JPH07165182A - 舶用ジェット推進ユニット用調整プレート取付け装置 - Google Patents

舶用ジェット推進ユニット用調整プレート取付け装置

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JPH07165182A
JPH07165182A JP6264213A JP26421394A JPH07165182A JP H07165182 A JPH07165182 A JP H07165182A JP 6264213 A JP6264213 A JP 6264213A JP 26421394 A JP26421394 A JP 26421394A JP H07165182 A JPH07165182 A JP H07165182A
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plate
mounting
power head
bow
unit
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JP6264213A
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Inventor
Clarence E Blanchard
イー ブランチャード クラレンス
Edward K Lam
ケイ ラム エドワード
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Outboard Marine Corp
Original Assignee
Outboard Marine Corp
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/30—Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes
    • B63H21/305—Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes with passive vibration damping

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、動作的な振動の大部分が船舶に伝
達されることなく吸収される舶用ジェット推進ユニット
の提供を目的とする。 【構成】 本発明による垂直方向に配置されたクランク
軸を有する舶用動力ヘッドを動作的な振動を隔離するジ
ェット推進ユニットに接続する取付け装置は、調整プレ
ートと、調整プレート上にあり動力ヘッドをプレートに
固定する動力ヘッド取付け装置と、少なくとも一点で調
整プレートをジェット推進ユニットに接続する接続組立
体とよりなり、接続組立体は動力ヘッドにより発生され
る振動を隔離する弾性的な部分を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、舶用ジェッ
ト推進ユニットに係り、特に、間接的な駆動装置を有
し、従来の多数の乗客用船舶に実現することを意図した
極めて高出力の船内取付け形舶用ジェット推進ユニット
に関する。尚、本発明は、相互に関連し、共通に譲受さ
れた以下の特許出願：発明の名称が「外側からアクセス
し得る可清浄性及び清浄用洗浄装置を有する舶用推進ユ
ニット」である代理人書類番号第５７９４１号の特許出
願；発明の名称が「ジェットポンプ取付け装置」である
代理人書類番号第５７９４２号の特許出願；発明の名称
が「ジェットポンプ排気装置」である代理人書類番号第
５８００６号の特許出願に関連する。
【０００２】
【従来の技術】従来の舶用ジェット推進ユニットは、プ
ロペラ駆動式の船外又は船内舶用モータに置き換わるこ
とを意図している。ジェット推進ユニットは、垂下的な
ギアケースがないというさらに重要な利点があり、これ
により、船舶は、船体を略水平、或いは、水平面の方向
に保つと共に、径の小さい回転を行うことが可能であ
る。舶用ジェット推進ユニットの他の特徴は、垂下的な
プロペラがないので、船舶は航行を妨げられることなく
より水深の浅い所で動作し得ることである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】舶用ジェット推進ユニ
ットの重要な設計上の検討事項は、かかるユニットによ
