JPH07144693A - 船舶推進装置の排気構造 - Google Patents

船舶推進装置の排気構造

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Publication number
JPH07144693A
JPH07144693A JP5291977A JP29197793A JPH07144693A JP H07144693 A JPH07144693 A JP H07144693A JP 5291977 A JP5291977 A JP 5291977A JP 29197793 A JP29197793 A JP 29197793A JP H07144693 A JPH07144693 A JP H07144693A
Authority
JP
Japan
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exhaust
time
going
idling
astern
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Pending
Application number
JP5291977A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Okamoto
豊 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
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Publication of JPH07144693A publication Critical patent/JPH07144693A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 後進時の排気ガスのプロペラへの巻き込みを
防いで後進時にもプロペラの推進効率を高く保つことが
できる船舶推進装置の排気構造の提供。 【構成】 船外機本体2の水面L上に排気出口17を設
け、該排気出口17に、アイドリング時及び前進時に閉
じて後進時に開く開閉弁19を設ける。本発明によれ
ば、船外機本体2の水面Lよりも上方に設けられた排気
出口17は後進時に開くため、後進時にはエンジンから
の排気ガスの大部分は排気出口17から大気中に排出さ
れる。つまり、後進時にはエンジンの負荷及び回転数は
比較的小さく、従って、排気ガス圧は低く、排気ガス量
も比較的少ないため、排気ガスの大部分は抵抗の小さい
経路(図1に矢印にて示す経路)を経て排気出口17か
ら大気中に排出され、排気ガスは背圧の高い排気通路1
1側へは殆んど流れない。従って、後進時には排気ガス
がプロペラ8の後方から水中に排出されてその気泡がプ
ロペラ7,8に巻き込まれることがなく、プロペラ7,
8の推進効率が高く保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶推進装置の排気構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機等の船舶推進装置には、エンジン
からの排気ガスを排出するための排気通路が設けられる
が、通常、排気通路はプロペラのボス部内に形成され、
排気ガスはそのプロペラボス部内の排気通路を通ってプ
ロペラの後方から排出されている。
【0003】ところで、従来、図4に示すように、船外
機本体102の後部の水面Lよりも上方の位置にはアイ
ドルホール118が形成されており、アイドリング時に
エンジンから排出される低圧で少量の排気ガスは図4に
矢印にて示す経路を経て最終的にアイドルホール118
から大気中に排出される。尚、アイドリング時にはプロ
ペラボス部内に形成された不図示の排気通路には該排気
通路の水面Lからの深さに対応する水圧(背圧)が作用
するため、エンジンから排出される低圧で少量の排気ガ
スは抵抗の小さい前記経路を経てアイドルホール118
から大気中に排出される。
【0004】そして、前後進時には比較的高圧で多量の
排気ガスの大部分はプロペラボス部内に形成された排気
通路を通ってプロペラの後方から水中に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の排気構造にあっては、後進時にプロペラの後方から
排出される排気ガスの気泡がプロペラに巻き込まれるた
め、プロペラの推進効率が低下するという問題がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、後進時の排気ガスのプロペラ
への巻き込みを防いで後進時にもプロペラの推進効率を
高く保つことができる船舶推進装置の排気構造を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、船舶推進装置本体の水面上に排気出口を設け、
該排気出口に、アイドリング時に閉じて後進時に開く開
閉弁を設けたことを特徴とする。
【0008】又、本発明は、前記開閉弁は前進時に開く
ようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、船舶推進装置本体の水面上に
設けられた排気出口は後進時に開くため、後進時にはエ
