JP2000280986A - 小型水上艇の制動装置 - Google Patents

小型水上艇の制動装置

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JP2000280986A
JP2000280986A JP11087270A JP8727099A JP2000280986A JP 2000280986 A JP2000280986 A JP 2000280986A JP 11087270 A JP11087270 A JP 11087270A JP 8727099 A JP8727099 A JP 8727099A JP 2000280986 A JP2000280986 A JP 2000280986A
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boat
rope
water
lock
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Noboru Yokoya
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/44Steering or slowing-down by extensible flaps or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/16Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces
    • B63B1/18Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydroplane type
    • B63B2001/186Sponsons; Arrangements thereof

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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型水上艇に制動力を与える制動装置を低コ
ストで得ることができる技術を提供する。 【解決手段】 艇体11に着脱可能に取り付けたスポン
ソン31,32と、スポンソン31,32を艇体11に
固定する左右のロック部50,51と、スポンソン3
1,32を外すために左右のロック部50,51をアン
ロック状態にするロック解除手段60と、艇体11から
外れたスポンソン31,32を艇体11に繋ぎ止めてお
く牽引用ロープ80とからなり、水中のスポンソン3
1,32を牽引用ロープ80で牽引することによりジェ
ット推進艇10に制動力を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中の部材をロー
プで牽引することにより小型水上艇に制動力を与える小
型水上艇の制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型水上艇のなかにはジェット噴射でサ
ーフボードを推進させる動力付きサーフボードがある。
この動力付きサーフボードに関しては、例えば実開平1
−109499号公報「小型水上滑走艇のセルフサーク
リング装置」が提案されており、この技術の一部を次図
で説明する。
【0003】図10(a),(b)は従来の動力付きサ
ーフボードの作用説明図である。(a)において、サー
フボード150の後側突起部151内のエンジンを駆動
してジェット噴射を発生させ、サーフボード150に乗
ったライダー152が、左手153でロープ154のグ
リップ155に掴まってバランスをとりながら水上を滑
走する。なお、ロープ154はグリップ155の近傍に
抵抗体156を備えている。
【0004】(b)において、サーフボード150から
ライダー152が落水したとき、ロープ154が水面1
58に落ちて抵抗体156が水中で開くことにより、サ
ーフボード150に制動力を与えて、サーフボード15
0を矢印aの如く旋回させる。このため、サーフボード
150がライダー152から離れる心配はない。
【0005】ところで、小型水上艇のなかには自動二輪
車の感覚で運転することができる艇(以下「ジェット推
進艇」という)がある。ジェット推進艇は、シートを跨
いでステアリングハンドルの両端部を左右の手で握り、
ステアリングハンドルの右端部のアクセルレバーを操作
して前進し、ステアリングハンドルの左端部の操作レバ
ーを操作して後進又は減速するもので、動力付きサーフ
ボードより大型な艇である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このジェット推進艇に
も実開平1−109499号公報に記載の抵抗体156
に相当する部材(以下、「制動装置」という)を備えれ
ば、制動装置を使用してジェット推進艇を効率よく減速
させたり旋回させることは可能である。しかし、ジェッ
ト推進艇は、動力付きサーフボードより大型な艇であ
り、制動装置で効率よく減速させたり旋回させるために
