JP2001123834A - 建設機械の排気構造 - Google Patents
建設機械の排気構造Info
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- JP2001123834A JP2001123834A JP30652199A JP30652199A JP2001123834A JP 2001123834 A JP2001123834 A JP 2001123834A JP 30652199 A JP30652199 A JP 30652199A JP 30652199 A JP30652199 A JP 30652199A JP 2001123834 A JP2001123834 A JP 2001123834A
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排気効率を高め、乱流騒音を低減する。
【解決手段】 排気口15を構成する開口部16a,1
6b,16cに、エンジンルーム4外への排気の方向を
規制するブレード17a,17b,17cを開口縁部か
ら内向きに、かつ、このブレード17a,17b,17
cが設けられた開口部個々における最大風量の排気の方
向に対応して設けた。
6b,16cに、エンジンルーム4外への排気の方向を
規制するブレード17a,17b,17cを開口縁部か
ら内向きに、かつ、このブレード17a,17b,17
cが設けられた開口部個々における最大風量の排気の方
向に対応して設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルやクレ
ーン等の建設機械におけるエンジンルームの排気構造に
関するものである。
ーン等の建設機械におけるエンジンルームの排気構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルを例にとって従来の技術を
説明する。
説明する。
【0003】図5は油圧ショベルの一部断面背面図であ
り、クローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が縦軸
まわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2にキャ
ビン(運転室)3及びエンジンルーム4が設けられてい
る。
り、クローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が縦軸
まわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2にキャ
ビン(運転室)3及びエンジンルーム4が設けられてい
る。
【0004】エンジンルーム4内には、走行、旋回、各
種作業の駆動源となるエンジン5及びこのエンジン5に
よって駆動される冷却ファン6が設けられるとともに、
冷却対象である放熱機器としてオイルクーラー7,ラジ
エータ8が設置されている。
種作業の駆動源となるエンジン5及びこのエンジン5に
よって駆動される冷却ファン6が設けられるとともに、
冷却対象である放熱機器としてオイルクーラー7,ラジ
エータ8が設置されている。
【0005】また、エンジンルーム4を構成するエンジ
ンガード9の上面部に吸気口10、側面部に排気口11
がそれぞれ設けられ、冷却ファン6の回転により、外気
(冷却空気)が吸気口10からエンジンルーム4内に吸
入され、上記放熱機器を冷却した後、排気口11から排
出される。
ンガード9の上面部に吸気口10、側面部に排気口11
がそれぞれ設けられ、冷却ファン6の回転により、外気
(冷却空気)が吸気口10からエンジンルーム4内に吸
入され、上記放熱機器を冷却した後、排気口11から排
出される。
【0006】この場合、冷却空気が冷却ファン6からオ
イルクーラー7、ラジエータ8を無駄なく通過するよう
にこれらの外周に跨ってファンシュラウド12が設けら
れている。
イルクーラー7、ラジエータ8を無駄なく通過するよう
にこれらの外周に跨ってファンシュラウド12が設けら
れている。
【0007】また、排気口11は、図6に示すように、
通常、一枚の鋼板のプレス加工により、複数の開口部1
3…が上下または左右に間隔を置いて設けられて成り、
このプレス加工の結果として各開口部13…の周縁部に
導風ガイド14…がエンジンルーム内に向かって一様に
折り曲げ形成される。
通常、一枚の鋼板のプレス加工により、複数の開口部1
3…が上下または左右に間隔を置いて設けられて成り、
このプレス加工の結果として各開口部13…の周縁部に
導風ガイド14…がエンジンルーム内に向かって一様に
折り曲げ形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この導風ガ
イド14…は、各開口部13…の位置(冷却ファン6及
び放熱機器との位置関係)やそれに伴う排気条件に関係
なく、一様に、内向き直角の同方向に折り曲げただけで
あるため、冷却済み空気の流れを規制して外部に効率良
く排出するという機能の点では甚だ不十分となってい
た。
イド14…は、各開口部13…の位置(冷却ファン6及
び放熱機器との位置関係)やそれに伴う排気条件に関係
なく、一様に、内向き直角の同方向に折り曲げただけで
あるため、冷却済み空気の流れを規制して外部に効率良
く排出するという機能の点では甚だ不十分となってい
た。
