JP2016037221A - 小型船舶用推進システム - Google Patents

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Abstract

【課題】シフト機構のシフト位置が前進位置以外である場合に、航行モードを第1のモードから第2のモードへと切り替えるための操作が簡単となる小型船舶用推進システムを提供する。
【解決手段】ECUは、アクセル非操作状態において、低速走行モードスイッチが所定時間以上押されたと判別された場合には、航行モードが低速航行モードであるか否かを判別する。航行モードが低速航行モードではないと判別された場合には、ECUは、エンジンが停止しているか否かを判別する。エンジンが停止していないと判別された場合には、ECUは、シフト位置が前進位置であるか否かを判別する(S6)。シフト位置が前進位置ではないと判別された場合には、ECUは、シフトアクチュエータを制御して、シフト位置を前進位置に切り替えた後(S7,S8)、航行モードを低速航行モードに設定する(S9)。
【選択図】図11B

Description

この発明は、ジェット推進艇、船外機艇等の小型船舶に用いられる小型船舶用推進システムに関する。小型船舶とは、総トン数20トン未満の船舶をいう。ただし、総トン数が20トン以上の船舶であっても、長さが20メートル未満であるものは小型船舶に含まれる。
ジェット推進艇は、噴射口から水を後方に噴射するジェットポンプと、ジェットポンプの噴流の向きを変更するリバースゲートとを含む。リバースゲートは、たとえば、前進位置と後進位置とそれらの間の中立位置との間で移動可能である。前進位置は、噴射口から噴射される水の噴射方向に沿ってみた背面視で、噴射口のいずれの部分もリバースゲートによって覆われない位置である。後進位置は、背面視で、噴射口全体がリバースゲートによって覆われる位置である。中立位置は、前進位置と後進位置との間の所定位置である。
ジェット推進艇等の小型船舶においては、航行速度が制限された徐行区域や浅瀬を長時間航行する場合がある。しかしながら、低速状態を維持したまま長時間航行しようとすると、アクセル操作が単調であるため、操船者が疲れ易い。そこで、下記特許文献1には、航行モードとして予め設定された所定の低速度で航行する低速航行モード(低速度設定モード)を有するジェット推進艇が開示されている。このジェット推進艇は、航行モードを低速航行モードに切替えるための低速航行モードスイッチ(低速度設定スイッチ)を備えている。
特開2006-200442号公報 米国特許出願公開第2013/0344754号明細書
特許文献1のジェット推進艇では、低速航行モードへの移行の際に乗り心地が悪化するのを防止するために、アクセル操作量が所定量であることが、低速航行モードへの切り替えが許可されるための一つの条件とされている。特許文献1のジェット推進艇では、リバースゲートが前進位置であることが、低速航行モードへの切り替えが許可されるための別の一つの条件とされている。このため、リバースゲートが前進位置以外の位置にある場合に航行モードを低速航行モードに切り替えるためには、操作者は、リバースゲートを前進位置に切り替え、その後さらに、低速航行モードスイッチを操作する必要がある。
一般的に徐行区域は着岸場所の周辺に設定されている。一方、ジェット推進艇を着岸させる際には、リバースゲートを中立位置に移動させる操作が行われることが多い。このため、着岸後にジェット推進艇を低速航行モードで発進させたいときには、リバースゲートを中立位置から前進位置に切り替えるための操作が必要となることが多い。したがって、ジェット推進艇の発進に際して、操船者は、リバースゲートを中立位置から前進位置に切り替え、その後に、低速航行モードへの切り替え操作を行う必要があるから、発進操作が煩雑である。
徐行区域が、いわゆる“NO WAKE ZONE”である。低速航行モードが、いわゆる“NO WAKE MODE”である。
この発明の一実施形態は、シフト機構のシフト位置が前進位置以外である場合における航行モードの切替操作を簡単にできる小型船舶用推進システムを提供する。
この発明の一実施形態は、小型船舶の船体に推進力を与えるための推進システムを提供する。この小型船舶用推進システムは、前記船体に前進方向の推進力を与える前進位置を含む複数のシフト位置の間で切替え可能なシフト機構を備えた推進ユニットと、前記シフト機構のシフト位置を切り替えるためのシフトアクチュエータと、前記シフト機構のシフト位置を検出するシフト位置検出ユニットと、前記小型船舶の航行速度を設定するために操作者によって操作されるアクセル操作子と、前記アクセル操作子の操作に応じて前記小型船舶を航行させる第1のモードと、前記アクセル操作子の操作とは別の指令に応じて前記小型船舶を航行させる第2のモードとを含む複数の航行モードの間で航行モードを切り替えるためのモード切替信号を出力するモード切替信号出力ユニットと、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1のモードから前記第2のモードへと切り替えるモード切替信号が出力され、かつ前記シフト位置検出ユニットが前記前進位置以外のシフト位置を検出するときには、前記シフトアクチュエータを制御して前記シフト機構のシフト位置を前進位置に切り替え、かつ航行モードを前記第2モードに切り替えるようにプログラムされた制御ユニットとを含む。
この構成によれば、シフト機構のシフト位置が前進位置以外である場合に、第1のモードから第2のモードへと切り替えるモード切替信号が出力されると、制御ユニットが、シフト機構のシフト位置を前進位置に切り替える。したがって、シフト機構のシフト位置を前進位置に切り替えるための操作を操作者が行わなくても、第1のモードから第2のモードへと航行モードを切り替えることができる。このため、航行モードを第1のモードから第2のモードへ切り替えるための操作が簡単である。
この発明の一実施形態では、前記シフト機構のシフト位置を切り替えるためのシフト切替信号を出力するシフト切替信号出力ユニットをさらに含み、前記制御ユニットは、前記シフト切替信号出力ユニットによって出力されるシフト切替信号に応じて前記シフトアクチュエータを制御するようにプログラムされている。この構成では、シフト切替信号出力ユニットから出力されるシフト切替信号に応じて、シフト機構のシフト位置が切り替えられる。その一方で、第1モードから第2モードへと航行モードを切り替えるためのモード切替信号が出力されると、シフト切替信号によらずに、シフト機構のシフト位置が前進位置へと自動的に切り替えられる。したがって、航行モードを切り替えるための操作が簡単である。
この発明の一実施形態では、前記推進ユニットが、噴射口から水を噴射するジェットポンプを含み、前記シフト機構は、前記噴射口から噴射される水の噴射方向に沿って見た背面視で前記噴射口全体が開かれる前進位置と、前記背面視で前記噴射口の少なくとも一部が覆われる前記前進位置以外の位置との間で移動可能なリバースゲートを含む。したがって、第1モードから第2モードへと航行モードを切り替えるためのモード切替信号が出力されると、リバースゲートが自動的に前進位置へと導かれる。したがって、航行モードを切り替えるための操作が簡単である。
