JP2963492B2 - 船舶推進機のスロットル開度規制装置 - Google Patents
船舶推進機のスロットル開度規制装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
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- B63H21/213—Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers
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- F02D9/02—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、船外機、船内機、船内外機等の船舶推進機
のスロットル開度規制装置に関する。
のスロットル開度規制装置に関する。
［従来の技術］ 従来、前進、中立、後進のいずれかにプロペラ回転を
切換えるシフト装置を有し、スロットル開度を前進時に
全開可能とするスロットル操作装置を有する船舶推進機
において、シフト操作に連動し、中立時と後進時の各ス
ロットル開度を中間開度に規制するものがある。
切換えるシフト装置を有し、スロットル開度を前進時に
全開可能とするスロットル操作装置を有する船舶推進機
において、シフト操作に連動し、中立時と後進時の各ス
ロットル開度を中間開度に規制するものがある。
これは、後進時のプロペラ負荷が前進時のそれより
も小であるがために、後進時のスロットル開度が全開側
に操作されることによる過回転の発生を防止し、無負
荷である中立時のスロットル開度が全開側に操作される
ことによる過回転の発生を防止するためである。
も小であるがために、後進時のスロットル開度が全開側
に操作されることによる過回転の発生を防止し、無負
荷である中立時のスロットル開度が全開側に操作される
ことによる過回転の発生を防止するためである。
［発明が解決しようとする課題］ 然しながら、従来技術では、中立時と後進時のスロッ
トル開度を前進時の全開状態に対し一段階規制するもの
であり、中立時の最大スロットル開度と後進時の最大ス
ロットル開度とを同一開度としている。
トル開度を前進時の全開状態に対し一段階規制するもの
であり、中立時の最大スロットル開度と後進時の最大ス
ロットル開度とを同一開度としている。
このため、最大スロットル開度を、後進時に必要とさ
れる後進スラストを確保するに足る開度に定めると、中
立時の回転が上がり過ぎて適切な過回転防止を達成でき
ない。他方、最大スロットル開度を、中立時に適切な過
回転防止を達成するに足る開度に定めると、後進時に必
要な後進スラストを確保できない。
れる後進スラストを確保するに足る開度に定めると、中
立時の回転が上がり過ぎて適切な過回転防止を達成でき
ない。他方、最大スロットル開度を、中立時に適切な過
回転防止を達成するに足る開度に定めると、後進時に必
要な後進スラストを確保できない。
本発明は、コンパクトな装置構成により、中立時や後
進時にそれぞれ適切な過回転防止を達成し、かつ後進時
に必要な後進スラストを確保することを目的とする。
進時にそれぞれ適切な過回転防止を達成し、かつ後進時
に必要な後進スラストを確保することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、前進、中立、後進のいずれかにプロペラ回
転を切換えるシフト装置を有し、スロットル開度を前進
時に全開可能とするスロットル操作装置を有する船舶推
進機において、スロットル開度を規制するスロットル規
制レバーを、エンジンの側部に立設したスロットル操作
に連動して回動する回動軸に固定し、シフト操作に連動
するストッパ規制カムを、エンジンの側部に固定した前
後に延在するガイドレールに支持し、前進位置、中立位
置、後進位置のいずれかに設定替え可能とし、エンジン
の側部に固定した支持部材にストッパの軸部を上下動可
能に支持し、ストッパの軸部の下端を中立、後進のシフ
ト操作に伴い、ストッパ規制カムの上端に形成した中立
カム面、後進カム面のそれぞれに当接させ、ストッパの
軸部の上端に突出部を設け、スロットル規制レバー及び
回動軸と、ストッパ規制カム及びガイドレールを、エン
ジンの同じ側の側部に設け、ストッパがストッパ規制カ
ムに当接せずに下降位置に設定される前進時には、スロ
ットル規制レバーをストッパの上方に素通りさせてスロ
ットル開度を全開まで操作可能とし、ストッパがストッ
パ規制カムの中立カム面に当接して中間位置に設定され
る中立時には、スロットル規制レバーをストッパの突出
部に衝合させて最大スロットル開度を小開度側に規制
し、ストッパがストッパ規制カムの後進カム面に当接し
て上昇位置に設定される後進時には、スロットル規制レ
バーをストッパの軸部に衝合し、最大スロットル開度を
中立時の最大スロットル開度より大きい中開度に規制す
るようにしたものである。
転を切換えるシフト装置を有し、スロットル開度を前進
時に全開可能とするスロットル操作装置を有する船舶推
