JPH11278366A - 跨座式船艇の船体構造 - Google Patents

跨座式船艇の船体構造

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JPH11278366A
JPH11278366A JP10100426A JP10042698A JPH11278366A JP H11278366 A JPH11278366 A JP H11278366A JP 10100426 A JP10100426 A JP 10100426A JP 10042698 A JP10042698 A JP 10042698A JP H11278366 A JPH11278366 A JP H11278366A
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hull
seat
internal combustion
combustion engine
opening
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    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/30Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B34/00Vessels specially adapted for water sports or leisure; Body-supporting devices specially adapted for water sports or leisure
    • B63B34/10Power-driven personal watercraft, e.g. water scooters; Accessories therefor

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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船船の内部に収納した内燃機関に対し船体の
外部から点検作業ができるようこの船体に開口を形成し
た場合に、船艇の騒音の防止をより確実にさせると共
に、上記開口を通しての内燃機関に対する点検作業が容
易にできるようにする。 【解決手段】 船体3の内部に推進用内燃機関16を収
納する。この内燃機関16の上方で、上記船体3の上部
にシート支持台42を形成する。このシート支持台42
の上部板45の上方に跨座式のシート32を配設する。
上記シート支持台42の上部板45に上記船体3の内外
を連通させる上記内燃機関16点検用の開口49を形成
する。上記シート支持台42とシート32との間に介在
して上記開口49を開閉自在に閉じるカバー体50を上
記シート32とは別体に設ける。上記シート32を上記
シート支持台42および/もしくはカバー体50に対し
着脱自在に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船体の内部の内燃
機関の騒音が上記船体の外部に漏れることをより確実に
防止させるようにした跨座式船艇の船体構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】跨座式船艇の船体構造には、従来、次の
ように構成されたものがある。
【0003】即ち、船体の内部に推進用内燃機関が収納
されている。この内燃機関の上方で、上記船体の上部に
シート支持台が形成され、このシート支持台の上部を構
成する上部板の上方に跨座式のシートが配設され、この
シートは上記シート支持台に着脱自在に支持されてい
る。また、上記シート支持台の上部を構成する上部板に
上記船体の内外を連通させる上記内燃機関点検用の開口
が形成されている。
【0004】上記シート支持台に対するシートの着脱に
より、上記開口が開閉自在とされ、上記シートの離脱に
より、上記開口を開ければ、この開口を通して上記船体
の外部から上記内燃機関の保守などの作業を含む点検作
業ができることとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、開口が船体の内外を連通させており、また、
シート自体は防音性を有していないため、上記内燃機関
からの騒音が上記開口とシートとを通して船体の外部に
漏れて船艇の騒音が大きくなるという問題がある。
【0006】そこで、上記シートに防音材を取り付け
て、船体の外部に騒音が漏れないようにし、もって、船
艇の騒音を防止させることが考えられる。しかし、この
ようにすると、シートが重くなって、このシートを着脱
する際の作業が煩雑になり、つまり、上記開口を通して
の内燃機関に対する点検作業が煩雑になるおそれを生じ
る。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、船体の内部に収納した内燃機関に対し船
