JP2975441B2 - 船舶推進機のスロットル開度規制装置 - Google Patents
船舶推進機のスロットル開度規制装置Info
- Publication number
- JP2975441B2 JP2975441B2 JP3042473A JP4247391A JP2975441B2 JP 2975441 B2 JP2975441 B2 JP 2975441B2 JP 3042473 A JP3042473 A JP 3042473A JP 4247391 A JP4247391 A JP 4247391A JP 2975441 B2 JP2975441 B2 JP 2975441B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle
- slider
- shift
- throttle opening
- stopper
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
- B63H21/21—Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
- B63H21/213—Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
- B63H21/21—Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20207—Multiple controlling elements for single controlled element
- Y10T74/20213—Interconnected
- Y10T74/20232—Marine
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶推進機のスロット
ル開度規制装置に関する。
ル開度規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶推進機においては、シフト位置が
「前進」又は「後進」にある状態でエンジンを始動した
場合や、エンジン回転数が高い状態で「ニュートラル」
から「前進」又は「後進」にシフトした場合、船舶の急
発進により乗員が落水したりシフト機構が損傷するおそ
れがある。そこで、従来の船舶推進機においては、シフ
ト位置が「ニュートラル」にある状態でのみエンジンス
タートが可能となっており、さらに、スロットル開度規
制装置を備えている。従来のスロットル開度規制装置
は、シフト位置が「ニュートラル」の際のスロットル開
度を十分安全な範囲に規制し、スロットル開度がこの規
制範囲内にある時のみ「前進」又は「後進」と「ニュー
トラル」との間でシフトチェンジを可能としていた。
「前進」又は「後進」にある状態でエンジンを始動した
場合や、エンジン回転数が高い状態で「ニュートラル」
から「前進」又は「後進」にシフトした場合、船舶の急
発進により乗員が落水したりシフト機構が損傷するおそ
れがある。そこで、従来の船舶推進機においては、シフ
ト位置が「ニュートラル」にある状態でのみエンジンス
タートが可能となっており、さらに、スロットル開度規
制装置を備えている。従来のスロットル開度規制装置
は、シフト位置が「ニュートラル」の際のスロットル開
度を十分安全な範囲に規制し、スロットル開度がこの規
制範囲内にある時のみ「前進」又は「後進」と「ニュー
トラル」との間でシフトチェンジを可能としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷間時暖機不十分の為
にスロットル全開で前進(あるいは後進)中にエンジン
ストールした場合の再始動に際して、シフト位置を「ニ
ュートラル」にしてエンジンを始動する必要があるが、
従来のスロットル開度規制装置ではスロットル開度が規
制範囲を越える状態にある時、シフトを前進(あるいは
後進)からニュートラル位置へシフトチェンジすること
は不可能であった。従って、エンジンを再始動するため
には、一旦スロットル開度を前記規制開度以下まで戻し
た後、「ニュートラル」までシフトチェンジし、その後
再度エンジンを始動させる必要があった。この発明はこ
のような従来の課題に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、エンジンの再始動の操作を簡単に
する船舶推進機のスロットル開度規制装置を提供するに
ある。
にスロットル全開で前進(あるいは後進)中にエンジン