この発明の一実施形態では、前記シフト位置検出ユニットは、前記リバースゲートの位置を検出するように構成されている。したがって、航行モードの切替えの際に、リバースゲートの位置が自動制御される。
この発明の一実施形態では、前記第2のモードは、所定の低速度で前記小型船舶を航行させる低速航行モードである。この構成によれば、低速航行モードに切り替えると、シフト位置が自動的に前進位置となるので、低速航行モードへの切替えのための操作が簡単である。
この発明の一実施形態では、前記制御ユニットは、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1のモードから前記第2のモードへと切り替えるモード切替信号が出力されると、所定の第2モード航行条件が充足されることを条件に、航行モードを前記第1モードから前記第2モードに切り替えるようにプログラムされている。これにより、第1モードから第2モードへの切替えを適切に行うことができ、その際に、シフト機構のシフト位置が自動的に前進位置に導かれる。したがって、簡単な操作で、第1モードから第2モードへの航行モードの切替えを適切に行うことができる。
第2モード航行条件は、例えば、前記アクセル操作子が操作されていない状態であるという条件を含んでいてもよい。第2モード航行条件は、例えば、前記推進ユニットが原動機を含む場合には、原動機の回転速度が所定速度以下という条件を含んでいてもよい。
この発明の一実施形態では、前記制御ユニットは、前記シフト機構のシフト位置を前進位置に切り替えた後に、航行モードを前記第2のモードに切り替えるようにプログラムされている。これにより、まずシフト位置が適切に自動制御されてから、航行モードか切り替わるので、自動制御によって、簡単な操作で適切なモード切り替え動作を実現できる。
この発明の一実施形態では、前記制御ユニットは、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1モードから前記第2モードへと切り替えるモード切替信号が出力され、かつ前記シフト位置検出ユニットが前記前進位置を検出しているときに、前記シフト機構のシフト位置を切り替えることなく、航行モードを前記第2モードに切り替えるようにプログラムされている。シフト位置が前進位置であればシフト位置を変更する制御は不要である。したがって、制御の無駄を省きながら、簡単な操作で、シフト位置を適切に自動設定し、かつ航行モードを切り替えることができる。
この発明の一実施形態では、前記制御ユニットは、前記推進ユニットが停止している場合に、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1モードから前記第2モードへと切り替えるモード切替信号が出力され、かつ前記シフト位置検出ユニットが前記前進位置以外のシフト位置を検出するときには、前記推進ユニットを始動させ、前記シフトアクチュエータを制御して前記シフト機構のシフト位置を前進位置に切り替え、かつ航行モードを第2モードに設定するようにプログラムされている。
この構成では、推進ユニットが停止している場合に、第1モードから第2モードへと航行モードを切り替えるモード切替信号が出力されると、推進ユニットが自動的に始動し、かつシフト機構のシフト位置が自動的に前進位置に切り替わる。したがって、操作者は、推進ユニットを起動するための操作およびシフト機構のシフト位置を前進位置に切り替えるための操作を行う必要がない。このため、簡単な操作で、第2のモードでの航行を開始することができる。
この発明の一実施形態では、前記制御ユニットは、前記推進ユニットが停止している場合に、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1モードから前記第2モードへと切り替えるモード切替信号が出力され、かつ前記シフト位置検出ユニットが前記前進位置を検出するときには、前記推進ユニットを始動させ、前記シフト機構のシフト位置を切り替えることなく航行モードを前記第2モードに設定するようにプログラムされている。
この構成では、推進ユニットが停止している場合に、第1モードから第2モードへと航行モードを切り替えるモード切替信号が出力されると、シフト機構のシフト位置が前進位置であれば、シフト位置を切り替えることなく、推進ユニットが自動的に始動し、かつ航行モードが第2モードに設定される。このため、第2のモードでの発進のための操作が簡単である。
図1は、本発明の一実施形態に係る小型船舶用推進システムが適用されたジェット推進艇の模式図である。 図2は、ジェット推進艇のハンドル近傍の構成を示す斜視図である。 図3は、ハンドルの右グリップ近傍の構成を示す拡大斜視図である。 図4は、リバースゲートが後進位置にある状態でのジェット推進機の模式的な側面図である。 図5は、図4の構成の模式的な平面図である。 図6は、リバースゲートが前進位置にある状態でのジェット推進機の模式的な側面図である。 図7は、リバースゲートが中立位置にある状態でのジェット推進機の模式的な側面図である。 図8は、前進位置、中立位置および後進位置でのシフトアームの回転角度位置を示す模式図である。 図9は、ジェット推進艇の電気的構成を説明するためのブロック図である。 図10Aは、アクセル操作量に対するスロットル開度の設定例を示す特性図である。 図10Bは、アクセル操作量に対するスロットル開度の他の設定例を示す特性図である。 図11Aは、低速航行モードの設定および解除に関するECUの動作の一部を示すフローチャートである。 図11Bは、低速航行モードの設定および解除に関するECUの動作の一部を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る小型船舶用推進システムが適用されたジェット推進艇の模式図である。ジェット推進艇1は、湖や海などの水上を航行するために使用される小型船舶の一例である。この実施形態のジェット推進艇1は、パーソナルウォータークラフト(PWC)である。
ジェット推進艇1は、船体2(body)と、船体2の内部に配置された原動機としてのエンジン3と、船体2の後部に取り付けられたジェット推進機4とを含む。エンジン3およびジェット推進機4が、船体2に推進力を与える推進ユニットを構成している。
船体2は、船底を形成するハル5と、ハル5の上方に配置されたデッキ6とを含む。エンジン3は、ハル5とデッキ6との間に区画された空間内に配置されている。その空間内には、さらに、ジェット推進艇1に備えられた電気機器に電力を供給するバッテリB1が配置されている。エンジン3は、ジェット推進機4の前方に配置されている。
