JP4319552B2 - 船外機取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、船体の側部に船外機を取付けるために用いる船外機取付装置に関するものである。
従来、船外機は、エンジンやプロペラを有する推進装置と、この推進装置を船体に取付けるためのクランプ部材とから構成されている。前記クランプ部材は、船体の船尾板に着脱可能に取付けられるクランプブラケットと、このクランプブラケットに水平なチルト軸を介して上下方向に回動自在に支持されるとともにステアリング軸を介して前記推進装置を操舵自在に支持するスイベルブラケットとから構成されている。
また、従来の船外機は、プロペラを逆転させて後退するときにプロペラの推力によって推進装置がチルトアップ方向へ回動することを阻止するために、リバースロック装置が装備されている。このリバースロック装置としては、例えば特許文献1に開示されているように、スイベルブラケットから前方に延びるフックの前端部をクランプブラケットのチルトピンに係止させる構造が採られている。前記フックとチルトピンとの係止部分は、前進時に船外機の下端部が海底やその他の異物に衝突したときには速やかに係止状態が解除されるように構成されている。すなわち、前記衝突時に船外機は、チルト軸を中心にして後端部が後方へ移動するようにチルトアップする。
従来の船外機を前記船尾板に取付けるに当たっては、例えば特許文献2に示されているように、船尾板に船外機取付装置を取付け、この船外機取付装置を介して船外機を船尾板に取付ける構成を採ることがある。この船外機取付装置は、船外機の高さを変えるためのもので、船外機が取付けられる板状部材を昇降させるシリンダと、前記板状部材を船体の前後方向に傾動させるチルト用シリンダとを備えている。
一方、世界各地の沿岸で使用される従来の小型船の船体は、船尾も船首と同様に平面視において先細りとなるように形成された、いわゆるダブル・エンダーと呼ばれるものが多い。従来、この種の船体において船外機を搭載するためには、船尾部分を改造することによって行われている。すなわち、前記船体の船尾は、船外機を搭載することができるように、先細り状を呈する後端部分が切断されてこの切断部に船尾板が取付けられており、いわゆるトランサム・スターンと呼ばれる形状(平面視において前方に向けてコの字状に開放する形状)に形成されている。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
実開平5−29897号公報(図4、図6) 実開平5−44797号公報(図1)
しかしながら、船外機をダブル・エンダー型の船体に搭載するに当たっては、既存の小型船の船体をその強度を低下させることなく、しかも浸水することがないように改造しなければならないから、改造費用が著しく高くなるという問題があった。前記改造により、船体は、トランサム・スターン型の船尾を有するものとなる。この種の船体によって形成された船舶は、高速走行時のみでなく低速走行時においても航走時に引波が大きく発生するため、岸や水路などに係留されている他の船舶の近傍を航走することにより前記引波によって他の船舶が大きく揺れて岸に衝突したり、岸が軟弱な水路の場合には、前記引波が岸に当たって岸が浸食されるという問題がある。
ダブル・エンダー型の船舶を改造することなく、この船舶に従来の船外機を取付けるためには、船体の側部に取付けることになる。すなわち、例えば特許文献1に示されているような船外機取付装置を船舷に取付け、この装置を介して船外機を船体に取付けることが考えられる。しかし、この船外機取付装置を使用すると、船外機のチルト軸の軸線方向が平面視において船舷に沿う方向を指向するようになるために、航走中に船外機の下端部が海底やその他の異物に衝突したときに船外機がチルトアップすることができない。特に、細い水路などを航走する場合には、岸側に立設された杭や、岸に打ち寄せられた流木などの横を船体が通過するような場合があり、このような場合は、船外機が杭や流木に衝突して破損するおそれがある。
これらの問題により、従来の船外機は世界各地の沿岸で必ずしも普及したものとなってはいない。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、船外機を船体の側部に容易に搭載することができ、しかも、船外機の下端部に異物が衝突したとしても、船外機が破損することがないようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、本発明に係る船外機取付装置は、船体の船舷に着脱可能に取付けられた取付部材と、この取付部材に水平方向に回動自在に支持されるとともに回動方向の位置を変更可能に取付られた船外機取付ユニットとを備え、この船外機取付ユニットは、船外機のクランプブラケットが取付けられる船外機取付ボードを備えているものである。
