JPH06135377A - 小型ジェット推進艇 - Google Patents
小型ジェット推進艇Info
- Publication number
- JPH06135377A JPH06135377A JP4309246A JP30924692A JPH06135377A JP H06135377 A JPH06135377 A JP H06135377A JP 4309246 A JP4309246 A JP 4309246A JP 30924692 A JP30924692 A JP 30924692A JP H06135377 A JPH06135377 A JP H06135377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- steering
- throttle
- throttle lever
- turning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
- B63H21/21—Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
- B63H21/213—Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B34/00—Vessels specially adapted for water sports or leisure; Body-supporting devices specially adapted for water sports or leisure
- B63B34/10—Power-driven personal watercraft, e.g. water scooters; Accessories therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H25/00—Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
- B63H25/46—Steering or dynamic anchoring by jets or by rudders carrying jets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H11/00—Marine propulsion by water jets
- B63H2011/008—Arrangements of two or more jet units
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、旋回時の操作性を向上させること
を目的とする。 【構成】 本発明は、船体1aの後部左右に一対のポン
プユニット31 、32 を並列に配置し、各ポンプユニッ
ト31 、32 をそれぞれ回転駆動する一対のエンジン2
1 、22 を船体1aに載置した小型ジェット推進艇1に
おいて、各エンジン21 、22 の出力を増減制御する操
作子たる2つのスロットルレバー1f1 、1f2 を船体
1aの左右に伸びるステアリングハンドル1cのハンド
ルバー1e2 、1e1 にそれぞれ設置すると共に、一側
のハンドルバー1e1 に設置した一方のスロットルレバ
ー1f2 を、他側に配置したポンプユニット32 を回転
駆動するエンジン22 に連結する一方、他側のハンドル
バー1e2 に設置した他方のスロットルレバー1f
1 を、一側に配置したポンプユニット31 を回転駆動す
るエンジン21 に連結したことを特徴とするものであ
る。
を目的とする。 【構成】 本発明は、船体1aの後部左右に一対のポン
プユニット31 、32 を並列に配置し、各ポンプユニッ
ト31 、32 をそれぞれ回転駆動する一対のエンジン2
1 、22 を船体1aに載置した小型ジェット推進艇1に
おいて、各エンジン21 、22 の出力を増減制御する操
作子たる2つのスロットルレバー1f1 、1f2 を船体
1aの左右に伸びるステアリングハンドル1cのハンド
ルバー1e2 、1e1 にそれぞれ設置すると共に、一側
のハンドルバー1e1 に設置した一方のスロットルレバ
ー1f2 を、他側に配置したポンプユニット32 を回転