進機において、スロットル開度を規制するスロットル規
制レバーを、エンジンの側部に立設したスロットル操作
に連動して回動する回動軸に固定し、シフト操作に連動
するストッパ規制カムを、エンジンの側部に固定した前
後に延在するガイドレールに支持し、前進位置、中立位
置、後進位置のいずれかに設定替え可能とし、エンジン
の側部に固定した支持部材にストッパの軸部を上下動可
能に支持し、ストッパの軸部の下端を中立、後進のシフ
ト操作に伴い、ストッパ規制カムの上端に形成した中立
カム面、後進カム面のそれぞれに当接させ、ストッパの
軸部の上端に突出部を設け、スロットル規制レバー及び
回動軸と、ストッパ規制カム及びガイドレールを、エン
ジンの同じ側の側部に設け、ストッパがストッパ規制カ
ムに当接せずに下降位置に設定される前進時には、スロ
ットル規制レバーをストッパの上方に素通りさせてスロ
ットル開度を全開まで操作可能とし、ストッパがストッ
パ規制カムの中立カム面に当接して中間位置に設定され
る中立時には、スロットル規制レバーをストッパの突出
部に衝合させて最大スロットル開度を小開度側に規制
し、ストッパがストッパ規制カムの後進カム面に当接し
て上昇位置に設定される後進時には、スロットル規制レ
バーをストッパの軸部に衝合し、最大スロットル開度を
中立時の最大スロットル開度より大きい中開度に規制す
るようにしたものである。
［作用］ 中立時と後進時の各スロットル開度を前進時の全開状
態に対し二段階規制するものであり、中立時の最大スロ
ットル開度を後進時の最大スロットル開度より小さく設
定した。従って、中立時の最大スロットル開度は適切な
過回転防止を達成するに足る開度に定めることができ
る。又、後進時の最大スロットル開度は適切な過回転防
止を達成でき、かつ必要な後進スラストを確保するに足
る開度に定めることができる。
態に対し二段階規制するものであり、中立時の最大スロ
ットル開度を後進時の最大スロットル開度より小さく設
定した。従って、中立時の最大スロットル開度は適切な
過回転防止を達成するに足る開度に定めることができ
る。又、後進時の最大スロットル開度は適切な過回転防
止を達成でき、かつ必要な後進スラストを確保するに足
る開度に定めることができる。
本発明では、シフト装置のシフト操作を回転シフトタ
イプとし、このシフト操作に連動するストッパ規制カム
をエンジンの側部で前後に移動支持するため、エンジン
の側部で前後に延在するガイドレールが必要になる。こ
のとき、本発明では、ガイドレールにガイドされるスト
ッパ規制カムの前後の移動を、ストッパのエンジン側部
に沿う上下の移動に変換することにより、スロットル開
度規制装置をエンジンの側方に突出させずにコンパクト
化できた。
イプとし、このシフト操作に連動するストッパ規制カム
をエンジンの側部で前後に移動支持するため、エンジン
の側部で前後に延在するガイドレールが必要になる。こ
のとき、本発明では、ガイドレールにガイドされるスト
ッパ規制カムの前後の移動を、ストッパのエンジン側部
に沿う上下の移動に変換することにより、スロットル開
度規制装置をエンジンの側方に突出させずにコンパクト
化できた。
［実施例］ 第１図は本発明の第１実施例が適用された船外機用エ
ンジンを示す側面図、第２図は第１図の要部斜視図、第
３図はスロットル開度規制手段の作動状態を示す側面
図、第４図はスロットル開度規制手段の作動状態を示す
平面図、第５図は本発明の第２実施例の作動状態を示す
側面図、第６図は本発明の第３実施例の作動状態を示す
側面図、第７図は本発明が適用される船外機を示す側面
図である。
ンジンを示す側面図、第２図は第１図の要部斜視図、第
３図はスロットル開度規制手段の作動状態を示す側面
図、第４図はスロットル開度規制手段の作動状態を示す
平面図、第５図は本発明の第２実施例の作動状態を示す
側面図、第６図は本発明の第３実施例の作動状態を示す
側面図、第７図は本発明が適用される船外機を示す側面
図である。
（第１実施例） 船外機10は、第７図に示す如く、クランプブラケット
11Aにより船体12に固定され、クランプブラケット11Aに
チルト軸11Bを介して傾動可能に支持されているスイベ
ルブラケット11Cに推進ユニット13を転舵可能に支持し
て構成されている。推進ユニット13は、ケーシング14の
上部にエンジン15を搭載し（第１図参照）、エンジン15
をカウリング15Aにて覆っている。
11Aにより船体12に固定され、クランプブラケット11Aに
チルト軸11Bを介して傾動可能に支持されているスイベ
ルブラケット11Cに推進ユニット13を転舵可能に支持し
て構成されている。推進ユニット13は、ケーシング14の
上部にエンジン15を搭載し（第１図参照）、エンジン15
をカウリング15Aにて覆っている。
エンジン15の出力は、ドライブ軸17、ピニオン18、前
進ギヤ19A、後進ギヤ19B、プロペラ軸20を介して、プロ
ペラ21に伝えられる。
進ギヤ19A、後進ギヤ19B、プロペラ軸20を介して、プロ
ペラ21に伝えられる。
船外機10は、シフト装置22を構成するシフトロッド23