り出力を加えられた船舶に乗船することができるだけ快
適な経験になるように、作動的な振動はできるだけ最小
限に抑えられるか、或いは、除去される必要がある。か
かるユニットにおいて不所望の振動は、２つの主な要
因、即ち、動力ユニットとジェットポンプから発生し、
後者の構成部品は、ギアからの振動を伝播する伝達装置
の周囲にある。
【０００４】従って、本発明の第１の目的は、動作的な
振動の大部分が船舶に伝達されることなく吸収される舶
用ジェット推進ユニットを提供することである。本発明
の他の目的は、垂直方向のクランク軸とポンプユニット
とを有する動力ヘッドからなり、ここで、動力ヘッドは
ポンプユニットから振動的に隔離されている舶用ジェッ
ト推進ユニット用取付け装置を提供することである。
【０００５】本発明の他の目的は、動力ユニットの振動
がポンプユニットに伝達される前に吸収される舶用ジェ
ット推進ユニットを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、動力ユニ
ットの取付け点を提供し、不所望の振動を吸収する弾性
的なブッシュによってポンプハウジングに取付けられる
調整プレートを有する本発明の舶用ジェット推進ユニッ
ト用取付け装置により取り扱われ解決される。ブッシュ
の数と位置は振動の吸収を最適化するよう設計される。
本発明の調整プレートの付加的な特徴は、ジェット推進
ユニットの排気ハウジングの一部としても役立つことで
ある。
【０００７】特に、垂直方向に配置されたクランク軸を
有する舶用動力ヘッドを作動的な振動を隔離するジェッ
ト推進ユニットに接続する取付け装置は、調整プレート
と、調整プレート上にあり動力ヘッドをプレートに固定
する動力ヘッド取付け装置と、少なくとも一点で調整プ
レートをジェット推進ユニットに接続する接続組立体と
よりなり、接続組立体は動力ヘッドによって発生された
振動を隔離する弾性的な部分を有する。
【０００８】他の実施例において、調整プレートは、舶
用動力ヘッドを船首側の端と船尾側の端を有するジェッ
ト推進ポンプに接続する際に使用される。調整プレート
は、ポンプユニットの船首側の端に対応する船首側の端
と、ポンプユニットの船尾側の端に対応する船首側の端
と、動力ユニットを受容する取付け点とを有する。１対
の第１の調整プレート取付けブラケットは、プレートの
船首側と船尾側の端の一方に沿って離間する関係で配置
され、少なくとも一の第２の調整プレート取付けブラケ
ットは、第１の取付けブラケットから第１のブラケット
のある端の反対側のポンプユニットの端に向けて離間し
て置かれる。調整プレートをポンプハウジングに接続す
る第１及び第２の調整プレート取付けブラケットに取付
け得る弾性的なブッシュが設けられる。動力ユニットを
調整プレートに取付け、調整プレートをポンプユニット
に取付けると、動力ユニットにより発生される振動は、
ブッシュによって吸収され、ポンプユニットから隔離さ
れる。
【０００９】本発明の調整プレートの望ましい実施例に
おいて、前方の取付けブラケットの対は、その長手方向
の軸が、振動する船体又は動力ヘッドの重心の船首側及
び船尾側に延在する水平方向の線、或いは、その下方で
交叉するように、角度が付けられる。さらに、ブッシュ
の最適な配置は、２つの前方のブッシュの弾性係数を表
わすベクトルが動力ヘッドの重心、或いは、重心付近の
点で交叉するときに得られることが分かる。この向きに
より、動力ヘッドからの振動の除去が最適化されること
が分かる。
【００１０】
【実施例】図１を参照するに、本発明の調整プレートで
使用するのに適当な種類の舶用ジェット推進ユニット１
０が概略的に示されている。このユニット１０は、船
舶、望ましくは客船の船体に船内形式で取付けられるよ
う設計される。しかし、本発明の推進ユニットを他の船
舶で使用することも考慮している。推進ユニット１０の
主要な構成部は、動力ヘッド又はエンジン１２と、ポン
プユニット１４と、回転翼ハウジング１６と、回転翼ハ
ウジング１６に接続された後方ゲート１８と、動力ヘッ
ド１２とポンプユニット１４との間に配置された本発明
の調整プレート２０とからなる。
【００１１】望ましい一実施例において、動力ヘッド１
２は、エンジンブロック２２と、エアー消音器２４と、
燃料ポンプ２６と、燃焼ポンプに接続された燃料フィル
タ２８と、フライホイール組立体３２に接続された電気
