JPH10157692A - 船艇の可動式スポンソン装置 - Google Patents

船艇の可動式スポンソン装置

Info

Publication number
JPH10157692A
JPH10157692A JP8359800A JP35980096A JPH10157692A JP H10157692 A JPH10157692 A JP H10157692A JP 8359800 A JP8359800 A JP 8359800A JP 35980096 A JP35980096 A JP 35980096A JP H10157692 A JPH10157692 A JP H10157692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sponson
hull
sponsons
movable
boat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8359800A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumihiro Takashima
純広 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP8359800A priority Critical patent/JPH10157692A/ja
Priority to US08/988,245 priority patent/US6032605A/en
Publication of JPH10157692A publication Critical patent/JPH10157692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B17/00Vessels parts, details, or accessories, not otherwise provided for
    • B63B17/0081Vibration isolation or damping elements or arrangements, e.g. elastic support of deck-houses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/16Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces
    • B63B1/18Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydroplane type
    • B63B1/22Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydroplane type with adjustable planing surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B39/00Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
    • B63B39/06Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by using foils acting on ambient water
    • B63B39/061Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by using foils acting on ambient water by using trimflaps, i.e. flaps mounted on the rear of a boat, e.g. speed boat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/16Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces
    • B63B1/18Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydroplane type
    • B63B2001/186Sponsons; Arrangements thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポンソンを上下の所望位置にまで移動させ
るための操作部への操作が、軽快にできるようにする。 【解決手段】 船体3の左右の各側壁9の下端部にそれ
ぞれ上下に移動自在となるようスポンソン39,39を
支持させる。同上船体3の運転席33に操作部52,5
3を設ける。この操作部52,53に上記各スポンソン
39,39を連動連結させる。上記操作部52,53を
一対設ける。これら操作部52,53のうちの一方の操
作部52に上記左右スポンソン39,39のうちの左側
のスポンソン39を連動連結させる。この連動とは独立
して、他方の操作部53に右側のスポンソン39を連動
連結させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船体の左右の各側
壁の下端部に、それぞれ上下に移動自在となるようスポ
ンソンを支持させた船艇の可動式スポンソン装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】小型の船艇の下部(ハル)は、通常、ほ
ぼ水平に延びる底板と、この底板の左右の各側縁から上
方に向って延びる縦向きの側壁とを有している。
【0003】また、上記船艇に設けられるスポンソン装
置には、従来、次のように構成されたものがある。
【0004】即ち、船体の左右の各側壁の下端部に、そ
れぞれ上下に移動自在となるようスポンソンが支持させ
られている。一方、同上船体の運転席に操作部が設けら
れ、この操作部に上記各スポンソンが連動連結されてい
る。
【0005】そして、上記操作部を操作すれば、これに
各スポンソンが連動して上下に移動し、この場合、上記
各スポンソンをより下方に移動させれば、これに従い、
このスポンソンの下部が、上記底板の側縁よりも、下方
に向ってより大きく突出することとされている。なお、
このようなスポンソンの下部の上記側縁からの突出量
を、以下単に「突出量」という。
【0006】上記船艇が直線的に推進するとき、上記底
板の側縁よりも下方に突出した上記各スポンソンの下部
が水中を進行し、これにより、上記船艇の直進性が確保
されるようになっている。
【0007】一方、船艇が操舵されて旋回するときに
は、同上各スポンソンが船体の横滑りを防止して、円滑
で、かつ、迅速な操舵が確保されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、船艇が旋回する場合において、例えば、左に操舵
(もしくは右に操舵)させたときには、上記旋回の中心
に、より近い側の船体の左舷側が右舷側に比べて低く
(もしくは高く)なるよう傾斜し、これに伴って、左舷
側の左側のスポンソンがより深く(もしくは浅く)水中
に入り込むこととなる。
【0009】このため、上記した旋回の場合には、左右
スポンソンのうち、水中により深く入り込んだ左側(も
しくは右側)のスポンソンの「突出量」だけを大きくし
さえすれば、船艇の横滑りが効果的に防止されると考え
られる。
【0010】しかし、前記従来の技術では、上記操作部
への操作によって、左右スポンソンが同時に上下に移動
することとされており、このため、横滑りの防止に対し
有効に働かない右側(もしくは左側)のスポンソンを移
動させる分だけ、操作部に対する操作が無用に重くなる
という不都合がある。
【0011】一方、上記各スポンソンは、前記したよう
に側壁に対し、上下に移動自在となるよう支持されてい
るが、この場合、上記各スポンソンは、上記側壁に形成
された貫通孔を貫通した支持手段により上記側壁に支持
されている。このため、上記貫通孔におけるシール構造
が複雑になるという不都合がある。
【0012】また、上記スポンソンは水中に突出して、
水から大きい抵抗を受けるが、特に、旋回時には、水か
ら大きい衝撃力を受けることがある。
【0013】そして、上記したように、大きい衝撃力が
与えられると、この衝撃力は、上記スポンソンと、操作
