JPH0648388A - 舶用推進装置 - Google Patents
舶用推進装置Info
- Publication number
- JPH0648388A JPH0648388A JP4044678A JP4467892A JPH0648388A JP H0648388 A JPH0648388 A JP H0648388A JP 4044678 A JP4044678 A JP 4044678A JP 4467892 A JP4467892 A JP 4467892A JP H0648388 A JPH0648388 A JP H0648388A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower unit
- powerhead
- link
- marine propulsion
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/12—Means enabling steering
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
- B63H21/30—Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes
- B63H21/305—Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes with passive vibration damping
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 船外機関から発生する音を減ずる。
【構成】 舶用推進装置(2)がプロペラ軸に駆動連結
されるパワーヘッド(6)、該パワーヘッドに強固に結
合され、プロペラ軸を支持する下方ユニット(12)、
該下方ユニットおよび該パワーユニットから隔置されて
ほぼ垂直な舵取り軸線の回りの該パワーヘッドおよび該
下方ユニットの枢動を許すようにされた旋回ブラケット
(24)、該旋回ブラケットと該パワーヘッドまたは該
下方ユニットのいずれかとの間の連結リンクであって、
一部分が該パワーヘッドから隔置されているリンク(3
0)および該パワーヘツドから発生する騒音を消音する
ための、該リンクに隣接して該リンクと該パワーヘッド
との空間を少なくとも部分的に満たす装置を有する。
されるパワーヘッド(6)、該パワーヘッドに強固に結
合され、プロペラ軸を支持する下方ユニット(12)、
該下方ユニットおよび該パワーユニットから隔置されて
ほぼ垂直な舵取り軸線の回りの該パワーヘッドおよび該
下方ユニットの枢動を許すようにされた旋回ブラケット
(24)、該旋回ブラケットと該パワーヘッドまたは該
下方ユニットのいずれかとの間の連結リンクであって、
一部分が該パワーヘッドから隔置されているリンク(3
0)および該パワーヘツドから発生する騒音を消音する
ための、該リンクに隣接して該リンクと該パワーヘッド
との空間を少なくとも部分的に満たす装置を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機関のパワーヘッ
ドおよび下方ユニット区域から発生する音圧を減ずるた
めの装置に関する。
ドおよび下方ユニット区域から発生する音圧を減ずるた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機関から発生する音を減ずるか、機
関の運転による振動を減ずるための他の装置が下記の特
許明細書に開示される。
関の運転による振動を減ずるための他の装置が下記の特
許明細書に開示される。
【0003】 特許番号 発明者 設定日時 3,090,463 ヤンダ(Yanda)J.D. 5/21/63 3,195,530 ハイドナー(Heidner)R.C. 5/31/62 3,557,902 ブラウン(Brown)N.F. 1/26/71 スツラック(Stulac)J.F. 3,599,594 テイペイル(Taipale)D.L. 8/17/71 4,723,926 ヒデヒコ(Hidehiko)U. 2/9/88 付加的装置が下記の文献に開示される。
【0004】1.ジョンソン船外機パーツカタログ
p.6ー4、1971、9.5hpモータ(PN 38
