JP2710060B2 - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2710060B2
JP2710060B2 JP63225441A JP22544188A JP2710060B2 JP 2710060 B2 JP2710060 B2 JP 2710060B2 JP 63225441 A JP63225441 A JP 63225441A JP 22544188 A JP22544188 A JP 22544188A JP 2710060 B2 JP2710060 B2 JP 2710060B2
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JP
Japan
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exhaust gas
exhaust
shaft housing
opening
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大介 青木
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は船外機に係り、とりわけ後進時の航行をスム
ーズに行なうことができる船外機に関する。
(従来の技術) 従来の船外機について第5図で説明する。第5図にお
いて、船外機10は船体(図示せず)に取付金具15を介し
て転蛇自在に取付けられたドライブシャフト部11と、ド
ライブシャフト部11の上部に設けられたエンジン部12
と、ドライブシャフト部11の下部に設けられプロペラ部
14を水平方向に回転自在に支持するギア部13とを備えて
いる。
このうち、プロペラ部14は円筒字のプロペラボス42
と、このプロペラボス42の外周に固着されたプロペラ43
とからなり、プロペラボス42の内部にはエンジン部12か
ら導かれた排気ガスを排出するための排気口44が形成さ
れている。また、ドライブシャフト部11と取付金具15と
は、それぞれの下部に取付けられたマウントブラケット
25によって連結されている。
またギア部13の側面には、プロペラ部14によるキャビ
テーションを防止するためのアンチキャビテーション板
40が水平方向に取付けられている。さらに、エンジン部
12には操舵用のハンドル16が取付けられている。
このような構成からなる従来の船外機において、エン
ジン部12が駆動すると、この駆動力はドライブシャフト
部11のドライブシャフト(図示せず)によってギア部13
に伝達される。その後ギア部13に伝達された駆動力によ
ってプロペラ部14が回転し、船体が航行する。
エンジン部12の駆動中、エンジン部12から導かれた排
気ガスは、ドライブシャフト部11およびギア部13を経
て、プロペラボス42の内部に形成された排気口44から後
方の水中に排出される。このように排気ガスを水中に排
出するのは、排気ガスによる騒音を防止するものであ
る。
排気ガスを水中に排出するため、例えば第7図に示す
ようにアンチキャビテーション板40の後部下端に排気口
46を設けた船外機も知られている。
なお、従来の船外機10のドライブシャフト部11には、
エンジン部12の低回転時にスムーズに排気を行なってエ
ンジン部12の回転を安定に保つため副排気口(図示せ
ず)が設けられている。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように従来の船外機10においては、エンジン部
12の駆動中プロペラボス42内の排気口44から(第6
図)、またはアンチキャビテーション板40の後部下端の
排気口46から(第7図)、それぞれ排気ガスが後方へ向
って排出される。
このように排気ガスが後方の水中に向って排出された
場合、前進航行中は特に問題ないが後進航行中は問題が
生じることがある。
すなわち、後進航行中はプロペラ部14が進む方向に排
気ガスが噴出するため、プロペラ部14によって掻き回さ
れる水流中に多量の排気ガスが多量に混入することにな
り、水流の密度が低下してプロペラ部14による推進力が
低下し後進方向の航行に支障をきたしてしまう。
後進航行中に前述した副排気口から排気ガスを排出す
ることも考えられるが、この副排気口は排気ガスの排出
音を低減させるため必要最小限の面積とすることが多
い。このため後進航行中に、この副排気口から十分な量
の排気ガスを排出することはできない。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであ
り、後進時の航行をスムーズに行なうことができる船外
機を低することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、内部にドライブシャフトおよび下端が開口
