JP3065414B2 - 船舶推進機の遠隔操作装置 - Google Patents

船舶推進機の遠隔操作装置

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JP3065414B2
JP3065414B2 JP3356897A JP35689791A JP3065414B2 JP 3065414 B2 JP3065414 B2 JP 3065414B2 JP 3356897 A JP3356897 A JP 3356897A JP 35689791 A JP35689791 A JP 35689791A JP 3065414 B2 JP3065414 B2 JP 3065414B2
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誠 永房
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/22Use of propulsion power plant or units on vessels the propulsion power units being controlled from exterior of engine room, e.g. from navigation bridge; Arrangements of order telegraphs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船舶推進機の遠隔操
作装置の改良に関する。
【従来の技術】
【0002】従来、船外機やスタンドライブ等の船舶推
進機では、その推進機の遠隔操作を遠隔操作装置、すな
わち、リモコンで行っているものが多い。この遠隔操作
装置は、操縦席に設けたリモコンの1本のリモコンレバ
ーで、シフト操作とスロットル操作の両操作を行うもの
である。そして、この遠隔操作装置は、シフト領域(リ
モコンレバーの中立位置から所定範囲の間の領域)で
は、スロットル弁を全閉状態(アイドリング状態)を保
持したままシフト操作のみを行い、スロットル領域(リ
モコンレバーの前記所定範囲を超えた領域)では、シフ
トした状態を保持したままスロットル弁のみを開閉操作
(全閉から全開まで)を行う様に構成されている。
【0003】ところで、図2に示すように、リモコンレ
バーの操作許容範囲は、リモコンのコンパクトを考慮す
ると自ずと制限される。このため、従来は、レイアウト
上許容しうる最大の範囲内で、シフト領域とスロットル
領域とを配分していたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、トローリン
グや低速航走では微小なスロットル操作を可能とするこ
とが要請されるが、この要請に応えるには、スロットル
領域を広くとる必要がある。こうした場合、シフト領域
が狭まり、結果として、シフト操作の際の中立位置の判
定が難しくなる。一方、係る判定を容易にするため、ス
ロットル領域を広く設定すると、今度は逆にトローリン
グや低速航走での微小なスロットル操作が難しくなる。
なぜなら、狭いスロットル領域でスロットル弁の全閉か
ら全開まで制御しなけらばならないからである。
【0005】以上の様に、従来の遠隔操作装置は、中立
判定または微小なスロットル操作のいずれかが困難とな
るか、あるいは両方とも不十分な状態とならざるを得な
かった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みなれたもの
で、その目的は、微小なスロットル操作とシフトの中立
位置の判定とを共に容易にし得る船舶推進機の遠隔操作
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、リモコンレバーにより、シフトおよびス
ロットルの各操作を行う一方、前記リモコンレバーが中
立位置から所定範囲内のシフト領域ではシフト操作のみ
を、前記リモコンレバーが前記所定範囲を超えたスロッ
トル領域ではスロットル操作のみを行うようにした船舶
推進機の遠隔操作装置において、前記リモコンレバーの
操作に応じてスロットル弁を開閉するスロットル駆動手
段を設け、前記リモコンレバーの操作に応じ前記スロッ
トル領域におけるスロットル弁の開閉動作を少なくとも
2つのモードにわけると共に、前記2つのモードを選択
するモード切換手段を設け、該モード切換手段により選
択されたモードに応じ、前記スロットル弁駆動手段を駆
動制御したことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、リモコンレバーにより、シフトおよびスロットルの
各操作を行う一方、前記リモコンレバーが中立位置から
所定範囲内のシフト領域ではシフト操作のみを、前記リ
