JPS6137046Y2 - - Google Patents

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JPS6137046Y2
JPS6137046Y2 JP1982184597U JP18459782U JPS6137046Y2 JP S6137046 Y2 JPS6137046 Y2 JP S6137046Y2 JP 1982184597 U JP1982184597 U JP 1982184597U JP 18459782 U JP18459782 U JP 18459782U JP S6137046 Y2 JPS6137046 Y2 JP S6137046Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
governor
fan
wind pressure
engine
crankcase
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982184597U
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English (en)
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JPS5988718U (ja
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Priority to JP18459782U priority Critical patent/JPS5988718U/ja
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Publication of JPS6137046Y2 publication Critical patent/JPS6137046Y2/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は風圧式ガバナーに関する。
従来の風圧式ガバナーはエンジンの冷却用フア
ンの風圧により作動するようになつており、風圧
感知部、例えば風圧感知用ガバナー翼を冷却用フ
アンケース内に設けている。そのために冷却性能
の低下は避けられず、またエンジン冷却風の一部
をガバナー用として利用しているだけであるの
で、ガバナー性能もあまり良好とはいえない。
一方冷却性能の低下を防止しようとすれば、冷
却フアン自体の容量を所定以上に大きくする必要
があり、コスト、重量及びフアン騒音の点で問題
が生じる。
本考案は冷却用フアンとは別に、エンジンによ
り駆動されるガバナー用フアンを設け、このガバ
ナー用フアンの風圧により感知部を作動させるよ
うにすることによつて、冷却性能の低下を生じさ
せることなくガバナー性能を向上させようとする
ものである。以下実施例図面に基づいて本考案を
説明する。
第1図は単気筒4サイクルエンジンに適用した
第1実施例であり、この第1図において、1はシ
リンダ、2はクランクケース、3はクランク軸で
あり、クランク軸3はその両端部分が2個の軸受
4を介してクランクケース2等に支承されてい
る。クランク軸3の第1図左端部分は動力取出部
としてクランクケース外へ延び出し、クランク軸
3の第1図右端部分は冷却用フアンケース5内へ
延び出している。クランク軸3の右端部分にはフ
ライホイール7とリコイルスタータ8が固着さ
れ、フライホイール7にはエンジン冷却用フアン
6が一体的に形成されている。10はクランクア
ーム、11はコネクテイングロツド、12はピス
トンである。
ガバナー用フアン14は、そのボス部14aが
クランク軸3のクランクケース内部分に固着され
ている。ガバナー用フアンケース15はクランク
ケース2に固着されると共に、第2図に示すよう
にガバナー用フアン14の外周を囲み、かつ下向
きに開口する送風ダクト16を備えている。ガバ
ナー用フアン14は半径方向外方に風を送る遠心
式ガバナーである。
送風ダクト16(第2図)の下端部分には、水
平な回動軸(ガバナー軸)17が回動自在に支承
され、この回動軸17に感知用ガバナー翼18が
固着されている。ガバナー翼18は第3図に示す
ように、送風ダクト16の通路出口部分を隙間を
隔てて遮ぎるような形状に形成されている。回動
軸17は、ガバナー翼18を水平姿勢(第1図の
姿勢)に保ちうるようにガバナースプリング(図
示せず)によつて第1図の反矢印A方向に付勢さ
れると共に、クランクケース2より外方へ突出
し、キラブレター内のスロツトルバルブに連動連
結されている。即ち回動軸17がガバナー翼18
と共に第1図矢印A方向に回動すると、燃料供給
量が減少するようになつている。第1図の21は
吸入孔である。
エンジンを始動し、定格回転速度にまで達する
と、ガバナー翼18はガバナー用フアン14の風
圧により、第1図の状態より少し矢印A方向へ開
いた状態に保持される。
エンジン負荷が増加して回転速度が下がつた場
合には、ガバナー用フアン14による風圧も低下
するので、ガバナースプリングの作用によりガバ
ナー翼18は反矢印A方向へ回動し、燃料供給量
を増加させる。
反対に回転速度が高くなり過ぎた場合には、ガ
バナー用フアン14による風圧が増加するので、
ガバナー翼18はガバナースプリングに抗してさ
らに矢印A方向に回動し、燃料供給量を減少させ
る。
第4図は2サイクルエンジンに適用した第2実
施例を示しており、この第4図において、クラン
ク軸3は軸受22を介してクランクケース2に片
持状に支承されている。ガバナー用フアンケース
15はクランクケース蓋23のクランクケース内
側に形成されると共に、上向きに開口する送風ダ
クト16を備えている。送風ダクト16はピスト
ン12とシリンダ1の周内面との間に摺動部分に
向いている。
ケース蓋23にはクランクケース2内へ延びる
ガバナー用フアン軸24が回転自在に支承され、
フアン軸24にガバナー用フアン14が一体的に
形成されている。フアン軸24はその軸心がクラ
ンク軸心の延長線上にくるように配置されてい
る。クランクピン26に対応するガバナー用フア
ン14部分には丸穴27が形成され、一方クラン
クピン26には丸穴27に係合する係合ピン28
が形成されている。即ちガバナー用フアン14は
コネクテイングロツド11からクランクピン26
及び係合ピン28を介して、クランク軸3と同期
