JPH10329786A - 水上滑走艇 - Google Patents

水上滑走艇

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JPH10329786A
JPH10329786A JP9142132A JP14213297A JPH10329786A JP H10329786 A JPH10329786 A JP H10329786A JP 9142132 A JP9142132 A JP 9142132A JP 14213297 A JP14213297 A JP 14213297A JP H10329786 A JPH10329786 A JP H10329786A
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JP
Japan
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hull
seat
opening
watercraft
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP9142132A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Hattori
敏幸 服部
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操縦性能の低下やコストアップを招くことな
く、エンジンのメンテナンス性を高めた水上滑走艇を提
供すること。 【構成】 操舵ハンドル3の後方に前後方向に延びる跨
座式のシート4を配置し、該シート4をフロントサスペ
ンション5とリヤサスペンション6(緩衝装置)を介し
て上下方向に移動可能に支持して成る水上滑走艇1にお
いて、前記シート4下方の船体2上面に開口部2dを形
成し、該開口部2dを開閉可能なエンジンハッチ(蓋
体)38で覆うとともに、該エンジンハッチ38後方の
シート4の下面と船体2の上面との間の空間に前記リヤ
サスペンション6を介設する。本発明によれば、エンジ
ン20のメンテナンスに際してシート4を船体2に対し
て開けば、エンジン20のメンテナンスを船体2の上面
に開口する開口部2dを介して作業性良く容易に行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵ハンドルの後
方に配された跨座式のシートを緩衝装置を介して上下方
向に移動自在に支持して成る水上滑走艇に関する。
【0002】
【従来の技術】操舵ハンドルの後方に跨座式のシートを
配置して成る水上滑走艇において、シートに加わる衝撃
を吸収緩和して乗員の乗心地性を高めるために、シート
を緩衝装置を介して上下方向に移動自在に支持する構成
が提案されている(例えば、特開平7−285491号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成を
採用する従来の水上滑走艇においては、エンジンが船体
前方に配置されていたため、船体の重心が前方に移動し
て操縦性能が低下するとともに、エンジンから船体後方
へ延びるドライブシャフトが長くなってその回転振動が
大きくなるため、ドライブシャフトの中間を軸受等で支
持する必要があり、コストアップを免れなかった。
【0004】そこで、エンジンをシート下方の船体の前
後方向略中央部に配置すると、エンジンのメンテナンス
を容易に行うことができないという問題が発生する。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、操縦性能の低下やコストアッ
プを招くことなく、エンジンのメンテナンス性を高めた
水上滑走艇を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、操舵ハンドルの後方に前後
方向に延びる跨座式のシートを配置し、該シートを緩衝
装置を介して上下方向に移動可能に支持して成る水上滑
走艇において、前記シート下方の船体上面に開口部を形
成し、該開口部を開閉可能な蓋体で覆うとともに、該蓋
体後方のシート下面と船体上面との間の空間に前記緩衝
装置を介設したことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記緩衝装置を船体上面とシート下面に取
り付けたことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記シートをフレームで支持し、該
フレームを前記緩衝装置の船体取付部を中心に回動可能
に支持したことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記シートをフレームで支持し、該
フレームの前端部を船体に対して回動可能に支持したこ
とを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記フレームと船体との間にガスダンパー
を介設したことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、操舵ハンドルの後
