JP2533622B2 - 中性子束モニタハウジングの補修方法 - Google Patents

中性子束モニタハウジングの補修方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原子力発電プラント供用期間中に原子炉圧
力容器(以下、RPVという)内の中性子束モニタハウジ
ング(以下、ICMハウジングという)を補修する方法に
関する。
〔従来の技術〕
沸騰水型原子炉のRPVのICMハウジングは第6図に示す
ような構造とされている。即ちインコネル材等により肉
盛溶接が施されたRPV1に貫通孔1Aが設けられていると共
に、この貫通孔1Aと連通するようにスタブチューブ2が
取付けられている。このスタブチューブ2にRPV1の壁を
貫通してICMハウジング3が溶接部4を介して取付けら
れている。
従来型の沸騰水型原子炉のICMハウジング3はSUS304
系の鋼管を使用しており、ICMハウジング3の溶接部
4、又はその近傍に万一貫通亀裂が発生し、炉水が漏洩
する可能性がある場合を想定して、耐応力腐食割れ性の
高い低炭素量含有ステンレス鋼管に取替える方法をあら
かじめ確立しておく必要がある。
ICMハウジングの補修については、特開昭56−82696号
公報に記載されており、その補修後のICMハウジングの
構造を第4図に示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の特開昭56−82696号公報に記載のICMハウジング
補修方法は比較的容易な工法であるが、SUS304系の既設
ICMハウジング3を原子炉圧力バウンダリに残すため恒
久対策工法とは考えられない。
本発明の目的は、原子炉の中性子束モニタハウジング
の補修に関して、簡単に施工出来て信頼性の高い恒久対
策工法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための第1手段は、原子炉圧力容
器の内面に取付けられた円筒状のスタブチユーブに前記
原子炉圧力容器の壁を貫通して挿入され、前記スタブチ
ユーブと溶接部で結合された円筒状の既設中性子束モニ
タハウジングにおいて、前記溶接部上方で前記中性子束
モニタハウジングの切断を行い、さらに前記既設中性子
束モニタハウジングを前記スタブチユーブとの溶接部か
ら取外し、新規上部中性子束モニタハウジングを前記原
子炉圧力容器下方から原子炉圧力容器貫通孔より挿入し
て既設中性子束モニタハウジングおよび既設スタブチユ
ーブと2次元周溶接により取り付け、さらに新規下部中
性子束モニタハウジングを前記原子炉圧力容器下部から
原子炉圧力容器貫通孔を通し挿入して前記新規上部中性
子束モニタハウジングと2次元周溶接により取り付ける
ことを特徴とする中性子束モニタハウジングの補修方法
であり、同じく第2手段は、第1手段に加えて、前記既
設中性子束モニタハウジングを前記スタブチユーブとの
溶接部から取外した後に前記スタブチユーブと前記既設
中性子束モニタハウジングの溶接部を削り取ることを特
徴とする中性子束モニタハウジングの補修方法であり、
同じく第3手段は、原子炉圧力容器の内面に取付けられ
た円筒状のスタブチユーブに前記原子炉圧力容器の壁を
貫通して挿入され、前記スタブチユーブと溶接部で結合
された円筒状の既設中性子束モニタハウジングにおい
て、前記既設中性子束モニタハウジングを前記既設中性
子束モニタハウジングと前記既設スタブチユーブとの溶
接部直下より切断・取外し、新規中性子束モニタハウジ
ングを前記原子炉圧力容器下方より原子炉圧力容器貫通
孔を通し挿入して既設中性子束モニタハウジングに2次
元周溶接により取り付けることを特徴とする中性子束モ
ニタハウジングの補修方法であり、同じく第4手段は、
第1から第3の各手段のいずれかにおいて、新規中性子
束モニタハウジングは耐応力腐食割れ性の高い低炭素量
含有ステンレス製であることを特徴とした中性子束モニ
タハウジングの補修方法である。
〔作用〕
第1手段では、原子炉圧力容器の内面に取付けられた
円筒状のスタブチユーブに前記原子炉圧力容器の壁を貫
通して挿入され、前記スタブチユーブと溶接部で結合さ
れた円筒状の既設中性子束モニタハウジングにおいて、
前記溶接部上方で前記中性子束モニタハウジングの切断