請求項2に記載した発明に係る船外機取付装置は、請求項1に記載した発明に係る船外機取付装置において、取付部材を、船体の船舷に着脱可能に取付けられる固定ブラケットと、船外機取付ユニットが取付けられる傾動ブラケットとから構成し、この傾動ブラケットを前記固定ブラケットに前記船舷に沿う水平方向を軸線方向として傾動可能に取付けたものである。
請求項3に記載した発明に係る船外機取付装置は、請求項1または請求項2に記載した発明に係る船外機取付装置において、船外機取付ユニットを、船外機取付ボードと、この船外機取付ボードを取付部材に取付けるブラケット部材とによって構成し、このブラケット部材に、船外機取付用ボードの前後方向の傾斜角度を変える角度変更手段を設けたものである。
請求項4に記載した発明に係る船外機取付装置は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つの発明に係る船外機取付装置において、船外機取付ボードの上下方向の位置を変更する高さ変更手段を備えたものである。
本発明においては、取付部材を船舷に取付けた状態で船外機取付ボードに船外機を取付けることによって、船外機を船体の側部に搭載することができるから、ダブル・エンダー型の船体を有する船舶に船体を改造することなく船外機を容易に取付けることができる。この船外機のチルト軸の軸線方向は、船外機取付ユニットを取付部材に対して回動させることによって、船体の左右方向を指向するように調整することができる。このように船外機取付装置によって船体に取付けられた船外機は、搭載状態でチルト軸の軸線方向が船体の左右方向を指向するようになる。
このため、本発明に係る船外機取付装置によって船体に取付けられた船外機は、航走中に杭や流木などの異物が当たった場合は、従来の船外機と同様に、チルト軸を中心にしてチルトアップすることによって衝撃力が緩和される。
また、本発明に係る船外機取付装置は、上述したように船外機取付ユニットの回動方向の位置を変えることによって、平面視において船体の前後方向に対して大きく傾斜するような船体側部に取付部材を取付けたときにも船外機のチルト軸をその軸線方向が船体の左右方向を指向するように位置付けることができる。このため、この船外機取付装置は、船外機のチルト軸の軸線方向が左右方向を指向する状態を保ちながら、船舷への取付位置を船体の前後方向に変えて船外機を操作し易い位置に配設することができる。
したがって、本発明によれば、船体の側部に船外機を容易にかつ操作し易いように搭載することができ、船外機に異物が当たったときは、チルトアップによって衝撃が緩和されて船外機が破損することを防ぐことができる。
請求項2記載の発明によれば、傾動ブラケットの固定ブラケットに対する傾斜角度を変化させることにより、船外機取付ユニットに取付けられた船外機の左右方向の傾斜角度が変化する。したがって、本発明に係る船外機取付装置は、船舷の鉛直方向に対する傾斜角度が異なる場合であっても、船外機をドライブ軸の軸線方向が鉛直方向を指向するように船体に搭載することができる。
請求項3記載の発明によれば、角度変更手段により船外機取付ボードの傾斜角度を変えることにより、この船外機取付ボードに取付けられた船外機のトリム角を変えることができる。
また、角度変更手段により船外機取付ボードの傾斜する方向を変えることによって、取付部材を船体の左右方向の反対側に取付けた状態でも船外機のクランプブラケットを船外機取付ボードに正しく取付けることができる。このため、船外機を搭載する位置を船体の左側と右側とに変えることができるから、船外機を搭載する位置の自由度が高くなり、船外機をダブル・エンダー型の船体により一層容易に取付けることができる。
請求項4記載の発明によれば、高さ変更手段により水面からの船外機取付ボードの高さを変えることができる。
したがって、船外機取付ボードを波により盛り上がる水が当たることがない位置に配設することができるから、船外機取付ボードが水に当たることにより水飛沫が生じることを防ぐことができ、水が船外機内や船体内に浸入することを阻止することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る船外機取付装置の一実施の形態を図1ないし図6によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る船外機取付装置によって船外機を船体に取付けた状態を示す側面図、図2および図3は本発明に係る船外機取付装置の横断面図で、図2は船体の前後方向に延びる船舷に船外機取付装置を取付けた状態を示し、図3は船体の左右方向の左側であって後端部側の船舷に船外機取付装置を取付けた状態を示す。図4は本発明に係る船外機取付装置の縦断面図、図5は同じく側面図である。図6は本発明に係る船外機取付装置を取付ける位置を説明するための平面図である。