方に前後方向に延びる跨座式のシートを配置し、該シー
トを緩衝装置を介して上下方向に移動可能に支持して成
る水上滑走艇において、前記シート下方の船体内部にエ
ンジンを配置し、該エンジン前方の前記シートと船体と
の間に前記緩衝装置を介設するとともに、シート下方の
船体上面に開口部を形成し、該開口部を開閉可能な蓋体
で覆ったことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記シートをフレームで支持し、該フレー
ムの前端部を船体に対して回動可能に支持したことを特
徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、操舵ハンドルの後
方に前後方向に延びる跨座式のシートを配置し、該シー
トを緩衝装置を介して上下方向に移動可能に支持して成
る水上滑走艇において、支持体を前記緩衝装置を介して
船体に上下方向に移動可能に支持し、該支持体に前記シ
ートを着脱自在に取り付けるとともに、該シート下方の
船体上面に開口部Aを形成し、該開口部Aを開閉自在な
蓋体で覆い、前記支持体に前記開口部Aを該支持体上方
の空間に臨ませるための開口部Bを形成したことを特徴
とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、前記支持体を左右一対のフレーム部材を含
んで構成し、前記左右一対のフレーム部材の間に前記開
口部Bを形成したことを特徴とする。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項8又は9
記載の発明において、前記支持体を船体に対して開閉又
は着脱自在に連結し、該支持体の下方の船体内部にエン
ジンを配置するとともに、船体上面に形成された前記開
口部Aを前記エンジンが通過し得る大きさの第1の開口
部A1と、該第1の開口部A1を覆う蓋体に設けられた
第2の開口部A2とで構成し、第2の開口部A2を開閉
自在な蓋体で覆うとともに、前記支持体に形成された前
記開口部Bの開口面積を前記第1の開口部A1の開口面
積よりも小さく、且つ、前記第2の開口部A2よりも大
きく設定したことを特徴とする。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項1〜9又
は10記載の発明において、前記シートの前方に、船体
上面に開口する収納部を形成し、該収納部を開閉自在な
蓋部材で覆ったことを特徴とする。
【0017】従って、請求項1記載の発明によれば、シ
ート下方の船体上面に開口部を形成し、この開口部を開
閉可能な蓋体で覆ったため、エンジンのメンテナンス等
に際して船体上面に形成した開口部を覆う蓋体を開けれ
ばエンジンのメンテナンス等を作業性良く行うことがで
きる。又、蓋体後方のシート下面と船体上面との間の空
間に緩衝装置を介設したため、減速時等に船体後方から
波(追波)を受けた場合に追波は緩衝装置に衝突してそ
れ以上前方に進むことが阻止され、追波が蓋体と船体と
の隙間を通って船内に侵入するのが防がれる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、緩衝装置を
船体上面とシート下面に取り付けたため、該緩衝装置が
船体を貫通することがなく、緩衝装置と船体との間のシ
ール機構が不要となる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、シートをフ
レームで支持し、このフレームを緩衝装置の船体取付部
を中心に回動可能に支持したため、フレームを緩衝装置
の船体取付部を中心に回動させることによって開口部上
方が大きく開かれ、エンジンのメンテナンス等の作業性
が高められる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、シートをフ
レームで支持し、このフレームの前端部を船体に対して
回動可能に支持したため、フレームをその前端を中心に
回動させることによって開口部上方が大きく開かれ、エ
ンジンのメンテナンス等の作業性が高められる。
【0021】請求項5記載の発明によれば、フレームと
船体との間にガスダンパーを介設したため、フレームを
その前端を中心として容易に回動させることができる。
【0022】請求項6記載の発明によれば、シート下方
に配置したエンジン前方のシートと船体との間に緩衝装
置を介設するとともに、シート下方の船体上面に開口部
を形成し、この開口部を開閉可能な蓋体で覆ったため、
この蓋体を開ければ緩衝装置が邪魔になることなく船体
後方から前記開口部に容易に手を入れることができ、エ
ンジンのメンテナンス等の作業性が高められる。
【0023】請求項7記載の発明によれば、シートをフ
レームで支持し、このフレームの前端部を船体に対して
回動可能に支持したため、フレームをその前端を中心に
回動させることによって開口部上方が大きく開かれ、エ
ンジンのメンテナンス等の作業性が高められる。
【0024】請求項8記載の発明によれば、シート下方
の船体上面に開閉自在な蓋体で覆われる開口部Aを形成