5065)の排気ハウジング 2.ジョンソン 1973 パーツカタログ、50hp
船外機(PN 386136) p.20
p.6ー4、1971、9.5hpモータ(PN 38
5065)の排気ハウジング 2.ジョンソン 1973 パーツカタログ、50hp
船外機(PN 386136) p.20
【0005】
【発明の概要】本発明は、a.プロペラ軸に駆動連結さ
れるパワーヘッド; b.該パワーヘッドに強固に結合され、プロペラ軸を支
持する下方ユニット; c.該下方ユニットおよび該パワーユニットから隔置さ
れて、ほぼ垂直な舵取り軸線の回りの該パワーヘッドお
よび該下方ユニットの枢動を許すようにされた旋回ブラ
ケット; d.該旋回ブラケットと該パワーヘッドまたは該下方ユ
ニットのいずれかとの間の連結リンクであって、一部分
が該パワーヘッドから隔置されているリンク; e.該パワーヘツドから発生する騒音を消音するため
の、該リンクに隣接して該リンクと該パワーヘッドとの
空間を少なくとも部分的に満たす装置:を有する舶用推
進装置:を含む。
れるパワーヘッド; b.該パワーヘッドに強固に結合され、プロペラ軸を支
持する下方ユニット; c.該下方ユニットおよび該パワーユニットから隔置さ
れて、ほぼ垂直な舵取り軸線の回りの該パワーヘッドお
よび該下方ユニットの枢動を許すようにされた旋回ブラ
ケット; d.該旋回ブラケットと該パワーヘッドまたは該下方ユ
ニットのいずれかとの間の連結リンクであって、一部分
が該パワーヘッドから隔置されているリンク; e.該パワーヘツドから発生する騒音を消音するため
の、該リンクに隣接して該リンクと該パワーヘッドとの
空間を少なくとも部分的に満たす装置:を有する舶用推
進装置:を含む。
【0006】一実施例において、該消音する装置は、該
リンクの一部分を取巻く弾性パッドまたはブランケット
を含む。
リンクの一部分を取巻く弾性パッドまたはブランケット
を含む。
【0007】一実施例において、舶用推進装置は、該下
方ユニットの上方部分に対して包囲関係にある排気ハウ
ジングカバーをさらに有し、該排気ハウジングカバーの
上方部分は該下方ユニットから隔置され、該弾性パッド
は該排気ハウジングカバーと該下方ユニットとの空間を
少なくとも部分的に満たす。
方ユニットの上方部分に対して包囲関係にある排気ハウ
ジングカバーをさらに有し、該排気ハウジングカバーの
上方部分は該下方ユニットから隔置され、該弾性パッド
は該排気ハウジングカバーと該下方ユニットとの空間を
少なくとも部分的に満たす。
【0008】いま一つの実施例において、舶用推進装置
は、該パワーヘッドに対して包囲関係にあって該リンク
から隔置される下方機関カバーをさらに有し、該弾性パ
ッドは該下方機関カバーと該リンクとの空間を少なくと
も部分的に満たす。
は、該パワーヘッドに対して包囲関係にあって該リンク
から隔置される下方機関カバーをさらに有し、該弾性パ
ッドは該下方機関カバーと該リンクとの空間を少なくと
も部分的に満たす。
【0009】一実施例において、該リンクはゴム据付け
組立体に連結される1対の舵取りアームフォークを有
し、該弾性パッドは該フォークが貫通して延在する1対
の窓を有する。
組立体に連結される1対の舵取りアームフォークを有
し、該弾性パッドは該フォークが貫通して延在する1対
の窓を有する。
【0010】本発明はまた:a.パワーヘッド; b.該パーヘッドに強固に結合される下方ユニット; c.該パワーヘツドと該下方ユニットをボートに据付
け、ボートに対する該パワーヘッドと該下方ユニットの
枢動舵取り運動を許す装置; d.該据付け装置が該パワーヘッドと該下方ユニットに
対して隔置関係になるように、該据付け装置を該パワー
ヘッドおよび該下方ユニットの一つに連結するリンク; e.該据付け装置と該パワーヘッドまたは該下方ユニッ
トとの空間を少なくとも部分的に満たす弾性パッドを含
む消音装置:を含む、ボートを推進する装置をも含む。
け、ボートに対する該パワーヘッドと該下方ユニットの
枢動舵取り運動を許す装置; d.該据付け装置が該パワーヘッドと該下方ユニットに
対して隔置関係になるように、該据付け装置を該パワー
ヘッドおよび該下方ユニットの一つに連結するリンク; e.該据付け装置と該パワーヘッドまたは該下方ユニッ
トとの空間を少なくとも部分的に満たす弾性パッドを含