体の外部から点検作業ができるようこの船体に開口を形
成した場合に、船艇の騒音の防止をより確実にさせると
共に、上記開口を通しての内燃機関に対する点検作業が
容易にできるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の跨座式船艇の船体構造は、次の如くである。
【0009】請求項1の発明は、船体3の内部に推進用
内燃機関16を収納し、この内燃機関16の上方で、上
記船体3の上部にシート支持台42を形成し、このシー
ト支持台42の上部板45の上方に跨座式のシート32
を配設し、上記シート支持台42の上部板45に上記船
体3の内外を連通させる上記内燃機関16点検用の開口
49を形成した跨座式船艇の船体構造において、
【0010】上記シート支持台42とシート32との間
に介在して上記開口49を開閉自在に閉じるカバー体5
0を上記シート32とは別体に設け、かつ、上記シート
32を上記シート支持台42および/もしくはカバー体
50に対し着脱自在に支持させたものである。
【0011】請求項2の発明は、上記開口49の開口縁
と、上記カバー体50との間に弾性のシール体52を介
在させ、このシール体52を介して上記カバー体50を
上記シート支持台42の上部板45に押圧させる押圧手
段51を設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0013】図において、符号1は跨座式(換言すれ
ば、鞍乗式)の小型の船艇であり、海等における水2に
浮かべられている。また、矢印Frは、上記船艇1の進
行方向の前方を示し、下記する左右とは、上記前方に向
っての上記船艇1の船体3の幅方向をいうものとする。
【0014】上記船艇1は滑走型の小型の船艇であり、
つまり、この船艇1は水2面に対して小さい傾角の前上
がりのほぼ一定姿勢で水2面上を滑走するように高速推
進可能とされるものである。上記船艇1の船体3は繊維
で強化された樹脂(FRP)製で、その下部がハル4、
上部がデッキ5であり、これらハル4とデッキ5の結合
部がガンネル6である。また、上記ハル4の内面にはハ
ルライナー7が結合され、これにより、上記ハル4が十
分に補強されている。また、上記ハル4とハルライナー
7との間には空間が形成されると共に、この空間に防音
性、断熱性を有する発泡体8が充填され、これにより、
船体3に大きい浮力が確保されている。
【0015】上記船体3の内部を前後方向で複数の部屋
に仕切る前部壁9と後部壁10とが設けられ、これら前
部壁9と後部壁10は上記ハル4とデッキ5の各内面に
強固に結合させられて、船体3を補強している。上記船
体3の内部において、上記前部壁9よりも前側が前部室
11、上記前部壁9と後部壁10の間がエンジンルーム
である中間部室12、上記後部壁10よりも後側が後部
室13とされている。上記前部壁9は、船体3の幅方向
の中央部で左右に延びる本体壁9aと、この本体壁9a
の左右各端縁から後方に向って一体的に延出する左右一
対の側部壁9b,9bとで構成され、これら各側部壁9
bの延出端は上記後部壁10の前面に結合させられてい
る。
【0016】上記船体3に搭載されてこの船体3を推進
させる推進装置15が設けられている。この推進装置1
5は、上記中間部室12に収容されて上記ハルライナー
7に緩衝材を介し支持された2サイクル三気筒内燃機関
16と、上記前部室11に設置されて上記内燃機関16
に供給される燃料Aを溜める燃料タンク17と、上記内
燃機関16の外部の空気Bと上記燃料Aとを同時に上記
内燃機関16に供給可能とする吸気系部材18と、上記
内燃機関16で燃焼した燃料Aの燃焼ガスを排気Cとし
て上記船体3の外部に排出させる排気系部材19とを備
えている。また、上記船体3の外部の空気Bを上記船体
3の内部に導入させる前、後空気導入管20,20が設
けられ、かつ、上記各室11〜13を互いに連通させる
空気連通管21が上記前部壁9と後部壁10にそれぞれ
貫設されている。
【0017】上記推進装置15は、上記内燃機関16か
らの動力を受けて駆動し上記船体3を推進させるジェッ
ト噴射手段22を備えている。このジェット噴射手段2
2は、上記ハル4の後部に支持されて前端が上記船体3
の後部の下方に向って開口し後端が上記船体3の後方に
向って開口する流水管23を有している。この流水管2
3は断面が円形で、その内部が、上記船体3の後部の下
方を、同上船体3の後方に連通させる水通路24とされ
ている。この水通路24の後部に配設されて上記流水管
23に支承されるインペラ25が設けられ、このインペ
ラ25は推進軸28により上記内燃機関16に連動連結
されている。
【0018】上記流水管23の後端に外嵌されて上記船
体3の後部に支承される操舵管30が設けられ、この操
舵管30はその後部が上下、左右に回動するよう支承さ
れている。一方、上記船体3の前上部に操舵用のハンド
ル31が突設され、このハンドル31に上記操舵管30
が連動連結されている。上記ハンドル31の後方で、同
