JP4828846B2 - 船外機 - Google Patents
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Description
この特許文献1に示された船外機は、航走時のプロペラの軸線の水平方向に対する角度を調整することができるように、前記推進装置を前記チルト軸回りに回動させ、所定のトリム角度に保持するトリム角度調整装置が装備されている。
さらにまた、特許文献1に示された従来の船外機においては、トリム角度を変更するときに操作用ハンドルによってトリム角度調整装置の係合状態を遠隔操作によって解除することはできるものの、その都度ストッパーロッドを取付孔に対して着脱させなければならないから、この操作が煩雑で、簡単にトリム角度を変更することができないという問題があった。特に、ダブル・エンダー型の船体に取付けることができる船外機を開発するに当たっては、船外機を舷板に取付ける位置を変えた場合でもトリム角度を容易に変えることができるようにしなければならない。
したがって、本発明に係る船外機は、ストッパーロッドを着脱させてトリム角度を変更する従来の船外機に較べて角度変更時の操作性が高くなり、船尾板に船外機を取付ける場合においても、舷板に船外機を取付ける場合においても、トリム角度変更時の操作性が高くなる。
図1は本発明に係る船外機の側面図、図2は同じく平面図、図3はアッパーケーシング上部の断面図、図4は図3におけるアッパーケーシング上部のIV−IV線断面図、図5はアッパーケーシング下部とロアケーシングの断面図、図6は図5におけるVI−VI線断面図、図7は図5におけるVII−VII線断面図、図8は図5におけるVIII−VIII線断面図である。
前記アッパーカウル12bは、図1および図2に示すように、前端部にスタータハンドル30とチョークノブ31とが設けられている。図1および図2において、アッパーカウル12bの上端部に位置する符号32で示すものは燃料タンク用キャップである。
また、このロアケーシング13は、図5に示すように、上端部であって船外機後側(図において左側)の端部にプロペラ3が回転自在に設けられ、このプロペラ3の前方であって上下方向の中央部に冷却水ポンプ21が設けられている。
前側の前記クランプ43に取付用プレート49を固定する2本の取付用ボルト47,48は、互いに上下方向に離間する状態でそれぞれ船体前側から略水平にクランプ43を貫通して取付用プレート49に螺着し、後側のクランプ44に取付用プレート49を固定する2本の取付用ボルト47,48は、互いに上下方向に離間する状態でそれぞれ船体後側から略水平にクランプ44を貫通して取付用プレート49に螺着している。
前記チルト軸支持用のボス55には、図10に示すように、前記チルト軸52が横架され固着されている。この実施の形態では、両方のボス55にチルト軸52が嵌合する大径孔55aと、一方のボス55にチルト軸52を抜き出すための工具穴となる小径孔55bと、他方のボス55の大径孔55a口元のめねじが形成され、チルト軸52の抜け止めをする埋栓55cが装着されている。
この支持用ブロック54と前記取付用プレート49との嵌合部は、図16に示すように、支持用ブロック54の上下方向の中央部に形成された凸部54aが取付用プレート49の凹部49aに嵌合することによって、これら両部材の一方の他方に対する上下方向への移動が規制されるように形成されている。
前記後方延在部56bは、前記チルト軸52を中心とする円弧状を呈するように形成され、図15に示すように、船外機内側で互いに向き合う側部に後述するスラストストッパー58の係合用ピン59が係入する係合溝60が形成されている。この係合溝60は、図16に示すように、チルト軸52を中心とする円弧に沿って延びる連通部60aと、この連通部60aから前記円弧の径方向の外側へ延びる係合部60bとによって構成されている。この係合部60bは、前記円弧に沿う方向に間隔をおいて複数形成されている。
前記第1のピボットブラケット53aにおけるチルト軸52が貫通する部位の左右方向(チルト軸52の軸線方向)の中央部分には、図9および図15に示すように、後述するスラストストッパー58の上端部を収容するための凹陥部53cが下方に向けて開口するように形成されている。
前記プレート74bは、図示してはいないが、平面視において船外機前側が広い扇状に形成されており、アッパーケーシング11の前端部に形成された穴78を通ってアッパーケーシング11の前方に突出している。
したがって、この実施の形態による船外機1は、ストッパーロッドを着脱させてトリム角度を変更する従来の船外機に較べて角度変更時の操作を容易に行うことができる。
本発明の特許請求の範囲に記載した取付部材は、クランプブラケット41と取付プレート49とスイベルブラケット本体51とによって構成され、スイベル部材はスイベルブラケット本体51によって構成されている。また、特許請求の範囲に記載した推進装置4は、アッパーケーシング11と、エンジン2と、カウリング12と、ロアケーシング13と、プロペラ3などによって構成されている。特許請求の範囲に記載した推力受けは受圧ブロック66によって構成され、操作機構は、駆動用ロッド67、操作用ピン72、切換用ハンドル73、第1のロッド74、支軸75およびレバー76などによって構成されている。
Claims (4)
- 船体に着脱可能に取付けられる取付部材と、
この取付部材に支持され、船体の左右方向を軸線方向とする略水平なチルト軸と、
前記チルト軸に上下方向に回動自在に支持されたピボットブラケットと、
このピボットブラケットに360°回動可能となるように操舵自在に支持され、下端部にプロペラを有する推進装置と、
前記チルト軸に上下方向に回動自在に支持され、前記推進装置におけるチルト軸より下方の部位から推力が加えられる推力受けと、
この推力受けから前記取付部材へ前記推力を伝達する係合手段とを備え、
前記係合手段は、取付部材側と推力受け側とのうち一方に設けられた可動係合部材と、他方に設けられ前記可動係合部材が係合する係合溝とから構成され、
この係合溝は、チルト軸を中心とする円弧に沿った連通部と、この連通部から前記円弧の径方向へ延びる複数の係合部とからなり、
前記可動係合部材は、複数の前記係合部の中から選択された一つに係合する係合状態と、前記連通部内に位置して前記可動係合部材の係合部への係合が解除される係合解除状態とを切換える操作機構が設けられ、
この操作機構は、前記推進装置に操作可能に設けられた切換用ハンドルと、
このハンドルに一端部が連動するように連結され、推進装置内を前記ハンドル側から可動係合部材側へ延びる第1のロッドと、
この第1のロッドの先端部と対向する位置であって、かつ前記ハンドルを操作することにより前記先端部が接触して、前記先端部から操作力が伝達されるように位置付けられた可動係合部材側の第2のロッドとを備えていることを特徴とする船外機。 - 請求項1記載の船外機において、
取付部材は、船体に着脱されるクランプを有するクランプブラケットと、
このクランプブラケットに水平方向に回動可能に支持されるとともに、所定角度において固定されるスイベル部材とを備え、
前記スイベル部材にチルト軸と係合部とを設けたことを特徴とする船外機。 - 請求項2記載の船外機において、
係合部は、推力受けの両側方で前後方向に延びるようにスイベル部材に設けられた左右一対のストッパーと、このストッパーの内側部で上下方向に延びて一端部が開放する凹溝とによって構成され、
可動係合部材は、推力受けに上下方向に移動自在に支持され推力受けから左右方向に突出する係合用ピンによって構成されていることを特徴とする船外機。 - 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載の船外機において、操作機構の切換用ハンドルは、推進装置におけるチルト軸の上方近傍にチルト軸と平行に設けられた支軸に取付けられていることを特徴とする船外機。
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