し、シートを着脱自在に取り付けた支持体に前記開口部
Aを支持体上方の空間に臨ませるための開口部Bを形成
したため、シートを取り外して蓋体を開くことによって
前記開口部Aから船内に手を入れてエンジンのメンテナ
ンス等を容易に行うことができる。
【0025】請求項9記載の発明によれば、支持体を構
成する左右一対のフレーム部材の間に前記開口部Bを形
成したため、特別な部材を用いることなく容易に開口部
Bを形成することができる。
【0026】請求項10記載の発明によれば、日常のメ
ンテナンスは第2の開口部A2を介して行うことができ
るため、前記開口部Bを小さいものとして支持体に高い
剛性を確保しつつ日常のメンテナンス性を高めることが
できる。
【0027】請求項11記載の発明によれば、船体に対
して上下方向に移動自在に支持されたシートの前方に、
開閉自在な蓋体で覆った収納部を形成したため、シート
が邪魔にならず収納部に対して物の出し入れを容易に行
うことができる。
【0028】その他、請求項1〜11記載の発明によれ
ば、エンジンを船体の前後方向略中央部に配することが
でき、船体の重心を該船体の長さ方向略中央部に位置せ
しめて当該水上滑走艇の操縦性能を高めることができる
とともに、駆動軸を短縮してこれの回転振動を小さく抑
えることができ、該駆動軸の中間部を軸受等で支持する
必要もなくなるためにコストダウンが図られる。
【0029】
【発明の実施の形態】
[第1発明]以下に第1発明の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0030】<実施の形態1>図1は本発明に係る水上
滑走艇の斜視図、図2は同水上滑走艇の分解斜視図、図
3は同水上滑走艇のシートを取り外した状態の平面図、
図4は同水上滑走艇の破断側面図、図5、図6及び図7
はそれぞれ図4のA−A線、B−B線、C−C線断面
図、図8は同水上滑走艇のメンテナンス時の状態を示す
側面図、図9はフロントサスペンションの船体取付部の
構造を示す平断面図、図10は同フロントサスペンショ
ンを船体に取り付けるためのレバー付ボルトの斜視図で
ある。
【0031】本実施の形態に係る水上滑走艇1において
は、船体2の上方に立設された操舵ハンドル3の後方に
前後方向に延びる跨座式のシート4が配置されており、
該シート4は左右一対のフロントサスペンション5と単
一のリヤサスペンション6を介して船体2に上下方向に
移動可能に支持されている。尚、船体2はFRP(繊維
強化プラスチック)製のハル2aとデッキ2bをガンネ
ル2cで結合して構成されている。又、本実施の形態で
は、フロントサスペンション5及びリヤサスペンション
6はスプリングとダンパーを有するショックアブソーバ
(油圧緩衝器)で構成されているが、これらには他の各
種タイプの緩衝装置を用いることができることは勿論で
ある。
【0032】ここで、前記シート4の船体2への支持構
造について説明する。
【0033】シート4はパイプ枠状のフレーム7の上部
に着脱可能に取り付けられており、該シート4は、これ
をフレーム7上に載せ、そのボトムプレート4aの前端
部に形成された突片4a−1をフレーム7に設けられた
係合片7aに差し込んだ後、後端部をシートロック8に
よってフレーム7に固定することによってフレーム7上
に取り付けられる。
【0034】又、上記フレーム7の前端部の左右には前
記フロントサスペンション5の上部が取り付けられてお
り、各フロントサスペンション5の下端は図9に示すよ
うにデッキ2bの左右に取り付けられた各ブラケット9
にレバー付ボルト10によって着脱可能に取り付けられ
ている。尚、図10に示すように、前記レバー付ボルト
10はその頭部にピン11にて回動可能に連結されたレ
バー10aを有しており、このレバー10aを図示矢印
方向に回すことによってフロントサスペンション5の下
端部をブラケット9に締着し或はブラケット9から取り
外すことができる。
【0035】そして、フレーム7の前端部の上下には前
記操舵ハンドル3が軸受12,13(図5参照)によっ
て回動自在に支持されている。尚、フレーム7の前端部
の操舵ハンドル3の前方にはメーター14がブラケット
15によって取り付けられている。又、図2に示すよう
に、前記シートロック8はシート4側に取り付けられた
部品8aとフレーム7側に取り付けられた部品8bとで
構成されている。
【0036】更に、フレーム7に架設されたクロスパイ
プ7bには左右一対のブラケット16が固着されてお
り、このブラケット16には前記リヤサスペンション6
の上部が回転可能に連結されており、リヤサスペンショ
ン6の下端は船体2の一段低い後部上面の幅方向中央部
に固定されたブラケット17に回転可能に連結されてい
る。
【0037】而して、シート4の下方周囲は樹脂で一体
成形されたカウリング18によって覆われており、この
カウリング18の前端面にはエアインテーク18aが開
口しており、同カウリング18の前部左右にはミラー1
9が取り付けられている。又、カウリング18の下部左
右には乗員が足を載せるためのステップ18bが形成さ