部とを介して運転者に伝達されるおそれがあり、この場
合には、船艇への乗り心地が低下するという問題もあ
る。
【0014】更に、前記したように、船艇が旋回する場
合においては、この旋回の中心に、より近い側の一方の
舷側が他方の舷側に比べてより低くなるよう傾斜し、こ
れに伴って、上記一方の舷側の一方のスポンソンがより
深く水中に入り込むこととなる。
【0015】また、この場合において、上記従来の技術
では、左右スポンソンの各「突出量」は互いに同じであ
るため、上記一方のスポンソンは、他方のスポンソンよ
りも、より大きい外力を上記水から推進時の流体抵抗と
して受けることとなる。
【0016】よって、上記したような旋回時には、左右
のスポンソンが受ける外力の差が大きくなって、水面上
で船艇がスピンしがちとなり、円滑な旋回が得られない
おそれを生じる。
【0017】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、スポンソンを上下の所望位置にまで移動
させるための操作部への操作が、軽快にできるようにす
ることを課題とする。
【0018】また、船体の側壁にスポンソンを支持させ
た部分のシール構造を簡単にさせることを課題とする。
【0019】更に、船艇の推進中にスポンソンが水から
大きい衝撃力を受けた場合でも、船艇への良好な乗り心
地が確保されるようにすることを課題とする。
【0020】また、単一の操作部に左右の各スポンソン
を連動連結させた船艇において、この船艇の旋回時に、
上記操作部への操作によって、左右の各スポンソンを下
方に移動させたとき、左右の各スポンソンが水から受け
る外力の差が大きくなることを抑制して、旋回時に、船
艇がスピンしがちにならないようにし、もって、円滑な
旋回が得られるようにすることを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の船艇の可動式スポンソン装置は、次の如くで
ある。
【0022】請求項1の発明は、船体3の左右の各側壁
9の下端部にそれぞれ上下に移動自在となるようスポン
ソン39,39を支持させ、同上船体3の運転席33に
操作部52,53を設け、この操作部52,53に上記
各スポンソン39,39を連動連結させた場合におい
て、
【0023】上記操作部52,53を一対設け、これら
操作部52,53のうちの一方の操作部52に上記左右
スポンソン39,39のうちの左側のスポンソン39を
連動連結させ、この連動とは独立して他方の操作部53
に右側のスポンソン39を連動連結させたものである。
【0024】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記した一対の操作部52,53を互いに近傍に配
設したものである。
【0025】請求項3の発明は、船体3の左右の各側壁
9の下端部の外面にそれぞれ基台72を取り付け、これ
ら各基台72にそれぞれ上下に移動自在となるようスポ
ンソン39を支持させたものである。
【0026】請求項4の発明は、船体3の左右の各側壁
9の下端部にそれぞれ上下に移動自在となるようスポン
ソン39,39を支持させ、同上船体3の運転席33に
操作部52,53を設け、この操作部52,53に上記
各スポンソン39,39を連動連結させた場合におい
て、
【0027】上記操作部52,53に対し各スポンソン
39を緩衝体96を介して連動連結させたものである。
【0028】請求項5の発明は、船体3の左右の各側壁
9の下端部にそれぞれ上下に移動自在となるようスポン
ソン39,39を支持させ、同上船体3の運転席33に
単一の操作部91,102,110を設け、この操作部
91,102,110に上記各スポンソン39,39を
連動連結させた場合において、
【0029】上記操作部91,102,110に対し各
スポンソン39,39を緩衝体96を介して連動連結さ
せ、上記各スポンソン39,39が上方に向う外力を受
けるとき、この外力で上記緩衝体96が上記各スポンソ
ン39の上方への移動を許容するようにし、上記左右の
各スポンソン39,39が受ける外力が互いに相違する
とき、より大きな外力を受けた一方のスポンソン39が
他方のスポンソン39よりもより大きく上方に移動する
ようにしたものである。
【0030】請求項6の発明は、請求項1、4もしくは
5の発明に加えて、上記船体3の側壁9に対し、上記ス
ポンソン39を上下の任意移動位置で固定可能としたも
のである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0032】(第1の実施の形態)
【0033】図1〜8は、第1の実施の形態を示してい
る。
【0034】図2〜4において、符号1は跨座式(換言
すれば、鞍乗式)の小型の船艇であり、水2に浮かべら
れている。また、矢印Frは、上記船艇1の進行方向の
前方を示し、下記する左右とは、上記前方に向ってのほ
ぼ水平方向をいうものとする。
【0035】上記船艇1の船体3は繊維で強化された樹
脂(FRP)製で、その下部がハル4、上部がデッキ5
であり、これらハル4とデッキ5の結合部がガンネル6
である。上記ハル4は、ほぼ水平な底板8と、この底板
8の左右の各側縁から上方に向って一体的に延びる縦向
きの側壁9,9とを有している。
【0036】上記船体3に搭載されてこの船体3を推進
させる推進装置12が設けられている。この推進装置1
2は内燃機関13と、この内燃機関13に供給されるべ
き燃料を溜める燃料タンク14とを有している。上記船
体3の外部の空気を、上記内燃機関13の内部に吸入さ
せる吸気系部材15と、同上内燃機関13から延出して
この内燃機関13の排気を船体3の後方に導出させる排
気管16とが設けられている。
【0037】前端が上記船体3の後部の下方に向って開
口し、後端が上記船体3の後方に向って開口する流水管
23が設けられている。この流水管23は断面が円形
で、その内部は、上記船体3の後部の下方を、同上船体
3の後方に連通させる水通路24となっている。
【0038】上記内燃機関13からの動力を受けて駆動
するジェット噴射手段27が設けられている。このジェ
ット噴射手段27は、上記内燃機関13から動力を受け
て回転する推進軸28を有し、この推進軸28は前後方
向に延びてその前端が上記内燃機関13に連動連結さ
れ、後端は上記水通路24内に位置してこの後端にイン
ペラ29が取り付けられている。
【0039】上記流水管23の後端に外嵌されて上記船
体3の後部に支承される操舵管30が設けられ、この操
舵管30はその後部が上下、左右に回動するよう支承さ
れている。一方、上記船体3の前上部にハンドル31が
突設され、このハンドル31に上記操舵管30が連動連
結されている。上記ハンドル31の後方で、同上船体3
の上面には跨座式のシート32が設けられ、このシート
32に着座した運転者により上記ハンドル31の端部に
設けられたグリップ31aが把持可能とされている。こ
れらハンドル31やシート32が設けられた部分が全体
的に運転席33とされている。
【0040】上記内燃機関13を駆動させると、その外
部の空気が上記吸気系部材15に吸入され、ここで燃料
が混合させられ、その混合気が上記内燃機関13に吸入
されて、燃焼に供される。
【0041】上記燃焼による熱エネルギーが動力に変換
されて上記内燃機関13から出力され、上記燃焼により
生じたガスは排気として、上記排気管16を通して船体
3の外部に排出される。
【0042】そして、上記内燃機関13が出力する動力
が上記ジェット噴射手段27の推進軸28に伝達され、
この推進軸28と共に回転する上記インペラ29によ
り、上記水通路24内の水2が後方に向って加速され
る。すると、これにより、上記船体3の後部の下方の水
2が上記水通路24の前端からこの水通路24内に吸入
される一方、この水通路24を通過してその後端から後
方に向って噴射され、この噴射の反力により、上記船艇
1が前方に向って推進させられる。
【0043】上記推進時に、上記ハンドル31を操作
し、上記操舵管30の姿勢を変化させるよう回動させれ
ば、上記噴射の方向が変化して、船艇1が所望の左右方
向に操舵されて、旋回させられるようになっている。
【0044】図1〜5において、上記船艇1は、可動式
のスポンソン装置35を備えている。このスポンソン装
置35は、船体3後部の各側部に設けられる左、右装置
本体36,37と、これら装置本体36,37に連結さ
