JPH06103355B2 - 中性子束モニタハウジングの補修方法 - Google Patents

中性子束モニタハウジングの補修方法

Info

Publication number
JPH06103355B2
JPH06103355B2 JP63257215A JP25721588A JPH06103355B2 JP H06103355 B2 JPH06103355 B2 JP H06103355B2 JP 63257215 A JP63257215 A JP 63257215A JP 25721588 A JP25721588 A JP 25721588A JP H06103355 B2 JPH06103355 B2 JP H06103355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure vessel
reactor pressure
neutron flux
monitor housing
flux monitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63257215A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02105097A (ja
Inventor
孝一 黒沢
英世 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP63257215A priority Critical patent/JPH06103355B2/ja
Publication of JPH02105097A publication Critical patent/JPH02105097A/ja
Publication of JPH06103355B2 publication Critical patent/JPH06103355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原子力発電プラントの供用期間中に原子炉圧
力容器(以下、単にRPVという。)内の中性子束モニタ
ハウジング(以下、単にICMハウジングという。)の補
修方法に係り、特に補修後の信頼性のよい取替えが比較
的容易に行えるICMハウジングの補修方法に関する。
〔従来の技術〕
沸騰水型原子炉のRPVのICMハウジング3は第4図に示す
ような構造とされている。即ちRPV1の内面はインコネル
材等で肉盛溶接1Bされ、特に溶接肉盛座2は円筒状で小
高く施されて貫通孔1A上端に位置している。RPV1の下鏡
1Dの壁を貫通したICMハウジング3がこの溶接肉盛座2
に溶接部4を介して溶着されている。
従来型の沸騰水型原子炉のICMハウジング3は材質がSUS
304系の鋼管を使用しており、ICMハウジング3の溶接部
4、又はその近傍に万一貫通亀裂が発生し、炉水が漏洩
する可能性がある場合を想定して、耐応力腐食割れ性の
高い低炭素料含有ステンレス鋼管に取替える方法をあら
かじめ確立しておく必要がある。
ICMハウジングの補修については、特開昭56−82696号公
報に記載されており、その補修後のICMハウジングの構
造を第2図に示す。第2図に示すように特開昭56−8269
6号公報に記載のICMハウジング補修方法はシールとして
円筒状のスリーブをRPV下鏡1DとSUS304系の既設ICMハウ
ジング3との間で溶接して備えるという比較的容易な工
法である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のICMハウジングの補修は、SUS304系の既設ICMハウ
ジング3を原子炉圧力バウンダリに残すため恒久対策工
法とは考えられない。そこで、原子炉圧力バウンダリに
既設ICMハウジング3を残さない補修後の信頼性の高い
恒久対策工法を確立する必要がある。
本発明の目的は、ICMハウジングの補修を比較的容易に
行え、しかも補修後のICMハウジングの信頼性を向上で
きる恒久対策工法であるICMハウジングの補修方法を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明の第1手段は、原子炉圧力容
器の内面に取付けられた円筒状の溶接肉盛座内に前記原
子炉圧力容器の壁を貫通して挿入されて前記溶接肉盛座
と溶接部で結合された円筒状の既設中性子束モニタハウ
ジングを備えた原子炉において、前記既設中性子束モニ
タハウジングに連なる中性子束モニタ案内管に前記原子
炉圧力容器内の炉水を遮断する水シールキヤツプを施
し、さらに前記既設中性子束モニタハウジングの補修部
分周りに前記原子炉圧力容器内の炉水を遮断する円筒状
の仮設シール装置を設け、前記既設中性子束モニタハウ
ジングの前記溶接部および前記溶接部の上方部を遠隔操
作式の切断加工装置により切断し、切断された前記既設
中性子束モニタハウジングを前記原子炉圧力容器外に除
去し、前記原子炉圧力容器下方より前記原子炉圧力容器
