JP2020083194A - 水中翼船 - Google Patents

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Kohei Terada
宏平 寺田
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Abstract

【課題】操船者が速度をコントロールすることができ、かつ、操船者に速度感を与えることができる水中翼船を提供する。【解決手段】水中翼船1は、デッキ2と、デッキ2の下方に設けられた水中翼3と、推進力を発生させる推進器6と、操作部7とを含む。デッキ2は、操船者Dの胸部Cが載せられる胸部載せ部11と、胸部載せ部11よりも後方に配置されて操船者Dの下肢Lが載せられる下肢載せ部12とを有し、操船者Dが腹臥位で乗ることができるように構成されている。操作部7は、推進器6の推進力を調整するために操船者Dによって操作される。【選択図】図7

Description

本発明は、水中翼船に関する。
特許文献1に記載のサーフボードは、ライダーが腹臥位で乗ることができるハルと、ハルの下方に配置された前水中翼および後水中翼と、ハルに乗ったライダーによって姿勢維持のために把持されるグリップとを含む。
米国特許第7144285号明細書
特許文献1に記載のサーフボードは、波に乗って進むので、サーフボードの速度は、波の速度に依存する。そのため、サーフボードに乗ったライダーは、サーフボードの速度を容易にコントロールすることができない。波がない場合には、ライダーが自分で漕がないと推進力を得ることができない。推進器を有する船の場合には、操船者は、推進器の推進力を調整することによって船の速度をコントロールすることができる。ただし、所定値以上の推進力を発生する推進器が設けられた船を操船したい者は、地域によっては、所定の免許を取得したり所定の年齢制限を満たしたりする必要がある。一方、免許や年齢制限がない低推進力の船の場合には、最高速度が低いので、操船者に速度感を与えることが困難である。
そこで、本発明の一実施形態は、操船者が速度をコントロールすることができ、かつ、操船者に速度感を与えることができる水中翼船を提供する。
本発明の一実施形態は、デッキと、前記デッキの下方に設けられた水中翼と、推進力を発生させる推進器と、操作部とを含む、水中翼船を提供する。前記デッキは、操船者の胸部が載せられる胸部載せ部と、前記胸部載せ部よりも後方に配置されて操船者の下肢が載せられる下肢載せ部とを有し、操船者が腹臥位で乗ることができるように構成されている。前記操作部は、前記推進器の推進力を調整するために操船者によって操作される。
この構成によれば、操船者は、胸部載せ部に胸部を載せ、かつ下肢載せ部に下肢を載せることによって、水中翼船のデッキに腹臥位で乗る。したがって、操船者の目線が水面に近いので、操船者は、自身と水面との速度差を体感しやすい。これにより、操船者に速度感を与えることができる。また、操船者は、操作部を操作して推進器の推進力を調整することによって、速度をコントロールすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記胸部載せ部は、操船者の胸部の少なくとも一部に沿った形状を有し、前記下肢載せ部は、操船者の下肢の少なくとも一部に沿った形状を有する。この構成によれば、胸部載せ部に載った胸部の位置と、下肢載せ部に載った下肢の位置とが安定するので、操船者は、安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記胸部載せ部および前記下肢載せ部の少なくともいずれかの上面は、凹形状を有する。この構成によれば、胸部が胸部載せ部における凹形状の上面に載ったり、下肢が下肢載せ部における凹形状の上面に載ったりすることによって、操船者の姿勢が安定する。これにより、操船者は、安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記胸部載せ部の上面は、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜している。この構成によれば、胸部載せ部の上面に胸部を載せた操船者は、前のめりにならない安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記デッキは、前記胸部載せ部よりも前方に配置されて操船者の上肢が載せられる上肢載せ部をさらに含む。この構成によれば、操船者は、上肢を上肢載せ部に載せることによって腕を前方に伸ばした姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記上肢載せ部は、操船者の上肢の少なくとも一部に沿った形状を有する。この構成によれば、上肢載せ部に載った上肢の位置が安定するので、操船者は、安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記デッキは、前記胸部載せ部よりも前方に配置されて操船者の頭部が載せられる頭部載せ部をさらに有する。前記頭部載せ部の上面は、凹形状を有する。この構成によれば、操船者の頭部が頭部載せ部における凹形状の上面に載ることによって、操船者の姿勢が安定する。これにより、操船者は、安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記上肢載せ部は、操船者の左腕が載せられる左腕載せ部と、前記左腕載せ部よりも右方に配置されて操船者の右腕が載せられる右腕載せ部とを有する。この構成によれば、操船者は、左腕を左腕載せ部に載せて右腕を右腕載せ部に載せることによって左右の腕を前方に伸ばした姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記胸部載せ部から前方へ離れるにつれて、前記左腕載せ部と前記右腕載せ部との左右の間隔が広がっている。この構成によれば、操船者は、左右の腕を前方に伸ばして左右に広げた姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記左腕載せ部および前記右腕載せ部は、左右対称に構成されている。この構成によれば、操船者は、左右の腕を左右対称に広げることによって安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記下肢載せ部は、操船者の左足が載せられる左足載せ部と、前記左足載せ部よりも右方に配置されて操船者の右足が載せられる右足載せ部とを有する。この構成によれば、操船者は、左足を左足載せ部に載せて右足を右足載せ部に載せることによって安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記胸部載せ部から後方へ離れるにつれて、前記左足載せ部と前記右足載せ部との左右の間隔が広がっている。この構成によれば、操船者は、左右の足を広げた姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記左足載せ部および前記右足載せ部は、左右対称に構成されている。この構成によれば、操船者は、左右の足を左右対称に広げることによって安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記操作部は、前記左腕載せ部に設けられた左操作部と、前記右腕載せ部に設けられた右操作部とを含む。この構成によれば、操船者は、左手による左操作部の操作および右手による右操作部の操作の少なくともいずれかにより推進器の推進力を調整することによって、速度をコントロールすることができる。