ストールした場合の再始動に際して、シフト位置を「ニ
ュートラル」にしてエンジンを始動する必要があるが、
従来のスロットル開度規制装置ではスロットル開度が規
制範囲を越える状態にある時、シフトを前進(あるいは
後進)からニュートラル位置へシフトチェンジすること
は不可能であった。従って、エンジンを再始動するため
には、一旦スロットル開度を前記規制開度以下まで戻し
た後、「ニュートラル」までシフトチェンジし、その後
再度エンジンを始動させる必要があった。この発明はこ
のような従来の課題に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、エンジンの再始動の操作を簡単に
する船舶推進機のスロットル開度規制装置を提供するに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前進又は後進
位置とニュートラル位置との間のシフト操作に応じて、
ガイドに沿ってスライド動作するスライダと、前記スラ
イダに接続され、前記スライダのスライド動作に連動し
て回転式シフト機構の回転シフトを可能にするシフトプ
レートと、コネクティングロッドを介して前記スライダ
に連結され、前記スライダのスライド動作に連動して軸
を中心に回動するスロットルストッパと、スロットル開
度の開閉操作に応じて前記軸を中心に回動し、スロット
ルロッドを介してキャブレターのバタフライバルブを開
閉するスロットルコントロールレバーであって、前記ス
ロットルストッパに当接可能なように、前記回動する方
向に直交する方向に当たり面が形成されたスロットルコ
ントロールレバーと、を備え、前記スロットル開度が所
定の規制範囲を超えた状態で、前記前進又は後進位置か
らニュートラル位置に前記スライダをスライド動作させ
た場合に、前記スロットルストッパが前記当たり面に当
接しながら前記スロットル開度を閉じる方向に回動する
ように構成したことを特徴とするものである。また、本
発明は、前記コネクティングロッドが、前記スライダが
前記ニュートラル位置にある状態で、前記スライダのス
ライド動作の方向に対して略直角方向に位置するように
構成されることを特徴とするものである。
位置とニュートラル位置との間のシフト操作に応じて、
ガイドに沿ってスライド動作するスライダと、前記スラ
イダに接続され、前記スライダのスライド動作に連動し
て回転式シフト機構の回転シフトを可能にするシフトプ
レートと、コネクティングロッドを介して前記スライダ
に連結され、前記スライダのスライド動作に連動して軸
を中心に回動するスロットルストッパと、スロットル開
度の開閉操作に応じて前記軸を中心に回動し、スロット
ルロッドを介してキャブレターのバタフライバルブを開
閉するスロットルコントロールレバーであって、前記ス
ロットルストッパに当接可能なように、前記回動する方
向に直交する方向に当たり面が形成されたスロットルコ
ントロールレバーと、を備え、前記スロットル開度が所
定の規制範囲を超えた状態で、前記前進又は後進位置か
らニュートラル位置に前記スライダをスライド動作させ
た場合に、前記スロットルストッパが前記当たり面に当
接しながら前記スロットル開度を閉じる方向に回動する
ように構成したことを特徴とするものである。また、本
発明は、前記コネクティングロッドが、前記スライダが
前記ニュートラル位置にある状態で、前記スライダのス
ライド動作の方向に対して略直角方向に位置するように
構成されることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】前進又は後進からニュートラルへのシフトチェ
ンジに連動して、スロットルを閉じる方向に制御する構
成となっているため、スロットル開度が規制範囲を越え
る場合でもそのまま「前進」又は「後進」から「ニュー
トラル」へのシフトチェンジが可能となり、その結果、
エンジンの再始動の操作が簡単になる。
ンジに連動して、スロットルを閉じる方向に制御する構
成となっているため、スロットル開度が規制範囲を越え
る場合でもそのまま「前進」又は「後進」から「ニュー
トラル」へのシフトチェンジが可能となり、その結果、
エンジンの再始動の操作が簡単になる。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図5,6は、本実施例に係るスロットル開度規制
装置を備えた船外機1を示したものである。スロットル
開度規制装置6は、前記船外機1のカリング2内の機関
本体4の下部側壁に固定配置されている。図1は、シフ
ト位置が「ニュートラル」にある状態での開度規制装置
