JPH08189334A - 自動車の排気冷却装置 - Google Patents

自動車の排気冷却装置

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JPH08189334A
JPH08189334A JP6328896A JP32889694A JPH08189334A JP H08189334 A JPH08189334 A JP H08189334A JP 6328896 A JP6328896 A JP 6328896A JP 32889694 A JP32889694 A JP 32889694A JP H08189334 A JPH08189334 A JP H08189334A
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JP
Japan
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exhaust gas
cooling device
radiator
exhaust
wake
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Application number
JP6328896A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Shimonosono
均 下野園
Satoru Imabetsupu
悟 今別府
Ryuichi Toba
隆一 鳥羽
Yasunori Iwakiri
保憲 岩切
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高負荷走行時の排気ガス冷却性能を向上さ
せ、触媒入口ガス温の低下を図る。 【構成】 少なくともエンジンEの冷却水温度が一定以
上のとき駆動されるラジエータファン2A、2Bと、エ
ンジンEの排気マニホールド10の下流側に接続され、
且つラジエータファン2A、2Bの後流側に対向する部
分を持ち、エンジンEの排気ガスを下流の触媒12に導
く単管の排気管11とからなる自動車の排気冷却装置で
あって、前記排気管11の部分の外表面に冷却フィン1
3,14,15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の排気冷却装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、排気管の下流部に触
媒を配置し、排気ガスの浄化を図ることが行われてい
る。この場合、浄化効率の面ではエンジンの低温始動時
が問題となる。低温始動時は、触媒及び排気ガス温度が
低いため触媒が活性化しにくい。
【0003】通常の車両ではエンジンの低温始動時に
は、ラジエータファンが駆動されないことで、排気管内
を通る排気ガスの保温が図られている。
【0004】また、従来では、排気管を外管と内管の二
重管で構成し、排気ガスの接触する内管を薄肉に形成し
て熱容量を小さくすることにより、排気ガスの昇温特性
の向上を図ることが行われている(実開昭62−679
22号公報、実開昭56−65123号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、低温始動時には、排気ガスが保温されて触媒が
活性化されるものの、高負荷走行時には、触媒の入口温
度が高くなり過ぎ、触媒劣化を早めることがあった。特
に、二重排気管を用いて排気ガスの保温を図ったもので
は、保温がきき過ぎて、排気ガス温が高くなり過ぎるこ
とがあった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、高負荷走行
時の排気ガスの過熱を抑えて、触媒の早期劣化を防止す
る排気冷却装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くともエンジンの冷却水温度が一定以上のとき駆動され
るラジエータファンと、前記エンジンの排気マニホール
ドの下流側に接続され、且つ前記ラジエータファンの後
流側に対向する部分を持ち、前記エンジンの排気ガスを
下流の触媒に導く単管の排気管とからなる自動車の排気
冷却装置であって、前記排気管の部分の外表面に冷却フ
ィンを設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
の排気冷却装置であって、前記冷却フィンを前記ラジエ
ータファンの後流に向かう方向へ指向させたことを特徴
とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の自動車
の排気冷却装置であって、前記ラジエータファンに、前
記排気管の前方において下向き後流を生成するファンシ
ュラウドを設けると共に、前記冷却フィンの前端を、前
記下向き後流中に延ばし且つ該下向き後流と平行な方向
に湾曲させたことを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3記載の自動車
の排気冷却装置であって、前記排気管の垂直に配された