モコンレバーが前記所定範囲を超えたスロットル領域で
はスロットル操作のみを行うようにした船舶推進機の遠
隔操作装置において、前記リモコンレバーの操作に応じ
てスロットル弁を開閉するスロットル駆動手段を設け、
前記スロットル領域をスロットル弁の全閉から中間開度
までの低速モードと、スロットル弁の全閉から全開まで
の通常モードの少なくとも2つのモードにわけると共
に、前記2つのモードを選択するモード切換手段を設
け、該モード切換手段により選択されたモードに応じ、
前記スロットル弁駆動手段を駆動制御したことを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】スロットル領域でのスロットル操作を少なくと
も2つのモードで動作させた。従って、操縦者の好みに
応じ、モード切換手段でそのモードを選択すれば、操縦
者の好みの航走が出来る。
【0010】また、スロットル領域でのスロットル操作
を低速モードと通常モードの少なくとも2つのモードで
操作した。すなわち、低速モードでは全閉から中間開度
までの間でスロットル操作し、通常モードでは全閉から
全開までの間でスロットル操作を行った。従って、シフ
ト領域を従来より広く設定し、結果としてスロットル領
域が狭まっても、モード切換手段により低速モードにす
れば、微小なスロットル操作が可能となる。また、全開
で航走する場合にはモード切換手段により通常モードに
すれば従来と同様に全閉から全閉までの全運転領域で航
走できる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す全体図であ
る。図2は、リモコンレバーの各動作位置を表したリモ
コンの正面図である。図3は、電動アクチュエータの正
面図である。図4は、遠隔操作装置のブロック図であ
る。図6は、モード切換SW等を取り付けたSWパネル
の正面図である。図7は、遠隔操作装置の動作を表した
フローチャートである。図8は、低速モードでのリモコ
ンレバー位置とスロットルおよびシフト各位置の関係を
示した線図である。図9は、シフトモードでのリモコン
レバー位置とスロットルおよびシフト各位置の関係を示
した線図である。図10は、通常モードでのリモコンレ
バー位置とスロットルおよびシフト各位置の関係を示し
た線図である。図11および図12は、第2実施例に係
る線図で、図11は、スロットル領域内の通常モードで
のリモコンレバー位置とスロットル弁開度位置の関係を
拡大して示した線図である。図12は、スロットル領域
内の従来モードでのリモコンレバー位置とスロットル位
置の関係を拡大して示した線図である。
【0012】1は船体、4は船外機である。船体1の船
尾には、船外機4が取り付けられ、また船体1の中央に
は、操縦席2が配置され、更に、操縦席2の上方には、
上部操縦席3が配置されている。
【0013】操縦席2および上部操縦席3から遠く離れ
た船外機4を操作するため、遠隔操作装置12が設けら
れている。この遠隔操作装置12は、操縦席2および上
部操縦席3に設置されたリモコン13、23と、船尾付
近に配置された電動アクチュエータ51と、リモコン1
3、23および後述するSWパネル31上の各種SW類
32、33と電動アクチュエータ51との間を電気的に
結線する線16、26と、電動アクチュエータ51と船
外機4との間を機械的に結合するスロットルケーブル6
2、シフトケーブル66とから構成されている。本実施
例の遠隔操作装置12は、所謂デュアルステーションと
言われるもので、操縦席2に設置されたリモコン13、
上部操縦席3に設置されたリモコン23のいずれからも
船外機4を遠隔操作することが可能となっている。
【0014】船外機4は、推進ユニット5と、この推進
ユニット5の上部にカウリングにより覆われたエンジン
6と、エンジン6の駆動力により船体1に推進力を与え
るプロペラ7と、推進ユニット5を船体1に対し操舵自
在およびチルト自在に固定するブラケット8とで構成さ
れている。エンジン5には気化器9が設けられ、気化器
9内のスロットル弁10の開閉によりエンジン5へ供給
する混合気の量を増減している。また、推進ユニット5
内には、プロペラ5の正回転、逆回転あるいは中立位置
とを切り換えるためのシフト装置11が内蔵されてい
る。
【0015】図2を用いて、リモコン13について説明
する。なお、上部操縦席3に設けられたリモコン23も
同一の構造、機能を有しているので、リモコン13のみ
説明し、リモコン23についての説明は省略する。
【0016】リモコン13には、前後に回動自在に枢支
されたリモコンレバー14と、リモコンレバー14の回
動位置を検出するレバー位置検出器15とが設けられて
いる。図2において、リモコンレバー14はAの位置で