により、クラッチ24を中立位置から前進ギヤ19Aに噛合
う前進位置に切換えてプロペラ21を前進回転させ、或い
は後進ギヤ19Bに噛合う後進位置に切換えてプロペラ21
を後進回転させることができる。
により、クラッチ24を中立位置から前進ギヤ19Aに噛合
う前進位置に切換えてプロペラ21を前進回転させ、或い
は後進ギヤ19Bに噛合う後進位置に切換えてプロペラ21
を後進回転させることができる。
尚、プロペラ21は、前進圧力面21Fと後進圧力面21Rの
形状を異にしており、後進時のプロペラ負荷が前進時の
それよりも小さくなるように設定している。
形状を異にしており、後進時のプロペラ負荷が前進時の
それよりも小さくなるように設定している。
船外機10は、第１図に示す如く、エンジン15に気化器
25を付帯して備え、気化器25のスロットル弁26を開閉す
るスロットル操作装置27を有している。スロットル操作
装置27は、スロットル操作ノブ28に連なるスロットル操
作ケーブル29により駆動される駆動レバー30と、駆動レ
バー30と一体的に回動する従動レバー31と、従動レバー
31と中間リンク32を介して連動するスロットルカム32A
と、スロットルカム32Aにより駆動されてスロットル弁2
6と一体的に回動するカムフォロワ33とを有して構成さ
れている。
25を付帯して備え、気化器25のスロットル弁26を開閉す
るスロットル操作装置27を有している。スロットル操作
装置27は、スロットル操作ノブ28に連なるスロットル操
作ケーブル29により駆動される駆動レバー30と、駆動レ
バー30と一体的に回動する従動レバー31と、従動レバー
31と中間リンク32を介して連動するスロットルカム32A
と、スロットルカム32Aにより駆動されてスロットル弁2
6と一体的に回動するカムフォロワ33とを有して構成さ
れている。
駆動レバー30、従動レバー31は、エンジン15の側部に
固定の支持部材34に枢着されている回動軸35に固定され
ている。尚、スロットル操作装置27は、エンジン15の点
火時期を制御する進角制御部36をも駆動可能としてい
る。
固定の支持部材34に枢着されている回動軸35に固定され
ている。尚、スロットル操作装置27は、エンジン15の点
火時期を制御する進角制御部36をも駆動可能としてい
る。
然るに、船外機10は、第１図〜第４図に示す如く、ス
ロットル開度規制手段を構成するストッパ37、ストッパ
規制カム38、スロットル規制レバー39を有している。
ロットル開度規制手段を構成するストッパ37、ストッパ
規制カム38、スロットル規制レバー39を有している。
ストッパ37は支持部材34に上下動可能に支持される軸
部37Aと、軸部37Aの上端部に設けられる円盤状の突出部
37Bとを有する。尚、支持部材34と、軸部37Aに設けた止
め輪37Dとの間には、軸部37Aを下方に付勢するばね37C
が設けられている。
部37Aと、軸部37Aの上端部に設けられる円盤状の突出部
37Bとを有する。尚、支持部材34と、軸部37Aに設けた止
め輪37Dとの間には、軸部37Aを下方に付勢するばね37C
が設けられている。
ストッパ規制カム38はエンジン15の側部に固定のガイ
ドレール41に横移動可能に支持され、シフト装置22に連
なるシフト操作ケーブル42により駆動される。この時、
ストッパ規制カム38は中立カム面38N、後進カム面38Rを
備えている。これにより、ストッパ規制カム38はシフト
操作に連動して前進位置、中立位置、後進位置のいずれ
かに設定換えされ、（１）前進位置ではストッパ37に何
ら衝合せずストッパ37を下降位置に設定し、（２）中立
位置では中立カム面38Nをストッパ37の下端面に衝合し
てストッパ37を中間位置に設定し、（３）後進位置では
後進カム面38Rをストッパ37の下端面に衝合してストッ
パ37を上昇位置に設定する。
ドレール41に横移動可能に支持され、シフト装置22に連
なるシフト操作ケーブル42により駆動される。この時、
ストッパ規制カム38は中立カム面38N、後進カム面38Rを
備えている。これにより、ストッパ規制カム38はシフト
操作に連動して前進位置、中立位置、後進位置のいずれ
かに設定換えされ、（１）前進位置ではストッパ37に何
ら衝合せずストッパ37を下降位置に設定し、（２）中立
位置では中立カム面38Nをストッパ37の下端面に衝合し
てストッパ37を中間位置に設定し、（３）後進位置では
後進カム面38Rをストッパ37の下端面に衝合してストッ
パ37を上昇位置に設定する。
ストッパ規制レバー39はスロットル操作装置27の前記
回動軸35に固定されており、スロットル操作時にストッ
パ37を横切る如くに回転せしめられる。
回動軸35に固定されており、スロットル操作時にストッ
パ37を横切る如くに回転せしめられる。
これにより、スロットル開度をシフト操作に連動して
下記（１）〜（３）の如くに調整できる。
下記（１）〜（３）の如くに調整できる。
（１）ストッパ37が下降位置に設定されている前進時に
は、スロットル規制レバー39はストッパ37の上方を素通