本発明の一実施形態においては、鉛直方向において、前記左操作部は、前記左腕載せ部の中央よりも下方に設けられ、前記右操作部は、前記右腕載せ部の中央よりも下方に設けられている。この構成によれば、左操作部および右操作部を操船者の視線よりも下方に配置することができる。この場合、左操作部および右操作部が操船者の視界に入りにくくなるので、操船者は、自身と水面との速度差を一層体感しやすくなる。これにより、操船者に速度感を一層与えることができる。
本発明の一実施形態においては、前記左操作部および前記右操作部は、左右対称に配置されている。この構成によれば、左操作部および右操作部をそれぞれ操作する操船者の左手および右手が左右対称に配置されるので、操船者は、安定した姿勢で水中翼船に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
本発明の一実施形態においては、前記推進器は、左右一対の推進器を有する。操船者による前記左操作部の操作によって、前記左右一対の推進器における第1の推進器の推進力が調整され、操船者による前記右操作部の操作によって、前記左右一対の推進器における第2の推進器の推進力が調整される。この構成によれば、操船者は、左操作部および右操作部を操作して第1の推進器および第2の推進器のそれぞれの推進力を調整することによって、速度をコントロールすることができる。さらに、操船者は、左操作部および右操作部の少なくともいずれかを操作して第1の推進器の推進力と第2の推進器の推進力とを異ならせることによって、水中翼船を左右に旋回させることができる。
本発明の一実施形態においては、前記水中翼は、後方へ向かうにつれて前記デッキの外縁から下方へ傾斜する前水中翼を有する。この構成によれば、前水中翼が前方へ延びる場合と比べて水中翼船を前後方向にコンパクトにしつつ、操船者に速度感を与えることができて操船者が速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
本発明の一実施形態においては、前記前水中翼は、左右方向における前記上肢載せ部の端部から、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜している。この構成によれば、前水中翼が上肢載せ部の端部から前方へ延びる場合と比べて水中翼船を前後方向にコンパクトにしつつ、操船者に速度感を与えることができて操船者が速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
本発明の一実施形態においては、前記左腕載せ部および前記右腕載せ部は、前記胸部載せ部から前方へ離れるにつれて、下方へ傾斜している。前記前水中翼は、前記左腕載せ部の左下縁と前記右腕載せ部の右下縁とをつないでいる。この構成によれば、左腕載せ部に載った左腕と右腕載せ部に載った右腕とを操船者の視線よりも下方に配置することができる。この場合、操船者は、自身の左腕および右腕が視界に入りにくくなることによって、自身と水面との速度差を一層体感しやすくなる。これにより、操船者に速度感を一層与えることができる。また、水中翼が左腕載せ部の左下縁と右腕載せ部の右下縁とをつなぐことによって、これらの腕載せ部を補強することができる。
本発明の一実施形態においては、前記前水中翼は、前記左腕載せ部の左下縁から右下方へ延びてから右上方へ延びる左部分と、前記右腕載せ部の右下縁から左下方へ延びてから左上方へ延びる右部分とを有する。この構成によれば、左部分および右部分のそれぞれはV字状に形成され、左右に並んだこれらの部分を有する前水中翼は、水中翼船の姿勢を安定させるために寄与する。これにより、水中翼船の安定した航走を実現しつつ、操船者に速度感を与えることができて操船者が速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
本発明の一実施形態においては、前記水中翼船は、前記デッキから下方へ延びて前記前水中翼につながる補強部をさらに含む。この構成によれば、補強部によってデッキおよび前水中翼を補強しつつ、操船者に速度感を与えることができて操船者が速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
本発明の一実施形態においては、前記水中翼は、前記前水中翼よりも後方に配置される後水中翼を含む。この構成によれば、前後に並ぶ前水中翼および後水中翼によって水中翼船の安定した航走を実現しつつ、操船者に速度感を与えることができて操船者が速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
本発明の一実施形態においては、前記推進器は、前記水中翼に設けられている。この構成によれば、ブラケット等の保持部材を別途用いなくても、推進翼を水没する位置に配置できる。
本発明の一実施形態においては、前記推進器は、前記後水中翼に取り付けられている。この構成によれば、推進器が発生する推進力により後方へ押し出される水が、前水中翼および後水中翼の周囲の水流を攪乱しにくいので、前水中翼および後水中翼の機能が妨げられない。
本発明の一実施形態においては、前記水中翼は、前記デッキに対して着脱可能である。この構成によれば、例えば複数のサイズの水中翼を準備して、操船者の体格に応じて水中翼を交換することによって、様々な体格の操船者が水中翼船を操船することができる。また、水中翼をデッキから取り外して水中翼船を分解することによって、水中翼船をコンパクトに収納することができる。
本発明の一実施形態においては、前記推進器は、電動モータを有する。前記水中翼船は、前記デッキに設けられ、前記電動モータを作動させるための電力を発生する電力発生部をさらに含む。この構成によれば、推進器は、電力発生部が発生した電力を受けて電動モータが発生した駆動力によって、推進力を発生することができる。
本発明の一実施形態においては、前記電力発生部は、左右方向における前記デッキの中央領域に設けられている。この構成によれば、電力発生部を水中翼船の重心に近付くように配置できるので、水中翼船の運動性能の向上を図りつつ、操船者に速度感を与えることができて操船者が速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