の側面図を示したものである。図1において、符号10
はシフト位置に応じてガイド12を矢印方向にスライド
可能なスライダであり、このスライダ10には図5及び
図6に示されるシフトレバ14に直結されたシフトコン
トロールケーブル16が連結されている。前記スライダ
10の下部には、図4,5に示される回転式シフト機構
18のシフトロッドレバ20に直結するシフトプレート
22が接続されている。前記スライダ10の直線運動が
シフトプレート22及びシフトロッド20を介して、回
転運動に変換され、回転式シフト機構18における回転
シフトを可能とする。
する。図5,6は、本実施例に係るスロットル開度規制
装置を備えた船外機1を示したものである。スロットル
開度規制装置6は、前記船外機1のカリング2内の機関
本体4の下部側壁に固定配置されている。図1は、シフ
ト位置が「ニュートラル」にある状態での開度規制装置
の側面図を示したものである。図1において、符号10
はシフト位置に応じてガイド12を矢印方向にスライド
可能なスライダであり、このスライダ10には図5及び
図6に示されるシフトレバ14に直結されたシフトコン
トロールケーブル16が連結されている。前記スライダ
10の下部には、図4,5に示される回転式シフト機構
18のシフトロッドレバ20に直結するシフトプレート
22が接続されている。前記スライダ10の直線運動が
シフトプレート22及びシフトロッド20を介して、回
転運動に変換され、回転式シフト機構18における回転
シフトを可能とする。
【0007】前記ガイド12の下部には、軸24を中心
に回転してスロットル開度をコントロールするための略
L字型に湾曲したスロットルコントロールレバ26が設
けられている。このスロットルコントロールレバ26の
一端部には、スロットルコントロールケーブル28が接
続されている。このスロットルコントロールケーブル2
8の他端は、図5に示されるスロットルノブ29に接続
されている。スロットルコントロールレバ26の前記ス
ロットルコントロールケーブル28とは反対側の端部に
はスロットルロッド30が接続され、このスロットルロ
ッドの他端は、図5に示されるキャブレタ32の図示し
ないバタフライバルブを駆動するレバ34に接続されて
いる。
に回転してスロットル開度をコントロールするための略
L字型に湾曲したスロットルコントロールレバ26が設
けられている。このスロットルコントロールレバ26の
一端部には、スロットルコントロールケーブル28が接
続されている。このスロットルコントロールケーブル2
8の他端は、図5に示されるスロットルノブ29に接続
されている。スロットルコントロールレバ26の前記ス
ロットルコントロールケーブル28とは反対側の端部に
はスロットルロッド30が接続され、このスロットルロ
ッドの他端は、図5に示されるキャブレタ32の図示し
ないバタフライバルブを駆動するレバ34に接続されて
いる。
【0008】符号36は、前記スロットルコントロール
レバ26の所定以上の動作をストップする手段としての
スロットルストッパであり、このスロットルストッパは
前記軸24を中心に回転可能に支持されている。スロッ
トルストッパ36の先端には内部に螺子溝が形成された
突設部38が一体に設けられ、前記螺子溝にはスプリン
グを介してセットボルト40が螺合されている。そし
て、スロットルストッパ36はコネクティングロッド4
2により前記スライダ10に連結されている。
レバ26の所定以上の動作をストップする手段としての
スロットルストッパであり、このスロットルストッパは
前記軸24を中心に回転可能に支持されている。スロッ
トルストッパ36の先端には内部に螺子溝が形成された
突設部38が一体に設けられ、前記螺子溝にはスプリン
グを介してセットボルト40が螺合されている。そし
て、スロットルストッパ36はコネクティングロッド4
2により前記スライダ10に連結されている。
【0009】図2は図1のスロットル開度規制装置の平
面図であり、前記スロットルストッパ36は図示省略さ
れている。図1及び図2に示されるように、前記スロッ
トルコントロールレバ26の下半の段部44には、該ス
ロットルコントロールレバ26の回転方向と直交する面
に延びる当たり面41が形成され、この当たり面41は
前記スロットルストッパのセットボルト40の下面と当
接する得るようになっている。セットボルト40の下面
がこの当たり面41に当接することにより、スロットル
コントロールレバ26の回転可能角度が規制される。
尚、セットボルト40を回転調整することにより、セッ
