JPH09202292A - 小型船舶 - Google Patents

小型船舶

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Publication number
JPH09202292A
JPH09202292A JP8011921A JP1192196A JPH09202292A JP H09202292 A JPH09202292 A JP H09202292A JP 8011921 A JP8011921 A JP 8011921A JP 1192196 A JP1192196 A JP 1192196A JP H09202292 A JPH09202292 A JP H09202292A
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JP
Japan
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hull
absorbing means
shock absorbing
moving
small
Prior art date
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Pending
Application number
JP8011921A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Hattori
敏幸 服部
Nobuharu Ota
延治 太田
Mitsutaka Nakamura
光孝 中村
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/789,765 priority patent/US6019054A/en
Publication of JPH09202292A publication Critical patent/JPH09202292A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B39/00Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
    • B63B39/005Equipment to decrease ship's vibrations produced externally to the ship, e.g. wave-induced vibrations

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操舵ハンドルに対して加わる衝撃力を小さくし
つつ波等によって艇体がふらつくことを防止する。 【解決手段】船体2をハル3とデッキ4で構成し、この
デッキ4上に載置された跨座式のシート16と、このシ
ート16の前方に配置された操舵ハンドル52とを備え
た小型船舶において、船体2に設けた操舵軸22と、操
舵ハンドル52間に装着され、船体2を介して操舵ハン
ドル52に対して加わる衝撃力を吸収する衝撃吸収手段
40を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、航走中に搭乗者
に伝わる振動や衝撃を緩和する小型船舶に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】小型船舶には、船体をハルとデッキで構
成し、このデッキ上に載置された跨座式のシートと、こ
のシートの前方に配置された操舵ハンドルとを備えるも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような小型船舶で
は、波を越えた時等にハルを介して操舵ハンドルに対し
て衝撃力が加わる。このため、例えば衝撃力を緩和する
ために船底勾配を大きくすることが考えられるが、船底
勾配を大きくするとその分波等によって艇体がふらつく
ことが大きくなる等の問題がある。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、操舵ハンドルに対して加わる衝撃力を小さくしつ
つ波等によって艇体がふらつくことを防止する小型船舶
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、船体を
ハルとデッキで構成し、このデッキ上に載置された跨座
式のシートと、このシートの前方に配置された操舵ハン
ドルとを備えた小型船舶において、前記船体と、前記操
舵ハンドル間に装着され、前記船体を介して前記操舵ハ
ンドルに対して加わる衝撃力を吸収する衝撃吸収手段を
設けることを特徴としている。小型船舶が波を越えた時
等に船体を介して操舵ハンドルに対して加わる衝撃力を
衝撃吸収手段によって吸収することができるので、例え
ば衝撃力を緩和するために船底勾配を大きくする必要が
なくなり、操舵ハンドルに対して加わる衝撃力を小さく
しつつ波等によって船体がふらつくことを防止できる。
【0006】請求項2記載の発明は、前記操舵軸を、デ
ッキ部材を貫通して上方に突出させ、この突出部と前記