本発明の一実施形態においては、前記水中翼船は、前記デッキおよび前記水中翼の少なくともいずれかに設けられたフロートをさらに含む。この構成によれば、静止中の水中翼船がフロートによって浮くので、操船者は静止中の水中翼船に容易に乗り降りすることができる。これにより、操船者の容易な乗り降りを実現しつつ、操船者に速度感を与えることができて操船者が速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
本発明によれば、操船者が速度をコントロールすることができ、かつ、操船者に速度感を与えることができる。
本発明の一実施形態に係る水中翼船の斜視図である。 水中翼船の平面図である。 水中翼船の左側面図である。 水中翼船の背面図である。 操船者の乗降時における水中翼船の左側面図である。 航走中の水中翼船の左側面図である。 航走中の水中翼船の斜視図である。 航走中の水中翼船の平面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る水中翼船1の斜視図である。以下の説明において、前後方向、左右方向、上下方向は、水面に浮かべられた水中翼船1に乗って水中翼船1の進行方向を向いた操船者の視点を基準として定義される方向である。左右方向は、水中翼船1の幅方向である。図2、図3および図4は、それぞれ、水中翼船1の平面図、左側面図および背面図である。
主に図1を参照して、この実施形態における水中翼船1は、1人乗りのレジャー用水中翼船である。特段の免許がなくても水中翼船1を操船できるように、水中翼船1の最高速度は例えば20km/h以下に抑えられている。水中翼船1は、小型であり、SUV(Sport Utility Vehicle)等の自動車の荷台に積まれて目的地まで搬送される。
水中翼船1は、操船者を支えるデッキ2と、デッキ2の下方に設けられた水中翼3と、デッキ2および水中翼3のそれぞれに設けられて浮力を発生するフロート4とを含む。水中翼船1は、デッキ2と水中翼3とをつなぐ補強部5と、推進力を発生させる推進器6と、推進器6の推進力を調整するために操船者によって操作される操作部7とをさらに含む。
デッキ2は、両手両足を広げた操船者のシルエットに似た平面視X形状に形成されている。デッキ2は、その左右方向の中心J(図2参照)を基準として左右対称に構成されている。以下で挙げる左右対称な他の部材も、中心Jを基準として左右対称に構成されている。デッキ2は、操船者の胸部等が載せられる胸部載せ部11と、胸部載せ部11よりも後方に配置されて操船者の下肢が載せられる下肢載せ部12と、胸部載せ部11よりも前方に配置されて操船者の上肢が載せられる上肢載せ部13とを有する。
胸部載せ部11は、前後方向および左右方向のそれぞれにおけるデッキ2の略中央に位置している。胸部載せ部11は、凹形状の上面11Aと、上面11Aの左端から左下方へ傾斜する左側面11Lと、上面11Aの右端から右下方へ傾斜する右側面11Rとを有する。上面11Aは、略U字状の横断面を有し、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜し、かつ左右に広がっている(図4参照)。上面11Aには、スポンジ等の弾性材料によってシート状に構成されたクッション15が設けられている。この実施形態のクッション15は、左右対称な略等脚台形状の胸部クッション15Aと、胸部クッション15Aよりも後方に配置されて左右対称な略H形状の腹部クッション15Bとを含む。クッション15の個数および各クッション15の形状は、任意に変更できる。
下肢載せ部12は、操船者の左足が載せられる左足載せ部21と、左足載せ部21よりも右方に配置されて操船者の右足が載せられる右足載せ部22とを有し、平面視において後方へ向かうにつれて左右に広がるV字状に形成されている(図2参照)。そのため、胸部載せ部11から後方へ離れるにつれて、左足載せ部21と右足載せ部22との左右の間隔が広がっていて、左足載せ部21および右足載せ部22は、左右対称に構成されている。
左足載せ部21は、凹形状の上面21Aと、上面21Aの左端から左下方へ傾斜する左側面21Lとを有する。上面21Aは、略U字状の横断面を有し、胸部載せ部11の上面11Aの左後端から連続して左後方へ延びている。上面21Aの後端部には、左足載せ部21を上下に貫通した貫通穴21Bが形成されている。左側面21Lは、胸部載せ部11の左側面11Lの後端から連続して下方へ広がりながら延びている。左側面21Lの左下縁21LAは、下肢載せ部12の左端部を構成する。上面21Aには、スポンジ等の弾性材料によって前後に長手のシート状に構成された左足クッション23が設けられている。左足載せ部21において貫通穴21Bを後方から区画する縦面には、スポンジ等の弾性材料によってシート状に構成された左足裏クッション24が設けられている。左足クッション23の個数および形状は、任意に設定できる。左足裏クッション24についても同様である。
右足載せ部22は、凹形状の上面22Aと、上面22Aの右端から右下方へ傾斜する右側面22R(図2参照)とを有する。上面22Aは、略U字状の横断面を有し、胸部載せ部11の上面11Aの右後端から連続して右後方へ延びている。上面22Aの後端部には、右足載せ部22を上下に貫通した貫通穴22Bが形成されている。右側面22Rは、胸部載せ部11の右側面11Rの後端から連続して下方へ広がりながら延びている。右側面22Rの右下縁22RA(図2参照)は、下肢載せ部12の右端部を構成する。上面22Aには、スポンジ等の弾性材料によって前後に長手のシート状に構成された右足クッション25が設けられている。右足載せ部22において貫通穴22Bを後方から区画する縦面には、スポンジ等の弾性材料によってシート状に構成された右足裏クッション26が設けられている。右足クッション25の個数および形状は、任意に設定できる。右足裏クッション26についても同様である。左足クッション23と右足クッション25とは左右対称に配置され、左足裏クッション24と右足裏クッション26とは左右対称に配置されている。
デッキ2は、胸部載せ部11よりも前方に配置されて操船者の頭部が載せられる頭部載せ部27をさらに有する。頭部載せ部27は、凹形状の上面27Aを有する。上面27Aは、略U字状の横断面を有し、胸部載せ部11の上面11Aの前端から連続して、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜している。上面27Aには、スポンジ等の弾性材料によってシート状に構成された頭部クッション28が設けられている。この実施形態の頭部クッション28は、左右対称で前方に向かうにつれて細くなる略三角形状の中央頭部クッション28Cと、中央頭部クッション28Cを挟んで左右対称に配置される左頭部クッション28Lおよび右頭部クッション28Rとを含む。頭部クッション28の個数および各頭部クッション28の形状は、任意に変更できる。