れて運転者によって操作可能とされる操作手段38とを
備えている。
【0045】上記左、右装置本体36,37は左右対称
形で互いに同構成であるため、主に左側の装置本体36
につき説明する。
【0046】上記装置本体36は、上記左側の側壁9の
下端部外面に上下に摺動自在に接合するスポンソン39
を有し、このスポンソン39は前後に長い形状とされて
いる。なお、図面の理解を容易にするため、このスポン
ソン39は梨地模様で示してある。
【0047】上記装置本体36は駆動手段40を有し、
この駆動手段40は、上記側壁9の下端部外面に沿った
上記スポンソン39を上下に移動可能とさせる。上記駆
動手段40は、軸心42が左右方向に延びる回転軸43
を前後に複数(3本)有し、これら各回転軸43は上記
側壁9を貫通しており、その軸心42回りに回転自在と
なるよう上記側壁9に支承されている。
【0048】上記側壁9の外側方に位置する上記各回転
軸43の外端部に、上記軸心42から偏心した偏心回転
輪44が取り付けられている。これら各偏心回転輪44
は上記スポンソン39に形成された円形孔45に摺動自
在に嵌入され、これら嵌入と、上記各回転軸43によっ
て、上記スポンソン39は上記側壁9に支持されてい
る。46はシール材である。
【0049】一方、上記側壁9の内側方に位置する上記
各回転軸43の内端部にはウォームギヤ47を介して電
動機48が連動連結され、この電動機48は船体3に支
持されている。上記ウォームギヤ47は、上記各回転軸
43の内端部に取り付けられるウォームホイール49
と、これらウォームホイール49に噛合させられると共
に上記電動機48の出力軸に取り付けられて駆動される
ウォーム50とで構成されている。
【0050】図1、5において、上記電動機48は正、
逆転可能とされている。この電動機48を正転させれ
ば、これに上記ウォームギヤ47と各回転軸43とを介
して各偏心回転輪44が連動し、これら偏心回転輪44
が上記各軸心42回りに正転Aして、図1、5中実線の
ように、それぞれ全体的に上方に回動し、かつ、所定高
さで自動的に停止させられるようになっている。
【0051】上記したように、各偏心回転輪44が正転
Aすると、これら偏心回転輪44の外周面が上記各円形
孔45の内周面を摺動しながら押し上げ、これにより、
上記スポンソン39が側面視で半円形の円弧を描きつ
つ、かつ、ほぼ平行移動するように上昇(UP)させら
れる(図1中実線、図5中二点鎖線)。このように上昇
した状態では、上記スポンソン39の下部は、上下方向
で、上記底板8の側縁の近傍に位置し、スポンソン39
としての機能がほぼ解除される。
【0052】一方、上記電動機48を逆転させれば、こ
れに上記ウォームギヤ47と各回転軸43とを介して各
偏心回転輪44が連動し、これら偏心回転輪44が上記
各軸心42回りに逆転Bして、図1、5中一点鎖線のよ
うに、それぞれ全体的に下方に回動し、かつ、所定低さ
で自動的に停止させられるようになっている。
【0053】上記したように、各偏心回転輪44が逆転
Bすると、これら偏心回転輪44の外周面が上記各円形
孔45の内周面に摺動しながら押し下げ、これにより、
上記スポンソン39が側面視で半円形の円弧を描きつ
つ、かつ、ほぼ平行移動するように下降(DN)させら
れる(図1、5中一点鎖線)。このように下降した状態
では、上記スポンソン39の下部は、上下方向で、上記
底板8の側縁から下方に突出し、スポンソン39として
の機能が発揮される。
【0054】前記操作手段38は、上記ハンドル31に
取り付けられた左右一対の操作部52,53と、電子的
な制御装置54とを備え、上記操作部52,53はそれ
ぞれ前後一対のボタン56,57を有している。
【0055】上記両操作部52,53のうち、左側(一
方)の操作部52に、上記制御装置54を介して左側の
装置本体36の駆動手段40の電動機48が電気的に接
続され、また、この接続とは独立して、右側(他方)の
操作部53に、上記制御装置54を介して右側の装置本
体37の駆動手段40の電動機48が電気的に接続され
ている。
【0056】そして、上記左側の操作部52を操作すれ
ば、制御装置54を介して左側の装置本体36のスポン
ソン39が、上昇、下降可能とされ、一方、上記右側の
操作部53を操作すれば、上記左側の装置本体36とは
独立して、右側の装置本体37のスポンソン39が上
昇、下降させられるようになっている。即ち、上記左側
の操作部52には、左側のスポンソン39が連動連結さ
れ、右側の操作部53には、右側のスポンソン39が連
動連結されており、これらの連結は互いに独立させられ
ている。
【0057】また、各操作部52,53において、上記
前側のボタン56を押せば、上記スポンソン39が上昇
し、後側のボタン57を押せば、上記スポンソン39が
下降することとされている。
【0058】このため、船艇1の操舵時など、左右のス
ポンソン39,39のうちの一方のスポンソン39のみ
の移動で足りるとき、このスポンソン39の移動は、こ
れに対応する操作部52,53の操作だけをすればよ
い。
【0059】上記両操作部52,53は、共にハンドル
31に取り付けられていて、互いに接近させられてい
る。
【0060】このため、両操作部52,53は一方の手
のみで操作が可能であると共に、両方のスポンソン3
9,39が同時に操作可能であるなど、操作が煩雑にな
ることが抑制される。
【0061】図2、3において、上記操作部52,53
は上記ボタン56,57に代えて、ペダル59,60で
構成され、これらペダル59,60は、シート32前部
の外側方で、上記デッキ5の両側のステップ上に配設さ
れている。上記ペダル59,60の前部を踏み込めば、
上記スポンソン39が下降し、上記ペダル59,60の
後部を踏み込めば、上記スポンソン39が上昇すること
とされている。
【0062】上記各操作部52,53に対し上記各スポ
ンソン39,39が「緩衝体」を介して連動連結されて
いる。上記「緩衝体」は、上記回転軸43と偏心回転輪
44との間、上記ウォームホイール49とウォーム50
との間のそれぞれのがたつき(バックラッシュ)により
構成されている。
【0063】このため、船艇1の推進中にスポンソン3
9が水2から大きい衝撃力を受けたとき、この衝撃力に
基づくエネルギーは上記「緩衝体」によってある程度吸
収されることとなる。
【0064】よって、上記衝撃力が、上記スポンソン3
9を連結させている操作部52,53を介して運転者に
伝達されるということが抑制され、このため、船艇1へ
の良好な乗り心地が確保される。
【0065】また、上記船体3の側壁9に対し、上記各
スポンソン39を上下の任意移動位置で、固定可能とさ
せる位置調整固定手段69が設けられている。
【0066】即ち、上記したように、駆動手段40はウ
ォームギヤ47を有しており、このウォームギヤ47
は、スポンソン39に回転軸43を介し連結されたウォ
ームホイール49と、このウォームホイール49に噛合
させられると共に電動機48に連動されるウォーム50
とで構成されており、上記ウォームギヤ47の減速比が
極めて大きいという特性により、上記ウォーム50から
ウォームホイール49には動力が伝達されるが、ウォー
ムホイール49からウォーム50には動力は伝達不能と
なっている。
【0067】このため、上記駆動手段40の電動機48
を駆動させ、上記ウォームギヤ47を介してスポンソン
39を上下の任意移動位置にまで移動させたときに、上
記電動機48の駆動を停止させると、これに伴い上記ス
ポンソン39が停止させられる。そして、この状態で、
上記スポンソン39に外力を与えても、この外力が上記
ウォームギヤ47を介して電動機48側に伝えられると
いうことは上記ウォームギヤ47で防止されて、上記ス
ポンソン39はその位置に保持され、つまり、上記任意
移動位置で、上記側壁9に対して固定させられることと
なる。
【0068】図6は、上記操作部52,53についての
変形例を示している。
【0069】上記操作部52,53は前記運転席33に
おいて、前後方向でハンドル31とシート32との間の
デッキ5の上面61に設けられている。また、上記操作
部52,53の近傍に他の操作部62が設けられ、この
他の操作部62は前後一対のボタン63,64を有して
いる。
【0070】上記他の操作部62には、各スポンソン3
9が並列に連動連結されている。そして、前側のボタン
63を押せば、左右の両スポンソン39,39が共に同
