JP4998973B2 - 船外機 - Google Patents

船外機 Download PDF

Info

Publication number
JP4998973B2
JP4998973B2 JP2006048781A JP2006048781A JP4998973B2 JP 4998973 B2 JP4998973 B2 JP 4998973B2 JP 2006048781 A JP2006048781 A JP 2006048781A JP 2006048781 A JP2006048781 A JP 2006048781A JP 4998973 B2 JP4998973 B2 JP 4998973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle
outboard motor
throttle lever
link
fuel tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006048781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007223513A (ja
Inventor
大介 中村
勲 藤井
健 涌井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2006048781A priority Critical patent/JP4998973B2/ja
Priority to PCT/JP2006/317690 priority patent/WO2007097057A1/en
Publication of JP2007223513A publication Critical patent/JP2007223513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4998973B2 publication Critical patent/JP4998973B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

この発明は、船舶に備えられる船外機に関する。
従来の船外機には、船舶に推進ユニットが支持され、この推進ユニットに航走方向を変える操舵操作を行うマニュアルハンドルを備えるものがある。このマニュアルハンドルには、ハウジングの先端部にスロットルグリップが回動自在に取付けられ、このスロットルグリップの回転操作によって、スロットルケーブルでストローク変換して、キャブレタのスロットル弁を操作することができ、乗船者が手元で操作を行なうことが可能である(特許文献1)。
特開2004-189094号公報
このようにマニュアルハンドルにスロットルグリップを備えるものでは、構造が複雑で、部品も高価となる。例えば、スロットルケーブルをスロットルグリップからカウル内のキャブレタまで連結する必要がある。また、スロットルグリップを回動することでスロットルケーブルを押したり、引いたりする駆動機構を設ける必要がある。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、エンジン本体を覆うカウルを廃止した構造で、スロットル操作が容易で、かつ構造が簡単である船外機を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、船舶に推進ユニットが支持され、前記推進ユニットに航走方向を変える操舵操作を行うマニュアルハンドルを備える船外機において、
前記推進ユニットのエンジン本体の上方位置に配置した燃料タンクと、
前記燃料タンクと燃料配管によって接続した燃料供給装置と、
前記燃料供給装置のスロットル弁の開度を操作するスロットルレバーを含むスロットル操作機構とを備え、
前記エンジン本体及び前記燃料タンクが露出し、
前記スロットルレバーを前記船舶が前進する進行方向を基準として前側で、かつ前記燃料タンクの下側位置に配置し、
前記スロットルレバーは前記エンジン本体のマニュアルハンドル側に固定された取付プレートに回転軸を支点に回転可能に支持され、
前記スロットルレバーは、マニュアルハンドル側において前記マニュアルハンドルとは別の位置で、前記燃料タンクと前記マニュアルハンドルの間に配置され、
前記スロットルレバーのスロットル操作と、前記マニュアルハンドルのハンドル操作とが独立であることを特徴とする船外機である。
請求項2に記載の発明は、
前記マニュアルハンドルを、船外機の左右の舷の一方に配置し、
前記スロットルレバーを、前記推進ユニットの前記マニュアルハンドル側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の船外機である。
請求項3に記載の発明は、
前記スロットル弁の開閉動に対応する前記スロットルレバーの回動方向は、前側に倒すと開き位置となることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船外機である。
請求項4に記載の発明は、
