JPS6136098A

JPS6136098A - 水上遊具の操舵装置

Info

Publication number: JPS6136098A
Application number: JP15808584A
Authority: JP
Inventors: Kotaro Horiuchi; 浩太郎堀内; Noboru Kobayashi; 昇小林
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1984-07-27
Filing date: 1984-07-27
Publication date: 1986-02-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は水上遊具の操舵装置の改良に関するものであ
る。

（従来技術）最近、小型軽量の艇体で推進装置を有し、水上を滑走す
る水上遊具が種々提案されている。これらの装置におい
て、その運動性能を向上させるためには、艇体上で乗員
が操舵するとともに艇体を自由に傾斜させることができ
るようにする必要があるが、従来装置にはこのような要
求を満足させるものはなかった。

（発明の目的）この発明はこのような技術的背景のもとになされたもの
であり、簡単な構成で操舵と艇体の傾斜とを自由に行う
ことができ、運動性能の優れた水上遊具の操舵装置を提
供するものである。

（発明の構成）この発明は、偏平で細長いボードからなる艇体の前部に
操舵機構、後部にウォータジェット方式の推進機、中央
部に平坦な面のデツキを有する水上遊具の操舵装置であ
って、艇体の幅方向の軸周りの回転のみが可能なように
艇体上の左右一対の連結部に連結された支持部材と、艇
体の前後方向に延びかつ上記支持部材によ−ってその軸
周りに回転可能に保持されたステアリングロッドと、そ
のステアリングロッドの一端に取付けられたハンドルと
、ステアリングロッドの他端部に結合されて艇体後部の
推進機に動力を伝達するケーブルとを有するものであり
、運動性能の非常に優れたものである。

（実施例）第１図において、偏平で細長いボードからなる艇体１に
は、その中央部に人が乗る平坦な面のデツキ１０が形成
され、後部にはエンジンケーシング９に覆われたエンジ
ン９０が配置され、前部には後述する操舵装置が形成さ
れている。エンジン９０の下側には水流を通過させる通
路５０が形成され、その通路５０中にエンジン９０によ
り回転するインペラ５が配置されて、通路５０中に船底
下の水を吸引するとともに、出口部から高速で噴出させ
ることにより推進力を生じさせるようにしている。この
通路５０の出口部には、通路５０から送り出された水流
を任意の方向に吐出させることにより艇体１を旋回させ
るウォータエキゾーストノズル６が設けられている。

操舵装置は、サポート２に支持された操舵ハンドル７を
有し、操舵ハンドル７に結合されたステアリングロンド
ア０は艇体１の前後方向に延び、その基端部には浮体７
７が取付けられ、これによって艇体１が転倒した場合に
操舵ハンドル７が水中に沈まないようにしている。操舵
ハンドル７は中央部のデツキ１０上に位置し、乗員はデ
ツキ１０上に立って操舵ハンドル７を握り、これによっ
て体を支えるとともに操舵をするようにしている。

また船首部にはフューエルタンク１３が設置されている
。

サポート２は、第２図および第３図に示すように、二叉
の支柱２１とそれに結合された中心管２０とからなり、
中心管２０の先端部には両支社２１を互いに連結する連
結板２２が取付けられている。支柱２１の先端部は、艇
体１に取付けられた連結部２５に結合され、かつ艇体１
の幅方向のビン２６周りに回転可能に構成され、これに
よって操舵ハンドル７が連結部２５を支点として上下に
揺動できるように構成されている。支社２１の先端部に
は適宜のスプリング２７が取付けられ、これににって操
舵ハンドル７が第１図に示す所定の位置に保持されるよ
うにしている。

上記連結板２２の前面にはステアリングドラム３が配置
され、このステアリングドラム３は中心管３０を有する
とともにガイドビン３５を有し、かつ下端部には係止穴
３３が形成されている。そして、中心管３０が連結板２
２の中心穴２３に対向し、ガイドピン３５が連結板２２
に形成されたガイド穴２４に移動可能に嵌入され、この
ガイドピン３５にＪζり連結板２２を挟み付けてステア
リングドラム３が連結板２２に重ねられた状態で中心管
３０周りに回転するように構成されている。

