JP2001329881A - 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置 - Google Patents

水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置

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JP2001329881A
JP2001329881A JP2001029961A JP2001029961A JP2001329881A JP 2001329881 A JP2001329881 A JP 2001329881A JP 2001029961 A JP2001029961 A JP 2001029961A JP 2001029961 A JP2001029961 A JP 2001029961A JP 2001329881 A JP2001329881 A JP 2001329881A
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政喜 竹上
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重幸 小澤
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン出力を制御して着岸性を一層向上さ
せる。 【解決手段】 スロットル開度検出手段21により検出
したスロットル開度に応じた値が所定値以下で、ステア
リング角度検出手段22により検出したステアリング角
度に応じた値が所定値以上で、船速検出手段23により
検出した船速に応じた値が所定値以上の時に、エンジン
出力制御手段29によりエンジン出力を上昇させるよう
に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水ジェット推進艇
のエンジン出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水ジェット推進艇は、エンジンで駆動さ
れるインペラを備えたジェット推進機の噴射ノズルから
水を後方に噴射することにより前進するものであり、跨
座式シートに跨った操縦者が操舵ハンドルを操作してデ
ィフレクターを左右に揺動させることにより旋回するよ
うになっている。また、操舵ハンドルのスロットルレバ
ーを握り・離し操作してエンジンのスロットルバルブの
開度を調節することにより船速を変化させるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような水ジェッ
ト推進艇において、前進中に岸壁等に横向きに着岸させ
るような場合、スロットルレバーを操作して噴射ノズル
から噴射される水の強さを調整しながら、操舵ハンドル
を操作してディフレクターを左又は右に揺動させる必要
があり、より簡単な操作でスムーズに着岸できるように
することが要望されている。
【0004】本発明は、上記要望を満たすためになされ
たもので、着岸性が一層向上する水ジェット推進艇のエ
ンジン出力制御装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、エンジンのスロットル開度検
出手段と、操舵ハンドルのステアリング角度検出手段と
が設けられると共に、スロットル開度に応じた値が所定
値以下で、ステアリング角度に応じた値が所定値以上の
時に、エンジン出力を上昇させるように制御するエンジ
ン出力制御手段が設けられていることを特徴とする水ジ
ェット推進艇のエンジン出力制御装置を提供するもので
ある。
【0006】請求項1によれば、スロットル開度検出手
段により検出したスロットル開度に応じた値が所定値以
下で、ステアリング角度検出手段により検出したステア
リング角度に応じた値が所定値以上の時に、エンジン出
力制御手段によりエンジン出力を上昇させるように制御
する。
【0007】ここで、スロットル開度に応じた値とは、
スロットル開度、スロットル開度の絶対値、スロットル
開度の増減量、スロットル開度の変化率の大きさ等をい
う。
【0008】このスロットル開度に応じた値が所定値以
下の時とは、例えば、前進中に岸壁等に横向きに着岸さ
せるような場合、スロットルレバーを急に離すとスロッ
トルバルブの開度が減少してエンジンの出力が低下する
ような状態の時である。
【0009】同様に、ステアリング角度に応じた値と
は、ステアリング角度、ステアリング角度の絶対値、ス
テアリング角度の増減量、ステアリング角度の変化率の
大きさ等をいう。
【0010】このステアリング角度に応じた値が所定値
以上の時とは、操舵ハンドルを急に又は大きく操作して
ディフレクターを左又は右に揺動させるような状態の時
である。
【0011】かかる状態においては、操縦者は、前進中
に岸壁等に横向きに着岸させたいという意志を持ってい
ると判断して、エンジン出力制御手段によりエンジン出
力を上昇させることにより、噴射ノズルから水が後方に
強く噴射されるので、いわゆる舵効きが良くなって、よ
りスムーズに岸壁等に横向きに着岸させることができる
ようになる。
【0012】請求項2のように、船速検出手段が設けら
れて、船速に応じた値が所定値以上の時に、上記エンジ
ン出力制御手段によりエンジン出力を上昇させるように
制御される構成であるのが好ましい。
【0013】請求項2によれば、請求項1のスロットル
開度検出手段とステアリング角度検出手段とに加えて、
船速検出手段により検出した船速に応じた値が所定値以
上の時に、エンジン出力制御手段でエンジン出力を上昇
させるように制御する。
【0014】ここで、船速に応じた値とは、船速、船速
の絶対値、船速の増減量、船速の変化率の大きさ等をい
う。
【0015】また、船速に応じた値が所定値以上の時と
は、例えば、岸壁等に向かって速い船速で前進している
ような状態の時である。
【0016】かかる状態においても、操縦者は、前進中
に岸壁等に横向きに着岸させたいという意志を持ってい
ると判断して、請求項1と同様に、エンジン出力を上昇
させるように制御する。
【0017】請求項3のように、上記各検出手段で検出
された値の少なくとも1つが所定条件を満たした時に、
上記エンジン出力制御手段によるエンジン出力の上昇が
解除されるように制御される構成であるのが好ましい。
【0018】ここで、各検出手段で検出された値の少な
くとも1つが所定条件を満たした時とは、例えば、スロ
ットルレバーを急に握ることによりスロットル開度が大
きくなってエンジンの出力が上昇したり、操舵ハンドル
を中立位置に戻したような状態、船速が遅いような状態
の時である。
【0019】かかる状態においては、操縦者は、推進中
に岸壁等に横向きに着岸させたいという意志が無くなっ
た、或いは操縦者は、エンジン出力の上昇に頼って着岸
させたいという意志が無いと判断して、エンジン出力を
上昇させる制御を解除するように制御する。
【0020】請求項4のように、上記エンジン出力の上
昇が、徐々に又は段階的に変わるようになっている構成
であると、水の噴射がスムーズに変化し、着岸性を一層
向上できる。
【0021】請求項5のように、上記所定値または所定
条件が、上記検出手段で検出された値に応じて変更され
るようになっている構成であると、いわゆるしきい値を
適宜に変更することによって、より的確にエンジン出力
を制御することができる。
【0022】請求項6のように、上記エンジン出力制御