れており、これらのステップ18bは前記フレーム7の
下部左右に形成されたプレート7cによって支持されて
いる(図2参照)。
【0038】一方、図4に示すように、前記シート4の
下方であって、船体2内の前後方向(図4の左右方向)
略中央部には駆動源である2サイクル2気筒エンジン2
0が搭載されており、該エンジン20の前方には燃料タ
ンク21が配設されている。
【0039】ところで、図6に示すように、前記エンジ
ン20は複数のマウントラバー22を介して船体2内の
底部に弾性支持され、そのクランク軸23は図4に示す
ように船体2の前後方向に配されている。そして、図6
に示すように、エンジン20の右側(進行方向に向かっ
て右側)の吸気系には各気筒毎に吸気管24が接続され
ており、各吸気管24にはキャブレタ25が接続されて
いる。
【0040】又、エンジン20の左側の排気側からは排
気管26が導出して図4に示すように側面視横U字状に
折り曲げられ、その端部はエンジン20の左側後方に配
されたウォータロック27の前端部に接続されている。
【0041】他方、図4に示すように、船体2の後部に
はポンプ室28が形成されており、このポンプ室28の
内部には推進ユニット29が配設されている。この推進
ユニット29は、船底及び後方に開口するハウジング3
0を有しており、このハウジング30内には、前記クラ
ンク軸23と同軸に配されたインペラ軸31が臨んでお
り、該インペラ軸31はカップリング32によってクラ
ンク軸23に連結されている。そして、このインペラ軸
31の前記ハウジング30内に臨む部位には推進力を発
生するインペラ33が結着されている。
【0042】又、上記ハウジング30の後端部は後方に
向かって開口しており、その開口部にはデフレクタ34
が左右に揺動自在に取り付けられている。そして、この
デフレクタ34はケーブル35を介して前記操舵ハンド
ル3の下端部に結着されたレバー36に連結されてお
り、操舵ハンドル3によるステアリング操作でデフレク
タ34の方向を変えることによって当該水上滑走艇1の
操舵がなされる。
【0043】ところで、前記ウォータロック27の上部
からは排気管37が導出しており、図7に示すように、
この排気管37は逆U字状に折り曲げられて他側(右
側)へ向かい、その端部は前記ポンプ室28の側壁に接
続されてポンプ室28内に開口している。
【0044】而して、図2、図4、図6及び図8に示す
ように、シート4の下方の船体2の上面には前後方向に
長い略矩形状の開口部2dが形成されており、この開口
部2dは同じく略矩形状の着脱可能なエンジンハッチ3
8によって覆われている。そして、このエンジンハッチ
38の略中央部には円孔状の点検口38aが開口してお
り、この点検口38aは着脱可能なキャップ39によっ
て閉じられている。尚、図6に示すように、エンジンハ
ッチ38と船体2の開口部2dの周縁との間にはシール
部材40が介設されている。
【0045】又、船体2の前部上面には別の開口部2e
(図2参照)が開口しており、この開口部2eからは収
納ボックス41が船体2内の前部空間に着脱可能に収納
されている。そして、この収納ボックス41の上面開口
部は開閉可能なリッド42によって覆われており、該リ
ッド42と収納ボックス41の開口部周縁との間にはシ
ール部材43が介設されている。
【0046】ところで、図4に示すように、船体2内は
これの前後に配されたベンチレーションパイプ44,4
5によって大気に連通しているが、前方のベンチレーシ
ョンパイプ44の上端は前記カウリング18内のフロン
トサスペンション5の前方の空間に開口しており、後方
のベンチレーションパイプ45の上端はカウリング18
内のシート4の下方の空間に開口している。
【0047】而して、以上のように構成される水上滑走
艇1においては、リヤサスペンション6は船体2の長手
方向中心線上に位置してエンジンハッチ38及びキャッ
プ39後方のシート4の下面と船体2の上面との間の空
間にこれを縦断するように後方に向かって斜め下方に傾
斜して介設されているが、エンジン20のメンテナンス
に際しては、図8に示すように、シート4がカウリング
18やフロントサスペンション5及び操舵ハンドル3と
共にリヤサスペンション5の船体2への取付部を中心と
して上方に回動されて船体2の上面が開放される。即
ち、図9及び図10に示すレバー付ボルト10のレバー
10aを回して該レバー付ボルト10を取り外すと左右
一対のフロントサスペンション5の下端部が船体2から
外れるため、シート4をカウリング18等と共にリヤサ
スペンション6の船体2への取付部を中心として回動さ
せてこれを図8に示すように開くことができる。
【0048】すると、前述のように船体2の上面が開放
されてエンジンハッチ38が露出するが、エンジン20
の点火プラグ46やキャブレタ25(図6参照)の点検
や調整に際してはエンジンハッチ38からキャップ39
を取り外して図6に示すようにエンジンハッチ38の点
検口38aから手を差し込んで所要の点検や調整を行う
ことができる。
【0049】又、エンジン20全体の点検や整備が必要
な場合には、図8に示すようにエンジンハッチ38を取