時に上昇し、後側のボタン64を押せば、上記両スポン
ソン39,39が共に同時に下降することとされてい
る。
【0071】図7は、操作部52,53についての他の
変形例を示している。
【0072】上記操作部52,53は、上記上面61に
設けられてこの上面61に一端が枢支され、他端が上方
に突出したスティック66を有している。このスティッ
ク66を左方に傾斜させると、このスティック66は左
側の操作部52を構成し、右方に傾斜させると、このス
ティック66は右側の操作部53を構成することとされ
ている。
【0073】より具体的には、上記スティック66を左
前方(C)に傾斜させると、左側のスポンソン39が上
昇し、左後方(D)に傾斜させると、左側のスポンソン
39が下降することとされている。一方、上記スティッ
ク66を右前方(E)に傾斜させると、右側のスポンソ
ン39が上昇し、右後方(F)に傾斜させると、右側の
スポンソン39が下降することとされている。
【0074】また、上記スティック66を前方(G)に
傾斜させると、上記両スポンソン39,39が上昇し、
上記スティック66を後方(H)に傾斜させると、上記
両スポンソン39,39が下降することとされている。
【0075】図8は、操作部52,53についての更に
他の変形例を示している。
【0076】上記操作部52,53は、上記上面61に
設けられてこの上面61に一端が枢支され、他端が前後
に回動自在とされる左右一対のレバー67,68で構成
されている。
【0077】上記レバー67,68を前方に回動させる
と(I)、上記スポンソン39,39が上昇し、上記レ
バー67,68を後方に回動させれば(J)、上記スポ
ンソン39,39が下降することとされている。
【0078】以下の各図は、第2〜8の実施の形態を示
している。これら各実施の形態は、図2〜4を共用し
て、前記第1の実施の形態と構成、作用において多くの
点で共通している。そこで、これら共通するものについ
ては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省
略し、異なる点につき主に説明する。
【0079】(第2の実施の形態)
【0080】図9〜12は、第2の実施の形態を示して
いる。
【0081】上記船体3の各側壁9の下端部の外面に締
結具71により、基台72が着脱自在に取り付けられ、
つまり、固定されている。これら各基台72にそれぞれ
上下に移動自在となるようスポンソン39が支持されて
いる。
【0082】駆動手段40は、軸心75が左右に延びる
前後一対の遊転輪76,76を有し、これら遊転輪7
6,76は上記基台72に上記軸心75回りに遊転自在
となるよう支承されている。これら各遊転輪76には、
上記軸心75から偏心したところから、この軸心75と
平行に船体3の外側方に向って偏心軸77がそれぞれ突
設されている。
【0083】一方、上記スポンソン39には前後一対の
支承孔79,79が形成され、これら支承孔79,79
と、上記偏心軸77,77とが嵌合し、スナップリング
80で抜け止めがなされ、これにより、上記基台72に
スポンソン39が支持されている。
【0084】上記スポンソン39には、軸心が上下方向
に延びるねじ孔82が形成され、このねじ孔82にはボ
ルト体83がねじ込まれている。このボルト体83には
電動機48が回転式のフレキシブルケーブル84により
連動連結されている。また、このフレキシブルケーブル
84に外嵌されるアウタチューブ85が設けられ、この
アウタチューブ85は船体3に支持されている。
【0085】上記電動機48を正転させれば、これに上
記フレキシブルケーブル84を介して上記ボルト体83
が連動し、これが上記ねじ孔82にねじ込まれる。する
と、上記各遊転輪76が軸心75回りに遊転して偏心軸
77が上記軸心75回りに公転し、これら偏心軸77,
77に連動するよう上記スポンソン39が、図9、1
1、12中実線のように、上昇(UP)させられる。
【0086】一方、上記電動機48を逆転させれば、こ
れに上記フレキシブルケーブル84を介してボルト体8
3が連動し、これが上記ねじ孔82から抜け出る。する
と、上記各遊転輪76が軸心75回りに遊転して偏心軸
77が上記軸心75回りに公転し、これら偏心軸77,
77に連動するよう上記スポンソン39が、図11、1
2中一点鎖線のように、下降(DN)させられる。
【0087】上記構成によれば、船体3に対し基台72
を介してスポンソン39が支持され、基台72に対して
スポンソン39が上下に移動自在とされたため、このス
ポンソン39は直接的には上記船体3の各側壁9に対し
移動自在とはされないことから、上記側壁9とスポンソ
ン39とが動的に関連する部分が少なくて済み、その
分、これら側壁9とスポンソン39との間のシール構造
が簡単になる。
【0088】よって、船体3の側壁9にスポンソン39
を支持させた部分のシール性が向上する。
【0089】前記「緩衝体」は、上記ねじ孔82とボル
ト体83との間のがたつきにより構成されている。
【0090】なお、上記操作手段38の操作部52,5
3は上記スポンソン39,39に設けてもよく、基台7
2に設けてもよい。
【0091】(第3の実施の形態)
【0092】図13は、第3の実施の形態を示してい
る。
【0093】これによれば、船体3に固定した基台72
に、スポンソン39の前端が船体3の幅方向に延びる枢
支軸88により枢支され、この枢支軸88を中心とし
て、上記スポンソン39の後部側が上下に回動(移動)
自在に枢支されている。また、このスポンソン39を上
下に回動させる駆動手段40であるシリンダ89が設け
られている。
【0094】前記「緩衝体」は、上記スポンソン39と
シリンダ89との間のがたつきにより構成されている。
【0095】(第4の実施の形態)
【0096】図14、15は、第4の実施の形態を示し
ている。
【0097】これによれば、船体3に固定された基台7
2に、軸心が前後方向に延びる枢支軸90によりスポン
ソン39が上下に回動(移動)自在に枢支されている。
また、このスポンソン39を上下に回動させる駆動手段
40である電動機48(もしくはシリンダ89)が設け
られている。
【0098】前記「緩衝体」は、上記スポンソン39と
電動機48との間のがたつきにより構成されている。
【0099】(第5の実施の形態)
【0100】図16、17は、第5の実施の形態を示し
ている。
【0101】これによれば、船体3に固定された基台7
2に、後下がりの傾斜方向に向って前後に摺動自在(上
下に移動自在)にスポンソン39が支承されている。ま
た、このスポンソン39を前後に摺動させる駆動手段4
0であるシリンダ89が設けられている。
【0102】前記「緩衝体」は、上記スポンソン39と
シリンダ89との間のがたつきにより構成されている。
【0103】(第6の実施の形態)
【0104】図18は、第6の実施の形態を示し、これ
は請求項4の発明に対応している。
【0105】これによれば、上記船体3の各側壁9の下
端部の外面に、軸心が前後方向に延びる枢支軸92によ
り、スポンソン39が上下に回動(移動)自在とされて
いる。上記スポンソン39を上方に向って回動(移動)
させるよう付勢するばね93が設けられている。
【0106】上記操作手段38は、上記運転席33の上
面61に回動自在に枢支される単一ので操作部91であ
る一本のレバーを有している。この操作手段38の操作
部91に、左右装置本体36,37の各スポンソン3
9,39がプッシュプル式の一対のフレキシブルケーブ
ル94,94により連動連結されている。また、これら
各フレキシブルケーブル94に外嵌されるアウタチュー
ブ95が設けられている。
【0107】上記操作手段38の操作部91を操作すれ
ば、左右のスポンソン39,39が同時に上下方向に回
動(移動)自在とされている。
【0108】上記の場合、操作手段38の単一の操作部
91に対し各スポンソン39,39がそれぞれ緩衝体9
6を介して連動連結されている。この緩衝体96は、長
手方向に弾性的に伸縮可能な上記フレキシブルケーブル
94と、このフレキシブルケーブル94と上記スポンソ
ン39との連結部のがたつきとによって構成されてい
る。
【0109】このため、船艇1の推進中にスポンソン3
9が水2から大きい衝撃力を受けたとき、この衝撃力に
基づくエネルギーは上記緩衝体96によってある程度吸
収されることとなる。
【0110】よって、上記衝撃力が、上記スポンソン3