部分に、前記冷却フィンを上下に複数段設けると共に、
上側の冷却フィンの前端よりも下側の冷却フィンの前端
を前方に延ばしたことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項3または4記載
の自動車の排気冷却装置であって、前記ラジエータファ
ンが左右方向に並列に2台設置されると共に、各ラジエ
ータファンの回転方向が、両ラジエータファン間の中央
部において下向きとなるよう設定され、且つ前記排気管
の部分が両ラジエータファン間の中央部に配置されてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5記載の自動車
の排気冷却装置であって、前記ファンシュラウドが前記
ラジエータファンの上部側から前記冷却フィンの前端部
上方まで延出され、且つ前記ラジエータファンの回転中
心から前記ファンシュラウドまでの距離が、両ラジエー
タファン間の中央部で最小で、ラジエータファンの回転
方向と逆方向へ向かうほど大きく設定されていることを
特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の自動車の排気冷却装置であって、前記排気マ
ニホールドが二重管で構成されていることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、エンジンの低温始動時は
ラジエータファンが駆動されないから、排気ガスの保温
がなされる。エンジンが高温時には、ラジエータファン
が駆動されるから、排気管の周囲に冷却風が送られる。
その際、ラジエータファンの後流が冷却フィンに流れる
から、排気管の冷却が積極的に行われ、排気ガスの過熱
が抑えられる。
【0015】請求項2の発明では、ラジエータファンの
後流を冷却フィンに効率良く接触させることができる。
【0016】請求項3の発明では、ラジエータファンに
設けたファンシュラウドにより、排気管の前方において
下向き後流を生成するので、ラジエータファン後流によ
って周囲に撒き散らされていた熱流が、前記の下向き後
流によってエンジンルーム下方に導かれる。また、その
下向き後流中に冷却フィンの前端が流れを捕らえる形で
延ばされているので、効率良く冷却風を冷却フィンに沿
って排気管の周囲に導くことができる。
【0017】請求項4の発明では、複数段の冷却フィン
に平均して冷却風を流すことができる。
【0018】請求項5の発明では、両ラジエータファン
の中間に強力な下向き後流が生成され、冷却フィンに沿
って排気管の周囲へ導かれる冷却風量が増大する。
【0019】請求項6の発明では、ラジエータファンの
後流が効率良く前記下向き後流になる。
【0020】請求項7の発明では、エンジンの低温始動
時には、二重管で構成された排気マニホールドで排気ガ
スが保温されるので、排気ガスの昇温性能が高まる。ま
た、高温駆動時には、単管で構成された排気管の周囲に
ラジエータファンの後流を効率良く取り込むことができ
るので、排気ガスの放熱を促進することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0022】図1は本発明の一実施例の側面図、図2は
平面図である。
【0023】この実施例の車両は、横置きエンジン式の
FF車であり、エンジンルームER内には、中央にエン
ジンEが配置され、エンジンEの前方に排気マニホール
ド10が配置され、排気マニホールド10の更に前方に
ラジエータ1及びラジエータファン2A、2Bが配置さ
れている。ラジエータファン2A、2Bは軸流式の電動
ファンからなり、左右に2台並列配置されている。3は
ファン駆動モータを示す。これらのラジエータファン2
A、2Bは、少なくともエンジンEの冷却水温度が一定
以上のときに駆動され、それ以下のときには駆動されな
い。
【0024】排気マニホールド10は、外管の内部に隙
間をもって薄肉の内管(例えば肉厚0.5mm)を配し
た二重管構造のものであり、この排気マニホールド10
の下流端には、フランジ17、18を介して、フロント
チューブ(排気管)11が連結されている。このフロン
トチューブ11は、熱容量低減のため薄肉化された単管
(肉厚0.8mm)からなり、フランジ18から垂直に
下降して、L字形に水平方向に曲げられ、エンジンEの
下方を通って後方に導かれ、触媒12に達している。こ
のフロントチューブ11は、2台のラジエータファン2
A、2Bのちょうど中間部後方に位置している。
【0025】このフロントチューブ11の垂直下降部
(ラジエータファンの後流側に対向する部分)11Aの
外周には、上下に間隔をおいて3段の冷却フィン13、
14、15が配設されている。これらの冷却フィン1
3、14、15は、単管式のフロントチューブ11の外
周面に溶接等により、フロントチューブ11の管軸と垂
直な姿勢で、互いに平行に接合されている。冷却フィン
13、14、15の平面形状は、図示例では長方形に形
成しているが、円形や楕円形に形成してもよいし、それ
らを組み合わせた形に形成してもよい。いずれの場合
も、必要な表面積を確保できるものであればよい。冷却