り外せば、船体2の上面に大きな開口部2dが開口する
ため、エンジン20自体をこの開口部2dから取り出し
てこれを点検或は整備することができる。
【0050】以上のように、本実施の形態では、シート
4の下方の船体2の上面に開口部2dを形成し、この開
口部2dを開閉可能なエンジンハッチ38で覆うととも
に、シート4等をリヤサスペンション6の船体2への取
付部を中心に回動可能に構成したため、エンジン20の
メンテナンスを船体2の上面に開口する開口部2d或は
エンジンハッチ38に開口する点検口38aを介して作
業性良く容易に行うことができる。
【0051】又、エンジン20を船体2の前後方向略中
央部に配したため、船体2の重心が該船体2の長さ方向
略中央部に位置することとなり、当該水上滑走艇1の操
縦性能が高めれるとともに、インペラ軸31が短くなっ
てこれの回転振動が小さく抑えられ、該インペラ軸31
の中間部を軸受等で支持する必要もなくなるためにコス
トダウンが図られる。
【0052】更に、本実施の形態では、フロントサスペ
ンション5とリヤサスペンション6が船体2を貫通しな
いためにシール機構が不要となる。
【0053】又、本実施の形態では、船体2内の前部空
間に収納ボックス41を配置し、この収納ボックス41
の上面開口部を開閉自在なリッド42で覆う構成を採用
したため、収納ボックス41内に小物類を収納すること
ができ、リッド42を開閉することによって小物類を収
納ボックス41に対して容易に出し入れすることができ
る。
【0054】<実施の形態2>次に、第1発明の実施の
形態2を図11乃至図14に基づいて説明する。尚、図
11は本実施の形態に係る水上滑走艇の破断側面図、図
12は図11のD−D線断面図、図13はフレームの船
体への取付部構造を示す部分平断面図、図14は同水上
滑走艇のメンテナンス時の状態を示す側面図であり、こ
れらの図においては図1乃至図8に示したと同一要素に
は同一符号を付しており、以下、それらについての説明
は省略する。
【0055】本実施の形態では、シート4を支持するフ
レーム7の前端部を船体2の上面に上下回動可能に枢着
し、同フレーム7の後端部は実施の形態1と同様に単一
のリヤサスペンション6を介して船体2に上下動可能に
支持している。
【0056】ここで、フレーム7の前端部の船体2への
取付構造について説明すると、フレーム7の前端部の左
右からは左右一対のアーム7dが前方に向かって延出し
ており、これらのアーム7dはデッキ2bの前部上面に
立設された左右一対のブラケット47に長尺のボルト4
8によって回動可能に支持されている。即ち、図13に
示すように、フレーム7の左右のアーム7d(図13に
は一方のみ図示)は左右のブラケット47に横架された
前記ボルト48に2分割型の軸受49を介して回動可能
に支持されており、ボルト48の両アーム47間の外周
にはスリーブ50が外嵌されている。
【0057】又、フレーム7の左右と船体2との間には
ガスダンパー51が介設されている。
【0058】而して、本実施の形態に係る水上滑走艇1
においては、エンジン20のメンテナンスに際してはリ
ヤサスペンション6の下端部を船体2から取り外し、図
14に示すようにフレーム7をシート4、カウリング1
8、操舵ハンドル3及びリヤサスペンション6と共にボ
ルト48を中心に回動させてこれらを開ければ、船体2
の上面が開放されてエンジンハッチ38が露出するた
め、実施の形態1と同様にエンジン20のメンテナンス
を容易に行うことができる。尚、本実施の形態ではフレ
ーム7と船体2との間にガスダンパー51を介設したた
め、シート4やフレーム7、カウリング18等の開閉が
容易となるとともに、これらが図14に示す開状態に安
定的に保持される。
【0059】又、エンジン20は船体2の前後方向略中
央部に配置されているため、実施の形態1と同様に操縦
性能の向上とコストダウンが図られる。 [第2発明]以下に第2発明の実施の形態を図15乃至
図17に基づいて説明する。尚、図15は第2発明に係
る水上滑走艇の破断側面図、図16は同水上滑走艇のシ
ートを取り外した状態の平面図、図17は同水上滑走艇
の後面図であり、これらの図においても図1乃至図8に
示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、そ
れらについての説明は省略する。
【0060】本発明に係る水上滑走艇1においては、シ
ート4を支持するフレーム7の左右前端部が船体2に上
下揺動自在に支持されている。即ち、船体2の操舵ハン
ドル3を覆う部位の後端面には左右一対のコの字状ブラ
ケット52が取り付けられており、両ブラケット52に
はフレーム7の左右前端部に結着されたボス部材53が
ボルト54によって支持されており、従って、フレーム
7はボルト54を中心として上下方向に回動自在に支持
されている。
【0061】そして、フレーム7はエンジン20の前方
に斜めに配された単一のサスペンション55によって船
体2に支持されており、水上滑走艇1の航走中にシート
4が受ける衝撃はサスペンション55によって吸収緩和