回転するようになつている。ガバナー用フアン1
4の内周側部分には複数の吸入孔21が形成さ
れ、この吸入孔21によつてフアンケース15内
とクランクケース2内とを連通している。
回動軸17はケース蓋23の送風ダクト吐出口
部分に回動自在に支承されており、ガバナー翼1
8は送風ダクト吐出口を上方から覆うように配置
されると共に、回動軸17に固着されている。回
動軸17は燃料調節弁に連動連結されると共に、
ガバナースプリング等により反矢印A方向に第4
図の位置に付勢されている。即ち回動軸17がガ
バナー翼18と共に矢印A方向へ回動すると、燃
料供給量が減少するようになつている。6はエン
ジン冷却用フアン、29は掃気通路である。
調速作用については前記第1実施例と同様であ
るが、第2実施例ではクランクケース2内から燃
料混合気を吸い込み、ピストン12とシリンダ1
の嵌合部分に向けて吐出するので、強制潤滑装置
としての役目も果たす。また高速回転時にガバナ
ー翼18は上方へ大きく開き、送風ダクト16の
開口度合が大きくなるので、ピストン12とシリ
ンダ1の嵌合部分への混合気供給量が増加する。
即ち回転数に応じた適切な潤滑を行える。
第5図は第3実施例を示しており、ガバナー用
フアン14をクランクケース2の外側に備えた例
である。フアン軸24のクランクケース内端部に
は回転板30が固着され、回転板30の係合孔3
1が、クランクピン26に一体に形成された係合
ピン28に係合している。第5図において前記第
4図に対応する部分には第4図と同じ番号を付し
てある。
以上説明したように本考案は、冷却用フアン6
とは別に、エンジンにより駆動されるガバナー用
フアン14を設け、このガバナー用フアン14の
風圧により感知部、例えばガバナー翼18を作動
させるようにしているので、エンジン冷却性能を
低下させることはなく、かつ良好なガバナー性能
を発揮させることができる。また冷却性能の低下
を防止するために冷却フアン自体の容量を所定以
上に大きくする場合に比べ、コスト、重量及びフ
アン騒音を低く抑えることができる。
即ち冷却用フアン6とは別に、エンジンにより
駆動されると共に半径方向外方に空気を送る風圧
式ガバナー専用のフアン14を設けているので、
従来のように冷却用フアンの風を感知部に当てて
エンジン冷却風の一部をガバナーように利用する
場合に比べ、冷却用フアンの風は略すべてエンジ
ン冷却用に利用でき、エンジン冷却性能を充分に
確保しておくことができる。
また本考案には次のような利点もある。
風圧式ガバナー専用のフアンとして、半径方向
外方に空気を送る遠心式フアン14を備え、遠心
式フアン14の半径方向外方側に感知部(ガバナ
ー翼18)を配置しているので、ガバナー専用の
フアンを備えていても、エンジンのクランク軸長
さ方向の幅の大型化を小さく抑えるることができ
る。
なお第1図において送風ダクト16の吐出部を
シリンダ1とピストン12の嵌合部分に向け、吸
入孔21を潤滑オイルOの近傍に配置すると、潤
滑オイルOのミストを上記嵌合部分に供給するこ
とになり、潤滑性能が向上する。
また第1図又は第4図において、送風ダクト1
6の吐出部を軸受等の要潤滑箇所に向けることも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断側面
図、第2図は第1図の−断面拡大部分図、第
3図は第2図の矢視図、第4図は第2実施例を
示す縦断側面図、第5図は第3実施例を示す縦断
側面図である。 6……冷却用フアン、14……ガバナー用フア
ン、18……ガバナー翼(感知部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却用フアンとは別に、エンジンにより駆動さ
    れると共に半径方向外方に風を送る風圧式ガバナ
    ー専用の遠心式フアンを設け、このガバナー用遠
    心式フアンの判径方向外方側に感知部を設け、ガ
    バナー用遠心式フアンの風圧により感知部を作動
    させるようにしたことを特徴とする風圧式ガバナ
    ー。
JP18459782U 1982-12-06 1982-12-06 風圧式ガバナ− Granted JPS5988718U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18459782U JPS5988718U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 風圧式ガバナ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18459782U JPS5988718U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 風圧式ガバナ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5988718U JPS5988718U (ja) 1984-06-15
JPS6137046Y2 true JPS6137046Y2 (ja) 1986-10-27

Family

ID=30399212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18459782U Granted JPS5988718U (ja) 1982-12-06 1982-12-06 風圧式ガバナ−

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JP (1) JPS5988718U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435289U (ja) * 1977-08-15 1979-03-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435289U (ja) * 1977-08-15 1979-03-08

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Publication number Publication date
JPS5988718U (ja) 1984-06-15

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