上肢載せ部13は、頭部載せ部27よりも左方に配置されて操船者の左腕が載せられる左腕載せ部29と、頭部載せ部27よりも右方に配置されて操船者の右腕が載せられる右腕載せ部30とを有する。上肢載せ部13は、平面視において前方へ向かうにつれて左右に広がるV字状に形成されている(図2参照)。そのため、胸部載せ部11から前方へ離れるにつれて、左腕載せ部29と右腕載せ部30との左右の間隔が広がっていて、左腕載せ部29および右腕載せ部30は、左右対称に構成されている。左腕載せ部29および右腕載せ部30は、胸部載せ部11から前方へ離れるにつれて、下方へ傾斜している(図3参照)。
左腕載せ部29は、左下方へ傾斜する左側面29Lと、左側面29Lの右端から右下方へ傾斜する右側面29R(図2参照)とを有する。左側面29Lは、胸部載せ部11の左側面11Lの前端から連続して左前方へ下降しながら延びている。左側面29Lと左側面11Lと左足載せ部21の左側面21Lとは、デッキ2における逆V字状の左側面2Lを構成している。左側面29Lの左下縁29LAは、デッキ2の左方の外縁、詳しくは上肢載せ部13の左端部を構成する。右側面29Rは、頭部載せ部27の上面27Aの左前端から連続して左前方へ下降しながら延びている。
右腕載せ部30は、右下方へ傾斜する右側面30Rと、右側面30Rの左端から左下方へ傾斜する左側面30Lとを有する。右側面30Rは、胸部載せ部11の右側面11Rの前端から連続して右前方へ下降しながら延びている。右側面30Rと右側面11Rと右足載せ部22の右側面22Rとは、デッキ2における逆V字状の右側面2Rを構成している。右側面30Rの右下縁30RAは、デッキ2の右方の外縁、詳しくは上肢載せ部13の右端部を構成する。左側面30Lは、頭部載せ部27の上面27Aの右前端から連続して右前方へ下降しながら延びている。
水中翼3は、前水中翼31と、前水中翼31よりも後方に配置された後水中翼32とを有する。前水中翼31は、左腕載せ部29の左下縁29LAと右腕載せ部30の右下縁30RAとをつないでいる。後水中翼32は、左足載せ部21の左下縁21LAと右足載せ部22の右下縁22RAとをつないでいる。
前水中翼31は、左腕載せ部29の左下縁29LAおよび右腕載せ部30の右下縁30RAのそれぞれから、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜している(図3参照)。前水中翼31は、左腕載せ部29の左下縁29LAから右下方へ延びてから右上方へ延びる左部分31Lと、右腕載せ部30の右下縁30RAから左下方へ延びてから左上方へ延びる右部分31Rとを有する(図4参照)。つまり、左部分31Lおよび右部分31Rのそれぞれは、V字状に形成されている。そして、左部分31Lの右端と右部分31Rの左端とが連結されているので、前水中翼31は、正面視または背面視においてW字状に形成されている(図4参照)。
後水中翼32は、左足載せ部21の左下縁21LAおよび右足載せ部22の右下縁22RAのそれぞれから、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜している(図3参照)。前水中翼31は、左足載せ部21の左下縁21LAから右下方へ延びてから右上方へ延びる左部分32Lと、右腕載せ部30の右下縁22RAから左下方へ延びてから左上方へ延びる右部分32Rとを有する(図4参照)。つまり、左部分32Lおよび右部分32Rのそれぞれは、V字状に形成されている。そして、左部分32Lの右端と右部分32Rの左端とが連結されているので、後水中翼32は、正面視または背面視においてW字状に形成されている(図4参照)。
水中翼船1の操船者には、年齢制限が設定されていないので、水中翼船1は、子供を含む幅広い年齢層のユーザを操船者の対象としている。そこで、水中翼3には、操船者の体格に応じて複数のサイズが存在する。各サイズの水中翼3は、道具を使わなくても、例えばスナップフィットによってデッキ2に対して着脱可能である。水中翼3は、デッキ2から取り外される際、左腕載せ部29の左下縁29LA、右腕載せ部30の右下縁30RA、左足載せ部21の左下縁21LAおよび右足載せ部22の右下縁22RAから分離する。
フロート4は、デッキ2の下部を構成する中央フロート4Cと、左腕載せ部29と前水中翼31の左部分31Lとの連結部を構成する左フロート4Lと、右腕載せ部30と前水中翼31の右部分31Rとの連結部を構成する右フロート4Rとを有する。中央フロート4Cは、下方へ凸湾曲した下面を有する中空体であって、胸部載せ部11および頭部載せ部27の下方に配置されている。左フロート4Lおよび右フロート4Rのそれぞれは、前後に延びる筒状の中空体であって、中央フロート4Cよりも前方において左右対称に配置されている。水中翼3がデッキ2から取り外される際、左フロート4Lおよび右フロート4Rは、水中翼3と一体となって取り外されてもよいし、デッキ2に固定されたままであってもよい。
補強部5は、中央フロート4Cから前下方へ延びて、前水中翼31における左部分31Lと右部分31Rとの連結部につながっている(図4参照)。
推進器6は、左右一対の推進器6Lおよび6Rを有する。推進器6Lおよび推進器6Rは、水中翼船1において常に水に浸かる位置に配置される。具体的に、推進器6Lは、後水中翼32の左部分32Lに取り付けられ、推進器6Rは、後水中翼32の右部分32Rに取り付けられている。推進器6Lおよび6Rのそれぞれは、前後に延びる筒状の筐体33と、筐体33内に配置されたインペラ34と、筐体33内に配置されてインペラ34を回転させる電動モータ35とを有する。筐体33の前面には、水を筐体33内に吸引するための吸引口33Aが形成され、筐体33の後面には、水を筐体33内に吸引された水を後方へ噴出するための噴出口33B(図4参照)が形成されている。電動モータ35が作動すると、インペラ34が回転する。これにより、推進器6では、周囲の水が筐体33内に吸引されて噴出口33Bから後方へ噴出されることにより、水中翼船1を前進させるためのジェット推進力が発生する。水中翼船1の最高速度に応じて、電動モータ35の最高出力は例えば1.5kW程度の低出力に設定されている。
水中翼船1は、電動モータ35を作動させるための電力を発生する電力発生部41をさらに含み、電力発生部41は、左右方向におけるデッキ2の中央領域2Cに内蔵されている(図2参照)。中央領域2Cは、平面視において胸部載せ部11と重なる位置である。電力発生部41の一例は、バッテリである。操船者等のユーザは、クッション15をデッキ2から取り外すことによって電力発生部41にアクセスし、電力発生部41を充電したり交換したりすることができる。デッキ2の表面に防水型のソケット(図示せず)が設けられ、このソケットに給電ケーブルを接続することによってデッキ2内の電力発生部41が充電されてもよい。