む消音装置:を含む、ボートを推進する装置をも含む。
【0011】本発明はまた:a.ボートを駆動するよう
にされたプロペラ軸に駆動連結されるパワーヘッド; b.該パワーヘッドに強固に連結されてプロペラ軸を支
持する下方ユニット; c.該下方ユニットの上方部分に対して包囲関係にあ
り、上方部分が該下方ユニットから隔置されている排気
ハウジングカバー; e.該下方ユニットと該パワーユニットをボートに据付
けるための、一端が該パワーヘッドまたは該下方ユニッ
トのいずれかに取付けられる弾性リンクを含む据付け装
置; f.該パワーヘッドによって発生する騒音を消音するた
めの、該リンクに隣接配置され、該排気ハウジングカバ
ーと該下方ユニットとの空間を少なくとも部分的に満た
す弾性パッドを含む装置:を有する舶用推進装置をも含
む。
にされたプロペラ軸に駆動連結されるパワーヘッド; b.該パワーヘッドに強固に連結されてプロペラ軸を支
持する下方ユニット; c.該下方ユニットの上方部分に対して包囲関係にあ
り、上方部分が該下方ユニットから隔置されている排気
ハウジングカバー; e.該下方ユニットと該パワーユニットをボートに据付
けるための、一端が該パワーヘッドまたは該下方ユニッ
トのいずれかに取付けられる弾性リンクを含む据付け装
置; f.該パワーヘッドによって発生する騒音を消音するた
めの、該リンクに隣接配置され、該排気ハウジングカバ
ーと該下方ユニットとの空間を少なくとも部分的に満た
す弾性パッドを含む装置:を有する舶用推進装置をも含
む。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を詳細に説明する前に、本
発明の適用は、以下の説明に示され、図面に図解される
構成の細部および要素の仕組みに限定されるものではな
いことを理解すべきである。本発明には他の実施例が可
能であり、様々な仕方で実施されることができる。ま
た、本明細書に使用される用語および語句は説明のため
のものであり、限定的と見なすべきでない。
発明の適用は、以下の説明に示され、図面に図解される
構成の細部および要素の仕組みに限定されるものではな
いことを理解すべきである。本発明には他の実施例が可
能であり、様々な仕方で実施されることができる。ま
た、本明細書に使用される用語および語句は説明のため
のものであり、限定的と見なすべきでない。
【0013】図1に、船外機関4の形式の舶用推進装置
2が図解される。船外機関は、上方機関カバー8および
下方機関カバー10に実質的に包まれたパワーヘッド
(出力頭部)6を含む。パワーヘッドは、プロペラ軸1
4をも回転自在に支持する下方ユニット12に据え付け
られ、堅固に結合される。一実施例において、排気ハウ
ジングカバー15が下方ユニット12の上方部分を実質
的に取り巻き、それと隔置関係にある。プロペラ軸は、
プロペラ16に結合される。この構成により、パワーヘ
ッド6はプロペラ16を駆動して、船外機関が搭載され
るボート18を、水上で推進する。カバー8、10、1
5は、パワーヘッドが発生する騒音の多くを捕捉するよ
うに働く。
2が図解される。船外機関は、上方機関カバー8および
下方機関カバー10に実質的に包まれたパワーヘッド
(出力頭部)6を含む。パワーヘッドは、プロペラ軸1
4をも回転自在に支持する下方ユニット12に据え付け
られ、堅固に結合される。一実施例において、排気ハウ
ジングカバー15が下方ユニット12の上方部分を実質
的に取り巻き、それと隔置関係にある。プロペラ軸は、
プロペラ16に結合される。この構成により、パワーヘ
ッド6はプロペラ16を駆動して、船外機関が搭載され
るボート18を、水上で推進する。カバー8、10、1
5は、パワーヘッドが発生する騒音の多くを捕捉するよ
うに働く。
【0014】望ましい実施例において、部分的に船尾ブ
ラケット22、旋回ブラケット24、(図4の方がよく
判る)およびキングピン26を含む据付け装置によって
船外機関がボートに据え付けられる。旋回ブラケット
は、船外機関4の傾け運動を許すように、船尾ブラケッ
トに対してほぼ水平な傾け軸線回りに樞動する。キング
ピン26は、船外機関4の舵取り運動を許すように、旋
回ブラケット24の中でほぼ垂直な舵取り軸線回りに樞
動する。キングピン26は、その上端において、舵柄2
8と連結リンク30に堅固に結合される。望ましい実施
例において、連結リンク30は1対の舵取りアームフォ
ーク32を含み、それらは舵柄28およびキングピン2
6に堅固に結合されて、舵取りアーム組立体34を形成
する。
ラケット22、旋回ブラケット24、(図4の方がよく
判る)およびキングピン26を含む据付け装置によって
船外機関がボートに据え付けられる。旋回ブラケット
は、船外機関4の傾け運動を許すように、船尾ブラケッ
トに対してほぼ水平な傾け軸線回りに樞動する。キング
ピン26は、船外機関4の舵取り運動を許すように、旋
回ブラケット24の中でほぼ垂直な舵取り軸線回りに樞
動する。キングピン26は、その上端において、舵柄2
8と連結リンク30に堅固に結合される。望ましい実施
例において、連結リンク30は1対の舵取りアームフォ
ーク32を含み、それらは舵柄28およびキングピン2
6に堅固に結合されて、舵取りアーム組立体34を形成
する。
【0015】望ましい実施例において、船外機関は、キ
ングピン26の上端においては舵取りアーム組立体34
により、またキングピン26の下端においては下方据付
け装置36により、据付け装置20に結合される。舵取
りアーム組立体34は弾性上方据付け装置38により下
方ユニット12に結合される。弾性上方据付け装置は、
舵取りアームフォーク32を弾性ゴム据付け材42に結
合する1対の水平ボルト40を含む。弾性ゴム据付け材
42は、連結板46および垂直ボルト48によって下方
ユニットにあるくぼみ44の中に捕捉される。この構成
により、パワーヘツドによって発生し下方ユニットに伝
達される振動は、舵柄28またはボート18に達する前
に減衰される。いま一つの実施例において、くぼみ44
は、パワーヘッド6の下方部分、またはパワーヘッド6
を下方ユニット12に結合するのに使用されることもあ
るアダプター板(図示せず)にあることもできる。下方
据付け装置36は、下方ユニット12の下方部分におい
て、キンクピンの下方部分を下方ユニット12に弾性結
合する。この仕組みにより、パワーヘッド6と下方ユニ
ット12に、据付け装置20およびホート18に対する
樞動舵取り運動が与えられる。
ングピン26の上端においては舵取りアーム組立体34
により、またキングピン26の下端においては下方据付
け装置36により、据付け装置20に結合される。舵取
りアーム組立体34は弾性上方据付け装置38により下
方ユニット12に結合される。弾性上方据付け装置は、
舵取りアームフォーク32を弾性ゴム据付け材42に結
合する1対の水平ボルト40を含む。弾性ゴム据付け材
42は、連結板46および垂直ボルト48によって下方
ユニットにあるくぼみ44の中に捕捉される。この構成
により、パワーヘツドによって発生し下方ユニットに伝
達される振動は、舵柄28またはボート18に達する前
に減衰される。いま一つの実施例において、くぼみ44
は、パワーヘッド6の下方部分、またはパワーヘッド6
を下方ユニット12に結合するのに使用されることもあ
るアダプター板(図示せず)にあることもできる。下方
据付け装置36は、下方ユニット12の下方部分におい
て、キンクピンの下方部分を下方ユニット12に弾性結
合する。この仕組みにより、パワーヘッド6と下方ユニ
ット12に、据付け装置20およびホート18に対する
樞動舵取り運動が与えられる。
【0016】好ましくない振動を発生する他に、パワー
ヘッド6はまた、ガスの流れおよび燃焼と、パワーヘッ
ドを構成する機械部品の運動と、による騒音を発生す
る。燃焼廃ガスは、緩速においては、下方ユニットにあ
る緩速排気逃がしマフラー装置(図示せず)を通し、ま
た高速においては、プロペラ16のハブを通して、排気
される。緩速排気装置およびハブ経由排気は共に船外機
関によって発生される排気騒音を弱めるように働く。ガ
ス流および運動する機械部品によって発生する騒音は上
方機関カバー8、下方機関カバー10、および排気ハウ
ジングカバー15によって大幅に捕捉される。しかし、
ゴム据付け材32は弾性を有するので、パワーヘッド6
および下方ユニット12、ならびにそのそれぞれのカバ
ー8、10、15の、連結リンク30および旋回ブラケ
ット24に対する或る程度の横運動および回転運動が可
能になる。従って、下方機関カバー10と排気ハウジン
グカバー16は、連結リンク30の回りにぴったり結合
させることはできない。代わりに、小さな開放空間68
がほぼリンク30を取り巻き、パワーヘッドによって発
生した騒音がこの空間を通して、カバーとパワーヘッド
および下方ユニットとの間から逃げる。この空間は比較
的小さいけれども、船外機関4の前側にあるので、放出
された騒音は、前方へ、ボート18の運転者に伝わる。
ヘッド6はまた、ガスの流れおよび燃焼と、パワーヘッ
ドを構成する機械部品の運動と、による騒音を発生す
る。燃焼廃ガスは、緩速においては、下方ユニットにあ
る緩速排気逃がしマフラー装置(図示せず)を通し、ま
た高速においては、プロペラ16のハブを通して、排気
される。緩速排気装置およびハブ経由排気は共に船外機
関によって発生される排気騒音を弱めるように働く。ガ
ス流および運動する機械部品によって発生する騒音は上
方機関カバー8、下方機関カバー10、および排気ハウ
ジングカバー15によって大幅に捕捉される。しかし、
ゴム据付け材32は弾性を有するので、パワーヘッド6
および下方ユニット12、ならびにそのそれぞれのカバ
ー8、10、15の、連結リンク30および旋回ブラケ
ット24に対する或る程度の横運動および回転運動が可
能になる。従って、下方機関カバー10と排気ハウジン
グカバー16は、連結リンク30の回りにぴったり結合
させることはできない。代わりに、小さな開放空間68
がほぼリンク30を取り巻き、パワーヘッドによって発
生した騒音がこの空間を通して、カバーとパワーヘッド
および下方ユニットとの間から逃げる。この空間は比較
的小さいけれども、船外機関4の前側にあるので、放出
された騒音は、前方へ、ボート18の運転者に伝わる。
【0017】前記空間68からの騒音放出を減少し、ま
たは船外機関から出る騒音を弱めるために、本発明はリ
ンク30に隣接する区域内に消音装置50を有する。望
ましい実施例において、この消音装置は、リンク30と
フォーク32の回り、旋回ブラケット24とリンク30
の間、パワーヘッド6の底部および下方ユニット12の
前部に配置される弾性発泡パッドまたはブランケット5
2を含む。
たは船外機関から出る騒音を弱めるために、本発明はリ
ンク30に隣接する区域内に消音装置50を有する。望
ましい実施例において、この消音装置は、リンク30と
フォーク32の回り、旋回ブラケット24とリンク30
の間、パワーヘッド6の底部および下方ユニット12の
前部に配置される弾性発泡パッドまたはブランケット5
2を含む。
【0018】具体的には、望ましい実施例において、弾
性パッド52はほぼ矩形で、その中央部分に1対の窓が
切り取られている。パッドはまた一つの外方縁から窓5
4にかけて1対の切れ目56を有するので、組立体を組
立てた後、舵取り組立体34のフォーク32を取り巻く
関係に配置することができる。パッドはまた、上方部分
58を有し、これは、望ましい実施例においては、リン
ク30、従って旋回ブラケットの上端を含む舵取り組立
体34の上面60と下方機関カバー10の下面との間の
空間に水平に、弾力的に嵌まり込むことができる。パッ
ド52の上縁70は半円形の切欠き72を有するので、
パッド52は、図3ないし図5に示す位置をとる時、伝
達装置76を作動するためにキングピン26の中を通る
垂直軸棒75と干渉することがない。
性パッド52はほぼ矩形で、その中央部分に1対の窓が
切り取られている。パッドはまた一つの外方縁から窓5
4にかけて1対の切れ目56を有するので、組立体を組
立てた後、舵取り組立体34のフォーク32を取り巻く
関係に配置することができる。パッドはまた、上方部分
58を有し、これは、望ましい実施例においては、リン
ク30、従って旋回ブラケットの上端を含む舵取り組立
体34の上面60と下方機関カバー10の下面との間の
空間に水平に、弾力的に嵌まり込むことができる。パッ
ド52の上縁70は半円形の切欠き72を有するので、
パッド52は、図3ないし図5に示す位置をとる時、伝
達装置76を作動するためにキングピン26の中を通る
垂直軸棒75と干渉することがない。
【0019】パッドはまた下方部分68を有し、これは
望ましい実施例において、下方ユニット12と排気ハウ
ジングカバー15の上部64との間の空間を少なくとも
部分的に満たし、実質的に垂直方向に配置される。パッ
ドの下方部分は従って、下方ユニット12と旋回ブラケ