フィンの前端13a、14a、15aはラジエータファ
ン2A、2B側に延び出しており、上側のものから下側
のものに向かって順に、その延び出し量が大きく設定さ
れている。つまり、延び出し量が上から下に行くほど増
えるよう階段状に変化している。
【0026】これら冷却フィンの前端13a、14a、
15aは、ラジエータファン2A、2Bのファンシュラ
ウド5によって生成される下向き後流FD中に届くよう
延設されており、それぞれが上方に向けて緩やかに湾曲
され、その先端縁が前記下向き後流FDの流れ方向と平
行になるよう偏向している。なお、隣接する冷却フィン
の前端13a、14a、15a間には、下向き後流FD
の一部を取り込めるよう適当な隙間が確保されている。
また、冷却フィンの後端13b、14b、15bは、エ
ンジンEとの間に適当な間隔を開けるよう寸法設定され
ている。また、フランジ18の下側で冷却フィン13、
14、15の上方には、遮蔽板19が固定されている。
【0027】次に、ラジエータファン2A、2Bのファ
ンシュラウド4、5について図3、図4を参照しながら
説明する。
【0028】左右のラジエータファン2A、2Bは、そ
れぞれ回転方向が、図4に示すように、両ラジエータフ
ァン2A、2B間の中央部において下向きとなるよう設
定されている。つまり、左のラジエータファン2Bは右
回り(矢印イ方向)、左のラジエータファン2Aは左回
り(矢印ロ方向)に設定されている。ラジエータファン
2A、2Bの周囲には、通常の円形シュラウド4、4が
設けられており、円形シュラウド4、4の外側上部に
は、翼状のファンシュラウド5、5が左右対称に設けら
れている。
【0029】こられの翼状のファンシュラウド5、5
は、ラジエータファン2A、2Bの上部側から冷却フィ
ンの前端13a、14a、15aの上方まで延びてお
り、且つラジエータファン2A、2Bの回転中心からフ
ァンシュラウド5、5までの距離Rが、両ラジエータフ
ァン2A、2B間の中央部で最小で、ラジエータファン
2A、2Bの回転方向と逆方向へ向かうほど大きく設定
されている。
【0030】次に作用を説明する。
【0031】エンジンEの低温始動時はラジエータファ
ン2A、2Bが駆動されないから、排気マニホールド1
0及びフロントチューブ11には、ラジエータファン2
A、2Bからの冷却風は当たらず、二重管で構成された
排気マニホールド10で排気ガスが保温される。よっ
て、排気ガスの昇温性能が高まり、触媒12が早期に活
性化される。
【0032】一方、高負荷走行時にはラジエータファン
2A、2Bが駆動され、それらの後流がフロントチュー
ブ11に当たる。
【0033】ここで、二重管を用いた場合と、用いない
場合の触媒入口部でのガスの昇温特性についての調査結
果を述べる。
【0034】サンプルは、 (1)排気マニホールドとフロントチューブを共に二重
管で構成したもの。
【0035】(2)排気マニホールドを二重管にし、フ
ロントチューブを薄肉単管で構成したもの(冷却フィン
を除いた本実施例に相当)。
【0036】(3)排気マニホールドとフロントチュー
ブを共に単管で構成したもの(従来例)である。
【0037】また、調査条件は、車両停止でのソーク、
アイドル放置、一定走行である。
【0038】結果は、アイドル状態で(1)、(2)は
殆ど差が無い。これは、単管では外部の放熱が大きいた
め昇温性能が悪化するが、始動直後には排気管外表面温
度が高くなっていないため、放熱がそれほど大きくなっ
ていず、熱容量が支配的であるためと考えられる。
【0039】走行を開始すると、(2)は(1)よりも
低くなる。これは、単管の場合、外表面温度が上昇し、
冷却風による放熱が、外表面温度が低い二重管よりも大
きくなるためと考えられる。しかし、(3)と比較して
アイドル状態での昇温性能に優れるため、触媒の活性確
保ができる。
【0040】以上のことから、排気マニホールド10を
二重管で構成した場合、フロントチューブ11を薄肉単
管で構成しても、昇温性能の向上を図れることがわかっ
た。だが、高負荷走行中の触媒熱劣化を回避するために
は、触媒入口ガス温度をある温度まで低減させる必要が
ある。
【0041】この点、本実施例では、フロントチューブ
11に冷却フィン13、14、15を設けるとともに、
ラジエータファン2A、2Bに特別な形のファンシュラ
ウド5、5を設けて、フロントチューブ11の冷却を促
進させている。
【0042】まず、ラジエータファン2A、2Bの後流
の向きについて、図5を参照しながら説明する。図5
(a)は通常の円形シュラウド4、4の他に翼状のファ
ンシュラウド5、5が存在する場合(本実施例)の気流
の発生の仕方を示す。図5(b)は通常の円形シュラウ
ド4、4のみが存在する場合(従来例)の気流の発生の
仕方を示す。
【0043】図5(b)に示す構造では、円形のシュラ
ウド4、4からの吐出流は、周方向速度成分による遠心
力で、外側に拡がりながら、旋回流FRとなって流下し
ていく。よって、両ラジエータファンの中央部Cでは、
外側へ向かおうとする流れが合流するため、流れの乱れ
