JP2002145181A - 水上乗物の物入れ構造 - Google Patents

水上乗物の物入れ構造

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JP2002145181A
JP2002145181A JP2000338819A JP2000338819A JP2002145181A JP 2002145181 A JP2002145181 A JP 2002145181A JP 2000338819 A JP2000338819 A JP 2000338819A JP 2000338819 A JP2000338819 A JP 2000338819A JP 2002145181 A JP2002145181 A JP 2002145181A
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hull
deck
box
opening
maintenance
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Toshiaki Ibata
俊彰 井端
Kenichi Otsuka
健一 大塚
Satoshi Nakatsuji
聡 中辻
Toshiyuki Hattori
敏幸 服部
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Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B25/00Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby
    • B63B25/002Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for goods other than bulk goods
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    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B29/00Accommodation for crew or passengers not otherwise provided for
    • B63B29/02Cabins or other living spaces; Construction or arrangement thereof
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    • B63B2029/043Seats; Arrangements thereof on vessels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船体構造を大型化したり保守点検整備の作業
性を低下させることなく、船体スペースを有効に利用し
て収容容積を大きくした水上乗物の物入れ構造を提供す
る。 【解決手段】 上面に収納物の出し入れ用開口91を有
する箱体19からなり、デッキ3の上面側にエンジン室
28の整備用開口17を有する水上乗物の物入れ構造に
おいて、前記箱体19が前記整備用開口17内にオーバ
ーハング状に突出するように該箱体19をデッキ3側に
着脱可能に取付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水上バイク等の小
型滑走艇その他エンジン駆動の小型船舶等の水上乗物に
おける物入れ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ジェット推進式水上バイク等の小型滑走
艇は、船体中央部のシート下側のデッキにエンジン室の
点検整備用開口が形成されている。この整備用開口は、
エンジン着脱や保守点検の作業性をよくするために、船
体強度の許容範囲内で出来るだけ大きく開口してデッキ
上面側に形成される。
【0003】一方、このような小型滑走艇の船体には、
工具等の備品やその他の物品あるいは飲食物等を収納す
る物入れが備わる。この物入れは、上面に収納物の出し
入れ用開口を有する箱体からなり、出し入れ用開口には
蓋が設けられる。このような物入れは、通常船体の複数
位置に設けられるが、特にシート前方のハンドル近傍に
設けると水上でシートに座ったまま出し入れできるので
便利である。
【0004】従来、この物入れは、シート下の整備用開
口とハンドルとの間のデッキに孔を開けてこの孔に箱体
を装着して取付けられていた(例えば特開平10-264886