【0009】これを詳述すると、 冷却ファン6の外周側と軸心側とで静圧差及び風速
に差がある(ともに外周側で高くなる)。
に差がある(ともに外周側で高くなる)。
【0010】 放熱機器の配置により各部で通風抵抗
に大きな差がある(たとえばオイルクーラー7とラジエ
ータ8が重なった部分では他の部分よりも通風抵抗が大
きい)。
に大きな差がある(たとえばオイルクーラー7とラジエ
ータ8が重なった部分では他の部分よりも通風抵抗が大
きい)。
【0011】 排気口11は、騒音漏出の低減や意匠
性から開口面積が制限され、ラジエータ8の全面に対向
して設けることができない場合があるため、ラジエータ
8と排気口11との間の外周部で乱流が発生し易い。
性から開口面積が制限され、ラジエータ8の全面に対向
して設けることができない場合があるため、ラジエータ
8と排気口11との間の外周部で乱流が発生し易い。
【0012】これらの排気条件により、排気口11には
冷却済み空気が様々な方向から様々な風速で流れ、各開
口部13…ごとに風量、風向きに差がある。
冷却済み空気が様々な方向から様々な風速で流れ、各開
口部13…ごとに風量、風向きに差がある。
【0013】これに対し、従来は上記のように各開口部
13…の位置に関係なく一様に開口縁部を内向き直角に
折り曲げて導風ガイド14…を形成しただけであるた
め、導風ガイド14…の向きが悪くて、十分なガイド作
用を果たさなかったり、かえって空気の流れを阻害した
りしていた。この結果、排気効率(冷却効率)が悪化す
るとともに、乱流により排気騒音が大きくなっていた。
13…の位置に関係なく一様に開口縁部を内向き直角に
折り曲げて導風ガイド14…を形成しただけであるた
め、導風ガイド14…の向きが悪くて、十分なガイド作
用を果たさなかったり、かえって空気の流れを阻害した
りしていた。この結果、排気効率(冷却効率)が悪化す
るとともに、乱流により排気騒音が大きくなっていた。
【0014】なお、排気騒音対策として、特開平6−1
44022号に示されているように排気口に吸音材を施
したグリル構造体(スプリッター消音装置)を設けた技
術が提案されているが、排気口の各開口部は、それぞれ
の風量、風向が一切考慮されていない単純なグリル構造
であるため排気効率の点で基本的に上記した従来技術と
変わらず、根本的な解決策となっていない。
44022号に示されているように排気口に吸音材を施
したグリル構造体(スプリッター消音装置)を設けた技
術が提案されているが、排気口の各開口部は、それぞれ
の風量、風向が一切考慮されていない単純なグリル構造
であるため排気効率の点で基本的に上記した従来技術と
変わらず、根本的な解決策となっていない。
【0015】そこで本発明は、排気効率を高め、かつ、
排気騒音を低減することができる建設機の排気構造を提
供するものである。
排気騒音を低減することができる建設機の排気構造を提
供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エン
ジンが収容されたエンジンルーム内に、上記エンジンに
よって駆動される冷却ファンが設けられ、この冷却ファ
ンの回転により、吸気口からエンジンルーム内に空気が
吸入されて排気口から排出されるように構成された建設
機械において、上記排気口を構成する複数の開口部に、
エンジンルーム外への排気の方向を規制するブレードが
開口縁部から内側に、かつ、このブレードが設けられた
開口部における最大流量の排気の方向に対応する向きに
突出して設けられたものである。
ジンが収容されたエンジンルーム内に、上記エンジンに
よって駆動される冷却ファンが設けられ、この冷却ファ
ンの回転により、吸気口からエンジンルーム内に空気が
吸入されて排気口から排出されるように構成された建設
機械において、上記排気口を構成する複数の開口部に、
エンジンルーム外への排気の方向を規制するブレードが
開口縁部から内側に、かつ、このブレードが設けられた
開口部における最大流量の排気の方向に対応する向きに
突出して設けられたものである。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、金属板材のプレス加工により、ブレードを有する排
気口が形成されたものである。
て、金属板材のプレス加工により、ブレードを有する排
気口が形成されたものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、排気口の表面に吸音材が設けられたもので
ある。
成において、排気口の表面に吸音材が設けられたもので
ある。
【0019】上記構成によると、ブレードの向きを、そ
の開口部における最大風量の排気の方向に合わせて個別
に設定しているため、上記最大風量分の冷却済み空気を
ストレートでスムースに排出できることで各開口部での
排気効率が最良となる。
の開口部における最大風量の排気の方向に合わせて個別
に設定しているため、上記最大風量分の冷却済み空気を
ストレートでスムースに排出できることで各開口部での
排気効率が最良となる。
【0020】これにより、排気口全体として排気効率を
高めるとともに、乱流の発生を抑えて排気騒音を低減す
ることができる。
高めるとともに、乱流の発生を抑えて排気騒音を低減す
ることができる。
【0021】この場合、請求項2のように金属板材のプ
レス加工によってブレード付き排気口を形成することに