は、制動装置の形状を動力付きサーフボード150の抵
抗体156より大きくする必要がある。制動装置を大き
くすると、例えば強度を確保するために構成が複雑にな
ることが考えられる。このため、ジェット推進艇に制動
装置を新たに加えると部品点数が多くなり、重量増をま
ねき、また、そのことがコストアップの要因になる。
【0007】そこで、本発明の目的は、小型水上艇に制
動力を与える制動装置を重量増が少なく低コストで得る
ことができる技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、艇体に着脱可能に取り付けた艇
付属品と、この艇付属品を艇体に固定するロック部と、
艇付属品を外すためにロック部をアンロック状態にする
ロック解除手段と、艇体から外れた艇付属品を艇体に繋
ぎ止めておくロープとからなり、水中の艇付属品をロー
プで牽引することにより小型水上艇に制動力を与えるこ
とを特徴とする。
【0009】艇付属品を艇体から切り離して水中に落
し、水中の艇付属品をロープで牽引することにより小型
水上艇に制動力を与える構成にした。このため、艇体の
構成部品のうちの艇付属品を制動部材として併用するこ
とができるので、部品点数の増加を最小限に抑えること
ができる。
【0010】請求項2では、艇付属品は、小型水上艇を
安定させるために艇体の両側部に取り付けたスポンソン
であることを特徴とする。スポンソンは、艇を安定させ
るために艇体から水平に突出した小さな翼を意味する。
制御を掛けるときには、左右のスポンソンの一方若しく
は双方を艇体から切り離して、ロープで牽引すればよ
い。
【0011】請求項3では、艇付属品は、艇底から吸引
した水を後方へ噴射するノズルに取り付けてノズルから
の噴射水を反転する水反転カップであることを特徴とす
る。制御を掛けるときには、水反転カップをノズルから
分離して、ロープで牽引すればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る制御装置を備えた小型
水上艇(第1実施例)の側面図である。小型水上艇とし
てのジェット推進艇10は、艇体11の略中央に取り付
けたエンジン15と、エンジン15で駆動することで艇
底12の開口13から吸引した水を艇体11の後方へ噴
射させるジェット推進機20と、艇体11の進行方向を
制御するステアリングハンドル25と、水中の艇付属品
をロープで牽引することによりジェット推進艇10に制
動力を与える制御装置30とからなる。18はシートで
ある。
【0013】艇付属品を艇体11から切り離して水中に
落し、水中の艇付属品をロープで牽引することによりジ
ェット推進艇10に制動力を与える構成にした。このた
め、ジェット推進艇10の構成部品のうちの艇付属品を
制動部材として併用することができるので、部品点数の
増加を最小限に抑えた制動装置を得ることができる。従
って、重量増加やコストアップを抑えることができる。
【0014】ジェット推進機20は、艇底12の開口1
3から艇体11の後方に延びたハウジング21を備え、
ハウジング21内にインペラ(図示せず)を回転自在に
取り付け、ハウジング21の後端にノズル22を旋回方
向にスイング可能に取り付けたものであって、エンジン
15でインペラを回転することにより艇底12の開口1
3から水を吸引して艇体11の後方に導き、ノズル22
から艇体11の後方へ水を噴射して推進力を発生させる
ものである。
【0015】図2は本発明に係る小型水上艇の制御装置
(第1実施例)の平面図である。ステアリングハンドル
25は、艇体11(図1に示す)の略中央に回転自在に
取り付けたもので、左右のグリップ26,27を握って
左右方向に回転することによりジェット推進艇10を左
右に旋回させるものである。
【0016】制御装置30は、艇体11の左右側部11
a,11bに着脱可能に取り付けた艇付属品としての左
右のスポンソン31,32と、左右のスポンソン31,
32を艇体11の左右側部11a,11bに固定する左
右のロック部50,51と、左右のスポンソン31,3
2を外すために左右のロック部50,51をアンロック
状態にするロック解除手段60と、艇体11から外れた
左右のスポンソン31,32を艇体11に繋ぎ止めてお
くロープとしての牽引用ロープ80(図3に示す)とか
らなり、水中のスポンソン31,32を牽引用ロープ8
0で牽引することによりジェット推進艇10に制動力を
与えるものである。なお、左右のスポンソン31,32
は、ジェット推進艇10を水中で安定させるために、夫
々艇体11の左右側部11a,11bから張り出す部材
である。
【0017】左右のスポンソン31,32は艇体11の
左右側部11a,11bから張り出した状態に、艇体1
1の外側に取り付ける部材である。従って、艇付属品を
左右のスポンソン31,32とすることで、左右のスポ
ンソン31,32を艇体11から比較的簡単に切り離す
ことができる。このため、左右のスポンソン31,32
を艇体11に着脱可能に取り付けるための左右のロック
部50,51を比較的簡単な構成にすることができる。