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水上乗物の物入れ構造では、船体構造を小型でコンパク
ト化する必要があるため、整備用開口とハンドルとの間
のスペースが狭く、したがって、物入れの箱体容量を大
きくできなかった。
【0006】この場合、単に物入れの箱体を大きくして
デッキに固着すると、船体自体が大型化したり、あるい
は整備用開口に重なって開口を狭め点検整備の作業性を
低下させる。
【0007】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、船体構造を大型化したり保守点検整備の作業性を
低下させることなく、船体スペースを有効に利用して収
容容積を大きくした水上乗物の物入れ構造の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、上面に収納物の出し入れ用開口を有す
る箱体からなり、デッキ上面側にエンジン室の整備用開
口を有する水上乗物の荷物収納部構造において、前記箱
体が前記整備用開口内にオーバーハング状に突出するよ
うに該箱体をデッキ側に着脱可能に取付けたことを特徴
とする水上乗物の物入れ構造を提供する。
【0009】この構成によれば、物入れ用の箱体がデッ
キ上面の整備用開口内にオーバーハングして取付けられ
るため、船体構造を大きくすることなく、箱体の容量を
大きくすることができる。この場合、箱体はデッキに対
し着脱可能であるため、エンジン室の点検整備時には箱
体を取外すことにより、整備の作業性を低下させること
はない。
【0010】なお、箱体形状は任意であり、直方体、円
筒体、折れ曲がった形状、段差のある形状、曲面形状お
よびこれらを組合わせた形状その他船体に装着できるあ
らゆる形状を含む。また、上面の出し入れ用開口は斜め
上方を向いて配設される場合を含む。
【0011】好ましい構成例では、前記箱体は、上下方
向にずれた少なくとも2ヵ所でデッキ側に固定されたこ
とを特徴としている。
【0012】この構成によれば、オーバーハングして片
持ち状となった箱体の根元部(片持ち取付け部)を上下
2ヵ所でデッキ側に取付けることにより、オーバーハン
グによる回転モーメントに対抗して2ヵ所の固定部間の
距離に対応したモーメントが作用するため、大きな重量
を確実に支持することができ、物入れの収容能力を高め
ることができる。
【0013】さらに好ましい構成例では、前記箱体に船
体カバーを固定したことを特徴としている。
【0014】この構成によれば、船体前部のステアリン
グ廻りやその側面を覆う樹脂性の船体カバーが、物入れ
の箱体を介して剛性材からなるデッキに固定されるた
め、船体カバーが強固に確実に船体構造体(デッキ)に
固定される。
【0015】さらに好ましい構成例では、前記箱体は下
部が広がった形状であることを特徴としている。
【0016】この構成によれば、船体上部の内部形状に
合わせて箱体の形状を下部広がりとすることにより、船
体内スペースを有効に利用して大きな容量の物入れを形
成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る水上乗
物の物入れ構造を有する船体を側面から見た断面構成図
である。
【0018】図示したように、船体1は、下部をハル
2、上部をデッキ3で構成され、その結合部はガンネル
4で船体周縁に沿って結合される。船体前方のガンネル
はバウガンネル4aで補強され、船尾側は後部ガンネル
4b(図2)で補強される。ハル2とデッキ3とは、そ
れぞれ個別に形成され、その後に互いに結合されて船体
1を形成する。本実施形態では、これらの間に補強用の
構造材としてライナー11が設けられる。
【0019】船体1内の前方には荷物収納部5が備わ
り、この荷物収納部5はデッキ3内に装着された容器で
あるバウロッカー9により構成される。荷物収納部5の
上面のデッキ3は開口6を有し、この開口6より物の出
し入れを行う。バウロッカー9はボルト83によりライ
ナー11に固定され、上面のデッキ3との接合部には全
周シール12が施される。荷物収納部5の後面は開口
し、ボルトを介して着脱可能な蓋13が備わる。後面開
口よりエンジンルームの点検整備を行う。バウロッカー
9は、その側面にも点検用開口を有し蓋55で塞がれる
(図4)。上面の開口6はバウリッド7により覆われ、
このバウリッド7はロック部材8によりロックされる。
ロック部材8はケーブル74を介してロック解除用の例
えばレバー等からなる操作子14に連結される。この操
作子14の操作によりロックが外れ、バウリッド7は、
ガススプリングシリンダー10により前端のヒンジ部材
75を中心に軽い力で回動し、矢印L方向に開く。
【0020】操作子14は、ロック部材8の後方のデッ