手段が、少なくとも艇体が滑走を開始する回転数以上に
インペラの回転数が達するように制御される構成である
と、いわゆる舵効きが良好になるレベルで噴射ノズルか
ら水が後方に強く噴射されるようになる。
【0023】請求項7のように、上記エンジン出力制御
手段が、スロットルバルブを迂回するバイパス通路に設
けられた開閉バルブである構成であると、アイドリング
を安定させる手段としても利用可能である。
【0024】請求項8のように、上記エンジン出力制御
手段が、スロットルバルブを開閉する電動アクチュエー
タである構成であると、スロットル開度の制御が容易に
行える。
【0025】請求項9のように、上記スロットルバルブ
の軸の一端に前記スロットル開度検出手段が設けられ、
他端に上記電動アクチュエータが設けられている構成で
あると、スロットルバルブの軸上でスロットル開度の制
御が正確に行える。
【0026】請求項10のように、上記エンジンの出力
制御手段は、燃料噴射量を制御する制御手段である構成
であると、燃料噴射式(EFI又はDI)エンジンに好
適である。
【0027】本発明の請求項11は、操舵ハンドルのス
テアリング角度に応じてエンジン出力を上昇させるよう
に制御するエンジン出力制御手段が設けられる一方、上
記エンジン出力制御手段の作動および非作動状態を切り
替える切替手段が設けられていることを特徴とする水ジ
ェット推進艇のエンジン出力制御装置を提供するもので
ある。
【0028】請求項11によれば、請求項1と同様に、
操舵ハンドルのステアリング角度に応じて、エンジン出
力制御手段によりエンジン出力を上昇させるように制御
できるが、それは操縦者の意志にかかわらないで常に制
御されることになる。そこで、エンジン出力制御手段の
作動および非作動状態を選択に切り替える切替手段を設
けることにより、操縦者が自らの意志でエンジン出力制
御手段の非作動状態を選択できるようになる。なお、切
替手段としては、エンジン出力制御手段を電気的に制御
するスイッチ類を前提としているが、ケーブル類によっ
て機械的に制御する場合は、ケーブル類にクラッチ等の
ような切替手段を設ければ良い。
【0029】請求項12のように、操舵ハンドルのステ
アリング角度検出手段が設けられ、ステアリング角度に
応じた値が所定値以上の時に、エンジン出力を上昇させ
るように制御するエンジン出力制御手段が設けられる一
方、上記切替手段は、操舵ハンドルのランヤードスイッ
チに設けられて、一端部材が操縦者に取付けられたコー
ドの他端部材をランヤードスイッチに着脱可能に係止し
たときに、エンジン出力制御手段の作動および非作動状
態を切り替えるようになる構成であると、ステアリング
角度検出手段により検出したステアリング角度に応じた
値が所定値以上の時に、エンジン出力制御手段によりエ
ンジン出力を上昇させるように制御できるが、それは操
縦者の意志にかかわらないで常に制御されることにな
る。そこで、エンジン出力制御手段の作動および非作動
状態を選択に切り替える切替手段として、既存のランヤ
ードスイッチを合理的に利用して、操縦者が自らの意志
でエンジン出力制御手段の非作動状態を選択できるよう
になる。
【0030】請求項13のように、上記エンジン出力制
御手段は、その作動時に、エンジン出力を最高出力未満
に制限する手段を含んでいる構成であると、エンジン出
力制御手段の作動状態を選択した操縦者に対しては着岸
性を優先させると共に、エンジン出力制御手段の非作動
状態を選択した操縦者に対しては操縦性を優先させるこ
とができる。
【0031】請求項14のように、上記エンジン出力制
御手段でエンジン出力を上昇させるように制御された時
に、水を後方に噴射する噴射ノズルの噴流が斜め下向き
に噴射されるように制御するトリム制御手段が設けられ
ている構成であると、噴射ノズルから水が斜め下向きに
噴射されることにより、その反力で船尾部が上がって船
首部が強制的に下がる船首トリム状態となるので、推進
抵抗が増加して旋回開始時間が短縮され、よりスムーズ
に岸壁等に横向きに着岸させることができるようにな
る。
【0032】請求項15のように、上記トリム制御手段
で噴射ノズルが斜め下向き位置となるように制御する構
成であると、噴射ノズルを利用してトリム制御ができ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0034】図1に示すように、水ジェット推進艇は、
艇体10がハル部材11とデッキ部材12とから構成さ
れている。上記デッキ部材12の上部には操舵ハンドル
13が設けられ、この操舵ハンドル13の後方のデッキ
部材12の上部には、このデッキ部材12から上方に立
ち上げたシート台14が後方に延在して設けられて、こ
のシート台14には跨座式シート15が載置されてい
る。
【0035】上記デッキ部材12のシート台14の両側
方には、デッキ部材12の両側から上方へ突出させたブ
ルワークとの間に、跨座式シート15に跨った操縦者が
両足を乗せるためのステップがそれぞれ形成されてい
る。
【0036】上記艇体10のエンジン室内にはエンジン
16が搭載されると共に、艇体10のハル部材11の後
下部に形成されたポンプ室内にはジェット推進機17が
搭載されて、エンジン16でインペラ16aが回転され
ることにより、艇底の水吸引口11aから水が吸引さ
れ、この水をジェット推進機17の噴射ノズル18から
後方に噴射することにより、艇体10が前方向に推進さ
れるようになる。
【0037】また、上記操舵ハンドル13を操作して噴
射ノズル18の後部のディフレクターを左右に揺動させ
ることにより左右方向に旋回するようになる。
【0038】さらに、操舵ハンドル13のスロットルレ
バー19(図6参照)を操作してエンジン16のスロッ
トルバルブ27(図4参照)の開度を調節することによ
りエンジン出力が調節されて船速(速度)が変化するよ
うになる。
【0039】上記エンジン16にはスロットルバルブ2
7の開度を検出するスロットル開度検出センサー21が
設けられ、上記操舵ハンドル13にはステアリング(操
舵)角度を検出するステアリング角度検出センサー22
が設けられ、上記艇体10には船速を検出する船速検出
センサー23が設けられている。
【0040】図4に示すように、上記エンジン16の吸
気通路26には、この吸気通路26を開閉するスロット
ルバルブ27が設けられ、このスロットルバルブ27
は、スロットル軸28で回転自在に支持されている。
【0041】このスロットル軸28の一端に上記スロッ
トル開度検出センサー21が設けられると共に、スロッ
トル軸28の他端に、スロットルバルブ27を開閉する
ためにスロットル軸28を回転させる小型の電動モータ
(電動アクチュエータ)29が設けられている。
【0042】上記スロットル軸28の他端にはプーリー
30aが設けられ、このプーリー30aと上記操舵ハン
ドル13のスロットルレバー19とがワイヤー31aで
連結されることにより、スロットルレバー19を操作し
てスロットルバルブ27の開度を調節することにより船
速を変化させることができる。
【0043】上記電動モータ29は、エンジン出力制御
手段として、スロットルレバー19とは別にスロットル
バルブ27の開度を調節するもので、この電動モータ2
9で調節されたスロットル開度は、上記スロットル開度
検出センサー21で検出されて、その制御信号が電動モ
ータ29にフィードバックされるようになる。
【0044】上記小型の電動モータ29に代えて、エン