上船体3の上部には跨座式のシート32が形成され、前
方に向ってこのシート32に跨座状に着座した運転者に
より、上記ハンドル31の端部に設けられたグリップ3
1aが把持可能とされている。また、上記シート32の
後方にタンデムシート33が連設されている。
【0019】上記内燃機関16を駆動させると、吸気系
部材18を通りこの内燃機関16の外部の空気Bと、上
記燃料タンク17から供給される燃料Aとが上記内燃機
関16に供給されて、燃焼に供され、その熱エネルギー
が動力に変換されて出力される。上記燃焼で生じた燃焼
ガスは前記した排気Cとして上記排気系部材19を通し
船体3の外部に排出される。
【0020】上記のように内燃機関16から出力された
動力は前記ジェット噴射手段22の推進軸28に伝達さ
れ、この推進軸28と共に回転する上記インペラ25に
より、上記水通路24内の水2が後方に向って加速さ
れ、これにより、上記船体3の後部の下方の水2が上記
水通路24の前端からこの水通路24内に吸入される一
方、この水通路24を通過してその後端から後方に向っ
て噴射させられ、この噴射の反力により、上記船艇1が
前方に向って推進させられる。
【0021】上記推進時に、運転者が上記ハンドル31
を操作し、上記操舵管30の姿勢を変化させるよう回動
させれば、上記噴射の方向が変化して、船艇1が所望の
方向に操舵される。
【0022】上記排気系部材19は、上記内燃機関16
から延出する排気管35と、この排気管35の延出端に
連結されるウォータロック装置36と、このウォータロ
ック装置36から延出してこのウォータロック装置36
を船体3の外部に連通させる他の排気管37とを備えて
いる。上記ウォータロック装置36は内部が密閉された
空気箱38で構成され、この空気箱38は前記ハルライ
ナー7に形成された凹部39に嵌入されて締結具により
上記ハルライナー7に支持されている。
【0023】上記の場合、排気管35と他の排気管37
の各一部が前記ハル4とハルライナー7との間の空間に
配設されている。このため、上記ハル4とハルライナー
7との間の余剰空間が排気管35と他の排気管37の各
一部の配設に利用されており、その分、上記船体3の内
部における内燃機関16等に対する作業空間が広くとれ
る。
【0024】また、上記排気管35と他の排気管37の
各一部は上記ハル4とハルライナー7との間の発泡体8
に埋入されている。この発泡体8は弾性を有して、無数
の空間を有しているため、上記埋入によって排気Cの消
音効果が向上し、船艇1の騒音が防止される。
【0025】また、上記各空気導入管20は、騒音源で
ある内燃機関16からみて、前部壁9と後部壁10とで
仕切られた前部室11と後部室13とに配設されてお
り、このため、上記各空気導入管20を通って騒音が船
体3の外部に漏れることが防止され、船艇1の騒音が防
止される。
【0026】上記デッキ5の前後方向の中途部で、か
つ、この船体3の船体3の幅方向の中央部が上方に向っ
て膨出させられてシート支持台42が上記デッキ5に一
体的に形成され、このシート支持台42は上記内燃機関
16の上方に形成されている。このシート支持台42の
左右側方に隣接して上記デッキ5の左右各側部にそれぞ
れ足載せステップ43が形成されている。
【0027】上記シート支持台42は、このシート支持
台42の左右各側部を構成して上記各足載せステップ4
3の内側端縁からそれぞれ上方に向って一体的に突出す
る左右一対の側板44,44と、上記シート支持台42
の上部を構成して上記両側板44,44の上端縁同士を
互いに一体的に結合させる上部板45とを備え、この上
部板45の上面の上方に前記シート32が配設されてい
る。また、上記各足載せステップ43の外側方における
上記デッキ5の各側端部はそれぞれ上方に向って膨出さ
せられて左右一対のブルワーク47,47が形成されて
いる。
【0028】上記の場合、各側板44の内面近傍に上記
前部壁9の各側部壁9bが配設されており、これら側部
壁9bによって、上記シート支持台42が十分に補強さ
れている。また、平面視で、上記前部壁9は上記開口4
9の開口縁を取り囲むよう設けられており、このため、
上記開口49を設けたことによる船体3の強度低下が上
記前部壁9によって、十分に補填されている。
【0029】また、上記前部壁9の本体壁9aは上記内
燃機関16、吸気系部材18、および排気管35の前方
の近傍に位置してこれらによる組み合わせ体16,1
8,35をその前方から覆っている。また、上記前部壁
9の各側部壁9bと各側板44とは二重壁構造として上
記組み合わせ体16,18,35をその外側方から覆う
と共に、これら各側部壁9bと側板44との間の空間に
は発泡体8が充填されている。このため、上記内燃機関
16や、排気管35の排気Cの騒音が船体3の外部に漏
れようとすることはより確実に防止され、船艇1の騒音
が防止される。
【0030】ここで、運転者が上記シート32に跨座状
に着座したとき、この運転者の各足は上記各足載せステ
ップ43に載置され、各脚は上記各側板44の外側方の
近傍に位置することとなる。
【0031】この場合、上記内燃機関16からの熱が上
記脚に達することは、上記前部壁9の各側部壁9bと各
側板44との二重壁構造と、これら各側部壁9bと各側
板44との間の空間に充填された発泡体8とによって防
止され、船艇1への乗り心地が向上させられている。な
お、上記側部壁9bと側板44との間には発泡体8は充
填しなくてもよい。
【0032】上記内燃機関16、吸気系部材18、およ
び排気管35の上方で、上記シート支持台42の上部板
45に上記船体3の内外を連通させる上記内燃機関16
の点検用の開口49が形成されている。この開口49は
平面視で矩形をなし、この開口49を通して、船体3の
外部から上記内燃機関16、吸気系部材18、および排
気管35に対する点検作業が可能とされている。
【0033】上記シート支持台42の上部板45と、シ
ート32との間に介在して上記開口49を開閉自在に閉
じるFRP製のカバー体50が設けられている。このカ
バー体50は上記各側板44の上端縁に対しバックル式
の係止具である押圧手段51により着脱自在に固着され
て支持され、つまり、上記シート支持台42に支持され
ている。
【0034】また、上記の場合、開口49の上面側の開
口縁の全周囲と、上記カバー体50の下面との間に弾性
でゴム製のシール体(ガスケット)52が全体的に介在
させられている。上記カバー体50を上記押圧手段51
によりシート支持台42に支持させたとき、上記シール
体52を介して上記カバー体50が上記シート支持台4
2の上部板45の上面に押圧させられるようになってい
る。
【0035】上記開口49を閉じて上記シート支持台4
2に支持されたカバー体50の上面に、上記シート32
が載置されて、上記シート支持台42およびカバー体5
0に着脱自在に固着されて支持されている。
【0036】より具体的には、上記開口49の前部開口
縁の近傍に位置するようデッキ5に係止凹部53が形成
されており、この係止凹部53に上記シート32の前端
が嵌脱自在に嵌入可能とされている。また、この嵌入部
を中心として上記シート32の後部側が上下に揺動自在
とされ、下方に揺動させたシート32が上記カバー体5
0の上面に載置されると共に、上記シート32の後端部
が上記開口49の後部開口縁の近傍のデッキ5に係止具
54により係脱自在に係止され、これにより、上記シー
ト支持台42、およびカバー体50にシート32が支持
されている。なお、このシート32はシート支持台42
とカバー体50のいずれか一方にだけ、上記のような押
圧手段51もしくは係止具54により支持させてもよ
い。
【0037】上記構成によれば、シート支持台42とシ
ート32との間に介在して上記開口49を開閉自在に閉
じるカバー体50が設けられている。
【0038】このため、船体3の内部に収納した内燃機
関16に対し船体3の外部から点検作業ができるようこ
の船体3に開口49を形成した場合に、上記内燃機関1
6の騒音が上記開口49を通して船体3の外部に漏れよ
うとしても、これは、上記シート32とカバー体50と
の二重構造によって防止される。よって、船艇1におけ
る騒音の防止がより確実に達成される。
【0039】また、上記の場合、シート32とカバー体
50とは互いに別体として設けられ、かつ、上記シート
32は上記シート支持台42および/もしくはカバー体
50に対し着脱自在に支持させられており、このため、
上記したように騒音の防止をより確実にさせた場合で
も、シート32とカバー体50とはそれぞれが重くなる
ことは防止される。
【0040】よって、シート支持台42の開口49を開
閉させるためのカバー体50に対する開閉作業と、上記
シート支持台42および/もしくはカバー体50に対す
る上記シート32の着脱作業とがそれぞれ個別にできる
ことから、前記したように、船艇1における騒音の防止
をより確実にしたものでありながら、上記開口49を通
しての内燃機関16に対する点検作業が軽快にでき、つ
まり、容易にできることとなる。
【0041】また、上記開口49の開口縁と、上記カバ
ー体50との間に弾性のシール体52が介在し、このシ
ール体52を介して上記カバー体50を上記シート支持
台42の上部板45に押圧させる押圧手段51が設けら
れている。
【0042】このため、上記内燃機関16の騒音が上記
開口49を通して船体3の外部に漏れようとすること
は、より確実に防止される。
【0043】また、上記シール体52の弾性によって、
上記シート支持台42に対するカバー体50のがたつき
が防止されて、上記シート32への座り心地も向上す
る。
【0044】一方、上記船体3には物入れ装置57が設
けられている。
【0045】上記物入れ装置57は、船体3の前部と後
部にそれぞれ着脱自在に設置された前、後物入れ容器5
8,58を備え、これら各物入れ容器58の内部が物入
れ空間59とされ、これら各物入れ空間59に対し船体
3の上方から物が出し入れ自在とされている。上記両物