キ3上部のセンターカバー20上に備わる。この操作子
14は、船を操縦する運転者の手が届く位置に設けられ
る。バウリッド7の後縁下部近傍にはスピードメーター
16が備わる。このスピードメーター16の後方には船
体1の舵を取るためのハンドル15のステアリング部1
5aが備わる。
【0021】船体1上部中央のデッキ3はエンジンルー
ム整備用開口17を有し、このエンジンルーム整備用開
口17を覆って前部シート18が備わる。エンジンルー
ム整備用開口17の前端部側の上方に突出して物入れ1
9が備わる。この物入れ19は、例えば上面に開口91
を有する樹脂製のグローブボックス(箱体)からなり、
上面開口91は蓋22で覆われる。図はこの開口91に
後述のカップホルダー23が装着された状態を示す。蓋
22の上面は前部シート18の上面と連続する位置にあ
る。物入れ19は、エンジンルーム整備用開口17内に
オーバーハングしてハンドル15の後側のデッキ3に上
下のボルト80,81により着脱可能に取付けられる。
【0022】上部ボルト80はセンターカバー20に取
付けられ、このセンターカバー20を介して物入れ19
をデッキ3側に固定し、下部ボルト81は、直接物入れ
19の底部をデッキ3に固定する(図2参照)。このよ
うに、オーバーハングした物入れ19の根元部(取付
部)を上下にずれた位置で上部ボルト80および下部ボ
ルト81でデッキ側に固定することにより、オーバーハ
ングによる回転モーメントに対抗して大きな重量を確実
に支持できる。
【0023】このようにグローブボックス(物入れ1
9)は容易に単体で着脱可能であり、エンジンの整備を
行う時に物入れ19が邪魔になることはない。また、オ
ーバーハングさせることにより容量が大きくなり、した
がって、物入れ19の上部にカップホルダー23を備え
ることができ、飲み物の缶24等を保持することができ
る。
【0024】前部シート18を支持するシート支持フレ
ーム57は物入れ19の下方まで延びている。前部シー
ト18の後端部側のエンジンルーム整備用開口17には
ブリッジ板52が横断して架け渡される。シート支持フ
レーム57の下面にはエンジンルーム整備用開口17お
よびブリッジ板52の縁に沿ってシール76が設けられ
る。ブリッジ板52上には、前部シート18のロック部
材65が備わる(図10参照)。前部シート18の後方
の後部シート25の後端部を支持するデッキ3上にも同
様にロック部材65が備わる。後部シート25の下には
後部物入れ26が備わる。後部シート25の後方には後
部シート25の同乗者が掴まるためのグリップ27が備
わる。ブリッジ板52および後部物入れ26は、エンジ
ンルームの点検整備のために着脱可能である。
【0025】船体1内部に設けられたエンジンルーム2
8内には、燃料タンク29およびその後側のエンジン3
0等が備わる。燃料タンク29内部には、燃料供給ユニ
ット33が備わり、タンク内の空気の圧力をバランスさ
せるためのブリーザユニット34を上部に有する。燃料
タンク29後部の底には、水溜り部90が形成される。
燃料との比重の差によりこの水溜り部90に溜まった水
は、その上側の水抜き開口54の蓋を開けて、簡易吸出
しポンプ等により排出される。この水抜きのために、デ
ッキ3に水抜き用ホースを挿通させるための開口(不図
示)が形成される。
【0026】エンジン30は、エンジンマウント35上
に載置され、エンジン後方にはオイルタンク36とEC
U(電子制御装置)37が備わる。排気は排気管38を
通り、排気開口41より水噴射ノズル85の外側の水中
に排出される。この排気管38は仕切り板39を抜け、
その後方に水の逆流防止用ウォータロック40およびマ
フラ77が装着される。
【0027】エンジン30の出力軸30aはカップリン
グ44を介して駆動軸43に接続する。駆動軸43の端
部にインペラ42が装着される。インペラ42の後方に
は船体1を逆進させるためのリバースバケット45が備
わる。
【0028】仕切り板39の前側のエンジンルーム28
内に溜まった水は、インペラ42後方の負圧作用により
メカビルジ46で吸上げられ、排水管78を通してイン
ペラ42後方より水中に排出される。インペラ42の回
転が止まった時にサイホン現象による水の逆流を防ぐた
め、排水管78の最上部に小径パイプまたは孔47を設
けている。メカビルジ46は負圧作用で水を排出するた
め排水管の途中に孔が形成されていても空気が若干吸い
込まれるだけで水が漏れることはない。
【0029】仕切り板39の後側の船体1内部に溜まっ
た水は電動ビルジ48で吸上げられ、排水管79を通し
て水中に排出される。電動ビルジ48の停止時にサイホ
ン現象による水の逆流を防ぐため、排水管79の最上部
に小径排水管88を接続し、船体後面側の空中に開口さ