より、製作コストを安くすることができる。
レス加工によってブレード付き排気口を形成することに
より、製作コストを安くすることができる。
【0022】また、請求項3のように排気口の表面に吸
音材を設けることにより、排気騒音の抑制効果を一層高
めることができる。
音材を設けることにより、排気騒音の抑制効果を一層高
めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図3に
よって説明する。
よって説明する。
【0024】この実施形態では、従来技術の説明に合わ
せて油圧ショベルを適用対象として例示している。
せて油圧ショベルを適用対象として例示している。
【0025】また、図1,2において、図5,6に示す
従来技術と同一部分には同一符号を付して示し、その重
複説明を省略する。
従来技術と同一部分には同一符号を付して示し、その重
複説明を省略する。
【0026】図1はエンジンルーム4の垂直断面図、図
2は同拡大水平断面図である。
2は同拡大水平断面図である。
【0027】この実施形態においては、図2に示すよう
に冷却ファン6の中心がラジエータ8の中心に対して機
械後方にΔdだけずれて位置するとともに、排気口15
がラジエータ8に対して横後方に位置した場合を例にと
っている。
に冷却ファン6の中心がラジエータ8の中心に対して機
械後方にΔdだけずれて位置するとともに、排気口15
がラジエータ8に対して横後方に位置した場合を例にと
っている。
【0028】排気口15は、上下及び左右方向に間隔を
置いて設けられた複数の開口部16…を備え、各開口部
16…の位置に応じて開口縁部にブレード17…が内向
き(エンジンルーム4内側)に突出して設けられてい
る。
置いて設けられた複数の開口部16…を備え、各開口部
16…の位置に応じて開口縁部にブレード17…が内向
き(エンジンルーム4内側)に突出して設けられてい
る。
【0029】このブレード17は、それが設けられた開
口部16における最大風量の排気の方向に対応する向
き、すなわち、様々な風速及び風向をもって開口部16
に向かう排気のうち、最も風量の多い排気を最も効率良
くエンジンルーム4外に導く方向性をもって設けられて
いる。
口部16における最大風量の排気の方向に対応する向
き、すなわち、様々な風速及び風向をもって開口部16
に向かう排気のうち、最も風量の多い排気を最も効率良
くエンジンルーム4外に導く方向性をもって設けられて
いる。
【0030】具体的に説明すると、たとえば図2におい
て、ラジエータ前端に近い位置イでは冷却ファン6の外
周端からファン軸方向に流れ出た成分と、ファン外周端
から半径方向に流れ出てファンシュラウド12により軸
方向流れに変換された成分とが重なって最も風速が高い
流れとなっている。
て、ラジエータ前端に近い位置イでは冷却ファン6の外
周端からファン軸方向に流れ出た成分と、ファン外周端
から半径方向に流れ出てファンシュラウド12により軸
方向流れに変換された成分とが重なって最も風速が高い
流れとなっている。
【0031】そこで、この位置イに最も近くて最大風量
の排気が最も流れ込み易い前端側の開口部16aには、
図示のように上記空気流を抵抗なく迎え入れるように前
側縁部のみにブレード17aが機械前方向き(上記最大
風量排気に向かう方向)に設けられている。
の排気が最も流れ込み易い前端側の開口部16aには、
図示のように上記空気流を抵抗なく迎え入れるように前
側縁部のみにブレード17aが機械前方向き(上記最大
風量排気に向かう方向)に設けられている。
【0032】また、ラジエータ後端に近い位置ハでは、
ファン6から流れ出る冷却空気の半径方向成分が殆どな
く、ファン軸方向成分を主とする流れとなっているた
め、その風速は、位置イよりも低いがラジエータ中央部
に近い位置ロよりも高い。
ファン6から流れ出る冷却空気の半径方向成分が殆どな
く、ファン軸方向成分を主とする流れとなっているた
め、その風速は、位置イよりも低いがラジエータ中央部
に近い位置ロよりも高い。
【0033】さらに、位置ハは排気口15の後端に近く
て、この排気口後端側は排気口中央に向かって前方右斜
め方向に傾斜し、この傾斜に沿って排気口内面を空気が
流れる傾向にある。
て、この排気口後端側は排気口中央に向かって前方右斜
め方向に傾斜し、この傾斜に沿って排気口内面を空気が
流れる傾向にある。
【0034】そこで、この位置ハに最も近い開口部16
bには、上記排気口内面に沿って右斜め前方に流れる空
気を受け止めてエンジンルーム外に導出し得るようにブ
レード17bが上記空気流に対して障壁となる(ほぼ直
交する)向きに突出して設けられている。
bには、上記排気口内面に沿って右斜め前方に流れる空
気を受け止めてエンジンルーム外に導出し得るようにブ
レード17bが上記空気流に対して障壁となる(ほぼ直
交する)向きに突出して設けられている。
【0035】また、位置ロに近い開口部16cについて
は、位置イからの大風量の空気流に押されて後向きの流
れが生成されるため、これを迎え入れるように後側縁部
にブレード17cが風向きに向かって設けられ、前側縁
部には、ブレードはかえって排気の障害となるおそれが
あるため設けられていない。
は、位置イからの大風量の空気流に押されて後向きの流
れが生成されるため、これを迎え入れるように後側縁部
にブレード17cが風向きに向かって設けられ、前側縁
部には、ブレードはかえって排気の障害となるおそれが
