JPS641444Y2 - - Google Patents

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JPS641444Y2
JPS641444Y2 JP1982186266U JP18626682U JPS641444Y2 JP S641444 Y2 JPS641444 Y2 JP S641444Y2 JP 1982186266 U JP1982186266 U JP 1982186266U JP 18626682 U JP18626682 U JP 18626682U JP S641444 Y2 JPS641444 Y2 JP S641444Y2
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JP
Japan
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cooling air
bearing boss
bearing
cooling
output shaft
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JP1982186266U
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JPS5990023U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は芝刈機などに使用される4サイクル
バーチカル型エンジンに関するものである。
従来、この種の4サイクルバーチカル型エンジ
ンのクランクシヤフトは両持式であり、このクラ
ンクシヤフトの下部回転軸部(出力軸部)には、
カムシヤフト、ガバナシヤフトさらには補助出力
シヤフトなどを駆動する駆動用ギヤが、上記下部
回転軸部を支持した下側軸承部の内部で設けられ
ている。また、上記下側軸承部の内部は潤滑用の
油溜りとして、これよりクランクシヤフトの上部
回転軸部を支持した上側軸承部へも潤滑油を供給
可能としている。
しかし、上記構成では、駆動用ギヤが油溜りで
回転するため、これによつて潤滑油が激しく撹拌
され、油温が上昇し、潤滑不良が発生する。特
に、上側軸承部は油溜りを構成しないので潤滑が
困難であり、したがつて下側軸承部にくらべ、上
側軸承部は潤滑不良を発生しやすい。
この考案は上記観点からなされたもので、クラ
ンクシヤフトを片持式として、その単一の軸承用
ボスの外周を強制空冷することにより、軸承用ボ
ス内に形成した油溜りの潤滑油を効果的に冷却し
て、少ない油量で充分な潤滑性能を得るととも
に、構造の簡単化、軽量化そして低コストを図
り、さらに、軸承用ボスを冷却したのちの冷却風
を用いてシリンダブロツクも有効に冷却する4サ
イクルバーチカル型エンジンを提供することを目
的としている。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。
図面はこの考案の一実施例にかかる4サイクル
バーチカル型エンジンの一部切欠側面図である。
この図において、1は水平に作動するピストン、
2はシリンダブロツク、3はコネクテイングロツ
ド、4は鉛直方向に設定された片持式クランクシ
ヤフトであり、このクランクシヤフト4の下方へ
突出した出力軸部4aは、クランクケース5に形
成された軸承用ボス6を上下に貫通して、この軸
承用ボス6に上下2つのベアリング7,7を介し
て垂直に支持されている。上記軸承用ボス6の外
周には冷却フイン8が形成され、かつ軸承用ボス
6の内部は潤滑用の油溜り9とされている。この
ため、軸承用ボス6の下部開口オイルシール10
により閉塞され、かつ上部にはクランク室11に
開口した油取入口12が設けられている。
13はベアリング7,7間において出力軸部4
aに固定された駆動用ギヤであり、この駆動用ギ
ヤ13は、他の図示されないギヤとかみ合つて紙
面表裏方向に歯車列を構成し、カムシヤフト、ガ
バナシヤフトさらには補助出力シヤフ(たとえば
自走用動力取出しシヤフト)などを駆動する。
16は冷却フアンで、上記出力軸部4aにおけ
る軸承用ボス6の下方に設けられている。30は
上記軸承用ボス6および冷却フアン16を覆うハ
ウジングで、クランクケース5に一体形成された
ハウジング本体31と、エンジンを被駆動機(図
示せず)に取り付けるための取付板19を兼ねる
下壁とで構成されており、軸承用ボス6の外周部
との間に冷却風吸入通路14を形成している。こ
の冷却風吸入通路14の上部、つまり、軸承用ボ
ス6の上部に対向する位置には、外部から冷却風
21を取り入れる冷却風入口孔15が設けられ、
軸承用ボス6の下部に対向する位置には、冷却風
出口孔18が設けられている。
32は上記ハウジング本体31に固定されたカ
バーで、上記シリンダブロツク2の外周部との間
に冷却風吐出通路17を形成し、上記冷却風出口
孔18から吐出された冷却風21を冷却風吐出通
路17に導いている。
なお、エンジン取付板19の下方へ突出した回
転軸部4aの下端部には、被駆動機の回転部が連
結される。
上記構成において、エンジンが始動すると、軸
承用ボス6内の油溜り9に溜つた潤滑油20は駆
動用ギヤ13の回転にて撹拌され、昇温されよう
とする。また、冷却フアン16はクランクシヤフ
ト4と一体回転して、冷却風入口孔15から冷却
風吸入通路14に冷却風21を吸入するととも
に、冷却風吐出通路17に冷却風21を吐出す
る。冷却風吸入通路14には軸承用ボス6の外周
が露出しているため、軸承用ボス6内に溜つた潤
滑油20は、上記のように冷却フアン16で生起
された冷却風21の流れにより強制的に冷却さ
れ、適温に保持される。ここで、上記冷却フアン
16で生起された冷却風21の全量が軸承用ボス
6の冷却に使用されるので、軸承用ボス6の冷却
が効果的になされる。また、軸承用ボス6の外周