ンジンからの排気ガスの大部分は排気出口から大気中に
排出される。つまり、後進時にはエンジンの負荷及び回
転数は前進時のそれらに比して小さく、従って、排気ガ
ス圧は低く、排気ガス量も比較的少ないため、排気ガス
の大部分は抵抗の小さい経路を経て排気出口から大気中
に排出され、排気ガスは背圧の高いプロペラボス部内の
排気通路側へは殆んど流れない。
【0010】従って、後進時には排気ガスがプロペラの
後方から水中に排出されてその気泡がプロペラに巻き込
まれることがなく、プロペラの推進効率は高く保たれ
る。
【0011】一方、前記排気出口を前進時にも閉じれ
ば、高圧で多量の排気ガスの大部分はプロペラボス部内
の排気通路を通ってプロペラの後方へ排出されるため、
その気泡がプロペラに巻き込まれることがなく、前進時
においてもプロペラには高い推進効率が確保される。
【0012】又、排気出口はアイドリング時にも閉じら
れるため、アイドリング時にエンジンから排出される低
圧で少量の排気ガスは従来と同様に抵抗の小さい経路を
経てアイドルホールから大気中に排出され、アイドリン
グ時の排気騒音が小さく抑えられる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0014】図1は本発明に係る排気構造を備える船外
機下部の側断面図、図2及び図3は開閉弁の動作を説明
するための断面図である。
【0015】図1に示す船外機1の本体2の下部には推
進装置3が設けられている。
【0016】上記推進装置3において、4はロアケース
であり、該ロアケース4の下部には内外二重軸を構成す
る中実の内軸5と中空の外軸6が前後方向(図1の左右
方向)に配されている。そして、外軸6には前側のプロ
ペラ7が、内軸5には外側のプロペラ8がそれぞれ結着
されている。
【0017】又、図1において、9,10はそれぞれド
ライブシャフト、シフトロッド(図1には軸中心線のみ
示す)であり、シフトロッド10の回動操作によって不
図示のシフト機構を前進側にセットすると、エンジンの
回転はドライブシャフト9、不図示の二重反転機構及び
外軸6と内軸5を経てプロペラ7,8にそれぞれ伝達さ
れ、プロペラ7,8が互いに逆方向に回転駆動される。
【0018】一方、シフトロッド10の回動操作によっ
て不図示のシフト機構を後進側にセットすると、プロペ
ラ7,8の何れか一方又は双方が前進時とは逆方向に回
転駆動される。
【0019】尚、アイドリング時等において不図示のシ
フト機構が中立状態に保たれると、エンジンの回転は外
軸6及び内軸5には伝達されず、従って、両プロペラ
7,8は回転しないため、推進力は発生しない。
【0020】ところで、上記プロペラ7,8のボス部7
a,8a内には円筒状の排気通路11が形成されてお
り、該排気通路11は船外機本体2及びロアケース4内
に上下方向に形成された排気通路12に接続され、その
後端部(図1の右端部)は水中に開口している。
【0021】尚、上記排気通路12は本体2に形成され
た排気マニホールド13に接続されており、該排気通路
12内には排気マニホールド13に連なる排気管14が
臨んでいる。又、排気通路12の外側には排気通路1
5,23,16が形成されている。
【0022】而して、船外機1の非作動時或いはアイド
リング時の水面Lを図1に破線にて示すが、図示のよう
に船外機本体2の後部であって、且つ、水面Lよりも上
方の位置には、後方に向かって開口する排気出口17と
アイドルホール18が設けられている。
【0023】そして、上記排気出口17には、アイドリ
ング時及び前進時に閉じて後進時に開く開閉弁19が設
けられている。この開閉弁19は前記シフトロッド10
に連動して開閉するものであって、これはリンク20,
21を介してシフトロッド10に連結されており、図2
及び図3に示すように、該開閉弁19に突設されたピン
22はリンク20の端部に形成された長孔20aに係合
している。
【0024】而して、後進時には前述のようにプロペラ
7,8の何れか一方又は双方が回転駆動されるが、この
とき、シフトロッド10の後進側への切換動作に連動し
て開閉弁19が図2に示すように開く、即ち、シフトロ
ッド10の切換動作によってリンク20が図2の矢印方
向(左方)に引かれると、開閉弁19は図2に鎖線にて
示す全閉位置から矢印方向(時計方向)に回動して開
く。
【0025】ところで、後進時にはエンジンの負荷及び
回転数は前進時のそれらに比して小さく、従って、エン
ジンから排出される排気ガスの圧力は低く、その量も比
較的少ない。又、後進時には排気通路11にはその水中
での深さに見合う水圧(背圧)が作用している。
【0026】従って、後進時においては、エンジンから
の排気ガスの大部分は排気マニホールド13から抵抗の
小さな図1に矢印にて示す経路、即ち、排気通路12,
15,23及び排気通路12の外側に形成された不図示
の排気通路を通って排気通路16に至り、この排気通路
16から排気出口17と常時開口するアイドルホール1
8から大気中へ排出される。このため、後進時には排気
ガスは背圧の高い排気通路11側へは殆んど流れず、排
気ガスがプロペラ8の後方から排出されてその気泡がプ
ロペラ7,8の何れか一方又は双方に巻き込まれること
がなく、プロペラ7,8の一方又は双方の推進効率は高