トボルト40の下面位置を調整でき、これによりスロッ
トルコントロールレバ26の回転可能角度を微調整する
ことができる。
面図であり、前記スロットルストッパ36は図示省略さ
れている。図1及び図2に示されるように、前記スロッ
トルコントロールレバ26の下半の段部44には、該ス
ロットルコントロールレバ26の回転方向と直交する面
に延びる当たり面41が形成され、この当たり面41は
前記スロットルストッパのセットボルト40の下面と当
接する得るようになっている。セットボルト40の下面
がこの当たり面41に当接することにより、スロットル
コントロールレバ26の回転可能角度が規制される。
尚、セットボルト40を回転調整することにより、セッ
トボルト40の下面位置を調整でき、これによりスロッ
トルコントロールレバ26の回転可能角度を微調整する
ことができる。
【0010】次に本実施例の動作について説明する。前
記スライダ10はシフト操作に応じてシフトコントロー
ルケーブル16を介して図1で示す矢印方向に移動す
る。シフト位置が「前進」にある時のスライダ10は図
3に示すように、最も右の位置にある。この時、スライ
ダ10とコンネクティングロッド42によって連結され
たスロットルストッパ36は軸24を中心に回転し、こ
のスロットルストッパのセットボルト40は最も上部に
存在する。スロットルコントロールレバ26は、スロッ
トル操作に応じてスロットルコントロールケーブル28
を介して軸24を中心に回転し、回転角度に応じてスロ
ットル開度を調整する。シフト位置が「前進」にある時
は、スロットルコントロールレバ26の当たり面41が
前記セットボルト40の下面と当接するまでに、当該ス
ロットルコントロールレバ26には大きな回転可能角度
(α)が与えられ、アイドルから全開に相当する範囲ま
でスロットル開度を調整することができる。スロットル
開度の調整は、スロットルコントロールレバ26が軸2
4を中心に回転すると、スロットルコントロールレバ2
6の動きが、スロットルロッド30に連動してキャブレ
タのバタフライバルブが開閉することにより可能とな
る。
記スライダ10はシフト操作に応じてシフトコントロー
ルケーブル16を介して図1で示す矢印方向に移動す
る。シフト位置が「前進」にある時のスライダ10は図
3に示すように、最も右の位置にある。この時、スライ
ダ10とコンネクティングロッド42によって連結され
たスロットルストッパ36は軸24を中心に回転し、こ
のスロットルストッパのセットボルト40は最も上部に
存在する。スロットルコントロールレバ26は、スロッ
トル操作に応じてスロットルコントロールケーブル28
を介して軸24を中心に回転し、回転角度に応じてスロ
ットル開度を調整する。シフト位置が「前進」にある時
は、スロットルコントロールレバ26の当たり面41が
前記セットボルト40の下面と当接するまでに、当該ス
ロットルコントロールレバ26には大きな回転可能角度
(α)が与えられ、アイドルから全開に相当する範囲ま
でスロットル開度を調整することができる。スロットル
開度の調整は、スロットルコントロールレバ26が軸2
4を中心に回転すると、スロットルコントロールレバ2
6の動きが、スロットルロッド30に連動してキャブレ
タのバタフライバルブが開閉することにより可能とな
る。
【0011】「前進」から「ニュートラル」にシフトチ
ェンジされると、図1に示すようにスライダ10はほぼ
中央にまで移動する。この時、スライダに連動して前記
スロットルストッパ36は図1に示す位置まで反時計方
向に回転する。スロットル開度が前記規制範囲を越える
状態にあると、スロットルストッパの回転に伴い、セッ
トボルト40の下面が前記当たり面41に当接し、以
後、スロットルストッパ36とスロットルコントロール
レバ26とが連動する。従って、スロットルコントロー
ルケーブル28によるスロットル操作なくして、スロッ
トルコントロールレバ26を反時計方向に回転させ、規
制範囲を越えたスロットル開度を自動的に規制範囲
(β)に制限する。従って、従来のスロットル開度規制
装置のように、規制範囲以上に開いたスロットル開度を
規制範囲内に閉じた後でなければ、「ニュートラル」に
シフトチェンジできないのとは異なり、「ニュートラ
ル」にシフトチェンジすれば、スロットル開度が自動的
に閉じる方向に制御されるため、直ちにエンジンの再始
動操作を行うことができる。尚、シフト位置が「ニュー
トラル」から「前進」又は「後進」にシフトチェンジす
る場合は、前記スロットルストッパ36とスロットルコ
ントロールレバ26とは連動しない。