エンジン3は、前後方向に延びる回転軸線まわりに回転可能なクランクシャフト3aを含む内燃機関である。エンジン3には、エンジン3の回転速度を検出するためのエンジン回転速度センサ25が備えられている。ジェット推進機4は、エンジン3によって駆動される。ジェット推進機4は、船底から船内(船体2の内部)に吸い込んだ水を船外(船体2の外部)に噴射することにより、ジェット推進艇1を前方または後方に推進させるための推進力を発生する。
デッキ6には、操作者が座るシート7が配置されている。シート7は、エンジン3の上方に配置されている。シート7は、ジェット推進艇1の幅方向中央に配置されている。シート7の前方には、ハンドル8が配置されている。ハンドル8は、船体2の向きを変えるために操作者によって操作される操作部材である。
図2は、ハンドル8の近傍の構成を示す斜視図である。ハンドル8の前方には、表示ユニット9が配置されている。ハンドル8は、右グリップ11と左グリップ12とを含む。右グリップ11には、第1アクセル操作子(アクセル操作子)13が回動可能に取り付けられている。左グリップ12には、第2アクセル操作子(リバースゲート操作子)14が回動可能に取り付けられている。ハンドル8には、右グリップ11の内方側に、操作ボックス15が取り付けられている。ハンドル8の左グリップ12の内方側には、エンジン始動用のスタートスイッチ16およびエンジン停止用の停止スイッチ17が設けられている。
第1アクセル操作子13は、主として、ジェット推進艇1を前進させるために操作される。この実施形態では、第1アクセル操作子13は、アクセルレバーを含むレバー式である。第1アクセル操作子13の操作量(アクセルレバーの操作角度。以下、「第1アクセル操作量Am1」という。)は、第1アクセルポジションセンサ18によって検出される。第1アクセルポジションセンサ18は、例えば、ポテンショメータである。第1アクセルポジションセンサ18は、第1アクセル操作子13の操作状態を検出するアクセル操作検出ユニットの一例である。
第2アクセル操作子14は、主として、ジェット推進艇1を後進させたり、ジェット推進艇1の前方への速度を低減させたりするために操作される。この実施形態では、第2アクセル操作子14は、リバースレバーを含むレバー式である。第2アクセル操作部14の操作量(リバースレバーの操作角度。以下、「第2アクセル操作量Am2」という。)は、第2アクセルポジションセンサ19によって検出される。第2アクセルポジションセンサ19は、例えば、ポテンショメータである。
図3は、ハンドルの右グリップ近傍の構成を示す拡大斜視図である。操作ボックス15には、低速航行モードスイッチ21、一定速度航行モードスイッチ22、増速微調整スイッチ23および減速微調整スイッチ24が設けられている。これらのスイッチ21〜24は、操作者が右グリップ11を右手で把持した状態で、右手親指で操作できる領域に配置されている。
ジェット推進艇1は複数の航行モードで航行させることができる。その複数の航行モードは、通常航行モードと、低速航行モードと、一定速度航行モードとを含む。通常航行モードは、第1アクセル操作子13および第2アクセル操作子14の操作に応じた速度でジェット推進艇1が航行する航行モード(第1のモード)である。低速航行モードは、所定の低速でジェット推進艇1が航行するモード(第2のモード)である。一定速度航行モードは、一定速度航行モードスイッチ22が操作された時の速度でジェット推進艇1が航行するモードである。
低速航行モードスイッチ21は、航行モードを低速航行モードに設定するためのスイッチであり、通常航行モードから低速航行モードへと切り替えるためのモード切替信号を出力するモード切替信号出力ユニットの一例である。微調整スイッチ23,24は、低速航行モード時にジェット推進艇1の速度を微調整するためのスイッチである。一定速度航行モードスイッチ22は、航行モードを一定速度航行モードに設定するためのスイッチである。
図1に示すように、ジェット推進機4は、船底から吸い込んだ船外の水を噴射口31から後方に噴射するジェットポンプ32と、ジェットポンプ32から噴射された噴流の向きを変更するリバースゲート33とを含む。
ジェットポンプ32は、船外の水を吸い込む吸水口41(intake)と、吸水口41から吸い込まれた水を後方に噴射する排水口42(outlet)と、吸水口41に吸い込まれた水を排水口42に導く流路43とを含む。ジェットポンプ32は、さらに、流路43に配置されたインペラ44(動翼)および静翼45と、インペラ44に連結されたドライブシャフト46と、排水口42を形成するノズル47と、ノズル47から後方に噴射された噴流の方向を左右に傾けるデフレクタ48とを含む。
吸水口41は、船底で開口しており、排水口42は、吸水口41よりも後方で後向きに開口している。ドライブシャフト46は、前後方向に延びている。ドライブシャフト46の前端部は、船内に配置されており、ドライブシャフト46の後端部は、流路43に配置されている。ドライブシャフト46の前端部は、カップリング49を介して、エンジン3のクランク軸3aに連結されている。インペラ44は、ドライブシャフト46に連結されている。静翼45は、インペラ44の後方に配置されている。ノズル47は、静翼45の後方に配置されている。インペラ44は、流路43に対してドライブシャフト46の中心軸線まわりに回転可能である。静翼45は、流路43に対して固定されている。ノズル47は、船体2に固定されている。
インペラ44は、エンジン3によって、ドライブシャフト46と共にドライブシャフト46の中心軸線まわりに駆動される。インペラ44が回転駆動されると、吸水口41から流路43内に水が吸い込まれ、流路43内に吸い込まれた水が、インペラ44から静翼45に送られる。インペラ44によって送られた水が静翼45を通過することにより、インペラ44の回転によって生じた水流のねじれが低減され、水流が整えられる。したがって、整流された水が、静翼45からノズル47に送られる。ノズル47は、前後方向に延びる筒状であり、排水口42は、ノズル47の後端部によって形成されている。したがって、ノズル47に送られた水は、ノズル47の後端部から後方に噴射される。
図4は、ノズル47の近傍の構成を拡大して示す模式的な側面図である。図5は、図4の構成の模式的な平面図である。デフレクタ48は、ノズル47の後方に配置されている。デフレクタ48は、左右方向に回動可能にノズル47に支持されている。デフレクタ48は、中空管状である。ノズル47の排水口42は、デフレクタ48内に配置されている。デフレクタ48は、後向きに開口した噴射口31を形成している。噴射口31は、排水口42の後方に配置されている。ノズル47から後方に噴射された水は、デフレクタ48の内部を通って噴射口31から噴射される。水の噴射方向は、デフレクタ48の左右方向角度に従う。