の冷却フイン8により、軸承用ボス6が一層効果
的に冷却される。
また、軸承用ボス6を冷却したのちの冷却風2
1は、冷却風出口孔18から冷却風吐出通路17
に吐出され、シリンダブロツク2を強制冷却す
る。このとき、やはり、軸承用ボス6を冷却した
のちの冷却風21の全量が冷却風吐出通路17に
導かれるから、シリンダブロツク2の冷却が効果
的になされる。
加えて、クランクシヤフト4は片持式で、その
下部のベアリング7,7が軸承用ボス6内の油溜
り9に溜つた潤滑油20に完全に浸漬されるの
で、上記ベアリング7,7は少ない油量で充分潤
滑され、良好な潤滑性能が得られる。
さらに、上記構成において、クランクシヤフト
4は片持式であるから、構造の簡単化、軽量化お
よび低コスト化が可能である。
なお、上記のようにクランクシヤフトが片持式
であるエンジンはたとえば、実公昭51−50892号
公報記載のように、従来から知られているが、そ
れを、クランクシヤフトが鉛直なバーチカル型と
したものは未だ知られていない。
以上説明したように、この考案の4サイクルバ
ーチカル型エンジンによれば、クランクシヤフト
を片持式として、このクランクシヤフトに対する
単一の軸承用ボス内に形成した油溜りの潤滑油
を、冷却フアンで生起した冷却風の全量を用いて
強制空冷することにより、少ない油量で充分な潤
滑性能を得るとともに、構造の簡単化、軽量化そ
して低コスト化を図ることができる。また、軸承
用ボスを冷却したのちの冷却風の全量によりシリ
ンダブロツクが効果的に冷却される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例にかかる4サイクル
バーチカル型エンジンの一部切欠側面図である。 4…クランクシヤフト、4a…出力軸部、6…
軸承用ボス、7…ベアリング、8…冷却フイン、
9…油溜り、13…駆動用ギヤ、14…冷却風吸
入通路、15…冷却風入口孔、16…冷却フア
ン、17…冷却風吐出通路、18…冷却風出口
孔、20…潤滑油、21…冷却風、30…ハウジ
ング、32…カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダブロツク2に連設されたクランクケ
    ース5と、 このクランクケース5から下方へ突出した出
    力軸部4aを有する片持式クランクシヤフト4
    と、 上記出力軸部4aをベアリング7を介して支
    持する軸承用ボス6と、 この軸承用ボス6内で上記出力軸部4aに設
    けられた駆動用ギヤ13と、 上記出力軸部4aにおける軸承用ボス6の下
    方に設けられ冷却風21を生起する冷却フアン
    16と、 上記軸承用ボス6および冷却フアン16を覆
    つて軸承用ボス6の外周部との間に冷却風吸入
    通路14を形成し、かつ、軸承用ボス6の上部
    に対向する位置に外部から冷却風21を冷却風
    吸入通路14内へ取り入れる冷却風入口孔15
    を有し、軸承用ボス6の下部に対向する位置に
    冷却風21を吐出する冷却風出口孔18を有す
    るハウジング30と、 上記シリンダブロツク2の外周部との間に冷
    却風吐出通路17を形成し、上記冷却風出口孔
    18から吐出された冷却風21を冷却風吐出通
    路17に導くカバー32とを備え、 上記軸承用ボス6の内部を潤滑油20の油溜
    り9とした4サイクルバーチカル型エンジン。 (2) 軸承用ボス6の外周部に冷却フイン8が設け
    られた実用新案登録請求の範囲第1項記載の4
    サイクルバーチカル型エンジン。
JP18626682U 1982-12-09 1982-12-09 4サイクルバ−チカル型エンジン Granted JPS5990023U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18626682U JPS5990023U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 4サイクルバ−チカル型エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18626682U JPS5990023U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 4サイクルバ−チカル型エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5990023U JPS5990023U (ja) 1984-06-18
JPS641444Y2 true JPS641444Y2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=30402372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18626682U Granted JPS5990023U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 4サイクルバ−チカル型エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5990023U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58146015U (ja) * 1982-03-26 1983-10-01 本田技研工業株式会社 バ−チカル型内燃機関の潤滑装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5990023U (ja) 1984-06-18

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