ェンジされると、図1に示すようにスライダ10はほぼ
中央にまで移動する。この時、スライダに連動して前記
スロットルストッパ36は図1に示す位置まで反時計方
向に回転する。スロットル開度が前記規制範囲を越える
状態にあると、スロットルストッパの回転に伴い、セッ
トボルト40の下面が前記当たり面41に当接し、以
後、スロットルストッパ36とスロットルコントロール
レバ26とが連動する。従って、スロットルコントロー
ルケーブル28によるスロットル操作なくして、スロッ
トルコントロールレバ26を反時計方向に回転させ、規
制範囲を越えたスロットル開度を自動的に規制範囲
(β)に制限する。従って、従来のスロットル開度規制
装置のように、規制範囲以上に開いたスロットル開度を
規制範囲内に閉じた後でなければ、「ニュートラル」に
シフトチェンジできないのとは異なり、「ニュートラ
ル」にシフトチェンジすれば、スロットル開度が自動的
に閉じる方向に制御されるため、直ちにエンジンの再始
動操作を行うことができる。尚、シフト位置が「ニュー
トラル」から「前進」又は「後進」にシフトチェンジす
る場合は、前記スロットルストッパ36とスロットルコ
ントロールレバ26とは連動しない。
【0012】ニュートラルにおいて、シフトがスロット
ルを開こうとすると、当たり面41はスロットルストッ
パ36を押して回転させようとする。このストッパが確
実に回転せず、ストッパとしての役割を果たす為にはコ
ネクティングロッド42とスライダ10の動きとがほぼ
直角となっていることが必要である。コネクティングロ
ッド42からスライダ10に加わる力の方向がほぼ垂直
であることによりスライダ10の滑り方向成分は非常に
小さくでき、スライダ10の摩擦力によってシフトが入
ることを防止できる。
ルを開こうとすると、当たり面41はスロットルストッ
パ36を押して回転させようとする。このストッパが確
実に回転せず、ストッパとしての役割を果たす為にはコ
ネクティングロッド42とスライダ10の動きとがほぼ
直角となっていることが必要である。コネクティングロ
ッド42からスライダ10に加わる力の方向がほぼ垂直
であることによりスライダ10の滑り方向成分は非常に
小さくでき、スライダ10の摩擦力によってシフトが入
ることを防止できる。
【0013】「ニュートラル」から「後進」にシフトチ
ェンジされると、図4に示すようにスライダ16は最も
左側にまで移動し、スライダに連動してスロットルスト
ッパ36は図示するように時計方向に回転し、シフトコ
ントロールレバ26の回転可能角度(γ)を所定範囲に
制限できる位置になっている。ここで、シフトコントロ
ールレバ26の回転可能角度を制御する理由は、シフト
位置が「後進」にある時スロットル開度が大きくなりす
ぎると、プロペラ推力が船外機のチルトストッパの設定
力を上回り、チルトストッパが脱着することによるロア
ーの浮き上がりを防止する為である。
ェンジされると、図4に示すようにスライダ16は最も
左側にまで移動し、スライダに連動してスロットルスト
ッパ36は図示するように時計方向に回転し、シフトコ
ントロールレバ26の回転可能角度(γ)を所定範囲に
制限できる位置になっている。ここで、シフトコントロ
ールレバ26の回転可能角度を制御する理由は、シフト
位置が「後進」にある時スロットル開度が大きくなりす
ぎると、プロペラ推力が船外機のチルトストッパの設定
力を上回り、チルトストッパが脱着することによるロア
ーの浮き上がりを防止する為である。
【0014】尚、前記実施例は船外機のスロットル開度
規制装置について説明したが、船内外機にも本発明を適
用できることは勿論である。また、前記実施例では、
「前進」又は「後進」のシフトを一段の場合について説
明したが、これを多段にすることもできる。さらに、ス
ロットルコントロールレバは回転式であったが、これを
直動式のものにすることもできる。
規制装置について説明したが、船内外機にも本発明を適
用できることは勿論である。また、前記実施例では、
「前進」又は「後進」のシフトを一段の場合について説
明したが、これを多段にすることもできる。さらに、ス
ロットルコントロールレバは回転式であったが、これを
直動式のものにすることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
進又は後進からニュートラルへのシフトチェンジに連動
して、シフト装置のスロットル開度を閉じる方向に制御
する構成となっているため、ニュートラルにシフトチェ
ンジの後直ちにエンジンの再始動の操作に移ることがで