リバースゲート33は、左右方向に延びる上下回動軸線Agまわりに回動可能に、ノズル47に支持されている。以下において、リバースゲート33の前後および上下とは、説明の便宜上、リバースゲート33が図4および図5に示される位置にある状態で定義される前後および上下をいう。リバースゲート33は、デフレクタ48の噴射口31を開閉する開閉部としての後壁51と、後壁51の左側部から前方に延びた左側壁52と、後壁51の右側部から前方に延びた右側壁53とを含む。左側壁52および右側壁53は、側面視で後方に向かって広がる扇状である。左側壁52の後端寄りには、左斜め前方に向かって開口する左開口54が形成されている。右側壁53の後端寄りには、右斜め前方に向かって開口する右開口55が形成されている。左開口54と右開口55とは、リバースゲート33の左右中心を通る鉛直面に対して左右対称に形成されている。
ノズル47には、左右一対の支持ブラケット61が取り付けられている。リバースゲート33の両側壁52,53の前端部は、ボルト62を介して支持ブラケット61に支持されている。ボルト62は、リバースゲート33の側壁52,53を挿通し、支持ブラケット61に螺合している。ボルト62は、上下回動軸線Agに沿って、ノズル47の左右にそれぞれ配置されている。これにより、リバースゲート33は、ノズル47に対して、上下回動軸線Ag回りに回動可能である。
両側壁52,53の前端部は、上下回動軸線Agを中心とした円弧形状部を有する湾曲端面33aを有している。両側壁52,53の前端部は、さらに、湾曲端面33aの上端に繋がり、ほぼ上方に延びた第1直線状端面33bと、湾曲端面33aの下端に繋がり、ほぼ下方に延びた第2直線状端面33cとを有している。
リバースゲート33は、上下回動軸線Agまわりに回動することによって、図4および図5に示す後進位置と、図6に示す前進位置と、図7に示す中立位置とに、移動可能である。前進位置は、デフレクタ48の噴射口31から噴射される水の噴射方向に沿って見た背面視で、噴射口31がリバースゲート33の後壁51に全く覆われない位置である。後進位置は、背面視でデフレクタ48の噴射口31全体がリバースゲート33の後壁51に覆われる位置である。中立位置は、前進位置と後進位置との間の所定位置であり、背面視でデフレクタ48の噴射口31の一部がリバースゲート33の後壁51に覆われる位置である。
リバースゲート33が前進位置に配置されている状態(図6参照)では、デフレクタ48の噴射口31がリバースゲート33に覆われていないので、ノズル47の排水口42から後方に噴射された水は、デフレクタ48内を通って、噴射口31から後方に噴射される。これにより、船体2を前進させる前進方向の推力が発生する。
リバースゲート33が後進位置に配置されている状態(図4参照)では、デフレクタ48の噴射口31全体がリバースゲート33に覆われている。したがって、噴射口31から後方に噴射された水は、リバースゲート33の内面に衝突した後、左開口54および右開口55から左斜め前方および右斜め前方に噴射される。したがって、リバースゲート33は、噴射口31から後方に噴射された水を前方に向けて方向転換させる。これにより、船体2を後進させる後進方向の推力が発生する。
リバースゲート33が中立位置に配置されている状態(図7参照)では、デフレクタ48の噴射口31の一部がリバースゲート33に覆われている。したがって、噴射口31から噴射された水の一部が後方に噴射される一方で、噴射口31から噴射された水の一部が左開口54および右開口55から左斜め前方および右斜め前方に噴射される。したがって、前進方向の推力と後進方向の推力とが発生する。中立位置は、例えば、この前進方向の推力と後進方向の推力とがほぼ等しくなる位置に設定される。
各支持ブラケット61には、前進位置(図6参照)および後進位置(図4参照)においてリバースゲート33が押し当てられるストッパ63が設けられている。ストッパ63は、側面視で上下方向に長いほぼ矩形の板状である。ストッパ63の上端面が第1ストッパ面63aであり、ストッパの後端面が第2ストッパ面63bである。
図6に示すように、リバースゲート33が前進位置にある場合には、リバースゲート33の両側壁52,53の第1直線状端面33bが、ストッパ63の第1ストッパ面63aに押し当てられている。図4および図5に示すように、リバースゲート33が後進位置にある場合には、リバースゲート33の両側壁52,53の第2直線状端面33cが、ストッパ63の第2ストッパ面63bに押し当てられている。図7に示すように、リバースゲート33が中立位置にある場合には、リバースゲート33は、ストッパ63に押し当てられていない。
ジェット推進艇1は、ハンドル8の操作量(操舵角)に応じてデフレクタ48を左右に回動させるデフレクタ移動機構(図示せず)を含む。デフレクタ移動機構は、ハンドル8とデフレクタ48とを機械的に連結している。デフレクタ移動機構は、例えば、ハンドル8の動作をデフレクタ48に伝達するプッシュプルケーブルを含む。デフレクタ移動機構は、電動モータを含む電動式の移動機構であってもよい。ハンドル8の直進位置は、デフレクタ48の直進位置に対応付けられている。ハンドル8が操作されると、デフレクタ移動機構によって、デフレクタ48が左方または右方に回動する。これにより、噴射口31からの水の噴射方向が左方または右方に変化する。
ジェット推進艇1は、さらに、第1アクセル操作子13および第2アクセル操作子14の操作に基づいて、リバースゲート33を上下に回動させるリバースゲート移動機構64(図1、図4、図6、図7参照)を含む。この実施形態では、リバースゲート移動機構64は、シフトアクチュエータ65と、シフトアクチュエー65によって回動されるシフトアーム66と、シフトアーム66とリバースゲート33とを連結するリンク67とを含む。シフトアクチュエータ65は、この実施形態では、電動モータである。
シフトアクチュエータ65によってシフトアーム66が回動されると、リンク67が押し引きされる。これにより、リバースゲート33が上下回動軸線Agまわりに回動する。リバースゲート33のシフト位置(以下、単に「シフト位置」という。)は、シフトポジションセンサ68によって検出される。シフトポジションセンサ68は、シフト位置またはシフト状態を検出するシフト位置検出ユニットまたはシフト状態検出ユニットの一例である。シフトポジションセンサ68は、この実施形態では、予め定める基準位置からのシフトアーム66の回転角(回転量)を検出するポテンショメータである。
図8は、前進位置、中立位置および後進位置でのシフトアーム66の回転角度位置を示す模式図である。シフトアーム66の基準位置Pは、この実施形態では、シフトアーム66が船体2の水平面に対して垂直となる位置である。基準位置Pからシフトアーム66が反時計方向に所定角度θだけ回転した位置Fは、リバースゲート33の前進位置に対応するシフトアーム66の回転角度位置を示している。基準位置Pからシフトアーム66が時計方向に所定角度θだけ回転した位置Rは、リバースゲート33の後進位置に対応するシフトアーム66の回転角度位置を示している。基準位置Pからシフトアーム66が時計方向に所定角度θだけ回転した位置Nは、リバースゲート33の中立位置に対応するシフトアーム66の回転角度位置を示している。