操作部7は、左腕載せ部29に設けられた左操作部7Lと、右腕載せ部30に設けられた右操作部7Rとを含む。左操作部7Lおよび右操作部7Rは、左右対称に配置されている。鉛直方向において、左操作部7Lは、左腕載せ部29の中央29Cよりも下方に設けられ、右操作部7Rは、右腕載せ部30の中央30Cよりも下方に設けられている(図4参照)。左操作部7Lおよび右操作部7Rのそれぞれは、左右方向におけるデッキ2の外方へ延びるグリップ42と、例えばグリップ42の前方に配置されたレバー43とを有する(図3参照)。
左操作部7Lは、左右一対の推進器6Lおよび6Rにおける第1の推進器に対応しており、右操作部7Rは、左右一対の推進器6Lおよび6Rにおける第2の推進器に対応している。この実施形態では、左右一対の推進器6Lおよび6Rのうち、推進器6Lが第1の推進器であり、推進器6Rが第2の推進器である。操船者は、左操作部7Lのグリップ42を握って左操作部7Lのレバー43を引くことによって推進器6Lに推進力を発生させることができ、このレバー43の引き具合を調整することによって、推進器6Lの推進力を調整することができる。操船者は、右操作部7Rのグリップ42を握って右操作部7Rのレバー43を引くことによって推進器6Rに推進力を発生させることができ、このレバー43の引き具合を調整することによって、推進器6Rの推進力を調整することができる。この実施形態とは逆の構成として、推進器6Rが第1の推進器であり、推進器6Lが第2の推進器であってもよい。その場合には、操船者による左操作部7Lの操作によって、推進器6Rの推進力が調整され、操船者による右操作部7Rの操作によって、推進器6Lの推進力が調整される。
図5は、操船者の乗降時における水中翼船1の左側面図である。水中翼船1では、浮力を発生するフロート4が前寄りに配置されて、比較的重い推進器6が後寄りに配置されている。そのため、水面Wで停止しているときの水中翼船1の姿勢は、下肢載せ部12が水面Wよりも下方に位置して上肢載せ部13が水面Wよりも上方に位置するように、後ろ下がりになっている。操船者Dは、上半身が水面Wよりも上方に位置して下半身が水面Wよりも下方に位置するように腹臥位で水中翼船1のデッキ2に乗る。操船者Dが左手LHで左操作部7Lを操作して推進器6Lに推進力を発生させ、右手RH(後述する図8参照)で右操作部7Rを操作して推進器6Rに推進力を発生させると、水中翼船1が前進する。これにより、前水中翼31および後水中翼32が揚力を発生させるので、操船者Dを乗せたデッキ2の全体が、図6に示すように水面Wから浮上する。水中翼船1の航走中に前水中翼31および後水中翼32とともに水に浸かる補強部5の幅は、前方に向かうにつれて狭くなっている。具体的には、補強部5の水平断面は、翼形状となっている。これにより、水に対する補強部5の抵抗が少なくなる。
図7は、操船者Dの操船により航走している水中翼船1の斜視図である。図8は、操船者Dの操船により航走している水中翼船1の平面図である。操船中の操船者Dは、腹臥位でデッキ2に乗っていて、自身の胸部Cおよび腹部Aを胸部載せ部11に載せ、自身の下肢Lを下肢載せ部12に載せ、自身の上肢Uを上肢載せ部13に載せている。胸部載せ部11における凹形状の上面11Aは、胸部Cおよび腹部Aの少なくとも一部に沿っている。上面11Aに設けられた胸部クッション15Aが胸部Cを下方から支え、上面11Aに設けられた腹部クッション15Bが腹部Aを下方から支えている。
操船者Dは、下肢Lにおける左足LFを左足載せ部21に載せ、左足LFのつま先を左足載せ部21の後端部の貫通穴21Bに差し込んでいる。左足載せ部21における凹形状の上面21Aは、左足LFの少なくとも一部に沿っている。上面21Aに設けられた左足クッション23が左足LFを下方から支え、貫通穴21Bに設けられた左足裏クッション24が左足LFの足裏を後方から支えている。操船者Dは、下肢Lにおける右足RFを右足載せ部22に載せ、右足RFのつま先を右足載せ部22の後端部の貫通穴22Bに差し込んでいる。右足載せ部22における凹形状の上面22Aは、右足RFの少なくとも一部に沿っている。上面22Aに設けられた右足クッション25が右足RFを下方から支え、貫通穴22Bに設けられた右足裏クッション26が右足RFの足裏を後方から支えている。足の長い操船者Dは、左足LFの膝頭を左足載せ部21の貫通穴21Bに嵌めて、右足RFの膝頭を右足載せ部22の貫通穴22Bに嵌めて、左足LFおよび右足RFの脛部をデッキ2よりも後方へはみ出して操船してもよい。
操船者Dは、上肢Uにおける左腕LAの少なくとも付け根を左腕載せ部29の左側面29Lに載せた状態で、左腕LAの肘を左側面29Lよりも左方にはみ出し、左手LHを左腕載せ部29の下方に配置して左手LHで左操作部7Lを操作する。左側面29Lは、左腕LAの少なくとも一部(この実施形態では左腕LAの付け根)に沿っている。
操船者Dは、上肢Uにおける右腕RAの少なくとも付け根を右腕載せ部30の右側面30Rに載せた状態で、右腕RAの肘を右側面30Rよりも右方にはみ出し、右手RHを右腕載せ部30の下方に配置して右手RHで右操作部7Rを操作する。右側面30Rは、右腕RAの少なくとも一部(この実施形態では右腕RAの付け根)に沿っている。
操船者Dは、自身の頭部Hを頭部載せ部27に載せてもよい。その場合、頭部載せ部27における凹形状の上面27Aは、頭部Hの少なくとも一部(例えば顎や頬)に沿い、上面27Aにおける各頭部クッション28が頭部Hを下方から支える。操船者Dは、頭部Hを頭部載せ部27から浮かせた状態で操船してもよい。いずれにせよ、頭部Hの向き、つまり操船者Dの視線の向きは、水中翼船1の進行方向と一致している。
以上の通り、この実施形態の構成によれば、操船者Dは、胸部載せ部11に胸部Cを載せ、かつ下肢載せ部12に下肢Lを載せることによって、水中翼船1のデッキ2に腹臥位で乗る。したがって、操船者Dの目線が前方の水面Wに近いので、操船者Dは、自身と水面Wとの速度差を体感しやすい(図6参照)。これにより、推進器6の出力が制限される等によって水中翼船1が高速で航走できなくても、操船者Dに速度感を与えることができる。また、操船者Dは、操作部7を操作して推進器6の推進力を調整することによって、速度をコントロールすることができる。