の壁を貫通させて遠隔操作式の溶接機を挿入して前記既
存の溶接肉盛座に肉盛溶接し、さらに前記原子炉圧力容
器下方より前記原子炉圧力容器の壁を貫通させて前記遠
隔操作式の切断加工装置を挿入し、前記溶接部肉盛の内
面加工を行い、さらに前記原子炉圧力容器に残存した前
記既存中性子束モニタハウジング部分下端の開先加工を
行い、次に前記原子炉圧力容器下方より原子炉圧力容器
の壁を貫通させて新規中性子束モニタハウジングの一部
となる低炭素量含有ステンレス鋼製の短管を挿入し、前
記溶接機により前記原子炉圧力容器に残存した前記既存
中性子束モニタハウジングの開先部分と前記短管との溶
接および前記溶接肉盛座と短管との溶接をそれぞれ行
い、さらに前記原子炉圧力容器下方より前記原子炉圧力
容器を貫通させて低炭素量含有の新規中性子束モニタハ
ウジングを挿入して前記溶接機により前記既存の溶接肉
盛に溶接することを特徴とする中性子束モニタハウジン
グの補修方法であり、第2手段は、第1手段の前記円筒
状の溶接肉盛座が円筒状スタブチユーブであることを特
徴とする中性子束モニタハウジングの補修方法であり、
第3手段は、原子炉圧力容器の内面に取付けられた円筒
状の溶接肉盛座内に前記原子炉圧力容器の壁を貫通して
挿入されて前記溶接肉盛座と溶接部で結合された円筒状
の既設中性子束モニタハウジングを備えた原子炉におい
て、前記原子炉圧力容器内の炉水を排除し、前記既設中
性子束モニタハウジングの前記溶接部および前記溶接部
の上方部を遠隔操作式の切断加工装置により切断し、切
断された前記既設中性子束モニタハウジングを前記原子
炉圧力容器外に除去し、前記原子炉圧力容器下方より前
記原子炉圧力容器の壁を貫通させて遠隔操作式の溶接機
を挿入して前記既存の溶接肉盛座に肉盛溶接し、さらに
前記原子炉圧力容器下方より前記原子炉圧力容器の壁を
貫通させて前記遠隔操作式の切断加工装置を挿入し、前
記溶接部肉盛の内面加工を行い、さらに前記原子炉圧力
容器に残存した前記既存中性子束モニタハウジング部分
下端の開先加工を行い、次に前記原子炉圧力容器下方よ
り原子炉圧力容器の壁を貫通させて新規中性子束モニタ
ハウジングの一部となる低炭素量含有ステンレス鋼製の
短管を挿入し、前記溶接機により前記原子炉圧力容器に
残存した前記既存中性子束モニタハウジングの開発部分
と前記短管との溶接および前記溶接肉盛座と短管との溶
接をそれぞれ行い、さらに前記原子炉圧力容器下方より
前記原子炉圧力容器を貫通させて低炭素量含有の新規中
性子束モニタハウジングを挿入して前記溶接機により前
記既存の溶接肉盛座に溶接することを特徴とする中性子
束モニタハウジングの補修方法である。
〔作用〕
上記第1手段では、RPVの内側に固設された溶接肉盛座
内に前記RPVの壁を貫通して挿入され、前記溶接肉盛座
と溶接部において固設されたICMハウジングを取替える
方法として、ICMハウジングの補修部分を水シールキヤ
ツプと仮設シール装置でRPV内の炉水からシールし、前
記溶接部と前記溶接部の上部においてICMハウジングを
内側から切断し、切断されたICMハウジングを取除き、
その代り耐応力腐食割れ感受性の高い低炭素量含有ステ
ンレス鋼管によつて製作された、ICMハウジングを前記
のRPVの壁を貫通させて前記肉盛座に内面からの溶接に
よつて固設するようにして、ICMハウジングの補修を行
うようにできるものである。
上記第2手段では、RPVの内側に固設された円筒状スタ
ブチユーブに前記RPVの壁を貫通して挿入され、前記溶
接肉盛座と溶接部において固設されたICMハウジングを
取替える方法とが第1手段と同じ作用で成される。
上記第3手段では、RPVの内側に固設された溶接肉盛座
内に前記RPVの壁を貫通して挿入され、前記溶接肉盛座
と溶接部において固設されたICMハウジングを取替える
方法として、RPV内の炉水を排除して炉水に対するシー
ルを不用と成した上で前記溶接部と前記溶接部の上部に
おいてICMハウジングを内側から切断し、切断されたICM
ハウジングを取除き、その代り耐応力腐食割れ感受性の
高い低炭素量含有ステンレス鋼管によつて製作された、
ICMハウジングを前記のRPVの壁を貫通させて前記肉盛座
に内面からの溶接によつて固設するようにして、ICMハ
ウジングの補修を炉水に対するシール無しに行うように
できるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の各実施例を図面を参照して説明する。
第4図は、ICMハウジング3がRPV下鏡1Dに固設された状
態の断面図を示す。RPV下鏡1Dの内面にはインコネルの
肉盛部1Bが形成されており、この肉盛部1B上に溶接肉盛
座2が肉盛溶接されている。前記ICMハウジング3は前
記RPV下鏡1Dを貫通して前記スタブチユーブ2に溶接4
によつて固設されている。第3図は、補修後の沸騰水型
原子炉のRPVを示す。RPV1はRPV胴体1C、RPV下鏡1Dおよ
びRPV上蓋(図示せず)から構成されている。RPV1はス