を行つてから前記既設中性子束モニタハウジングを前記
スタブチユーブとの溶接部から取外し漏水を起した高さ
のハウジング部分をとりのぞく。それから、新規上部中
性子束ハウジングを前記原子炉圧力容器下方から原子炉
圧力容器貫通孔より挿入してまだ残存している既設中性
子束モニタハウジングおよび既設スタブチユーブと3次
元周溶接よりも簡単な2次元周溶接により取り付ける。
さらに新規下部中性子束モニタハウジングを前記原子炉
圧力容器下部から原子炉圧力容器貫通孔を通し挿入して
前記新規上部中性子束モニタハウジングと2次元周溶接
により取り付ける。このように全ての溶接が3次元周溶
接よりも簡単な2次元周溶接により成し得る。
第2手段では、第1手段の方法において、前記既設中
性子束モニタハウジングを前記スタブチユーブとの溶接
部から取外した後に前記スタブチユーブと前記既設中性
子束モニタハウジングの溶接部を亀裂が残存しないよう
に削り取り、残存した亀裂が後で進展して行くことを防
ぐ。
第3手段では、原子炉圧力容器の内面に取付けられた
円筒状のスタブチユーブに前記原子炉圧力容器の壁を貫
通して挿入され、前記スタブチユーブと溶接部で結合さ
れた円筒状の既設中性子束モニタハウジングにおいて、
前記既設中性子束モニタハウジングを前記既設中性子束
モニタハウジングと前記既設スタブチユーブとの溶接部
直下より切断・取外して亀裂部を無くする。そして、新
規中性子束モニタハウジングを前記原子炉圧力容器下方
より原子炉圧力容器貫通孔を通し挿入して既設中性子束
モニタハウジングに3次元周溶接よりも簡単な2次元周
溶接により取り付け、亀裂の無い新規な取り付け済み中
性子束モニタハウジングを得る。
第4手段によれば、第1手段から第3手段までのいず
れかの手段において、既設の中性子束モニタハウジング
が耐応力腐食割れ性の高い低炭素量含有ステンレス製で
ある新規中性子束モニタハウジングに置き変わるので亀
裂の発生確立の少ない構成に補修できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図および第5図〜第13図
を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例によるICMハウジング3
の補修後の形状を示す。第5図は、RPV1の下鏡1D部近傍
を示す。第6図は、従来のICMハウジング3のRPV1への
取付け構造を示す。第6−1図は従来のICMハウジング
3とスタブチユーブ2の溶接部4近傍に万一欠陥が入る
場合の想定ケースを示す。第7図は本発明の一実施例に
よるICMハウジング3の補修方法の概要を示す。第8図
は本発明を実施するために使用する2次元切断加工機10
の構成を示す。第9−1図,第9−2図は本発明を実施
するために使用する2次元自動溶接機20の構成を示す。
第10図〜第13図は、本発明の一実施例によるICMハウジ
ング3の補修手順を示す。
第5図は、沸騰水型原子炉のRPV下鏡部を示す。RPV1
はRPV胴体1C,RPV下鏡1DおよびRPV上蓋(図示せず)から
構成されている。RPV1はスカート5によつて原子炉格納
容器のペデスタル(図示せず)上に固設されている。IC
Mハウジング3は前記RPV下鏡1Dに固設されている。
第6図は、沸騰水型原子炉圧力容器の下鏡1Dに取り付
くICMハウジング貫通孔1Aの補修前の断面図を示す。ICM
ハウジング3は製作時には、原子炉圧力容器下鏡1Dの内
面にスタブチユーブ2と部分溶込溶接4により原子炉圧
力容器内部から溶接される。しかし、このような溶接
は、無放射線下で炉内に人が接近可能な場合の溶接方法
であり、プラント運転後の当該部を溶接するには困難な
要求が多い。
第7図は、本発明の一実施例によるICMハウジング3
の補修方法の概要を示す。本補修作業は、RPVペデスタ
ル31内に遠隔操作式の2次元加工機10および2次元自動
溶接機20を設置し、RPV1の下方より補修対象となるICM
ハウジング3に接近して行う。
第8図は、本発明実施するための2次元切断加工機10
の構成を示す。前記2次元切断加工機10は、駆動用電源
11,制御装置12,加工ヘッド13,リフタ(昇降装置)14,駆
動機構15,バイト16,操作盤17により構成される。前記2
次元加工機10の軸方向運動(上,下運動)はリフタ14に
より行われ、また、円周方向の回転運動および半径方向
の送り運動は駆動機構15により行われる。前記2次元切
断加工機10は操作盤17により遠隔操作される。
第9−1図,第9−2図は本発明を実施するための2
次元自動溶接機20の構成を示す。前記2次元自動溶接機
20は、駆動電源21,制御装置22,溶接ヘツド23,リフタ
(昇降装置)24,駆動機構25,操作盤26から構成され、溶
接ヘツド23には、クランプ装置27,トーチ28,フアイバー
スコープ/TVカメラ29,ワイヤ送給装置30が組込まれてい
る。前記2次元自動溶接機20の軸方向運動(上,下運
動)は、リフタ24により行われ、円周方向の回転運動お
よび半径方向の送り運動は駆動機構25により行われ、溶
接部の監視はフアイバースコープ/TVカメラ29により行
われる。前記2次元自動溶接機は操作盤26により遠隔操
作される。第10図〜第13図により本発明の一実施例によ
るICMハウジング3の補修方法の手順を示す。第10図〜
第13図に示す補修手順は第6−1図の仮想亀裂32に対す
る補修手順を示す。まず、第10図に示すように、補修対
象となるICMハウジング3にRPV1下方より、ICMハウジン
グ3の下端からその内部に遠隔操作式の2次元切断加工
機10を挿入し、既設ICMハウジング3とスタブチユーブ
2の溶接部4の上方で既設ICMハウジング3の切断およ
び開先加工を行う。次に第11図に示すように、前記2次
元切断加工機10により、既設ICMハウジング3とスタブ
チユーブ2の溶接部4を取外すことにより、既設ICMハ
ウジング3とスタブチユーブ2より取外し,RPV下方に引
き抜く。次に第12図に示すように、新しく製作された低
炭素ステンレス鋼製の新規上部ICMハウジング6を前記R
PV下方より挿入し、前記2次元自動溶接機20により、既
設ICMハウジング3上部と溶接部8により溶接される。
新規上部ICMハウジング6はあらかじめその下端がスタ
ブチユーブ2に位置するよう長さを調整して、さらに第
13図に示すように、新しく製作された低炭素ステンレス
鋼製の新規下部ICMハウジング7を前記RPV1下方より挿
入し前記2次元自動溶接機20によりスタブチユーブ2の
内面に位置する箇所にて前記新規上部ICMハウジング6
と溶接部9により溶接される。さらに、図示しないが溶
接部8および溶接部9の内面仕上げ加工を前記2次元切
断加工機10により行う。このようにして、ICMハウジン
グ3とスタブチユーブ2の溶接部4の近傍に万一第6−
1図に示すような仮想亀裂32が発生し、RPV1内の冷却材
がICMハウジング3とスタブチユーブ2およびRPV下鏡1D
との間の隙間を通つて漏洩する事態が生じた場合でも比
較的簡単に新しいICMハウジングに交換できる。第1図
は以上のような手順により補修を行つた補修後のICMハ
ウジングを示す。
本補修工法によれば、既設ハウジングの除去,新規ハ
ウジングの挿入,機械加工,溶接等の全ての補修作業は
原子炉圧力容器下鏡下部の外側から行うことができる。
補修作業は炉水を抜いて実施されることを基本とする
が、この場合でも、圧力容器の上部側が高放射線環境と
なるのに対して、圧力容器の下方では放射線レベルがそ
れほど高くなく短時間であれば当該ハウジング直下ま
で、人間が接近することができる。このことは、補修機
器の取扱いあるいは部品の交換時において作業性が著し
く容易になることを意味している。さらに、下部から作
業を行う場合には既設ハウジングを取り除くか、又は、
ハウジング孔の内側から、当該補修部に直線的に近接す
ることができる。逆に、上側から作業を行う場合には炉
内構造物が障害となつて当該補修部に直線的に接近でき
ず迂回して接近することが必要となる。
このような当該補修部への直線的な接近の可否は、原
子炉圧力容器のような放射線下での作業では重要な意味
をもつており、部品の搬入,搬出あるいは遠隔自動機器
の搬出入,操作において作業性あるいは機器の設計製作
性は著しく容易にせしむるものである。
したがつて、本補修工法により、下部側から作業する
場合の問題点であつた、貫通部の狭隘さを克服した補修
工法が開発されたため、上述の効果を得られ、具体的に
は今後の全補修作業時間の削減,作業員の被爆線量の低
減,遠隔自動機器,治工具等の設計の合理化とコスト低
減,作業性の向上になる安全裕度の増加等が図ることが
できる。
本発明の他の実施例を第2図,第3図,第6−1図、
および第14図〜第20図により示す。第2図,第3図は、
本発明の他の実施例によるICMハウジング3の補修後の
形状を示す。第6−1図は、従来のICMハウジング3と
スタブチユーブ2の溶接部4近傍に万一欠陥が入る場合
の想定ケースを示す。第14図〜第20図は、本発明の実施
例による補修の手順を示す。
第14図〜第18図は、本発明の第2の実施例によるICM
ハウジング3の補修方法の手順を示す。第14図〜第18図
に示す補修手順は、第6−1図の仮想亀裂の33に対する
補修手順を示す。仮想亀裂32の場合、既設のICMハウジ
ング3を新規のICMハウジング6,7に取替えれば良いが、
仮想亀裂33に対しては、亀裂が溶接部4に発生している
ため、補修後の亀裂進展を考慮し、溶接部4を前記2次
元切断加工機10により取り除くことが好ましい。そこで
第2の実施例では、第1の実施例の補修内容に加え、溶
接部4の削り取りの作業が追加されている。第2図は第
14図〜第18図の手順により補修を行つた補修後のICMハ
ウジングを示す。
第19図,第20図は、本発明の第3の実施例によるICM
ハウジング3の補修方法の手順を示す。同図に示す補修
手順は、第6−1図の仮想亀裂34に対する補修手順を示
す。仮想亀裂34の場合ICMハウジング3とスタブチユー
ブ2との溶接部4の下側のICMハウジングのみを取替え
れば良く、第1の実施例のように溶接部4の上側のICM
ハウジングを取替える必要はなく補修作業が簡略化でき
る。第3図は第19図,第20図の手順により補修を行つた
補修後のICMハウジングを示す。
いずれの実施例でも、原子炉圧力バウダリにSUS304系
の既設ICMハウジングを残さず、しかも溶接,切断等の
補修作業は全て2次元で行うことができるので、補修後
の信頼性が高い恒久対策工法を提供することができる。
〔発明の効果〕
請求項1と請求項3の発明によれば、原子炉圧力バウ
ンダリに欠陥のある既設ICMハウジングを残さず、しか
も補修時の溶接,切断等の補修作業は全て2次元で行う
ことが出来るので、補修後の信頼性が高い恒久対策工法
を提供することが出来る上、補修時の溶接,切断等の補
修作業は全て2次元で行うことが出来、且つ既設のスタ
ブチューブを利用して新規のICMハウジングを溶接取り
付けしますから、改めて大々的な溶接肉盛り座を作る作
業が軽減されて補修後の信頼性が高い恒久対策工法が簡
単に成せるという効果が得られる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加
えて、補修後の構造に欠陥が残存しない健全性の高い状
態が得られる。
請求項4の発明によれば、請求項1から請求項3まで
の各発明のいずれかの発明による効果に加えて、原子炉
圧力バウンダリにSUS304系の既設ICMハウジングを残さ
ずに補修後の信頼性がより高い恒久対策工法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の補修後のICMハウジングの縦
断面図、第4図は従来のICMハウジング補修構造を示すI
CMハウジングの縦断面図、第5図はRPV下部構造を示す
縦断面図、第6図は従来のICMハウジングの縦断面図、
第6−1図は従来のICMハウジングに万一亀裂が入る場
合のICMハウジング近傍の縦断面図、第7図は本発明の
補修方法の概要縦断面図、第8図は本発明で使用する2
次元切断加工機の構造説明図、第9−1図,第9−2図
は本発明で使用する2次元自動溶接機の構造説明図、第
9−2図(a)は第9−2図のA−A矢視図、第10図〜
第20図は本発明の補修方法の手順図である。 1……原子炉圧力容器、1A……下鏡貫通孔、1B……肉盛
座、1C……RPV胴体、1D……RPV下鏡、2……スタブチユ
ーブ、3……ICMハウジング、4……溶接部(ICMハウジ
ングとスタブチユーブ)、5……スカート、6……新規
上部ICMハウジング、7……新規下部ICMハウジング、8
……溶接部(既設ICMハウジングと新規上部ICMハウジン
グ)、9……溶接部(既設上部ICMハウジングと新規下
部ICMハウジング)、10……二次元切断加工機、11……