く保たれる。
【0027】一方、前進時には前述のようにプロペラ
7,8は互いに逆方向に回転駆動されるが、このとき、
シフトロッド10の前進側への切換動作に連動して開閉
弁19は図3に示すように閉じられる。即ち、シフトロ
ッド10の切換動作によってリンク20が図3の矢印方
向(右方)に押されると、開閉弁19は図3の矢印方向
(反時計方向)に回動して開く。
【0028】従って、前進時には排気出口17が閉じら
れ、エンジンからの高圧で多量の排気ガスの大部分は排
気マニホールド13から排気通路12,11へと流れ、
プロペラ8の後方から水中に向かって排出される。この
ため、前進時にも排気ガスの気泡がプロペラ7,8に巻
き込まれることがなく、前進時においてもプロペラ7,
8には高い推進効率が確保される。
【0029】尚、前進時においてもアイドルホール18
は開口しているため、このアイドルホール18からも排
気ガスの一部は大気中に排出されるが、アイドルホール
18の開口面積は排気通路11のそれに比して十分小さ
いため、このアイドルホール18から排出される排気ガ
スは極めて微量である。
【0030】又、アイドリング時においてはシフトロッ
ド10の操作によってシフト機構が中立状態に保持さ
れ、このとき、排気出口17は前述のように開閉弁19
によって閉じられているため、アイドリング時にエンジ
ンから排出される低圧で少量の排気ガスは従来と同様に
抵抗の小さい経路(図1に矢印にて示す経路)を経てア
イドルホール18から大気中に排出される。
【0031】尚、本実施例では、排気出口17をアイド
ルホール18とは別に設けたが、排気出口をアイドルホ
ールで兼用し、アイドルホールの一部を開閉弁で部分的
に開閉するように構成しても良い。
【0032】又、以上の本実施例では、本発明を特に船
外機に適用した例について述べたが、本発明は船内外機
に対しても同様に適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、船舶推進装置本体の水面上に排気出口を設け、該
排気出口に、アイドリング時に閉じて後進時に開く開閉
弁を設けたため、後進時の排気ガスのプロペラへの巻き
込みを防いで後進時にもプロペラの推進効率を高く保つ
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気構造を備える船外機下部の側
断面図である。
【図2】開閉弁の動作を説明するための断面図である。
【図3】開閉弁の動作を説明するための断面図である。
【図4】従来の排気構造を示す船外機の部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 船外機 2 船外機本体 17 排気出口 19 開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶推進装置本体の水面上に排気出口を
    設け、該排気出口に、アイドリング時に閉じて後進時に
    開く開閉弁を設けたことを特徴とする船舶推進装置の排
    気構造。
  2. 【請求項2】 前記開閉弁は前進時に開くことを特徴と
    する請求項1記載の船舶推進装置の排気構造。
JP5291977A 1993-11-22 1993-11-22 船舶推進装置の排気構造 Pending JPH07144693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5291977A JPH07144693A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 船舶推進装置の排気構造

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JP5291977A JPH07144693A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 船舶推進装置の排気構造

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JPH07144693A true JPH07144693A (ja) 1995-06-06

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ID=17775920

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JP (1) JPH07144693A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7195528B2 (en) 2004-08-31 2007-03-27 Honda Motor Co., Ltd Outboard motor exhaust system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7195528B2 (en) 2004-08-31 2007-03-27 Honda Motor Co., Ltd Outboard motor exhaust system

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