中立、Bの位置で前進、B’の位置で後進の各位置であ
る。リモコンレバー14をBの位置からCの位置まで回
動操作すると、シフト装置11はそのままの状態を保持
したまま、通常モードの場合では、スロットル弁10が
全閉(アイドリング)から全開に、低速モードの場合で
は、スロットル弁10が全閉(アイドリング)から中開
度(本実施例では、1/3開度)に、シフトモードの場
合では、スロットル弁10が全閉(アイドリング)の状
態を保持しままになる様に制御部53等が機能する。一
方、リモコンレバー14をB’の位置からC’の位置ま
で回動操作すると、シフト装置11はそのままの状態を
保持したまま、スロットル弁10が全閉(アイドリン
グ)から全開になる様に制御部53等が機能する。
【0017】リモコンレバー14の位置は逐次、レバー
位置検出器15で検出され、その検出値は線16を介し
て、後述する電動アクチュエータ51の制御部53に送
られる。なお、AとBの領域、あるいはAとB’の領域
を所謂シフト領域と言う。このシフト領域は、シフトの
中立判定を十分容易にするため、従来より広く設定して
いる。リモコンレバー14をA位置方向に戻す場合は、
上記の逆の動作となる。
【0018】リモコン13の後方には、図2で示す様
に、SWパネル31が上方を向けて設置されている。図
6に示される様に、SWパネル31の上部には、ステー
ション表示灯35が設けられている。このステーション
表示灯35は、操縦席の数に応じて設けられるものであ
るが、図1では、操縦席が2箇所の例を図示してあるこ
とから、この場合には、ステーション表示灯35は2個
設ければよい。ただし、図6では、操縦席が3箇所の例
に対応すべく3個のステーション表示灯35が設ける例
を示している。ステーション表示灯35はいずれか1つ
が点灯し、他は消灯してい、点灯しているステーショ
ン、すなわち、リモコンが運転状態であることを示して
いる。
【0019】SWパネル31の下部の左側には、モーメ
ンタリー型のステーション切換SW33が設けられてい
る。このステーション切換SW33は、リモコン13、
23のうち、どのリモコンの作動を制御器53で採用す
るかを決定するために設けられたスイッチである。すな
わち、例えば操縦席2のリモコン13を作動状態にする
には、操縦席2に設置されたステーション切換SW33
をONさせることにより、その信号が線16を介して電
動アクチュエータ51の制御器53に送られ、その結
果、操縦席2に設置されたリモコン13の信号のみを制
御器53が採用し、したがって、リモコン13からの信
号のみがシフトおよびスロットルの各操作に反映され
る。
【0020】SWパネル31の下部の右側には、オルタ
ネート型のモード切換SW32が設けられている。この
モード切換SW32は、左右に回動することにより低速
モード、通常モード、シフトモードのいずれかを選択す
る。なお、本実施例では、シフトモードも設けたが、本
発明では少なくとも低速モードと通常モードの2つあれ
ば足りる。なお、上部操縦席3に設けられたリモコン2
3の後方にも同様にSWパネルが設置されているが、同
一構造、機能を有するので、その説明は省略する。
【0021】次に、図3および図4を用いて、電動アク
チュエータ51の構成と作動を説明する。電動アクチュ
エータ51のケース内には、制御器53が配置され、ま
た、その右側(図3にて)には電動式のモータ55が固
定されている。制御器53とモータ55の間には、動力
伝達機構57が配置されている。この動力伝達機構57
は、モータ55に固定された駆動ギア58と、これに噛
み合い、電動アクチュエータ51に回動自在に支持され
た被動ギア59とにより構成される。被動ギア59の軸
芯付近には、後述するケーブル駆動機構60の作動位置
を検出する位置検出器68が設けられている。ケーブル
駆動機構60は、被動ギア59に固定されたアーム60
Aと、このアーム60Aの先端に取り付けられたジョイ
ント60Bにより構成される。ジョイント60Bには、
スロットルケーブル62のインナーケーブル64が接続
されている。このインナーケーブル64は、電動アクチ
ュエータ51のケースから突出して、その外周を覆うア
ウターケーブル63とともにスロットルケーブル62と
して、船外機4のスロットル弁10まで延びている。制
御器53の命令信号に応じ、モータ55が回動し、その
回動力は、駆動ギア58、被動ギア59、アーム60
A、ジョイント60Bに順次伝わり、スロットルケーブ
ル62のインナーケーブル64を作動させ、さらに、ス
ロットル弁10を操作する。一方、スロットルケーブル
の位置は位置検出器68により検出され、その信号は、
制御部53に送られ、フィードバックされる。すなわ
ち、スロットル弁10の開度位置(本実施例では、スロ
ットルケーブル62の位置で代用)が制御部53が指示