操舵ハンドルとの間に前記衝撃吸収手段を設けることを
特徴としている。デッキ部材は、デッキの他にデッキ上
に取り付けられたカバー体等も含み、操舵軸のデッキ部
材を貫通する部分はデッキ部材に対して移動することが
ないことから、この貫通部におけるデッキ部材と操舵軸
との間の隙間を小さくすることができ、デッキ部材内へ
の水入りを防止することができる。
【0007】請求項3記載の発明は、前記衝撃吸収手段
が、前記操舵軸に固定されたシリンダと、このシリンダ
に内蔵したピストンとを有し、このピストンから上方に
延出したロッドから構成され、このロッドの上端に前記
操舵ハンドルを固定することを特徴としている。衝撃吸
収手段は、移動船体が船体に対して上下方向に移動する
ことは許容するが、左右方向に移動することは規制する
から、旋回時に船体が左右にふらつくことはなく、安定
した旋回が行える。
【0008】請求項4記載の発明は、船体をハルとデッ
キで構成し、このデッキ上に載置された跨座式のシート
と、このシートの前方に配置された操舵ハンドルとを備
えた小型船舶において、前記シートと前記操舵ハンドル
とを支持する移動船体を設け、この移動船体を、前記船
体に対して衝撃吸収手段を介して上下方向に移動可能に
連結することを特徴としている。小型船舶が波を越えた
時等に船体を介して操舵ハンドルとシートに対して加わ
る衝撃力を衝撃吸収手段によって吸収することができる
ので、衝撃力を緩和するために船底勾配を大きくする必
要がなくなり、操舵ハンドルとシートに対して加わる衝
撃力を小さくしつつ波等によって船体がふらつくことを
防止できる。
【0009】請求項5記載の発明は、前記衝撃吸収手段
の前記船体への連結部近傍に、前記船体を前後に仕切る
仕切壁を設けることを特徴としている。前記衝撃吸収手
段の前記船体への連結部近傍に船体を前後に仕切る仕切
壁を設けることで、衝撃吸収手段の船体への取り付け強
度を向上できる。
【0010】請求項6記載の発明は、前記船体の後部
に、後方に向かって開放した後部フロアと、ジェット推
進機を収容するポンプ室とを備え、前記後部フロアと前
記ポンプ室の上壁とを当接させ、この当接部に前記衝撃
吸収手段の下端部を連結することを特徴としている。船
体の後部フロアとポンプ室の上壁とを当接させ、この当
接部に衝撃吸収手段の下端部を連結することで、衝撃吸
収手段の船体への取り付け強度を向上できる。
【0011】請求項7記載の発明は、前記衝撃吸収手段
が、少なくとも前記移動船体の前部と後部とに前後一対
設けられるとともに、前記船体に対して前記移動船体を
上下方向に移動可能に支持することを特徴としている。
小型船舶が波を越えた時等に船体を介して操舵ハンドル
とシートに対して加わる衝撃力を確実に緩和することが
できる。
【0012】請求項8記載の発明は、前記衝撃吸収手段
が、上下方向の剛性が横方向の剛性よりも低いことを特
徴としている。衝撃吸収手段は、移動船体が船体に対し
て上下方向に移動することは許容するが、左右方向に移
動することは規制するから、旋回時に船体が左右にふら
つくことはなく、安定した旋回が行える。
【0013】請求項9記載の発明は、前記衝撃吸収手段
が、シリンダと、このシリンダに内蔵したピストンとか
ら構成され、前記移動船体の前部に設けられた前記衝撃
吸収手段はその上下端が前記移動船体及び前記船体に対
して連結されている一方、前記移動船体の後部に設けら
れた前記衝撃吸収手段はその上下端が前記移動船体及び
前記船体に対して回動自在に連結されていることを特徴
としている。移動船体の前部に設けられた衝撃吸収手段
は、その上下端が移動船体及び船体に対して連結されて
いるので、衝撃吸収手段が、シリンダと、このシリンダ
に内蔵したピストンとから構成されていることと相まっ
て、移動船体と船体との連結強度が向上することから、
小型船舶が波を越えた時等に船体を介して操舵ハンドル
とシートに対して加わる衝撃力を確実に緩和することが
できる。また、移動船体の後部に設けられた衝撃吸収手
段は、その上下端が移動船体及び船体に対して回動自在
に連結されていることから、移動船体は船体に対してス
ムーズに上下に移動することができる。
【0014】請求項10記載の発明は、前記移動船体
に、前記シートの両側に位置する左右一対のステップを
設けることを特徴としている。左右一対のステップが操
舵ハンドル及びシートとともに船体に対して移動するの
で、移動船体が船体に対して上下方向に移動した際に乗
船姿勢が崩れることがない。
【0015】請求項11記載の発明は、前記船体には、
前記シートの両側に位置する左右一対の固定ステップを
設け、この固定ステップの上方に所定空隙を介して前記
移動船体のステップを配置することを特徴としている。
小型船舶の停船時に、移動船体に設けられたステップか
ら船体の固定ステップに乗り移って整備すれば船体に対
して体が揺れることがなく、整備がし易くなる。
【0016】請求項12記載の発明は、前記衝撃吸収手
段を、前記移動船体の前部と、前記船体との間に設ける
とともに、前記移動船体の後部を、水平方向に延びる回
転軸を介して前記船体に連結することを特徴としてい