駆動するエンジン22 に連結する一方、他側のハンドル
バー1e2 に設置した他方のスロットルレバー1f
1 を、一側に配置したポンプユニット31 を回転駆動す
るエンジン21 に連結したことを特徴とするものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型ジェット推進艇
に関し、特に、旋回時の操作性を向上させてなる小型ジ
ェット推進艇に関する。
に関し、特に、旋回時の操作性を向上させてなる小型ジ
ェット推進艇に関する。
【0002】
【従来の技術】小型ジェット推進艇は、ダクト内のイン
ペラの作用により、船底に開口した吸水口からダクト内
に水を吸入し、インペラで加速し、船尾の操舵ノズルか
ら噴流として噴出させ、その反力でもって推力を得てい
る。そして、右又は左に旋回する場合には、ステアリン
グハンドルを右又は左に操作することにより、操舵ノズ
ルを右又は左に曲げ、噴流を右又は左方向、即ち旋回方
向に噴射させ、旋回力を得ている(例えば特開平4−3
1193号公報)。
ペラの作用により、船底に開口した吸水口からダクト内
に水を吸入し、インペラで加速し、船尾の操舵ノズルか
ら噴流として噴出させ、その反力でもって推力を得てい
る。そして、右又は左に旋回する場合には、ステアリン
グハンドルを右又は左に操作することにより、操舵ノズ
ルを右又は左に曲げ、噴流を右又は左方向、即ち旋回方
向に噴射させ、旋回力を得ている(例えば特開平4−3
1193号公報)。
【0003】一方、小型ジェット推進艇には、2つのポ
ンプユニットを左右に並設したものもある。即ち、船底
の左右に開口した2つの吸水口から左右に並設した2つ
のダクト内にそれぞれ水を吸入し、インペラで加速し、
船尾の左右に並設した2つの操舵ノズルから噴流を噴射
させるようにしたものである。そして、これら2つのポ
ンプユニットには各々1つのエンジンが接続され、これ
らのエンジンの出力制御は各々のスロットルレバーを操
作することにより行われている。そして、このスロット
ルレバーはステアリングハンドルから離れた位置に並べ
て設置されていた。しかして、このタイプの小型ジェッ
ト推進艇が、右又は左に旋回する場合には、旋回する外
側(例えば、右旋回する時には、左舷側)のポンプユニ
ットに接続されたエンジンのスロットルレバーを他のス
ロットルレバーより大きく開けて、外側のポンプユニッ
トからの噴流を内側のそれより強くして、旋回力を得る
ようにしていた。また、このタイプの小型ジェット推進
艇においても、上記の様に左右の噴流の差を設けるのに
加えて、前者の小型ジェット推進艇と同様にステアリン
グハンドルを右又は左に操作することにより、左右双方
の操舵ノズルを右又は左に曲げ、噴流を右又は左方向、
即ち旋回方向に噴射させ、旋回力を得ていた。
ンプユニットを左右に並設したものもある。即ち、船底
の左右に開口した2つの吸水口から左右に並設した2つ
のダクト内にそれぞれ水を吸入し、インペラで加速し、
船尾の左右に並設した2つの操舵ノズルから噴流を噴射
させるようにしたものである。そして、これら2つのポ
ンプユニットには各々1つのエンジンが接続され、これ
らのエンジンの出力制御は各々のスロットルレバーを操
作することにより行われている。そして、このスロット
ルレバーはステアリングハンドルから離れた位置に並べ
て設置されていた。しかして、このタイプの小型ジェッ
ト推進艇が、右又は左に旋回する場合には、旋回する外
側(例えば、右旋回する時には、左舷側)のポンプユニ
ットに接続されたエンジンのスロットルレバーを他のス
ロットルレバーより大きく開けて、外側のポンプユニッ
トからの噴流を内側のそれより強くして、旋回力を得る
ようにしていた。また、このタイプの小型ジェット推進
艇においても、上記の様に左右の噴流の差を設けるのに
加えて、前者の小型ジェット推進艇と同様にステアリン
グハンドルを右又は左に操作することにより、左右双方
の操舵ノズルを右又は左に曲げ、噴流を右又は左方向、
即ち旋回方向に噴射させ、旋回力を得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
タイプのものは、スロットルレバーがステアリングハン
ドルから離れた位置に設置されている関係から、旋回す