あるため設けられていない。
【0036】一方、図1に示す各開口部16…について
も、上記のような開口部ごとの最大風量の排気を最も効
率良く排出するという観点からブレード17の向きが設
定されている。
も、上記のような開口部ごとの最大風量の排気を最も効
率良く排出するという観点からブレード17の向きが設
定されている。
【0037】この排気構造とすることにより、最大風量
分の排気をエンジンルーム外にストレートでスムースに
排出できるため、各開口部16…での排気効率が最良と
なる。これにより、排気口15全体として排気効率を高
めることができるとともに、排気不良による乱流の発生
を抑えて排気騒音を低減することができる。
分の排気をエンジンルーム外にストレートでスムースに
排出できるため、各開口部16…での排気効率が最良と
なる。これにより、排気口15全体として排気効率を高
めることができるとともに、排気不良による乱流の発生
を抑えて排気騒音を低減することができる。
【0038】図3は、この実施形態による排気構造(線
A)と、図5に示すように各開口部13の開口縁部に一
様の導風ガイド14を設けた従来の排気構造(線B)に
ついて、開口面積等の他の排気条件を同一として冷却フ
ァン6の回転数と排気流量(排気口15から流れ出る流
量)の関係を実験によって求めた結果を示しており、こ
の実施形態によると従来技術と比較して約5%の排気流
量の増加を得た。
A)と、図5に示すように各開口部13の開口縁部に一
様の導風ガイド14を設けた従来の排気構造(線B)に
ついて、開口面積等の他の排気条件を同一として冷却フ
ァン6の回転数と排気流量(排気口15から流れ出る流
量)の関係を実験によって求めた結果を示しており、こ
の実施形態によると従来技術と比較して約5%の排気流
量の増加を得た。
【0039】このようなブレード付きの排気口15は、
一枚の金属板材(通常は鋼板)をプレス加工することに
よって成形することができ、またこのプレス加工法をと
ることによって製作コストを安くすることができる。
一枚の金属板材(通常は鋼板)をプレス加工することに
よって成形することができ、またこのプレス加工法をと
ることによって製作コストを安くすることができる。
【0040】なお、ブレード17…のエンジンルーム内
への突出長さは、長すぎて排気の障害となったり排気流
を乱したりしないで最大風量排気を最も効率良く排出し
うるという条件下で適宜選択することができる。
への突出長さは、長すぎて排気の障害となったり排気流
を乱したりしないで最大風量排気を最も効率良く排出し
うるという条件下で適宜選択することができる。
【0041】また、上記実施形態では、図1に示すよう
に冷却ファン6、ラジエータ8、排気口15の各中心が
上下方向に一致する配置の場合を例にとったが、これら
の中心が上下方向にずれた配置の場合にも、これらの位
置関係に応じてブレード17の有無及び向きを設定すれ
ばよい。
に冷却ファン6、ラジエータ8、排気口15の各中心が
上下方向に一致する配置の場合を例にとったが、これら
の中心が上下方向にずれた配置の場合にも、これらの位
置関係に応じてブレード17の有無及び向きを設定すれ
ばよい。
【0042】また、排気騒音をさらに減少させるため
に、図4に示すようにブレード17…を含めて排気口1
5の表面に吸音材18を設けてもよい。
に、図4に示すようにブレード17…を含めて排気口1
5の表面に吸音材18を設けてもよい。
【0043】さらに、ブレード17は、必要な位置のみ
に設ければよく、必要であれば全開口部16…のすべて
の開口縁部に設けてもよい。
に設ければよく、必要であれば全開口部16…のすべて
の開口縁部に設けてもよい。
【0044】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、排気
口を構成する開口部に、エンジンルーム外への排気の方
向を規制するブレードを開口縁部から内向きに、かつ、
その開口部における最大風量の排気の方向に対応して設
けたから、上記最大風量分の冷却済み空気をスムースに
排出することができる。
口を構成する開口部に、エンジンルーム外への排気の方
向を規制するブレードを開口縁部から内向きに、かつ、
その開口部における最大風量の排気の方向に対応して設
けたから、上記最大風量分の冷却済み空気をスムースに
排出することができる。
【0045】これにより、各開口部での排気効率を最良
として排気口全体の排気効率を高めるとともに、乱流の
発生を抑えて排気騒音を低減することができる。
として排気口全体の排気効率を高めるとともに、乱流の
発生を抑えて排気騒音を低減することができる。
【0046】この場合、請求項2のように金属板材のプ
レス加工によってブレード付き排気口を形成することに
より、製作コストを安くすることができる。
レス加工によってブレード付き排気口を形成することに
より、製作コストを安くすることができる。
【0047】また、請求項3のように排気口の表面に吸
音材を設けることにより、排気騒音の抑制効果を一層高
めることができる。
音材を設けることにより、排気騒音の抑制効果を一層高
めることができる。
【図1】本発明の実施形態にかかる排気構造を示す垂直
断面図である。
断面図である。
【図2】同拡大水平断面図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる排気構造と従来の排