9を連結させている操作部52,53を介して運転者に
伝達されるということが抑制され、このため、船艇1へ
の良好な乗り心地が確保される。
【0111】また、上記緩衝体96は、駆動手段40の
一部であるフレキシブルケーブル94が利用されている
ため、その分、上記船艇1への乗り心地の向上が簡単な
構成で達成される。
【0112】上記したように、単一の操作部91に対
し、左右の各スポンソン39,39が緩衝体96を介し
て連動連結されており、この場合、上記各スポンソン3
9,39が上方に向う外力を受けるとき、この外力で上
記緩衝体96が弾性等により変形して、上記各スポンソ
ン39の上方への移動が許容されるようになっている。
【0113】上記の場合、上記左右の各スポンソン3
9,39が受ける外力が互いに相違するとき、より大き
な外力を受けた一方のスポンソン39が他方のスポンソ
ン39よりもより大きく上方に移動することとされてい
る。
【0114】これを換言すれば、左右の各スポンソン3
9,39が互いに大きさが相違する上方に向う外力を受
けた状態で、上記操作部91の操作により、上記各スポ
ンソン39,39が下方に移動させられたとき、より大
きな外力を受けた一方のスポンソン39の移動量(「突
出量」)が他方のスポンソン39の移動量(「突出
量」)に比べて小さくなるのを、上記緩衝体96が許容
することとされている。
【0115】上記構成によれば、次の作用効果が生じ
る。
【0116】即ち、船艇1が旋回する場合には、この船
艇1が左右方向で傾斜し、この旋回の中心に、より近い
側の一方のスポンソン39がより深く水中に入り込ん
で、他方のスポンソン39に比べて水2からより大きい
外力を受けようとする。
【0117】しかし、上記構成によれば、左右の各スポ
ンソン39,39が受ける外力が互いに相違するとき、
より大きな外力を受けた一方のスポンソン39が他方の
スポンソン39よりもより大きく上方に移動するように
してあり、このため、上記した一方のスポンソン39の
「突出量」は、他方のスポンソン39の「突出量」より
も小さくされる。
【0118】よって、上記旋回時に、単一の操作部91
への操作によって、左右の各スポンソン39,39を下
方に移動させたとき、より大きい外力を受ける一方のス
ポンソン39の「突出量」が小さくされる分、この一方
のスポンソン39が受ける外力はより小さくなる。
【0119】この結果、左右の各スポンソン39,39
が水2から受ける外力の差が大きくなることが抑制され
て、旋回時に船艇1がスピンしがちになることが防止さ
れ、もって、円滑な旋回が得られることとなる。
【0120】なお、上記左右の各スポンソン39,39
が受ける外力が小さいときには、これら各スポンソン3
9,39の移動量(「突出量」)に差が生じることを上
記緩衝体96が許容しないようにし、ある程度大きな外
力を受けたときに、始めて各スポンソン39,39の移
動量(「突出量」)に差が生じることを上記緩衝体96
が許容するようにしてもよい。
【0121】また、各スポンソン39,39が受ける外
力が互いに相違するとは、船艇1の旋回時に、この船艇
1が大きく傾斜して、一方のスポンソン39が水2中に
深く入り込んで、この水2から大きい外力を受ける一
方、他方のスポンソン39が水面上方の空中に露出し
て、外力をほとんど受けない場合も含む。
【0122】(第7の実施の形態)
【0123】図19は、第7の実施の形態を示し、これ
は上記第6の実施の形態におけるスポンソン39、枢支
軸92、およびばね93を有している。
【0124】上記駆動手段40は、上記側壁9に支持さ
れたシリンダ99を有し、左右装置本体36,37の各
シリンダ99と、圧力源である前記インペラ29の下流
側近傍の水通路24とが流体チューブ100で連通させ
られている。この流体チューブ100の中途部にソレノ
イド式のバルブ101が介設されている。上記操作手段
38は、上記バルブ101に制御装置54を介して接続
される単一の操作部102を有している。
【0125】上記操作部102を操作して、上記バルブ
101を開けると、上記水通路24内の水2の圧力が上
記流体チューブ100を通して上記シリンダ99に伝達
され、このシリンダ99のピストンロッド103が左右
スポンソン39,39を同時に下方に回動(下降)させ
るようになっている。
【0126】上記操作部102を操作して、上記バルブ
101を閉じると、上記水通路24内の圧力が解除され
るようになっており、これにより、上記左右スポンソン
39は、ばね93の付勢力により同時に上方に回動(移
動)させられる。
【0127】上記構成によれば、スポンソン39の上下
の移動は、水通路24内の水2の圧力を利用しているた
め、スポンソン39の移動に別途で特殊な動力源は不要
であり、よって、その分、駆動手段40の構成が簡単に
なる。
【0128】また、上記操作手段38の操作部102に
対し各スポンソン39,39が緩衝体96を介して連動
連結されている。この緩衝体96は、伸縮可能なシリン
ダ99や、流体チューブ100内で多少の弾性を有して
いる液体である水2によって構成されている。
【0129】また、この実施の形態の緩衝体96も、前
記第6の実施の形態の緩衝体96と同じ作用効果を奏す
る。
【0130】なお、上記シリンダ99の圧力源として、
上記水2の圧力に代えて、前記吸気系部材15内の負圧
を利用してもよく、また、前記排気管16内の排気の圧
力を利用してもよい。このようにすれば、いずれにして
も、別途で特殊な動力源は不要であり、よって、その
分、駆動手段40の構成が簡単になる。
【0131】(第8の実施の形態)
【0132】図20は、第8の実施の形態を示し、これ
は前記第2の実施の形態におけるスポンソン39、締結
具71、および基台72を有している。
【0133】上記基台72に駆動手段40のシリンダ1
05が形成され、このシリンダ105の軸心は上下方向
に延びている。このシリンダ105のピストンロッド1
06にスポンソン39が締結具107によって支持され
ている。左右装置本体36,37の各シリンダ105
と、圧力源である電動式の圧油発生手段108とが流体
チューブ109で連通させられている。
【0134】上記操作手段38は、上記圧油発生手段1
08に制御装置54を介して接続される単一の操作部1
10を有している。一方、上記スポンソン39を上方に
移動させるよう付勢させるばね111が設けられてい
る。
【0135】上記操作部110を操作して、上記圧油発
生手段108から油の圧力が上記流体チューブ109を
通して上記シリンダ105に伝達され、このシリンダ1
05が上記ばね111に抗して左右スポンソン39,3
9を同時に下方に移動させるようになっている。
【0136】上記操作部110を操作して、上記圧油発
生手段108から上記シリンダ105に油の圧力が伝達
されることを解除すると、上記ばね111の付勢力によ
り、上記左右スポンソン39,39が同時に上方に移動
させられるようになっている。
【0137】上記の場合、操作手段38に対し各スポン
ソン39,39が緩衝体96を介して連動連結されてい
る。この緩衝体96は、伸縮可能なシリンダ105や流
体チューブ109内で多少の弾性を有している液体であ
る油によって構成されている。
【0138】また、この実施の形態の緩衝体96も、前
記第6の実施の形態の緩衝体96と同じ作用効果を奏す
る。
【0139】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0140】請求項1の発明は、船体の左右の各側壁の
下端部にそれぞれ上下に移動自在となるようスポンソン
を支持させ、同上船体の運転席に操作部を設け、この操
作部に上記各スポンソンを連動連結させた船艇の可動式
スポンソン装置において、
【0141】上記操作部を一対設け、これら操作部のう
ちの一方の操作部に上記左右スポンソンのうちの左側の
スポンソンを連動連結させ、この連動とは独立して他方
の操作部に右側のスポンソンを連動連結させてある。
【0142】このため、船艇の操舵時など、左右のスポ
ンソンのうちの一方のスポンソンのみの移動で足りると
き、このスポンソンの移動は、これに対応する操作部の
操作だけで足りることとなる。
【0143】よって、従来では、操作部に対する操作
で、両スポンソンが移動してこの操作が無用に重くなっ
ていたが、これに比べて、操作部への操作が軽快にでき
ることとなる。