前記スロットルレバーと、前記スロットル弁に設けた操作リンクとの間に、支持リンクを備え、
前記スロットルレバーと、前記支持リンクとを第1のスロットルロッドで接続し、
前記操作リンクと、前記支持リンクとを第2のスロットルロッドで接続し、
前記支持リンクを支点として前記スロットルレバーの操作力を前記操作リンクに伝えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項5に記載の発明は、
前記支持リンクは、吸気管に形成したリンク支持部に軸支したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の船外機である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、スロットルレバーを船舶が前進する進行方向を基準として前側で、かつ燃料タンクの下側位置に配置したことで、乗船者が船舶に座ったまま、例えば左の片手でマニュアルハンドル操作したままで後ろを振り返る程度で右の片手でスロットル操作が可能となり、スロットル操作が容易で、かつ構造が簡単である。
請求項2に記載の発明では、マニュアルハンドルは例えば左手で操作する関係上、ハンドル位置は左側に配置され、この時スロットル操作しようとすれば、乗船者は体を左にひねることになるが、スロットルレバーがマニュアルハンドル側に位置するから無理することなく簡単にスロットル操作が可能となる。
請求項3に記載の発明では、前進のとき、乗船者がスロットルレバーを前側に倒すと開き位置となり、スロットル弁が開くから、乗船者によって前進のスロットル操作が判りやすく、かつ操作が容易である。
請求項4に記載の発明では、スロットルレバーの操作力が支持リンクを支点とし、燃料供給装置の操作リンクに伝えられ、リンク機構で駆動連結することで、構造が簡単になり、メンテナンスが容易となる。
請求項5に記載の発明では、吸気管に形成したリンク支持部に支持リンクを軸支し、リンク支持部を吸気管に一体に設けることにより、部品点数が減り、コストを削減できる。
以下、この発明の船外機の実施の形態について説明するが、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
図1は船舶に船外機を搭載した状態の側面図、図2は船外機のエンジンの左側面図、図3は船外機のエンジンの右側面図、図4は船外機のエンジンの平面図、図5は船外機のエンジンを進行方向後方から見た側面図、図6は船外機の燃料タンクを取り外したエンジンの平面図、図7は図2のVII−VII線に沿う断面図である。この実施の形態では、船舶が前進する進行方向を基準として前側、後側、右側、左側とする。
まず、図1において、船舶は、船体1の後部にトランサムボード2を有し、このトランサムボード2には、クランプブラケット10がクランプスクリュ機構20により固定されている。クランプブラケット10には、スイベルブラケット30がチルト軸4を介して回動可能に連結されている。スイベルブラケット30には、推進ユニット50の支持筒51が上下のスイベルブラケットカバー33を介して旋回可能に支持されている。
支持筒51の下部には上ケーシング157が取り付けられ、この上ケーシング157の下端に下ケーシング158が取り付けられている。上ケーシング157には、ドライブ軸53aが配置されている。また、下ケーシング158には、動力伝達ギヤユニット53b及びプロペラ軸53cが配置され、このプロペラ軸53cにはプロペラ52が設けられている。一方、支持筒51の上部には、4サイクルのエンジン60が変速ユニット70を介して設けられている。このエンジン60は空冷式であり、エンジン60の動力は変速ユニット70に内蔵された変速機構71により減速され、支持筒51から上ケーシング157、下ケーシング158に内蔵された動力伝達機構53を構成するドライブ軸53a、動力伝達ギヤユニット53b、プロペラ軸53cを介してプロペラ52へ伝達され、このプロペラ52の回転で推進力を得ている。
エンジン60は、エンジン本体61を有し、このエンジン本体61は気筒62を後方に向けて配置されている。気筒62の上部には吸気管63が接続され、この吸気管63にエアクリーナ64が接続されている。吸気管63には燃料供給装置としてのキャブレタ65が配置され、このキャブレタ65のスロットル弁86はスロットル操作機構80によって操作され、燃料の供給量を制御する。気筒62の下部には排気管265が接続され、この排気管265にマフラ266が接続され、排気ガスが空中排気される。
スロットル操作機構80は、図1、図2、図6、図7に示すように、スロットルレバー81、第1スロットルロッド82、第2スロットルロッド83、支持リンク84及び操作リンク85を有する。スロットルレバー81は取付プレート87に回転軸88を支点に回転可能に支持され、このスロットルレバー81に第1スロットルロッド82の一端が係止され、第1スロットルロッド82の他端が支持リンク84に係止されている。また、支持リンク84には、第2スロットルロッド83の一端が係止され、第2スロットルロッド83の他端は操作リンク85に係止され、操作リンク85はスロットル弁86に固定されている。スロットルレバー81を手前に引き前側に倒すことで、第1スロットルロッド82、支持リンク84、第2スロットルロッド83、操作リンク85を介してスロットル弁86を開き方向に回転し、一方スロットルレバー81を戻すことで、スロットル弁86を初期位置の閉じ位置に戻すことができる。