され、これによってライダーの乗心地性が高められる。
尚、リヤサスペンション55はショックアブソーバ(油
圧緩衝器)で構成されている。
【0062】ところで、上記サスペンション55は船体
2の長手方向中心線上に位置してデッキ2bの上面を貫
通して船体2内に収納されており、その下端部は船体2
内の底面に立設された左右一対のブラケット56に連結
され、上端部はフレーム7の前部に横架されたクロスパ
イプ7eに結着されたブラケット57に連結されてい
る。
【0063】而して、本実施の形態に係る水上滑走艇1
においてエンジン20のメンテナンスの必要が生じた場
合は、例えばフレーム7の前端部をブラケット52から
取り外すとともにサスペンション55の上端をブラケッ
ト57から取り外した後、該フレーム7をシート4と共
に船体2から取り外せば良い。すると、船体2の上面が
開放されてエンジンハッチ38が露出するため、前記第
1発明の実施の形態1,2と同様にエンジン20のメン
テナンスを作業性良く行うことができる。
【0064】又、エンジン20は船体2の前後方向略中
央部に配されているため、操縦性能の向上とコストダウ
ンを図ることもできる。
【0065】尚、第1発明の実施の形態2と同様にフレ
ーム7と船体2との間にガスダンパーを架設すれば、フ
レーム2とシート4の開閉が容易になされるとともに、
これらが開状態に保持されるためにメンテナンス性が更
に高められる。
【0066】又、シート4をフレーム7に対して着脱自
在に取り付ければ、メンテナンスに際してはシート4を
フレーム7から取り外せば良い。 [第3発明]以下に第3発明の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0067】<実施の形態1>図18は第3発明の実施
の形態1に係る水上滑走艇の破断側面図、図19は同水
上滑走艇のシートを取り外した状態の平面図、図20は
同水上滑走艇の後面図、図21は同水上滑走艇のシート
部分の分解斜視図、図22及び図23はトーションダン
パーの作用を説明するための部分側面図であり、これら
の図においては前記第2発明に係る図15乃至図17に
示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、そ
れらについての説明は省略する。
【0068】本実施の形態においても、前記第2発明と
同様にフレーム7がその左右前端部を中心に上下に揺動
自在に支持されているが、フレーム7の後端部は船体2
の後部上面に固設されたトーションダンパー58によっ
て船体2に上下方向に移動可能に支持されている。
【0069】そして、フレーム7は図21に示すように
左右のボルト54を取り外すことによって船体2から容
易に取り外され、シート4はこのフレーム7に対して着
脱自在に取り付けられている。ここで、図21に示すよ
うに、フレーム7にはこれの前後に架設されたクロスパ
イプ7e,7fによって開口部7gが形成されており、
この開口部7gの開口面積は船体2の上面に開口する開
口部2d(図18参照)の開口面積よりも小さいが、エ
ンジンハッチ38に開口する点検口38a(図19参
照)の開口面積よりも大きく設定されている。又、船体
2の上面に形成された開口部2dはエンジン20が通過
し得る大きさを有している。
【0070】ところで、前記トーションダンパー58に
おいては、図22及び図23に示すように、船体2の上
面にボルト59にて固定されたアウターケース60内に
インナー61が収納され、アウターケース60内のイン
ナー61と隔壁60aとの間に弾性体62が介設されて
いる。そして、インナー61に結着された矩形枠状のア
ーム63はその先端がフレーム7の後部下面に結着され
たスライダ64に摺動自在に挿通されている。
【0071】而して、シート4及びフレーム7のボルト
54を中心とする上下方向の回動運動はスライダ64を
介してトーションダンパー58のアーム63とインナー
61に伝達され、インナー61がアウターケース60内
で回動することによって弾性体62が圧縮され(図23
参照)、この弾性体62の圧縮に伴う弾性反力によって
シート4及びフレーム7が弾性支持される。尚、シート
4及びフレーム7が上下に回動すると、トーションダン
パー58のアーム63の先端部はスライダー64内で摺
動する。
【0072】ところで、本実施の形態に係るトーション
ダンパー58は主に弾性体62によってスプリング機能
を果たすが、アウターケース60内の弾性体62が収納
されている空間にオイルを封入し、インナー61にバル
ブを設ければ、オイルの流動に伴って発生する減衰力に
よってダンパー機能が得られる。
【0073】以上の構成を有する水上滑走艇1において
エンジン20のメンテナンスの必要が生じた場合には、
シート4をフレーム7から取り外せば図21に示すよう
にエンジンハッチ38が露出するため、例えばエンジン
20の点火プラグやキャブレタの点検や調整を行う場合
にはキャップ39を取り外してエンジンハッチ38に開
口する点検口38aから手を差し込んでこれを行えば良
い。又、エンジン20の全体を船体2から取り外してこ