これらの図において、符号1で示すものは本発明に係る船外機取付装置2によって船体3の船舷4に取付けられた船外機である。この実施の形態による船外機1を搭載する船体3は、船首と船尾の両方が尖り、中・低速走航時の船体抵抗が少なくかつ引き波を起こし難い、いわゆるダブル・エンダー型のものである。
前記船外機1は、従来からよく知られているものと同等の構造のもので、エンジン11やプロペラ12を有する推進装置13と、この推進装置13を船外機取付装置2に取付けるためのクランプ部材14とから構成されている。
前記推進装置13は、前記エンジン11と、このエンジン11を支持するアッパーケーシング15と、このアッパーケーシング15の下端部に取付けられたロアケーシング16と、前記アッパーケーシング15に接続されたステアリングハンドル17と、エンジン11を覆うカウリング18と、前記エンジン11の動力をプロペラ12に伝達するドライブ軸19とプロペラ軸20などによって構成されている。
前記クランプ部材14は、後述する船外機取付装置2の船外機取付ボード21に着脱可能に取付けられたクランプブラケット22と、このクランプブラケット22に水平なチルト軸23を介して上下方向に回動自在に支持されるとともに、アッパーケーシング15の上部を回動自在に支持することで前記推進装置13を左右にほぼ等しい操舵角の範囲で操舵自在に支持するスイベルブラケット24とから構成されている。前記チルト軸23の軸線方向は、この船外機1を船外機取付装置2によって船体3に取付けた状態では後述するように船体3の左右方向を指向する。このため、前記推進装置13は、図1中に二点鎖線で示すように、チルト軸23を中心にして後端部が後方へ移動するようにチルトアップすることができる。この実施の形態による船外機1は、図示してはいないが、従来の船外機に設けられているものと同等の構造のリバースロック装置を備えている。クランプブラケット22とスイベルブラケット24の間には、船外機1自身のチルト角調整手段25が設けられている。
前記船外機1を船体3に取付けるための船外機取付装置2は、図2〜図5に示すように、船体3の船舷を構成する舷板4aに着脱可能に取付けられた取付部材31と、この取付部材31に取付けられた船外機取付ユニット32とから構成されている。前記船外機取付ボード21は、後述するように、前記船外機取付ユニット32の一部として構成されている。なお、図1〜図5においては、この船外機取付装置2を船体3の左舷側の舷板4aに取付けた状態で描いてある。
前記取付部材31は、前記舷板4aに着脱可能に取付けられた固定ブラケット33と、この固定ブラケット33に4本の取付用ボルト34〜37(図5参照)によって取付けられた傾動ブラケット38とから構成されている。
前記固定ブラケット33は、従来の船外機に用いられているクランプブラケットと同等の構造のもので、前記舷板4aを挟むことによって舷板4aに固定される第1のクランプ39および第2ののクランプ40と、これら第1および第2のクランプ39,40が船体3の前後方向に互いに離間する状態で両クランプ39,40どうしを互いに接続する上側ロッド41(図4参照)および下側ロッド42(図4参照)とを備えている。前記第1のクランプ39および第2のクランプ40には、それぞれ押圧スクリュウ43と、舷板4aを挟むための押圧用のパッド44と、押圧スクリュウ43を回動させる押圧用のハンドル45とが設けられている。なお、第1および第2のクランプ39,40は、図6に示すように、船外機取付装置2が右舷側の舷板4bに固定される場合は、前後方向の位置が逆となる。
前記傾動ブラケット38は、図2および図3に示すように、船体3の前後方向(図2,3においては左右方向)の中央部が平面視において船体内側に向けて凸になる円弧状に形成され、この湾曲部分38aにおける船体3とは反対側に位置する外側部に後述する船外機取付ユニット32の回動ブラケット46が1本〜2本の取付用ボルト47によって取付けられている。
この傾動ブラケット38を前記固定ブラケット33に取付ける4本の取付用ボルト34〜37は、それぞれ前記第1および第2のクランプ39,40をこれら両クランプの並ぶ方向(前後方向)に貫通して傾動ブラケット38に螺着している。第1のクランプ39に傾動ブラケット38を取付ける上下2本の取付用ボルト34,35は、それぞれ船体3の前方から第1のクランプ39の貫通孔48と貫通穴49(図4参照)とに挿通されている。第2のクランプ40に傾動ブラケット38を取付ける上下2本の取付用ボルト36,37は、それぞれ船体3の後方から第2のクランプ40の貫通孔50と貫通穴51とに挿通されている。