ジン16の側方に設置した大型の電動サーボモータ29
´を用いるときは、上記スロットル軸28の他端のプー
リー30bと電動サーボモータ29´のプーリー29a
とをワイヤー31bで連結することにより、電動サーボ
モータ29´でスロットル軸28を回転させることがで
きる。なお、電動サーボモータ29´には、その機能か
らスロットル開度を検出することが可能であるので、ス
ロットル軸28の一端に上記のようなスロットル開度検
出センサー21が不要である。
【0045】上記電動モータ29又は電動サーボモータ
29´は、スロットルレバー19とは別にスロットルバ
ルブ27を開いてエンジンの出力を上昇させることがで
きるから、エンジン出力制御手段の1つとしてのスロッ
トルバルブ開度制御手段を構成する。
【0046】また、エンジン出力制御手段としては、上
記のようなスロットルバルブ開度制御手段に限られるも
のではなく、例えば、図5に示すように、吸気通路26
に、スロットルバルブ27を迂回するバイパス通路33
が設けられたものでは、そのバイパス通路33を開閉制
御する電磁バルブ32によりバイパス通路33を開くこ
とによりエンジンの出力を上昇させるようにすれば、エ
ンジン出力制御手段の1つとしての吸気バイパス通路開
度制御手段を構成する。本実施形態では、この手段を用
いてアイドリング時のエンジン回転数を調整している。
【0047】上記エンジン出力制御手段として、図4で
はスロットルバルブ開度制御手段を採用し、図5では吸
気バイパス通路開度制御手段を採用したが、これら以外
にも、点火時期を進角させる点火時期制御手段、燃料を
増量させる燃料噴射量制御手段、筒内噴射式であれば燃
料噴射時期を進角させる燃料噴射時期制御手段等のよう
に、結果的にエンジンの出力を上昇させる各種の手段を
適宜に採用することができる。なお、エンジン出力の上
昇は、徐々に(リニア)に変わるようにする他、段階的
に変わるようにしても良い。
【0048】また、図4の例では、スロットル軸28の
一端にスロットル開度検出センサー21を設けたが、ス
ロットル軸28の近傍にスロットル開度検出センサー2
1を設けて、このスロットル軸28とスロットル開度検
出センサー21とをリンクを介して連結するようにして
も良い。
【0049】さらに、スロットル開度検出センサー21
は、上記スロットルレバー19の回動軸に設けても良
く、あるいは、この回動軸近傍にスロットル開度検出セ
ンサー21を設けて、この回動軸とスロットル開度検出
センサー21とをリンクを介して連結するようにしても
良い。
【0050】上記操舵ハンドル13には、図6に示すよ
うに、そのステアリング軸34にステアリング(操舵)
角度を検出するステアリング角度検出センサー22が設
けられている。なお、ステアリング軸34の近傍にステ
アリング角度検出センサー22を設けて、このステアリ
ング軸34とステアリング角度検出センサー22とをリ
ンクを介して連結するようにしても良い。さらに、ステ
アリング角度検出センサー22は、上記噴射ノズル18
のディフレクターの揺動軸に設けても良く、あるいは、
この揺動軸近傍にステアリング角度検出センサー22を
設けて、この揺動軸とステアリング角度検出センサー2
2とをリンクを介して連結するようにしても良い。
【0051】また、上記艇体10には、図1に示したよ
うに、船底板又は船尾板に、船速を検出するパドル式の
船速検出センサー23が設けられている。なお、船速検
出センサー23としては、パドル式センサーの他、ダク
トインテーク内に設けた動圧センサー、艇外に開口する
ピトー管式センサーであっても良い。また、GPS(Gl
obal Positioning System:全地球測位システム)を利
用して、GPS用アンテナを艇体に取付けることによ
り、船速等を検出することも可能である(特開平11−
43093号公報参照)。
【0052】上記スロットル開度検出センサー21、ス
テアリング角度検出センサー22、及び船速検出センサ
ー23の各検出信号は、コントロールユニット35に入
力され、このコントロールユニット35によって、水ジ
ェット推進艇の着岸性を向上させるための制御が行われ
る。
【0053】以下、かかる制御を図2及び図3のフロー
チャートに基づいて具体的に説明する。なお、以下にお
いて、スロットル開度(Thθ)、ステアリング角度
(Sd)及び船速(V)の具体的な数値は、説明を理解
しやすくするための例示であり、実際とは異なる数値の
場合もある。
【0054】スロットル開度(Thθ)に応じた値とし
て実位置、ステアリング角度(Sd)に応じた値として
絶対値(|Sd|)、船速(V)に応じた値として実船
速を用いる。
【0055】図2はメインルーチンであり、ステップS
1でスタートし、ステップS2で、コントロールユニッ
ト35において、メモリーされた船速(V)、スロット
ル開度(Thθ)及びステアリング角度(Sd)に対応
する所定値(Vs)、(Thθs)及び(Sds)をそ
れぞれ読み出す。なお、船速(V)、スロットル開度
(Thθ)及びステアリング角度(Sd)は、ステップ
S2に至る前の割り込み処理によって随時に読み込まれ
ている。
【0056】ここで、船速(V)の所定値(Vs)と
は、プレーニング開始の船速以上の船速である。一般
に、水ジェット推進艇は、排水量型(トローリング)領
域から遷移領域に移るのは10〜15Km/h(エンジ
ン回転数が2000〜2500rpm)、遷移領域から
滑走(プレーニング)領域に移るのは30〜35Km/
h(エンジン回転数が4500rpm)、滑走(プレー
ニング)領域は35Km/h以上(エンジン回転数が4
500rpm以上)である。なお、エンジンの最高回転
数は7000rpmとする。具体的には、プレーニング
開始の船速以上の船速の所定値(Vs)を15Km/h
以上とする。なお、プレーニング開始の船速(Vs)
は、艇体10の構造、エンジン16やジェット推進機1
7の性能によって異なる。
【0057】また、スロットル開度(Thθ)に対応す
る所定値(Thθs)とは、艇体10の進行方向を変更
しうるスラスト力を発生させるための船速(V)に応じ
た開度であり、船速(V)が速いほど所定値(Thθ
s)が大きくなる。具体的には、スロットル開度(Th
θ)に対応する所定値(Thθs)を30度とする。な
お、スロットル開度(Thθ)は0度〜90度とする。
【0058】さらに、ステアリング角度(Sd)に対応
する所定値(Sds)とは、艇体10の進行方向を変更
しうるスラスト力を発生させるための船速(V)に応じ
た角度であり、船速(V)が速いほど所定値(Sds)
が大きくなる。具体的には、ステアリング角度(Sd)
に対応する所定値(Sds)を20度(絶対値)とす
る。なお、ステアリング角度(Sd)は、中立位置から
左方向に40度、右方向に40度とする。
【0059】ステップS3において、船速(V)が所定
値(Vs)以上か否かを比較して、YESであれば、船
速(V)がプレーニング開始の船速以上の船速(15K
m/h以上)であると判断する。
【0060】ステップS4において、スロットル開度
(Thθ)が所定値(Thθs)以下か否かを比較し
て、YESであれば、艇体10の進行方向を変更しうる
スラスト力を発生させない開度(0〜30度)であると
判断する。
【0061】ステップS5において、ステアリング角度
(|Sd|)が所定値(Sds)以上か否かを比較し
て、YESであれば、艇体10の進行方向を変更しうる
スラスト力を発生させる角度(20〜40度)であると
判断する。