を生じてしまう。このことは、排気管周囲の高温空気を
エンジンルーム内へまき散らすことを意味するる。
【0044】一方、図5(a)に示す構造では、遠心力
により拡がっていく旋回流FRを、ファンシュラウド
5、5で整流して,半径方向速度成分を周方向速度成分
に変えるので、両ファンの中央部Cで、流れの方向を合
わせることになり、スムーズに合流させることができ
る。このようにして得られた流れは、両ファンの中央部
で強い斜め下向き後流FDを生成することになるので、
フロントチューブをこの流れに近いところに配置するこ
とにより、フロントチューブ表面を通過する冷却風量を
増大させることができる。
【0045】また、周囲へまき散らされていた熱流が、
上記の下向き後流FDに沿ってエンジンルーム下方へ導
かれるため、全体的な雰囲気温度を低減でき、部品熱性
能の向上が図れる。
【0046】このように、ラジエータファン2A、2B
の後流は、中央部で斜め下向きの強い後流FDとなる。
そして、この下向き後流FDの中には、フロントチュー
ブ11の冷却フィン13、14、15の前端13a、1
4a、15aが挿入されているので、冷却風が冷却フィ
ン13、14、15に沿って流れ、フロントチューブ1
1の周囲を通過することになる。よって、フロントチュ
ーブ11が積極的に冷却され、内部の排気ガスの過熱が
抑えられる。
【0047】この際、各冷却フィン13、14、15の
前端13a、14a、15aの位置を、上側のものほど
下向き後流FDに対して後退させ、下側のものほど突き
出させているので、全部の冷却フィン13、14、15
に沿って、平均して冷却風が流れることになる。また、
冷却フィン13、14、15の前端13a、14a、1
5aを上方に湾曲させることで、各前端13a、14
a、15aを下向き後流FDの向きに平行に沿わせてい
るので、冷却フィン13、14、15に流れ込む冷却風
の流れに剥離が生じることがなく、滑らかに冷却フィン
13、14、15の表面に沿って冷却風が流れることに
なり、冷却効率が向上する。
【0048】従って、高負荷走行時の排気ガスの過熱を
防止して、触媒の早期熱劣化を防止することができる。
【0049】また、この実施例の冷却ファン13、1
4、15は、前端13a、14a、15aが上向きに湾
曲していることにより、フロントチューブ11の表面の
輻射熱が、ラジエータファン2A、2Bのファン駆動モ
ータ3に直接当たることを防止している。図7では、フ
ァン駆動モータ3の中心部から冷却フィン13、14、
15の前端13a、14a、15aを直線Lで結んだ場
合を示している。いずれの直線Lも、フロントチューブ
11の表面に達していないことから、ファン駆動モータ
3にとってフロントチューブ11は陰になることが分か
る。よって、フロントチューブ11の輻射熱は、ファン
駆動モータ3に達せず、ファン駆動モータ3の耐久性が
向上する。
【0050】なお、上記実施例では、冷却フィン13、
14、15のフロントチューブ11への取付部を、フロ
ントチューブ11の管軸方向に対して直交するように配
したが、ラジエータファン2A、2Bの後流がより角度
をもって斜め下方に向かう場合には、冷却フィン13、
14、15全体を、ラジエータファン2A、2Bの後流
と平行な向きに傾斜させて、フロントチューブ11に固
定してもよい。
【0051】また、図8に示すように、製作上の利点か
ら、冷却フィン13、14、15を単にフラットな板と
してもよい。その場合は、ラジエータファン2A、2B
の後流が冷却フィン13、14、15に対して若干沿わ
なくなるが、ある程度の冷却性能の向上は図れる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、エンジンの低温始動時は排気ガスの保温によっ
て触媒の活性化を図ることができる。また、エンジンの
高温駆動時にラジエータファンの後流を冷却フィンによ
って積極的に排気管の周囲に取り込むことができるの
で、排気管の冷却を促進することができる。従って、排
気管の冷却により、排気ガスの過熱が抑えられ、触媒入
口温度を低く抑えることができ、触媒の劣化防止を図る
ことができる。
【0053】請求項2の発明によれば、冷却フィンに効
率良く冷却風を接触させることができるから、冷却性能
が向上する。
【0054】請求項3の発明によれば、ラジエータファ
ンの後流によって周囲に撒き散らされていた熱流を、エ
ンジンルーム下方に導くことができるので、エンジンル
ームの全体的雰囲気温度を低下させることができる。ま
た、その下向き後流の一部を冷却フィンによって、効率
良く排気管の周囲に導くことができるので、冷却性能の
向上が図れる。
【0055】請求項4の発明によれば、複数の冷却フィ
ン全てに効率良く冷却風を導くことができるので、冷却
性能がより向上する。
【0056】請求項5の発明によれば、排気管の周囲へ
取り込む冷却風量を増大させることができ、冷却効率の
向上が図れる。
【0057】請求項6の発明によれば、ラジエータファ
ンの後側に下向き後流を効率良く作ることができるの
で、排気管の冷却性能が向上する。
【0058】請求項7の発明によれば、低温始動時には