これらの貫通孔48,50と貫通穴49,51のうち上側に位置する貫通孔48,50は、同一軸線上に位置するように形成されており、これらの貫通孔48,50の開口形状は、上側の取付用ボルト34,36が嵌合する真円となるように形成されている。前記貫通孔48,50の下方に形成された他方の貫通穴49,51の穴形状は、下側に位置する2本の取付用ボルト35,37を挿通することができる長円状であって、前記上側の貫通孔48,50を中心とする円弧状に形成されている。
このように第1および第2のクランプ39,40に貫通孔48,50と貫通穴49,51とを形成することにより、4本の取付用ボルト34〜37を緩めた状態において、上側の2本の取付用ボルト34,36を軸として傾動ブラケット38の下端部を船体3の左右方向へ揺動させることができ、傾動ブラケット38の舷板4aに対する角度を前記貫通穴49,51の長さに相当する角度だけ変えることができる。
前記傾動ブラケット38に回動ブラケット46を取付けるための取付用ボルト47は、傾動ブラケット38に形成された長穴52内に挿通されている。この長穴52は、傾動ブラケット38の前記湾曲部分38aに前後方向に延びるように形成されている。
前記船外機取付ユニット32は、図2〜図5に示すように、前記回動ブラケット46と、この回動ブラケット46に取付用ボルト53によって着脱可能に取付けられた取付ボード用ブラケット54と、この取付ボード用ブラケット54に取付用ボルト55によって取付けられた前記船外機取付ボード21とから構成されている。前記回動ブラケット46と取付ボード用ブラケット54とによって、請求項3に記載した発明でいうブラケット部材56が構成されている。なお、このブラケット部材は、この実施の形態に示す構成に限定されるものではない。
前記回動ブラケット46は、図2ないし図4に示すように、断面半円形の柱状に形成されている。この回動ブラケット46の外周部は、前記傾動ブラケット38の湾曲部分38aに嵌合する曲率となるように形成されている。この外周部には、前記取付用ボルト47が螺着する複数のねじ孔57が形成されている。図2は、回動ブラケット46を上下各々1本の取付用ボルト47によって傾動ブラケット38に取付ける場合の例を示し、図3は、回動ブラケット46を上下各々2本の取付用ボルト47,47によって傾動ブラケット38に取付ける場合の例を示す。前記回動ブラケット46に形成された上下各々における前記複数のねじ孔57は、回動ブラケット46の外周部に周方向に沿って並ぶ状態で所定間隔おいて3箇所に形成されている。
この回動ブラケット46と前記傾動ブラケット38との嵌合部は、図4に示すように、回動ブラケット46に形成された凸部46aが傾動ブラケット38の凹部38bに嵌合することによって、これら両部材の一方の他方に対する上下方向への移動が規制されるように形成されている。すなわち、前記取付用ボルト47を緩めた状態では、回動ブラケット46を傾動ブラケット38に支承された状態で水平方向に回動させることができる。
前記取付ボード用ブラケット54は、図2および図3に示すように、前記回動ブラケット46に取付用ボルト53によって着脱可能に取付けられた基部54aと、この基部54aの一端から船体3とは反対方向に延びる側部54bとによって断面L字状に形成されている。
この取付ボード用ブラケット54を前記回動ブラケット46に取付ける取付用ボルト53は、図4に示すように、前記基部54aに穿設された貫通孔58に外側から挿通され、回動ブラケット46のねじ孔59に螺着している。この実施の形態では、3本の取付用ボルト53によって取付ボード用ブラケット54が回動ブラケット46に取付けられている。
また、前記3本の取付用ボルト53のうち最も上に位置する取付用ボルト53が螺着するねじ孔59aと、最も下に位置する取付用ボルト53が螺着するねじ孔59bは、図5に示すように、中央の取付用ボルト53を中心とする仮想円Cに沿う位置であって、前記中央の取付用ボルト53を中心として点対称となる位置にそれぞれ複数形成されている。
このようにねじ孔59a,59bを複数形成することにより、取付ボード用ブラケット54を回動ブラケット46に取付ける位置を変えることができる。すなわち、図5に示すように、取付ボード用ブラケット54が同図において右上がり(後上がり)に傾斜する状態に対して、取付ボード用ブラケット54を起立させたり、取付ボード用ブラケット54を水平に対する傾斜角度が小さくなるように傾斜させることができる。さらに、取付ボード用ブラケット54の傾斜する方向が逆方向となるように、すなわち、図5において左上がりに傾斜するように取付ボード用ブラケット54を回動ブラケット46に取付けることもできる。このように逆方向に傾斜させるのは、船外機取付装置2を船体3の右舷側の舷板4b(図6参照)に取付ける場合である。