りでき、スロットル開度を全開まで操作可能とする（第
３図、第４図参照）。
は、スロットル規制レバー39はストッパ37の上方を素通
りでき、スロットル開度を全開まで操作可能とする（第
３図、第４図参照）。
（２）ストッパ37が中間位置に設定されている中立時に
は、スロットル規制レバー39はストッパ37の突出部37B
に衝合し、最大スロットル開度を小開度側に規制する
（第３図、第４図参照）。
は、スロットル規制レバー39はストッパ37の突出部37B
に衝合し、最大スロットル開度を小開度側に規制する
（第３図、第４図参照）。
（３）ストッパ37が上昇位置に設定されている後進時に
は、スロットル規制レバー39はストッパ37の軸部37Aに
衝合し、最大スロットル開度を中立時の最大スロットル
開度より大きい中開度に規制する（第３図、第４図参
照）。
は、スロットル規制レバー39はストッパ37の軸部37Aに
衝合し、最大スロットル開度を中立時の最大スロットル
開度より大きい中開度に規制する（第３図、第４図参
照）。
即ち、船外機10にあっては、ストッパ37、ストッパ規
制カム38、スロットル規制レバー39からなるスロットル
開度規制手段の存在により、シフト操作に連動し、中立
時と後進時の各スロットル開度を規制するとともに、中
立時の最大スロットル開度を後進時の最大スロットル開
度より小さく設定する。
制カム38、スロットル規制レバー39からなるスロットル
開度規制手段の存在により、シフト操作に連動し、中立
時と後進時の各スロットル開度を規制するとともに、中
立時の最大スロットル開度を後進時の最大スロットル開
度より小さく設定する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、中立時と後進時の各スロットル
開度を前進時の全開状態に対し、二段階規制するもので
あり、中立時の最大スロットル開度を後進時の最大スロ
ットル開度より小さく設定した。
開度を前進時の全開状態に対し、二段階規制するもので
あり、中立時の最大スロットル開度を後進時の最大スロ
ットル開度より小さく設定した。
従って、中立時の最大スロットル開度は適切な過回転
防止を達成するに足る開度に定めることができる。又、
後進時の最大スロットル開度は適切な過回転防止を達成
でき、かつ必要な後進スラストを確保するに足る開度に
定めることができる。
防止を達成するに足る開度に定めることができる。又、
後進時の最大スロットル開度は適切な過回転防止を達成
でき、かつ必要な後進スラストを確保するに足る開度に
定めることができる。
また、上記実施例では、シフト装置22のシフト操作を
回転シフトタイプとし、このシフト操作に連動するスト
ッパ規制カム38をエンジン15の側部で前後に移動支持す
るため、エンジン15の側部で前後に延在するガイドレー
ル41が必要になる。このとき、本発明では、ガイドレー
ル41にガイドされるストッパ規制カム38の前後の移動
を、ストッパ37のエンジン15側部に沿う上下の移動に変
換することにより、スロットル開度規制装置をエンジン
15の側方に突出させずにコンパクト化できた。
回転シフトタイプとし、このシフト操作に連動するスト
ッパ規制カム38をエンジン15の側部で前後に移動支持す
るため、エンジン15の側部で前後に延在するガイドレー
ル41が必要になる。このとき、本発明では、ガイドレー
ル41にガイドされるストッパ規制カム38の前後の移動
を、ストッパ37のエンジン15側部に沿う上下の移動に変
換することにより、スロットル開度規制装置をエンジン
15の側方に突出させずにコンパクト化できた。
又、上記実施例では、ストッ37の突出部37Bが大直径
であり、該突出部37Bは全開状態のスロットル規制レバ
ー39の下方に一部オーバーラップして位置する。このた
め、全開状態で、シフト装置22を前進から中立或いは後
進へ切換操作しようとしても、突出部37Bがスロットル
規制レバー39の下面に干渉してスロットル操作不能であ
る。このため、前進高回転下で中立或いは後進高回転下
で中立へシフトされることが防止できる。即ち、ギヤ19
A或いは19Bからクラッチ24の不図示のドッグの噛合いを
抜く時の荷重を小さく規制できるので、摩耗等の不具合
の発生を防止できる。
であり、該突出部37Bは全開状態のスロットル規制レバ
ー39の下方に一部オーバーラップして位置する。このた
め、全開状態で、シフト装置22を前進から中立或いは後
進へ切換操作しようとしても、突出部37Bがスロットル
規制レバー39の下面に干渉してスロットル操作不能であ
る。このため、前進高回転下で中立或いは後進高回転下
で中立へシフトされることが防止できる。即ち、ギヤ19
A或いは19Bからクラッチ24の不図示のドッグの噛合いを
抜く時の荷重を小さく規制できるので、摩耗等の不具合
の発生を防止できる。
尚、この緩衝構造は、スロットル規制レバー39の張り
出し形状を大きくして、ストッパ37がスロットル規制レ
バー39の下面に干渉するように構成することによっても
達成できる。
出し形状を大きくして、ストッパ37がスロットル規制レ