【0144】請求項2の発明は、上記した一対の操作部
を互いに近傍に配設してある。
【0145】このため、操作部は一対設けられていて、
操作部が単一である場合に比べて操作が煩雑となりがち
ではあるが、上記したように、両操作部は互いに接近し
ているため、例えば、一方の手のみで操作が可能である
と共に、両方のスポンソンが同時に操作可能であるな
ど、操作が煩雑になることが抑制される。
【0146】請求項3の発明は、船体の左右の各側壁の
下端部の外面にそれぞれ基台を取り付け、これら各基台
にそれぞれ上下に移動自在となるようスポンソンを支持
させてある。
【0147】このため、上記船体の各側壁に対しスポン
ソンは直接的には移動自在とされないことから、上記側
壁とスポンソンとが動的に関連する部分が少なくて済
み、その分、これら側壁とスポンソンとの間のシール構
造が簡単になる。
【0148】また、これにより、船体の側壁にスポンソ
ンを支持させた部分のシール性が向上する。
【0149】請求項4の発明は、船体の左右の各側壁の
下端部にそれぞれ上下に移動自在となるようスポンソン
を支持させ、同上船体の運転席に操作部を設け、この操
作部に上記各スポンソンを連動連結させた船艇の可動式
スポンソン装置において、
【0150】上記操作部に対し各スポンソンを緩衝体を
介して連動連結させてある。
【0151】このため、船艇の推進中にスポンソンが水
から大きい衝撃力を受けたとき、この衝撃力に基づくエ
ネルギーは上記緩衝体によってある程度吸収されること
となる。
【0152】よって、上記衝撃力が、上記スポンソンを
連結させている操作部を介して運転者に伝達されるとい
うことが抑制され、このため、船艇への良好な乗り心地
が確保される。
【0153】請求項5の発明は、船体の左右の各側壁の
下端部にそれぞれ上下に移動自在となるようスポンソン
を支持させ、同上船体の運転席に単一の操作部を設け、
この操作部に上記各スポンソンを連動連結させた船艇の
可動式スポンソン装置において、
【0154】上記操作部に対し各スポンソンを緩衝体を
介して連動連結させ、上記各スポンソンが上方に向う外
力を受けるとき、この外力で上記緩衝体が上記各スポン
ソンの上方への移動を許容するようにし、上記左右の各
スポンソンが受ける外力が互いに相違するとき、より大
きな外力を受けた一方のスポンソンが他方のスポンソン
よりもより大きく上方に移動するようにしてあり、次の
効果がある。
【0155】即ち、船艇が旋回する場合には、この船艇
が左右方向で傾斜し、この旋回の中心に、より近い側の
一方のスポンソンがより深く水中に入り込んで、他方の
スポンソンに比べて水からより大きい外力を受けようと
する。
【0156】しかし、上記構成によれば、左右の各スポ
ンソンが受ける外力が互いに相違するとき、より大きな
外力を受けた一方のスポンソンが他方のスポンソンより
もより大きく上方に移動するようにしてあり、このた
め、上記した一方のスポンソンの「突出量」は、他方の
スポンソンの「突出量」よりも小さくされる。
【0157】よって、上記旋回時に、単一の操作部への
操作によって、左右の各スポンソンを下方に移動させた
とき、より大きい外力を受ける一方のスポンソンの「突
出量」が小さくされる分、この一方のスポンソンが受け
る外力はより小さくなる。
【0158】この結果、左右の各スポンソンが水から受
ける外力の差が大きくなることが抑制されて、旋回時に
船艇がスピンしがちになることが防止され、もって、円
滑な旋回が得られることとなる。
【0159】請求項6の発明は、上記船体の側壁に対
し、上記スポンソンを上下の任意移動位置で固定可能と
してある。
【0160】このため、船艇への乗員数、推進時の波の
高さ等の運転状態や、運転者の好みに応じた船艇の推進
(航走)が確保される。
【0161】また、適度の「突出量」にすることによ
り、各スポンソンが水から無用に大きい外力を受けるこ
とが防止されて、無駄な動力損失が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、図4の部分拡大図であ
る。
【図2】第1の実施の形態で、船艇の全体側面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態で、船艇の全体平面図であ
る。
【図4】第1の実施の形態で、推進装置の全体背面図で
ある。
【図5】第1の実施の形態で、スポンソン装置の部分斜
視図である。
【図6】第1の実施の形態で、操作部の変形例を示す図
である。
【図7】第1の実施の形態で、操作部の他の変形例を示
す図である。
【図8】第1の実施の形態で、操作部の更に他の変形例
を示す図である。
【図9】第2の実施の形態で、図4の一部に相当する図
である。
【図10】第2の実施の形態で、スポンソン装置の部分
斜視展開図である。
【図11】第2の実施の形態で、図10の11‐11線
矢視断面図である。
【図12】第2の実施の形態で、図10の12‐12線
矢視断面図である。
【図13】第3の実施の形態で、スポンソン装置の側面
図である。
【図14】第4の実施の形態で、スポンソン装置の側面
図である。
【図15】第4の実施の形態で、図14の15‐15線
矢視断面図である。
【図16】第5の実施の形態で、スポンソン装置の側面
図である。
【図17】第5の実施の形態で、図16の17‐17線
矢視断面図である。
【図18】第6の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図19】第7の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図20】第8の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【符号の説明】
1 船艇 2 水 3 船体 4 ハル 8 底板 9 側壁 12 推進装置 13 内燃機関 14 燃料タンク 15 吸気系部材 16 排気管 31 ハンドル 32 シート 33 運転席 35 スポンソン装置 36,37 装置本体 38 操作手段 39 スポンソン 40 駆動手段 48 電動機 52,53 操作部 69 位置調整固定手段 71 締結具 72 基台 91 操作部 96 緩衝体 102,110 操作部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の左右の各側壁の下端部にそれぞれ
    上下に移動自在となるようスポンソンを支持させ、同上
    船体の運転席に操作部を設け、この操作部に上記各スポ
    ンソンを連動連結させた船艇の可動式スポンソン装置に
    おいて、 上記操作部を一対設け、これら操作部のうちの一方の操
    作部に上記左右スポンソンのうちの左側のスポンソンを
    連動連結させ、この連動とは独立して他方の操作部に右
    側のスポンソンを連動連結させた船艇の可動式スポンソ
    ン装置。
  2. 【請求項2】 上記した一対の操作部を互いに近傍に配
    設した請求項1に記載の船艇の可動式スポンソン装置。
  3. 【請求項3】 船体の左右の各側壁の下端部の外面にそ
    れぞれ基台を取り付け、これら各基台にそれぞれ上下に
    移動自在となるようスポンソンを支持させた船艇の可動
    式スポンソン装置。
  4. 【請求項4】 船体の左右の各側壁の下端部にそれぞれ
    上下に移動自在となるようスポンソンを支持させ、同上
    船体の運転席に操作部を設け、この操作部に上記各スポ
    ンソンを連動連結させた船艇の可動式スポンソン装置に
    おいて、 上記操作部に対し各スポンソンを緩衝体を介して連動連
    結させた船艇の可動式スポンソン装置。
  5. 【請求項5】 船体の左右の各側壁の下端部にそれぞれ
    上下に移動自在となるようスポンソンを支持させ、同上
    船体の運転席に単一の操作部を設け、この操作部に上記
    各スポンソンを連動連結させた船艇の可動式スポンソン
    装置において、 上記操作部に対し各スポンソンを緩衝体を介して連動連
    結させ、上記各スポンソンが上方に向う外力を受けると
    き、この外力で上記緩衝体が上記各スポンソンの上方へ
    の移動を許容するようにし、上記左右の各スポンソンが
    受ける外力が互いに相違するとき、より大きな外力を受
    けた一方のスポンソンが他方のスポンソンよりもより大