的始動装置３０と、マフラー３４とを含む従来の３気筒
２サイクルの舶用動力ユニットである。望ましい一実施
例において、動力ヘッド１２は７０乃至９０馬力の範囲
の出力性能があるが、これよりも小出力及び大出力の両
方の等級の動力ユニットは本発明の調整プレート２０で
使用するのに適当である。
【００１２】ポンプユニット１４を参照するに、このユ
ニットは、ギアハウジングと呼ばれ、船首側の端３８
と、船尾側の端４０と、下側面４２と、上方面４４とを
有するハウジング３６を含む。取水管４６と流体的に連
通する取水グリル（図示せず）は下側面４２に含まれ
る。船尾側の端４０には鋳造によりハウシング３６と一
体的に形成されるトランサムプレート４８と、排気ホー
ス５０とがある。ライドプレート５２は、トランサムプ
レート４８の下方の端５４に対して依存的な関係で、垂
直方向に離間して、ハウジング３６の下側面４２にあ
る。本発明のユニット１０が取付けられる船舶の船体５
６の一部分は、ライドプレート５２と、ハウジング３６
の下側面４２との間に挟まれている。必要があれば、犠
牲アノード５８をライドプレート５２に取付けても良い
（図２に最も良く示す）。
【００１３】回転翼ハウジング１６は、その各々がトラ
ンサムプレート４８の船尾側の端に固定されたポスト６
４を係合するよう構成、配置されたフック部６２を含む
１対の直径方向に対向するクリップ６０によってギアハ
ウジング３６に分離可能的に接続される。ギアシフトケ
ーブル６６は、リンク機構６８を介して後方ゲート２２
に接続され、トランサムプレート４８の座金を嵌められ
た開口部７０の中を通る。
【００１４】次に、図２を参照するに、回転翼ハウジン
グ１６から取り外された調整プレート２０が示されてい
る。調整プレート２０は、略平面的、或いは、比較的平
坦化された構造を有するが、基本的には略平面的な上面
７２と、下面７４と、側壁７６とを有する鋳造中空部品
である。側壁７６は、内部空間又は通路７８を画成し、
下面７４を上面７２から垂直的に離間した関係で支持す
る。動力ヘッド１２と調整プレート２０は周囲の水を循
環させることにより冷却され、調整プレート２０は、通
路７８の周辺に配置される通路７９を介して、動力ヘッ
ド１２の冷却通路と流体的に連通することが認められる
であろう。
【００１５】プレート２０の上には、ギアハウジング３
６の船首側及び船尾側の端３８、４０に対応する船首側
の端８０及び船尾側の端８２がある。プレート２０の船
首側の端８０には１対の取付け用突出部８４があり、そ
の突出部の各々は貫通孔８６が設けられ、各々の突出部
と貫通孔は調整プレート取付けブラケットを形成する。
突出部８４の各々は、プレート２０を船首側の端８０の
方向から見るときに「Ｖ字形」を形成するよう水平面に
対して角度を付けて配置されることが望ましい。従っ
て、船首側の端８０から見るとき、取付け突出部８４の
各々の外縁は水平方向から上向きに角度が付く。
【００１６】エラストマー性の弾性的なブッシュ８８
は、取付け突出部８４の各々に設けられる。各ブッシュ
は、基本的に円筒形の形状であり、ネジ付き上方スリー
ブ９０と、対応する下方スリーブ（図示せず）とを有す
る。上方及び下方スリーブは互いに接触しない。ネジ付
き締結具９２と、ロックナット９４と、ワッシャー９５
は、対応する突出部８４の一つに各ブッシュ８８を締め
つけて固定するよう対応するスリーブ９０を係合するた
めに利用される。
【００１７】更に船尾側の端８２に進むと、調整ブレー
ト２０は、略垂直方向に向けられたトランスミッション
貫通孔９６があり、この貫通孔はエラストマー性の駆動
継手９８を適合させるよう寸法が定められ、この駆動継
手は確実な連結で動力ヘッド駆動軸又はクランク軸１０
４を受容するネジ付き上方開口部１０２を有する底の開
いた金属性の外形を有する。本発明のユニット１０は、
従来のクランク軸が略水平方向に向いているのに対し、
垂直方向に向くクランク軸１０４を有する動力ヘッド１
２と共に使用されることに注意が必要である。
【００１８】２番目、或いは、底の端１０６において、
継手９８は、金属性の外形内に固定されたエラストマー
性のコアが設けられ、キー付き軸１０８の対応する端を
駆動的に適合させるよう構成される。継手９８は弾性的
なゴム状のコアを有する形の継手であり、ギアハウジン
グ３６を動力ヘッドの振動から隔離する。従って、動力
ヘッド１２からの回転的な付勢の形である出力は、駆動