【0062】ステップS3でNOであれば、船速(V)
がプレーニング開始の船速以下の船速(15Km/h以
下)であるから、例えば、岸壁等に向かって速い船速で
前進しているような状態においては、操縦者は、前進中
に岸壁等に横向きに着岸させたいという意志を持ってい
ないと判断して、ステップS6のリターンからステップ
S3に戻り、以下、ステップS1〜ステップS6を繰り
返す。
【0063】ステップS4でNOであれば、スロットル
開度(Thθ)が艇体10の進行方向を変更しうるスラ
スト力を発生させる開度(30度以上)であるから、例
えば、岸壁等に向かって速い船速で前進しているような
状態において(ステップS3のYES)、操縦者は、ス
ロットルレバー19を握ってスロットル開度を大きく
し、船速(V)をより速くすることにより、艇体10を
旋回させようとする意志を持っていると判断して、ステ
ップS6のリターンからステップS3に戻り、以下、ス
テップS1〜ステップS6を繰り返す。
【0064】ステップS5においてNOであれば、艇体
10の進行方向を変更しうるスラスト力を発生させない
角度(20度以下)であるから、例えば、岸壁等に向か
って速い船速で前進しているような状態において(ステ
ップS3のYES)、操縦者は、スロットルレバー19
を握り込みスロットル開度を大きくして船速(V)をよ
り速くすることにより、艇体10を旋回させようとする
意志を持っているとともに(ステップS4のYES)、
操舵ハンドル13の操作によるステアリング角度(|S
d|)が小さくても、船速(V)が速いことから操舵ハ
ンドル13の小さい操作だけで艇体10を旋回させよう
とする意志を持っていると判断して、ステップS6のリ
ターンからステップS3に戻り、以下、ステップS1〜
ステップS6を繰り返す。
【0065】ステップS3,S4,S5の全てがYES
であれば、例えば、岸壁等に向かって速い船速(V)で
前進しているが、操縦者は、スロットルレバー19を離
して船速(V)を遅くしようとする意志を持っていると
ともに、操舵ハンドル13の操作により急旋回しようと
する意志を持っていると判断する。
【0066】そこで、このような状態において、エンジ
ン出力を上昇させることにより、操舵ハンドル13で揺
動された噴射ノズル18から水が後方に強く噴射させる
ことにより、いわゆる舵効きを良くして、よりスムーズ
に岸壁等に横向きに着岸させることができるようにする
ために、ステップS7において、エンジン出力制御モー
ドに移行する。
【0067】図3はエンジン出力制御モード(サブルー
チン)であり、ステップS8でスタートし、ステップS
9で、コントロールユニット35において、メモリーさ
れた船速(V)に対応する目標スロットル開度(Thθ
m)を読み出す。なお、船速(V)、スロットル開度
(Thθ)及びステアリング角度(Sd)は、ステップ
S2に至る前の割り込み処理によって随時に読み込まれ
ている。
【0068】ここで、目標スロットル開度(Thθm)
とは、いわゆる舵効きが良くなるためのスロットル開度
(Thθ)であり、船速(V)に応じて変わる。
【0069】そして、ステップS10において、スロッ
トル開度(Thθ)が目標スロットル開度(Thθm)
になるまで、上記電動モータ(アクチュエータ)29等
によりスロットルバルブ27を開くことにより、エンジ
ン16の出力が上昇して、噴射ノズル18から水が後方
に強く噴射されるようになって急旋回するようになり、
よりスムーズに岸壁等に横向きに着岸させることができ
るようになる。
【0070】ステップS11において、ステアリング角
度(Sd)が中立位置か否かを比較して、YESであれ
ば、操縦者が急旋回させなくてもよくなったとする意志
を持っていると判断して、ステップS14で、エンジン
出力制御モード(サブルーチン)を解除してメインルー
チンのステップS1に戻る。
【0071】ステップS12において、目標スロットル
開度(Thθm)が増加(加速)しているか否かを比較
して、YESであれば、操縦者がスロットルレバー19
を再び握り直して、自らでエンジン出力をコントロール
しようとする意志を持っていると判断して、ステップS
14で、エンジン出力制御モード(サブルーチン)を解
除してメインルーチンのステップS1に戻る。
【0072】ステップS13において、船速(V)が所
定値(Vs´)以下か否かを比較して、YESであれ
ば、船速(V)がプレーニング開始の船速以下の船速
(15Km/h以下)であるから、操縦者は、推進中に
岸壁等に横向きに着岸させたいという意志を持たなくな
ったと判断して、ステップS14で、エンジン出力制御
モード(サブルーチン)を解除してメインルーチンのス
テップS1に戻る。なお、このステップS11における
所定値(Vs´)は、ステップS3における所定値(V
s)である15Km/hよりもやや遅い10Km/h程
度に設定するのが好ましい。
【0073】上記ステップS11〜13におけるエンジ
ン出力制御モード(サブルーチン)の解除とは別に、エ
ンジン出力制御モードに移行してから所定時間が経過し
た時に、エンジン出力制御モード(サブルーチン)を解
除してメインルーチンのステップS1に戻るようにして
も良い。上記所定時間は一定又は可変であり、可変のと
きは、船速(V)が速いほど長く設定することが好まし
い。
【0074】また、ステップS11でNO、ステップS
12でNO、ステップS13でNOであるときには、こ
れらのステップS11〜13のいずれか1つがYESと
なるまで、ステップS11〜13が繰り返される。な
お、上記各解除条件は、いずれか1つでも複数を組み合
わせても良い。
【0075】上記実施形態では、船速(V)が所定値
(Vs…例えばプレーニング開始の船速)以上の時にエ
ンジン出力を制御するようにしたが、所定値(Vs)以
下の低速の時のみエンジン出力を制御するようにしても
良く、また、所定値(Vs)以上の高速の時のみエンジ
ン出力を制御するようにしても良く、さらに、所定値
(Vs)にかかわりなくエンジン出力を制御するように
しても良い。
【0076】一方、上記実施形態では、一定の条件を満
たせばエンジン出力を上昇させるように制御されるが、
それは操縦者の意志にかかわらないで常に制御されるこ
とになる。
【0077】そこで、エンジン出力を上昇させる制御の
作動および非作動状態を選択に切り替える切換手段を設
ければ、操縦者が自らの意志で非作動状態を選択できる
ようになる。
【0078】このために、図6及び図7に示すように、
操舵ハンドル13に設けられたランヤードスイッチ40
を利用することができる。
【0079】上記ランヤードスイッチ40には、操縦者
の手首に巻き付けるベルト42が一端部に取付けられ、
フォーク状の挟み込み板43が他端部に取付けられたカ
ールコード41が設けられて、ランヤードスイッチ40
のノブ44を上方に摘み上げてその隙間に挟み込み板4
3を挟み込むことにより、エンジン用メインスイッチ4
5がオンされる一方、操縦者の落水等で挟み込み板43
が隙間から抜け外れてノブ44が下方に戻ったときにエ
ンジン用メインスイッチ45がオフされて、水ジェット
推進艇を停止させるためのものである。
【0080】そして、通常の挟み込み板43が取付けら
れたカールコード41と、マグネット46を有する挟み
込み板43が取付けられたカールコード41´の2種を
用意する。
【0081】また、ランヤードスイッチ40には、エン
ジン出力を上昇させる制御の作動(オン)および非作動
状態(オフ)を切り替えるサブスイッチ47を設けて、
