、同ファン16の吸気効率が向上される。更
に、上記ファンシュラウド14における冷却ファン16
の側方には、同ファンシュラウド14を貫通する通気孔
(ラム孔)17が設けられている。車両が走行してラジ
エータ13にかかるラム圧が大きくなったときには、上
記ファン開口部15と併せて上記通気孔17からも空気
がファンシュラウド背面側の空間(エンジンルーム1
1)に排出され、ラジエータ13を通過する空気の流量
が確保されるようになる。
置について、図2および図3を参照して詳述する。図2
に示されるように、上記ファンシュラウド14における
冷却ファン16の側方の一部位が、上記ファン開口部1
5と同心円の円弧形状に開口されて通気孔17が形成さ
れている。また、図3に示されるように、同通気孔17
の周縁全周が車両後ろ方向に筒状に湾曲されて隔壁17
aが形成されている。
い場合には、主にこの通気孔17を通じてラジエータ1
3を通過する空気の流量が確保される。また逆に、ラジ
エータ13にかかるラム圧が無い若しくは小さい場合に
は、主にラジエータ13の背面とファンシュラウド14
とで囲まれた空間内(以下、「ファンシュラウド14
内」)の空気が前記冷却ファン16にて強制的に排出さ
れることで、ラジエータを通過する空気の流量が確保さ
れる。
行時等、ラジエータ13にかかるラム圧が無い若しくは
小さい場合、エンジンルーム11には、上記冷却ファン
16によって排出される空気が導入されることとなり、
同エンジンルーム11内の圧力に対して、ファンシュラ
ウド14内の圧力が相対的に低くなる。そして、この圧
力差によって、ファンシュラウド14内に、エンジンル
ーム11内の空気(エンジン12の稼働にて熱せられた
空気;以下「熱気」)が上記通気孔17を通じて導入さ
れることがある。このようにファンシュラウド14内に
熱気が導入される場合には、ラジエータ13にもこの熱
気が接するようになり、同ラジエータ13の放熱効率が
低下する。
7の周縁部にあって冷却ファン16により励起される風
の流動方向に筒状に突出固定された隔壁17aを通じ
て、こうしたエンジンルーム11内からファンシュラウ
ド14内への熱気の導入を阻止若しくは抑制するように
している。
気の導入を阻止あるいは抑制するメカニズムについて、
図4を参照して説明する。本実施の形態において、前記
冷却ファン16としては、同ファン16にて励起される
空気の流れ(風)の流動方向がファン16の軸方向から
離間する方向に斜流する斜流ファンが用いられている。
このため、エンジンルーム11においては、同図4に矢
印で示されるように、上記冷却ファン16にて励起され
た風によって車両斜め後ろ方向に向かう大きな空気の流
れが作られる。また、この車両斜め後ろ方向に向かう空
気の流れは、上記ファンシュラウド14の背面において
は、これも同図4に矢印で示されるように、同ファンシ
ュラウド14に沿って流れる空気の流れとなる。
た空気の流れは、同ファンシュラウド14の上記隔壁1
7aに沿う方向に流れ、通気孔17の開口部に達したと
ころで、同開口部付近の圧力を低下若しくは負圧化する
ように作用する。こうして通気孔17の開口部付近にお
ける圧力が低下若しくは負圧化されることで、エンジン
ルーム11から同通気孔17を通じてファンシュラウド
14内に流入しようとする熱気の流入が阻止若しくは抑
制されるようになる。
状に開口される通気孔17の縁部全周に渡って上記隔壁
17aを筒状に突出形成しているため、同通気孔17付
近の負圧化が更に促進されるようになる。また、通気孔
17の縁部全周に筒状に隔壁17aを設けるようにした
ことで、同隔壁17a並びにファンシュラウド自体が補
強される。
部側よりもその先端側において開口面積が小となるよう
に形成されているため、同通気孔17の先端側から縁部
側へ熱気が流入しにくい形状とされる。
17が、上記ファン開口部15と同心円の円弧形状に開
口されているため、同ファン開口部15と通気孔17と
の最短距離が、同通気孔17のどの部位においてもほぼ
同じ距離になる。すなわち、上記ファンシュラウド14
に沿う方向に流れる空気の通気孔17に到達するときの
流速が、同通気孔17のどの部位においても均等にされ
る。従って、通気孔17の隔壁17aを通じて低下若し
くは負圧化される圧力を、同通気孔17の開口全体に渡
ってほぼ均等なものとすることができるようになる。
シュラウドによれば、以下に列記する多くの優れた効果
を得ることができるようになる。 (1)冷却ファン16の側方に通気孔17を設けるとと
もに、この通気孔17の縁部には冷却ファン16により
励起される風の流動方向に突出固定される隔壁17bを
設けたことで、可動部を設けることなく、アイドリング
時若しくは低速走行時におけるラジエータの放熱効率の