前記取付ボード用ブラケット54は、後述する船外機取付ボード21を支持するものであるから、上述したように取付ボード用ブラケット54の前後方向の傾斜角度を変えることによって、船外機1の前後方向の傾斜角度を変えることができる。
この実施の形態においては、前記取付用ボルト53と複数のねじ孔59とによって、請求項3に記載した発明でいう角度変更手段が構成されている。なお、この角度変更手段は、この実施の形態に示す構成に限定されるものではない。
前記船外機取付ボード21は、木材によって長方形の板状に形成され、前記取付ボード用ブラケット54の側部54bに重ねられた状態で3本の取付用ボルト55とナット61とによって取付けられている。なお、図2および図3においては、理解し易いように3本の取付用ボルト55のうち1本のみが描いてある。この取付用ボルト55は、前記取付ボード用ブラケット54の側部54bに穿設された貫通穴62と、船外機取付ボード21に穿設された貫通孔63とに船体3の後方から挿通されている。
前記貫通穴62は、図4に示すように、上下方向に長い長円状に形成され、前記貫通孔63は、取付用ボルト55が嵌合する真円状に形成されている。すなわち、前記取付用ボルト55を緩めた状態では、前記貫通穴62内で取付用ボルト55が移動可能な長さだけ船外機取付ボード21を取付ボード用ブラケット54に対して上下方向に移動させることができる。この実施の形態においては、前記取付用ボルト55およびナット61と、貫通穴62および貫通孔63とによって、請求項4に記載した発明でいう高さ変更手段が構成されている。なお、この高さ変更手段は、この実施の形態に示す構成に限定されるものではない。
上述したように構成された船外機取付装置2を船体3の舷板4aに取付けるためには、先ず、固定ブラケット33を舷板4aに取付け、次に、船外機取付ユニット32の船外機取付ボード21が水平になるように、傾動ブラケット38を固定ブラケット33に対して傾動させる。
しかる後、前記船外機取付ボード21が船体3の左右方向と平行に延びるように、回動ブラケット46を前記傾動ブラケット38に対して水平方向に回動させる。このように各部材の位置を決めた後に、船外機1のクランプブラケット22を前記船外機取付ボード21に取付ける。
したがって、この船外機取付装置2を用いることによって、ダブル・エンダー型の船体3を有する船舶に船体3を改造することなく船外機1を取付けることができる。前記船外機1のチルト軸23の軸線方向は、上述した取付状態においては船体3の左右方向を指向する。このため、この実施の形態による船外機取付装置2によって船体3に取付けられた船外機1は、航走中に杭や流木などの異物が当たった場合は、従来の船外機と同様に、チルト軸23を中心にしてチルトアップすることによって衝撃力が緩和される。また、船外機1の操舵角を左右方向でほぼ等しくすることができるので操船性に優れる。
この実施の形態による船外機取付装置2は、傾動ブラケット38を固定ブラケット33に対して傾動させることにより船外機1の左右方向の傾斜角度を変えることができるから、舷板4a,4bの水面に対する傾斜角度が異なる船体3であっても、船外機1をドライブ軸19の軸線方向が鉛直方向を指向するように搭載することができる。
また、この実施の形態による船外機取付装置2は、船外機取付ユニット32の回動方向の位置を変えることによって、平面視において船体3の前後方向に対して大きく傾斜するような舷板4aに取付部材31を取付けたときにも船外機1のチルト軸23をその軸線方向が船体3の左右方向を指向するように位置付けることができる。例えば、図3に示すように、船外機取付ボード21を船体3の外側方へ向かうにしたがって次第に船体前側に位置するように傾斜させることによって、船外機取付装置2を左舷側の舷板4aの後端部に取付けることができる。
このため、この船外機取付装置2は、図6(a)〜(c)に示すように、船外機取付ボード21の長手方向(船外機のチルト軸23の軸線方向)が左右方向を指向する状態を保ちながら、舷板4aの前後方向の任意な位置に取付けることができる。
さらに、この実施の形態による船外機取付装置2は、前記取付ボード用ブラケット54と船外機取付ボード21の傾斜する方向を変えることによって、取付部材31を船体3の左右方向の反対側(右舷側)に取付けた場合でも船外機1のクランプブラケット22を船外機取付ボード21に正しく取付けることができる。船体3の右舷側に船外機取付装置2を取付ける場合は、図6(d)〜(f)に示すように、船外機取付ユニット32の取付部材31に対する回動方向の位置を変えることによって、右舷側の舷板4bの前端部から後端部の間の任意の位置に船外機1を搭載することができる。