る時にスロットルレバーを操作するには、ステアリング
ハンドルから片手を離して操作することになり、操作性
が悪かった。その上、片手で2つのスロットルレバーを
操作することになり、素早い操作や微妙な操作が難しか
った。
タイプのものは、スロットルレバーがステアリングハン
ドルから離れた位置に設置されている関係から、旋回す
る時にスロットルレバーを操作するには、ステアリング
ハンドルから片手を離して操作することになり、操作性
が悪かった。その上、片手で2つのスロットルレバーを
操作することになり、素早い操作や微妙な操作が難しか
った。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みなされたもの
で、その目的は、旋回時の操作性を向上させることにあ
る。
で、その目的は、旋回時の操作性を向上させることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、船体の後部左右に一対のポンプユニット
を並列に配置し、各ポンプユニットをそれぞれ回転駆動
する一対のエンジンを船体に載置した小型ジェット推進
艇において、各エンジンの出力を増減制御する操作子た
る2つのスロットルレバーを船体の左右に伸びるステア
リングハンドルのハンドルバーにそれぞれ設置すると共
に、一側のハンドルバーに設置した一方のスロットルレ
バーを、他側に配置したポンプユニットを回転駆動する
エンジンに連結する一方、他側のハンドルバーに設置し
た他方のスロットルレバーを、一側に配置したポンプユ
ニットを回転駆動するエンジンに連結したことを特徴と
するものである。
成するために、船体の後部左右に一対のポンプユニット
を並列に配置し、各ポンプユニットをそれぞれ回転駆動
する一対のエンジンを船体に載置した小型ジェット推進
艇において、各エンジンの出力を増減制御する操作子た
る2つのスロットルレバーを船体の左右に伸びるステア
リングハンドルのハンドルバーにそれぞれ設置すると共
に、一側のハンドルバーに設置した一方のスロットルレ
バーを、他側に配置したポンプユニットを回転駆動する
エンジンに連結する一方、他側のハンドルバーに設置し
た他方のスロットルレバーを、一側に配置したポンプユ
ニットを回転駆動するエンジンに連結したことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】スロットルレバーがハンドルバーに設置されて
いるので、ステアリングハンドルから手を離さなくても
スロットルレバーが操作可能となった。また、2つのス
ロットルレバーが左右に伸びるハンドルバーにそれぞれ
設置されているので、1方の手では1つのスロットルレ
バーを操作すれば足り、1方の手で2つのスロットルレ
バーを操作する煩雑さがなくなった。更に、旋回方向の
内側のスロットルレバーを開けば、旋回方向の外側のポ
ンプユニットの噴流が強くなる様に構成したので、旋回
方向と操作感覚が一致する。
いるので、ステアリングハンドルから手を離さなくても
スロットルレバーが操作可能となった。また、2つのス
ロットルレバーが左右に伸びるハンドルバーにそれぞれ
設置されているので、1方の手では1つのスロットルレ
バーを操作すれば足り、1方の手で2つのスロットルレ
バーを操作する煩雑さがなくなった。更に、旋回方向の
内側のスロットルレバーを開けば、旋回方向の外側のポ
ンプユニットの噴流が強くなる様に構成したので、旋回
方向と操作感覚が一致する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る小型ジェット推進艇の
全体右側面図である。図2は、小型ジェット推進艇の要
部を破断して示す平面図である。図3は、右旋回時のス
テアリングハンドル、スロットルレバー及び噴流の状態
を示した説明図である。図4は、左旋回時のステアリン
グハンドル、スロットルレバー及び噴流の状態を示した
説明図である。
全体右側面図である。図2は、小型ジェット推進艇の要
部を破断して示す平面図である。図3は、右旋回時のス
テアリングハンドル、スロットルレバー及び噴流の状態
を示した説明図である。図4は、左旋回時のステアリン
グハンドル、スロットルレバー及び噴流の状態を示した
説明図である。
【0009】小型ジェット推進艇1は、船底状の船体1