バー39の下面に干渉するように構成することによっても
達成できる。
（第２実施例） 第５図に示す第２実施例が前記第１実施例と異なる点
は、ストッパ37の突出部37Bを調整ねじにて構成したも
のである。これにより、中立時におけるスロットル規制
レバー39の規制位置を突出部37Bの突出量調整により調
整できる。
は、ストッパ37の突出部37Bを調整ねじにて構成したも
のである。これにより、中立時におけるスロットル規制
レバー39の規制位置を突出部37Bの突出量調整により調
整できる。
（第３実施例） 第６図に示す第３実施例が前記第１実施例と異なる点
は、ストッパ37は軸部37Aのみにて構成し、ストッパ規
制カム38の形状を変更し、スロットル規制レバー39の上
下２レベルに中立衝合部39Aと後進衝合部39Bを設けたこ
とにある。尚、ストッパ規制カム38は、（１）前進位置
ではストッパ37に衝合せずストッパ37を下降位置に設定
し、（２）中立位置では中立カム面38Nをストッパ37の
下端面に衝合してストッパ37をスロットル規制レバー39
の中立衝合部39Aと衝合可能な上昇位置に設定し、
（３）後進位置では後進カム面38Rをストッパ37の下端
面に衝合してストッパ37を、スロットル規制レバー39の
後進衝合部39Bと衝合可能な中間位置に設定する。
は、ストッパ37は軸部37Aのみにて構成し、ストッパ規
制カム38の形状を変更し、スロットル規制レバー39の上
下２レベルに中立衝合部39Aと後進衝合部39Bを設けたこ
とにある。尚、ストッパ規制カム38は、（１）前進位置
ではストッパ37に衝合せずストッパ37を下降位置に設定
し、（２）中立位置では中立カム面38Nをストッパ37の
下端面に衝合してストッパ37をスロットル規制レバー39
の中立衝合部39Aと衝合可能な上昇位置に設定し、
（３）後進位置では後進カム面38Rをストッパ37の下端
面に衝合してストッパ37を、スロットル規制レバー39の
後進衝合部39Bと衝合可能な中間位置に設定する。
従って、この第３実施例にあっても、シフト操作に連
動し、中立時と後進時の各スロットル開度を規制すると
ともに、中立時の最大スロットル開度を後進時の最大ス
ロットル開度より小さく設定することができる。
動し、中立時と後進時の各スロットル開度を規制すると
ともに、中立時の最大スロットル開度を後進時の最大ス
ロットル開度より小さく設定することができる。
［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、中立時や後進時にそれ
ぞれ適切な過回転防止を達成し、かつ後進時に必要な後
進スラストを確保することができる。
ぞれ適切な過回転防止を達成し、かつ後進時に必要な後
進スラストを確保することができる。
第１図は本発明の第１実施例が適用された船外機用エン
ジンを示す側面図、第２図は第１図の要部斜視図、第３
図はスロットル開度規制手段の作動状態を示す側面図、
第４図はスロットル開度規制手段の作動状態を示す平面
図、第５図は本発明の第２実施例の作動状態を示す側面
図、第６図は本発明の第３実施例の作動状態を示す側面
図、第７図は本発明が適用される船外機を示す側面図で
ある。 10……船外機、 15……エンジン、 22……シフト装置、 27……スロットル操作装置、 34……支持部材、35……回動軸、37……ストッパ、37A
……軸部、37B……突出部、38……ストッパ規制カム、3
8N……中立カム面、38R……後進カム面、39……スロッ
トル規制レバー、41……ガイドレール。
ジンを示す側面図、第２図は第１図の要部斜視図、第３
図はスロットル開度規制手段の作動状態を示す側面図、
第４図はスロットル開度規制手段の作動状態を示す平面
図、第５図は本発明の第２実施例の作動状態を示す側面
図、第６図は本発明の第３実施例の作動状態を示す側面
図、第７図は本発明が適用される船外機を示す側面図で
ある。 10……船外機、 15……エンジン、 22……シフト装置、 27……スロットル操作装置、 34……支持部材、35……回動軸、37……ストッパ、37A
……軸部、37B……突出部、38……ストッパ規制カム、3
8N……中立カム面、38R……後進カム面、39……スロッ
トル規制レバー、41……ガイドレール。
Claims (1)
- 【請求項１】前進、中立、後進のいずれかにプロペラ回
転を切換えるシフト装置を有し、スロットル開度を前進
時に全開可能とするスロットル操作装置を有する船舶推
進機において、 スロットル開度を規制するスロットル規制レバーを、エ
ンジンの側部に立設したスロットル操作に連動して回動
する回動軸に固定し、 シフト操作に連動するストッパ規制カムを、エンジンの
側部に固定した前後に延在するガイドレールに支持し、
前進位置、中立位置、後進位置のいずれかに設定替え可
能とし、 エンジンの側部に固定した支持部材にストッパの軸部を
上下動可能に支持し、ストッパの軸部の下端を中立、後
進のシフト操作に伴い、ストッパ規制カムの上端に形成
した中立カム面、後進カム面のそれぞれに当接させ、ス