る。移動船体の後部を、水平方向に延びる回転軸を介し
て船体に連結したので、この回転軸によって、移動船体
が船体に対して左右方向に移動することは規制されるた
め、旋回時に船体が左右にふらつくことはなく、安定し
た旋回が行える。
【0017】請求項13記載の発明は、前記移動船体
を、前記船体に対して着脱自在に連結するとともに、前
記船体の上面であって前記移動船体に覆われた部分に開
閉自在な蓋体を設けることを特徴としている。移動船体
を船体から取り外せば、操舵ハンドルとシートとが取り
除かれて船体の上方に大きな空間が形成され、船体の上
面に設けられ蓋体を開くことによって船内に配置された
エンジン等の整備が行い易い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の小型船舶の実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。まず、この発明の
小型船舶の第1実施例を図1乃至図4に基づいて説明す
る。図1は小型船舶の一部を破断した側面図、図2は小
型船舶の操舵ハンドル部の断面図、図3は小型船舶の操
舵ハンドル部の半分を破断した平面図、図4は小型船舶
の操舵ハンドル部の分解斜視図である。
【0019】小型船舶としての小型ジェット推進艇1
は、船体2がハル3とデッキ4から構成されている。船
体2には、水ジェット推進機5と、この水ジェット推進
機5を駆動する2サイクル2気筒エンジン6とが搭載さ
れている。水ジェット推進機6のインペラ軸7は、エン
ジン6の出力軸8にカップリング9により連結されてい
る。エンジン6の駆動によりインペラ軸7に設けたイン
ぺラ10が回転し、インぺラ10の回転により水吸い込
み口11から水を吸い込み、この水を操向ノズル12か
ら後方に噴射して推進力を得る。
【0020】小型ジェット推進艇1のエンジン6には、
排気管13が接続され、この排気管13はエンジン6の
上方で曲がって後方に伸び、排気管13の後端部はウォ
ータロック14に接続される。ウォータロック14は、
水ジェット推進機5の一方側に配置され、ウォータロッ
ク14には排気管15が接続されている。排気管15
は、水ジェット推進機5の上方位置を跨ぎ他方側に開口
している。排気管15が、水ジェット推進機5の上方位
置を跨ぐことで水が侵入することを防止し、仮に排気管
15に外部の海水が浸入してもこの水はウォータロック
14に溜り、排気管13からエンジン側に入ることが防
止される。ウォータロック14に溜まる海水は、排気に
より排気管15を通って外部に排出され、またウォータ
ロック14により排気音が軽減される。
【0021】小型ジェット推進艇1のデッキ4上には、
跨座式のシート16が載置されている。デッキ4には、
先端部からシート前側に開口部17が設けられ、この開
口部17からエンジン等の保守点検を行なうことができ
るようになっている。デッキ4の開口部17には、シー
ル部材18を介してデッキ部材たる蓋体19が、前側の
支点19aを中心に開閉可能に設けられている。蓋体1
9には、それぞれ2分割された上部軸受20及び下部軸
受21を介して操舵軸22が軸支されている。2分割さ
れた上部軸受20は、蓋体19の孔部19aに挿着して
ボルト23とナット24で締付固定されている。また、
2分割された下部軸受21は、操舵軸22の下部の上下
フランジ25,26間に嵌合され、この下部軸受21は
止めバンド部材27により保持され、このバンド部材2
7を蓋体19に支持した支持レバー55に当てがいボル
ト28で蓋体19に締付固定されている。操舵軸22の
下部には操作リンク29が固定され、操作リンク29に
は操作ワイヤ30が接続され、この操作ワイヤ30によ
り操向ノズル12が左右に旋回する。
【0022】蓋体19から上方に突出する操舵軸22の
上部両側には、一対のブラケット31,32が上下に設
けられ、このブラケット31,32に衝撃吸収手段40
であるサスペンションのシリンダ41がボルト42,4
3で締付固定されている。シリンダ41内にはピストン
44が設けられ、このピストン44はスプリング45に
より常に上方に付勢されている。ピストン44にはロッ
ド46が設けられ、ロッド46の上部は、ハンドルブラ
ケット50に螺着されナット51で締付固定して取り付
けられている。このハンドルブラケット50に操舵ハン
ドル52を載せ、この操舵ハンドル52をキャップ53
で押さえてボルト54で締付固定し、シート16の前方
に操舵ハンドル52が備えられている。
【0023】このように、船体2を構成する蓋体19
と、操舵ハンドル52間に装着され、ハル3を介して操
舵ハンドル52に対して加わる衝撃力を吸収する衝撃吸
収手段40が設けられている。このため、小型船舶の小
型ジェット推進艇1が波を越えた時等にハル3を介して
操舵ハンドル52に対して加わる衝撃力を衝撃吸収手段
40によって吸収することができるので、例えば衝撃力
を緩和するために船底勾配を大きくする必要がなくな
り、操舵ハンドル52に対して加わる衝撃力を小さくし
つつ波等によって船体2がふらつくことを防止できる。
【0024】また、操舵軸22を、デッキ部材である蓋