排気ガスの昇温性能を向上させて、触媒の活性化を図る
ことができる。また、高温駆動時には排気ガスの過熱を
抑えて、触媒入口ガス温度を低下させ、触媒の早期劣化
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例におけるラジエータファンのファンシ
ュラウドの構成を示す斜視図である。
【図4】同ラジエータファンのファンシュラウドの構成
図で、(a)は正面図であり、(b)は側断面図であ
る。
【図5】同ラジエータファンのファンシュラウド(a)
と一般的なファンシュラウド(b)の風の流れ方の違い
を説明するための斜視図である。
【図6】本発明の一実施例における排気ガスの昇温特性
を、比較例と比べて示す特性図である。
【図7】同実施例における冷却フィンの機能の説明に用
いる拡大図である。
【図8】本発明の別の実施例の側面図である。
【符号の説明】 2A,2B ラジエータファン 5 ファンシュラウド 10 排気マニホールド 11 フロントチューブ(排気管) 11A 垂直下降部 12 触媒 13,14,15 冷却フィン 13a、14a,15a 前端 E エンジン FD 下向き後流 R ラジエータファンの回転中心からファンシュラウド
までの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01P 5/06 504 Z (72)発明者 岩切 保憲 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともエンジンの冷却水温度が一定
    以上のとき駆動されるラジエータファンと、 前記エンジンの排気マニホールドの下流側に接続され、
    且つ前記ラジエータファンの後流側に対向する部分を持
    ち、前記エンジンの排気ガスを下流の触媒側に導く単管
    の排気管とからなる自動車の排気冷却装置であって、 前記排気管の部分の外表面に冷却フィンを設けたことを
    特徴とする自動車の排気冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車の排気冷却装置で
    あって、 前記冷却フィンを前記ラジエータファンの後流に向かう
    方向へ指向させたことを特徴とする自動車の排気冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動車の排気冷却装置で
    あって、 前記ラジエータファンに、前記排気管の前方において下
    向き後流を生成するファンシュラウドを設けると共に、
    前記冷却フィンの前端を、前記下向き後流中に延ばし且
    つ該下向き後流と平行な方向に湾曲させたことを特徴と
    する自動車の排気冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動車の排気冷却装置で
    あって、 前記排気管の垂直に配された部分に、前記冷却フィンを
    上下に複数段設けると共に、上側の冷却フィンの前端よ
    りも下側の冷却フィンの前端を前方に延ばしたことを特
    徴とする自動車の排気冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の自動車の排気冷
    却装置であって、前記ラジエータファンが左右方向に並
    列に2台設置されると共に、各ラジエータファンの回転
    方向が、両ラジエータファン間の中央部において下向き
    となるよう設定され、且つ前記排気管の部分が両ラジエ
    ータファン間の中央部に配置されていることを特徴とす
    る自動車の排気冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動車の排気冷却装置で
    あって、 前記ファンシュラウドが前記ラジエータファンの上部側
    から前記冷却フィンの前端部上方まで延出され、且つ前
    記ラジエータファンの回転中心から前記ファンシュラウ
    ドまでの距離が、両ラジエータファン間の中央部で最小
    で、ラジエータファンの回転方向と逆方向へ向かうほど
    大きく設定されていることを特徴とする自動車の排気冷
    却装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の自動車
    の排気冷却装置であって、 前記排気マニホールドが二重管で構成されていることを
    特徴とする自動車の排気冷却装置。
JP6328896A 1994-12-28 1994-12-28 自動車の排気冷却装置 Pending JPH08189334A (ja)

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JP6328896A JPH08189334A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 自動車の排気冷却装置

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