この実施形態において、胸部載せ部11は、操船者Dの胸部Cの少なくとも一部に沿った形状を有し、下肢載せ部12は、操船者Dの下肢Lの少なくとも一部に沿った形状を有する。この構成によれば、胸部載せ部11に載った胸部Cの位置と、下肢載せ部12に載った下肢Lの位置とが安定するので、操船者Dは、安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、下肢載せ部12は、操船者Dの左足LFが載せられる左足載せ部21と、左足載せ部21よりも右方に配置されて操船者Dの右足RFが載せられる右足載せ部22とを有する。この構成によれば、操船者Dは、左足LFを左足載せ部21に載せて右足RFを右足載せ部22に載せることによって安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、胸部載せ部11から後方へ離れるにつれて、左足載せ部21と右足載せ部22との左右の間隔が広がっている。この構成によれば、操船者Dは、左右の足を左右に広げた姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、左足載せ部21および右足載せ部22は、左右対称に構成されている。この構成によれば、操船者Dは、左右の足を左右対称に広げることによって安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、胸部載せ部11の上面11Aは、凹形状を有し、下肢載せ部12において、左足載せ部21の上面21Aおよび右足載せ部22の上面22Aは、凹形状を有する。この構成によれば、胸部Cが胸部載せ部11における凹形状の上面11Aに載る。また、左足LFが左足載せ部21における凹形状の上面21Aに載ったり、右足RFが右足載せ部22における凹形状の上面22Aに載ったりする。これにより、操船者Dの姿勢が安定する。これにより、操船者Dは、安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。操船者Dの姿勢が安定するのであれば、胸部載せ部11の上面11A、左足載せ部21の上面21Aおよび右足載せ部22の上面22Aの全てに凹形状が設けられなくてもよい。
この実施形態において、胸部載せ部11の上面11Aは、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜している。この構成によれば、胸部載せ部11の上面11Aに胸部Cを載せた操船者Dは、前のめりにならない安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる(図6参照)。
この実施形態において、操船者Dは、上肢Uを上肢載せ部13に載せることによって左腕LAおよび右腕RAを前方に伸ばした姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、上肢載せ部13は、操船者Dの上肢Uの少なくとも一部に沿った形状を有する。この構成によれば、上肢載せ部13に載った上肢Uの位置が安定するので、操船者Dは、安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、頭部載せ部27の上面27Aは、凹形状を有する。この構成によれば、操船者Dの頭部Hが上肢載せ部13における凹形状の上面27Aに載ることによって、操船者Dの姿勢が安定する。これにより、操船者Dは、安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、上肢載せ部13は、操船者Dの左腕LAが載せられる左腕載せ部29と、左腕載せ部29よりも右方に配置されて操船者Dの右腕RAが載せられる右腕載せ部30とを有する。この構成によれば、操船者Dは、左腕LAを左腕載せ部29に載せて右腕RAを右腕載せ部30に載せることによって左右の腕を前方に伸ばした姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、胸部載せ部11から前方へ離れるにつれて、左腕載せ部29と右腕載せ部30との左右の間隔が広がっている。この構成によれば、操船者Dは、左右の腕を前方に伸ばして左右に広げた姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、左腕載せ部29および右腕載せ部30は、左右対称に構成されている。この構成によれば、操船者Dは、左右の腕を左右対称に広げることによって安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、左腕載せ部29の左側面29Lが、操船者Dの左腕LAの少なくとも一部に沿った形状を有し、右腕載せ部30の右側面30Rが、操船者Dの右腕RAの少なくとも一部に沿った形状を有する。この構成によれば、左腕載せ部29に載った左腕LAの位置と、右腕載せ部30に載った右腕RAの位置とが安定するので、操船者Dは、安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、操船者Dは、左手LHによる左操作部7Lの操作および右手RHによる右操作部7Rの操作の少なくともいずれかにより推進器6の推進力を調整することによって、速度をコントロールすることができる。
この実施形態において、鉛直方向において、左操作部7Lは、左腕載せ部29の中央29Cよりも下方に設けられ、右操作部7Rは、右腕載せ部30の中央30Cよりも下方に設けられている。この構成によれば、左操作部7Lおよび右操作部7Rを操船者Dの視線よりも下方に配置することができる。この場合、左操作部7Lおよび右操作部7Rが操船者Dの視界に入りにくくなるので、操船者Dは、自身と水面Wとの速度差を一層体感しやすくなる。これにより、操船者Dに速度感を一層与えることができる。
この実施形態において、左操作部7Lおよび右操作部7Rは、左右対称に配置されている。この構成によれば、左操作部7Lおよび右操作部7Rをそれぞれ操作する操船者Dの左手LHおよび右手RHが左右対称に配置されるので、操船者Dは、安定した姿勢で水中翼船1に乗って、速度を感じたり、速度をコントロールしたりすることができる。
この実施形態において、操船者Dによる左操作部7Lの操作によって、左右一対の推進器6L,6Rにおける第1の推進器6の推進力が調整され、操船者Dによる右操作部7Rの操作によって、左右一対の推進器6L,6Rにおける第2の推進器6の推進力が調整される。この構成によれば、操船者Dは、左操作部7Lおよび右操作部7Rを操作して第1の推進器6および第2の推進器6のそれぞれの推進力を調整することによって、速度や姿勢をコントロールすることができる。さらに、操船者Dは、左操作部7Lおよび右操作部7Rの少なくともいずれかを操作して第1の推進器6の推進力と第2の推進器6の推進力とを異ならせることによって、水中翼船1を左右に旋回させることができる。
この実施形態において、水中翼3の前水中翼31は、後方へ向かうにつれてデッキ2の外縁から下方へ傾斜している。この構成によれば、前水中翼31が前方へ延びる場合と比べて水中翼船1を前後方向にコンパクトにしつつ、操船者Dに速度感を与えることができて操船者Dが速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