気構造についての冷却ファン回転数と排気流量の関係を
示す図である。
気構造についての冷却ファン回転数と排気流量の関係を
示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図1相当図であ
る。
る。
【図5】従来の排気構造とその適用対象である油圧ショ
ベルの一部断面背面図である。
ベルの一部断面背面図である。
【図6】図5の一部拡大図である。
4 エンジンルーム 5 エンジン 6 冷却ファン 15 排気口 16(16a,16b,16c) 排気口を構成する開
口部 17(17a,17b,17c) ブレード 18 吸音材
口部 17(17a,17b,17c) ブレード 18 吸音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 77/13 F02B 77/13 M F16M 1/00 F16M 1/00 G C (72)発明者 満田 正彦 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 2D015 CA02 3D038 AA01 AA05 AB09 AC03 AC12
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンが収容されたエンジンルーム内
に、上記エンジンによって駆動される冷却ファンが設け
られ、この冷却ファンの回転により、吸気口からエンジ
ンルーム内に空気が吸入されて排気口から排出されるよ
うに構成された建設機械において、上記排気口を構成す
る複数の開口部に、エンジンルーム外への排気の方向を
規制するブレードが開口縁部から内側に、かつ、このブ
レードが設けられた開口部における最大流量の排気の方
向に対応する向きに突出して設けられたことを特徴とす
る建設機械の排気構造。 - 【請求項2】 金属板材のプレス加工により、ブレード
を有する排気口が形成されたことを特徴とする請求項1
記載の建設機械の排気構造。 - 【請求項3】 排気口の表面に吸音材が設けられたこと
を特徴とする請求項1または2記載の建設機械の排気構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30652199A JP2001123834A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 建設機械の排気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30652199A JP2001123834A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 建設機械の排気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001123834A true JP2001123834A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17958036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30652199A Withdrawn JP2001123834A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 建設機械の排気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001123834A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7319114B2 (en) * | 2001-03-14 | 2008-01-15 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Hollow polymer particles, method for preparing hollow polymer particles, porous ceramic filter, and method for preparing porous ceramic filter |
JP2009507145A (ja) * | 2005-09-15 | 2009-02-19 | 株式会社小松製作所 | 建設機械の冷却装置 |
JP2011183913A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Caterpillar Japan Ltd | エンジンルームの通気開口 |
KR101298396B1 (ko) | 2005-12-02 | 2013-08-20 | 두산인프라코어 주식회사 | 공기 흡입 커버 |
JP2017053232A (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | 日野自動車株式会社 | 車両用冷却装置 |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30652199A patent/JP2001123834A/ja not_active Withdrawn
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