    きく上方に移動するようにした船艇の可動式スポンソン
    装置。
  6. 【請求項6】 上記船体の側壁に対し、上記スポンソン
    を上下の任意移動位置で固定可能とした請求項1、4も
    しくは5に記載の船艇の可動式スポンソン装置。
JP8359800A 1996-11-29 1996-11-29 船艇の可動式スポンソン装置 Pending JPH10157692A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8359800A JPH10157692A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 船艇の可動式スポンソン装置
US08/988,245 US6032605A (en) 1996-11-29 1997-12-01 Adjustable sponson system for watercraft

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8359800A JPH10157692A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 船艇の可動式スポンソン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10157692A true JPH10157692A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18466357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8359800A Pending JPH10157692A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 船艇の可動式スポンソン装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6032605A (ja)
JP (1) JPH10157692A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322596A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Kawasaki Heavy Ind Ltd ジェット推進型滑走艇
US6508187B2 (en) 2000-01-14 2003-01-21 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Watercraft
JP2003054492A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd 滑走艇
JP2004509008A (ja) * 2000-09-12 2004-03-25 本田技研工業株式会社 ウォータークラフト用スポンソン
JP4554032B2 (ja) * 2000-05-16 2010-09-29 川崎重工業株式会社 ジェット推進型滑走艇

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6174210B1 (en) 1998-06-02 2001-01-16 Bombardier Inc. Watercraft control mechanism
JP2000280986A (ja) * 1999-03-29 2000-10-10 Honda Motor Co Ltd 小型水上艇の制動装置
SE518272C2 (sv) 2000-01-07 2002-09-17 Johan Ullman Manöverreglage för vattenfarkost och vattenfarkost innefattande ett manöverreglage
US6523489B2 (en) 2000-02-04 2003-02-25 Bombardier Inc. Personal watercraft and off-power steering system for a personal watercraft
US6675730B2 (en) 2000-02-04 2004-01-13 Bombardier Inc. Personal watercraft having off-power steering system
US6546888B2 (en) 2000-06-23 2003-04-15 Bombardier Inc. Removable stabilizing fin for a watercraft
JP2003127979A (ja) 2001-10-24 2003-05-08 Yamaha Motor Co Ltd 水ジェット推進艇
US6651579B1 (en) * 2002-09-16 2003-11-25 Polaris Industries Inc. Personal watercraft having tuneable sponsons
US6807920B1 (en) 2002-12-03 2004-10-26 Polaris Industries Inc. Personal watercraft having adjustable angle sponsons
JP3901630B2 (ja) * 2002-12-04 2007-04-04 ヤマハ発動機株式会社 水ジェット推進艇の運転制御装置
JP2004360651A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Yamaha Marine Co Ltd 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置
JP2005009388A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Yamaha Marine Co Ltd 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置
JP4420738B2 (ja) 2004-05-24 2010-02-24 ヤマハ発動機株式会社 水ジェット推進艇の速度制御装置
US7337739B2 (en) * 2004-06-07 2008-03-04 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Steering-force detection device for steering handle of vehicle
US7430466B2 (en) 2004-06-07 2008-09-30 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Steering force detection device for steering handle of vehicle
JP2006008044A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Yamaha Marine Co Ltd 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置
JP2006194169A (ja) 2005-01-14 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp エンジン制御装置
US7513807B2 (en) * 2005-01-20 2009-04-07 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Operation control system for planing boat
JP2006200442A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Yamaha Marine Co Ltd 小型船舶の運転制御装置
JP2006199136A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Yamaha Marine Co Ltd 滑走艇の運転制御装置