aと、船体1aの上部に設置され、船体1aの中央から
船尾1gにかけて前後にのびるシート1bとからなり、
またシート1bの前方には後方に傾斜した垂直軸を中心
に左右回動自在のステアリングハンドル1cが配置され
ている。ステアリングハンドル1cには左右に伸びるス
テアリングバーの左端及び右端にハンドルグリップ1d
1 ,1d2 が取り付けられている。ハンドルグリップ1
d1 ,1d2 に対応したステアリングハンドル1cに
は、ステアリングハンドル1cに揺動自在に軸支された
2つのスロットルレバー1f2 、1f1 が取り付けられ
ている。
aと、船体1aの上部に設置され、船体1aの中央から
船尾1gにかけて前後にのびるシート1bとからなり、
またシート1bの前方には後方に傾斜した垂直軸を中心
に左右回動自在のステアリングハンドル1cが配置され
ている。ステアリングハンドル1cには左右に伸びるス
テアリングバーの左端及び右端にハンドルグリップ1d
1 ,1d2 が取り付けられている。ハンドルグリップ1
d1 ,1d2 に対応したステアリングハンドル1cに
は、ステアリングハンドル1cに揺動自在に軸支された
2つのスロットルレバー1f2 、1f1 が取り付けられ
ている。
【0010】船体1aの中央には、後述するポンプユニ
ット31 、32 を駆動するための2つのエンジン21 、
22 が載置されている。このエンジン21 、22 は後方
に2本の出力軸2a1 、2a2 が伸びていて、ポンプユ
ニット3から前方に伸びる2本のポンプ軸3g1 、3g
2 とゴムカップリングを介して連結している。
ット31 、32 を駆動するための2つのエンジン21 、
22 が載置されている。このエンジン21 、22 は後方
に2本の出力軸2a1 、2a2 が伸びていて、ポンプユ
ニット3から前方に伸びる2本のポンプ軸3g1 、3g
2 とゴムカップリングを介して連結している。
【0011】本実施例のエンジン21 、22 は所謂2サ
イクルクランク室予圧縮式のエンジンを採用している。
エンジン21 、22 はスロットル弁(不図示)を開閉す
るスロットルアーム2b1 、2b2 により、その出力を
増減制御されている。なお、このスロットル弁(不図
示)は不図示のコイルスプリングにより、常時閉方向に
付勢されている。各スロットルアーム2b1 、2b
2 は、それぞれスロットルワイヤ2c1 、2c2 を介し
て反対側に位置するハンドルバー1e2 、1e1 に取り
付けられたスロットルレバー1f1 、1f2 に連結され
ている。即ち、左舷側のスロットルアーム2b1 は右舷
側のスロットルレバー1f1 に連結され、また、右舷側
のスロットルアーム2b2 は左舷側のスロットルレバー
1f2 に連結されている。ハンドルグリップ1d1 ,1
d2 を握りながら、操縦者がスロットルレバー1f2 、
1f1 の一方或いは双方を揺動させることにより、エン
ジン22、21 のスロットル弁(不図示)を開閉操作
し、エンジン22 、21 の出力を制御し、ポンプユニッ
ト32 、31 からの水の噴射量を制御している。
イクルクランク室予圧縮式のエンジンを採用している。
エンジン21 、22 はスロットル弁(不図示)を開閉す
るスロットルアーム2b1 、2b2 により、その出力を
増減制御されている。なお、このスロットル弁(不図
示)は不図示のコイルスプリングにより、常時閉方向に
付勢されている。各スロットルアーム2b1 、2b
2 は、それぞれスロットルワイヤ2c1 、2c2 を介し
て反対側に位置するハンドルバー1e2 、1e1 に取り
付けられたスロットルレバー1f1 、1f2 に連結され
ている。即ち、左舷側のスロットルアーム2b1 は右舷
側のスロットルレバー1f1 に連結され、また、右舷側
のスロットルアーム2b2 は左舷側のスロットルレバー
1f2 に連結されている。ハンドルグリップ1d1 ,1
d2 を握りながら、操縦者がスロットルレバー1f2 、
1f1 の一方或いは双方を揺動させることにより、エン
ジン22、21 のスロットル弁(不図示)を開閉操作
し、エンジン22 、21 の出力を制御し、ポンプユニッ
ト32 、31 からの水の噴射量を制御している。
【0012】次にポンプユニット31 、32 の構成及び
作動を説明する。
作動を説明する。
