JP4919322B2 - 船外機 - Google Patents

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Description

この発明は、船舶に備えられる船外機に関する。
従来の船外機には、船舶のトランサムボードにクランプブラケットが固定され、クランプブラケットにスイベルブラケットがチルト軸を介して回動可能に連結され、スイベルブラケットを介して推進ユニットが支持されるものがある。この推進ユニットは、推進の駆動力を得るエンジン本体と、このエンジン本体に燃料を供給する燃料タンクとを有するものがあるが、例えばエンジン本体がカウルに覆われており、燃料タンクはエンジン本体を覆うカウル中に収まるような形状に形成され、エンジン本体の気筒上部に配置されている(特許文献1)。
特開昭57-22997号公報
このような船外機では、コストを低減するためにカウルを廃止することが考えられるが、従来の燃料タンクの形状や配置構造では、カウルを廃止すると、船外機を取り外して横置き時などでは、プロテクターとしてのカウルがないため燃料タンクやエンジンが障害物と干渉する虞がある。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、カウルを廃止して船外機のコストの低減を図ると共に、燃料タンクの保護が可能な船外機を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、船舶のトランサムボードにクランプブラケットが固定され、 前記クランプブラケットにスイベルブラケットがチルト軸を介して回動可能に連結され、前記スイベルブラケットを介して推進ユニットが支持され、この推進ユニットは、推進の駆動力を得るエンジン本体と、このエンジン本体に燃料を供給する燃料タンクと、を有する船外機において、
前記船舶が前進する進行方向を基準として前記エンジン本体の左右両側に側部支持ステーを取り付け、
前記左右両側の側部支持ステーは、前記エンジン本体の上部まで伸び、さらに上部から後方に延び、
前記左右両側の側部支持ステーにより、
前記エンジン本体の上方位置に配置した前記燃料タンクの側部を支持し、
前記エンジン本体の上部にフライホイルマグネトカバーを配置し、
前記船舶が前進する進行方向を基準として前側で前記フライホイルマグネトカバーの上部に前側支持ステーを取り付け、
前記前側支持ステーにより、
前記エンジン本体の上方位置に配置した前記燃料タンクの前部を支持し、
前記前側支持ステーの取付位置は、船舶が前進する進行方向を基準として前側で、かつ船外機の重心位置より前側であることを特徴とする船外機である。
請求項に記載の発明は、前記エンジン本体は、
前記船舶が前進する進行方向を基準として前側にフライホイルマグネトカバーを有し、
前記燃料タンクは、タンク底部に前記フライホイルマグネトカバーとの干渉を避ける底部凹み部を有することを特徴とする請求項1に記載の船外機である。
請求項に記載の発明は、前記エンジン本体の上方と、前記燃料タンクのタンク底部との間に空間を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船外機である。
請求項に記載の発明は、
前記左右両側の側部支持ステーは、
前記燃料タンクのタンク側部中央付近からタンク後側へ略水平に伸びることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項に記載の発明は、前記燃料タンクは、
前記底部凹み部の近傍に燃料取出口を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項に記載の発明は、前記燃料タンクの重心位置を、前記チルト軸よりも後方に設定したことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項に記載の発明は、前記燃料タンクは、ブロー成形により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の船外機である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、左右両側の側部支持ステー及び前側支持ステーにより、エンジン本体の上方位置に配置した燃料タンクの側部を支持することで、燃料タンクをバランスよく支持することができる。また、左右両側の側部支持ステーが、後進時の保持ハンドル、チルトアップ時の手掛け活用、及び推進機の横置き時のエンジン部位が直接地面に接触しないようなプロテクターとして機能することができる。