カート5によつて原子炉格納容器のペデスタル(図示せ
ず)上に固設されている。ICMハウジング3は前記RPV下
鏡1Dに固設されている。
第5図は、本発明の一実施例によるICMハウジング3の
補修中の全体概要を示す。第6図〜第12図は本発明の一
実施例によるICMハウジング3の補修方法の手順を示
す。まず第5図に示すように、補修対象となるICMハウ
ジング3にRPV1上方より水シール装置7を設置する。次
に炉心支持板6の穴にさし込まれている中性子束モニタ
案内管8上部の孔を水シールキヤツプ9により栓をす
る。次に水シールキヤツプ9、中性子モニタ案内管8お
よび中性子モニタ案内管8に溶接付けされたICMハウジ
ング3で囲まれた部分の水を抜く。この抜き方について
は、ICMハウジング3の下部フランジを外すことにより
落水させることも一案として考えられる。さらに水シー
ル装置7とICMハウジング3で囲まれた部分の水を抜
く。水シール装置7とICMハウジング3で囲まれた部分
の水を抜く時期は、第7図に示す切断時にその切断口か
ら落水させるようにしても良い。次に、第5図および第
6図に示すようにICMハウジング3の下端からその内部
に遠隔操作式の加工機10を挿入する。この遠隔式の加工
機10にはICMハウジング3切断および開先加工用のヘツ
ド10Aが装着されている。このヘツド10Aの円周方向の回
転運動と半径方向の送り運動および加工機軸方向送り運
動によつてICMハウジング3の切断および開先加工等を
行うことが出来る。次に第7図に示すように溶接肉盛座
2とICMハウジング3の溶接部4を外した切断位置3Bま
でL1の幅あるいはL2の幅を遠隔式の加工機10により削り
とつてICMハウジング3を切断する。その後に、溶接部
4に固着された部分のICMハウジング3をRPV1下方へ抜
きとつたのちに前記溶接部4の開先加工および仕上加工
を行う。ICMハウジング3を切断してもICMハウジング3
が中性子束モニタ案内管8に溶接されており、その案内
管8が隣接する案内管から図示していないスタビライザ
で支持されるので崩れ落ちることは無い。さらに第8図
により残つた既設ICMハウジング3Aを3Cの位置で前記遠
隔式の加工機10で切断しあるいは削り取して前記RPV1の
下方へ既設ICMハウジングの位置3C以下を引き抜く。次
に第5図および第9図に示すように遠隔式の自動溶接機
11を前記RPV1下方より挿入し既存の溶接肉盛座2外表面
に肉盛溶接12を行う。さらに第10図に示すように前記遠
隔式の加工機10により前記肉盛溶接12部を加工し、さら
には残されたICMハウジング3A下端に開先加工を行う。
次に第11図に示すように新しく製作された低炭素ステン
レス鋼製の短管14を前記RPV1下方より挿入し、前記遠隔
式の自動溶接機11で残されたICMハウジング3Aと溶接部1
3により溶接される。さらに前記遠隔式の自動溶接機11
により前記短管14を溶接肉盛座2又は溶接部4又は肉盛
溶接12部に溶接部15によつて溶接される。次に第12図に
示すように新しく製作された低炭素含有の新規ICMハウ
ジング17をRPV1下方より挿入して遠隔操作式の自動溶接
機11で溶接部15へ溶接部16で溶接される。このようにし
てICMハウジング3の溶接部4又はその近傍に万一貫通
亀裂が発生し、RPV1内の冷却材がICMハウジング3と肉
盛り溶接座2およびRPV下鏡1Dとの間の隙間を通つて漏
洩する可能性が生じた場合でも、比較的簡単に新しいIC
Mハウジングに交換できる。
第1図は、以上のような手順により補修を行つた補修後
のICMハウジングを示している。
次に、本発明の第2の実施例を第13図〜第20図を参照し
て説明する。
第13図は、ICMハウジングの補修方法の第2の実施例の
全体概要を示す。第14図〜第20図は本発明の第2の実施
例によるICMハウジング3の補修作業手順を第14図から
順番に示す。
まず、RPV1内の炉水をRPVドレンライン(図示せず)に
より抜いて、次に、第13図および第14図に示すようにIC
Mハウジング3の下端からその内部に遠隔操作式の加工
機10を挿入する。この遠隔式の加工機10にはICMハウジ
ング3切断および開先加工用のヘツド10Aが装着されて
いる。このヘツド10Aの円周方向の回転運動と半径方向
の送り運動および加工機軸方向送り運動によつてICMハ
ウジング3の切断および開先加工等を行うことが出来
る。次に第15図に示すように溶接肉盛座2とICMハウジ
ング3の溶接部4を外した切断位置3BまでL1の幅あるい
はL2の幅を遠隔式の加工機10により削りとつてICMハウ
ジング3を切断する。その後に、溶接部4に固着された
部分のICMハウジング3をRPV1下方へ抜きとつたのちに
前記溶接部4の開先加工および仕上加工を行う。ICMハ
ウジング3を切断してもICMハウジング3が中性子束モ
ニタ案内管8に溶接されており、その案内管8が隣接す
る案内管から図示していないスタビライザで支持される