体19を貫通して上方に突出させ、この突出部22aと
操舵ハンドル52との間に衝撃吸収手段40が設けられ
ている。デッキ部材は、デッキ4の他にデッキ4上に取
り付けられたカバー体等も含み、操舵軸22のデッキ部
材を貫通する部分である突出部22aはデッキ部材であ
る蓋体19に対して移動することがないことから、この
貫通部におけるデッキ部材である蓋体19と操舵軸22
との間の隙間を小さくすることができ、デッキ部材であ
る蓋体19内への水入りを防止することができる。
【0025】さらに、衝撃吸収手段40が、操舵軸22
に固定されたシリンダ41と、このシリンダ41に内蔵
したピストン44とを有し、このピストン44から上方
に延出したロッド46から構成され、このロッド46の
上端に操舵ハンドル52を固定しており、衝撃吸収手段
40は、矢印で示すように上下方向に移動することは許
容するが、左右方向に移動することは規制するから、旋
回時に船体2が左右にふらつくことはなく、安定した旋
回が行える。
【0026】次に、この発明の小型船舶の第2実施例を
図5乃至図8に基づいて説明する。図5は小型船舶の一
部を破断した側面図、図6は小型船舶の平面図、図7は
小型船舶の背面図、図8は箱体の取付状態を示す断面図
である。
【0027】この第2実施例の小型船舶としての小型ジ
ェット推進艇1は、図1乃至図4と同じ符号を付した部
材は同様に構成されるから説明を省略する。この第2実
施例の小型ジェット推進艇1では、デッキ3に形成した
開口部17が、デッキ4の先端部からシート16の中央
部まで設けられ、この開口部17からエンジン等の保守
点検を行なうことができるようになっている。開口部1
7を覆う蓋体19には、エンジン室に空気を取り入れる
空気ダクト60が設けられ、さらに蓋体19の上部には
空気ダクト60に空気を導く開口部61が形成されてい
る。
【0028】船体2には、シート16の両側に位置する
左右一対の固定ステップ2aが設けられている。また、
跨座式のシート16は、操舵ハンドル52と共に移動船
体62にたるフレーム200に支持されている。即ち、
フレーム200は平面視U字状に曲げられた屈曲部20
0aを後方にして配置され、前側は上方に曲げてさらに
後方に曲げてループ部200bが形成され、さらに左右
間が互いにクロスメンバー63a,63b,63cで連
結されている。そして、このフレーム200上にはシー
ト16が固定されている。
【0029】フレーム200の後部に設けられたクロス
メンバー63aの中央部には、後部ブラケット64が設
けられ、この後部ブラケット64はデッキ4に設けられ
た支持ブラケット65に水平方向に延びる回転軸66を
介して回動可能に支持されている。また、フレーム20
0の前部のループ部200bには、左右両側に上下の前
部ブラケット67,68が設けられ、この前部ブラケッ
ト67,68には衝撃吸収手段40たるサスペンション
のロッド69が左右一対取り付けられている。ロッド6
9はシリンダ70に設けられたピストン71に連結さ
れ、スプリング72で常に上方に付勢されている。シリ
ンダ70はハル3にピン73を介して回動可能に軸支さ
れている。
【0030】なお、回転軸66及びピン73は、それぞ
れ支持ブラケット65及びハル3に対して着脱自在に連
結されている。このため、回転軸66及びピン73を支
持ブラケット65及びハル3から取り外すことにより、
操舵ハンドル52とシート16を移動船体62と共に船
体2から取り外すことができる。移動船体2を船体2か
ら取り外せば、操舵ハンドル52とシート16とが取り
除かれた船体2の上方に大きな空間が形成されることか
ら、蓋体19を開くことによってエンジン6等の整備を
容易に行なうことができる。
【0031】フレーム200の前部のループ部200b
に設けられた左右両側の前部ブラケット67,68に
は、前側カバー74が設けられている。また、フレーム
200の前部のループ部200bには、上ブラケット6
3dと、下ブラケット63eが設けられている。上ブラ
ケット63dには上軸受75が設けられ、下ブラケット
63eには下軸受76が設けられ、この上軸受75と下
軸受76とを介して操舵軸22が回転可能に設けられ、
この操舵軸22の上部には操舵ハンドル52が設けられ
ている。
【0032】小型ジェット推進艇1は、船体2をハル3
とデッキ4で構成し、このデッキ4上に載置された跨座
式のシート16と、このシート16の前方に配置された
操舵ハンドル52とを備え、シート16と操舵ハンドル
52とを支持する移動船体62たるフレーム200が設
けられている。この移動船体62は、水平方向に延びる
回転軸66を支点にして、船体2に対して衝撃吸収手段
40を介して矢印で示すように上下方向に移動可能に連
結されている。従って、小型ジェット推進艇1が波を越
えた時等にハル3を介して操舵ハンドル52とシート1
6に対して加わる衝撃力を衝撃吸収手段40によって吸
収することができるので、衝撃力を緩和するために船底
勾配を大きくする必要がなくなり、操舵ハンドル52と
シート16に対して加わる衝撃力を小さくしつつ波等に
よって船体2がふらつくことを防止できる。
【0033】衝撃吸収手段40が、移動船体62の前部