軸１０４と、継手９８の弾性的なコアと、軸１０８とを
介して伝達される。
【００１９】駆動継手９８は、ギア軸１０８が継手と係
合するようそこに突出するギアハウジング３６の上方開
口部１０９と実質的に位置が合う。振動を低下させるた
めに、継手９８は上方開口部１０９に接触はしないが、
その中に設置される。主回転翼駆動軸（図示せず）は軸
１０８に接続され、回転付勢力を回転翼ハウジング１６
に伝達する。
【００２０】トランスミッション貫通孔９６に隣接し
て、クランクケース取付け点１１０が動力ヘッド１２を
受容するよう構成される。動力ヘッド１２は、取付け点
１１０上の複数の取付け開口部１１２を係合するネジ付
き締結具によってプレート２０に固定される。取付け点
１１０は、動力ヘッド１２から放出される排気ガスを受
ける通路７８と流体的に連通する。
【００２１】さらに船尾側の端８２には、複数の取付け
スタッド１１６と、中心に配置され通路７８を介して動
力ヘッド１２に連通する排気出口１１８と、周辺側に配
置された排気入口１２０とを含むマフラー取付け部１１
４がある。排気ガスは、出口１１８からマフラー３４に
入り、マフラーから入口１２０に放出される。船尾側の
端８２にある排気導管１２２は、排気入口１２０から消
音された排気を受け、最終的にポート１２６（図１を参
照のこと）に排気を送出する柔軟性のある排気ホース５
０（排気管１２４）（図１に最も明瞭に示す）に接続さ
れる。排気ホース５０は、振動の隔離を促進する弾性的
な素材から作られる。
【００２２】排気導管１２２に隣接して、基本的には貫
通孔である第３の調整プレート取付けブラケット１２８
があり、止めネジ、或いは、同様の締結具がロックナッ
ト９４及びワッシャー９５でこのブラケットに固定され
る。後方のブッシュ１３２は、ブッシュ８８がプレート
２０に固定されるのと同じ方法で、第１の端で止めネジ
１３０に固定される。ブッシュ１３２の反対側の端で、
ネジ付きスタッド１３４はブッシュ１３２に係合され、
ロックナット９４でギアハウジング３６のネジ付き突起
部１３６に締結される。
【００２３】プレート２０の船首側の端８０で、ブッシ
ュ８８は、ハウジングの船首側の端に取付けられ角度の
付いたポケット又は台座１４０の対向する対を有するエ
ンジン取付けアーム１３８によってギアハウジング３６
に固定される。各台座１４０は一つのブッシュ８８を適
合させるよう寸法を定められ、ブッシュはネジ付き締結
具及びロックナット組立体１４２によりそこに固定され
る。各ブッシュ８８は、かくして、船首側のモータ取付
けブラケット又は突出部８４と、一方のブッシュポケッ
ト１４０との間に配置される。同様に、後方ブッシュ１
３２は、調整プレート２０と、ギアハウジング３６との
間で支持される。後方ブッシュ１３２の長手方向の軸は
動力ヘッドの重心に向けるのが最適である。しかし、製
造上の制約と、他の部品の存在とにより、上記の配置は
妨げられる。
【００２４】動力ヘッド１２が調整プレート２０に設置
され、次いで、ギアハウジング３６に取付けられると、
ユニット１０を船体５６に取付ける準備が整う。ユニッ
ト１０のようなジェット推進ユニット用に設計された形
の船舶は、通常、船体５６に切断、或いは、鋳造された
隙間１４４を有する。ユニット１０は、ギアハウジング
の下方フランジ１４６が隙間に隣接する船体上に据えら
れるよう、隙間１４４に設置される。隙間の中のある部
分は、ポンプ締め付け用クランププレート１４８のよう
なクランプ用プレートが、クランプ１４８と、ギアハウ
ジング３６との間に船体５６を挟むために利用される。
【００２５】望ましい一実施例において、剛体のスリー
ブ１５２（図１に最も良く示される）に挿入されるネジ
付き締結具１５０は、船体５６を介してクランププレー
ト１４８をハウジング３６に固定するために使用され
る。スリーブ１５２は、多くの場合にファイバーグラス
又は同様の素材からなる船体５６が締結具によって押圧
されることを防ぐ。しかし、ユニット１０を船体５６に
固定するために他の締結用配置を利用しても良いと考え
られる。必要があれば、この種の接合は、舶用の填隙
剤、又は、接着剤で固めても良い（図示せず）。
【００２６】ギアハウジング３６の船尾側の端４０で、
ライドプレート５２は、船体５６の他の部分をライドプ
レート５２とギアハウジング３６との間に挟むために利
用される。かかる方法で挟まれる船体５６の一部分に