このサブスイッチ47はマグネット46が接近したとき
の磁力を検知してオンするように設定されている。
【0082】したがって、作動用カールコード41´を
手首に巻き付けて、マグネット46を有する挟み込み板
43をノブ44の隙間に挟み込むことにより、エンジン
用メインスイッチ45がオンされると同時にサブスイッ
チ47もオンして、エンジン出力を上昇させる制御が作
動状態に切り替えられるようになる。
【0083】また、非作動用のカールコード41を手首
に巻き付けて、マグネット46を有しない挟み込み板4
3をノブ44の隙間に挟み込むことにより、エンジン用
メインスイッチ45がオンされるが、サブスイッチ47
がオフのままとなるので、エンジン出力を上昇させる制
御が非作動状態に切り替えられるようになる。
【0084】上記エンジン出力を上昇させる制御が作動
状態に切り替えられた時に、エンジン出力を最高出力未
満、例えば、最高出力が100馬力(エンジン回転数が
7000rpm)であれば、80馬力(エンジン回転数
が6000〜6500rpm)程度に制限するようにす
ると、作動状態を選択した操縦者に対しては着岸性を優
先させると共に、非作動状態を選択した操縦者に対して
は操縦性を優先させることができる。
【0085】図8は、エンジン出力制御手段としてのス
ロットルバルブ開度制御手段の具体化した実施形態Aで
ある。
【0086】上記エンジン16が例えば直列3気筒2サ
イクルエンジンで、エンジン16のクランクケースに、
独立型のスロットルボディ40A,40B,40Cを連
結するタイプである場合には、エンジン16の長さ方向
に延在する下側連装レール41Aに各下端フランジ部4
0aがネジ42Aで固定されるとともに、上側連装レー
ル41Bに各上端フランジ部40bがネジ42Bで固定
されている。
【0087】上記下側連装レール41Aの取付け面は鉛
直面となっており、この下側連装レール41Aの各スロ
ットルボディ40A〜40Cの下端フランジ部40aを
固定することにより、各スロットルボディ40A〜40
Cの船体幅方向における位置合わせが行える。また、上
記上側連装レール41Bの取付け面は水平面となってお
り、この上側連装レール41Bに各スロットルボディ4
0A〜40Cの上端フランジ部40bを固定することに
より、各スロットルボディ40A〜40Cの上下方向に
おける位置合わせが行える。
【0088】上記各スロットルボディ40A〜40Cの
前端部40cは、具体的に図示しないが、吸気マニホー
ルドを介してクランクケースの吸気口に連結されるとと
もに、後端部40dは、スリーブを介して吸気ボックス
に連結されている。
【0089】上記各スロットルボディ40A〜40Cの
上部には、吸気通路26に噴口を向けて斜め下向きに燃
料噴射弁42が取付けられ、各燃料噴射弁42の上部は
燃料レール43で互いに連結されている。
【0090】上記各スロットルボディ40A〜40Cの
吸気通路26内には、この吸気通路26を開閉するスロ
ットルバルブ27がそれぞれ設けられ、この各スロット
ルバルブ27のスロットル軸28には、各スロットルボ
ディ40A〜40C毎に形成された軸受け部40fでそ
れぞれ回動自在に両端支持されている。
【0091】そして、スロットルボディ40Aとスロッ
トルボディ40Bの両スロットル軸28の対向する各端
部はカップリング44Aで互いに結合され、スロットル
ボディ40Bとスロットルボディ40Cの両スロットル
軸28の対向する各端部はカップリング44Bで互いに
結合されている。
【0092】上記各スロットルボディ40A〜40Cの
軸受け部40f内には、具体的に図示しないがスロット
ル軸28に巻装されてスロットルバルブ27を閉じ方向
に付勢するリターンスプリングがそれぞれ収納されてい
る。
【0093】上記スロットルバルブ27の上流近傍にお
いて各スロットルボディ40A〜40Cの上部に設けた
オイル吐出ノズル45からスロットル軸28の軸受け部
40fに向けてエンジン16の潤滑オイルbを吐出させ
ると、吸気とともに入る海水の塩分がスロットル軸28
の軸受け部40fに付着しにくくなる。
【0094】上記スロットルボディ40Cの側端部には
モータ取付けフランジ40gが一体的に設けられ、この
モータ取付けフランジ40gには、スロットルバルブ2
7を開閉するためにスロットル軸28を直結で回転させ
る電動モータ(電動アクチュエータ)46が設けられて
いる。このモータ46にはTPS(スロットルポジショ
ンセンサー)が内蔵されて、上記スロットルレバー19
の操作信号に応じた角度だけ回動してスロットルバルブ
27の開度を調節することにより船速を変化させること
ができる。
【0095】上記電動モータ46は、エンジン出力制御
手段として、スロットルレバー19とは別にスロットル
バルブ27の開度を調節するもので、この電動モータ4
6で調節されたスロットル開度は、内蔵のTPSで検出
されて、その制御信号が電動モータ46にフィールドバ
ックされるようになる。
【0096】図8の実施形態Aでは、電動モータ46に
TPSを内蔵しているから、各スロットル軸28にスロ
ットル開度検出センサー21を設けるタイプと比べて、
センサー部分を簡素化できるとともに、センサー部分に
水がかからないので、水ジェット推進艇に適している。
【0097】図9は、エンジン出力制御手段としてのス
ロットルバルブ開度制御手段の具体化した実施形態Bで
ある。
【0098】図8の実施形態Aと相違するのは、電動モ
ータ46の代わりに、図4の実施形態と同様に、スロッ
トルボディ40Bのスロットルボディ40C側のスロッ
トル軸28に、上記操舵ハンドル13のスロットルレバ
ー19の操作に連動するスロットルワイヤー47で駆動
されて、スロットルバルブ27をリターンスプリングの
付勢力に抗して開方向に回動させるプーリ48が取付け
られている。
【0099】また、スロットル軸28の一端にスロット
ル開度検出センサー21が設けられている。なお、図4
の実施形態と同様に、スロットル軸28の近傍にスロッ
トル開度検出センサー21を設けて、このスロットル軸
28とスロットル開度検出センサー21とをリンクを介
して連結する等して良い。
【0100】上記スロットルボディ40Aと40Bとの
間のカップリング44Aには、連動ピン49を設けると
ともに、上側連装レール41Bとスロットルボディ40
Aの側面に固定したブラケット50とにソレノイド(ア
クチュエーター)51を取付けて、このソレノイド51
の励磁でプランジャー51aが連動ピン49を押すこと
により、スロットル軸28を回転させるようになる。こ
のソレノイド51は、エンジン出力制御手段として、ス
ロットルレバー19とは別にスロットルバルブ27の開
度を調節するものである。
【0101】図9の実施形態Bでは、スロットルボディ
40Aと40Bの間にソレノイド51を配置しているか
ら、ソレノイド51に水がかからないので、水ジェット
推進艇に適している。
【0102】図10は、エンジン出力制御手段としての
吸気バイパス通路開度制御手段の具体化した実施形態C
である。
【0103】図8の実施形態Aと相違するのは、電動モ
ータ46の代わりに、図4の実施形態と同様に、スロッ
トルボディ40Bのスロットルボディ40C側のスロッ
トル軸28に、上記操舵ハンドル13のスロットルレバ
ー19の操作に連動するスロットルワイヤー47で駆動
されて、スロットルバルブ27をリターンスプリングの
付勢力に抗して開方向に回動させるプーリ48が取付け