【0013】ポンプユニット31 、32 は船体1aの中
央から船尾1gにかけて配置されている。船体1aの底
面の左右に間隔をおいて吸水口3a1 、3a2 が開口
し、この吸水口3a1 、3a2 を上流端とし、操舵ノズ
ル3d1 、3d2 を下流端とする吸水ダクト3b1 、3
b2 が水通路として配置される。この吸水ダクト3
b1、3b2 内にはポンプ軸3g1 、3g2 により回転
駆動されるインペラ3c1 、3c2 が配置されている。
インペラ3c1 、3c2 はエンジン21 、22 の回転駆
動力をエンジン出力軸2a1 、2a2 、ゴムカップリン
グ、ポンプ軸3g1 、3g2 を介して受けて回転するこ
とにより吸水ダクト3b1 、3b2 内の水を後方に向か
って加速し、操舵ノズル3d1 、3d2 から、後方に水
を噴射させ、この反力で、船体1aに前進推力を付与し
ている。
央から船尾1gにかけて配置されている。船体1aの底
面の左右に間隔をおいて吸水口3a1 、3a2 が開口
し、この吸水口3a1 、3a2 を上流端とし、操舵ノズ
ル3d1 、3d2 を下流端とする吸水ダクト3b1 、3
b2 が水通路として配置される。この吸水ダクト3
b1、3b2 内にはポンプ軸3g1 、3g2 により回転
駆動されるインペラ3c1 、3c2 が配置されている。
インペラ3c1 、3c2 はエンジン21 、22 の回転駆
動力をエンジン出力軸2a1 、2a2 、ゴムカップリン
グ、ポンプ軸3g1 、3g2 を介して受けて回転するこ
とにより吸水ダクト3b1 、3b2 内の水を後方に向か
って加速し、操舵ノズル3d1 、3d2 から、後方に水
を噴射させ、この反力で、船体1aに前進推力を付与し
ている。
【0014】ポンプユニット31 、32 の後端に配置さ
れた操舵ノズル3d1 、3d2 は、上下方向の操舵軸3
e1 、3e2 を枢軸として吸水ダクト3b1 、3b2 に
対しそれぞれ左右方向に軸支されている。この操舵ノズ
ル3d1 、3d2 は、不図示のステアリングワイヤを介
してステアリングハンドル1cに連結されている。操縦
者がステアリングハンドル1cを右或いは左に回動した
とき、ステアリングワイヤを介してその操舵力が2つの
操舵ノズル3d1 、3d2 に同時に伝達され、同一方向
に同一角度回動するようになる。操舵ノズル3d1 、3
d2 の回動により、従来の転舵方法と同様に操舵ノズル
3d1 、3d2 から噴流を右或いは左方向に噴射するよ
うになっている。
れた操舵ノズル3d1 、3d2 は、上下方向の操舵軸3
e1 、3e2 を枢軸として吸水ダクト3b1 、3b2 に
対しそれぞれ左右方向に軸支されている。この操舵ノズ
ル3d1 、3d2 は、不図示のステアリングワイヤを介
してステアリングハンドル1cに連結されている。操縦
者がステアリングハンドル1cを右或いは左に回動した
とき、ステアリングワイヤを介してその操舵力が2つの
操舵ノズル3d1 、3d2 に同時に伝達され、同一方向
に同一角度回動するようになる。操舵ノズル3d1 、3
d2 の回動により、従来の転舵方法と同様に操舵ノズル
3d1 、3d2 から噴流を右或いは左方向に噴射するよ
うになっている。
【0015】本実施例は、操舵ノズル3d1 、3d2 を
回動することにより操舵ノズル3d1 、3d2 からの噴
流の方向を変化させて操舵力を付与する他、以下の方法
により操舵力を付与している。
回動することにより操舵ノズル3d1 、3d2 からの噴
流の方向を変化させて操舵力を付与する他、以下の方法
により操舵力を付与している。
【0016】すなわち、例えば小型ジェット推進艇1を
停止状態下で旋回して発進させる場合には、スロットル
アーム2b1 、2b2 の一方のみスロットル弁を開ける
(スロットルアーム2b1 、2b2 の他方はそのままと
し、スロットル弁を閉じた状態を保持する)。例えば、
図3に示す様に、右側に旋回して発進する場合には、右
舷側に位置するスロットルレバー1f1 をハンドルグリ
ップ1d2 側に回動し、左舷側のエンジン21 のスロッ
トル弁を開き、左舷側のエンジン21 の出力を上げる。
すると左舷側インペラ3c1 の回転が上がり、左舷側の
操舵ノズル3d1 から噴流が強く後方に向かって排出さ
れる。一方、右舷側の操舵ノズル3d1からの噴流は殆