確保、並びに高速走行時におけるラジエータの通過空気
量の確保を併せ図ることができる。
に筒状に形成したことで、上記アイドリング時若しくは
低速走行時におけるラジエータ側への空気の流入量を更
に低減することができる。
に隔壁17aを設けるようにしたことで、同隔壁17a
並びにファンシュラウド14自体を補強できる。 (4)筒状の隔壁17aを、通気孔17の縁部側よりも
その先端側において開口面積が小となるように形成した
ことで、アイドリング時若しくは低速走行時におけるラ
ジエータ側への空気流入の低減、並びに高速走行時にお
けるラジエータ通過空気量の確保も容易となる。
部15と同心円の円弧形状に開口するように形成したこ
とで、その隔壁17aを通じて低下若しくは負圧化され
る圧力を同通気孔17の開口全体に渡ってほぼ均等なも
のとすることができる。
ファンを用いるようにしたことで、通気孔17の隔壁1
7aに空気の流れを好適に導くことができる。 [第2の実施の形態]以下に、この発明にかかるラジエ
ータ用ファンシュラウドの第2の実施の形態について、
上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
施の形態のファンシュラウド24では、先の第1の実施
の形態においてファンシュラウド14の背面に開口され
ていた通気孔17が、ラジエータ13の背面と略直交す
る面24a(ファンシュラウド24側面)に通気孔(ラ
ム孔)27として開口される構造となっている。また、
この通気孔27の縁部には、ファンシュラウド24の背
面が延設されるかたちで隔壁27aが形成されている。
起される風により生じるファンシュラウド24に沿った
空気の流れの方向とほぼ同じ方向に隔壁27aが形成さ
れている。そしてこの隔壁27aは、図5に示されるよ
うに、ラジエータ13の背面に平行な面を有している。
更に、この隔壁27aの先端部には、上記ファンシュラ
ウド24の背面から離間する方向に屈曲した屈曲部27
bが設けられている。
ウド24において、上記通気孔27付近でのエンジンル
ーム11からの熱気を阻止あるいは抑制するメカニズム
について、図7を参照して詳細に説明する。
ファン16にて励起される風により生じる空気の流れ
は、同ファンシュラウド24の背面が延設されている上
記隔壁27aを経て通気孔17付近に導かれるようにな
る。そして、この空気の流れは、上記ファンシュラウド
24近傍の屈曲部27bに達したところで、同通気孔2
7の開口部付近の圧力を低下若しくは負圧化するように
作用する。こうして通気孔27の開口部付近の圧力が低
下若しくは負圧化されることで、前記エンジンルーム1
1から同通気孔27を通じてファンシュラウド24内に
流入しようとする熱気の流入が阻止、若しくは抑制され
るようになる。
27がラジエータ13の背面に対して差交する面に設け
られ、上記隔壁27aが前記ラジエータ背面と平行する
面を有するように形成されるため、上記ラジエータ13
の背面に対して差交する面に設けられた通気孔27を通
じて、高速走行時における通過空気量が確保された上
で、上述したアイドリング時若しくは低速走行時におけ
るラジエータ側への空気の流入が好適に阻止若しくは抑
制される。
ら離間する方向に屈曲した屈曲部27bが設けられてい
る。このため、冷却ファン16にて励起される風が、上
記隔壁27aのラジエータ背面と平行する面、並びに屈
曲部27bの同ラジエータ13の背面から離間する方向
に屈曲した形状を通じて上記通気孔27から離間する方
向に流されるようになる。従ってこの場合も、通気孔2
7付近では上述した負圧化が促進され、アイドリング時
若しくは低速走行時においてファンシュラウド24内へ
の熱気の流入を効率良く阻止、若しくは抑制することが
できるようになる。
シュラウドによっても、以下に列記するような多くの優
れた効果が得られるようになる。 (1)冷却ファン16の側方に通気孔27を設けるとと
もに、この通気孔27の縁部には冷却ファン16により
励起される風の流動方向に突出固定される隔壁27aを
設けたことで、やはり可動部を設けることなく、アイド
リング時若しくは低速走行時におけるラジエータの放熱
効率の確保、並びに高速走行時におけるラジエータの通
過空気量の確保を併せ図ることができる。
に対して差交する面に設け、隔壁27aを同ラジエータ
13の背面と平行する面に形成するようにしたことで、
同通気孔27を通じて、高速走行時における通過空気量
についてはこれを確保した上で、上述したアイドリング
時若しくは低速走行時におけるファンシュラウド24内
への空気の流入をより効率的に阻止できる。
する面を有する隔壁27aを、その先端面が同ラジエー
タ13の背面から離間する方向に屈曲させて屈曲部27
bを形成するようにしたことで、アイドリング時若しく