駆動用電源、12……制御装置、13……加工ヘツド、14…
…リフタ(昇降装置)、15……駆動機構、16……バイ
ト、17……操作盤、18……アダプター、20……二次元自
動溶接機、21……溶接機用電源、22……制御装置、23…
…溶接ヘツド、24……リフタ(昇降装置)、25……駆動
機構、27……クランプ装置、28……トーチ、29……フア
イバースコープ/TVカメラ、30……ワイヤ送給装置、31
……RPVペデスタル、32……亀裂、33……亀裂、34……
亀裂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 弘次 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (72)発明者 山木 和幸 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 平2−102494(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉圧力容器の内面に取付けられた円筒
    状のスタブチューブに前記原子炉圧力容器の壁を貫通し
    て挿入され、前記スタブチューブと溶接部で結合された
    円筒状の既設中性子束モニタハウジングの補修方法にお
    いて、 前記溶接部上方で前記中性子束モニタハウジングの切断
    を行い、さらに前記既設中性子束モニタハウジングを前
    記スタブチューブとの溶接部から取外し、新規上部中性
    子束モニタハウジングを前記原子炉圧力容器下方から原
    子炉圧力容器貫通孔より挿入して既設中性子束モニタハ
    ウジングおよび既設スタブチューブと2次元溶接により
    取り付け、さらに新規株中性子束モニタハウジングを前
    記原子炉圧力容器下部から原子炉圧力容器貫通孔を通し
    挿入して前記新規上部中性子束モニタハウジングと2次
    元溶接により取り付けることを特徴とする中性子束モニ
    タハウジングの補修方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記中性子束モニタハ
    ウジングを前記スタブチューブとの溶接部から取外した
    後に前記スタブチューブと前記既設中性子束モニタハウ
    ジングの溶接部を削り取ることを特徴とする中性子束モ
    ニタハウジングの補修方法。
  3. 【請求項3】原子炉圧力容器の内面に取付けられた円筒
    状のスタブチューブに前記原子炉圧力容器の壁を貫通し
    て挿入され、前記スタブチューブと溶接部で結合された
    円筒状の既設中性子束モニタハウジングの補修方法にお
    いて、 前記既設中性子束モニタハウジングを前記既設中性子束
    モニタハウジングと前記既設スタブチューブとの溶接部
    真下より切断・取外し、前記溶接部よりも下方の中性子
    束モニタハウジング部分を構成する新規下部中性子束モ
    ニタハウジングを前記原子炉圧力容器下方より原子炉圧
    力容器貫通孔を通し挿入して既設中性子束モニタハウジ
    ングおよび前記既設スタブチューブと2次元溶接により
    取り付けることを特徴とする中性子束モニタハウジング
    の補修方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、前記新規上部中
    性子束モニタハウジング及び前記新規下部中性子束モニ
    タハウジングは耐応力腐食割れ性の高い低炭素量含有ス
    テンレス製であることを特徴とした中性子束モニタハウ
    ジングの補修方法。
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JPH02102494A (ja) * 1988-10-11 1990-04-16 Babcock Hitachi Kk 原子炉圧力容器の補修方法

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JPH02118499A (ja) 1990-05-02

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