されたエキゾーストチューブを収納するドライブシャフ
トハウジングと、このドライブシャフトハウジングの前
方に装着されたマウントブラケットと、このマウントブ
ラケットの上部に回動自在に取付けられ船体に固定され
る取付金具とを備えた船外機であって、前記マウントブ
ラケットは前記ドライブシャフトハウジングに弾性体を
介して前後方向に移動自在に装着され、前記ドライブシ
ャフトハウジングの前面に前記エキゾーストチューブか
らの排気ガスを大気中に排出する開口を設け、前記マウ
ントブラケットに前記開口を密閉する排気栓を取付けた
ことを特徴としている。
(作用) 前進航行中、プロペラ部のスラストによりドライブシ
ャフトハウジングがマウントブラケット側に移動し、排
気ガス排出用の開口が排気栓により密閉され、後進航行
中は、ドライブシャフトハウジングがマウントブラケッ
トと反対側に移動し、排気ガス排出用の開口が排気栓か
ら離れ、ドライブシャフトハウジング内に導かれた排気
ガスはこの開口から前方の大気中へ排出される。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図乃至第4図は本発明による船外機の一実施例を
示す図であり、第1図は第5図A部分の断面図、第2図
は第1図II-II線断面図、第3図は第1図において前進
航行中の作用を示す部分断面図、第4図は第1図におい
て後進航行中の作用を示す部分断面図である。
なお従来技術と同一部分には同一符号を付して詳細な
説明を省略する。
本発明による船外機10は、第5図に示すような従来例
と同様、取付金具15を介して船体に転蛇自在に取付けら
れたドライブシャフト部11と、ドライブシャフト部11の
上部に設けられたエンジン部12と、ドライブシャフト部
11の下部に設けられプロペラ部14を水平方向に回転自在
に支持するギア部13とを備えている。またドライブシャ
フト部11と取付金具15とはマウントブラケット25によっ
て連結されている。さらにプロペラ部14は円筒状のプロ
ペラボス42と、このプロペラボス42の外周に固着された
プロペラ43とからなり、プロペラボス42の内部にはエン
ジン部12から導かれた排気ガスを排出するための排出口
44が形成されている(第6図)。
次に第1図および第2図により、船外機10のマウント
ブラケット25の取付構造について詳述する。
第1図および第2図に示すように、ドライブシャフト
部11はドライブハウジング20内にウォータチューブ22お
よびドライブシャフト23を収納して構成されている。ま
たドライブハウジング20内には、エンジン部12からの排
気ガスを導くエキゾーストチューブ21が収納されてお
り、このエキゾーストチューブ21の下端はドライブハウ
ジング20内に開口している。
また、ドライブハウジング20の前方に、ドライブハウ
ジング20を囲むように、マウントブラケット25がマウン
トゴム33を介して設けられている。マウントゴム33は、
マウントブラケット25後方に配置され、このマウントゴ
ム33によりマウントブラケット25はドライブハウジング
20に対して前後方向に移動可能となっている。なお、マ
ウントブラケット25は2つ割となっており、連結ボルト
27によって一体に組立てられている。
マウントブラケット25の内部前方には、円筒状のパイ
ロットシャフト31が設けられており、このパイロットシ
ャフト31内にはシフトロッド30が配設されている。
またドライブシャフトハウジング20の前面に、エキゾ
ーストチューブ21の下端からドライブシャフトハウジン
グ20内に導かれた排気ガスを大気中に排出するための開
口29が設けられている。
他方、マウントブラケット25側には、ドライブシャフ
トハウジング20の開口29を密閉するゴム製排気栓28が取
付けられている。
次にこのような構成からなる本実施例の作用について
説明する。
まず前進航行について第3図で説明する。エンジン部
12が駆動すると、この駆動力はドライブシャフトハウジ
ング20内のドライブシャフト23によってギア部13に伝達
される。その後ギア部13に伝達された駆動力によってプ
ロペラ部14が回転し、船体が前進航行する。
第3図に示すように前進航行中は、ドライブシャフト
ハウジング20に第3図矢印L1方向のスラストが加わ
り、ドライブシャフトハウジング20はマウントゴム33を
変形させてマウントブラケット25側にわずかに移動す
る。ドライブシャフトハウジング20がマウントブラケッ
ト25側に移動すると、排気栓28が縮んで開口29が密閉さ
れる。
エンジン部12の駆動中、エンジン部12からエキゾース
トチューブ21内に導かれた排気ガスは、エキゾーストチ
ューブ21の下端開口からドライブシャフトハウジング20