に左右一対設けられるとともに、船体2に対して移動船
体62を上下方向に移動可能に支持している。このた
め、小型ジェット推進艇1が波を越えた時等にハル3を
介して操舵ハンドル52とシート16に対して加わる衝
撃力を確実に緩和することができる。また、衝撃吸収手
段40は、移動船体62が船体2に対して矢印で示すよ
うに上下方向に移動することは許容するが、左右方向に
移動することは規制するから、旋回時に船体2が左右に
ふらつくことはなく、安定した旋回が行える。
【0034】また、衝撃吸収手段40が、シリンダ70
と、このシリンダ70に内蔵したピストン71とから構
成され、移動船体62の前部に設けられた衝撃吸収手段
40は、その上下端が移動船体62及び船体2に対して
それぞれ上下2ケ所で連結されている一方、移動船体6
2の後部に設けられた衝撃吸収手段40は、その上下端
が移動船体62及び船体2に対して回動自在に連結され
ている。このように、移動船体62の前部に設けられた
衝撃吸収手段40は、その上下端が移動船体62及び船
体2に対してそれぞれ上下2ケ所で連結されているの
で、衝撃吸収手段40が、シリンダ70と、このシリン
ダ70に内蔵したピストン71とから構成されているこ
とと相まって、移動船体62と船体2との連結強度が向
上することから、小型ジェット推進艇1が波を越えた時
等にハル3を介して操舵ハンドル52とシート16に対
して加わる衝撃力を確実に緩和することができる。
【0035】また、衝撃吸収手段40を、移動船体62
の前部と、船体2との間に設けるとともに、移動船体6
2の後部を、水平方向に延びる回転軸66を介して船体
2に連結しているので、この回転軸66によって軸支す
ることで、移動船体62が船体2に対して左右方向に移
動することは規制されるため、旋回時に船体2が左右に
ふらつくことはなく、安定した旋回が行える。
【0036】また、船体2のブルワーク2b上面には、
開閉自在な蓋130を有する箱体131が設けられ、こ
の箱体131に小物140が収納される。箱体131
は、樹脂でブロー成形され、この箱体131には、図8
に示すように取付ボルト132が設けられ、この取付ボ
ルト132をブルワーク2bに上方から挿通し、下方か
らナット133を螺着して着脱可能に設けられている。
【0037】従来、小型船舶ではエンジン室内に突出さ
せて物入れが設けられるが、この小型ジェット推進艇1
では、船体2のブルワーク2b上面に設けた箱体131
に小物140が収納でき、配置スペースの確保が容易で
ある。
【0038】また、小型ジェット推進艇1は、航走時に
後下がりになった際、箱体131が水につかって浮力体
となり、しかも小型ジェット推進艇1の一番外側に箱体
131が設けられているので、横方向の安定性も向上す
る。また、小型ジェット推進艇1では、船になれて、簡
単に乗り込みができるようになれば、箱体131を外し
てフロアをより広く利用することができ、体の自由な姿
勢が取れる。
【0039】次に、この発明の小型船舶の第3実施例を
図9及び図10に基づいて説明する。図9は小型船舶の
一部を破断した側面図、図10は小型船舶の平面図であ
る。
【0040】この第3実施例の小型船舶としての小型ジ
ェット推進艇1は、図1乃至図4の第1実施例及び図5
乃至図8の第2実施例と同じ符号を付した部材は同様に
構成されるから説明を省略する。この第3実施例の小型
ジェット推進艇1では、衝撃吸収手段40が、移動船体
62の前部と後部とに設けられ、船体2に対して移動船
体62を上下方向に移動可能に支持している。後側の衝
撃吸収手段40は、シリンダ80と、このシリンダ80
に内蔵したピストン81と、このピストン81から上方
に延出したロッド82、スプリング83から構成されて
いる。ロッド82の上端部82aは、移動船体62の後
側ブラケット84に支持ピン85を介して回動可能に支
持されている。シリンダ80の下部はシート16後方の
固定ステップ2a上に固定された支持ブラケット86に
支持ピン87を介して回動可能に支持されている。
【0041】前側の衝撃吸収手段40は、図5乃至図8
の衝撃吸収手段40と同様に構成されるが、シリンダ7
0が船体2に一対のボルト88で締付固定されている。
衝撃吸収手段40は、矢印で示すように上下方向に移動
することは許容するが、左右方向に移動することは規制
するから、旋回時に船体2が左右にふらつくことはな
く、安定した旋回が行える。また、移動船体62の後部
に設けられた衝撃吸収手段40は、その上下端が移動船
体62及び船体2に対して回動自在に連結されているこ
とから、衝撃吸収手段40が矢印で示すように移動する
ため、移動船体62は船体2に対してスムーズに上下に
移動することができる。
【0042】次に、この発明の小型船舶の第4実施例を
図11乃至図13に基づいて説明する。図11は小型船
舶の一部を破断した側面図、図12は小型船舶の正面
図、図13は小型船舶の背面図である。
【0043】この第4実施例の小型船舶としての小型ジ
ェット推進艇1は、図1乃至図4の第1実施例及び図5
乃至図8の第2実施例と同じ符号を付した部材は同様に