した位置になっていないことを位置検出器68が検出し
た場合には、制御部53からモータ55に駆動命令が
出、スロットル弁10を開弁駆動する。逆に、制御部5
3が指示した位置を越えたことを位置検出器68が検出
した場合には、制御部53からモータ55に駆動命令が
出、スロットル弁10を閉弁駆動する。これらのフィー
ドバックにより、リモコンレバー14、24の位置に忠
実にスロットル弁10が追随する。
【0022】電動アクチュエータ51には、以上の様に
モータ55、ケーブル駆動機構60、スロットルケーブ
ル62が収納されているが、その背後には、シフト装置
11を駆動するための同様なモータ、ケーブル駆動機
構、シフトケーブル66が収納されている。これらは、
レバー位置検出器15、25からの信号を受けた制御部
53の命令信号に応じ駆動制御され、シフト装置11を
操作している。なお、リモコンレバー14、24の位置
が、Aの時は、シフト装置11を中立状態で、Bの方向
へ回動するに従いシフトインし、Bでは、完全に前進状
態となる。また、リモコンレバー14、24の位置が、
B’の方向へ回動するに従いシフトインし、B’では、
完全に後進状態となる。BからC、B’からC’に回動
しても前進状態あるいは後進状態は保持される。
【0023】図8乃至図10を用い、各モードの作動に
ついて説明する。いずれの図も、縦軸は、シフト装置の
位置(Fは前進、Rは後進の各状態を表している。)お
よびスロットル弁10の開弁状態を表している。実線が
スロットル弁10の開弁状態を、一点鎖線がシフト装置
11の位置を表している。なお、破線は、従来のリモコ
ンレバー位置とスロットル弁開弁状態との関係を表して
いる。
【0024】図9は、シフトモード時のリモコンレバー
位置に対するシフト装置11の位置およびスロットル弁
10の開弁状態を表している。モード切換SW32を
「シフト」に合わせると、その信号は制御部53に送ら
れ、シフトモードとなる。その状態で、リモコンレバー
14をAからBに倒すと、レバー位置検出器15から制
御部53へ信号が送られる。そして、制御部53からの
信号で、シフト装置11を駆動させるモータ(不図示)
が駆動し、中立状態から次第に前進状態に移行する。し
かし、その間は、制御部53からは、スロットル弁10
を駆動させるモータ55へは信号が送られず、スロット
ル弁10は全閉状態(アイドリング状態)を保持してい
る。次に、リモコンレバー14をBからCに倒すと、同
様にレバー位置検出器15から制御部53へ信号が送ら
れる。そして、制御部53からはシフト装置11を駆動
させるモータ(不図示)へは信号は送らず、したがっ
て、前進状態を保持し続ける。同様に、制御部53から
は、スロットル弁10を駆動させるモータ55へ信号が
送られず、スロットル弁10は全閉状態(アイドリング
状態)を保持し続ける。したがって、リモコンレバー1
4をスロットル領域で操作しても、スロットル弁10は
全閉状態を保持し続ける。このことは、リモコンレバー
14がAからBの間を移行している時、シフト装置11
が作動し、BからCの間を移行している時は、シフト装
置11が作動しない。同様に、リモコンレバー14がA
からB’の間を移行している時、シフト装置11が作動
し、B’からC’の間を移行している時は、シフト装置
11が作動しない。したがって、船を接岸する時のよう
に、微速前進、中立、微速後進を繰り返す場合に、シフ
トモードが好適となる。
【0025】図8を用いて低速モード時の作動について
説明する。図8は、低速モード時のリモコンレバー位置
に対するシフト装置11の位置およびスロットル弁10
の開弁状態を表している。モード切換SW32を「低
速」に合わせると、その信号は制御部53に送られる。
その状態で、リモコンレバー14をAからBに倒すと、
レバー位置検出器15から制御部53へ信号が送られ
る。そして、制御部53からの信号でシフト装置11を
駆動させるモータ(不図示)が駆動し、中立状態から次
第に前進状態に移行する。しかし、その間は、制御部5
3からは、スロットル弁10を駆動させるモータ55へ
は信号が送られない。制御部53からは、スロットル弁
10を駆動させるモータ55へ信号が送られ、スロット
ル弁10は全閉状態(アイドリング状態)から次第に開
弁し、結局1/3開度程度開く。しかし、全開までは開
かない。したがって、リモコンレバー14をスロットル
領域で操作しても、スロットル弁10は全閉から1/3
程の開度の間を制御するのみである。このことは、リモ
コンレバー14が、従来の制御(破線参照)に較べ、ス
ロットル弁10を細かく制御することが出来ることを意
味する。したがって、低速域でのスロットル弁10の微
操作が容易となる。
【0026】図10は、通常モード時のリモコンレバー
位置に対するシフト装置11の位置およびスロットル弁