図9は、ジェット推進艇1の電気的構成を説明するためのブロック図である。エンジン3、シフトアクチュエータ65、表示ユニット9等は、制御ユニットとしてのECU70(Electronic control unit)によって制御される。エンジン3は、スタータモータ71、イグニッションコイル72、インジェクタ73、およびスロットルアクチュエータ74を含む。
スタートスイッチ16、停止スイッチ17、低速航行モードスイッチ21、一定速度航行モードスイッチ22、増速微調整スイッチ23、および減速微調整スイッチ24を含むスイッチ類は、ECU70に接続されている。さらに、第1アクセルポジションセンサ18、第2アクセルポジションセンサ19、エンジン回転速度センサ25およびシフトポジションセンサ68を含むセンサ類が、ECU70に接続されている。
ECU70には、さらに、表示ユニット9、スタータモータ71、イグニッションコイル72、インジェクタ73、スロットルアクチュエータ74、シフトアクチュエータ65等のアクチュエータ類が接続されている。スタータモータ71は、エンジン3のクランキングを行うための装置である。インジェクタ73は、エンジン3の吸気経路に燃料を噴射する装置である。スロットルアクチュエータ74は、エンジン3のスロットルバルブ(図示せず)を駆動することにより、エンジン3の吸気経路に供給される空気量を調整する装置である。イグニッションコイル72は、点火プラグ(図示せず)に印加される電圧を上げる装置である。
ECU70は、マイクロコンピュータ(図示せず)、およびそのプログラム等を記憶する記憶ユニット81を含む。ECU70は、さらに、スタータモータ71、スロットルアクチュエータ74およびシフトアクチュエータ65の駆動回路(図示せず)を含む。記憶ユニット81には、図8に示される角度θ,θ,θを表す情報が記憶されている。
ECU70は、第1アクセルポジションセンサ18によって検出される第1アクセル操作量Am1に応じた第1スロットル開度Θ1を演算する。ECU70は、さらに、第2アクセルポジションセンサ19によって検出される第2アクセル操作量Am2に応じた第2スロットル開度Θ2を演算する。
図10Aの直線L1は、第1アクセル操作量Am1に対する第1スロットル開度Θ1の設定例を示している。図10Aの直線L2は、第2アクセル操作量Am2に対する第2スロットル開度Θ2の設定例を示している。第1スロットル開度Θ1は、第1アクセル操作量Am1が大きくなるほど線形的に大きくなるように設定される。同様に、第2スロットル開度Θ2は、第2アクセル操作量Am2が大きくなるほど線形的に大きくなるように設定される。ただし、この実施形態では、第2アクセル操作量Am2に対する第2スロットル開度Θ2の変化率(直線L2の傾き)は、第1アクセル操作量Am1に対する第1スロットル開度Θ1の変化率(直線L1の傾き)よりも小さい。したがって、第1アクセル操作量Am1と第2アクセル操作量Am2とが同じ値である場合には、第1スロットル開度Θ1よりも第2スロットル開度Θ2の方が小さくなる。
図10Bに示す別例のように、第2アクセル操作量Am2に対する第2スロットル開度Θ2の変化率(図10Bの直線L2の傾き)は、第1アクセル操作量Am1に対する第1スロットル開度Θ1の変化率(図10Bの直線L1の傾き)と等しくてもよい。
ECU70は、通常航行モード時において、通常回転速度制御処理および通常シフト制御処理を行う。通常回転速度制御処理では、ECU70は、第1スロットル開度Θ1および第2スロットル開度Θ2に応じて、スロットルアクチュエータ74を制御することにより、エンジン回転速度を制御する。具体的には、シフト位置が前進位置である場合には、ECU70は、例えば、第1スロットル開度Θ1と第2スロットル開度Θ2との差(以下、「スロットル開度差Θ1−Θ2」という。)に応じて、スロットル開度を制御する。シフト位置が後進位置または中立位置である場合には、ECU70は、例えば、第2スロットル開度Θ2に応じて、スロットル開度を制御する。
ECU70は、米国特許出願公開第2013/0344754号明細書に開示されている回転速度制御方法と同様な方法で通常回転速度制御処理を行ってもよい。米国特許出願公開第2013/0344754号明細書の全記載内容は、ここに引用により組み込まれる。
通常シフト制御処理では、ECU70は、第1スロットル開度Θ1、第2スロットル開度Θ2およびエンジン回転速度センサ25によって検出されるエンジン回転速度Vに応じて、シフトアクチュエータ65を制御することにより、シフト位置を制御する。
シフト位置が前進位置である場合に、例えば、スロットル開度差(Θ1−Θ2)が所定値より小さく、かつ第2アクセル操作子14が操作され、かつエンジン回転速度Vが所定速度より大きいときには、ECU70は、シフト位置を中立位置に切り替える。具体的には、ECU70は、目標シフト位置を中立位置に設定した後、シフトアクチュエータ65を制御してリバースゲート33を目標シフト位置に移動させる。記憶ユニット81には、最新の目標シフト位置が保持される。ECU70は、リバースゲート33が目標シフト位置に到達したか否かを判定する。具体的には、ECU70は、シフトポジションセンサ68によって検出される回転角が、記憶ユニット81に記憶されている角度θ,θ,θのうち、目標シフト位置に対応する角度に等しくなったか否かを判定する。
シフト位置が前進位置である場合に、例えば、スロットル開度差(Θ1−Θ2)が所定値より小さく、かつ第2アクセル操作子14が操作され、かつエンジン回転速度Vが所定速度以下であるときには、ECU70は、シフト位置を後進位置に切り替える。具体的には、ECU70は、目標シフト位置を後進位置に設定した後、シフトアクチュエータ65を制御してリバースゲート33を目標シフト位置に移動させる。
シフト位置が中立位置である場合において、例えば、エンジン回転速度Vが所定速度より小さく、かつ第2アクセル操作子14が操作されたときには、ECU70は、シフト位置を後進位置に切り替える。具体的には、ECU70は、目標シフト位置を後進位置に設定した後、シフトアクチュエータ65を制御してリバースゲート33を目標シフト位置に移動させる。
シフト位置が中立位置である場合において、例えば、エンジン回転速度Vが所定速度より小さく、かつ第2アクセル操作子14が操作されておらず、かつ第1アクセル操作子13が操作されたときには、ECU70は、シフト位置を前進位置に切り替える。具体的には、ECU70は、目標シフト位置を前進位置に設定した後、シフトアクチュエータ65を制御してリバースゲート33を目標シフト位置に移動させる。
シフト位置が後進位置である場合において、例えば、第2アクセル操作子14が操作されておらず、かつ第1アクセル操作子13が操作されたときには、ECU70は、シフト位置を前進位置に切り替える。具体的には、ECU70は、目標シフト位置を前進位置に設定した後、シフトアクチュエータ65を制御してリバースゲート33を目標シフト位置に移動させる。