せる。この排水管79の開放端部はパイロット49とし
て機能し、電動ビルジ48による排水状態が確認され
る。
【0030】図2は本発明に係る水上乗物の物入れ構造
を有する船体の上面図である。図示したように、船体1
前端にバウガンネル4aが備わり、その後方の船体内に
前述の荷物収納部5が備わる。物の出し入れは開口6よ
り行い、開口6はバウリッド7で覆われる。前述のよう
に、このバウリッド7は、操作子14によりケーブル7
4を介して操作可能なロック部材8によりロックされ
る。バウリッド7の右側面には給油口32が備わる。
【0031】バウリッド7の後方の船体中央部にはセン
ターカバー20が装着され、その両側にサイドカバー2
1が装着される。これらは一体のものであってもよい。
左右のサイドカバー21の内側に後述(図5)のように
ベンチレーションホース50の開口端が配設される。セ
ンターカバー20はハンドル15のステアリング部15
aの周囲を覆う。このステアリング部15aの左側のセ
ンターカバー20上にロック解除用操作子14が取付け
られ、右側にリバースバケット45(図1、図7)を操
作するためのリバースレバー51が取付けられる。
【0032】ステアリング部15aの後方に物入れ19
が設けられる。物入れ19は、前述のように、船体ほぼ
中央部に形成されたエンジンルーム整備用開口17内に
オーバーハング状に突出し、上下位置のボルト80,8
1(図1参照)により船体デッキ側に強固に取付けられ
る。この物入れ19の左右両側にサイドカバー21の自
由端部がボルト82により固定される。これにより、比
較的柔軟なサイドカバー21の自由端部がばたつくこと
なく強固に保持される。
【0033】エンジンルームの点検整備時には、物入れ
19を取外すことにより、点検整備作業やエンジン等の
取出し作業に支障を来たすことはない。このとき、サイ
ドカバー21の自由端部が整備用開口17内に突出する
が、サイドカバー21は柔軟な樹脂材料で形成されてい
るため、整備作業やエンジン取出し作業等に支障を来た
すことはない。
【0034】エンジンルーム整備用開口17の中間部に
は、前部シート18(図1)の後端と、後部シート25
(図1)の前端を取り付けるためのブリッジ板52が備
わる。ブリッジ板52の後方には後部物入れ26が装着
され、その後方にはグリップ27が備わる。
【0035】船尾側の左右コーナー部は、バウガンネル
4aと同様の2層構造(後述の図9参照)の後部ガンネ
ル4bで補強される。
【0036】図3は船体の内部上面図である。図示した
ように、船体1内部前方の荷物収納部5のバウロッカー
9は、4本のボルト83で船体のライナー11(図1)
に固定される。荷物収納部5の後方には2本のベルト5
5により固定された燃料タンク29が備わる。燃料タン
ク29には給油口32(図2)から給油される給油チュ
ーブ53が設けられる。燃料タンク29中央には燃料供
給ユニット33が備わり、燃料タンク内の水を取り出す
水抜き開口54がその後方に備わる。この水抜き開口は
燃料供給ユニット33の前方にあってもよい(図中点
線)。この場合、バウロッカー9の後面の蓋13(図
1)を外してその開口から水抜き用ホースを挿入して水
溜り部90(図1)から水を排出する。また、燃料タン
ク両側面にはベンチレーションホース50が備わる(図
5参照)。
【0037】燃料タンク29の後方にはエンジン30が
備わる。このエンジン30は、前述のように、駆動軸4
3を介してインペラ42を回転させる。排気管38は、
排気マニホルド84から一旦エンジンの前方を通り、後
方に向かって仕切り板39を越えてウォータロック40
と接続される。ウォータロック40の後流側の排気管3
8にマフラ77が設けられ、その後流の排気開口41が
インペラ42による水噴射ノズル85の外周部分の水中
に開口する。
【0038】図4は図1のA−A断面図である。荷物収
納部5を形成するバウロッカー9の上縁はシール12で
水密封止される。バウロッカー9は、前述のように後面
が開口して蓋13(図1)が設けられるとともに、側面
が開口し、蓋55で塞がれる。この開口部から必要に応
じて給油口32周辺の整備・点検を行う。荷物収納部5
の底面には水抜き孔31が備わり、バウロッカー9内に
溜まった水をエンジンルーム28内に排出する。
【0039】図5は図1のB−B断面図である。図示し
たように、バウリッド7の下方のデッキ3にはバウリッ
ド7を開閉するためのロック部材8が備わり、このロッ
ク部材を操作する操作子14がケーブル74を介してセ
ンターカバー20上の中央より左側に備わる。前述のよ
うに、センターカバー20上の中央より右側の位置にリ
バースレバー51が備わり、リンク機構86を介してリ