トッパの軸部の上端に突出部を設け、 スロットル規制レバー及び回動軸と、ストッパ規制カム
及びガイドレールを、エンジンの同じ側の側部に設け、 ストッパがストッパ規制カムに当接せずに下降位置に設
定される前進時には、スロットル規制レバーをストッパ
の上方に素通りさせてスロットル開度を全開まで操作可
能とし、ストッパがストッパ規制カムの中立カム面に当
接して中間位置に設定される中立時には、スロットル規
制レバーをストッパの突出部に衝合させて最大スロット
ル開度を小開度側に規制し、ストッパがストッパ規制カ
ムの後進カム面に当接して上昇位置に設定される後進時
には、スロットル規制レバーをストッパの軸部に衝合
し、最大スロットル開度を中立時の最大スロットル開度
より大きい中開度に規制することを特徴とする船舶推進
機のスロットル開度規制装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2139947A JP2963492B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 船舶推進機のスロットル開度規制装置 |
| US08/066,340 US5314362A (en) | 1990-05-31 | 1993-05-21 | Throttle opening limiting system for a marine propulsion unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2139947A JP2963492B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 船舶推進機のスロットル開度規制装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0438295A JPH0438295A (ja) | 1992-02-07 |
| JP2963492B2 true JP2963492B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=15257386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2139947A Expired - Fee Related JP2963492B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 船舶推進機のスロットル開度規制装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5314362A (ja) |
| JP (1) | JP2963492B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998000634A2 (en) * | 1996-06-21 | 1998-01-08 | Outboard Marine Corporation | Method and apparatus for calibrating a position sensor used in engine control |
| JP3707577B2 (ja) * | 1996-12-18 | 2005-10-19 | ヤマハマリン株式会社 | 船舶用エンジンの運転制御装置 |
| JP4094151B2 (ja) | 1999-01-26 | 2008-06-04 | ヤマハマリン株式会社 | 船外機のシフト規制装置 |
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| US6231410B1 (en) | 1999-11-01 | 2001-05-15 | Arctic Cat Inc. | Controlled thrust steering system for watercraft |
| US6663447B1 (en) | 1999-12-09 | 2003-12-16 | Arctic Cat Inc. | Method and system for controlling thrust of watercraft during various steering conditions |
| JP4509406B2 (ja) | 2000-03-17 | 2010-07-21 | ヤマハ発動機株式会社 | 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置 |
| JP4035334B2 (ja) | 2001-02-15 | 2008-01-23 | ヤマハ発動機株式会社 | 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置 |
| JP2002256928A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-11 | Yamaha Motor Co Ltd | 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置 |