JP2007314084A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Yamaha Marine Co Ltd 滑走艇の運転制御装置
US20080035046A1 (en) * 2006-08-02 2008-02-14 5Th Axis, Llc Kayak with a selectively deployable float
US8485115B2 (en) * 2010-09-30 2013-07-16 Bombardier Recreational Products Inc. Watercraft with bow sponsons
US10793228B2 (en) 2016-12-02 2020-10-06 Polaris Industries Inc. Structure and assembly for recessed deck portion in pontoon boat
US11192610B2 (en) 2019-10-30 2021-12-07 Polaris Industies Inc. Multiple chine pontoon boat
WO2023233294A1 (en) * 2022-05-31 2023-12-07 Bombardier Recreational Products Inc. Adjustable sponson system for a watercraft and watercraft having same

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE357644C (de) * 1922-08-29 F M Egerland Stabilisierungsvorrichtung fuer Wasserfahrzeuge
US1075726A (en) * 1912-07-22 1913-10-14 Henry B Prosser Boat.
US2832304A (en) * 1955-08-30 1958-04-29 Donald A Elyosius Stern-mounted hydrofoil device
US2919669A (en) * 1957-07-19 1960-01-05 Shin Meiwa Kogyo Kabushiki Kai Spray-controller for watercraft
US3106178A (en) * 1961-11-22 1963-10-08 Richard C Cale Trim control device
US3115860A (en) * 1962-07-02 1963-12-31 Eugene L Payne Pontoon-provided skiff
US3159131A (en) * 1963-06-04 1964-12-01 Percy R Frederick Boat trim flaps
US3481297A (en) * 1967-11-13 1969-12-02 Gen Dynamics Corp Multi-mode variable geometry surface effect ship
JPS5943355B2 (ja) * 1979-05-16 1984-10-22 川崎重工業株式会社 小型高速舟艇の安定用補助フロ−ト装置
US4458622A (en) * 1979-10-04 1984-07-10 Anderson Ian L Boat having a variable hull configuration
FR2574747B1 (fr) * 1984-12-13 1994-02-11 Bardot Guy Engin nautique motorise
US4909176A (en) * 1988-10-21 1990-03-20 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Small sized jet propulsion boat
JPH05238476A (ja) * 1992-03-02 1993-09-17 Suzuki Motor Corp 小型ジェット推進艇
US5313907A (en) * 1992-03-13 1994-05-24 Hodges Christopher A External rail system for boat
JP2671091B2 (ja) * 1992-12-25 1997-10-29 川崎重工業株式会社 滑走艇の船体構造
US5713297A (en) * 1996-09-05 1998-02-03 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Adjustable sponson for watercraft

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6508187B2 (en) 2000-01-14 2003-01-21 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Watercraft
JP2001322596A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Kawasaki Heavy Ind Ltd ジェット推進型滑走艇
JP4531199B2 (ja) * 2000-05-16 2010-08-25 川崎重工業株式会社 ジェット推進型滑走艇
JP4554032B2 (ja) * 2000-05-16 2010-09-29 川崎重工業株式会社 ジェット推進型滑走艇
JP2004509008A (ja) * 2000-09-12 2004-03-25 本田技研工業株式会社 ウォータークラフト用スポンソン
JP2003054492A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd 滑走艇

Also Published As

Publication number Publication date
US6032605A (en) 2000-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10157692A (ja) 船艇の可動式スポンソン装置
WO2019221162A1 (ja) 船舶推進システム及び船舶
US7841915B2 (en) Jet propulsion trim and reverse system
JP4220970B2 (ja) 船舶推進構造および船舶駆動装置
US7731553B2 (en) Watercraft propelled by a water jet
JPH10236393A (ja) 小型船艇のステアリング装置
JP6660069B2 (ja) 小型船舶の姿勢制御装置
JPH07149293A (ja) 船舶推進装置
US6478639B1 (en) Watercraft having jet propulsion and electric outdrive
US6346017B1 (en) Gear shift mechanism for marine outboard motor drive unit
US20050095930A1 (en) System to propel an air powered boat
JP4283627B2 (ja) 船外機
JPH06221383A (ja) 船舶推進装置
US7096815B2 (en) Underwater scooter
JPH0971295A (ja) 船舶の推進装置
JPH0966891A (ja) 船舶推進装置
JP2008162331A (ja) 船外機のブラケット装置
JP4828846B2 (ja) 船外機
KR100261922B1 (ko) 레저용 물놀이 기구
US20240278891A1 (en) Jet propulsion boat and propulsion boat
JP4279636B2 (ja) 船外機
BG1044U1 (bg) Малогабаритен скоростен двеместен катер-хидроколело
JP2710060B2 (ja) 船外機
US20140290552A1 (en) Manoeuvring system for watercraft
JPH0966892A (ja) 船舶推進装置