この実施形態において、前水中翼31は、左右方向における上肢載せ部13の端部から、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜している。この構成によれば、前水中翼31が上肢載せ部13の端部から前方へ延びる場合と比べて水中翼船1を前後方向にコンパクトにしつつ、操船者Dに速度感を与えることができて操船者Dが速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
この実施形態において、左腕載せ部29および右腕載せ部30は、胸部載せ部11から前方へ離れるにつれて、下方へ傾斜している。前水中翼31は、左腕載せ部29の左下縁29LAと右腕載せ部30の右下縁30RAとをつないでいる。この構成によれば、左腕載せ部29に載った左腕LAと右腕載せ部30に載った右腕RAとを操船者Dの視線よりも下方に配置することができる。この場合、操船者Dは、自身の左腕LAおよび右腕RAが視界に入りにくくなることによって、自身と水面Wとの速度差を一層体感しやすくなる。これにより、操船者Dに速度感を一層与えることができる。また、水中翼3が左腕載せ部29の左下縁29LAと右腕載せ部30の右下縁30RAとをつなぐことによって、これらの腕載せ部を補強することができる。
この実施形態において、前水中翼31は、左腕載せ部29の左下縁29LAから右下方へ延びてから右上方へ延びる左部分31Lと、右腕載せ部30の右下縁30RAから左下方へ延びてから左上方へ延びる右部分31Rとを有する。この構成によれば、左部分31Lおよび右部分31RのそれぞれはV字状に形成され、左右に並ぶこれらの部分を有する前水中翼31は、水中翼船1の姿勢を安定させるために寄与する。これにより、水中翼船1の安定した航走を実現しつつ、操船者Dに速度感を与えることができて操船者Dが速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
この実施形態において、デッキ2から下方へ延びて前水中翼31につながる補強部5によって、デッキ2および前水中翼31を補強しつつ、操船者Dに速度感を与えることができて操船者Dが速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
この実施形態において、水中翼3は、前水中翼31よりも後方に配置される後水中翼32を含む。この構成によれば、前後に並ぶ前水中翼31および後水中翼32によって水中翼船1の安定した航走を実現しつつ、操船者Dに速度感を与えることができて操船者Dが速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
この実施形態において、推進器6が水中翼3に設けられるので、ブラケット等の保持部材を別途用いなくても、推進翼6を水没する位置に配置できる。特に、推進器6が後水中翼32に取り付けられると、推進器6が発生する推進力により後方へ押し出される水が、前水中翼31および後水中翼32の周囲の水流を攪乱しにくいので、前水中翼31および後水中翼32の機能が妨げられない。
この実施形態において、水中翼3は、デッキ2に対して着脱可能である。この構成によれば、例えば複数のサイズの水中翼3を準備して、操船者Dの体格に応じて水中翼3を交換することによって、様々な体格の操船者Dが水中翼船1を操船することができる。また、水中翼3をデッキ2から取り外して水中翼船1を分解することによって、水中翼船1をコンパクトに収納することができる。
この実施形態において、推進器6の電動モータ35を作動させるための電力を発生する電力発生部41は、左右方向におけるデッキ2の中央領域2Cに設けられている。この構成によれば、電力発生部41を水中翼船1の重心G(図2参照)に近付くように配置できるので、水中翼船1の運動性能の向上を図りつつ、操船者Dに速度感を与えることができて操船者Dが速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
この実施形態において、水中翼船1は、デッキ2および水中翼3に設けられたフロート4をさらに含む。この構成によれば、静止中の水中翼船1がフロート4によって浮くので、操船者Dは静止中の水中翼船1に容易に乗り降りすることができる。これにより、操船者Dの容易な乗り降りを実現しつつ、操船者Dに速度感を与えることができて操船者Dが速度をコントロールすることができる構成を達成できる。
以上、この発明の一実施形態について説明してきたが、この発明は、以下に例示的に説明するとおり、さらに他の形態で実施することもできる。
(1)前述の実施形態では、操船者は、左操作部7Lおよび右操作部7Rのそれぞれのレバー43の引き具合を調整して推進器6L,6Rの推進力に差をつけることによって、水中翼船1を旋回させて進行方向を変更することができる。この場合、左操作部7Lおよび右操作部7Rのそれぞれのレバー43がアクセルレバーである。これに代え、左操作部7Lおよび右操作部7Rの一方のレバー43が推進器6L,6Rの両方の推進力を一律に変更するためのアクセルレバーであってもよい。その場合、操船者は、左操作部7Lおよび右操作部7Rの一方または他方のグリップ42を回動させ、その回動角度に応じて推進器6L,6Rの推進力に差をつけることができてもよい。また、操作部7が例えば1つのジョイスティックによって構成されて、操船者が左手LHまたは右手RHでジョイスティックを操作することによって、水中翼船1を進行方向や速度を変更できてもよい。さらに、操作部7は、左手LHや右手RHでなく、左足LFや右足RFで操作できてもよい。
(2)操船者Dが腹臥位で操船できるのであれば、水中翼船1における各部の構成は適宜変更できる。例えば、下肢載せ部12において、左足載せ部21と右足載せ部22とは後方へ向けて平行に延びるように構成されてもよい。さらに、下肢載せ部12は、左足載せ部21と右足載せ部22とに分かれておらず、胸部載せ部11から後方へ直線状に延びていてもよい。その場合には、デッキ2は、平面視でY字状に形成され、操船者Dは、左右の足を閉じた状態で下肢載せ部12に載せて操船する。
(3)上肢載せ部13において、左腕載せ部29と右腕載せ部30とは前方へ向けて平行に延びるように構成されてもよい。さらに、上肢載せ部13は、左腕載せ部29と右腕載せ部30に分かれておらず、胸部載せ部11から前方へ直線状に延びていてもよい。その場合には、デッキ2は、平面視で逆Y字状に形成され、操船者Dは、左右の腕を閉じた状態で上肢載せ部13に載せて操船する。さらに下肢載せ部12が左足載せ部21と右足載せ部22とに分かれていない場合には、デッキ2は、平面視でI字状に形成され、操船者Dは、左右の腕および左右の足を閉じた状態で操船する。
(4)フロート4は、デッキ2や前水中翼31でなく、水中翼船1における他の位置(例えば後水中翼32)に取り付けられてもよい。