請求項に記載の発明では、エンジン本体は、前側にフライホイルマグネトカバーを有し、燃料タンクのタンク底部にフライホイルマグネトカバーとの干渉を避ける底部凹み部を有することで、チルトアップした状態でエンジンを運転する時燃料タンクの底部凹み部に燃料が溜まり、燃料残量を最小限迄、エンジン側へ供給でき、燃料タンクの実質容量を大きく増すことができる。
請求項に記載の発明では、エンジン本体の上方と、燃料タンクのタンク底部との間に空間を形成したことで、使用後に特にエンジン部分を水洗いする場合、洗う部分がほとんど露出し、かつ空間を有することで、エンジン本体まで全体を洗うことができ、メンテナンス性が飛躍的に向上する。
請求項に記載の発明では、左右両側の側部支持ステーが燃料タンクのタンク側部中央付近からタンク後側へ略水平に伸びており、後進時の保持ハンドル、チルトアップ時の手掛け活用、及び推進機の横置き時のエンジン部位が直接地面に接触しないようなプロテクターとして機能することができる。
請求項に記載の発明では、燃料タンクは底部凹み部の近傍に燃料取出口を有するから、チルトアップした状態でエンジンを運転する時、燃料タンクの底部凹み部に燃料が溜まり、燃料取出口から燃料残量が最小限迄、エンジン側へ供給でき、燃料タンクの実質容量を大きく増すことができる。
請求項に記載の発明では、燃料タンクの重心位置を、チルト軸よりも後方に設定することで、通常の航走姿勢では、船外機が正立状態を維持することができる。
請求項に記載の発明では、燃料タンクがブロー成形により形成され、左右両側の側部支持ステーや前側支持ステーの取付部がブロー成形型の合面部分に容易に一体に形成される。
以下、この発明の船外機の実施の形態について説明するが、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
図1は船舶に船外機を搭載した状態の側面図、図2は船外機のエンジンの左側面図、図3は船外機のエンジンの右側面図、図4は船外機のエンジンの平面図、図5は船外機のエンジンを進行方向後方から見た側面図、図6は船外機の燃料タンクを取り外したエンジンの平面図、図7は図2のVII−VII線に沿う断面図である。この実施の形態では、船舶が前進する進行方向を基準として前側、後側、右側、左側とする。
まず、図1において、船舶は、船体1の後部にトランサムボード2を有し、このトランサムボード2には、クランプブラケット10がクランプスクリュ機構20により固定されている。クランプブラケット10には、スイベルブラケット30がチルト軸4を介して回動可能に連結されている。スイベルブラケット30には、推進ユニット50の支持筒51が上下のスイベルブラケットカバー33を介して旋回可能に支持されている。
支持筒51の下部には上ケーシング157が取り付けられ、この上ケーシング157の下端に下ケーシング158が取り付けられている。上ケーシング157には、ドライブ軸53aが配置されている。また、下ケーシング158には、動力伝達ギヤユニット53b及びプロペラ軸53cが配置され、このプロペラ軸53cにはプロペラ52が設けられている。
一方、支持筒51の上部には、4サイクルのエンジン60が変速ユニット70を介して設けられている。このエンジン60は空冷式であり、エンジン60の動力は変速ユニット70に内蔵された変速機構71により減速され、支持筒51から上ケーシング157、下ケーシング158に内蔵された動力伝達機構53を構成するドライブ軸53a、動力伝達ギヤユニット53b、プロペラ軸53cを介してプロペラ52へ伝達され、このプロペラ52の回転で推進力を得ている。
エンジン60は、エンジン本体61を有し、このエンジン本体61は気筒62を後方に向けて配置されている。気筒62の上部には吸気管63が接続され、この吸気管63にエアクリーナ64が接続されている。吸気管63にはキャブレタ65が配置され、このキャブレタ65のスロットル弁86はスロットル操作機構80によって操作され、燃料の供給量を制御する。気筒62の下部には排気管265が接続され、この排気管265にマフラ266が接続され、排気ガスが空中排気される。