られている。
【0104】また、スロットル軸28の一端にスロット
ル開度検出センサー21が設けられている。なお、図4
の実施形態と同様に、スロットル軸28の近傍にスロッ
トル開度検出センサー21を設けて、このスロットル軸
28とスロットル開度検出センサー21とをリンクを介
して連結する等しても良い。
【0105】さらに、下側連装レール41Aに代えて、
下側連装レール41Aをエアー通路52で兼ねている。
即ち、各スロットルボディ40A〜40Cのスロットル
バルブ27の下流側に、下方に突出する突出部40hを
それぞれ設けて、各突出部40hにはエアー導入路40
iを形成する。
【0106】また、上記各突出部40hのフランジ部4
0jにネジ54で固定されて各突出部40hを相互に連
結するエアー通路52を設けて、このエアー通路52
に、上記突出部40hのエアー導入路40iに連通する
開口52aを形成する。
【0107】上記エアー通路52のスロットルボディ4
0C側の端部には、エアーチャンバーからのエアー供給
口52bを設けるとともに、このエアー供給口52bを
開閉するピストン(開閉弁)54aを有するソレノイド
(アクチュエーター)54を取り付けて、このソレノイ
ド54の励磁でピストン54aが供給口52bを開閉す
ることにより、スロットルバルブ27の下流側に供給さ
れるバイパスエアーの量が調節されるようになる。この
ソレノイド54は、エンジン出力制御手段として、スロ
ットルレバー19とは別にエアー量を調節するものであ
る。
【0108】図10の実施形態Cでは、エアー通路52
が下側連装レール41Aを兼ねているから、構造の簡素
化が要望される水ジェット推進艇に適している。
【0109】図11は、エンジン出力制御手段にトリム
制御手段を付加した実施形態Dである。
【0110】上記艇体10の内部には電動モータ(アク
チュエータ)55が設置され、この電動モータ55にワ
イヤー56を介して上記噴射ノズル18が連結されるこ
とにより、電動モータ55の正逆回転で、噴射ノズル1
8がほぼ水平で後方を向く水平位置Uと斜め下向き位置
Dとの間で上下揺動されるようになる。
【0111】上記噴射ノズル18は、常時は水平位置U
にあって、エンジン出力を上昇させるようにエンジン出
力制御手段で制御された時に、コントロールユニット3
5からの信号で電動モータ55が駆動されて、噴射ノズ
ル18が斜め下向き位置Dに下揺動されるようになる。
【0112】図11の実施形態Dでは、噴射ノズル18
から水が斜め下向きに噴射されて、その反力で艇体10
の船尾部が上がって船首部が強制的に下がる船首トリム
状態となるので、図11(b)のように、船首部が水面
Lに突っ込み、推進抵抗が増加して旋回開始時間が短縮
され、よりスムーズに岸壁等に横向きに着岸させること
ができるようになる。
【0113】なお、図11の実施形態Dでは、噴射ノズ
ル18を斜め下向き位置となるように制御してトリム制
御をするものであったが、噴射ノズル18の向きを変え
ないで、例えばバケットのようなものを噴射ノズル18
の後方に上下揺動可能に配置して、下揺動させたバケッ
トで水を下向きに噴射するように構成することもでき
る。
【0114】図12は、ステアリング角度検出手段の具
体化した実施形態Eであり、ステアリング方向、ステア
リング角度、ステアリング角度の変化率の大きさ、特に
操舵ハンドル13を急に又は大きく操作したか否かを検
出するのに好適である。
【0115】図12(a)(b)の実施形態は、操舵ハ
ンドル13のステアリング軸34に突起34aを設ける
とともに、ステアリング軸34の回りに、ステアリング
(操舵)角度を検出するステアリング角度検出センサー
22Aを設けている。このステアリング角度検出センサ
ー22Aは、オン・オフのスイッチであり、中立位置か
ら左右回り方向にそれぞれ一定の間隔を隔てて例えば2
個づつ、計4個を設けている。
【0116】そして、操舵ハンドル13を、例えば右回
り方向Rに操作すると、のスイッチ、のスイッチの
順でオン・オフし、両スイッチのオン・オフする時間間
隔t1を検出することにより、操舵ハンドル13を急に
又は大きく操作したか否かを検出できるようになる。
【0117】図12(c)(d)の実施形態は、操舵ハ
ンドル13のステアリング軸34に中立位置から左右回
り方向にそれぞれ一定の間隔を隔てて例えば2個づつ、
計4個の突起34aを設けるとともに、ステアリング軸
34の回りに、ステアリング(操舵)角度を検出するス
テアリング角度検出センサー22Bを設けている。この
ステアリング角度検出センサー22Bは、オン・オフの
スイッチであり、中立位置に1個を設けている。
【0118】そして、操舵ハンドル13を、例えば右回
り方向Rに操作すると、の突起、の突起の順でスイ
ッチをオン・オフし、このスイッチのオン・オフする時
間間隔t2,t3を検出することにより、操舵ハンドル
13を急に又は大きく操作したか否かを検出できるよう
になる。つまり、ゆっくり操作したときの時間間隔t2
は長く、急に操作したときの時間間隔t3は短くなる。
【0119】図12(e)(f)の実施形態は、操舵ハ
ンドル13のステアリング軸34に出力ピン34bを設
けるとともに、ステアリング軸34の回りに、ステアリ
ング(操舵)角度を検出するステアリング角度検出セン
サー22Cを設けている。このステアリング角度検出セ
ンサー22Cは、スライド抵抗であり、一端部cと他端
部dの間の抵抗値をリニアに変えている。
【0120】そして、操舵ハンドル13を、回転操作す
ると、出力ピン34bの位置により出力の分圧比が異な
るので、分圧比の時間的な変化率から操舵ハンドル13
を急に又は大きく操作したか否かを検出できるようにな
る。
【0121】図12(g)(h)の実施形態は、操舵ハ
ンドル13のステアリング軸34の回りに明暗線34c
を一定の間隔で設けるとともに、ステアリング軸34の
回りに、ステアリング(操舵)角度を検出するステアリ
ング角度検出センサー22Dを設けている。このステア
リング角度検出センサー22Dは、フォトカプラーであ
る。
【0122】そして、操舵ハンドル13を回転操作し
て、フォトカプラーから出力するパルスの単位時間当た
りのパルス数を検出することにより、操舵ハンドル13
を急に又は大きく操作したか否かを検出できるようにな
る。
【0123】図12(i)(j)の実施形態は、操舵ハ
ンドル13のステアリング軸34の回りに電磁部34d
を一定の間隔で設けるとともに、ステアリング軸34の
回りに、ステアリング(操舵)角度を検出するステアリ
ング角度検出センサー22Eを設けている。このステア
リング角度検出センサー22Eは、電磁ピックアップ式
センサーである。
【0124】そして、操舵ハンドル13を回転操作し
て、センサー出力を波形整形後に得られたパルスの単位
時間当たりのパルス数を検出することにより、操舵ハン
ドル13を急に又は大きく操作したか否かを検出できる
ようになる。
【0125】図13及び図14は、電動モータ29でス
ロットルバルブ27を制御する具体的なシステムの実施
形態Fである。
【0126】図13に示すように、操舵ハンドル13の
ステアリング軸34のアーム34eには、コントロール
ケーブル58の一端部が連結され、この他端部が噴射ノ
ズル(ディフレクター)18に連結されて、操舵ハンド
ル13の操作に連動して噴射ノズル(ディフレクター)
18が左右に揺動されるようになる。
【0127】上記操舵ハンドル13のコラム13aには
アーム13bが固定され、このアーム13bにステアリ