| JP2003097309A (ja) | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Sanshin Ind Co Ltd | 操船装置、操船方法 |
| US6692320B1 (en) * | 2002-08-02 | 2004-02-17 | Brunswick Corporation | Gear selector actuation system for a marine propulsion device |
| JP2005016354A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Yamaha Marine Co Ltd | 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置 |
| JP4275572B2 (ja) * | 2003-06-30 | 2009-06-10 | ヤマハ発動機株式会社 | 船舶搭載エンジン制御装置 |
| JP2007314084A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Yamaha Marine Co Ltd | 滑走艇の運転制御装置 |
| BR112012030656A2 (pt) | 2010-06-03 | 2016-08-16 | Polaris Inc | veículo, e, método de controle do afogador eletrônico para um veículo |
| US9205717B2 (en) | 2012-11-07 | 2015-12-08 | Polaris Industries Inc. | Vehicle having suspension with continuous damping control |
| AU2015339673A1 (en) | 2014-10-31 | 2017-06-15 | Polaris Industries Inc. | System and method for controlling a vehicle |
| CN110121438B (zh) | 2016-11-18 | 2023-01-31 | 北极星工业有限公司 | 具有可调节悬架的车辆 |
| US10406884B2 (en) | 2017-06-09 | 2019-09-10 | Polaris Industries Inc. | Adjustable vehicle suspension system |
| US10987987B2 (en) | 2018-11-21 | 2021-04-27 | Polaris Industries Inc. | Vehicle having adjustable compression and rebound damping |
| WO2022016155A1 (en) | 2020-07-17 | 2022-01-20 | Polaris Industries Inc. | Adjustable suspensions and vehicle operation for off-road recreational vehicles |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2785584A (en) * | 1955-01-28 | 1957-03-19 | New England Bobbin & Shuttle C | Engine control device |
| US3317012A (en) * | 1965-01-14 | 1967-05-02 | Outboard Marine Corp | Engine |
| US4755156A (en) * | 1987-03-03 | 1988-07-05 | Outboard Marine Corporation | Marine propulsion device with mechanical linkage for throttle and shift controls |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP2139947A patent/JP2963492B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-21 US US08/066,340 patent/US5314362A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5314362A (en) | 1994-05-24 |
| JPH0438295A (ja) | 1992-02-07 |
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