【0018】ここで、左右のスポンソン31,32、左
右のロック部50,51は同一構成なので、以下左側ス
ポンソン31及び左側ロック部50を説明して右側スポ
ンソン32及び右側ロック部51の説明を省略する。な
お、左側スポンソン31は図3で詳しく説明する。
【0019】左側ロック部50は、前後のロックアーム
52,53を前後のピン54,55で艇体11に回転自
在に取り付け、前後のロックアーム52,53の先端5
6,57を左側スポンソン31の前後端34,35にか
けて、左側スポンソン31を艇体11の左側部11aに
固定するものである。
【0020】ロック解除手段60は、左右のスポンソン
31,32を外すために左右のロック部50,51をア
ンロック状態にするものである。このロック解除手段6
0は、ステアリングハンドル25に取り付けた制動ボタ
ン61と、ステアリングハンドル25の回転軸28に取
り付けた操作プレート62と、ステアリングハンドル2
5を左右に所定角度回転したとき操作プレート62に当
る左右の旋回検出センサ63,64と、左右の旋回検出
センサ63,64のうちの一方から旋回信号が伝わり、
同時に制動ボタン61から制動信号が伝わったときアン
ロック信号を伝える制御部65と、制御部65からのア
ンロック信号を受けて左右のロック部50,51の一方
をアンロック状態に切り換える左右のアンロック部7
0,71とからなる。なお、左右のアンロック部70,
71は同一構成なので、以下左側のアンロック部70に
ついて説明して右側のアンロック部71の説明を省略す
る。
【0021】左側のアンロック部70は、制御部65か
らのアンロック信号を受けて油圧発生源73で油圧を発
生し、発生した油圧で油圧モータ74を矢印の如く所定
角度回転し、油圧モータ74の回転力を回転レバー75
→前後のロッド76,77→前後のロックアーム52,
53(左側ロック部50)に伝えて、前後のロックアー
ム52,53を開いて左側スポンソン31を艇体11の
左側部11aから切り離すものである。
【0022】従って、ステアリングハンドル25を左回
転した状態で操作ボタン61を押すと、左側スポンソン
31を艇体11の左側部11aから切り離すことがで
き、ステアリングハンドル25を右回転した状態で操作
ボタン61を押すと、右側スポンソンを艇体11の右側
部11bから切り離すことができる。このように、左右
のスポンソン31,32のうちの一方を切り離すことに
より、ジェット推進艇10を左右いずれか一方に旋回さ
せることができる。一方、ステアリングハンドル25を
直進の状態で操作ボタン61を押すと、左右のスポンソ
ン31,を艇体11の左右の側部11a,11bから同
時に切り離すことができる。このため、ジェット推進艇
10の直進時に制動力をかけることも可能である。
【0023】図3は本発明に係る小型水上艇の制御装置
(第1実施例)の要部拡大図である。左側スポンソン3
1は、スポンソン本体33を略舟形に形成し、スポンソ
ン本体33の前後端34,35に前後のロックアーム5
2,53をかける前後の凹部34a,35aを形成し、
スポンソン本体33の後端35に内外のピン36,37
を介して内外の拡開プレート38,39を回転自在に取
り付け、内外のピン36,37に内外の拡開プレート3
8,39を開くためのねじりばね40,41を取り付
け、内外の拡開プレート38,39を閉位置にロックす
る内外のロックピン42,43を左側スポンソン31の
内外の孔44,45に差し込み、内外のロックピン4
2,43を内外のロープ46,47で艇体11に繋いだ
ものである。
【0024】牽引用ロープ80は、艇体11から引出し
た先端81をスポンソン本体33の前端部34にピン8
2で取り付け、基端83にストッパ84及び圧縮ばね8
5を備え、左側スポンソン31を艇体11から切り離し
たとき圧縮ばね85を艇体11のブロック86に当てて
牽引用ロープ80が艇体11から抜け出すことを防ぐも
のである。87は牽引用ロープ80をガイドする滑車で
ある。また、88a〜88dはシール部材である。
【0025】左側スポンソン31が艇体11から切り離
されると、内外のロックピン42,43が各々内外の孔
44,45から抜け出して、内外の拡開プレート38,
39がそれぞれ内外のねじりばね40,41のばね力で
開き、内外のストッパ48,49に当った位置で止ま
る。この結果、内外の拡開プレート38,39は想像線
で示した位置まで開く。
【0026】以上に述べた小型水上艇の制動装置の作用
を次に説明する。図4(a),(b)は本発明に係る小
型水上艇の制動装置(第1実施例)の第1作用説明図で
ある。(a)において、ステアリングハンドル25を矢
印の如く左回転すると、操作プレート62が矢印の如
く回転して左側旋回検出センサ63に当って、左側旋回
検出センサ63から制御部65に旋回信号が伝わる。同
時に、制動ボタン61を押して、制動ボタン61から制
御部65に制動信号を伝える。制御部65から油圧発生
源73にアンロック信号を伝えて、油圧発生源73の油
圧で油圧モータ74を所定角度回転して回転レバー75