構成されるから説明を省略する。この第4実施例の小型
ジェット推進艇1では、第2実施例の移動船体62たる
フレーム200の前後端に左右一対の前ブラケット89
と、後ブラケット90が設けられている。この前ブラケ
ット89とデッキ4との間に衝撃吸収手段40が設けら
れ、後ブラケット90とデッキ4との間にも衝撃吸収手
段40が設けられている。
【0044】それぞれの衝撃吸収手段40は、ゴム91
の両側に支持プレート92,93が焼き付けて構成され
ている。移動船体62の前部に設けた前ブラケット89
には、支持プレート92の上部がボルト94とナット9
5で締付固定され、支持プレート93の下部がボルト9
6とナット97でデッキ4に締付固定されている。同様
に移動船体62の後部に設けた後ブラケット90には、
支持プレート92の上部がボルト98とナット99で締
付固定され、支持プレート93の下部がボルト100と
ナット101でデッキ4に締付固定されている。このよ
うに、衝撃吸収手段40が、移動船体62の前部と後部
とに前後一対設けられ、小型ジェット推進艇1が波を越
えた時等にハル3を介して操舵ハンドル52とシート1
6に対して加わる衝撃力を確実に緩和することができ
る。
【0045】それぞれの衝撃吸収手段40は、上下方向
の剛性が横方向の剛性よりも低く、衝撃吸収手段40
は、移動船体62が船体2に対して上下方向に移動する
ことは許容するが、左右方向に移動することは規制する
から、旋回時に船体が左右にふらつくことはなく、安定
した旋回が行える。
【0046】また、デッキ4には、移動船体62の下方
位置に開口部17が設けられ、この開口部17からエン
ジン等の保守点検を行なうことができるようになってい
る。デッキ4の開口部17には、シール部材18を介し
て蓋体19が開閉可能に設けられている。さらに、デッ
キ4の前側には、ボックス300が設けられ、このボッ
クス300をカバー301が覆っている。このカバー3
01は前側の支点202を中心に開閉可能に設けられて
いる。
【0047】次に、この発明の小型船舶の第5実施例を
図14及び図15に基づいて説明する。図14は小型船
舶の一部を破断した側面図、図15は小型船舶の背面図
である。
【0048】この第5実施例の小型船舶としての小型ジ
ェット推進艇1は、図1乃至図4の第1実施例及び図5
乃至図8の第2実施例と同じ符号を付した部材は同様に
構成されるから説明を省略する。この第5実施例の小型
ジェット推進艇1では、第2実施例の移動船体62たる
フレーム200に、シート16の両側に位置する左右一
対のステップ400を設けている。左右一対のステップ
400が操舵ハンドル52及びシート16とともに船体
2に対して移動するので、移動船体62が船体2に対し
て上下方向に移動した際に乗船姿勢が崩れることがな
い。
【0049】また、船体2には、シート16の両側に位
置する左右一対の固定ステップ2aが設けられ、この固
定ステップ2aの上方に所定空隙D1を介して移動船体
62のステップ400を配置している。小型船舶である
小型ジェット推進艇1の停船時に、移動船体62に設け
られたステップ400から固定ステップ2aに乗り移っ
て整備すれば船体2に対して体が揺れることがなく、整
備がし易くなる。
【0050】次に、この発明の小型船舶の第6実施例を
図16乃至図19に基づいて説明する。図16は小型船
舶の一部を破断した側面図、図17は小型船舶の平面
図、図18は図16のXVIII-XVIII線に沿う断面図、図
19は図16のXIX-XIX線に沿う断面図である。
【0051】この第6実施例の小型船舶としての小型ジ
ェット推進艇1は、図1乃至図4の第1実施例及び図9
乃至図10の第3実施例と同じ符号を付した部材は同様
に構成されるから説明を省略する。この第6実施例の小
型ジェット推進艇1では、前側の衝撃吸収手段40の船
体2への連結部近傍に、船体2を前後に仕切る仕切壁1
10がハル3からデッキ4に渡って設けられている。船
体2を前後に仕切る仕切壁110を設けることで、衝撃
吸収手段40の船体2への取り付け強度を向上できる。
【0052】また、船体2の後部には、デッキ4の後方
に向かって開放した後部フロア120と、ジェット推進
機5を収容しハル3と一体に形成されたポンプ室121
とを備え、後部フロア120とポンプ室121の上壁と
を当接させ、この当接部に後側の衝撃吸収手段40の下
端部が連結されている。この連結は、後部フロア120
とポンプ室121の上壁との当接部に支持ブラケット8
6を当てがい、この支持ブラケット86からボルト12
2を当接部に挿通してナット123で締付固定し、後部
フロア120とポンプ室121の上壁とを支持ブラケッ
ト86と共締めしている。船体2の後部フロア120と
ポンプ室121の上壁とを当接させ、この当接部に衝撃
吸収手段40の下端部を連結することで、衝撃吸収手段
40の船体への取り付け強度を向上できる。
【0053】移動船体62に、シート16の両側に位置
する左右一対のステップ400を設け、この左右一対の
ステップ400が操舵ハンドル52及びシート16とと
もに船体2に対して移動するので、移動船体62が船体