スロットルレバー81は、図2に示すように、スロットル弁86の開閉方向を船舶が前進する進行方向を基準として前側が開き位置A、起立した後側が閉じ位置Bであり、前進のとき、乗船者がスロットルレバー81を起立した閉じ位置Bから前側に倒すと開き位置Aとなり、キャブレタ65のスロットル弁86が開くから、乗船者によって前進のスロットル操作が判りやすく、かつ操作が容易である。
前記取付プレート87はエンジン本体61の右側部にボルト188により締め付け固定され、スロットルレバー81の回転を規制するストッパ89を有し、スロットルレバー81の爪部81aが当接することで引き方向の操作位置規制を行なう。また、支持リンク84は、図1、図2及び図6に示すように、吸気管63に一体に形成されたリンク支持部63aに回転可能に支持されている。リンク支持部63aは、吸気管63の上部から第1スロットルロッド82、支持リンク84、第2スロットルロッド83、操作リンク85がエンジン本体61の側方から見て略直線となる位置まで立ち上がるように形成され、このリンク支持部63aに支持リンク83を軸支するから、スロットルレバー81の操作で第1スロットルロッド82、支持リンク84、第2スロットルロッド83、操作リンク85が円滑に作動してスロットル弁86を開閉することができる。
また、支持リンク83を支点としてスロットルレバー81の操作力を操作リンク85に伝えることができ、リンク機構で駆動連結することで、構造が簡単になり、メンテナンスが容易となる。また、吸気管63に形成したリンク支持部63aに支持リンク83を軸支し、リンク支持部63aを吸気管63に一体に設けることにより、部品点数が減り、コストを削減できる。
エンジン本体61の上部には、図1乃至図5に示すように、燃料タンク90が配置されている。この燃料タンク90の製法は、プレス成形されたタンク上部材とタンク下部材を溶接して製作するか、ブロー成形型を用いて成形する樹脂ブロー成形法などで形成することができるが、この実施の形態では、燃料タンク90が樹脂のブロー成形で形成され、海水及び塩水飛散状態での使用でも腐食することなくエンジン高寿命化に低コストで貢献できる。また、燃料タンク90は、左右両側に突出して形成された取付部90aと、前側に突出して形成された左右一対の取付部90bとを有し、この取付部90a及び取付部90bはブロー成形型の上型と下型との合わせによって形成される合面部分90jと同じ位置に容易に一体に形成される。
また、燃料タンク90は、タンク底部90hにフライホイルマグネトカバー93との干渉を避ける底部凹み部90kを有し、この底部凹み部90kは前側から中央部まで形成されている。底部凹み部90kの近傍には、燃料取出口90fが形成されている。
この燃料タンク90の後側両側部は、左右一対の側部支持ステー91によってエンジン本体61の左右両側部に支持され、燃料タンク90の前側は、1個の前側支持ステー92によってエンジン本体61のフライホイルマグネトカバー93に支持されている。フライホイルマグネトカバー93は、エンジン本体61の船舶が前進する進行方向を基準として前側に配置され、燃料タンク90とフライホイルマグネトカバー93との間には所定の空間190を有している。このようにして、エンジン本体61の上方と、燃料タンク90のタンク底部90hとの間に空間190を形成し、しかも燃料タンク90がエンジン本体61の側面へ覆い被さることの無い形状となっている。フライホイルマグネトカバー93の前側からリコイルスタータ100を起動するスタータハンドル101が突出しており、乗船者が前側からスタータハンドル101を引っ張り、容易にエンジン60を起動できるようになっている。
左右一対の側部支持ステー91はそれぞれL字状に形成され、エンジン本体61の上部まで延び、さらに上部から後方に延びている。上下方向に延びる取付部91aがボルト94によりエンジン本体61の左右両側部に取り付けられ、後方に延びる支持部91bにはブラケット91cが溶接され、このブラケット91cに燃料タンク90の左右両側の取付部90aがボルト95により締め付け固定されている。
前側支持ステー92は左右両側に延びるように形成され、フライホイルマグネトカバー93の前側の上部に溶接などで固定されている。この前側支持ステー92には、燃料タンク90の前側に形成された左右一対の取付部90bがボルト96により締め付け固定されている。前側支持ステー92の取付位置は、船舶が前進する進行方向を基準として前側であり、船外機の重心位置Gより前側、さらに図4に示すようにクランク軸99より前側が燃料タンク90を一層安定して支持できて好ましい。このように、左右両側の側部支持ステー91と前側支持ステー92とにより、エンジン本体61の上方位置に配置した燃料タンク90の側部を支持しており、左右両側の側部支持ステー91は、燃料タンク90のタンク側部中央付近からタンク後側へ略水平に延びている。