スロットル操作機構80は、図1、図2、図6、図7に示すように、スロットルレバー81、第1スロットルロッド82、第2スロットルロッド83、支持リンク84及び操作リンク85を有する。スロットルレバー81は取付プレート87に回転軸88を支点に回転可能に支持され、このスロットルレバー81に第1スロットルロッド82の一端が係止され、第1スロットルロッド82の他端が支持リンク84に係止されている。また、支持リンク84には、第2スロットルロッド83の一端が係止され、第2スロットルロッド83の他端は操作リンク85に係止され、操作リンク85はスロットル弁86に固定されている。スロットルレバー81を手前に引き前側に倒すことで、第1スロットルロッド82、支持リンク84、第2スロットルロッド83、操作リンク85を介してスロットル弁86を開き方向に回転し、一方スロットルレバー81を戻すことで、スロットル弁86を初期位置の閉じ位置に戻すことができる。
前記取付プレート87はエンジン本体61の右側部にボルト188により締め付け固定され、スロットルレバー81の回転を規制するストッパ89を有し、スロットルレバー81の爪部81aが当接することで引き方向の操作位置規制を行なう。また、支持リンク84は吸気管63に一体に形成された支持部63aに回転可能に支持されている。この実施の形態では、図1、図2及び図6に示すように、エンジン本体61の気筒62部分が進行方向前側と反対側即ち乗船者から最も遠い位置に配置され、スロットルレバー81は船舶が前進する進行方向を基準として前側で、かつ燃料タンク90の下側位置で、しかも平面視でエンジン60のシリンダ軸線L10上である中央より左側のマニュアルハンドル側に配置されている。
エンジン本体61の上部には、図1乃至図5に示すように、燃料タンク90が配置されている。この燃料タンク90の製法は、プレス成形されたタンク上部材とタンク下部材を溶接して製作するか、ブロー成形型を用いて成形する樹脂ブロー成形法などで形成することができる。この実施の形態では、燃料タンク90が樹脂のブロー成形で形成され、海水及び塩水飛散状態での使用でも腐食することなくエンジン高寿命化に低コストで貢献できる。また、燃料タンク90は、左右両側に突出して形成された取付部90aと、前側に突出して形成された左右一対の取付部90bとを有し、この取付部90a及び取付部90bはブロー成形型の上型と下型との合わせによって形成される合面部分90jと同じ位置に容易に一体に形成される。
また、燃料タンク90は、タンク底部90hにフライホイルマグネトカバー93との干渉を避ける底部凹み部90kを有し、この底部凹み部90kは前側から中央部まで形成されている。底部凹み部90kの近傍には、燃料取出口90fが形成されている。
この燃料タンク90の後側両側部は、左右一対の側部支持ステー91によってエンジン本体61の左右両側部に支持され、燃料タンク90の前側は、1個の前側支持ステー92によってエンジン本体61のフライホイルマグネトカバー93に支持されている。フライホイルマグネトカバー93は、エンジン本体61の船舶が前進する進行方向を基準として前側に配置され、燃料タンク90とフライホイルマグネトカバー93との間には所定の空間190を有している。このようにして、エンジン本体61の上方と、燃料タンク90のタンク底部90hとの間に空間190を形成し、しかも燃料タンク90がエンジン本体61の側面へ覆い被さることの無い形状となっている。フライホイルマグネトカバー93の前側からリコイルスタータ100を起動するスタータハンドル101が突出しており、乗船者が前側からスタータハンドル101を引っ張り、容易にエンジン60を起動できるようになっている。
左右一対の側部支持ステー91はそれぞれL字状に形成され、エンジン本体61の上部まで延び、さらに上部から後方に延びている。上下方向に延びる取付部91aがボルト94によりエンジン本体61の左右両側部に取り付けられ、後方に延びる支持部91bにはブラケット91cが溶接され、このブラケット91cに燃料タンク90の左右両側の取付部90aがボルト95により締め付け固定されている。
前側支持ステー92は左右両側に延びるように形成され、フライホイルマグネトカバー93の前側の上部に溶接などで固定されている。この前側支持ステー92には、燃料タンク90の前側に形成された左右一対の取付部90bがボルト96により締め付け固定されている。前側支持ステー92の取付位置は、船舶が前進する進行方向を基準として前側であり、船外機の重心位置Gより前側、さらに図4に示すように、クランク軸99より前側が燃料タンク90を一層安定して支持できて好ましい。このように、左右両側の側部支持ステー91と前側支持ステー92とにより、エンジン本体61の上方位置に配置した燃料タンク90の側部を支持しており、左右両側の側部支持ステー91は、燃料タンク90のタンク側部中央付近からタンク後側へ略水平に延びている。