ング角度検出センサー(例えば、ホールIC型または抵
抗型のポテンショメーター)22が取付けられ、このス
テアリング角度検出センサー22に上記アーム34eが
リンク34fを介して連結され、アーム34eの揺動か
らステアリング角度検出センサー22でステアリング角
度等が検出されて、この検出信号はコントロールユニッ
ト35に入力される。
【0128】上記スロットルレバー19には、コントロ
ールケーブル59の一端部が連結され、この他端部がス
ロットル開度検出センサー(例えば、ホールIC型また
は抵抗型のポテンショメーター)21のプーリー21a
に連結されて、スロットルレバー19の操作に応じたス
ロットル開度信号がコントロールユニット36に入力さ
れる。上記プーリー21aにはリターンスプリング21
bが設けられて、スロットルレバー19を復帰させるよ
うになる。
【0129】図9に示したようなスロットルボディ(キ
ャブレーターでも可)40(A〜C)のスロットルバル
ブ27のスロットル軸28にはプーリー48が取付けら
れ、このプーリー48に一端部を連結したスロットルワ
イヤー47の他端部は、電動モータ29の減速軸29a
に取付けられたプーリー29bに連結されている。
【0130】上記電動モータ29の出力軸29cには、
クラッチ29dと減速ギヤ29eが取付けられ、上記減
速軸29aには、この減速ギヤ29eに噛合する減速ギ
ヤ29fが取付けられて、電動モータ29でプーリー2
9bが減速回転されることにより、スロットルワイヤー
47を介してプーリー48が回転されて、スロットル軸
28によりスロットルバルブ27が開閉されるようにな
る。上記減速軸29aにはリターンスプリング29gが
設けられるとともに、スロットル開度のフィードバック
用のポテンションメーター29hが設けられている。
【0131】上記電動モータ29は、アンプ60を介し
てコントロールユニット35で制御されるとともに、電
動モータ29のクラッチ29dは、クラッチ用スイッチ
(FET)61を介してコントロールユニット35で制
御される。つまり、電動モータ29が故障したときに、
クラッチ用スイッチ61でクラッチ29dをオフして電
動モータ29でスロットルバルブ27が駆動されない
(スロットルバルブ27は自動的に閉方向に回動)よう
にしている。
【0132】図14は、図13の構成における制御のフ
ローチャートであり、ステップS1で電源スイッチをオ
ン・オフすると、ステップS2でコントロールユニット
35のRAMがクリアされ、ステップS3でタイマー
(To)がスタートし、ステップS4で、タイマー(T
o)の時間(例えば0.25秒)内にスロットル全閉
(アイドリング状態…例えば1200rpm)位置を学
習し、ステップS5でタイマー(To)の時間が経過す
れば(YES)、ステップS6で電動モータ29のクラ
ッチ29dがオンする。
【0133】ステップS7でスロットルレバー19の角
度を読み取り、ステップS8でスロットルレバー19の
角度の変化率を演算し、ステップS9で、スロットル開
度検出センサー21で検出された角度がステップS4で
学習したアイドリング状態の上限値と下限値の間にある
か否かを判断し、YESであれば、ステップS11に進
み、NOであればステップS10でスロットル開度検出
センサー21で検出された角度を下限値又は上限値と見
なしてステップS11に進む。
【0134】ステップS11で、アイドル状態であるか
否かを判断し、YESであればステップS12で操舵ハ
ンドル13のハンドル角度が設定値よりも大きいか否か
を判断し、YESであれば、ステップS13に進み、N
Oであれば、ステップS19に進んで、電動モータ29
のアンプ(PWM)60に、指令設定値と実スロット
ル開度の偏差をゼロ方向へ制御すること、スロットル
レバー19の開度変化率を見てPWM制御することを指
示してステップS7に戻る。
【0135】ステップS13では、アイドルアップの制
御中であるか否かを判断し、YESであれば、ステップ
S19に移り、NOであれば、ステップS14でアイド
ルアップを実施し(例えば3000rpm)、ステップ
S15でアイドルアップ継続タイマーのカウントダウン
(例えば3秒)をスタートする。
【0136】そして、ステップS16でスロットルレバ
ー19がアイドル状態より増加したか否かを判断し、N
Oであれば、ステップS17で、ステップS15のタイ
マーのカウントがゼロになったか否かを判断し、YES
であれば、ステップS18でアイドルアップを中止す
る。ステップS17でNOであれば、ステップS16に
戻り、ステップS16でYESであれば、ステップS1
8に進んでアイドルアップを中止する。ステップS18
からはステップS7に戻る。
【0137】このように、スロットルレバー19を離し
てアイドリング状態になった時に(エンジン回転数…例
えば1200rpm)、操舵ハンドル13のハンドル角
度が設定値よりも大きい場合には、エンジン回転数が自
動的に上がる(例えば3000rpm)から、噴射ノズ
ル18から水が後方に強く噴射されるので、舵効きが良
くなって、よりスムーズに岸壁等に横向きに着岸させる
ことができる。
【0138】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、スロットル開度検出手段により検出したスロット
ル開度に応じた値が所定値以下で、ステアリング角度検
出手段により検出したステアリング角度に応じた値が所
定値以上の時に、エンジン出力制御手段によりエンジン
出力を上昇させるように制御するようにしたから、操縦
者は、前進中に岸壁等に横向きに着岸させたいという意
志を持っていると判断したときには、エンジン出力制御
手段によりエンジン出力を上昇させることにより、噴射
ノズルから水が後方に強く噴射されるので、いわゆる舵
効きが良くなって、よりスムーズに岸壁等に横向きに着
岸させることができるようになる。
【0139】また、エンジン出力制御手段でエンジン出
力を上昇させるように制御された時に、水を後方に噴射
する噴射ノズルの噴流が斜め下向きに噴射されるように
制御するトリム制御手段が設けられていると、水が斜め
下向きに噴射されることにより、その反力で船尾部が上
がって船首部が強制的に下がる船首トリム状態となるの
で、推進抵抗が増加して旋回開始時間が短縮され、より
スムーズに岸壁等に横向きに着岸させることができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエンジン出力制御装置を備えた水
ジェット推進艇の側面図である。
【図2】 メインルーチンのフローチャートである。
【図3】 エンジン出力制御モード(サブルーチン)
のフローチャートである。
【図4】 スロットルバルブの制御構造であり、
(a)はエンジンの側面図、(b)はスロットルバルブ
の回転構造の側面図である。
【図5】 バイパス通路の制御構造であり、(a)は
吸気通路の側面断面図、(b)は電磁バルブの側面図で
ある。
【図6】 操舵ハンドルの斜視図である。
【図7】 ランヤードスイッチと挟む込み板の関係を
示す図である。
【図8】 エンジン出力制御手段としてのスロットル
バルブ開度制御手段の具体化した実施形態Aであり、
(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、
(c)は側面図である。
【図9】 エンジン出力制御手段としてのスロットル