を矢印,の如く回転する。
【0027】(b)において、回転レバー75の回転力
を前後のロッド76,77→前後のロックアーム52,
53(左側ロック部50)に伝えて、前後のロックアー
ム52,53を前後のピン54,55を中心して矢印
,の如く開いて左側スポンソン31を艇体11の左
側部11aから切り離す。艇体11から離れた左側スポ
ンソン31で牽引用ロープ80が矢印の如く引張られ
て艇体11から引き出され、併せて内外のロックピン4
2,43が左側スポンソン31の内外の孔44,45
(図3参照)から抜け出して、内外の拡開プレート3
8,39が矢印,の如く開く。
【0028】図5は本発明に係る小型水上艇の制動装置
(第1実施例)の第2作用説明図である。左側スポンソ
ン31が水89に落ちた後、水89内の左側スポンソン
31を牽引用ロープ80で牽引することによりジェット
推進艇10の左側に制動力を与えることができる。この
ため、ジェット推進艇10は矢印の如く左旋回する。
【0029】次に、第2実施例について説明する。な
お、第1実施例と同一部材については同一符号を付して
説明を省略する。図6は本発明に係る制動装置を備えた
小型水上艇(第2実施例)の側面図である。小型水上艇
としてのジェット推進艇90は、第1実施例の制御装置
30を制御装置91に代えたもので、その他は第1実施
例と同じ構成である。
【0030】図7は本発明に係る小型水上艇の制動装置
(第2実施例)の平面図である。制御装置91は、ジェ
ット推進艇90のノズル22に取り付けた水反転カップ
92と、水反転カップ92をノズル22に取り付けるロ
ック部100と、水反転カップ92を外すためにロック
部100をアンロック状態にするロック解除手段105
と、艇体11から外れた水反転カップ92を艇体11に
繋ぎ止めておく左右の牽引用ロープ(ロープ)110,
111とからなり、水中の水反転カップ92を左右の牽
引用ロープ110,111で牽引することによりジェッ
ト推進艇90に制動力を与えるものである。
【0031】すなわち、制御装置91は、第1実施例の
左右のスポンソンに代えて水反転カップ92を切り離し
可能に取付けたものである。従って、第1実施例と同様
にジェット推進艇90の構成部品のうちの艇付属品を制
動部材として併用することができるので、部品点数の増
加を最小限に抑えた制動装置を得ることができる。この
結果、重量増加やコストアップを抑えることができる。
なお、水反転カップ92については図8で詳しく説明す
る。
【0032】水を後方に噴射するためにノズル22は艇
体11の外側に露出しており、ノズル22に取り付ける
水反転カップ92も艇体11の外側に露出する。このた
め、水反転カップ92をノズル22から切り離すことが
簡単なので、水反転カップ92をノズル22に着脱可能
に取り付けるためのロック部100を比較的簡単な構成
にすることができる。
【0033】ロック部100は、左右の取付け部材10
1,102のピン101a,102aを突出することに
より、水反転カップ92をノズル22にスイング自在に
取り付けたものである。ロック解除手段105は、水反
転カップ92を外すためにロック部100をアンロック
状態にするものであって、ステアリングハンドル25に
取り付けた制動ボタン106と、制動ボタン106から
制動信号が伝わったときロック部100にアンロック信
号を伝える制御部108とからなる。
【0034】左側の牽引用ロープ110は、艇体11の
左側のウインチ114に巻き付けて先端110aを水反
転カップ92の左側ピン112に取り付けたもので、右
側の牽引用ロープ111は、艇体11の右側のウインチ
116に巻き付けて先端111aを水反転カップ92の
右側ピン113に取り付けたものである。従って、水反
転カップ92がノズル22から切り離されると、左右の
牽引用ロープ110,111が左右のウインチ114,
116から巻き戻されて、左右の牽引用ロープ110,
111で水反転カップ92を牽引することができる。
【0035】図8は本発明に係る小型水上艇の制動装置
(第2実施例)の側面図である。水反転カップ92は、
ノズル22の出口に水反転カップ92を臨ませて、水反
転カップ92で水の噴射方向を反転させることでジェッ
ト推進艇90を後進若しくは減速するものであって、左
右のロック部101のピン101a(左側のみ図示す
る)で切り離し可能に取り付けたものである。
【0036】この水反転カップ92は、上部にアングル
93(図7も参照)を取り付け、アングル93を操作プ
レート95の凹部96に当てて操作プレート95に一体
に組み付けることにより、操作プレート95と一体にス
イング移動可能にした部材である。このため、ロッド9
8に矢印の如く押出力をかけることで、操作プレート
95を左右の取付け部材101,102のピン101
a,102aを中心にスイング移動して、図に示すよう
に水反転カップ92をノズル22の出口22aに臨ませ
ることができる。そして、左右の取付け部材101,1
02のピン101a,102aを後退することにより、