ので崩れ落ちることは無い。さらに第15図により残つた
既設ICMハウジング3Aを3Cの位置で前記遠隔式の加工機1
0で切断しあるいは削り取つて前記RPV1の下方へ既設ICM
ハウジングの位置3C以下を引き抜く。次に第17図に示す
ように遠隔式の自動溶接機11を前記RPV1下方より挿入し
既存の溶接肉盛座2外表面に肉盛溶接12を行う。さらに
第18図に示すように前記遠隔式の加工機10により前記肉
盛溶接12部を加工し、さらには残されたICMハウジング3
A下端に開先加工を行う。次に第19図に示すように新し
く製作された低炭素ステンレス鋼製の短管14を前記RPV1
下方より挿入し、前記遠隔式の自動溶接機11で残された
ICMハウジング3Aと溶接部13により溶接される。さらに
前記遠隔式の自動溶接機11により前記短管14を溶接肉盛
座2又は溶接部4又は肉盛溶接12部に溶接部15によつて
溶接される。次に第20図に示すように新しく製作された
低炭素含有の新規ICMハウジング17をRPV1下方より挿入
して遠隔操作式の自動溶接機11で溶接部15へ溶接部16で
溶接される。このようにしてICMハウジング3の溶接部
4又はその近傍に万一貫通亀裂が発生し、RPV1内の冷却
材がICMハウジング3と肉盛り溶接座2およびRPV下鏡1D
との間の隙間を通つて漏洩する可能性が生じた場合で
も、比較的簡単に新しいICMハウジングに交換できる。
このような第2の実施例で、先の実施例とことなる点
は、RPV1内の炉水をRPVドレンライン(図示せず)によ
り抜いてから補修を行う点にある。従つて、先の実施例
中のシールキヤツプ9や水シール装置7の取付けを不用
とした補修作業になつている。
いずれの実施例でも切断,加工,溶接がそれぞれ遠隔操
作でき、比較的容易に短時間でICMハウジングの取替
え、補修ができる為、作業員の被爆を低減することがで
きる。さらに、その補修後の形状は、原子炉圧力バウン
ダリに既設のICMハウジングを残さない形状である為、
補修後の信頼性が高いものであるといえる。
〔発明の効果〕
請求項1の発明によれば、原子炉圧力容器内に水を張つ
たままICMハウジングの補修ができるから補修作業員の
被曝量が少なくて安全な補修作業が成せ、さらに原子炉
のICMハウジングの補修後の形状は原子炉圧力バウンダ
リに既設のICMハウジングを残さない形状である為に補
修後の信頼性が高いものとなる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果を請求
項1の発明の溶接肉盛座が円筒状スタブチユーブである
場合に発揮できる。
請求項3の発明によれば、原子炉圧力容器内の水を排除
した状態でICMハウジングの補修ができるから炉水に対
するシールを成すことなく簡単にICMハウジングの補修
ができるうえ、原子炉のICMハウジングの補修後の形状
は原子炉圧力バウンダリに既設のICMハウジングを残さ
ない形状である為に補修後の信頼性が高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による補修後のICMハウジング
部を示す縦断面図、第2図は従来のICMハウジング補修
構造を示す補修済ICMハウジングの縦断面図、第3図はR
PV下部構造を示す縦断面図、第4図は従来のICMハウジ
ングの縦断面図、第5図〜第12図は本発明の実施例によ
るICMハウジング補修方法の手順を順番に示したICMハウ
ジング部の縦断面図、第13図〜第20図は本発明の他の実
施例によるICMハウジング補修方法の手順を順番に示し
たICMハウジング部の縦断面図である。 1…原子炉圧力容器、1A…貫通孔、1B…肉盛、1C…RPV
胴体、1D…RPV下鏡、2…溶接肉盛座、3…ICMハウジン
グ、3A…残されたICMハウジング、3B…切断位置、4…
溶接部、5…スカート、6…炉心支持板、7…水シール
装置、8…中性子束モニタ案内管、9…水シールキヤツ
プ、10…遠隔操作方式の切断加工装置、10A…ヘツド、1
1…遠隔操作方式の自動溶接機、12…溶接部、13…溶接
部、14…新規短管、15…溶接部、16…溶接部、17…新規
ICMハウジング、18…スリーブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉圧力容器の内面に取付けられた円筒
    状の溶接肉盛座内に前記原子炉圧力容器の壁を貫通して
    挿入されて前記溶接肉盛座と溶接部で結合された円筒状
    の既設中性子束モニタハウジングを備えた原子炉におい
    て、前記既設中性子束モニタハウジングに連なる中性子
    束モニタ案内管に前記原子炉圧力容器内の炉水を遮断す
    る水シールキヤツプを施し、さらに前記既設中性子束モ
    ニタハウジングの補修部分周りに前記原子炉圧力容器内
    の炉水を遮断する円筒状の仮設シール装置を設け、前記
    既設中性子束モニタハウジングの前記溶接部および前記
    溶接部の上方部を遠隔操作式の切断加工装置により切断
    し、切断された前記既設中性子束モニタハウジングを前
    記原子炉圧力容器外に除去し、前記原子炉圧力容器下方
    より前記原子炉圧力容器の壁を貫通させて遠隔操作式の
    溶接機を挿入して前記既存の溶接肉盛座に肉盛溶接し、
    さらに前記原子炉圧力容器下方より前記原子炉圧力容器
    の壁を貫通させて前記遠隔操作式の切断加工装置を挿入
    し、前記溶接部肉盛の内面加工を行い、さらに前記原子
    炉圧力容器に残存した前記既存中性子束モニタハウジン
    グ部分下端の開先加工を行い、次に前記原子炉圧力容器
    下方より原子炉圧力容器の壁を貫通させて新規中性子束
    モニタハウジングの一部となる低炭素量含有ステンレス
    鋼製の短管を挿入し、前記溶接機により前記原子炉圧力
    容器に残存した前記既存中性子束モニタハウジングの開
    先部分と前記短管との溶接および前記溶接肉盛座と短管
    との溶接をそれぞれ行い、さらに前記原子炉圧力容器下
    方より前記原子炉圧力容器を貫通させて低炭素量含有の
    新規中性子束モニタハウジングを挿入して前記溶接機に
    より前記既存の溶接肉盛に溶接することを特徴とする中
    性子束モニタハウジングの補修方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記円筒状の溶接肉盛
    座が円筒状スタブチューブであることを特徴とする中性
    子束モニタハウジングの補修方法。
  3. 【請求項3】原子炉圧力容器の内面に取付けられた円筒
    状の溶接肉盛座内に前記原子炉圧力容器の壁を貫通して
    挿入されて前記溶接肉盛座と溶接部で結合された円筒状
    の既設中性子束モニタハウジングを備えた原子炉におい
    て、前記原子炉圧力容器内の炉水を排除し、前記既設中
    性子束モニタハウジングの前記溶接部および前記溶接部
    の上方部を遠隔操作式の切断加工装置により切断し、切
    断された前記既設中性子束モニタハウジングを前記原子
    炉圧力容器外に除去し、前記原子炉圧力容器下方より前
    記原子炉圧力容器の壁を貫通させて遠隔操作式の溶接機
    を挿入して前記既存の溶接肉盛座に肉盛溶接し、さらに
    前記原子炉圧力容器下方より前記原子炉圧力容器の壁を
    貫通させて前記遠隔操作式の切断加工装置を挿入し、前
    記溶接部肉盛の内面加工を行い、さらに前記原子炉圧力
    容器に残存した前記既存中性子束モニタハウジング部分
    下端の開先加工を行い、次に前記原子炉圧力容器下方よ
    り原子炉圧力容器の壁を貫通させて新規中性子束モニタ
    ハウジングの一部となる低炭素量含有ステンレス鋼製の
    短管を挿入し、前記溶接機により前記原子炉圧力容器に
    残存した前記既存中性子束モニタハウジングの開先部分
    と前記短管との溶接および前記溶接肉盛座と短管との溶
    接をそれぞれ行い、さらに前記原子炉圧力容器下方より
    前記原子炉圧力容器を貫通させて低炭素量含有の新規中
    性子束モニタハウジングを挿入して前記溶接機により前
    記既存の溶接肉盛座に溶接することを特徴とする中性子
    束モニタハウジングの補修方法。
JP63257215A 1988-10-14 1988-10-14 中性子束モニタハウジングの補修方法 Expired - Lifetime JPH06103355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63257215A JPH06103355B2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 中性子束モニタハウジングの補修方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63257215A JPH06103355B2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 中性子束モニタハウジングの補修方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02105097A JPH02105097A (ja) 1990-04-17
JPH06103355B2 true JPH06103355B2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=17303265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63257215A Expired - Lifetime JPH06103355B2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 中性子束モニタハウジングの補修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06103355B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581605B2 (ja) * 1990-05-24 1997-02-12 株式会社日立製作所 中性子束モニタハウジングの熱処理装置
DE4302330C1 (de) * 1993-01-28 1994-06-23 Bbc Reaktor Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Abschirmung der von den Sonden der Innenkerninstrumentierung eines wassergekühlten Kernreaktors ausgehenden Strahlung
FR2722325B1 (fr) * 1994-07-06 1996-08-14 Drean Henri Louis Marie Dispositif polyvalent et modulable pour intervenir dans les cuves de reacteurs nucleaires
JP4919322B2 (ja) * 2006-02-24 2012-04-18 ヤマハ発動機株式会社 船外機
JP2014048115A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 管台補修方法及び原子炉容器
US9053828B2 (en) * 2012-11-07 2015-06-09 Westinghouse Electric Company Llc Nuclear reactor bottom-mounted instrumentation nozzle repair method
JP6029465B2 (ja) 2012-12-28 2016-11-24 三菱重工業株式会社 管台補修方法及び原子炉容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02105097A (ja) 1990-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274683A (en) Method for replacing a nozzle
EP2917919B1 (en) Nuclear reactor bottom-mounted instrumentation nozzle repair method
JP2007232457A (ja) 貫通管台補修方法及び管台孔栓
US5094801A (en) Two piece pressurizer heater sleeve
RU2103595C1 (ru) Сменный патрубок и способ замены патрубка в сосуде под давлением
US5091140A (en) Method of replacing a heater nozzle in a nuclear reactor pressurizer
JPH06103355B2 (ja) 中性子束モニタハウジングの補修方法
JPH0318159B2 (ja)
US5796797A (en) Method for sealing a stub tube in a nuclear reactor
JP2530011B2 (ja) 長尺ハウジングの補修方法
US5149490A (en) Method and apparatus for replacing a nozzle
JP2533622B2 (ja) 中性子束モニタハウジングの補修方法
JP2530010B2 (ja) 長尺ハウジングの補修方法
JP2004037465A (ja) 沸騰水型原子炉における漏洩している細長い中空部材を補修する方法
US20060078080A1 (en) Small diameter bore pressure vessel penetration modification
JP3774600B2 (ja) 中性子計測ハウジングの取替方法及びこれに用いる装置
JPH0886896A (ja) 原子炉内シュラウドならびにその据付方法および交換方法
JP3456783B2 (ja) 炉心シュラウドの交換方法
JPS6345593A (ja) 中性子束モニタハウジング
JPH02128195A (ja) 原子炉中性子束モニタハウジングの補修方法
JP2810066B2 (ja) 中性子束モニタハウジングの補修方法
JP2519316B2 (ja) 長尺ハウジングの補修方法およびその補修構造
JPH02102494A (ja) 原子炉圧力容器の補修方法
JPH08233972A (ja) 原子炉内部構造物の取替工法
JP4316130B2 (ja) 炉心スプレイ系配管取替工法