燃料タンク90の上位部には燃料タンクキャップ90cが設けられ、この燃料タンクキャップ90cを取り外して燃料が供給される。また、燃料タンク90の右側下部には、燃料取出口90fと連通して燃料コック90dが設けられ、この燃料コック90dを開くことで燃料が燃料取出口90fから燃料供給パイプ90eを介してキャブレタ65に供給される。燃料タンク90の重心位置G2は、チルト軸4よりも後方に設定しており、通常の航走姿勢では、船外機が正立するような荷重位置となっている。
エンジン本体61の左側下部には、ハンドル取付部110がボルト111によって締め付け固定されている。このハンドル取付部110には、マニュアル操作ハンドル112が回転軸113を支点に回転可能に設けられている。このマニュアル操作ハンドル112の位置調整は、基部112aに設けられた円弧状溝112bの所定位置に位置決めボルト114を締め付け固定することで行なわれ、使用時には前側に倒した状態とし、使用しないときには起てた状態とする。このマニュアルハンドル112は、船外機の左右の舷の一方に配置され、この実施の形態では、図1、図2及び図6に示すように、船外機の左の舷に配置されている。
この船外機は、スイベルブラケット30の前側端部30aがクランプブラケット10に固定したストッパ211に当接しており、チルト軸4を支点にチルトアップ可能になっている。また、図1の船外機は前進状態を示しており、後進するときは、推進ユニット50を支持筒51の軸中心周りを回動させて前後反転させる。この前後反転により推進ユニット50の支持筒51に固定した浮き上がり防止爪120を、クランプブラケット10に固定した支持片121に係合させ、プロペラ52の推進力によって推進ユニット50が浮き上がることがないようにする。
また、この船外機は、推進ユニット50のエンジン60がカウルによって覆われていないために、海や湖などで使用した場合にはエンジン60に直接海水や水がかかるが、逆に外部から水をかけて洗浄することが容易である。また、燃料タンク90がエンジン本体61の上方に空間190を形成して配置されているために、空間190まで容易に水洗いすることができる。
この船外機は、浅瀬航走する際などには、プロペラ52を水面上に出すために乗船者は側部支持ステー91を手前に引くことで、推進ユニット50がチルト軸4を支点に上方に回転してチルトアップすることができる。チルト軸4は、トランサムボード2の後方で、かつ上端部2aより下方位置に配置され、チルト軸4の位置と船外機の重心位置Gとの距離L1が短縮されるため、船外機のチルトアップ時の荷重を大きく低減できる。したがって、乗船者が手でエンジン50を手前に引き、推進ユニット50を容易にチルトアップ状態にすることができる。
この実施の形態のエンジン本体61は、前側にフライホイルマグネトカバー93を有し、燃料タンク90のタンク底部90hにフライホイルマグネトカバー93との干渉を避ける底部凹み部90kを有しており、燃料タンク90のタンク形状は、進行方向下側を凹ませて、後ろ側に容量ボリューム持たせる形状となっている。このように、推進ユニット50の上部に比較的重量物である燃料タンク90が配置されるが、チルト軸4の位置と船外機の重心位置Gとの関係は、推進ユニット50がチルトダウン回転する方向のモーメントが発生する位置関係に設定されている。
また、燃料タンク90の燃料を満タンにすると重量がかさむが、左右両側の側部支持ステー91と前側支持ステー92とにより、エンジン本体61の上方位置に配置した燃料タンク90の側部を支持することで、燃料タンク90を側部支持ステー91と前側支持ステー92とによりバランスよく支持することができる。また、左右両側の側部支持ステー91が燃料タンク90のタンク側部中央付近からタンク後側へ略水平に延び、後進時の保持ハンドル、チルトアップ時の手掛け活用、及び推進機の横置き時のエンジン部位が直接地面に接触しないようなプロテクターとして機能することができる。
また、チルトアップした状態でエンジン60を運転する場合は、燃料タンクの底部凹み部90kに燃料が溜まり、底部凹み部90kの近傍に設けた燃料取出口90fから燃料残量が最小限迄、エンジン側へ供給でき、燃料タンク90の実質容量を大きく増すことができる。