水反転カップ92をノズル22や操作プレート95から
切り離すことができる。99はリターンスプリングであ
る。
【0037】以上に述べた小型水上艇の制動装置(第2
実施例)の作用を次に説明する。図7に戻って、ステア
リングハンドル25の制動ボタン106を押して、制動
ボタン106から制御部108に制動信号を伝え、制御
部108からロック部100にアンロック信号を伝え
る。ロック部100の左右の取付け部材101,102
のピン101a,102aが後退して、水反転カップ9
2をノズル22や操作プレート95から切り離す。従っ
て、水反転カップ92が水中に落下する。
【0038】図9は本発明に係る小型水上艇の制御装置
(第2実施例)の作用説明図である。水反転カップ92
が水中に落下して、水89内の水反転カップ92を左右
の牽引用ロープ110,111で牽引することによりジ
ェット推進艇90に制動力を与えることができる。
【0039】なお、前記実施例では、ステアリングハン
ドル25に制動ボタン61,106を取り付けた例を説
明したが、例えば制動レバーや制動ペダルを使用しても
よい。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、艇付属品を艇体から切り離して水中
に落し、水中の艇付属品をロープで牽引することにより
小型水上艇に制動力を与える構成にした。このため、艇
体の構成部品のうちの艇付属品を制動部材として併用す
ることができるので、部品点数の増加を最小限に抑えた
制動部材を得ることができる。この結果、重量増加やコ
ストアップを抑えることができる。
【0041】請求項2は、左右のスポンソンは艇体の両
側部から張り出した状態に、艇体の外側に取り付ける部
材である。このため、左右のスポンソンを艇体から切り
離すことが簡単なので、左右のスポンソンを艇体に着脱
可能に取り付けるためのロック機構を比較的簡単な構成
にすることができる。この結果、制動装置のコストアッ
プをより抑えることができる。また、左右のうちの一方
のスポンソンのみを切り離すことにより、小型水上艇を
左右いずれか一方に旋回させることができる。
【0042】請求項3は、水を後方に噴射するためにノ
ズルは艇体の外側に露出しており、ノズルに取り付ける
水反転カップも艇体の外側に露出する。このため、水反
転カップをノズルから切り離すことが簡単なので、水反
転カップをノズルに着脱可能に取り付けるためのロック
機構を比較的簡単な構成にすることができる。この結
果、制動装置のコストアップをより抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置を備えた小型水上艇(第
1実施例)の側面図
【図2】本発明に係る小型水上艇の制御装置(第1実施
例)の平面図
【図3】本発明に係る小型水上艇の制御装置(第1実施
例)の要部拡大図
【図4】本発明に係る小型水上艇の制動装置(第1実施
例)の第1作用説明図
【図5】本発明に係る小型水上艇の制動装置(第1実施
例)の第2作用説明図
【図6】本発明に係る制動装置を備えた小型水上艇(第
2実施例)の側面図
【図7】本発明に係る小型水上艇の制動装置(第2実施
例)の平面図
【図8】本発明に係る小型水上艇の制動装置(第2実施
例)の側面図
【図9】本発明に係る小型水上艇の制御装置(第2実施
例)の作用説明図
【図10】従来の動力付きサーフボードの作用説明図
【符号の説明】
10,90…小型水上艇(ジェット推進艇)、11…艇
体、30,91…制御装置、31…艇付属品(左側スポ
ンソン)、32…艇付属品(右側スポンソン)、50…
ロック部(左側ロック部)、51…ロック部(右側ロッ
ク部)、60,105…ロック解除手段、80…ロープ
(牽引用ロープ)、92…艇付属品(水反転カップ)、
100…ロック部、110…ロープ(左側牽引用ロー
プ)、111…ロープ(右側牽引用ロープ)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 艇体に着脱可能に取り付けた艇付属品
    と、この艇付属品を艇体に固定するロック部と、艇付属
    品を外すためにロック部をアンロック状態にするロック
    解除手段と、艇体から外れた艇付属品を艇体に繋ぎ止め
    ておくロープとからなり、水中の艇付属品をロープで牽
    引することにより小型水上艇に制動力を与えることを特
    徴とする小型水上艇の制動装置。
  2. 【請求項2】 前記艇付属品は、小型水上艇を安定させ
    るために艇体の両側部に取り付けたスポンソンであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の小型水上艇の制動装置。
  3. 【請求項3】 前記艇付属品は、艇底から吸引した水を
    後方へ噴射するノズルに取り付けてノズルからの噴射水
    を反転する水反転カップであることを特徴とする請求項
    1記載の小型水上艇の制動装置。
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