シフト位置が後進位置である場合において、例えば、第2アクセル操作子14および第1アクセル操作子13が操作されていない状態が所定時間以上継続したときには、ECU70は、シフト位置を中立位置に切り替える。具体的には、ECU70は、目標シフト位置を中立位置に設定した後、シフトアクチュエータ65を制御してリバースゲート33を目標シフト位置に移動させる。
このように、リバースゲート33は、第2アクセル操作子14の操作に応じて位置が制御されるようになっている。すなわち、第2アクセル操作子14およびその操作量を検出する第2アクセルポジションセンサ19は、シフト切替信号を出力するシフト切替信号出力ユニット、またはシフト位置指令信号を出力するシフト位置指令信号出力ユニットを構成している。
ECU70は、米国特許出願公開第2013/0344754号明細書に開示されているシフト制御方法と同様な方法で通常シフト制御処理を行ってもよい。
図11Aおよび図11Bは、低速航行モードの設定および解除に関するECU70の動作を示すフローチャートである。
ECU70は、第1アクセル操作子13および第2アクセル操作子14の両方が操作されていない状態(以下、「アクセル非操作状態」という。)であるか否かを判別する(ステップS1)。ECU70は、例えば、第1アクセル操作量Am1が第1所定量α1以下でかつ第2アクセル操作量Am2が第2所定量α2以下であるときに、アクセル非操作状態であると判別する。一方、ECU70は、第1アクセル操作量Am1が第1所定量α1より大きいか、または第2アクセル操作量Am2が第2所定量α2より大きいときには、アクセル非操作状態ではないと判別する。
ECU70は、エンジン回転速度センサ25によって検出されるエンジン回転速度が所定速度未満のときにアクセル非操作状態であると判別し、エンジン回転速度が前記所定速度以上のときにアクセル非操作状態ではないと判別してもよい。
ECU70は、エンジン3のスロットルバルブの開度が所定開度未満のときにアクセル非操作状態であると判別してもよい。
アクセル非操作状態であると判別された場合には(ステップS1:YES)、ECU70は、低速走行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されたか否かを判別する(ステップS2)。低速走行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されたと判別された場合には、ECU70は、現在設定されている航行モードが低速航行モードであるか否かを判別する(ステップS3)。
現在設定されている航行モードが低速航行モードでない場合には(ステップS3:NO)、ECU70は、エンジン3が停止しているか否かを判別する(ステップS4)。ECU70は、例えば、エンジン回転速度Vが所定速度β未満であるときに、エンジン3が停止していると判別する。一方、エンジン回転速度Vが所定速度β以上であるときには、ECU70は、エンジン3が運転されていると判別する。
エンジン3が停止していないと判別された場合には(ステップS4:NO)、ECU70は、ステップS6に移行する。一方、前記ステップS4において、エンジン3が停止していると判別された場合には(ステップS4:YES)、ECU70は、エンジン3を始動させた後に(ステップS5)、ステップS6に移行する。
ステップS6では、ECU70は、シフト位置が前進位置であるか否かを判別する。この判定は、シフトポジションセンサ68によって検出されるシフトアーム66の回転角に基づいて行われる。シフト位置が前進位置であると判別された場合には(ステップS6:YES)、ECU70は、ステップS9に移行する。一方、前記ステップS6において、シフト位置が前進位置ではないと判別された場合には(ステップS6:NO)、ECU70は、シフトアクチュエータ65を制御して、シフト位置を前進位置に切り替える(ステップS7)。つまり、ECU70は、シフトアクチュエータ64を制御して、リバースゲート33を前進位置に移動させる。そして、ECU70は、リバースゲート33の前進位置への移動が完了すると(ステップS8:YES)、ステップS9に移行する。シフト位置の前進位置への移動が完了したか否かは、シフトポジションセンサ68によって検出されるシフトアーム66の回転角に基づいて判別される。
ステップS9では、ECU70は、航行モードを低速航行モードに設定する。そして、ECU70は、ステップS1に戻る。
航行モードが低速航行モードに設定されている場合には、ECU70は、エンジン回転速度が所定の目標速度となるように、スロットルアクチュエータ74を制御する。目標速度は、アイドリング回転速度よりも少し速い速度に設定される。航行モードが低速航行モードに設定されている場合に、増速微調整スイッチ23が押された場合には、ECU70は、現在設定されている目標速度を所定速度だけ大きくなるように変更する。一方、減速微調整スイッチ24が押された場合には、ECU70は、現在設定されている目標速度を所定速度だけ小さくなるように変更する。
航行モードが低速航行モードに設定されている場合に、ECU70は、エンジン回転速度を制御する代わりに、スロットル開度が所定の目標開度となるように、スロットルアクチュエータ74を制御してもよい。また、ECU70は、エンジン回転速度を制御する代わりに、船速が所定の目標速度となるように、スロットルアクチュエータ74を制御してもよい。
前記ステップS1において、アクセル非操作状態ではないと判別された場合(ステップS1:NO)には、ECU70は、現在設定されている航行モードが低速航行モードであるか否かを判別する(ステップS10)。現在設定されている航行モードが低速航行モードであると判別された場合には(ステップS10:YES)、ECU70は、低速航行モードを解除して、航行モードを通常航行モードに設定する(ステップS11)。そして、ECU70は、ステップS1に戻る。つまり、低速航行モード時において、第1アクセル操作子13および第2アクセル操作子14のうち少なくとも一方が操作された場合には、低速航行モードが解除される。
前記ステップS10において、現在設定されている航行モードが低速航行モードではないと判別された場合には(ステップS10:NO)、ECU70は、ステップS1に戻る。
前記ステップS3において、現在設定されている航行モードが低速航行モードであると判別された場合には(ステップS3:YES)、ECU70は、低速航行モードを解除して、航行モードを通常航行モードに設定する(ステップS11)。つまり、低速航行モード時において、低速航行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されたときには、低速航行モードが解除される。そして、ECU70は、ステップS1に戻る。
前記ステップS2において、低速走行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されなかったと判別された場合には(ステップS2:NO)、ECU70は、ステップS1に戻る。