バースバケット45(図1)に連結される。
【0040】左右のベンチレーションホース50は船体
内で交差して配設される。これにより船体が横転した時
等の水の侵入を防ぐ。各ベンチレーションホースの開口
端部には撥水フィルター56が装着され、通常走行時の
船体内への水の進入を防止する。
【0041】図6は図1のC−C断面図である。図示し
たように、物入れ19は、下側が広がった形状であり、
これによりサイドカバー21の内側のスペースを有効に
利用して収納容積を大きくすることができる。また、物
入れ19の底面中央部は、シート支持フレーム57が配
設されるため、上げ底形状であり、その左右両側でボル
ト81によりデッキ3に固定される。
【0042】エンジンルーム28内のエンジン30に
は、吸気管87を介して吸気ボックス58が接続され
る。この吸気ボックス58内に開口する吸気管87の端
部に撥水フィルター59が装着され、エンジン内への水
の進入を防止する。60はオイルフィルターである。
【0043】図7は船体の後面図である。船体1の後面
デッキ3の上部に、前述のように、電動ビルジ48に接
続する排水管88(図1)の端部のパイロット49が露
出する。ハル2の後端の水噴射ノズル85にリバースバ
ケット45が軸45aに枢着されて備わる。
【0044】図8はグリップの斜視図である。図示した
ように、この例のグリップ27はデッキ3に取り付ける
ための孔61を有し、ここにボルト等を通して後部シー
ト25(図1)の後端部を支持するデッキ3に固定され
る。このグリップ27は後部シート25の同乗者が掴ま
るためのものであり、また船体が横転した後に再乗船す
るとき等に掴むためのものである。
【0045】図9はバウガンネルの断面図である。図示
したように、バウガンネル4aは、外側を軟質部材6
2、内側を硬質部材63で形成された2層構造の成型体
であり、ボルト64でデッキ3に固定される。軟質およ
び硬質の両部材62,63は、ともに例えばポリプロピ
レンとゴムとの混合材料からなり、混合比率を変えるこ
とにより任意の硬度が得られる。このような2層成型体
を製造する場合、まず硬質部材63を型で挟んで形成
し、そのまま外側の型のみを交換して硬質部材63の外
側に軟質部材62を一体的に成型することができる。
【0046】内側を硬質部材63で形成することによ
り、デッキ前端を充分保護するとともにデッキとの結合
部分の寸法合せが高精度で確実にできる。また、外側の
軟質部材62により、衝撃を吸収して船体を保護すると
ともに、成型時に形成された内側の硬質部材63の凹み
(ひけ)を覆って外観の向上を図ることができる。
【0047】図10(A)は整備用開口に架け渡される
ブリッジ板の斜視図であり、(B)はブリッジ板とデッ
キとの接合部の断面図である。
【0048】(A)に示すように、前部シート18後部
には、ネジ66で固定されたロック部材65が備わる。
このロック部材65に設けられた孔67内にブリッジ板
52に設けられた突出部68の頭部が差込まれてスプリ
ング(不図示)等により弾発的に嵌合してロックされ
る。このようなロック機構はロック部材65に備わるレ
バー69を引くことによって解除される。なお、前述し
たバウリッド7のロック部材8(図1)も同様の構造で
あってもよい。あるいは、リングまたは棒材等に弾発的
にフックを係合させる構成その他各種形態のロック機構
が適用可能である。
【0049】後部シート25の前端には係入部材70が
備わり、ブリッジ板52に備わる受け部材71と係合し
て後部シート25の前端部がデッキ3上に取り付けられ
る。ブリッジ板52はボルト72によりデッキ3の整備
用開口17の縁部に固定される(図2参照)。
【0050】ブリッジ板52は、例えばアルミ板又はア
ルミ合金板からなり、(B)に示すように、その端部に
ゴム73が焼き付けられて一体化され、ワッシャ89を
介してボルト72によりデッキ3に固定される。このよ
うなゴム73を設けることにより、衝撃や振動を吸収す
るとともに、エンジンルーム内への防水機能が高められ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、物入
れ用の箱体がデッキ上面の整備用開口内にオーバーハン
グして取付けられるため、船体構造を大きくすることな
く、箱体の容量を大きくすることができる。この場合、
箱体はデッキに対し着脱可能であるため、エンジンルー
ムの点検整備時には箱体を取外すことにより、整備の作
業性を低下させることはない。
【0052】したがって、例えば小型滑走艇等におい
て、乗船したままで出し入れできる最も使いやすいハン
ドル手前側の位置に、大きな容量の物入れを設けること
ができ(試作では従来1〜2l程度であったものが約1