ど排出されないから、両者の噴流の差により、船体1a
は図3の矢印で示す様に右旋回する。この場合、ステア
リングハンドル1cは依然直進方向に向けられているの
で、操舵ノズル3d1 は操舵されずに後方に向いてい
る。従って、左舷側の吸水ダクト3b1 内の水は操舵ノ
ズル3d1 の部分で曲げられずに後方に排出されるの
で、従来のような排出ロスが削減される。なお、更に急
旋回させる場合には、ステアリングハンドル1cを右側
にきった上(図2の想像線で示される状態)、上記動作
を行えば、左舷側の操舵ノズル3d1 からの噴流が右側
後方に排出されるので、上記より更に操舵力を得ること
が可能となる。なお、この場合、左舷側の吸水ダクト3
b1 内の水は後方に排出される前に操舵ノズル3d1 の
部分で曲げられてので、上記より若干排出ロスが生ずる
が、上記の場合より操舵力がより大きくとれる。
停止状態下で旋回して発進させる場合には、スロットル
アーム2b1 、2b2 の一方のみスロットル弁を開ける
(スロットルアーム2b1 、2b2 の他方はそのままと
し、スロットル弁を閉じた状態を保持する)。例えば、
図3に示す様に、右側に旋回して発進する場合には、右
舷側に位置するスロットルレバー1f1 をハンドルグリ
ップ1d2 側に回動し、左舷側のエンジン21 のスロッ
トル弁を開き、左舷側のエンジン21 の出力を上げる。
すると左舷側インペラ3c1 の回転が上がり、左舷側の
操舵ノズル3d1 から噴流が強く後方に向かって排出さ
れる。一方、右舷側の操舵ノズル3d1からの噴流は殆
ど排出されないから、両者の噴流の差により、船体1a
は図3の矢印で示す様に右旋回する。この場合、ステア
リングハンドル1cは依然直進方向に向けられているの
で、操舵ノズル3d1 は操舵されずに後方に向いてい
る。従って、左舷側の吸水ダクト3b1 内の水は操舵ノ
ズル3d1 の部分で曲げられずに後方に排出されるの
で、従来のような排出ロスが削減される。なお、更に急
旋回させる場合には、ステアリングハンドル1cを右側
にきった上(図2の想像線で示される状態)、上記動作
を行えば、左舷側の操舵ノズル3d1 からの噴流が右側
後方に排出されるので、上記より更に操舵力を得ること
が可能となる。なお、この場合、左舷側の吸水ダクト3
b1 内の水は後方に排出される前に操舵ノズル3d1 の
部分で曲げられてので、上記より若干排出ロスが生ずる
が、上記の場合より操舵力がより大きくとれる。
【0017】なお、本実施例では、右舷側に位置するス
ロットルレバー1f1 が左舷側のエンジン21 を制御す
るように接続しているので、旋回方向が転舵感覚と一致
し、操作上好ましい。
ロットルレバー1f1 が左舷側のエンジン21 を制御す
るように接続しているので、旋回方向が転舵感覚と一致
し、操作上好ましい。
【0018】なお、左旋回する場合には、図4に示すよ
うに、左舷側に位置するスロットルレバー1f2 を操作
することにより、右舷側の操舵ノズル3d2 から噴流を
強く排出させることにより、左旋回が可能となる。な
お、詳細動作は、右旋回の場合の上記説明の反対動作と
なるのみで、他は同一であるので、詳細説明は省略す
る。
うに、左舷側に位置するスロットルレバー1f2 を操作
することにより、右舷側の操舵ノズル3d2 から噴流を
強く排出させることにより、左旋回が可能となる。な
お、詳細動作は、右旋回の場合の上記説明の反対動作と
なるのみで、他は同一であるので、詳細説明は省略す
る。
【0019】なお、上記は、停船状態から発進旋回する
場合について説明したが、航走状態下で旋回する場合に
は、旋回する側の反対側のスロットルレバー1f1 、1
f2を離すことにより、転舵が可能となる。即ち、航走
状態下で、例えば右旋回する場合には、右舷側のスロッ
トルレバー1f1 は引いたまま保持し、左舷側のスロッ
トルレバー1f2 を離して、右舷側のエンジン22 出力
を低下させ、右旋回可能となる。また、左旋回する場合
は、上記の反対動作となるのみで、他は同一であるの
で、詳細説明は省略する。
場合について説明したが、航走状態下で旋回する場合に
は、旋回する側の反対側のスロットルレバー1f1 、1
f2を離すことにより、転舵が可能となる。即ち、航走
状態下で、例えば右旋回する場合には、右舷側のスロッ