また、使用後に特にエンジン部分を水洗いする場合は、エンジン本体61の前側、後側、左右両側、下部、さらには上部まで洗う部分がほとんど露出しており、容易に水洗いすることができる。しかも、エンジン本体61の上方と、燃料タンク90のタンク底部90hとの間に空間190を形成したことで、空間190からエンジン本体61の上部や燃料タンク90のタンク底部90hまで確実に洗うことができ、メンテナンス性が飛躍的に向上する。
この発明は、船舶に備えられる船外機に適用でき、カウルを廃止してエンジン本体を水洗いができ、かつ燃料タンクの保護が可能である。
船舶に船外機を搭載した状態の側面図である。 船外機のエンジンの左側面図である。 船外機のエンジンの右側面図である。 船外機のエンジンの平面図である。 船外機のエンジンを進行方向後方から見た側面図である。 船外機の燃料タンクを取り外したエンジンの平面図である。 図2のVII−VII線に沿う断面図である。
符号の説明
1 船体
2 トランサムボード
4 チルト軸
10 クランプブラケット
11 前側ステー
12 後側ステー
20 クランプスクリュ機構
30 スイベルブラケット
33 スイベルブラケットカバー
50 推進ユニット
51 支持筒
52 プロペラ
53 動力伝達機構
60 エンジン
61 エンジン本体
70 変速ユニット
71 変速機構
90 燃料タンク
91 前側支持ステー
92 側部支持ステー
160 チルトストッパ機構

Claims (7)

  1. 船舶のトランサムボードにクランプブラケットが固定され、前記クランプブラケットにスイベルブラケットがチルト軸を介して回動可能に連結され、前記スイベルブラケットを介して推進ユニットが支持され、この推進ユニットは、推進の駆動力を得るエンジン本体と、このエンジン本体に燃料を供給する燃料タンクと、を有する船外機において、
    前記船舶が前進する進行方向を基準として前記エンジン本体の左右両側に側部支持ステーを取り付け、
    前記左右両側の側部支持ステーは、前記エンジン本体の上部まで伸び、さらに上部から後方に延び、
    前記左右両側の側部支持ステーにより、
    前記エンジン本体の上方位置に配置した前記燃料タンクの側部を支持し、
    前記エンジン本体の上部にフライホイルマグネトカバーを配置し、
    前記船舶が前進する進行方向を基準として前側で前記フライホイルマグネトカバーの上部に前側支持ステーを取り付け、
    前記前側支持ステーにより、
    前記エンジン本体の上方位置に配置した前記燃料タンクの前部を支持し、
    前記前側支持ステーの取付位置は、船舶が前進する進行方向を基準として前側で、かつ船外機の重心位置より前側であることを特徴とする船外機。
  2. 前記エンジン本体は、
    前記船舶が前進する進行方向を基準として前側にフライホイルマグネトカバーを有し、
    前記燃料タンクは、
    タンク底部に前記フライホイルマグネトカバーとの干渉を避ける底部凹み部を有することを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 前記エンジン本体の上方と、前記燃料タンクのタンク底部との間に空間を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船外機。
  4. 前記左右両側の側部支持ステーは、
    前記燃料タンクのタンク側部中央付近からタンク後側へ略水平に伸びることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の船外機。
  5. 前記燃料タンクは、
    前記底部凹み部の近傍に燃料取出口を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の船外機。
  6. 前記燃料タンクの重心位置を、前記チルト軸よりも後方に設定したことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の船外機。
  7. 前記燃料タンクは、ブロー成形により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の船外機。
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