燃料タンク90の上位部には燃料タンクキャップ90cが設けられ、この燃料タンクキャップ90cを取り外して燃料が供給される。また、燃料タンク90の右側下部には、燃料取出口90fと連通して燃料コック90dが設けられ、この燃料コック90dを開くことで燃料が燃料取出口90fから燃料供給パイプ90eを介してキャブレタ65に供給される。燃料タンク90の重心位置G2は、チルト軸4よりも後方に設定しており、通常の航走姿勢では、船外機が正立するような荷重位置となっている。
エンジン本体61の左側下部には、ハンドル取付部110がボルト111によって締め付け固定されている。このハンドル取付部110には、マニュアルハンドル112が回転軸113を支点に回転可能に設けられ、マニュアルハンドル112により乗船者が航走方向を変える操舵操作を行う。このマニュアルハンドル112の位置調整は、基部112aに設けられた円弧状溝112bの所定位置に位置決めボルト114を締め付け固定することで行なわれ、使用時には前側に倒した状態とし、使用しないときには起てた状態とする。このマニュアルハンドル112は、船外機の左右の舷の一方に配置され、この実施の形態では、図1、図2及び図6に示すように、船外機の左の舷に配置されている。
この船外機は、スイベルブラケット30の前側端部30aがクランプブラケット10に固定したストッパ211に当接しており、チルト軸4を支点にチルトアップ可能になっている。また、図1の船外機は前進状態を示しており、後進するときは、推進ユニット50を支持筒51の軸中心周りを回動させて前後反転させる。この前後反転により推進ユニット50の支持筒51に固定した浮き上がり防止爪120を、クランプブラケット10に固定した支持片121に係合させ、プロペラ52の推進力によって推進ユニット50が浮き上がることがないようにする。
この船外機は、浅瀬航走する際などには、プロペラ52を水面上に出すために乗船者は側部支持ステー91を手前に引くことで、推進ユニット50がチルト軸4を支点に上方に回転してチルトアップすることができる。チルト軸4は、トランサムボード2の後方で、かつ上端部2aより下方位置に配置され、チルト軸4の位置と船外機の重心位置Gとの距離L1が短縮されるため、船外機のチルトアップ時の荷重を大きく低減できる。したがって、乗船者が手でエンジン50を手前に引き、推進ユニット50を容易にチルトアップ状態にすることができる。
この実施の形態のエンジン本体61は、前側にフライホイルマグネトカバー93を有し、燃料タンク90のタンク底部90hにフライホイルマグネトカバー93との干渉を避ける底部凹み部90kを有しており、燃料タンク90のタンク形状は、進行方向下側を凹ませて、後ろ側に容量ボリューム持たせる形状となっている。このように、推進ユニット50の上部に比較的重量物である燃料タンク90が配置されるが、チルト軸4の位置と船外機の重心位置Gとの関係は、推進ユニット50がチルトダウン回転する方向のモーメントが発生する位置関係に設定されている。
また、燃料タンク90の燃料を満タンにすると重量がかさむが、左右両側の側部支持ステー91と前側支持ステー92とにより、エンジン本体61の上方位置に配置した燃料タンク90の側部を支持することで、燃料タンク90を側部支持ステー91と前側支持ステー92とによりバランスよく支持することができる。また、左右両側の側部支持ステー91が燃料タンク90のタンク側部中央付近からタンク後側へ略水平に延び、後進時の保持ハンドル、チルトアップ時の手掛け活用、及び推進機の横置き時のエンジン部位が直接地面に接触しないようなプロテクターとして機能することができる。
また、チルトアップした状態でエンジン60を起動する場合は、燃料タンクの底部凹み部90kに燃料が溜まり、底部凹み部90kの近傍に設けた燃料取出口90fから燃料残量が最小限迄、エンジン側へ供給でき、燃料タンク90の実質容量を大きく増すことができる。
また、推進ユニット50のエンジン60がカウルによって覆われていないために、海や湖などで使用した場合にはエンジン60に直接海水や水がかかり、使用後に特にエンジン部分を水洗いする場合は、エンジン本体61の前側、後側、左右両側、下部、さらには上部まで洗う部分がほとんど露出しており、容易に水洗いすることができる。しかも、エンジン本体61の上方と、燃料タンク90のタンク底部90hとの間に空間190を形成したことで、空間190からエンジン本体61の上部や燃料タンク90のタンク底部90hまで確実に洗うことができ、メンテナンス性が飛躍的に向上する。
この実施の形態では、図1、図2及び図6に示すように、エンジン本体61の気筒62部分が進行方向前側と反対側即ち乗船者から最も遠い位置に配置され、スロットルレバー81は船舶が前進する進行方向を基準として前側で、かつ燃料タンク90の下側位置で、しかも平面視でエンジン60のシンリンダ軸線L10上である中央より左側のマニュアルハンドル側に配置されている。