10の開弁状態を表している。モード切換SW32を
「通常」に合わせると、その信号は制御部53に送られ
る。その状態で、リモコンレバー14をAからBに倒す
と、レバー位置検出器15から制御部53へ信号が送ら
れる。そして、制御部53からの信号でシフト装置11
を駆動させるモータ(不図示)が駆動し、中立状態から
次第に前進状態に移行する。しかし、その間は、制御部
53からは、スロットル弁10を駆動させるモータ55
へは信号が送られず、スロットル弁10は全閉状態(ア
イドリング状態)を保持している。次に、リモコンレバ
ー14をBからCに倒すと、同様にレバー位置検出器1
5から制御部53へ信号が送られる。そして、制御部5
3からはシフト装置11を駆動させるモータ(不図示)
へは信号を送らず、したがって、前進状態を保持し続け
る。一方、制御部53からは、スロットル弁10を駆動
させるモータ55へ信号が送られ、スロットル弁10は
全閉状態(アイドリング状態)から次第に開弁し、最終
的には全開状態となる。したがって、リモコンレバー1
4をスロットル領域で操作した場合、全閉から全開まで
従来同様に制御することが出来る。なお、従来と異なる
点は、従来はリモコンレバーの操作量とスロットル弁1
0の開度は、比例的になっていたが、この実施例では、
非線形になっている。すなわち、リモコンレバー14を
Bから僅かに倒した位置では、リモコンレバー14の操
作量に較べスロットル弁10は少なく開く様になってい
る。したがって、スロットル弁10の微調整が可能とな
る。しかし、リモコンレバー14をBから大きく倒した
位置(C付近)では、リモコンレバー14の操作量に較
べスロットル弁10は大きく開く様になっている。すな
わち、スロットル弁10の全開付近では、スロットル弁
10の微調整は出来ない。しかし、スロットル弁10の
全開付近では、スロットル弁10の開度変化に対し、エ
ンジン回転速度は余り変化しないので、スロットル弁1
0の微調整は寧ろ必要ない。
【0027】図11および図12を用いて、本発明の第
2実施例について説明する。図11に示す様に、本実施
例の通常モードでは、リモコンレバー14をBから僅か
に倒しても、リモコンレバー14の操作量に較べスロッ
トル弁10の開度変化は小さい。しかし、エンジン回転
速度は破線で示す様に、ほぼ直線上に上がる。次に、リ
モコンレバー14をBから大きく倒し、C付近にまで至
ると、リモコンレバー14の操作量に較べスロットル弁
10の開度変化は大きい。しかし、エンジン回転速度は
大きく変化しない。したがって破線で示す様に、リモコ
ンレバー14の操作量に対しエンジン回転速度は直線的
(線形)に変化する。したがって、スロットル操作が容
易になる。一方、モード切換SWによりモードを従来モ
ードに選択した場合には、図12に示すように、リモコ
ンレバー14の操作量に対しスロットル弁の開度が直線
的(線形)に変化する。したがって、エンジン回転速度
は図11の破線で示す様に、B付近で大きく変化し、C
付近では小さく変化する。このことは、リモコンレバー
14の動きに対し、エンジン回転速度が直線的に変化し
ないことを意味する。したがって、本実施例では、通常
モードと従来モードを切換選択することにより、従来と
同様な運転と、リモコンレバー14とエンジン回転速度
とを比例させて運転させることが出来る。
【0028】制御部53の制御方法を図7のフローチャ
ートを用いて、説明する。まず、制御部53はモード切
換SW32を読み込み、その位置を判定する。その判定
がシフトモードの場合には、モータ55をOFFにす
る。その判定が低速モードの場合には、モータ55を低
速モードで駆動させる。その判定が通常モードの場合に
は、モータ55を通常モードで駆動させる。
【0029】リモコンレバー14、24が次の位置にあ
る場合にのみモード切換SW32は切り換えられる。低
速モードから通常モードに切り換える場合には、相当す
るリモコンレバー14、24がAからBまたはAから
B’の間にあるときのみ可能である。つまり、BからC
またはB’からC’の間にあるときは不可である。シフ
トモードから通常モードに切り換える場合には、相当す
るリモコンレバー14、24がAの位置、すなわち、中
立の位置にあるときのみ可能である。したがって、相当
するリモコンレバー14、24が中立位置以外にあると
きは、中立の位置に戻してから、モード切換SW32を
シフトモードから通常モードに切り換えることになる。
【0030】なお、本実施例では、スロットル弁の駆動
を電動のモータで行ったが、これはいずれの駆動手段
(例えば、油圧のモータあるいは、リモコンレバーの操
作力を直接スロットル弁駆動に用いる方法)であっても
よい。また、低速モードにおけるスロットル弁の制御範