は低速走行時におけるラジエータ側への空気の流入を更
に効率的に阻止できる。
ファンを用いるようにしたことで、通気孔27の隔壁2
7aおよび屈曲部27bに空気の流れを好適に導くこと
ができる。
その構成を変更して実施することもできる。 ・上記第1の実施の形態では、通気孔17をファン開口
部15と同心円の円弧状に開口したが、これを例えば、
同ファン開口部15と同心円ではない円弧状や、その他
の円あるいは長円状、直線状等、どのような形状で開口
してもよい。
17aを、通気孔17の縁部側よりもその先端側におい
て開口面積が小となるように形成したが、それら開口面
積は同一であってもよい。
を通じて通気孔17の開口部をラジエータ13の背面と
直交する方向に設定したが、同開口部はラジエータ13
の背面に傾斜する方向に開口するものであってもよい。
このように構成しても、上記第1の実施の形態に準じた
効果を得ることはできる。
を通気孔の縁部全周に形成させるようにしたが、隔壁1
7aは通気孔17の縁部全周に形成させる必要はなく、
少なくとも冷却ファン16側の縁部に設けるようにすれ
ばよい。このように構成しても、ファンシュラウド14
に沿った空気の流れによる通気孔27の開口部付近での
上述した圧力の低下作用、あるいは負圧化作用を得るこ
とはできる。
をラジエータ13の背面に直交する面に開口させるよう
にしたが、必ずしも同ラジエータ13の背面に直交して
いる必要はなく、これに差交する面であればどのような
面に開口させるようにしてもよい。
付近に設けた屈曲部27bにて、同通気孔17の開口部
付近の圧力を低下若しくは負圧化するようにしたが、こ
の屈曲部27bは必ずしも設けなくてもよい。このよう
に構成しても、ファンシュラウド14に沿った空気の流
れによる通気孔27の開口部付近での上述した圧力の低
下作用、あるいは負圧化作用を得ることはできる。
み設けるようにしたが、複数個設けるようにしてもよ
い。 ・上記各実施の形態では、冷却ファン16としてエンジ
ン12の出力軸であるクランクシャフトに駆動連結され
たものを用いているが、同冷却ファンとしては電動ファ
ンを用いるようにしてもよい。このように構成しても、
上記各実施の形態と同様の効果を得ることはできる。
の形態についてその配設態様を示す平面図。
示す正面図。
図。
における空気の流れを模式的に示す拡大断面図。
の形態についてその配設態様を示す平面図。
示す正面図。
における空気の流れを模式的に示す拡大断面図。
ータ、14,24…ファンシュラウド、15…ファン開
口部、16…冷却ファン、17,27…通気孔(ラム
孔)、17a,27a…隔壁、27b…屈曲部。
Claims (5)
- 【請求項1】ラジエータ背面に置かれる冷却ファンの周
囲を囲むように設けられるラジエータ用ファンシュラウ
ドにおいて、 前記冷却ファンの側方に設けられた通気孔と、 前記通気孔の少なくとも前記冷却ファン側の縁部にあっ
て同冷却ファンにより励起される風の流動方向に突出固
定された隔壁とを備えることを特徴とするラジエータ用
ファンシュラウド。 - 【請求項2】前記隔壁は前記通気孔の縁部全周に筒状に
形成されてなる請求項1記載のラジエータ用ファンシュ
ラウド。 - 【請求項3】請求項2記載のラジエータ用ファンシュラ
ウドにおいて、 前記筒状の隔壁は、前記通気孔の縁部側よりもその先端
側において開口面積が小となるように形成されてなるこ
とを特徴とするラジエータ用ファンシュラウド。 - 【請求項4】前記通気孔は前記ラジエータ背面に対して
差交する面に設けられ、前記隔壁は前記ラジエータ背面
と平行する面を有してなる請求項1記載のラジエータ用
ファンシュラウド。 - 【請求項5】請求項4記載のラジエータ用ファンシュラ
ウドにおいて、 前記ラジエータ背面と平行する面を有する隔壁は、その
先端面が同ラジエータ背面から離間する方向に屈曲した
形状を有してなることを特徴とするラジエータ用ファン
シュラウド。
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JP31371299A JP3539316B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | ラジエータ用ファンシュラウド |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP31371299A Expired - Fee Related JP3539316B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | ラジエータ用ファンシュラウド |
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