また、この実施の形態による船外機取付装置2は、前記取付ボード用ブラケット54と船外機取付ボード21の傾斜する角度を変えることによって、船外機1のトリム角度を変化することができる。例えば、図1において、船外機取付ボード21の水面Wに対する傾斜角度が大きくなるように、言い換えれば船外機取付ボード21が起立するように前記傾斜角度を変えることによって、船外機1のトリムをチルトアップ方向に調整することができる。船外機1自身のチルト角調整手段25の調整機能と組合わせることで、より的確な調整が可能となる。
この実施の形態による船外機取付装置2は、前記取付ボード用ブラケット54に対して船外機取付ボード21の高さを変えることができるように構成されているから、この船外機取付ボード21を波で盛り上がる水が当たることがない位置に位置付けることができる。このため、船外機取付ボード21が水に当たることにより水飛沫が生じることを防ぐことができ、水が船外機1内や船体3内に浸入することを防ぐことができる。
この実施の形態においては、船外機取付ボード21を木材によって形成する例を示したが、この船外機取付ボード21は、硬質なプラスチック材料によってコーティングされた木材によって形成することができる。
さらに、この実施の形態においては、船外機取付ユニット32を回動ブラケット46と、取付ボード用ブラケット54と、船外機取付ボード21とによって構成した例を示したが、これらの部材は、例えばアルミニウム合金や硬質なプラスチック(強化繊維入りプラスチックを含む)を材料として一体に形成することができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る船外機取付装置2には、図7に示すように構成された船外機を取付けることができる。
図7は船外機取付装置の他の使用形態を示す側面図である。同図において、前記図1〜図6によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図7に示す船外機1は、アッパーケーシング15が後下がりに傾斜する状態で船外機取付装置2によって船体3に搭載されている。また、この船外機のプロペラ12は、軸線方向が略水平方向を指向するようにロアケーシング16に装着されている。
この実施の形態による船外機1は、アッパーケーシング15が後下がりに傾斜する状態で船体3に取付けられていることにより、航走時にアッパーケーシング15が水を切るようになり、水がアッパーケーシング15の外面に沿って流れるようになるから、アッパーケーシング15に当たった水が上方に飛散し難くなる。
本発明に係る船外機取付装置によって船外機を船体に取付けた状態を示す側面図である。 本発明に係る船外機取付装置横断面図である。 本発明に係る船外機取付装置の横断面図である。 本発明に係る船外機取付装置の縦断面図である。 本発明に係る船外機取付装置の側面図である。 本発明に係る船外機取付装置を取付ける位置を説明するための平面図である。 船外機取付装置の他の使用形態を示す側面図である。
符号の説明
1…船外機、2…船外機取付装置、3…船体、4a…舷板、21…船外機取付ボード、22…クランプブラケット、31…取付部材、32…船外機取付ユニット、33…固定ブラケット、38…傾動ブラケット、46…回動ブラケット、47,53,55…取付用ボルト、54…取付ボード用ブラケット、56…ブラケット部材。

Claims (4)

  1. 船体の船舷に着脱可能に取付けられた取付部材と、この取付部材に水平方向に回動自在に支持されるとともに回動方向の位置を変更可能に取付られた船外機取付ユニットとを備え、この船外機取付ユニットは、船外機のクランプブラケットが取付けられる船外機取付ボードを備えていることを特徴とする船外機取付装置。
  2. 請求項1記載の船外機取付装置において、取付部材を、船体の船舷に着脱可能に取付けられる固定ブラケットと、船外機取付ユニットが取付けられる傾動ブラケットとから構成し、この傾動ブラケットを前記固定ブラケットに前記船舷に沿う水平方向を軸線方向として傾動可能に取付けてなる船外機取付装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の船外機取付装置において、船外機取付ユニットを、船外機取付ボードと、この船外機取付ボードを取付部材に取付けるブラケット部材とによって構成し、このブラケット部材に、船外機取付用ボードの前後方向の傾斜角度を変える角度変更手段を設けてなる船外機取付装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つの船外機取付装置において、船外機取付ボードの上下方向の位置を変更する高さ変更手段を備えてなる船外機取付装置。
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