マニュアルハンドル112は、この実施の形態では左手で操作する関係上、ハンドル位置は船外機の左の舷に配置されているが、この時スロットル操作しようとすれば、乗船者は体を左にひねることになり、スロットルレバー81がマニュアルハンドル側に位置するから無理することなく簡単に,右手でスロットル操作が可能となる。このように、乗船者が船舶に座ったまま、例えば左の片手でマニュアルハンドル操作したままで後ろを振り返る程度で右の片手でスロットル操作が可能となり、スロットル操作が容易で、かつ構造が簡単である。
また、スロットル操作機構80を構成する第1スロットルロッド82の略中央部から後側、第2スロットルロッド83、支持リンク84及び操作リンク85は、エンジン本体61の上方と、燃料タンク90のタンク底部90hとの間に空間190に位置し、また平面視で燃料タンク90の外形の内側に入り、かつ左右両側の側部支持ステー91の内側に位置するため、エンジン本体61と、燃料タンク90と、左右両側の側部支持ステー91とによって覆われて障害物と干渉することがないようになっている。
この発明は、船舶に備えられる船外機に適用でき、エンジン本体を覆うカウルを廃止した構造で、スロットル操作が容易で、かつ構造が簡単である。
船舶に船外機を搭載した状態の側面図である。 船外機のエンジンの左側面図である。 船外機のエンジンの右側面図である。 船外機のエンジンの平面図である。 船外機のエンジンを進行方向後方から見た側面図である。 船外機の燃料タンクを取り外したエンジンの平面図である。 図2のVII−VII線に沿う断面図である。
符号の説明
1 船体
2 トランサムボード
4 チルト軸
10 クランプブラケット
11 前側ステー
12 後側ステー
20 クランプスクリュ機構
30 スイベルブラケット
33 スイベルブラケットカバー
50 推進ユニット
51 支持筒
52 プロペラ
53 動力伝達機構
60 エンジン 61 エンジン本体
65 キャブレタ
70 変速ユニット
71 変速機構
80 スロットル操作機構
81 スロットルレバー
82 第1スロットルロッド
83 第2スロットルロッド
84 支持リンク
85 操作リンク
90 燃料タンク
90e 燃料配管
91 前側支持ステー
92 側部支持ステー
160 チルトストッパ機構

Claims (5)

  1. 船舶に推進ユニットが支持され、前記推進ユニットに航走方向を変える操舵操作を行うマニュアルハンドルを備える船外機において、
    前記推進ユニットのエンジン本体の上方位置に配置した燃料タンクと、
    前記燃料タンクと燃料配管によって接続した燃料供給装置と、
    前記燃料供給装置のスロットル弁の開度を操作するスロットルレバーを含むスロットル操作機構とを備え、
    前記エンジン本体及び前記燃料タンクが露出し、
    前記スロットルレバーを前記船舶が前進する進行方向を基準として前側で、かつ前記燃料タンクの下側位置に配置し、
    前記スロットルレバーは前記エンジン本体のマニュアルハンドル側に固定された取付プレートに回転軸を支点に回転可能に支持され、
    前記スロットルレバーは、マニュアルハンドル側において前記マニュアルハンドルとは別の位置で、前記燃料タンクと前記マニュアルハンドルの間に配置され、
    前記スロットルレバーのスロットル操作と、前記マニュアルハンドルのハンドル操作とが独立であることを特徴とする船外機。
  2. 前記マニュアルハンドルを、船外機の左右の舷の一方に配置し、
    前記スロットルレバーを、前記推進ユニットの前記マニュアルハンドル側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 前記スロットル弁の開閉動に対応する前記スロットルレバーの回動方向は、 前側に倒すと開き位置となることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船外機。
  4. 前記スロットルレバーと、前記スロットル弁に設けた操作リンクとの間に、支持リンクを備え、
    前記スロットルレバーと、前記支持リンクとを第1のスロットルロッドで接続し、
    前記操作リンクと、前記支持リンクとを第2のスロットルロッドで接続し、
    前記支持リンクを支点として前記スロットルレバーの操作力を前記操作リンクに伝えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の船外機。
  5. 前記支持リンクは、吸気管に形成したリンク支持部に軸支したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の船外機。
JP2006048781A 2006-02-24 2006-02-24 船外機 Expired - Fee Related JP4998973B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006048781A JP4998973B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 船外機