は、参照符号１５４を付す。ジェット推進ユニット１０
の概略的な部分図である図３乃至５を参照するに、船首
側の端のブッシュ８８が対応する突出部８４に取付けら
れた後、突出部はブッシュ８８の長手方向の軸が点Ｐで
交叉するように傾斜することが分かる。点Ｐは動力ヘッ
ド１２の重心１５８から船首側及び船尾側に延在する水
平線１５６の上方にある。一実施例において、点Ｐは重
心１５８の正面側にある（図５に最も良く示される）。
【００２７】動力ヘッドの振動の吸収を最適化するため
には、角の向きだけではなく、ブッシュ８８の弾性を考
慮する必要のあることが分かる。各ブッシュ８８は、ｋ
ｐで示す軸方向弾性成分と、ｋｑで示す横方向又は側方
向弾性成分を有する。動力ヘッド又は他のエンジンの取
付けに使用される形の大部分のブッシュの場合には、ｋ
ｐはｋｑよりもかなり剛性がある。スティフネス比、或
いは、弾性係数と呼ばれるこれらの係数の関係は、ｋｐ
とｋｑの比、即ち、ｋｐ／ｋｑにより表わされる。望ま
しいスティフネス比は１：１よりも大きく、本発明の一
実施例においては、約７：１である。
【００２８】ブッシュの各々に対するスティフネス比の
ベクトル表示を図３に示す。二つの船首側端のブッシュ
８８の各々の弾性の軸１６０は角度θをなし、２本の軸
１６０は弾性の中心である点Ｅで交叉する。弾性の中心
Ｅは、点Ｐの下方にあり、かつ、動力ヘッド１２の重心
１５８、重心近辺、或いは、重心と略水平方向に並べら
れる。点Ｅは動力ヘッド１２の前方にある垂直面内で重
心の下方にあっても良いと考えられる。
【００２９】点Ｅを所望の位置に維持するために、ブッ
シュの長手方向の軸が交叉する点Ｐは、重心１５８の上
方に置かれる。調整プレート２０の取付け突出部８４
は、上記の関係を得るために適切に角度が付けられる。
動力ヘッド１２を上記の角度の付いた向きでギアハウジ
ング３６に取付けることにより、エンジン振動の大部分
は、ブッシュ８８によって吸収され、ギアハウジング、
最終的には、船体から隔離される。
【００３０】動力ヘッド１２は、側面から側面への振動
よりもかなり小さい船首側から船尾側への振動を発生す
ることが分かる。従って、後方ブッシュ１３２は、傾斜
し、又は、角度のある向きではなく、むしろ、ブッシュ
８８のように垂直方向に設置しても良い。図１及び２に
示すジェット推進ユニット１０の一実施例において、ブ
ッシュ１３２を垂直方向に向けることによって製造が容
易になる。
【００３１】ジェットユニット１０が船舶の船体に実装
されると、本発明の調整プレート２０は、主として、動
力ヘッド１２によって発生される振動がギアハウジング
を介して最終的に船体に伝達される前にブッシュ８８及
び１３２により吸収される利点がある。動力ヘッドの振
動の隔離は、ブッシュの長手方向の軸が動力ヘッド１２
の上方で交叉するようにギアハウジング３６の船首側の
端３８にある二つのハウジング８８を向けるときに改善
される。上記の向きの場合に、弾性の中心は、重心、或
いは、重心付近にあっても良い。本発明の調整プレート
２０の他の特徴は、動力ヘッド１２とマフラー３４との
間で排気導管としても機能する二重機能を有することで
ある。
【００３２】本発明の舶用ジェット推進ユニット用調整
プレート取付け装置の具体的な実施例を提示し説明して
いるが、本発明の拡張された面において本発明から逸脱
することなく、かつ、特許請求の範囲に記載される如
く、それに対し変形及び置換をし得ることが当業者によ
り認められるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の調整プレートを利用する舶用動力ヘッ
ドとジェットポンプ組立体の斜視側面図である。
【図２】本発明の調整プレートと、図１の組立体のポン
プハウジングの分解斜視正面図である。
【図３】弾性のあるブッシュの最適な配置を示す本発明
のジェット推進ユニットの略部分正面図である。
【図４】本発明の調整プレートで使用するのに適当な典
型的な弾性的なブッシュの弾性力のベクトルを示す概略
的な力のダイヤグラムである。
【図５】図３の推進ユニットの略部分側面図である。
【符号の説明】
１０ 舶用ジェット推進ユニット １２ 動力ヘッド １４ ポンプユニット １６ 回転翼ハウジング １８ 後方ゲート ２０ 調整プレート ２２ エンジンブロック ２４ エアー消音器 ２６ 燃料ポンプ ２８ 燃料フィルタ ３０ 電気的始動装置 ３２ フライホイール組立体 ３４ マフラー ３６ ハウジング ３８ ギアハウジングの船首側の端 ４０ ギアハウジングの船尾側の端 ４２ 下側面 ４４ 上方面 ４６ 取水管 ４８ トランサムプレート ５０ 排気ホース ５２ ライドプレート ５４ 下方の端 ５６ 船体 ５８ 犠牲アノード ６０ クリップ ６２ フック部 ６４ ポスト ６６ ギアシフトケーブル ６８ リンク機構 ７０ 開口部 ７２ 上面 ７４ 下面 ７６ 側壁 ７８，７９ 通路 ８０ プレートの船首側の端 ８２ プレートの船尾側の端 ８４ 取付け用突出部 ８６ 貫通孔 ８８，１３２ ブッシュ ９０ スリーブ ９２ 締結具 ９４ ロックナット ９５ ワッシャー ９６ トランスミッション貫通孔 ９８ 駆動継手 １０２ 上方開口部 １０４ クランク軸 １０６ 底の端 １０８ キー付き軸 １０９ ハウジングの上方開口部 １１０ クランクケース取付け点 １１２ 取付け開口部 １１４ マフラー取付け部 １１６ 取付けスタッド １１８ 排気出口 １２０ 排気入口 １２２ 排気導管 １２４ 排気管 １２６ ポート １２８ 第３のブラケット １３０ 止めネジ １３４ ネジ付きスタッド １３６ ネジ付き突起部 １３８ エンジン取付けアーム １４０ 台座 １４２ ネジ付き締結具及びロックナット組立体 １４４ 隙間 １４６ 下方フランジ １４８ クランプ １５０ ネジ付き締結具 １５２ 剛体のスリーブ １５４ 船体の一部分 １５６ 水平線 １５８ 重心 １６０ 弾性の軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドワード ケイ ラム アメリカ合衆国 イリノイ 60083 ワズ ワース ゴルフ・レーン・ドライヴ 38100番地

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 舶用動力ヘッドをジェット推進ユニット
    に接続する取付け装置であって：調整プレートと；該調
    整プレートにあって動力ヘッドを該調整プレートに固定
    する動力ヘッド取付け手段と；少なくとも一点で該調整
    プレートを該ジェット推進ユニットに接続し、該動力ヘ
    ッドにより発生された振動を隔離するために弾性的であ
    る接続手段とよりなり、垂直方向に配置されたクランク
    軸を有する舶用動力ヘッドを動作的な振動を隔離するジ
    ェット推進ユニットに接続する取付け装置。
  2. 【請求項２】 前記調整プレートは、第１の面と、第２
    の面と、該第１及び第２の面の間に画成された通路とを
    有する請求項１記載の取付け装置。
  3. 【請求項３】 前記動力ヘッド取付け手段は前記通路と
    流体的に連通するポートを含む請求項２記載の取付け装
    置。
  4. 【請求項４】 前記通路は前記プレートに取付けられた
    排気装置と流体的に連通する請求項３記載の取付け装
    置。
  5. 【請求項５】 前記接続手段は、前記調整プレート及び
    ジェット推進ユニットに連結するよう構成された少なく
    とも一の弾性的なブッシュを含む請求項１記載の取付け
    装置。
  6. 【請求項６】 前記ブッシュの各々は長手方向の軸を有
    し、少なくとも二つの該ブッシュの上記長手方向の軸
    は、前記動力ユニットの重心の上方にある点で交叉する
    請求項５記載の取付け装置。
  7. 【請求項７】 前記ブッシュは弾性的な軸を有し、少な
    くとも二つの該ブッシュの該弾性的な軸は、前記動力ユ
    ニットの重心、或いは、その下方で交叉する請求項６記
    載の取付け装置。
  8. 【請求項８】 前記接続手段は、前記調整プレートの船
    首側の端に配置されている１対のブッシュと、該調整プ
    レートの船尾側の端の近くに配置されている少なくとも
    一のブッシュとを含む請求項５記載の取付け装置。
  9. 【請求項９】 前記接続手段は前記調整プレートの船首
    側に配置されている１対の調整プレート取付けブラケッ
    トを含み、前記ブラケットの各々は、該プレートの該船
    首側の端から見るときに角度の付いた関係でそこに前記
    ブッシュの一つを固定するよう構成されて設置されてい
    る、請求項５記載の取付け装置。
  10. 【請求項１０】 前記ブッシュの各々は長手方向の軸を