れを点検或は整備する際には、フレーム7をシート4と
共に船体2から取り外せば船体2の上面が開放されてエ
ンジンハッチ38が露出するため、エンジンハッチ38
を取り外せば船体2の上面に開口する大きな開口部2d
からエンジン20を取り出すことができる。
【0074】又、本実施の形態においてもエンジン20
は船体2の前後方向略中央部に配されているため、前記
第1発明及び第2発明の各実施の形態と同様に操縦性能
が高められるとともに、コストダウンが図られる。
【0075】<実施の形態2>次に、第3発明の実施の
形態2を図24乃至図26に基づいて説明する。尚、図
24は本実施の形態に係る水上滑走艇の破断側面図、図
25は同水上滑走艇のフレーム支持部の斜視図、図26
はリーフスプリングの側面図である。
【0076】本実施の形態はフレーム7を前記実施の形
態1におけるトーションダンパー58に変えてリーフス
プリング65で上下動可能に支持したものであって、他
の構成は実施の形態1のそれと同じである。
【0077】上記リーフスプリング65は、その前端部
がフレーム7のクロスパイプ7hに結着された左右一対
のブラケット66に軸67にて連結され、後端部は左右
のリンクアーム68を介してフレーム7の後端部に連結
支持されている。ここで、リンクアーム68はフレーム
7に結着されたブラケット69に軸70にてその一端が
連結され、該リンクアーム68の他端にリーフスプリン
グ65の後端部が軸71によって連結されている。そし
て、リーフスプリング65の中間部は押え部材72によ
って船体2側に保持されている。
【0078】而して、本実施の形態に係る水上滑走艇1
は、フレーム7をリーフスプリング65で弾性支持する
構成を除けば実施の形態1と同様の構成を有するため、
本実施の形態においても実施の形態1と同様の効果が得
あれる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、シート下方の船体の上面に開口部を形成し、こ
の開口部を開閉可能な蓋体で覆ったため、エンジンのメ
ンテナンスに際してシートを船体に対して開き或は取り
外せば、エンジンのメンテナンスを船体の上面に開口す
る開口部を介して作業性良く容易に行うことができる。
【0080】又、本発明によれば、エンジンを船体の前
後方向略中央部に配することができ、船体の重心を該船
体の長さ方向略中央部に位置せしめて当該水上滑走艇の
操縦性能を高めることができるとともに、駆動軸を短縮
してこれの回転振動を小さく抑えることができ、該駆動
軸の中間部を軸受等で支持する必要もなくなるためにコ
ストダウンが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施の形態1に係る水上滑走艇の斜
視図である。
【図2】第1発明の実施の形態1に係る水上滑走艇の分
解斜視図である。
【図3】第1発明の実施の形態1に係る水上滑走艇のシ
ートを取り外した状態の平面図である。
【図4】第1発明の実施の形態1に係る水上滑走艇の破
断側面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】図4のC−C線断面図である。
【図8】第1発明の実施の形態1に係る水上滑走艇のメ
ンテナンス時の状態を示す側面図である。
【図9】第1発明の実施の形態1に係る水上滑走艇にお
けるフロントサスペンションの船体取付部の構造を示す
平断面図である。
【図10】フロントサスペンションを船体に取り付ける
ためのレバー付ボルトの斜視図である。
【図11】第1発明の本実施の形態2に係る水上滑走艇
の破断側面図である。
【図12】図11のD−D線断面図である。
【図13】第1発明の本実施の形態2に係る水上滑走艇
におけるフレームの船体への取付部構造を示す部分平断
面図である。
【図14】第1発明の本実施の形態2に係る水上滑走艇
のメンテナンス時の状態を示す側面図である。
【図15】第2発明に係る水上滑走艇の破断側面図であ
る。
【図16】第2発明に係る水上滑走艇のシートを取り外
した状態の平面図である。
【図17】第2発明に係る水上滑走艇の後面図である。
【図18】第3発明の実施の形態1に係る水上滑走艇の
破断側面図である。
【図19】第3発明の実施の形態1に係る水上滑走艇の
シートを取り外した状態の平面図である。
【図20】第3発明の実施の形態1に係る水上滑走艇の
後面図である。
【図21】第3発明の実施の形態1に係る水上滑走艇の
シート部分の分解斜視図である。
【図22】第3発明の実施の形態1に係る水上滑走艇に
おけるトーションダンパーの作用を説明するための部分
側面図である。
【図23】第3発明の実施の形態1に係る水上滑走艇に
おけるトーションダンパーの作用を説明するための部分
側面図である。
【図24】第3発明の本実施の形態2に係る水上滑走艇
の破断側面図である。
【図25】第3発明の本実施の形態2に係る水上滑走艇
のフレーム支持部の斜視図である。
【図26】第3発明の本実施の形態2に係る水上滑走艇
に設けられるリーフスプリングの側面図である。
【符号の説明】