前記実施形態では、通常航行モードまたは一定速度航行モードによってジェット推進艇1が航行されているときに、アクセル非操作状態でかつ低速航行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されると、シフト位置が前進位置であるか否かが判別される(ステップS6)。そして、シフト位置が前進位置でない場合には、シフト位置が前進位置に自動的に切り替えられた後に、航行モードが低速航行モードに設定される(ステップS7〜S9)。
このため、シフト位置が前進位置以外である場合でも、操作者は、アクセル非操作状態において低速航行モードスイッチ21を所定時間T1以上押すだけで、航行モードを低速航行モードに設定できる。したがって、シフト位置が前進位置以外である場合に、シフト位置を前進位置に切り替えるための操作を操作者が行わなくても、航行モードを低速航行モードに設定できる。これにより、航行モードを低速航行モードに切り替えるための操作が簡単となる。
さらに、エンジン3が停止しているときに、アクセル非操作状態でかつ低速航行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されると、エンジン3が自動的に始動される(ステップS5)。そして、シフト位置が前進位置にあれば、航行モードが低速航行モードに設定される。一方、シフト位置が前進位置以外である場合には、シフト位置が前進位置に自動的に切り替えられた後に、航行モードが低速航行モードに設定される。
したがって、エンジン3が停止している状態においても、操作者は、アクセル非操作状態において低速航行モードスイッチ21を所定時間T1以上押すことにより、航行モードを低速航行モードに設定することが可能となる。これにより、エンジン3が停止状態にあるときでも、簡単な操作によって、低速航行モードでの航行を開始することができる。
前記実施形態では、第2アクセル操作量Am2に応じて、リバースゲート33のシフト位置が切り替えられる。その一方で、低速航行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されると、第2アクセル操作量Am2によらずに、リバースゲート33のシフト位置が前進位置へと自動的に切り替えられる。したがって、航行モードを低速航行モードに切り替えるための操作が簡単である。
前記実施形態では、低速航行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されると、リバースゲート33が自動的に前進位置へと導かれる。したがって、航行モードを低速航行モードに切り替えるための操作が簡単である。
前記実施形態では、シフトポジョンセンサ68は、リバースゲート33の位置を検出するように構成されている。したがって、航行モードの切替えの際に、リバースゲート33の位置が自動制御される。
前記実施形態では、低速航行モードに切り替えると、シフト位置が自動的に前進位置となるので、低速航行モードへの切替えのための操作が簡単である。
前記実施形態では、ECU70は、低速航行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されると、アクセル非操作状態(またはエンジン3の回転速度が所定速度以下)であることを条件に、航行モードを通常航行モードから低速航行モードに切り替えている。これにより、通常航行モードから低速航行モードへの切替えを適切に行うことができ、その際に、リバースゲート33のシフト位置が自動的に前進位置に導かれる。したがって、簡単な操作で、通常航行モードから低速航行モードへの航行モードの切替えを適切に行うことができる。
前記実施形態では、ECU70は、リバースゲート33のシフト位置を前進位置に切り替えた後に、航行モードを低速航行モードに切り替えている。これにより、まずシフト位置が適切に自動制御されてから、航行モードか切り換わるので、自動制御によって、簡単な操作で適切なモード切り替え動作を実現できる。
前記実施形態では、ECU70は、低速航行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されかつシフトポジションセンサ68が前進位置を検出しているときに、リバースゲート33のシフト位置を切り替えることなく、航行モードを低速航行モードに切り替えている。シフト位置が前進位置であればシフト位置を変更する制御は不要である。したがって、制御の無駄を省きながら、簡単な操作で、シフト位置を適切に自動設定し、かつ航行モードを切り替えることができる。
前記実施形態では、エンジン3が停止している場合に、低速航行モードスイッチ21が所定時間T1以上押されると、シフト位置が前進位置であれば、シフト位置を切り替えることなく、エンジン3が自動的に始動し、かつ航行モードが第2モードに設定される。このため、第2のモードでの発進のための操作が簡単である。
図11AのステップS4でエンジン3が停止していると判別されたときには、ECU70は、ステップS5に移行せずに、ステップS1に戻ってもよい。この場合には、エンジン3が停止されているときには、低速航行モードへの切り替えが行われなくなる。つまり、エンジン3が駆動されているときにのみ、低速航行モードへの切り替えを可能としてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したけれども、この発明は、さらに他の実施形態で実施することができる。
例えば、前述の実施形態では、図11BのステップS6でシフト位置が前進位置でないと判別された場合には、シフト位置を前進位置に切り替えた後に、航行モードを低速航行モードに切り替えている(ステップS7〜S9)。しかし、図11BのステップS6でシフト位置が前進位置でないと判別された場合に、航行モードを低速航行モードに切り替えた後に、シフト位置を前進位置に切り替えるようにしてもよい。また、図11BのステップS6でシフト位置が前進位置でないと判別された場合に、シフト位置の前進位置への切り替えと、航行モードの低速航行モードへの切り替えとを同時に行うようにしてもよい。
前述の実施形態では、通常航行モード時において、ECU70は、第1アクセル操作子13の操作量と第2アクセル操作子(リバースゲート操作子)14の操作量とエンジン回転速度とに応じて、通常エンジン回転速度制御処理および通常シフト制御処理を行っている。しかし、ECU70は、通常航行モード時において、第1アクセル操作子13の操作に応じてエンジン回転速度を制御し、第2アクセル操作子14の操作に応じてシフト制御を行うようにしてもよい。つまり、第2アクセル操作子14は、シフト位置の切り替えのみに使用されてもよい。この場合には、「アクセル非操作状態」とは、第1アクセル操作子13が操作されていない状態をいう。
前述の実施形態では、第2アクセル操作子14は、レバー式であるけれども、グリップ式、トグルスイッチ、ボタンスイッチであってもよい。また、第1アクセル操作子13は、前述の実施形態では、レバー式であるけれども、グリップ式であってもよい。