内に流入する。この場合、開口29が密閉されているの
で、ドライブシャフトハウジング20内に流入した排気ガ
スは、ギア部13を経てプロペラボス42の内部に形成され
た排気口44から後方の水中に向って排出される。
次に後進航行について第4図で説明する。第4図に示
すように後進航行中は、ドライブシャフトハウジング20
に第4図矢印L2方向のスラストが加わり、ドライブシ
ャフトハウジング20はマウントゴム33を変形されてマウ
ントブラケット25に対して反対側にわずかに移動する。
この場合、開口29は排気栓28から離れ、ドライブシャフ
トハウジング20内は大気と連通する。
エンジン部12の駆動中、ドライブシャフトハウジング
20内に流入した排気ガスは、大部分この開口29から大気
中へ排出され、残りの排気ガスはギア部13を経てプロペ
ラボス42の内部に形成された排気口44から後方の水中に
向って排出される。
このように本実施例によれば、後進航行中ドライブシ
ャフトハウジング20内に流入した排気ガスは、大部分開
口29から前方の大気中へ排出されるので、水中後方へ排
出される排気ガスの量を少量に押えることができる。こ
のため、プロペラ部14によって掻き回される水流中に排
気ガスが混入することはなく、プロペラ部14による推進
力の低下を防止することができる。また、前進航行中と
後進航行中の排気ガスの排気ルートの切換えを、ドライ
ブシャフトハウジング20の移動による開口29の開閉作業
により容易に行なうことができるので、排気ルートの切
換えのために複雑な部品を用いる必要はない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、後進航行中、排
気ガス排出用の開口が排気栓から離れ、ドライブシャフ
トハウジング内に導かれた排出ガスはこの開口から前方
の大気中に排気される。このためプロペラ部によって掻
き回される水流中に排気ガスを排出する必要がないの
で、プロペラ部による後進航行時の推進力低下を確実に
防止することができる。また、前進航行中と後進航行中
の排気ガスの排気ルートの切換えを、ドライブシャフト
ハウジングの移動による開口の開閉作業より容易に行な
うことができるので、排気ルートの切換えのために複雑
な部品を用いる必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明による船外機の一実施例を示
す図であり、第1図はマウントブラケットの取付構造を
示す第5図A部分の断面図、第2図は第1図II-III線断
面図、第3図は第1図において前進航行中の作用を示す
部分断面図、第4図は第1図において後進航行中の作用
を示す部分断面図、第5図は従来の船外機を示す概略側
面図、第6図は第5図の下方部分を示す拡大側面図、第
7図は従来の他の船外機を示す拡大側面図である。 10……船外機、11……ドライブシャフト部、12……エン
ジン部、13……ギア部、14……プロペラ部、15……取付
金具、20……ドライブシャフトハウジング、21……エギ
ゾーストチューブ、25……マウントブラケット、28……
排気栓、29……開口、33……マウントゴム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にドライブシャフトおよび下端が開口
    されたエギゾーストチューブを収納するドライブシャフ
    トハウジングと、このドライブシャフトハウジングの前
    方に装着されたマウントブラケットと、このマウントブ
    ラケットの上部に回動自在に取付けられ船体に固定され
    る取付金具とを備えた船外機において、前記マウントブ
    ラケットは前記ドライブシャフトハウジングに弾性体を
    介して前後方向に移動自在に装着され、前記ドライブシ
    ャフトハウジングの前面に前記エギゾーストチューブか
    らの排気ガスを大気中に排出する開口を設け、前記マウ
    ントブラケットに前記開口を密閉する排気栓を取付けた
    ことを特徴とする船外機。
JP63225441A 1988-09-08 1988-09-08 船外機 Expired - Lifetime JP2710060B2 (ja)

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JPH0648388A (ja) * 1991-03-05 1994-02-22 Outboard Marine Corp 舶用推進装置
JP4944736B2 (ja) * 2006-11-10 2012-06-06 ヤマハ発動機株式会社 船外機の制御装置、ならびにそれを用いた航走支援システムおよび船舶

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