1 水上滑走艇 2 船体 2d 開口部(第1の開口部A1) 3 操舵ハンドル 4 シート 5 フロントサスペンション(緩衝装置) 6 リヤサスペンション(緩衝装置) 7 フレーム(支持体) 7g 開口部(開口部B) 38 エンジンハッチ(蓋体) 38a 点検口(第2の開口部A2) 39 キャップ(蓋体) 41 収納ボックス(収納部) 42 リッド(蓋部材) 51 ガスダンパー 55 サスペンション(緩衝装置) 58 トーションダンパー(緩衝装置) 65 リーフスプリング(緩衝装置)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵ハンドルの後方に前後方向に延びる
    跨座式のシートを配置し、該シートを緩衝装置を介して
    上下方向に移動可能に支持して成る水上滑走艇におい
    て、 前記シート下方の船体上面に開口部を形成し、該開口部
    を開閉可能な蓋体で覆うとともに、該蓋体後方のシート
    下面と船体上面との間の空間に前記緩衝装置を介設した
    ことを特徴とする水上滑走艇。
  2. 【請求項2】 前記緩衝装置を船体上面とシート下面に
    取り付けたことを特徴とする請求項1記載の水上滑走
    艇。
  3. 【請求項3】 前記シートをフレームで支持し、該フレ
    ームを前記緩衝装置の船体取付部を中心に回動可能に支
    持したことを特徴とする請求項1又は2記載の水上滑走
    艇。
  4. 【請求項4】 前記シートをフレームで支持し、該フレ
    ームの前端部を船体に対して回動可能に支持したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の水上滑走艇。
  5. 【請求項5】 前記フレームと船体との間にガスダンパ
    ーを介設したことを特徴とする請求項4記載の水上滑走
    艇。
  6. 【請求項6】 操舵ハンドルの後方に前後方向に延びる
    跨座式のシートを配置し、該シートを緩衝装置を介して
    上下方向に移動可能に支持して成る水上滑走艇におい
    て、 前記シート下方の船体内部にエンジンを配置し、該エン
    ジン前方の前記シートと船体との間に前記緩衝装置を介
    設するとともに、シート下方の船体上面に開口部を形成
    し、該開口部を開閉可能な蓋体で覆ったことを特徴とす
    る水上滑走艇。
  7. 【請求項7】 前記シートをフレームで支持し、該フレ
    ームの前端部を船体に対して回動可能に支持したことを
    特徴とする請求項6記載の水上滑走艇。
  8. 【請求項8】 操舵ハンドルの後方に前後方向に延びる
    跨座式のシートを配置し、該シートを緩衝装置を介して
    上下方向に移動可能に支持して成る水上滑走艇におい
    て、 支持体を前記緩衝装置を介して船体に上下方向に移動可
    能に支持し、該支持体に前記シートを着脱自在に取り付
    けるとともに、該シート下方の船体上面に開口部Aを形
    成し、該開口部Aを開閉自在な蓋体で覆い、前記支持体
    に前記開口部Aを該支持体上方の空間に臨ませるための
    開口部Bを形成したことを特徴とする水上滑走艇。
  9. 【請求項9】 前記支持体を左右一対のフレーム部材を
    含んで構成し、前記左右一対のフレーム部材の間に前記
    開口部Bを形成したことを特徴とする請求項8記載の水
    上滑走艇。
  10. 【請求項10】 前記支持体を船体に対して開閉又は着
    脱自在に連結し、該支持体の下方の船体内部にエンジン
    を配置するとともに、船体上面に形成された前記開口部
    Aを前記エンジンが通過し得る大きさの第1の開口部A
    1と、該第1の開口部A1を覆う蓋体に設けられた第2
    の開口部A2とで構成し、第2の開口部A2を開閉自在
    な蓋体で覆うとともに、前記支持体に形成された前記開
    口部Bの開口面積を前記第1の開口部A1の開口面積よ
    りも小さく、且つ、前記第2の開口部A2よりも大きく
    設定したことを特徴とする請求項8又は9記載の水上滑
    走艇。
  11. 【請求項11】 前記シートの前方に、船体上面に開口
    する収納部を形成し、該収納部を開閉自在な蓋部材で覆
    ったことを特徴とする請求項1〜9又は10記載の水上
    滑走艇。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4566449B2 (ja) * 2001-05-15 2010-10-20 ヤマハ発動機株式会社 水ジェット推進艇
CN108128419A (zh) * 2018-01-10 2018-06-08 喻劲松 多功能便携式多体组合抗波浪减震水上浮力装置
US10583907B2 (en) 2017-12-15 2020-03-10 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Small marine vessel

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