ット24の間の空間をも少なくとも部分的に満たす。パ
ッドの下方部分62と上方部分58の間に、中央部分7
4があり、これは窓が切り抜かれ、前記のように上方お
よび下方部分を配置できるように、ほぼ直角に曲げられ
る。いま一つの実施例において、下方機関カバー10は
下方に垂れ下がる部分を有し、これは排気ハウジングカ
バー15の代用となり、下方ユニット12の上部を覆う
ことができるであろう。弾性パッド52の下方部分62
はこの垂れ下がり部分と下方ユニット12の間に捕捉さ
れるであろう。
望ましい実施例において、下方ユニット12と排気ハウ
ジングカバー15の上部64との間の空間を少なくとも
部分的に満たし、実質的に垂直方向に配置される。パッ
ドの下方部分は従って、下方ユニット12と旋回ブラケ
ット24の間の空間をも少なくとも部分的に満たす。パ
ッドの下方部分62と上方部分58の間に、中央部分7
4があり、これは窓が切り抜かれ、前記のように上方お
よび下方部分を配置できるように、ほぼ直角に曲げられ
る。いま一つの実施例において、下方機関カバー10は
下方に垂れ下がる部分を有し、これは排気ハウジングカ
バー15の代用となり、下方ユニット12の上部を覆う
ことができるであろう。弾性パッド52の下方部分62
はこの垂れ下がり部分と下方ユニット12の間に捕捉さ
れるであろう。
【0020】この構成により、弾性パッド52の形式の
消音装置50は、今日まで弾性上方取付け装置38の中
にゴム取付け材42を用いることによって必要となるパ
ワーヘッド6と下方ユニット12の僅かな運動を可能に
するために空いていた、リンク30、下方機関カバー1
0および排気ハウジングカバー15に隣接する空間68
を実質的に満たす。そのうえ、パッド52は、排気ハウ
ジングカバー66によって下方ユニット12に対して押
し潰されることにより、所定位置に保たれる。前記のよ
うに、この区域は船外機関の前端にあるので、パワーヘ
ッドによって発生した騒音は、以前は、この区域のカバ
ーの内側から逃れることが可能であって、ボートの運転
者に向けられていた。前記消音装置の装着により、運転
者の耳における音圧が2 dBa余り、減少することが
試験の結果、証明された。
消音装置50は、今日まで弾性上方取付け装置38の中
にゴム取付け材42を用いることによって必要となるパ
ワーヘッド6と下方ユニット12の僅かな運動を可能に
するために空いていた、リンク30、下方機関カバー1
0および排気ハウジングカバー15に隣接する空間68
を実質的に満たす。そのうえ、パッド52は、排気ハウ
ジングカバー66によって下方ユニット12に対して押
し潰されることにより、所定位置に保たれる。前記のよ
うに、この区域は船外機関の前端にあるので、パワーヘ
ッドによって発生した騒音は、以前は、この区域のカバ
ーの内側から逃れることが可能であって、ボートの運転
者に向けられていた。前記消音装置の装着により、運転
者の耳における音圧が2 dBa余り、減少することが
試験の結果、証明された。
【0021】本発明の様々な特徴が特許請求の範囲に述
べられる。
べられる。
【図1】本発明を取入れた船外機関の側面図である。
【図2】連結リンクの一部および弾性パッドを含む、本
発明の或る細部の分解図である。
発明の或る細部の分解図である。
【図3】図1の3−3線に沿う、部分切断された断面図
である。
である。
【図4】図3の4−4線に沿う、部分切断された断面図
である。
である。
【図5】図4の5−5線に沿う、部分切断された断面図
である。
である。
2 推進装置 4 船外機関 6 パワーヘッド 8 上方機関カバー 10 下方機関カバー 12 下方ユニット 14 プロペラ軸 20 据付け装置 24 旋回ブラケット 26 キングピン 30 連結リンク 32 フォーク 34 舵取りアーム組立体 50 消音装置 52 弾性パッド
フロントページの続き (72)発明者 クリス・ダブリュー・スレイター アメリカ合衆国フロリダ州34957,ジェン セン・ビーチ,ノース・イースト・スカイ ライン・ドライブ 3746
Claims (15)
- 【請求項1】 a.プロペラ軸に駆動連結されるパワー
ヘッド; b.該パワーヘッドに強固に結合され、プロペラ軸を支
持する下方ユニット; c.該下方ユニットおよび該パワーユニットから隔置さ