入れ空間59のうち、前側の物入れ空間59の上端開口
を開閉自在に閉じる物入れ蓋体60が設けられている。
また、後側の物入れ空間59の上端開口は前記タンデム
シート33によって開閉自在に閉じられている。
【0046】前記各空気導入管20と上記各物入れ容器
58とは前後に隣接するように配設されて互いに一体成
形され、上記空気導入管20の長手方向(上下方向)の
中途部と、物入れ空間59の上下方向の中途部とが連通
路61により互いに連通させられている。
【0047】上記構成によれば、上記各物入れ空間59
が共鳴室として働き、このため、上記空気導入管20を
通り船体3の内部から外部に向う内燃機関16の騒音が
消音され、船艇1の騒音が防止されている。つまり、上
記物入れ装置57を利用した分、簡単な構成で、船艇1
の騒音の防止がなされている。
【0048】また、上記各連通路61は、船艇1が転覆
したときの喫水線よりも上側に位置させられている。
【0049】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0050】請求項1の発明は、船体の内部に推進用内
燃機関を収納し、この内燃機関の上方で、上記船体の上
部にシート支持台を形成し、このシート支持台の上部板
の上方に跨座式のシートを配設し、上記シート支持台の
上部板に上記船体の内外を連通させる上記内燃機関点検
用の開口を形成した跨座式船艇の船体構造において、
【0051】上記シート支持台とシートとの間に介在し
て上記開口を開閉自在に閉じるカバー体を設けてある。
【0052】このため、船体の内部に収納した内燃機関
に対し船体の外部から点検作業ができるようこの船体に
開口を形成した場合に、上記内燃機関の騒音が上記開口
を通して船体の外部に漏れようとしても、これは、上記
シートとカバー体との二重構造によって防止される。よ
って、船艇における騒音の防止がより確実に達成され
る。
【0053】また、上記の場合、シートとカバー体とは
互いに別体として設け、かつ、上記シートを上記シート
支持台および/もしくはカバー体に対し着脱自在に支持
させてあり、このため、上記したように騒音の防止をよ
り確実にさせた場合でも、シートとカバー体とはそれぞ
れが重くなることは防止される。
【0054】よって、シート支持台の上部板を開閉させ
るためのカバー体に対する開閉作業と、上記シート支持
台および/もしくはカバー体に対する上記シートの着脱
作業とがそれぞれ個別にできることから、前記したよう
に、船艇における騒音の防止をより確実にしたものであ
りながら、上記開口を通しての内燃機関に対する点検作
業が軽快にでき、つまり、容易にできることとなる。
【0055】請求項2の発明は、上記開口の開口縁と、
上記カバー体との間に弾性のシール体を介在させ、この
シール体を介して上記カバー体を上記シート支持台の上
部板に押圧させる押圧手段を設けてある。
【0056】このため、上記内燃機関の騒音が上記開口
を通して船体の外部に漏れようとすることは、より確実
に防止される。
【0057】また、上記シール体の弾性によって、上記
シート支持台に対するカバー体のがたつきが防止され
て、上記シートへの座り心地も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視断面図である。
【図2】船艇の全体側面断面図である。
【図3】船艇の全体平面部分破断断面図である。
【図4】図2の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図2の5‐5線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 船艇 2 水 3 船体 16 内燃機関 32 シート 42 シート支持台 45 上部板 49 開口 50 カバー体 52 シール体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の内部に推進用内燃機関を収納し、
    この内燃機関の上方で、上記船体の上部にシート支持台
    を形成し、このシート支持台の上部板の上方に跨座式の
    シートを配設し、上記シート支持台の上部板に上記船体
    の内外を連通させる上記内燃機関点検用の開口を形成し
    た跨座式船艇の船体構造において、 上記シート支持台とシートとの間に介在して上記開口を
    開閉自在に閉じるカバー体を上記シートとは別体に設
    け、かつ、上記シートを上記シート支持台および/もし
    くはカバー体に対し着脱自在に支持させた跨座式船艇の
    船体構造。
  2. 【請求項2】 上記開口の開口縁と、上記カバー体との
    間に弾性のシール体を介在させ、このシール体を介して
    上記カバー体を上記シート支持台の上部板に押圧させる
    押圧手段を設けた請求項1に記載の跨座式船艇の船体構
    造。
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