(5)推進器6は、後水中翼32でなく、水中翼船1における他の位置(例えば前水中翼31やデッキ2)に取り付けられてもよい。推進器6は、ジェット推進器でなく、インペラ34の代わりに筐体33の外に配置したプロペラ(図示せず)の回転によって推進力を発生してもよい。推進器6は、電動モータ35の代わりに、内燃機関の駆動力によってインペラ34やプロペラを回転させてもよい。
(6)以上で説明した様々な特徴は、適宜組み合わされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:水中翼船、2:デッキ、2C:中央領域、3:水中翼、4:フロート、5:補強部、6:推進器、6L:推進器、6R:推進器、7:操作部、7L:左操作部、7R:右操作部、11:胸部載せ部、11A:上面、12:下肢載せ部、13:上肢載せ部、21:左足載せ部、21A:上面、22:右足載せ部、22A:上面、27:頭部載せ部、27A:上面、29:左腕載せ部、29C:中央、29LA:左下縁、30:右腕載せ部、30C:中央、30RA:右下縁、31:前水中翼、31L:左部分、31R:右部分、32:後水中翼、35:電動モータ、41:電力発生部、C:胸部、D:操船者、L:下肢、LA:左腕、LF:左足、RA:右腕、RF:右足、U:上肢

Claims (29)

  1. 操船者の胸部が載せられる胸部載せ部と、前記胸部載せ部よりも後方に配置されて操船者の下肢が載せられる下肢載せ部とを有し、操船者が腹臥位で乗ることができるように構成されたデッキと、
    前記デッキの下方に設けられた水中翼と、
    推進力を発生させる推進器と、
    前記推進器の推進力を調整するために操船者によって操作される操作部と、
    を含む、水中翼船。
  2. 前記胸部載せ部は、操船者の胸部の少なくとも一部に沿った形状を有し、前記下肢載せ部は、操船者の下肢の少なくとも一部に沿った形状を有する、請求項1に記載の水中翼船。
  3. 前記胸部載せ部および前記下肢載せ部の少なくともいずれかの上面は、凹形状を有する、請求項2に記載の水中翼船。
  4. 前記胸部載せ部の上面は、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の水中翼船。
  5. 前記デッキは、前記胸部載せ部よりも前方に配置されて操船者の上肢が載せられる上肢載せ部をさらに有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の水中翼船。
  6. 前記上肢載せ部は、操船者の上肢の少なくとも一部に沿った形状を有する、請求項5に記載の水中翼船。
  7. 前記デッキは、前記胸部載せ部よりも前方に配置されて操船者の頭部が載せられる頭部載せ部をさらに有し、
    前記頭部載せ部の上面は、凹形状を有する、請求項5または6に記載の水中翼船。
  8. 前記上肢載せ部は、操船者の左腕が載せられる左腕載せ部と、前記左腕載せ部よりも右方に配置されて操船者の右腕が載せられる右腕載せ部とを有する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の水中翼船。
  9. 前記胸部載せ部から前方へ離れるにつれて、前記左腕載せ部と前記右腕載せ部との左右の間隔が広がっている、請求項8に記載の水中翼船。
  10. 前記左腕載せ部および前記右腕載せ部は、左右対称に構成されている、請求項9に記載の水中翼船。
  11. 前記下肢載せ部は、操船者の左足が載せられる左足載せ部と、前記左足載せ部よりも右方に配置されて操船者の右足が載せられる右足載せ部とを有する、請求項8〜10のいずれか一項に記載の水中翼船。
  12. 前記胸部載せ部から後方へ離れるにつれて、前記左足載せ部と前記右足載せ部との左右の間隔が広がっている、請求項11に記載の水中翼船。
  13. 前記左足載せ部および前記右足載せ部は、左右対称に構成されている、請求項12に記載の水中翼船。
  14. 前記操作部は、前記左腕載せ部に設けられた左操作部と、前記右腕載せ部に設けられた右操作部とを含む、請求項8〜13のいずれか一項に記載の水中翼船。
  15. 鉛直方向において、前記左操作部は、前記左腕載せ部の中央よりも下方に設けられ、前記右操作部は、前記右腕載せ部の中央よりも下方に設けられている、請求項14に記載の水中翼船。
  16. 前記左操作部および前記右操作部は、左右対称に配置されている、請求項14または15に記載の水中翼船。
  17. 前記推進器は、左右一対の推進器を有し、
    操船者による前記左操作部の操作によって、前記左右一対の推進器における第1の推進器の推進力が調整され、操船者による前記右操作部の操作によって、前記左右一対の推進器における第2の推進器の推進力が調整される、請求項14〜16のいずれか一項に記載の水中翼船。
  18. 前記水中翼は、後方へ向かうにつれて前記デッキの外縁から下方へ傾斜する前水中翼を有する、請求項8〜17のいずれか一項に記載の水中翼船。
  19. 前記前水中翼は、左右方向における前記上肢載せ部の端部から、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜している、請求項18に記載の水中翼船。
  20. 前記左腕載せ部および前記右腕載せ部は、前記胸部載せ部から前方へ離れるにつれて、下方へ傾斜しており、
    前記前水中翼は、前記左腕載せ部の左下縁と前記右腕載せ部の右下縁とをつないでいる、請求項19に記載の水中翼船。
  21. 前記前水中翼は、前記左腕載せ部の左下縁から右下方へ延びてから右上方へ延びる左部分と、前記右腕載せ部の右下縁から左下方へ延びてから左上方へ延びる右部分とを有する、請求項20に記載の水中翼船。
  22. 前記デッキから下方へ延びて前記前水中翼につながる補強部をさらに含む、請求項18〜21のいずれか一項に記載の水中翼船。
  23. 前記水中翼は、前記前水中翼よりも後方に配置される後水中翼を含む、請求項18〜22のいずれか一項に記載の水中翼船。
  24. 前記推進器は、前記水中翼に設けられている、請求項23に記載の水中翼船。
  25. 前記推進器は、前記後水中翼に取り付けられている、請求項24に記載の水中翼船。
  26. 前記水中翼は、前記デッキに対して着脱可能である、請求項1〜25のいずれか一項に記載の水中翼船。
  27. 前記推進器は、電動モータを有し、
    前記デッキに設けられ、前記電動モータを作動させるための電力を発生する電力発生部をさらに含む、請求項1〜26のいずれか一項に記載の水中翼船。
  28. 前記電力発生部は、左右方向における前記デッキの中央領域に設けられている、請求項27に記載の水中翼船。
  29. 前記デッキおよび前記水中翼の少なくともいずれかに設けられたフロートをさらに含む、請求項1〜28のいずれか一項に記載の水中翼船。
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