2に対して上下方向に移動した際に乗船姿勢が崩れるこ
とがない。
【0054】また、船体2には、シート16の両側に位
置する左右一対の固定ステップ2aを設け、この固定ス
テップ2aの上方に所定空隙D1を介してステップ40
0を配置しており、停船時に、移動船体62に設けられ
たステップ400から固定ステップ2aに乗り移って整
備すれば船体2に対して体が揺れることがなく、整備が
し易くなる。
【0055】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、小型船舶が波を越えた時等に船体を介して操舵ハン
ドルに対して加わる衝撃力を衝撃吸収手段によって吸収
することができるので、例えば衝撃力を緩和するために
船底勾配を大きくする必要がなくなり、操舵ハンドルに
対して加わる衝撃力を小さくしつつ波等によって船体が
ふらつくことを防止できる。
【0056】請求項2記載の発明は、操舵軸のデッキ部
材を貫通する部分はデッキ部材に対して移動することが
ないことから、この貫通部におけるデッキ部材と操舵軸
との間の隙間を小さくすることができ、デッキ部材内へ
の水入りを防止することができる。
【0057】請求項3記載の発明は、衝撃吸収手段が、
移動船体が船体に対して上下方向に移動することは許容
するが、左右方向に移動することは規制するから、旋回
時に船体が左右にふらつくことはなく、安定した旋回を
行うことができる。
【0058】請求項4記載の発明は、小型船舶が波を越
えた時等に船体を介して操舵ハンドルとシートに対して
加わる衝撃力を衝撃吸収手段によって吸収することがで
きるので、衝撃力を緩和するために船底勾配を大きくす
る必要がなくなり、操舵ハンドルとシートに対して加わ
る衝撃力を小さくしつつ波等によって船体がふらつくこ
とを防止できる。
【0059】請求項5記載の発明は、衝撃吸収手段の船
体への連結部近傍に、船体を前後に仕切る仕切壁を設け
たから、衝撃吸収手段の船体への取り付け強度を向上で
きる。
【0060】請求項6記載の発明は、船体の後部フロア
とポンプ室の上壁とを当接させ、この当接部に衝撃吸収
手段の下端部を連結するから、衝撃吸収手段の船体への
取り付け強度を向上できる。
【0061】請求項7記載の発明は、衝撃吸収手段が、
少なくとも移動船体の前部と後部とに前後一対設けられ
るとともに、船体に対して移動船体を上下方向に移動可
能に支持するから、小型船舶が波を越えた時等に船体を
介して操舵ハンドルとシートに対して加わる衝撃力を確
実に緩和することができる。
【0062】請求項8記載の発明は、衝撃吸収手段が、
上下方向の剛性が横方向の剛性よりも低いことから、衝
撃吸収手段は、移動船体が船体に対して上下方向に移動
することは許容するが、左右方向に移動することは規制
するから、旋回時に船体が左右にふらつくことはなく、
安定した旋回を行うことができる。
【0063】請求項9記載の発明は、移動船体の前部に
設けられた衝撃吸収手段が、その上下端が移動船体及び
船体に対して連結されているので、衝撃吸収手段が、シ
リンダと、このシリンダに内蔵したピストンとから構成
されていることと相まって、移動船体と船体との連結強
度が向上することから、小型船舶が波を越えた時等に船
体を介して操舵ハンドルとシートに対して加わる衝撃力
を確実に緩和することができる。また、移動船体の後部
に設けられた衝撃吸収手段は、その上下端が移動船体及
び船体に対して回動自在に連結されていることから、移
動船体は船体に対してスムーズに上下に移動することが
できる。
【0064】請求項10記載の発明は、移動船体に、シ
ートの両側に位置する左右一対のステップを設け、左右
一対のステップが操舵ハンドル及びシートとともに船体
に対して移動するので、移動船体が船体に対して上下方
向に移動した際に乗船姿勢が崩れることがない。
【0065】請求項11記載の発明は、船体には、シー
トの両側に位置する左右一対の固定ステップを設け、こ
の固定ステップの上方に所定空隙を介して移動船体のス
テップを配置するから、小型船舶の停船時に、移動船体
に設けられたステップから船体の固定ステップに乗り移
って整備すれば船体に対して体が揺れることがなく、整
備がし易くなる。
【0066】請求項12記載の発明は、移動船体の後部
を、水平方向に延びる回転軸を介して船体に連結したの
で、この回転軸によって、移動船体が船体に対して左右
方向に移動することは規制されるため、旋回時に船体が
左右にふらつくことはなく、安定した旋回を行うことが
できる。
【0067】請求項13記載の発明は、移動船体を、船
体に対して着脱自在に連結するとともに、船体の上面で
あって移動船体に覆われた部分に開閉自在な蓋体を設け
たから、移動船体を船体から取り外せば、操舵ハンドル
とシートとが取り除かれて船体の上方に大きな空間が形
成され、船体の上面に設けられ蓋体を開くことによって
船内に配置されたエンジン等の整備が行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型船舶の一部を破断した側面図である。
【図2】小型船舶の操舵ハンドル部の断面図である。
【図3】小型船舶の操舵ハンドル部の半分を破断した平