れてほぼ垂直な舵取り軸線の回りの該パワーヘッドおよ
び該下方ユニットの枢動を許すようにされた旋回ブラケ
ット; d.該旋回ブラケットと該パワーヘッドまたは該下方ユ
ニットのいずれかとの間の連結リンクであって、一部分
が該パワーヘッドから隔置されているリンク; e.該パワーヘツドから発生する騒音を消音するため
の、該リンクに隣接して該リンクと該パワーヘッドとの
空間を少なくとも部分的に満たす装置:を有する舶用推
進装置。 - 【請求項2】 該消音する装置は、該旋回ブラケットと
該下方ユニットとの空間を少なくとも部分的に満たす、
請求項1の舶用推進装置。 - 【請求項3】 該消音する装置は該リンクの一部分を取
り巻いている、請求項1の舶用推進装置。 - 【請求項4】 該消音する装置は弾性パッドを含む、請
求項3の舶用推進装置。 - 【請求項5】 該連結リンクは弾性を有し、該パワーヘ
ッドによって生ずる振動を減衰させる、請求項4の舶用
推進装置。 - 【請求項6】 該下方ユニットの上方部分に対して包囲
関係にある排気ハウジングカバーをさらに有し、該排気
ハウジングカバーの上方部分は該下方ユニットから隔置
され、該弾性パッドは該排気ハウジングカバーと該下方
ユニットとの空間を少なくとも部分的に満たす、請求項
5の舶用推進装置。 - 【請求項7】 該パワーヘッドに対して包囲関係にあっ
て該リンクから隔置される下方機関カバーをさらに有
し、該弾性パッドは該下方機関カバーと該リンクとの空
間を少なくとも部分的に満たす、請求項6の舶用推進装
置。 - 【請求項8】 該リンクは、該下方ユニットに支持され
るゴム据付け組立体に連結される1対の舵取りアームフ
ォークを有し、該弾性パッドは該フォークが貫通して延
在する1対の窓を有する、請求項7の舶用推進装置。 - 【請求項9】 a.パワーヘッド; b.該パーヘッドに強固に結合される下方ユニット; c.該パワーヘツドと該下方ユニットをボートに据付
け、ボートに対する該パワーヘッドと該下方ユニットの
枢動舵取り運動を許す装置; d.該据付け装置が該パワーヘッドと該下方ユニットに
対して隔置関係になるように、該据付け装置を該パワー
ヘッドおよび該下方ユニットの一つに連結するリンク; e.該据付け装置と該パワーヘッドまたは該下方ユニッ
トとの空間を少なくとも部分的に満たす弾性パッドを含
む消音装置:を含む、ボートを推進する装置。 - 【請求項10】 該据付け装置はキングピンを含み、該
弾性パッドは該キングピンの上部と該パワーベッドとの
空間を少なくとも部分的に満たす、請求項9の舶用推進
装置。 - 【請求項11】 該弾性パッドは窓を有し、該リンクは
該窓を通して延在する、請求項10の舶用推進装置。 - 【請求項12】 該下方ユニットはそれと隔置関係にあ
るカバーを有し、該弾性パッドは該下方ユニットカバー
と該下方ユニットとの空間を少なくとも部分的に満た
す、請求項11の舶用推進装置。 - 【請求項13】 該据付け装置は旋回ブラケットを含
み、該リンクは、該旋回ブラケットに枢動自在に連結さ
れ、また該パワーヘッドおよび該下方ユニットの一つに
弾性的に連結される、請求項12の舶用推進装置。 - 【請求項14】 a.プロペラ軸に駆動連結されるパワ
ーヘッド; b.該パワーヘッドに強固に連結されてプロペラ軸を支
持する下方ユニット; c.該下方ユニットの上方部分に対して包囲関係にあ
り、上方部分が該下方ユニットから隔置されている排気
ハウジングカバー; e.該下方ユニットと該パワーユニットをボートに据付
けるための、一端が該パワーヘッドまたは該下方ユニッ
トのいずれかに取付けられる弾性リンクを含む据付け装
置; f.該パワーヘッドによって発生する騒音を消音するた
めの、該リンクに隣接配置され、該排気ハウジングカバ
ーと該下方ユニットとの空間を少なくとも部分的に満た
す弾性パッドを含む装置:を有する舶用推進装置。 - 【請求項15】 該パワーヘッドに対して包囲関係にあ
る下方機関カバーをさらに有し、該据付け装置は旋回ブ
ラケットをさらに有し、該下方機関カバーと該旋回ブラ
ケットは隔置関係にあり、該弾性パッドは該下方機関カ
バーと該旋回ブラケットとの空間を少なくとも部分的に
満たしている、請求項14の舶用推進装置。
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