き、この結果、エンジンの再始動の操作を簡単にする船
舶推進機のスロットル開度規制装置を提供することがで
きる。
進又は後進からニュートラルへのシフトチェンジに連動
して、シフト装置のスロットル開度を閉じる方向に制御
する構成となっているため、ニュートラルにシフトチェ
ンジの後直ちにエンジンの再始動の操作に移ることがで
き、この結果、エンジンの再始動の操作を簡単にする船
舶推進機のスロットル開度規制装置を提供することがで
きる。
【図1】シフト位置がニュートラルにある状態でのスロ
ットル開度規制装置の側面図。
ットル開度規制装置の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】シフト位置が前進にある時のスロットル開度規
制装置の側面図。
制装置の側面図。
【図4】シフト位置が後進にある時のスロットル開度規
制装置の側面図。
制装置の側面図。
【図5】実施例に係るスロットル開度規制装置を備えた
船外機の構成を示す側面図。
船外機の構成を示す側面図。
【図6】図5の平面図。
【符号の説明】 1 船外機 6 スロットル開度規制装置 10 スライダ 12 ガイド 16 シフトコントロールケーブル 26 スロットルコントロールレバ 28 スロットルコントロールケーブル 36 スロットルストッパ
Claims (2)
- 【請求項1】前進又は後進位置とニュートラル位置との
間のシフト操作に応じて、ガイドに沿ってスライド動作
するスライダと、 前記スライダに接続され、前記スライダのスライド動作
に連動して回転式シフト機構の回転シフトを可能にする
シフトプレートと、 コネクティングロッドを介して前記スライダに連結さ
れ、前記スライダのスライド動作に連動して軸を中心に
回動するスロットルストッパと、 スロットル開度の開閉操作に応じて前記軸を中心に回動
し、スロットルロッドを介してキャブレターのバタフラ
イバルブを開閉するスロットルコントロールレバーであ
って、前記スロットルストッパに当接可能なように、前
記回動する方向に直交する方向に当たり面が形成された
スロットルコントロールレバーと、を備え、 前記スロットル開度が所定の規制範囲を超えた状態で、
前記前進又は後進位置からニュートラル位置に前記スラ
イダをスライド動作させた場合に、前記スロットルスト
ッパが前記当たり面に当接しながら前記スロットル開度
を閉じる方向に回動するように構成したことを特徴とす
る船外機のスロットル開度規制装置。 - 【請求項2】前記コネクティングロッドは、 前記スライダが前記ニュートラル位置にある状態で、前
記スライダのスライド動作の方向に対して略直角方向に
位置するように構成されることを特徴とする請求項1記
載の船外機のスロットル開度規制装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042473A JP2975441B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 船舶推進機のスロットル開度規制装置 |
US07/834,930 US5261844A (en) | 1991-02-14 | 1992-02-13 | Throttle opening control device for marine propulsion device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042473A JP2975441B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 船舶推進機のスロットル開度規制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04260892A JPH04260892A (ja) | 1992-09-16 |
JP2975441B2 true JP2975441B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=12637034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3042473A Expired - Lifetime JP2975441B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 船舶推進機のスロットル開度規制装置 |
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