面図である。
【図4】小型船舶の操舵ハンドル部の分解斜視図であ
る。
【図5】小型船舶の一部を破断した側面図である。
【図6】小型船舶の平面図である。
【図7】小型船舶の背面図である。
【図8】箱体の取付状態を示す断面図である。
【図9】小型船舶の一部を破断した側面図である。
【図10】小型船舶の平面図である。
【図11】小型船舶の一部を破断した側面図である。
【図12】小型船舶の正面図である。
【図13】小型船舶の背面図である。
【図14】小型船舶の一部を破断した側面図である。
【図15】小型船舶の背面図である。
【図16】小型船舶の一部を破断した側面図である。
【図17】小型船舶の平面図である。
【図18】図16のXVIII-XVIII線に沿う断面図であ
る。
【図19】図16のXIX-XIX線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 小型ジェット推進艇 2 船体 3 ハル 4 デッキ 16 シート 40 衝撃吸収手段 52 操舵ハンドル

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体をハルとデッキで構成し、このデッキ
    上に載置された跨座式のシートと、このシートの前方に
    配置された操舵ハンドルとを備えた小型船舶において、
    前記船体と、前記操舵ハンドル間に装着され、前記船体
    を介して前記操舵ハンドルに対して加わる衝撃力を吸収
    する衝撃吸収手段を設けることを特徴とする小型船舶。
  2. 【請求項2】前記操舵軸を、デッキ部材を貫通して上方
    に突出させ、この突出部と前記操舵ハンドルとの間に前
    記衝撃吸収手段を設けることを特徴とする請求項1記載
    の小型船舶。
  3. 【請求項3】前記衝撃吸収手段は、前記操舵軸に固定さ
    れたシリンダと、このシリンダに内蔵したピストンとを
    有し、このピストンから上方に延出したロッドから構成
    され、このロッドの上端に前記操舵ハンドルを固定する
    ことを特徴とする請求項2記載の小型船舶。
  4. 【請求項4】船体をハルとデッキで構成し、このデッキ
    上に載置された跨座式のシートと、このシートの前方に
    配置された操舵ハンドルとを備えた小型船舶において、
    前記シートと前記操舵ハンドルとを支持する移動船体を
    設け、この移動船体を、前記船体に対して衝撃吸収手段
    を介して上下方向に移動可能に連結することを特徴とす
    る小型船舶。
  5. 【請求項5】前記衝撃吸収手段の前記船体への連結部近
    傍に、前記船体を前後に仕切る仕切壁を設けることを特
    徴とする請求項4記載の小型船舶。
  6. 【請求項6】前記船体の後部に、後方に向かって開放し
    た後部フロアと、ジェット推進機を収容するポンプ室と
    を備え、前記後部フロアと前記ポンプ室の上壁とを当接
    させ、この当接部に前記衝撃吸収手段の下端部を連結す
    ることを特徴とする請求項4記載の小型船舶。
  7. 【請求項7】前記衝撃吸収手段は、少なくとも前記移動
    船体の前部と後部とに前後一対設けられるとともに、前
    記船体に対して前記移動船体を上下方向に移動可能に支
    持することを特徴とする請求項4記載の小型船舶。
  8. 【請求項8】前記衝撃吸収手段は、上下方向の剛性が横
    方向の剛性よりも低いことを特徴とする請求項7記載の
    小型船舶。
  9. 【請求項9】前記衝撃吸収手段は、シリンダと、このシ
    リンダに内蔵したピストンとから構成され、前記移動船
    体の前部に設けられた前記衝撃吸収手段はその上下端が
    前記移動船体及び前記船体に対して連結されている一
    方、前記移動船体の後部に設けられた前記衝撃吸収手段
    はその上下端が前記移動船体及び前記船体に対して回動
    自在に連結されていることを特徴とする請求項8記載の
    小型船舶。
  10. 【請求項10】前記移動船体に、前記シートの両側に位
    置する左右一対のステップを設けることを特徴とする請
    求項4記載の小型船舶。
  11. 【請求項11】前記船体には、前記シートの両側に位置
    する左右一対の固定ステップを設け、この固定ステップ
    の上方に所定空隙を介して前記移動船体のステップを配
    置することを特徴とする請求項10記載の小型船舶。
  12. 【請求項12】前記衝撃吸収手段を、前記移動船体の前
    部と、前記船体との間に設けるとともに、前記移動船体
    の後部を、水平方向に延びる回転軸を介して前記船体に
    連結することを特徴とする請求項4記載の小型船舶。
  13. 【請求項13】前記移動船体を、前記船体に対して着脱
    自在に連結するとともに、前記船体の上面であって前記
    移動船体に覆われた部分に開閉自在な蓋体を設けること
    を特徴とする請求項4記載の小型船舶。
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