囲の中間開度とは1/3開度に限らず、全閉から全開の
途中であればよい。その開度は、推進機と船体等とのマ
ッチングで決定することになる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、モードを選択切換することに
より、操縦者の好みに応じて操縦することが出来る。ま
た、モードを選択切換することにより、微小なスロット
ル操作とシフトの中立位置判定を共に容易にし得るし、
また、スロットル弁の全開も従来と同様に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体図である。
【図2】リモコンレバーの各動作位置を表したリモコン
の正面図である。
【図3】電動アクチュエータの正面図である。
【図4】遠隔操作装置のブロック図である。
【図5】遠隔操作装置の構成図である。
【図6】モード切換SW等を取り付けたSWパネルの正
面図である。
【図7】遠隔操作装置の動作を表したフローチャートで
ある。
【図8】低速モードでのリモコンレバー位置とスロット
ルおよびシフト各位置の関係を示した線図である。
【図9】シフトモードでのリモコンレバー位置とスロッ
トルおよびシフト各位置の関係を示した線図である。
【図10】通常モードでのリモコンレバー位置とスロッ
トルおよびシフト各位置の関係を示した線図である。
【図11】本発明の第2実施例に係るもので、スロット
ル領域内の通常モードでのリモコンレバー位置とスロッ
トル弁開度位置の関係を拡大して示した線図である。
【図12】本発明の第2実施例に係るもので、スロット
ル領域内の従来モードでのリモコンレバー位置とスロッ
トル位置の関係を拡大して示した線図である。
【符号の説明】
1・・・・・・船体 2・・・・・・操縦席 3・・・・・・上部操縦席 4・・・・・・船外機 6・・・・・・エンジン 9・・・・・・気化器 10・・・・・スロットル弁 11・・・・・シフト装置 12・・・・・遠隔操作装置 13・・・・・リモコン 14・・・・・リモコンレバー 15・・・・・レバー位置検出器 16・・・・・線 23・・・・・リモコン 24・・・・・リモコンレバー 25・・・・・レバー位置検出器 26・・・・・線 31・・・・・SWパネル 32・・・・・モード切換SW 33・・・・・ステーション切換SW 35・・・・・ステーション表示灯 51・・・・・電動アクチュエータ 53・・・・・制御部 62・・・・・スロットルケーブル 66・・・・・シフトケーブル 68・・・・・位置検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 21/26 B63H 21/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモコンレバーにより、シフトおよびス
    ロットルの各操作を行う一方、前記リモコンレバーが中
    立位置から所定範囲内のシフト領域ではシフト操作のみ
    を、前記リモコンレバーが前記所定範囲を超えたスロッ
    トル領域ではスロットル操作のみを行うようにした船舶
    推進機の遠隔操作装置において、 前記リモコンレバーの操作に応じてスロットル弁を開閉
    するスロットル駆動手段を設け、前記リモコンレバーの
    操作に応じ前記スロットル領域におけるスロットル弁の
    開閉動作を少なくとも2つのモードにわけると共に、前
    記2つのモードを選択するモード切換手段を設け、該モ
    ード切換手段により選択されたモードに応じ、前記スロ
    ットル弁駆動手段を駆動制御したことを特徴とする船舶
    推進機の遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 リモコンレバーにより、シフトおよびス
    ロットルの各操作を行う一方、前記リモコンレバーが中
    立位置から所定範囲内のシフト領域ではシフト操作のみ
    を、前記リモコンレバーが前記所定範囲を超えたスロッ
    トル領域ではスロットル操作のみを行うようにした船舶
    推進機の遠隔操作装置において、 前記リモコンレバーの操作に応じてスロットル弁を開閉
    するスロットル駆動手段を設け、前記スロットル領域を
    スロットル弁の全閉から中間開度までの低速モードと、
    スロットル弁の全閉から全開までの通常モードの少なく
    とも2つのモードにわけると共に、前記2つのモードを
    選択するモード切換手段を設け、該モード切換手段によ
    り選択されたモードに応じ、前記スロットル弁駆動手段
    を駆動制御したことを特徴とする船舶推進機の遠隔操作
    装置。
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