    有し、該取付けブラケットは、該ブッシュの一つがそこ
    に取り付けられたとき、該長手方向の軸が前記動力ヘッ
    ドの重心の船首側及び船尾側に延在する水平線の上方で
    交叉するように角度が付けられている、請求項９記載の
    取付け装置。
  11. 【請求項１１】 前記プレートの前記船首側の端に取付
    けられた前記ブッシュの各々は弾性的な軸を有し、該ブ
    ッシュの該弾性的な軸は、前記動力ヘッドの重心、或い
    は、その下方にある弾性の中心で交叉する、請求項１０
    記載の取付け装置。
  12. 【請求項１２】 船首側の端及び船尾側の端を有するジ
    ェット推進ポンプユニットに舶用動力ヘッドを接続する
    際に使用する調整プレートであって：上記ポンプユニッ
    トの船首側の端に対応する船首側の端と、上記ポンプユ
    ニットの船尾側の端に対応する船尾側の端と、上記動力
    ユニットを適合させる動力ユニット取付け手段と；該プ
    レートの該船首側及び船尾側の端の一方に沿って離間す
    る関係で配置されている１対の第１の調整プレート取付
    けブラケットと；該第１の取付けブラケットから該第１
    のブラケットのある該端の反対側の該ポンプユニットの
    該端の方向に離間してある少なくとも一の第２の調整プ
    レート取付けブラケットと；上記動力ユニットが前記調
    整プレートに取り付けられるときに、上記動力ユニット
    により発生される振動が吸収されてポンプのハウジング
    から隔離されるように、該調整プレートを上記ポンプユ
    ニットに接続する該第１及び第２のブラケットに連結し
    得る少なくとも一の弾性的なブッシュとからなる調整プ
    レート。
  13. 【請求項１３】 前記第１の調整プレート取付けブラケ
    ットの対は、前記調整プレートに対し傾斜した角度で該
    プレートに取付けられている請求項１２記載のプレー
    ト。
  14. 【請求項１４】 前記第１の調整プレート取付けブラケ
    ットの対は、該プレートの前記船首側の端から見るとき
    に、略Ｖ字形の向きを画成するよう傾斜している請求項
    １３記載のプレート。
  15. 【請求項１５】 マフラーを適合させるマフラー取付け
    手段を更に有する請求項１２記載のプレート。
  16. 【請求項１６】 上部面と、側壁によって該上部面から
    垂直方向に離間する関係で支持され前記マフラー取付け
    手段に流体的に連通する通路を画成する下部面とを更に
    有する請求項１５記載のプレート。
  17. 【請求項１７】 前記マフラー取付け手段と流体的に連
    通する排気導管を更に有する請求項１６記載のプレー
    ト。
  18. 【請求項１８】 動力ヘッドを適合させ、前記通路と流
    体的に連通する動力ヘッド取付け手段を更に有する請求
    項１７記載のプレート。
  19. 【請求項１９】 船尾側のモータ取付けブラケットは前
    記排気導管に近接してある請求項１７記載のプレート。
  20. 【請求項２０】 船首側の端及び船尾側の端を有するジ
    ェット推進ポンプユニットに舶用動力ヘッドを接続する
    際に使用する調整プレートであって：該プレートにより
    画成され、上記ポンプユニットの船首側の端に対応する
    船首側の端と、上記ポンプユニットの船尾側の端に対応
    する船尾側の端とを有する略平面的な上部面と；該プレ
    ートの該船首側の端に沿って離間する関係で配置され、
    該平面的な上部面に対し傾斜している１対の船首側の取
    付けブラケットと；該船首側の取付けブラケットから該
    ポンプユニットの該船尾側の端の方向に離間してある船
    尾側の取付けブラケットと；上記動力ユニットが前記調
    整プレートに取り付けられるときに、上記動力ユニット
    により発生される振動が吸収されてポンプのハウジング
    から隔離されるように、該調整プレートを上記ポンプユ
    ニットに接続する該第１及び第２のブラケットの各々に
    連結可能である少なくとも一の弾性的なブッシュとから
    なる、調整プレート。
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