前記実施形態では、リバースゲート33のシフト位置は、シフトアーム66の回転角を検出するシフトポジションセンサ68によって検出されている。しかし、複数のリミットスイッチによってシフト位置を検出してもよい。
前記実施形態では、シフトアクチュエータ65は電動モータであるけれども、油圧アクチュエータを用いてもよい。
前述の実施形態では、原動機がエンジン3である場合について説明したけれども、原動機は電動モータであってもよい。
前述の実施形態では、エンジン3、シフトアクチュエータ65、表示ユニット9等は、1つのECU70によって制御されているけれども、複数のECUによって制御されてもよい。
前述の実施形態では、ジェット推進艇がパーソナルウォータークラフトである場合について説明したけれども、ジェットボート、スポーツボートなどの他の形態のジェット推進艇にもこの発明を適用できる。さらに、この発明は、推進ユニットとして、船外機を備えた小型船舶にも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 ジェット推進艇
2 船体
3 エンジン
4 ジェット推進機
8 ハンドル
9 表示ユニット
13 第1アクセル操作子(アクセル操作子)
14 第2アクセル操作子(リバースゲート操作子)
18 第1アクセルポジションセンサ
19 第2アクセルポジションセンサ
21 低速航行モードスイッチ
25 エンジン回転速度センサ
31 噴射口
32 ジェットポンプ
33 リバースゲート
48 デフレクタ
65 シフトアクチュエータ
68 シフトポジションセンサ
70 ECU
74 スロットルアクチュエータ

Claims (10)

  1. 小型船舶の船体に推進力を与えるための推進システムであって、
    前記船体に前進方向の推進力を与える前進位置を含む複数のシフト位置の間で切替え可能なシフト機構を備えた推進ユニットと、
    前記シフト機構のシフト位置を切り替えるためのシフトアクチュエータと、
    前記シフト機構のシフト位置を検出するシフト位置検出ユニットと、
    前記小型船舶の航行速度を設定するために操作者によって操作されるアクセル操作子と、
    前記アクセル操作子の操作に応じて前記小型船舶を航行させる第1のモードと、前記アクセル操作子の操作とは別の指令に応じて前記小型船舶を航行させる第2のモードとを含む複数の航行モードの間で航行モードを切り替えるためのモード切替信号を出力するモード切替信号出力ユニットと、
    前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1のモードから前記第2のモードへと切り替えるモード切替信号が出力され、かつ前記シフト位置検出ユニットが前記前進位置以外のシフト位置を検出するときには、前記シフトアクチュエータを制御して前記シフト機構のシフト位置を前進位置に切り替え、かつ航行モードを前記第2モードに切り替えるようにプログラムされた制御ユニットと
    を含む、小型船舶用推進システム。
  2. 前記シフト機構のシフト位置を切り替えるためのシフト切替信号を出力するシフト切替信号出力ユニットをさらに含み、
    前記制御ユニットは、前記シフト切替信号出力ユニットによって出力されるシフト切替信号に応じて前記シフトアクチュエータを制御するようにプログラムされている、請求項1に記載の小型船舶用推進システム。
  3. 前記推進ユニットが、噴射口から水を噴射するジェットポンプを含み、
    前記シフト機構は、前記噴射口から噴射される水の噴射方向に沿って見た背面視で前記噴射口全体が開かれる前進位置と、前記背面視で前記噴射口の少なくとも一部が覆われる前記前進位置以外の位置との間で移動可能なリバースゲートを含む、請求項1または2に記載の小型船舶用推進システム。
  4. 前記シフト位置検出ユニットは、前記リバースゲートの位置を検出するように構成されている、請求項3に記載の小型船舶用推進システム。
  5. 前記第2のモードは、所定の低速度で前記小型船舶を航行させる低速航行モードである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の小型船舶用推進システム。
  6. 前記制御ユニットは、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1のモードから前記第2のモードへと切り替えるモード切替信号が出力されると、所定の第2モード航行条件が充足されることを条件に、航行モードを前記第1モードから前記第2モードに切り替えるようにプログラムされている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の小型船舶用推進システム。
  7. 前記制御ユニットは、前記シフト機構のシフト位置を前進位置に切り替えた後に、航行モードを前記第2のモードに切り替えるようにプログラムされている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の小型船舶用推進システム。
  8. 前記制御ユニットは、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1モードから前記第2モードへと切り替えるモード切替信号が出力され、かつ前記シフト位置検出ユニットが前記前進位置を検出しているときに、前記シフト機構のシフト位置を切り替えることなく、航行モードを前記第2モードに切り替えるようにプログラムされている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の小型船舶用推進システム。
  9. 前記制御ユニットは、前記推進ユニットが停止している場合に、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1モードから前記第2モードへと切り替えるモード切替信号が出力され、かつ前記シフト位置検出ユニットが前記前進位置以外のシフト位置を検出するときには、前記推進ユニットを始動させ、前記シフトアクチュエータを制御して前記シフト機構のシフト位置を前進位置に切り替え、かつ航行モードを第2モードに設定するようにプログラムされている、請求項1〜8のいずれか一項に小型船舶用推進システム。
  10. 前記制御ユニットは、前記推進ユニットが停止している場合に、前記モード切替信号出力ユニットによって前記第1モードから前記第2モードへと切り替えるモード切替信号が出力され、かつ前記シフト位置検出ユニットが前記前進位置を検出するときには、前記推進ユニットを始動させ、前記シフト機構のシフト位置を切り替えることなく航行モードを前記第2モードに設定するようにプログラムされている、請求項1〜9のいずれか一項に小型船舶用推進システム。
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