バルブ開度制御手段の具体化した実施形態Bであり、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)のH
矢視図である。
【図10】 エンジン出力制御手段としてのスロットル
バルブ開度制御手段の具体化した実施形態Cであり、
(a)は正面図、(b)は側面断面図である。
【図11】 エンジン出力制御手段にトリム制御手段を
付加した実施形態Dであり、(a)は側面図、(b)は
船首トリム状態の側面図である。
【図12】 (a)〜(j)は、ステアリング角度検出
手段の具体化した実施形態Eである。
【図13】 電動モータでスロットルバルブを制御する
具体的なシステムの実施形態Fのシステム図である。
【図14】 図13のシステムのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 艇体 13 操舵ハンドル 16 エンジン 17 ジェット推進機 18 噴射ノズル 19 スロットルレバー 21 スロットル開度検出センサー 22 ステアリング角度検出センサー 23 船速検出センサー 27 スロットルバルブ 29 電動モータ(アクチュエータ) 32 電磁バルブ 33 バイパス通路 35 コントロールユニット 40 ランヤードスイッチ 55 電動モータ(トリム制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 11/04 F02D 11/04 G 11/10 11/10 F (72)発明者 竹上 政喜 静岡県浜松市新橋町1400番地 三信工業株 式会社内 (72)発明者 峯尾 繁治 静岡県浜松市新橋町1400番地 三信工業株 式会社内 (72)発明者 小澤 重幸 静岡県浜松市新橋町1400番地 三信工業株 式会社内 (72)発明者 中村 光義 静岡県浜松市新橋町1400番地 三信工業株 式会社内 Fターム(参考) 3G065 AA11 BA00 CA00 CA22 DA05 DA06 DA14 DA15 EA03 EA07 FA12 GA00 GA11 GA41 HA21 HA22 JA02 JA11 KA02 KA05 KA29 3G093 AA19 BA02 BA06 BA09 BA28 CA06 CA07 CA10 CA11 CB02 CB06 DA06 DB29 EA09 EC01 FA04 FB01 FB02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのスロットル開度検出手段と、
    操舵ハンドルのステアリング角度検出手段とが設けられ
    ると共に、スロットル開度に応じた値が所定値以下で、
    ステアリング角度に応じた値が所定値以上の時に、エン
    ジン出力を上昇させるように制御するエンジン出力制御
    手段が設けられていることを特徴とする水ジェット推進
    艇のエンジン出力制御装置。
  2. 【請求項2】 船速検出手段が設けられて、船速に応じ
    た値が所定値以上の時に、上記エンジン出力制御手段で
    エンジン出力を上昇させるように制御される請求項1に
    記載の水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置。
  3. 【請求項3】 上記各検出手段で検出された値の少なく
    とも1つが所定条件を満たした時に、上記エンジン出力
    制御手段によるエンジン出力の上昇が解除されるように
    制御される請求項1又は請求項2に記載の水ジェット推
    進艇のエンジン出力制御装置。
  4. 【請求項4】 上記エンジン出力の上昇が、徐々に又は
    段階的に変わるようになっている請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載の水ジェット推進艇のエンジン出力制御
    装置。
  5. 【請求項5】 上記所定値または所定条件が、上記検出
    手段で検出された値に応じて変更されるようになってい
    る請求項1〜請求項4のいずれかに記載の水ジェット推
    進艇のエンジン出力制御装置。
  6. 【請求項6】 上記エンジン出力制御手段が、少なくと
    も艇体が滑走を開始する回転数以上にインペラの回転数
    が達するように制御される請求項1〜請求項5のいずれ
    かに記載の水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置。
  7. 【請求項7】 上記エンジン出力制御手段が、スロット
    ルバルブを迂回するバイパス通路に設けられた開閉バル
    ブである請求項1〜請求項6のいずれかに記載の水ジェ
    ット推進艇のエンジン出力制御装置。
  8. 【請求項8】 上記エンジン出力制御手段が、スロット
    ルバルブを開閉する電動アクチュエータである請求項1
    〜請求項7のいずれかに記載の水ジェット推進艇のエン
    ジン出力制御装置。
  9. 【請求項9】 上記スロットルバルブの軸の一端に前記
    スロットル開度検出手段が設けられ、他端に上記電動ア
    クチュエータが設けられている請求項8に記載の水ジェ
    ット推進艇のエンジン出力制御装置。
  10. 【請求項10】 上記エンジンの出力制御手段は、燃料
    噴射量を制御する制御手段である請求項1〜請求項9の
    いずれかに記載の水ジェット推進艇のエンジン出力制御
    装置。
  11. 【請求項11】 操舵ハンドルのステアリング角度に応
    じてエンジン出力を上昇させるように制御するエンジン
    出力制御手段が設けられる一方、上記エンジン出力制御
    手段の作動および非作動状態を切り替える切替手段が設
    けられていることを特徴とする水ジェット推進艇のエン
    ジン出力制御装置。
  12. 【請求項12】 操舵ハンドルのステアリング角度検出
    手段が設けられ、ステアリング角度に応じた値が所定値
    以上の時に、エンジン出力を上昇させるように制御する
    エンジン出力制御手段が設けられる一方、上記切替手段
    は、操舵ハンドルのランヤードスイッチに設けられて、
    一端部材が操縦者に取付けられたコードの他端部材をラ
    ンヤードスイッチに着脱可能に係止したときに、エンジ
    ン出力制御手段の作動および非作動状態を切り替えるよ
    うになる請求項11に記載の水ジェット推進艇のエンジ
    ン出力制御装置。
  13. 【請求項13】 上記エンジン出力制御手段は、その作
    動時に、エンジン出力を最高出力未満に制限する手段を
    含んでいる請求項11又は請求項12に記載の水ジェッ
    ト推進艇のエンジン出力制御装置。
  14. 【請求項14】 上記エンジン出力制御手段でエンジン
    出力を上昇させるように制御された時に、水を後方に噴
    射する噴射ノズルの噴流が斜め下向きに噴射されるよう
    に制御するトリム制御手段が設けられている請求項1〜
    請求項13のいずれかに記載の水ジェット推進艇のエン
    ジン出力制御装置。
  15. 【請求項15】 上記トリム制御手段で噴射ノズルが斜
    め下向き位置となるように制御する請求項14に記載の
    水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置。
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