トルレバー1f1 は引いたまま保持し、左舷側のスロッ
トルレバー1f2 を離して、右舷側のエンジン22 出力
を低下させ、右旋回可能となる。また、左旋回する場合
は、上記の反対動作となるのみで、他は同一であるの
で、詳細説明は省略する。
【0020】なお、本実施例の小型ジェット推進艇1
は、従来のように左右のエンジン出力を等しくしたま
ま、ステアリングハンドル1cをきって、操舵ノズル3
d1 、3d2 の両者を転舵させて、旋回操作も可能とな
る構造となっている。
は、従来のように左右のエンジン出力を等しくしたま
ま、ステアリングハンドル1cをきって、操舵ノズル3
d1 、3d2 の両者を転舵させて、旋回操作も可能とな
る構造となっている。
【0021】
【効果】本発明は、以上のように構成したので、旋回時
の操作性を向上させることが可能となった。
の操作性を向上させることが可能となった。
【図1】本発明に係る小型ジェット推進艇の全体右側面
図である。
図である。
【図2】小型ジェット推進艇の要部を破断して示す平面
図である。
図である。
【図3】右旋回時のステアリングハンドル、スロットル
レバー及び噴流の状態を示した説明図である。
レバー及び噴流の状態を示した説明図である。
【図4】左旋回時のステアリングハンドル、スロットル
レバー及び噴流の状態を示した説明図である。
レバー及び噴流の状態を示した説明図である。
1・・・・・・小型ジェット推進艇 1a・・・・・船体 1c・・・・・ステアリングハンドル 1e1 ・・・・ハンドルバー(左舷側) 1e2 ・・・・ハンドルバー(右舷側) 1f1 ・・・・スロットルレバー(右舷側) 1f2 ・・・・スロットルレバー(左舷側) 21 ・・・・・エンジン(左舷側) 22 ・・・・・エンジン(右舷側) 2b1 ・・・・スロットルアーム(左舷側) 2b2 ・・・・スロットルアーム(右舷側) 31 ・・・・・ポンプユニット(左舷側) 32 ・・・・・ポンプユニット(右舷側) 3d1 ・・・・操舵ノズル(左舷側) 3d2 ・・・・操舵ノズル(右舷側)
Claims (1)
- 【請求項1】 船体の後部左右に一対のポンプユニット
を並列に配置し、各ポンプユニットをそれぞれ回転駆動
する一対のエンジンを船体に載置した小型ジェット推進
艇において、各エンジンの出力を増減制御する操作子た
る2つのスロットルレバーを船体の左右に伸びるステア
リングハンドルのハンドルバーにそれぞれ設置すると共
に、一側のハンドルバーに設置した一方のスロットルレ
バーを、他側に配置したポンプユニットを回転駆動する
エンジンに連結する一方、他側のハンドルバーに設置し
た他方のスロットルレバーを、一側に配置したポンプユ
ニットを回転駆動するエンジンに連結してなる小型ジェ
ット推進艇。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4309246A JPH06135377A (ja) | 1992-10-24 | 1992-10-24 | 小型ジェット推進艇 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4309246A JPH06135377A (ja) | 1992-10-24 | 1992-10-24 | 小型ジェット推進艇 |
Publications (1)
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JPH06135377A true JPH06135377A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17990693
Family Applications (1)
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JP4309246A Pending JPH06135377A (ja) | 1992-10-24 | 1992-10-24 | 小型ジェット推進艇 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH06135377A (ja) |
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