0l程度まで大きくできた)、カップホルダー等も装着
できて、利便性が向上する。
【0053】また、デッキ側に強固に固定された物入れ
に、ハンドル周囲の車体カバーを保持させることによ
り、比較的柔軟な車体カバーを強固に固定保持できる。
この場合、車体カバーも物入れとともに整備用開口内ま
で突出するように大きくしてカバーとしての機能や意匠
性を高めることができる。さらにこの場合、箱体は単独
で取り外しできるため、車体カバーやこれに付随したハ
ンドル回りの部品等を外す必要がなく、点検整備時の物
入れの着脱作業が容易に効率よくできる。このとき、車
体カバーの側面部分が整備用開口にオーバーハングして
残っても、その柔軟性のため、整備作業に支障を来たす
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る水上乗物の物入れ構造を有する
船体を側面から見た断面構成図。
【図2】 図1の船体を上面から見た上部構成図。
【図3】 図2の船体の内部構成図。
【図4】 図1のA−A矢視断面図。
【図5】 図1のB−B矢視断面図。
【図6】 図1のC−C矢視断面図。
【図7】 図1の船体の後面図。
【図8】 グリップの斜視図。
【図9】 バウガンネルの断面図。
【図10】 (A)はブリッジ板の斜視図であり、
(B)はブリッジ板とデッキとの接合部の断面図。
【符号の説明】
1:船体、2:ハル、3:デッキ、4:ガンネル、4
a:バウガンネル、4b:後部ガンネル、5:荷物収納
部、6:開口、7:バウリッド、8:ロック部材、9:
バウロッカー、10:ガススプリングシリンダー、1
1:ライナー、12:シール、13:蓋、14:操作
子、15:ハンドル、15a:ステアリング部、16:
スピードメーター、17:エンジンルーム整備用開口、
18:前部シート、19:物入れ、20:センターカバ
ー、21:サイドカバー、22:蓋、23:カップホル
ダー、24:缶、25:後部シート、26:後部物入
れ、27:グリップ、28:エンジンルーム、29:燃
料タンク、30:エンジン、31:水抜き孔、32:給
油口、33:燃料供給ユニット、34:ブリーザユニッ
ト、35:エンジンマウント、36:オイルタンク、3
7:ECU、38:排気管、39:仕切り板、40:ウ
ォータロック、41:排気開口、42:インペラ、4
3:駆動軸、44:カップリング、45:リバースバケ
ット、45a:軸、46:メカビルジ、47:孔、4
8:電動ビルジ、49:パイロット、50:ベンチレー
ションホース、51:リバースレバー、52:ブリッジ
板、53:給油チューブ、54:水抜き開口、55:
蓋、56:撥水フィルター、57:シート支持フレー
ム、58:吸気ボックス、59:撥水フィルタ、60:
オイルフィルタ、61:孔、62:軟質部材、63:硬
質部材、64:ボルト、65:ロック部材、66:ネ
ジ、67:孔、68:突出部、69:レバー、70:係
入部材、71:受け部材、72:ボルト、73:ゴム、
74:ケーブル、75:ヒンジ部材、76:シール、7
7:マフラ、78:排水管、79:排水管、80:上部
ボルト、81:下部ボルト、82:ボルト、83:ボル
ト、84:排気マニホールド、85:ノズル、86:リ
ンク機構、87:吸気管、88:排水管、89:ワッシ
ャ、90:水溜り部、91:物入れ19の開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中辻 聡 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 (72)発明者 服部 敏幸 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に収納物の出し入れ用開口を有する箱
    体からなり、デッキ上面側にエンジン室の整備用開口を
    有する水上乗物の荷物収納部構造において、 前記箱体が前記整備用開口内にオーバーハング状に突出
    するように該箱体をデッキ側に着脱可能に取付けたこと
    を特徴とする水上乗物の物入れ構造。
  2. 【請求項2】前記箱体は、上下方向にずれた少なくとも
    2ヵ所でデッキ側に固定されたことを特徴とする請求項
    1に記載の水上乗物の物入れ構造。
  3. 【請求項3】前記箱体に船体カバーを固定したことを特
    徴とする請求項1または2に記載の水上乗物の物入れ構
    造。
  4. 【請求項4】前記箱体は下部が広がった形状であること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の水上乗物の
    物入れ構造。
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