操舵ハンドル７のステアリングロッド７０は中心管２０
を回転可能に貫通するとともに、その先端部は連結板２
２の中心穴２３およびステアリングドラム３の中心管３
０を貫通し、中心管３０の外側からビン３１を穴３２．
７９に嵌入させてステアリングロンドア０とステアリン
グドラム３とを一体化している。また中心管３０の外側
にはクランプバンド３８を取付けてビン３１の抜は止め
をしている。中心管２０の他端部にはブツシュ７８が取
付けられている。

ステアリングケーブル４は一対の外管４０とそれらにそ
れぞれ移動可能に貫通されたインナーケ　　　　′−フ
ル４１とからなり、インナーケーブル４１の一端部には
係止ビン４３が取付けられ、この係止ビン４３が係止穴
３３中に嵌入されて係止されている。外管４０は艇体１
に適宜の位置で固定されて船尾まで延び、インナーケー
ブル４１はステアリングドラム３の外周およびガイドパ
イプ４２を通り、さらに外管４０中を通って船尾部に達
している。

船尾部では、第２図および第４図に示すように、デツキ
１０に垂直方向に軸６０が取付けられ、この軸６０はウ
ォータエキゾーストノズル６上のＵ字形のブラケット６
１の一端部を貫通し、これによってウォータエキゾース
トノズル６が軸６０周りに揺動角能に構成されている。

ブラケット６１の細端部には一対の連結板６２．６’３
がブラケット６１を挾み付番ノるようにして取付けられ
、それらの穴６６にはボルト６５が挿入されてそのポル
１〜周りに連結板６２．６３が回転可能に構成されてい
る。連結板６２．６３の両端部には穴６４が形成され、
この穴６４にインナーケーブル４１の端部の係止ピン４
４が嵌入されてインナーケーブル４１の長さ方向の移動
により連結板６２．、−６３およびブラケット６１を介
してウォータエキゾーストノズル６を軸６０周りに揺動
させるようにしている。

上記構成において、乗員はデツキ１ｏ上に乗り操舵ハン
ドル７を握ってエンジンを始動させることにより水上を
航走づ“る。そして操舵ハンドル７をステアリング０ツ
ド７０周りに回転させると、ステアリングドラム３も回
転し、ステアリングドラム３の外周に沿うインナーケー
ブル４１の一方が引張られるとともに、他方が緩められ
、これによってウォータエキゾーストノズル６が軸６ｏ
周りに揺動することにより所定の方向に水流を吐出させ
て艇体１を旋回させる。この旋回の際に、乗員は艇体１
とともに体を傾斜させる必要があり、この際乗員は操舵
ハンドル７を握ることにより体を支えることができる。

すなわち、操舵ハンドル７はステアリングロンドア０周
りの回転のみが可能であって、その他の移動はしないた
めに操舵ハンドル７を握ることにより体を支えることが
でき、かつその状態で操舵ハンドル７を回転させること
により操舵を行うことができる。従って操舵が容易で運
動性能が優れている。

（発明の効果）以上説明したように、この発明は操舵ハンドルを艇体の
前後方向に延びるステアリングロッド周りにのみ回転可
能に構成したものであり、簡単な構成で操舵と艇体の傾
斜とを自由に行うことができ、運動性能の非常に優れた
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す艇体全体側面図、第２
図はその分解斜視図、第３図はその船首部の分解斜視図
、第４図は船尾部の分解斜視図である。１・・・艇体、２・・・サポート、３・・・ステアリン
グドラム、４・・・ステアリングケーブル、６・・・ウ
ォータエキゾーストノズル、７・・・操舵ハンドル、１
ｏ・・・デツキ、２１・・・支柱、２５・・・連結部。特許出願人　　　　　Ａ７マハ発動機株式会社第　　３
　　図ｆｊ　　　　　　　　　ｑづ第　　４　　図Ｃゐ

Claims

【特許請求の範囲】

１、偏平で細長いボードからなる艇体の前部に操舵機構
、後部にウォータジェット方式の推進機、中央部に平坦
な面のデッキを有する水上遊具の操舵装置であつて、艇
体の幅方向の軸周りの回転のみが可能なように艇体上の
左右一対の連結部に連結された支持部材と、艇体の前後
方向に延びかつ上記支持部材によってその軸周りに回転
可能に保持されたステアリングロッドと、そのステアリ
ングロッドの一端に取付けられたハンドルと、ステアリ
ングロッドの他端部に結合されて艇体後部の推進機に動
力を伝達するケーブルとを有することを特徴とする水上
遊具の操舵装置。