PCT/JP2006/317690 WO2007097057A1 (en) 2006-02-24 2006-08-31 Outboard motor with fuel tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006048781A JP4998973B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 船外機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007223513A JP2007223513A (ja) 2007-09-06
JP4998973B2 true JP4998973B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=38545716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006048781A Expired - Fee Related JP4998973B2 (ja) 2006-02-24 2006-02-24 船外機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4998973B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4731594Y1 (ja) * 1969-06-09 1972-09-21
JPS5722997A (en) * 1980-07-16 1982-02-06 Sanshin Ind Co Ltd Outboard engine
JPS60195936U (ja) * 1984-06-08 1985-12-27 株式会社 丸山製作所 動力刈払機における燃料タンクの機枠への取付装置
JPS6419024U (ja) * 1987-07-24 1989-01-31
JPH1018841A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Sanshin Ind Co Ltd 船外機の排気構造
JPH1134985A (ja) * 1997-07-17 1999-02-09 Sanshin Ind Co Ltd 船外機
JP3871124B2 (ja) * 2002-06-17 2007-01-24 本田技研工業株式会社 防護枠型内燃機関作業機
JP2004346874A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Honda Motor Co Ltd エンジン駆動作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007223513A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7677938B2 (en) Tiller arm
US7442104B2 (en) Steering handlebar for outboard motor
JP4187125B2 (ja) 船外機
JP3999846B2 (ja) 船外機の取り扱い用ハンドル構造
JP4283627B2 (ja) 船外機
JP4998973B2 (ja) 船外機
JP4919322B2 (ja) 船外機
JP4201149B2 (ja) 船外機
EP1917183B1 (en) Boat-propelling machine
JP4519366B2 (ja) 船外機のチルト機構
JP3980939B2 (ja) 船外機
JP4828846B2 (ja) 船外機
JPH0948396A (ja) 船舶用推進機の前後進切換装置
JP3762372B2 (ja) 船外機
JPH1018841A (ja) 船外機の排気構造
JP2019001209A (ja) 船外機の操舵ハンドル
JP4279636B2 (ja) 船外機
JP2865173B2 (ja) 小型船のウォータジェット推進装置
JP4836605B2 (ja) 船外機の支持装置
JP2023125087A (ja) 船外機および船舶
JP4063948B2 (ja) 船外機の取り扱い用ハンドル構造
JP4843950B2 (ja) 船外機のチルトアップ規制装置
JPH08239092A (ja) 船外機
JP4579153B2 (ja) 船外機
WO2007097057A1 (en) Outboard motor with fuel tank

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120224

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4998973

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees